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【発明の名称】 ネイルプッシャーを備えたエアードライバー
【発明者】 【氏名】温萬福

【要約】 【課題】ネイルプッシャーを装備した一種のエアードライバーを提供する。

【構成】ドライバー本体の内部は高圧エアの駆動によって下降釘打ち動作及び上昇回帰動作を行う一つの釘打ちピストン、ネイルプッシャーのネイルプッシュピストンのネイルプッシュシリンダー室と連通している一つのネイルプッシュエア通路、縦型ホール及び横型ホールを有する一つのエアーリングを含む。釘打ちピストンが下降釘打ち動作を行った後、縦型ホールは高圧エアを釘打ちピストンに導き、高圧エアの駆動によりピストンは上昇回帰動作を行う。横型ホールは釘打ちピストンが下降釘打ち動作を行った時、高圧エアはネイルプッシュエア通路を通じてネイルプッシュシリンダー室に取り込まれ、高圧エアの駆動によりネイルプッシュピストンが移動して釘をキャッチし、釘打ちピストンが上昇回帰した時、ネイルプッシュエア通路は開放され、ネイルプッシュシリンダー室内の高圧エアを迅速に放出し、ネイルプッシュピストンは回帰してネイルプッシュを行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネイルプッシャーを装備した一種のエアードライバー、以下の部品を含む。
一つのドライバー本体、その内部は高圧エアの駆動によって下降釘打ち動作及び上昇回帰動作を行う一つの釘打ちピストンが設けられ、さらにドライバー本体には一つのネイルプッシュエア通路が形成されている。
一つのネイルプッシャー、ネイルプッシュエア通路の片側と一つのキャニスターの間に配置され、ネイルプッシュエア通路と連通するネイルプッシュシリンダー室を有し、しかもネイルプッシュシリンダー室の内側にはネイルプッシュバネによって駆動される一つのネイルプッシュピストンが設けられている。
一つのエアーリング、ネイルプッシュエア通路のもう片方のドライバー本体の内壁に固定または一体成型されており、少なくとも一つの縦型ホール及び横型ホールを有している。釘打ちピストンが下降釘打ち動作を行った後、縦型ホールは高圧エアを釘打ちピストンに導き、高圧エアの駆動によりピストンは上昇回帰動作を行う。
横型ホールは釘打ちピストンが下降釘打ち動作を行った時、ネイルプッシュエア通路より高圧エアをネイルプッシュシリンダー室に取り込み、高圧エアの駆動によりネイルプッシュピストンが移動して釘をキャッチし、釘打ちピストンが上昇回帰した時、ネイルプッシュエア通路は開放されネイルプッシュシリンダー室内の高圧エアを放出し、ネイルプッシュピストンは回帰してネイルプッシュを行う。
【請求項2】
請求項1におけるネイルプッシャーを装備したエアードライバーのドライバー本体の内側には高圧エアを集結するための主要エアチャンバーが形成され、しかもドライバー本体の内側には釘打ちピストンを設置できる可動式シリンダー、シリンダーの外周には可動式スライダー弁がそれぞれ設けられている。ドライバー本体の内側はシリンダーによって主要エアチャンバーと連通する第一エアチャンバー及び第二エアチャンバーに仕切られ、さらにスライダー弁によってドライバー本体の内側にエアチャンバーと連通する第三エアチャンバー及び第四エアチャンバーが形成されている。そして、エアーリングは第四チャンバーのドライバー本体の内壁に設置されている。
【請求項3】
請求項2におけるネイルプッシャーを装備したエアードライバーのシリンダーは釘打ちピストンによって高圧エアを集結するための最上層チャンバー及び一底層チャンバーに仕切られ、シリンダーには複数の中層バルブ穴が形成されている。さらにスライダー弁には少なくとも一つのセンターバルブが設けられ、横型ホールは中層バルブ穴及びセンターバルブのバルブ穴を経由して、最上層チャンバー内の高圧エアをネイルプッシュシリンダー室の中に導入している。
【請求項4】
請求項2におけるネイルプッシャーを装備したエアードライバーのスライダー弁には最低一つのチェック・バルブ及び一つのセンターバルブが設けられ、スライダー弁とシリンダーの間にはチェック・バルブとセンターバルブを連通する一つの環状槽が形成されている。横型ホールはセンターバルブのバルブ穴、環状槽及びチェック・バルブを経由してネイルプッシュエア通路及びネイルプッシュシリンダー室の中の高圧エアを放出している。
【請求項5】
請求項1あるいは請求項2におけるネイルプッシャーを装備したエアードライバーのエアーリングの内壁または内壁及び外壁にはそれぞれ複数の密閉パッドが設けられている。
【請求項6】
請求項1におけるネイルプッシャーを装備したエアードライバーのネイルプッシュシリンダー室の壁面あるいはネイルプッシュピストンには外部大気に通じる排気穴が設けられており、排気穴の穴径断面面積はネイルプッシュエア通路の通気断面面積よりもはるかに小さくなっている。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明はドライバー本体の内側に一つのエアーリングを設置し、高圧エアによってネイルプッシャー内のネイルプッシュピストンを制御する技術を取り入れた一種のネイルプッシャーを装備したエアードライバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
エアードライバーはドライバーの後方から高圧エアを導入することで釘打ち動作を行うエア駆動手工具であり、木工の釘打ち作業によく使用されている。従来の釘打機はいずれも一つのシリンダーを有し、シリンダーの内側にはシリンダーを最上層チャンバー及び底層チャンバーに区切るための釘打ちピストンが設置されている。さらにドライバー本体には釘打ち操作を行うためのトリガーが設けられ、トリガーを引くと、高圧エアは最上層チャンバーの内側に導入されて釘打ちピストンを下降させ、釘打ち動作を行わせる。トリガーを放すと、高圧エアは最上層チャンバーから放出されてシリンダーの底層チャンバーに進入し、釘打ちピストンを上昇回帰させる。
【0003】
また、既存の技術を利用したキャニスター(Canister)を装備した釘打機は、そのキャニスターの内側にはチェーン形式の複数の釘が収納され、キャニスターの側には一つのネイルプッシャー(Nail Pusher)が設置され、それはシリンダー室に一つのネイルプッシュピストンを内蔵した一つのネイルプッシュシリンダー及び及びピストンを駆動するための一つのバネによって構成されている。この種の釘打機のドライバー本体の内部には一つのネイルプッシュエア通路及び一つのエア集結チャンバー(またはリターンチャンバーと称する)が設けられ、ネイルプッシュエア通路はエア集結チャンバー及びネイルプッシュシリンダー室と連通している。エア集結チャンバーは釘打ちピストンが下降して釘打ち動作を行った時の最上層チャンバーから導入された高圧エアを集結し、ネイルプッシュエア通路を通じて高圧エアをネイルプッシュシリンダー室に送り込み、その高圧エアの働きにより、ネイルプッシュピストンは移動して釘キャッチ動作を行う。さらに、エア集結チャンバー内の高圧エアによってピストンが上昇回帰すると、ネイルプッシュエア通路、ネイルプッシュシリンダー室及びエア集結チャンバー内の高圧エアは放出され、ネイルプッシュピストンはバネに押されて元の位置に戻り、ネイルプッシュ動作を行う。
【0004】
しかし、上述のようなネイルプッシュエア通路とエア集結チャンバーの連結構造は理想的な高圧エア集結効果を得ることがでない。何故なら、エア集結チャンバーは釘打ちピストンが下降して釘打ち動作を行った時にしか高圧エアを蓄積することができないため、その限られた高圧エアは釘打ちピストン上昇回帰及びネイルプッシュピストンの移動、釘キャッチ動作を行うには不充分であり、特に連続打ちの操作過程において、ネイルプッシュピストンの移動、釘キャッチ動作に遅延または不安定な動作が生じ易く、連続打ちのスピード及び収率に影響すると思われる。
【0005】
以上の問題点を克服するため、一部の業者はエア集結チャンバーの拡張により高圧エアの蓄積量アップを試みたが、理想的な效果を得ることはできなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は釘打ちピストンが下降して釘打ち動作を行った時、ネイルプッシュピストンが迅速に釘キャッチ動作を行えるように継続的に恒圧の高圧エアをネイルプッシャーに導入するとともに、釘打ちピストンが上昇回帰した時、ネイルプッシュピストンが迅速に復元してネイルプッシュを行えるように、高圧エアがネイルプッシャーに進入するを阻止し、ネイルネイルプッシャーの高圧エアを放出するという仕組みを採用した一種のネイルプッシャー付きエアードライバーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明はネイルプッシャー付きエアードライバーのドライバー本体の内側に設置された一つのエアーリングを含み、
ドライバー本体の内側には高圧エアの駆動により下降釘打ち動作及び上昇回帰動作を行うための釘打ちピストンが設けられ、ドライバー本体の内側には一つのネイルプッシュエア通路が形成されている。
そのネイルプッシャーはネイルプッシュエア通路の片側と一つのキャニスターの間に設置され、ネイルプッシュシリンダーを備えたシリンダー室を有し、ネイルプッシュエア通路と互いに連通している。そのネイルプッシュシリンダー室の内側には一つのネイルプッシュピストンが設けられ、それは一つのネイルプッシュバネによって抵触されている。
【0008】
エアーリングはネイルプッシュエア通路のもう片方のドライバー本体の内壁に密着した状態で装着する、もしくは一体成型方式を採ることができる。さらに、エアーリングには少なくとも一つの縦型ホールと横型ホールが形成されている。
縦型ホールは釘打ちピストンが下降して釘打ち動作を行った後、一定の恆圧をもった高圧エアを釘打ちピストンに導き、釘打ちピストンを上昇回帰させる。
横型ホールは釘打ちピストンが下降して釘打ち動作を行った時、ネイルプッシュエア通路を通じて恆圧を保持した高圧エアをネイルプッシュシリンダー室へと迅速に導き、ネイルプッシュピストンに釘キャッチ動作を行わせるほか、釘打ちピストンが上昇回帰した時、ネイルプッシュエア通路及びネイルプッシュシリンダー室の高圧エアを直ちに放出し、ネイルプッシュピストンを元の位置に回帰させてネイルプッシュを行わせるという役割も果たしている。
また、本発明におけるネイルプッシュシリンダー若しくはネイルプッシュピストンに外部大気に通じる排気穴を設けることで、釘打ちピストンが上昇回帰した時にネイルプッシュシリンダー室の高圧エアの排出を助け、ネイルプッシュピストンの回帰動作及びネイルプッシュの速度を上げることができる。また、ネイルプッシュシリンダー室に高圧エアが継続的に導入され、ネイルプッシュピストンが釘キャッチ動作を行った時の高圧エアの漏れを防ぐするため、排気穴の穴径断面面積はネイルプッシュエア通路の通気断面面積よりもはるかに小さいものとする。
【発明の効果】
【0009】
本発明は連続打ちの操作過程におけるネイルプッシュピストンの釘キャッチ動作及びネイルプッシュの速度及び安定性を大幅に向上させ、既存技術による問題点を克服できるものとなっている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は本発明におけるネイルプッシャー付きエアードライバーの断面イメージ図であり、本発明における必要な構成が示されている。それは以下の構成部品を含む。
【0011】
一つのドライバー本体1、その内部は高圧エアの駆動によって下降釘打ち動作及び上昇回帰動作を行う一つの釘打ちピストン2が設けられ、さらにドライバー本体1には一つのネイルプッシュエア通路10が形成されている。
一つのネイルプッシャー3、ネイルプッシュエア通路10の片側と一つのキャニスター4の間に配置され、ネイルプッシュエア通路10と連通するネイルプッシュシリンダー室30を有し(図6を参照)、しかもネイルプッシュシリンダー室30の内側にはネイルプッシュバネ31によって駆動される一つのネイルプッシュピストン32が設けられている。
【0012】
一つのエアーリング5(図2を参照)、リングの本体には少なくとも一つの縦型ホール51及び横型ホール52が形成されている。エアーリング5は密着固定(図3を参照)若しくはネイルプッシュエア通路10の片方のドライバー本体1の内壁に一体成型(図4を参照)することができる。エアーリング5を密着固定あるいはドライバー本体1の内壁から一体成型したいずれの場合にも、エアーリング5の内壁及び外壁にはそれぞれ複数の密閉パッド53、54(図3を参照)が設けられている。内壁に装着された密閉パッド53はドライバー本体の中の部品(詳細は後述にて)と外壁の間の気密性を確保する役割をもち、外壁に装着された密閉パッド54は横型ホール52とネイルプッシュエア通路10の連通位置の気密性を確保できる。また、エアーリング50の設置方法としてドライバー本体1の内壁からの一体成型方式を採用した場合、密閉パッド54の設置を省略することができる。
【0013】
本発明を具体的に実施するため、上述のドライバー本体1の内側には外部から高圧エアを継続的に集結し、恒圧を維持するための主要エアチャンバー11が形成されており (図1、図5を参照)、主要エアチャンバー11の片側には釘打ち制御を行うためのトリガー12が設けられ、そのトリガーバルブ121は主要エアチャンバー11の内側に設けられている。トリガーバルブ121は主要エアチャンバー11とエア通路13の間の開閉制御を行うことができる。
本発明におけるドライバー本体1の内側には可動式シリンダー6及びスライダー弁7を設置することができる(図1を参照)。
【0014】
その可動式シリンダー6の内側には上述の釘打ちピストン2が設置されており、シリンダー6を釘打ちピストン2の上方に位置する最上層チャンバー60及び釘打ちピストン2の下方に位置する底層チャンバー61に区切ることができる(図6を参照)。さらにシリンダー6の最上部に形成された一つのヘッド弁62はドライバー本体の内側の環状固定バルブ14の最上部に近接しており、この構造により、シリンダー6はドライバー本体1の内側を主要エアチャンバー11と連通する第一チャンバー63及び第二チャンバー64に分割している。 第一チャンバー63の内側にはエア通路13及びトリガーバルブ121を通じて主要エアチャンバー11と連通する一つの上バネ65が設けられている。このほか、シリンダー6の壁面には複数の主要エアバルブ穴66、最上層バルブ穴67、中層バルブ穴68及び底層バルブ穴69が形成されており、それらは最上層チャンバー60または底層チャンバー61と連通している。
【0015】
可動式スライダー弁7はシリンダー6の外周に設けられ(図1を参照)、シリンダー6と共に一つの環状槽70を形成している。スライダー弁7のバルブ壁面には複数の最上槽73、一つの環状チェック・バルブ74、一つの環状センターバルブ75及び一つの環状底層バルブ76が形成されている。スライダー弁7によってドライバー本体1の内側は高圧エアを集結するための第三チャンバー71及び第四チャンバー72に分割され、第三チャンバー71の外周には主要エアチャンバー11と連通する環状第三エア槽711があり、しかも第三チャンバー71は最上槽73を通じてシリンダー6の最上層バルブ穴67と連通しており、第三チャンバー71の内側には一つの下バネ77が設置されている。チェック・バルブ74はスライダー弁7の壁面にある複数のホール741及び一つの屈撓性クランプ742によって構成されており、環状槽70の高圧エアを第三チャンバー71の内側に導入することができる(図7を参照)。センターバルブ75のバルブ穴751はシリンダー6が上昇して釘打ちピストン2が下降した時に(図6を参照)中層バルブ穴68を通じて釘打ちピストン2上部の最上層チャンバー60及びネイルプッシュエア通路10を連通させる役割を果たしている。底層バルブ76はスライダー弁7が下降した時に閉鎖し、スライダー弁7が上昇した時に開放する(図7を参照)。底層バルブ76が開放した時に第四チャンバー72及び底層チャンバー61は底層バルブ穴69を通じて連通し、さらに第四チャンバー72外周の環状第四エア槽721は主要エアチャンバー11と連通する。上述のバルブ部品は全て密閉パッドを備えており、バルブの開閉制御を行うことができる。
【0016】
上述のドライバー本体1の設置環境において、本発明のネイルプッシュエア通路10の片側に設けられたエアーリング5を第四チャンバー72の内側のドライバー本体1の内壁に設置すると、第四チャンバー72は二つに分割され、縦型ホール51を通じて互いに連通できるため、第四チャンバー72のエア集結作用はエアーリング5の装着による影響を受けない。それに加え、横型ホール52はセンターバルブ75のバルブ穴751、環状槽70、ネイルプッシュエア通路10及びネイルプッシュシリンダー室30を互いに連通させる役割をもっている。これにより、本発明を具体的に実施することができる。
【0017】
以上の内容から分かるように、
トリガー12未操作時(図5を参照)、主要エアチャンバー11の高圧エアはトリガーバルブ121及びエア通路13を通じて第一チャンバー63に集結されると同時に、第二、三及び四エア槽641、711及び721を通じて第二、第三及び第四チャンバー64、71、及び72にそれぞれ導入され、集結される。縦型ホール51はエアーリング5によって上、下に仕切られた第四チャンバー72を導通する役割をもっている。この時、シリンダー6は第一チャンバー63の高圧エア及び上バネ65の駆動により所定位置まで下降し、スライダー弁7は第三チャンバー71の高圧エア及び下バネ77の駆動により所定位置まで下降。これと同時に主要エア、最上層、中層及び底層バルブ穴66、67、68及び69はそれぞれ固定バルブ14、釘打ちピストン2、センターバルブ75及び底層バルブ76によって閉鎖され、第一、第二、第三及び第四チャンバー63、64、71、72の高圧エアのシリンダー6への進入は阻止される。一方、チェック・バルブ74は第三チャンバー71の高圧エアが環状槽70、センターバルブ75のバルブ穴751及び横型ホール52を通じてネイルプッシュエア通路10及びネイルプッシュシリンダー室30に進入するのを阻止する役割を果たしている。
【0018】
使用者がトリガー12を引いた時(図6を参照)、トリガーバルブ121は主要エアチャンバー11の高圧エアがエア通路13に進入するのを阻止し、外部の大気をエア通路13に導入し、第一エアチャンバー63の高圧エアの圧抜きを行う。
【0019】
この時、第二エアチャンバー64の高圧エアの働きによりシリンダー6は所定位置まで上昇し、固定バルブ14の働きによって第二エアチャンバー64から主要エアバルブ穴66に通じるエア通路は開放され、シリンダー6の内側の最上層チャンバー60に継続的に導入された高圧エアによって (図4を参照)、釘打ちピストン2は迅速に下降して釘打ち動作を行う。この際、底層チャンバー61の中の余剰気体はドライバー本体1の底部にある幾つかの下排気穴15を通じて外部に排出される。
【0020】
また、釘打ちピストン2が下降して最上層チャンバー60と中層バルブ穴68を連通させた時、最上層チャンバー60に継続的に導入された高圧エアは中層バルブ穴68、センターバルブ75のバルブ穴751、横型ホール52及びネイルプッシュエア通路10を通じてネイルプッシュシリンダー室30へと継続的に導入され、ネイルプッシュピストン32の釘打ち動作に働きかける。
【0021】
使用者がトリガー12を放した瞬間(図7を参照)、トリガーバルブ121は第一エアチャンバー63への高圧エアの供給を再開する。この時、高圧エアの働きでシリンダー6は下降回帰し、釘打ちピストン2が最上層バルブ穴67を閉鎖する位置まで上昇していない時、第三エアチャンバー71の高圧エアは最上層バルブ穴67を通じてシリンダー6の最上層チャンバー60の内側に放出され、スライダー弁7は第四エアチャンバー72の高圧エアの駆動を受けて上昇し、底層エアバルブ76を開き、底層バルブ穴69を通じて第四エアチャンバー72の高圧エアを底層チャンバー61の内側に導き、ピストン2を迅速に上昇回帰させる。この時、最上層チャンバー60の余剰気体はライバー本体1の最上部の幾つかの上排気穴16を通じて外部に排出され、最上層チャンバー60の中は低圧状態となる。この時、ネイルプッシュシリンダー室30の高圧エアは連通しているネイルプッシュエア通路10、横型ホール52、センターバルブのバルブ穴751及び環状槽70を経由してチェック・バルブの屈撓性クランプ742及びチェック・バルブの複数のホール741を開放し、最上槽73、最上層チャンバー60を通じて高圧エアを外部へ排出し、ネイルプッシュピストン32は回帰してネイルプッシュを行う。
【0022】
釘打ちピストン2が所定位置まで上昇した後(図5を参照)、主要エア、最上層、中層及び底層バルブ穴66、67、68及び69は閉鎖され、高圧エアは第一、第二、第三及び第四チャンバー63、64、71、72の内側に集結され、スライダー弁7を下降回帰させ、トリガー12を操作前の初期状態に戻す。
【0023】
以上から分かるように、エアーリング5の縦型ホール51及び横型ホール52は恆圧の高圧エアを維持し、釘打ちピストン2及びネイルプッシュピストン32に迅速な釘打ち動作及びネイルプッシュ動作を行わせる役割をもっている。また、横型ホール52はネイルプッシュシリンダー室30の高圧エアを迅速に排出させるという圧抜きの作用を兼ね備えているため、連続打ちの操作過程におけるネイルプッシュピストン32の釘キャッチ動作及びネイルプッシュ動作の速度及び安定性を大幅に向上させることができる。
【0024】
このほか、本発明における別の具体的な実施例として、ネイルプッシュシリンダー30の壁面に外部大気に通じる排気穴33(図8を参照)を設ける、或いネイルプッシュピストン32に同等の効果をもつ排気穴34(図9を参照)を設置することで、釘打ちピストンが上昇回帰した時に(図7を参照)ネイルプッシュシリンダー室30の高圧エアの排出を助け、ネイルプッシュピストン32の回帰動作及びネイルプッシュの速度を上げることができる。 また、ネイルプッシュシリンダー室30に高圧エアが継続的に導入され、ネイルプッシュピストン32が釘キャッチ動作を行った時の高圧エアの漏れを防ぐするため、排気穴33もしくは34の穴径断面面積はネイルプッシュエア通路10の通気断面面積よりもはるかに小さいものとする。
【0025】
以上の内容は本発明の推奨実施例を説明したものであり、本発明の特許範囲を限定するものではない。本発明の精神を逸脱しない限り、本発明に変更または改良を加えることができる。しかし、それらの変更または改良は全て下記の特許申請の範疇に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の断面イメージ図、ネイルプッシャー付き釘打機のドライバー本体の内側に一つのエアーリングを設置できることを示している 。
【図2】本発明におけるエアーリングの立体図、エアーリング上に縦型ホール及び横型ホールが設置されていることを示している 。
【図3】本発明におけるエアーリングの一種の配置断面図、エアーリングをドライバー本体の内壁に固定できることを示している。
【図4】本発明におけるエアーリングのもう一つの配置断面図、ドライバー本体の内壁上にエアーリングを一体成型できることを示している 。
【図5】本発明における釘打機のある状態を示す断面図、トリガー未操作時の高圧エアのエア集結通路の状態を示している。
【図6】本発明における釘打機の別の状態を示す断面図、トリガーを引いた時の高圧エアのエア集結通路の状態を示している。
【図7】本発明における釘打機のさらに別の状態を示す断面図、トリガーを放した時の高圧エアのエア集結通路の状態を示している。
【図8】本発明の付帯実施方法における断面図、ネイルプッシュシリンダー室の壁面に外部大気に通じる排気穴を設置できることを示している。
【図9】本発明のもう一つの付帯実施方法における断面図、説明可於ネイルプッシュピストンの上に外部大気に通じる排気穴を設置できることを示している。
【符号の説明】
【0027】
1 ドライバー本体
10 ネイルプッシュエア通路
11 主要エアチャンバー
12 トリガー
121 トリガーバルブ
13 エア通路
14 固定バルブ
15 下排気穴
16 上排気穴
2 釘打ちピストン
3 ネイルプッシャー
30 ネイルプッシュシリンダー室
31 ネイルプッシュバネ
32 ネイルプッシュピストン
33、34 排気穴
4 キャニスター
5、50 エアーリング
51 縦型ホール
52 横型ホール
53、54 密閉パッド
6 シリンダー
60 最上層チャンバー
61 底層チャンバー
62 ヘッド弁
63 第一チャンバー
64 第二チャンバー
641 第二エア槽
65 上バネ
66 主要エアバルブ穴
67 最上層バルブ穴
68 中層バルブ穴
69 底層バルブ穴
7 スライダー弁
70 環状槽
71 第三チャンバー
711 第三エア槽
72 第四チャンバー
721 第四エア槽
73 最上槽
74 チェック・バルブ
741 ホール
742 クランプ
75 センターバルブ
751 バルブ穴
76 底層バルブ
77 下バネ
【出願人】 【識別番号】503273804
【氏名又は名称】力肯實業股▲ふん▼有限公司
【出願日】 平成18年8月23日(2006.8.23)
【代理人】 【識別番号】100080252
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 征四郎

【識別番号】100106448
【弁理士】
【氏名又は名称】中嶋 伸介

【識別番号】100141379
【弁理士】
【氏名又は名称】田所 淳


【公開番号】 特開2008−49424(P2008−49424A)
【公開日】 平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願番号】 特願2006−226343(P2006−226343)