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ステープラ - 特開2008−44054 | j-tokkyo
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【発明の名称】 ステープラ
【発明者】 【氏名】青木 亮

【要約】 【課題】複数の紙製ステープルが連結された連結ステープルから、端部に位置するステープルを高い精度で切り離すことを可能にするステープラを提供する。

【構成】ステープラは、ハンドルとフレームとベースとを備えて構成される。フレームは、搬送路上の連結ステープル2を押さえるステープルカバー6を備える。ステープルカバー6のフレームへの取り付け部と逆側の端部には、逆止バネ59が備えられる。逆止バネ59は、弾性を有する薄板状の金属であり、中央に位置する第1逆止バネ59aと、第1逆止バネ59aの左右に位置する第2逆止バネ59bを備えて構成される。第1逆止バネ59aは、ステープルカバー6が連結ステープル2を押さえた状態では、ステープルの切断成型を行うフォーミングプレートの下方に位置するステープル3aを押さえ、第2逆止バネ59bは、ステープル3aの隣に位置するステープル3bを押さえる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
略真直状の紙製ステープルが並列に複数配されている状態で連結部で互いに連結された連結ステープルが搬送される搬送路と、
前記搬送路の所定の切断位置で、前記連結ステープルの先頭部に位置する第1ステープルと、前記第1ステープルと隣接した第2ステープルとの連結部を切断し、前記第1ステープルを切り離す切断手段と、
前記切断位置で、前記第1ステープルと前記第2ステープルとを、前記搬送路に対して押さえつける押さえ片と、
前記切断手段により切り離した前記第1ステープルを略コ字状に成型して綴じ用紙に貫通させ、前記綴じ用紙に貫通させた前記第1ステープルの両脚部を前記綴じ用紙に沿って折り曲げて互いに貼り合わせることにより、前記綴じ用紙を綴じる綴じ手段とを備える
ことを特徴とするステープラ。
【請求項2】
前記連結ステープルを前記搬送路上で搬送する搬送手段を備える
ことを特徴とする請求項1記載のステープラ。
【請求項3】
前記搬送手段は、
前記連結ステープルのステープル毎に設けられた送り孔と係合する係合爪を備え、
前記係合爪を、前記押さえ片により前記搬送路に対して押さえつけられた前記第2ステープルに応じた送り孔に係合させ、前記切断手段により前記第1ステープルを切り離した後、前記係合爪を移動して前記連結ステープルを前記切断位置に搬送する
ことを特徴とする請求項2記載のステープラ。
【請求項4】
前記搬送手段は、前記切断手段及び前記綴じ手段の綴じ動作に応じて、前記連結ステープルの搬送方向及び反搬送向に所定距離往復移動する、前記係合爪が取り付けられた移動部を備え、
前記係合爪は、
前記移動部が前記連結ステープルの搬送方向に移動する際には、前記第2ステープルに応じた送り孔と係合し、
前記移動部が前記連結ステープルの反搬送方向に移動する際には、前記連結ステープルに設けられた送り孔と非係合となる
ことを特徴とする請求項3記載のステープラ。
【請求項5】
前記係合爪は、
前記連結ステープルに設けられた送り孔の中へ進入した係合位置と、
前記送り孔から退避した非係合位置とを取り得るよう、前記移動部に設けられると共に、
前記係合位置にある状態で、前記移動部が前記搬送方向に移動する際に前記送り孔と係合する係合斜面と、
前記係合位置にある状態で、前記移動部が前記反搬送方向に移動する際に、前記送り孔との協働で前記移動部を前記非係合位置へ退避させる作用が発生する非係合斜面とを備える
ことを特徴とする請求項4記載のステープラ。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、紙製のステープルにより綴じ用紙を綴じるステープラに関する。詳しくは、切り離し対象のステープルと、切り離し対象のステープルと隣り合うステープルを押さえつけた状態で、ステープルの連結部の切断を行うことにより、連結ステープルの先頭部に位置するステープルの切り離しを、高い精度で行うことを可能としたものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、金属製のステープルにより綴じ用紙を綴じるステープラが使用されている。このようなステープラを用いて金属製のステープルにより用紙を綴じた場合は、用紙をシュレッダーにかける際、又はリサイクルのために用紙とステープルを分別することが求められる場合がある。また、安全性の問題から、食料品を扱う作業場所で用いられる書類を、金属製のステープルで綴じることは好ましくない。
【0003】
また、上記とは別に、紙などの柔らかな素材により形成されたステープルにより綴じ用紙を綴じるステープラが提案されている(例えば特許文献1)。
【0004】
特許文献1に開示されるステープラは、予めコ字状に成型された紙製のステープルにより綴じ用紙を綴じるものである。特許文献1に開示されるステープラでは、連結された複数のステープルがステープルマガジン内に収納され、圧縮バネにより前方へ付勢される。
【0005】
また、特許文献1に開示されるステープラでは、カッターにより綴じ用紙に切り込み孔が設けられると共に、ステープルマガジン内の先頭に位置するステープルが押し板で下方へ押される。これにより、ステープルマガジン内の先頭に位置するステープルが他のステープルから切り離され、綴じ用紙の切り込み孔に両脚部が貫通した後、両脚部をステープル受け台に沿わせて折り曲げられて接着部で貼り合わせられる。
【0006】
【特許文献1】特開2001−300865号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上述した特許文献1に開示されるステープラは、次のような問題がある。特許文献1に開示されるステープラは、ステープルマガジン内の先頭に位置するステープルを押し板で下方に押すことにより、隣接するステープルから切り離すものである。
【0008】
ここで、特許文献1に開示されるステープラでは、先頭に位置するステープルを押し板で押す際に、先頭に位置するステープルに隣接するステープルは、ステープルマガジンに対して押さえつけられていない。このため、特許文献1に開示されるステープラでは、先頭に位置するステープルを押し板で押した際には、先頭に位置するステープルと共に隣接するステープルも移動してしまい、先頭に位置するステープルの切り離しを高い精度で行うことができない問題がある。
【0009】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、複数の紙製ステープルが連結部で互いに連結された連結ステープルから、先頭部に位置するステープルを高い精度で切り離すことを可能にするステープラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決するため、本発明に係るステープラは、略真直状の紙製ステープルが並列に複数配されている状態で連結部で互いに連結された連結ステープルが搬送される搬送路と、搬送路の所定の切断位置で、連結ステープルの先頭部に位置する第1ステープルと、第1ステープルと隣接した第2ステープルとの連結部を切断し、第1ステープルを切り離す切断手段と、切断位置で、第1ステープルと第2ステープルとを、搬送路に対して押さえつける押さえ片と、切断手段により切り離した第1ステープルを略コ字状に成型して綴じ用紙に貫通させ、綴じ用紙に貫通させた第1ステープルの両脚部を綴じ用紙に沿って折り曲げて互いに貼り合わせることにより、綴じ用紙を綴じる綴じ手段とを備えることを特徴とするものである。
【0011】
本発明に係るステープラでは、以下のように、紙製ステープルにより綴じ用紙が綴じられる。略真直状の紙製ステープルが並列に複数配されている状態で連結部で互いに連結された連結ステープルが搬送路を搬送され、搬送路の所定の切断位置で、切断手段により連結ステープルの先頭部に位置する第1ステープルと、第1ステープルと隣接した第2ステープルとの連結部が切断され、第1ステープルが切り離される。
【0012】
ここで、切断手段により第1ステープルと第2ステープルとの連結部の切断が行われる際には、第1ステープルと第2ステープルとは押さえ片により、搬送路に対して押さえ付けられる。
【0013】
切断手段により第1ステープルが切り離された後、綴じ手段により、切り離された第1ステープルは略コ字状に成型され、綴じ用紙へ貫通させられる。綴じ用紙へ貫通した第1ステープルは両脚部が折り曲げられ互いに貼り合わせられる。
【発明の効果】
【0014】
本発明のステープラでは、連結ステープルの先頭部に位置する切り離し対象のステープルと、切り離し対象のステープルと隣り合うステープルとの連結部の切断が行われる際には、切り離し対象のステープルと、切り離し対象のステープルと隣り合うステープルは押さえ片により、搬送路に対して押さえ付けられる。このため、連結ステープルの端部に位置するステープルの切り離しを、高い精度で行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら本発明のステープラの実施の形態について説明する。まず、本発明のステープラ1及びステープラ1で用いるステープル3の構成について説明する。
【0016】
<ステープラ及びステープルの構成>
(1)ステープラ1の概要
ステープラ1は、後述する紙製のステープル3により、綴じ対象である綴じ用紙を綴じるものである。図1から図3はステープラ1の概要を示す説明図である。図1はステープラ1を示す斜視図であり、図2は図1の矢印Aから見た状態を示す側面図であり、図3は図1の矢印Bから見た状態を示す正面図である。以下の説明においては、図2の左方向をステープラ1の前面側とし、図2の右方向をステープラ1の背面側とする。また、図3の左方向をステープラ1の左側とし、図3の右方向をステープラ1の右側とする。
【0017】
図4から図7は、ステープラ1の内部の構成を示す説明図である。図4は、図3のH−H断面を示す断面図である。図5及び図6は、ハンドル5を取り外し、後述するステープルカバー6を開いた状態を示す斜視図である。図5は斜め前方から見た状態を示す斜視図であり、図6は斜め後方から見た状態を示す斜視図である。図7は、ハンドル5を取り外し、後述するステープルカバー6を開いた状態を示す平面図である。
【0018】
図1から図3に示すように、ステープラ1は、綴じ動作を行う際に使用者により押し下げられるハンドル5と、ハンドル5の下方に位置して綴じ用紙が挿入される用紙挿入口7等を有するフレーム8と、ハンドル5及びフレーム8を支えるベース9とを備えて構成される。
【0019】
ハンドル5は、図2の矢印C及び図4の矢印Iに示すように、ハンドル・ステープルカバー回動軸10でフレーム8の後端の上部に回動可能に取り付けられている。ハンドル5は、綴じ動作を行う際に使用者により押し下げられることにより、図2及び図4の反時計回りにフレーム8に対して回転する。また、後述するフレーム8のステープルホルダ11へのロール状ステープル4の装填等を行う際には、ハンドル5は図2及び図4の時計回りに回転され、フレーム8の上面が開いた状態となる。
【0020】
フレーム8は、図2の矢印D及び図4の矢印Jに示すように、フレーム回動軸12でベース9の後端に回動可能に取り付けられている。また、図4から図7に示すように、フレーム8は、上面に、ハンドル・ステープルカバー回動軸10でハンドル5と同様に回動可能に取り付けられたステープルカバー6をステープル押さえ部として備える。
【0021】
またフレーム8は、後端部にロール状ステープル4を装填するステープル装填部としてステープルホルダ11を備える。更にフレーム8はステープルホルダ11から前方へ向けて、ステープル3の搬送を行うステープル搬送部として略平面状の搬送路13を備える。搬送路13の左右には板バネ14が備えられており、この板バネ14により、ステープルカバー6は、図4に示すように搬送路13に対して押さえつけられた状態となる。
【0022】
またフレーム8は、搬送路13の前端部の近傍に、ハンドル5の操作により、ステープル3の切断及び略コ字状への成型を行うためのステープル切断成型部としてフォーミングプレート15を備える。フォーミングプレート15は切断成型手段、切断手段及び成型手段の一例である。更にフレーム8は、ハンドル5の操作により、ステープル3の綴じ用紙に対する貫通を行うためのステープル貫通部としてドライバ18を備える。ドライバ18は貫通手段の一例である。更にフレーム8は、ステープル3の切断、成型及び貫通を行う際に、綴じ用紙を押さえるための用紙押さえ19を備える。用紙押さえ19は押さえ手段の一例である。
【0023】
また、フレーム8は、搬送路13の下部に、前述したステープル3の切断及び成型を行う位置からステープル3の貫通を行う位置へステープル3を移動させるための移動機構として、プッシャバネ16及びプッシャバネ16により前方へ付勢されたプッシャ17を備える。フォーミングプレート15、ドライバ18、用紙押さえ19及びプッシャ17の下方には、綴じ対象の綴じ用紙が挿入される用紙挿入口7及び綴じ用紙37が設置されるテーブル20を備える。
【0024】
テーブル20の下部には、貫通位置で綴じ用紙に貫通されたステープル3の両脚部を綴じ用紙に沿って折り曲げ、折り曲げた両脚部を貼り合わるための折り曲げ部を備える。ステープラ1は、折り曲げ部として、フレーム8の底部となる折り曲げ部設置台21に取り付けられたクリンチャユニット23、押し出しユニット24及びスライダバネ25で前方に付勢されたスライダ26を備える。
【0025】
また、ステープラ1は折り曲げ部として、ベース9に、クリンチャセンター27を支持して位置を定めるクリンチャリフタ28を備える。折り曲げ部は折り曲げ手段の一例である。更にステープラ1は、スライダ26を支えるスライダ受け29、及び折り曲げ部設置台21を支えるリターンバネ22を備える。
【0026】
ステープラ1は、このような構成を備え、用紙挿入口7内でテーブル20に設置された綴じ用紙を、使用者によるハンドル5の操作に基づいてステープル3により綴じる作業を行うものである。
【0027】
次に、ステープラ1の各部の構成の詳細、及びステープル3の構成の詳細について説明する。まず、ステープラ1で綴じ用紙を綴じるために用いられるステープル3、及びステープル3が連結された連結ステープル2の構成について説明する。
【0028】
(2)ステープル3の構成
図8及び図9は、ステープル3及びステープル3が並列に複数連結された連結ステープル2の構成を示す説明図である。図8(a)は、連結ステープル2の詳細を示す平面図である。図8(b)は、ステープル3を略コ字状に成型した状態を示す斜視図であり、図8(c)はステープル3により綴じ用紙37綴じた状態を示す断面図である。図9は連結ステープル2が剥離紙30に取り付けられ、ロール状ステープル4としてロール状に巻き回された状態を示す説明図である。ステープル3、連結ステープル2及びロール状ステープル4は、例えば以下のような構成となる。
【0029】
図8(a)に示すように、細長く略真直状の形状を有するステープル3が並列に複数連結されて、連結ステープル2が構成される。各ステープル3は、例えば、図8(a)の上下方向(ステープル3の連結方向)の幅は5〜10mm程度であり、図8(a)の左右方向(ステープル3の長手方向)の幅は30〜40mm程度である。各ステープル3の長手方向の端部近傍は台形状に形成されており、先端に向かうにつれて幅が狭くなる。また、各ステープル3の長手方向の端部近傍の裏面(剥離紙30が付着される面)には、接着剤が塗布された接着部31を備える。
【0030】
また、各ステープル3が連結される辺の両端部から所定の位置には、楕円状の送り孔32が設けられている。二つの送り孔32の間はスリット部33として、各ステープル3は完全に切り離されている。二つの送り孔32の外側で、各ステープル3が連結される辺の両端部までが、ステープル連結部34として各ステープル3が連結された状態となる。なお送り孔32は、後述する送り爪44が係合可能であれば、真円状や長孔状に設けられていても良い。
【0031】
また、ステープラ1により、図8(a)に示す連結ステープル2から端部のステープル3が切り離されて、図8(b)に示すように、クラウン部35とクラウン部35の左右から略直角に脚部36が折り曲げられた略コ字状に成型される。略コ字状に成型されたステープル3は、図8(c)に示すように、綴じ用紙37を貫通した両脚部36が綴じ用紙37に沿って折り曲げられ、綴じ用紙37と一方の脚部36の接着部31、及び一方の脚部36の接着部31と他方の脚部36がそれぞれ貼り合わされる。
【0032】
図8に示すステープラ3は、長手方向の両端部近傍の裏面の其々に接着部31を備えるとした。しかし、一方の脚部近傍の裏面のみに接着部31を備えるとしてもよい。この場合、接着部31を備えない脚部36が綴じ用紙37に沿って折り曲げられた後、接着部31を備える脚部36が綴じ用紙37に沿って折り曲げられ、接着部31を備えない脚部36と接着部31を備える脚部36とが貼り合わされる。
【0033】
また連結ステープル2は、図9(a)に示すように、保存されている状態においては、剥離紙30に取り付けられて巻き回されている。図9(b)に示すように、先頭部から所定の長さ分の剥離紙30が剥がされて、ステープラ1に装填される。ステープラ1への詳細な装填方法については後述する。
【0034】
(3)ステープル装填部の構成例
次に、ステープラ1のステープル装填部の構成例について説明する。図10はステープル装填部にロール状ステープル4が装填された状態を示す説明図である。ロール状ステープル4を装填するステープル装填部として、ステープラ1はフレーム8の後端部にステープルホルダ11を備える。前述したように、図5から図7に示すように、ハンドル5及びステープルカバー6を開くことにより、ステープル装填部であるステープルホルダ11にアクセスすることが可能となる。
【0035】
また、図4及び図10等に示すように、フレーム8の上部には、ステープルホルダ11から、ステープル切断成型部等を備える前方へ向けて、剥離紙30より剥離された連結ステープル2の搬送を行うための搬送路13を備える。この搬送路13の開始端に、剥離紙30の形状に応じて形成された突起状の剥離ブロック38を有する。剥離ブロック38は剥離手段の一例である。また、この剥離ブロック38の下方部からステープルホルダ11内に設置されたロール状ステープル4の下方を経由してフレーム8の後端面に設けられた剥離紙排出口39まで、剥離紙排出経路40を備える。
【0036】
このような構成を備えることにより、ステープル装填部には、次のようにロール状ステープル4、連結ステープル2が装填される。図10に示すように、ステープルホルダ11内に装填されたロール状ステープル4から引き出された剥離紙30付きの連結ステープル2から、剥離ブロック38により剥離紙30が剥離される。剥離紙30が剥離された連結ステープル2は搬送路13を搬送され、剥離された剥離紙30は剥離紙排出経路40を経由して剥離紙排出口から排出される。
【0037】
(4)ステープル搬送・切断成型・貫通部・押さえ部の構成例
次に、剥離紙30が剥離された連結ステープル2の搬送を行うステープル搬送部、搬送された連結ステープル2から端部に位置するステープル3の切断及び成型を行うステープル切断成型部、及び成型されたステープル3の綴じ用紙に対する貫通を行うステープル貫通部の構成例について説明する。
【0038】
図11から図13は、ステープル搬送部、ステープル切断成型部及びステープル貫通部を示す説明図である。図11(a)はステープル搬送部・切断成型部・貫通部を斜め前方から見た状態を示す斜視図である。図11(b)はステープル搬送部・切断成型部・貫通部を斜め後方から見た状態を示す斜視図であり、説明のため搬送路13の一部にステープル3が設置された状態を示している。図12(a)はステープル搬送部・切断成型部・貫通部の正面図であり、図12(b)はステープル搬送部・切断成型部・貫通部の背面図である。図13(a)はステープル搬送部・切断成型部・貫通部を左方向から見た状態を示す側面図であり、図13(b)は図12(a)のL−L断面を示す断面図であり。また図14は、ステープル搬送部、ステープル切断成型部及びステープル貫通部の要部の断面図であり、図12(a)のK−K断面を示す。
【0039】
図4に示すように、ステープル搬送部、ステープル切断成型部及びステープル貫通部はフレーム8の上部でステープル装填部の前方に備えられる。図11から図13に示すように、ステープラ1は、連結ステープル2を搬送するステープル搬送部として、搬送路部41、プッシャ受け42及び搬送路設置台43等を備える。またステープラ1は、連結ステープル2から端部に位置するステープル3を切断し成型するステープル切断成型部としてフォーミングプレート15を備え、切断成型したステープル3を綴じ用紙に対して貫通させるステープル貫通部としてドライバ18を備える。またフレーム8は、ステープル3の切断成型及び貫通を行う際に、綴じ用紙を押さえるための用紙押さえ19を備える。これらは、ステープル装填部の位置から前方へ、搬送路部41、フォーミングプレート15、ドライバ18、用紙押さえ19の順に位置する。
【0040】
まず、ステープル搬送部の構成について説明する。図15はステープル搬送部の構成を示す分解斜視図である。図15に示すように、ステープル搬送部は、搬送路部41、プッシャ17、プッシャバネ16、プッシャ受け42及び搬送路設置台43を備えて構成される。
【0041】
搬送路部41は連結ステープル2の各ステープル3の長手方向の幅に応じた幅を有する平板状の搬送路13を有する。また搬送路13の両側部には、ステープル3の裏面に設けられた接着部31の通過する通過経路に搬送路溝13aが備えられる。更に搬送路13の前端部には、後述するプッシャ17に取り付けられた送りツメ44が搬送路13上に突出するための送りツメ溝13bを備える。また搬送路13の前端部には後述するフォーミングプレート15のステープル成型部15aが嵌合する受け台部13cを備える。
【0042】
更に搬送路部41は、搬送路13の前方部の両端に三角形状の側板45を備える。この側板45内には、図13(b)に示すように、ステープル搬送部、ステープル切断成型部及びステープル貫通部が組み立てられた状態で、ネジリコイルバネ56が位置する。
【0043】
図16は搬送路部41とプッシャ17の要部の断面図である。プッシャ17は、ステープラ1が組み立てられた状態では、搬送路部41の下部に位置する。プッシャ17は前端部に突起部17aaを四隅に有するステープル押し部17aを備える。また、プッシャ17は搬送路部41の送りツメ溝13bに応じた位置に、送りツメ回動軸17bで回動可能に取り付けられた送りツメ44を備える。
【0044】
図16に示すように、送りツメ44は、送りツメバネ17cにより矢印Mに示す方向に付勢されている。また送りツメ44の搬送路13からの突出部は、前面が係合斜面44aとして垂直に形成され、後面が非係合斜面44bとして斜めに形成されている。また、プッシャ17は、下部にL字型に形成されたL字型アーム17dを備えると共に、プッシャシャフト孔17eを備える。
【0045】
プッシャ受け42は、搬送路部41及びプッシャ17を保持する直方体の形状を備える。プッシャ受け42は、設置されたプッシャ17のプッシャシャフト孔17eに対応する位置に、長孔状のプッシャシャフト長孔17fを備える。プッシャ17のプッシャシャフト孔17e及びプッシャ受け42のプッシャシャフト長孔17fに図示しないプッシャシャフト58が挿通されることにより、プッシャ17はプッシャ受け42に対して所定量前後方向に摺動自在となる。また、プッシャ受け42は、プッシャ17のL字型アーム17dの後部を前方へ付勢するプッシャバネ16を備える。搬送路部41及びプッシャ17を保持するプッシャ受け42は、搬送部設置台45を介してフレーム8に取り付けられる。
【0046】
ここで、プッシャ17に取り付けられた送りツメ44による、連結ステープル2の搬送路13上での搬送の方法について説明する。図17は、プッシャ17に取り付けられた送りツメ44による連結ステープル2の搬送方法の説明図である。図17(a)はプッシャ17に取り付けられた送りツメ44が前方に移動している状態を示し、図17(b)はプッシャ17に取り付けられた送りツメ44が後方に移動している状態を示す。
【0047】
図17(a)に示すように、プッシャ17が前方に移動する際には、矢印N方向に付勢された送りツメ44の突出部が、前方に位置する係合斜面44aで連結ステープル2の送り孔32と係合することにより、連結ステープル2が搬送路13上を前方へ移動される。また、図17(b)に示すように、プッシャ17が後方に移動する際には、送りツメ44の突出部が、後方に位置する非係合斜面44bにより連結ステープル2の送り孔32と非係合となり、矢印Pに示すように送りツメ44が回転して後方に移動する。
【0048】
次に、ステープル成型切断部を構成するフォーミングプレート15の構成例について説明する。図18はフォーミングプレート15の構成を示す説明図である。図18(a)は斜め前方から見た状態を示す斜視図であり、図18(b)は斜め後方からみた状態を示す斜視図である。図18(c)はフォーミングプレート15の正面図であり、一部の構成を簡略化した状態で示している。
【0049】
図18に示すように、フォーミングプレート15は、中央に開口部を有し、所定の厚さを有する板状の形状を備える。開口部の上部には、前述した搬送路部41の受け台部13cと嵌合するコ字状のステープル成型部15aを備える。ステープル成型部15aの下部はステープル成型部15aより広い所定の幅で開口される。また、開口部の下部には、前述したプッシャ17のステープル押し部17aが挿通されるステープル押し部挿通部15bを備える。
【0050】
更にフォーミングプレート15の開口部内には、ステープル押し部挿通部15bの両端から上方に向けて、斜面が互いに向かい合うように形成された突起状のヒラキオサエ15cを備える。
【0051】
またフォーミングプレート15は、前面側(ドライバ18の位置する側)の開口部の左右に溝部を備える。溝部として、図14及び図18(a)に示すように、まず、所定の深さで上下に所定の長さ分形成されたV溝A46を備える。V溝A46の下端部46aは、他の箇所と比較して深く形成されている。V溝A46から所定長さのフラット部47を挟んだ下方に、V溝A46の下端部46aと同じ深さを備えるV溝B48を備える。
【0052】
更にフォーミングプレート15は、背面側(ステープル搬送部の位置する側)に連結部切断刃としての二つの切断刃49が取り付けられる。各切断刃49は、それぞれの刃先49aが斜めに外側を向いた状態で、且つ刃先が開口部内に所定量突出した状態で、フォーミングプレート15に取り付けられる。
【0053】
更にフォーミングプレート15は、左右に凸部C15dを備えており、図5及び図6に示す、フレーム8の側溝C50に嵌合される。これにより、フォーミングプレート15は、フレーム8に対して上下に摺動可能となる。
【0054】
次に、ステープル貫通部を構成するドライバ18の構成例について説明する。図19(a)はドライバ18を斜め前方から見た状態を示す分解斜視図であり、図19(b)はドライバ18を斜め後方から見た状態を示す分解斜視図である。図20は本体部に挿入切断刃としての抜き刃51が取り付けられ、抜き刃51内にコ字状のステープル3が位置した状態を示す斜視図である。
【0055】
ドライバ18は、所定の厚さを有する板状のドライバ本体部18aと、突き出しピン18dと、二枚の抜き刃51とを備える。ドライバ本体部18aは、図4に示すハンドル5の裏面に備えられるドライバプッシャ66が当接するドライバプッシャ当接部18bを上端部に備える。
【0056】
また、ドライバ本体部18aは、下端部近傍で左右両端部の近傍の突き出しピン取り付け部18cに突き出しピン18dが取り付けられる。図14示すように、突き出しピン18dは、先端部が円錐形で内部が空洞に形成されており、圧縮バネである突き出しピンバネ18eを内部に有した状態で、ドライバ18に取り付けられる。これにより、突き出しピン18dは、図14の矢印に示すように前後方向に摺動自在であり、且つ、背面方向(フォーミングプレート15が位置する方向)へ突き出しピンバネ18eにより付勢された状態でドライバ本体部18aに取り付けられる。
【0057】
また、突き出しピン18dの先端部の円錐形部は、フォーミングプレート15に備えられるV溝A46及びV溝B48に応じた形状を備える。更に、突き出しピン18dがV溝A46内にある際には、突き出しピン18dの円錐形部の一部が溝内に位置した状態となり、突き出しピン18dがV溝A46の46a及びV溝B48内にある際には、突き出しピン18dの円錐形部の全部が溝内に位置した状態となる形状を、突き出しピン18d及びV溝A46及びV溝B48は備える。
【0058】
また、ドライバ本体部18aは、下端部の中央に、図8(b)のステープル3のクラウン部35に応じた幅で所定量突出した直方体のステープル押し下げ部18fを備える。ステープル押し下げ部18fの左右には、図20に示すようにそれぞれ抜き刃51が取り付けられる。ここで、抜き刃51の構成について説明する。まず、抜き刃51の第1実施例としての第1の抜き刃51aの構成について説明する。図21は第1の抜き刃51aの構成を示す説明図である。図21(a)は第1の抜き刃51aの斜視図であり、図21(b)は第1の抜き刃51aの側面図であり、図21(c)は第1の抜き刃51aの正面図である。
【0059】
図21に示すように、第1の抜き刃51aは、所定の長さを有し、一方の端部に刃先51aeを備える。また第1の抜き刃51aは、刃先51aeを備える端部の近傍に、少なくとも刃先51ae側に斜面を有して所定量突出した突起部51adを備える。ここで突起部51adは第1の抜き刃51aの幅いっぱいには形成されず、第1の抜き刃51aは、図21(b)の51afに示すように、長手方向に一方の端部から他方の端部までつながった直線部を有する。このため、図21(c)に示す状態の紙面左右方向に対する曲げに対して所定の強度を有する。また、突起部51adはプレス加工により、モールド加工と比較して安価に形成することが可能である。
【0060】
更に、第1の抜き刃51aは中央部に所定の形状の押し出し孔51acを備え、押し出し孔51acの上方に、ドライバ本体部18aのステープル押し下げ部18fに取り付けるための取り付け孔51agを備える。このような構成を備える第1の抜き刃51aを綴じ用紙に貫通させることにより、図21(d)に示すような形状の切り込み孔52aが形成される。
【0061】
次に、抜き刃51の第2実施例としての第2の抜き刃51bの構成について説明する。図22は第2の抜き刃51bの構成を示す説明図である。図22(a)は第2の抜き刃51bの斜視図であり、図22(b)は第2の抜き刃51bの側面図であり、図22(c)は第2の抜き刃51bの正面図である。
【0062】
図22に示すように、第2の抜き刃51bは、第1の抜き刃51aと同様に所定の長さを有し、一方の端部に刃先51beを備える。また第2の抜き刃51bは、刃先51beを備える端部の近傍に、少なくとも刃先51be側に斜面を有して所定量突出した突起部51bd二つを備える。ここで二つの突起部51bdは、第2の抜き刃51bの幅方向の両端部に備えられる。即ち突起部51bdも図21に示す突起部51adと同様に、第2の抜き刃51bの幅いっぱいには形成されず、第2の抜き刃51bは、図22(b)の51bfに示すように、長手方向に一方の端部から他方の端部までつながった直線部を有する。
【0063】
このため、図22(c)に示す状態の紙面左右方向に対する曲げに対して所定の強度を有する。また、突起部51bdはプレス加工により、モールド加工と比較して安価に形成することが可能である。
【0064】
更に、第2の抜き刃51bは中央部に所定の形状の押し出し孔51bcを備え、押し出し孔51bcの上方に、ドライバ本体部18aのステープル押し下げ部18fに取り付けるための取り付け孔51bgを備える。このような構成を備える第2の抜き刃51bを綴じ用紙に貫通させることにより、図22(d)に示すような形状の切り込み孔52bが形成される。
【0065】
図19及び図20に戻り、ドライバ本体部18aは、左右に凸部B18gを備えており、図5及び図6に示す、フレーム8の側溝B53に嵌合される。これにより、ドライバ本体部18aは、フレーム8に対して上下に摺動可能となる。
【0066】
次に、ステープル貫通部によるステープル3の綴じ用紙に対する貫通、及び後述するステープル折り曲げ部によりステープル3の両脚部の折り曲げ及び貼り付けを行う際に、綴じ用紙をテーブル20に対して押さえつける用紙押さえ19の構成について説明する。図23は用紙押さえ19の構成を示す説明図である。図23(a)は用紙押さえ19を斜め前方から見た状態を示す分解斜視図であり、図23(b)は用紙押さえ19を斜め後方から見た状態を示す分解斜視図である。
【0067】
図23に示すように、用紙押さえ19は、所定の厚さを有する断面L字状の用紙押さえ本体部19aと、角窓19bとを備える。用紙押さえ本体部19aは中央部に、角窓19bが開閉自在に取り付けられる角窓孔19cを備える。また、用紙押さえ本体部19aは、下端部に用紙押さえ部19dを備え、用紙押さえ部19dの中央にはステープル貫通部によるステープル貫通時に用いられるステープル綴じ孔19eを備える。
【0068】
更に、用紙押さえ本体部19aは、左右に凸部A19fを備えており、図5及び図6に示す、フレーム8の側溝A54に嵌合される。これにより、ドライバ本体部18aは、フレーム8に対して上下に摺動可能となる。
【0069】
次に、フォーミングプレート15、ドライバ18及び用紙押さえ19の上下方向の支持の構成について説明する。前述したように、フォーミングプレート15は側部に凸部C15dを有し、ドライバ本体部18aは側部に凸部B18gを有し、用紙押さえ本体部19aは側部に凸部A19fを有する。それぞれの凸部がフレーム8の側溝C50、側溝B53及び側溝A54に嵌合して摺動することにより、フォーミングプレート15、ドライバ18及び用紙押さえ19は、それぞれ所定の位置で上下方向に移動自在となる。
【0070】
まず図14に示すように、待機状態においては、フォーミングプレート15は、下端部15eがプッシャ17のL字型アーム17dの上部に載った状態なる。また、図4等に示すように、用紙押さえ19は引っ張りバネ55によりフレーム8に取り付けられ、上方へ引っ張られた状態となる。待機状態における用紙押さえ19の上死点は、フレーム8の側溝A54及び用紙押さえ本体部19aの凸部A19fにより定まる。
【0071】
また、図13(b)に示すように、用紙押さえ本体部19a及びドライバ本体部18aの間には、ネジリコイルバネ56が備えられており、用紙押さえ本体部19aを下方へ付勢すると共に、ドライバ本体部18aを上方へ付勢している。即ち待機状態においては、ドライバ本体部18aは用紙押さえ19に対して上方へ付勢されており、ドライバ本体部18aの上死点は、用紙おさえ溝19mの上部とドライバ本体部18aの正面側に突出しているドライバ突起18tにより定まる。
【0072】
また、図2に示すように、リンク57は、ドライバ本体部18aの側部で回動自在に取り付けられている。リンク57は長孔57aでプッシャシャフト58に摺動可能に係合し、長孔57bでシャフト59に摺動可能に係合している。ここで、ハンドル5が押し下げられてドライバ本体部18aが下降することにより、図2の矢印Eに示す方向にリンク57が回転する。リンク57が回転することにより、矢印Fに示す方向に長孔57aよりプッシャシャフト58が移動される。
【0073】
これにより、図4等に示すプッシャ17が後退して、フォーミングプレート15の下端部15eがプッシャ17のL字型アーム17dの上部からはずれ、フォーミングプレート15は下降することが可能となる。
【0074】
また、フレーム8の側溝A54、側溝B53及び側溝C50には、凸部A19f、凸部B18g及び凸部C15dとの摺動性を向上させるため、例えば、樹脂等により縁取りされたカラー部を備える。
【0075】
次に、ステープル押さえ部としてステープルカバー6及びステープルカバー6に備えられる逆止バネ59の構成例について説明する。図24はステープル押さえ部の構成を示す説明図である。図24(a)は逆止バネ59により連結ステープル2のステープル3を押さえた状態を示す平面図であり、図24(b)は、逆止バネ59により連結ステープル2のステープル3を押さえた状態を示す側面図である。
【0076】
図5から図7に示すように、ステープラ1は、フレーム8上端の後端部にハンドル・ステープルカバー回動軸10により回動可能に取り付けられたステープルカバー6を備える。ステープルカバー6はフレームの幅に応じた幅を備え、図4に示すように、搬送路13上の連結ステープル2を覆った状態で板バネ14により押さえられる。
【0077】
また、ステープルカバー6の、ハンドル・ステープルカバー回動軸10への取り付け部と逆側の端部には押さえ片の一例である逆止バネ59が備えられる。逆止バネ59は、弾性を有する薄板状の金属であり、中央に位置する第1逆止バネ59aと、第1逆止バネ59aの両側に位置する第2逆止バネ59bを備えて構成される。
【0078】
ここで、第1逆止バネ59aは第2逆止バネ59bと比較して長く、ステープルカバー6が板バネ14により押さえられた状態では、前述したステープル切断成型部であるフォーミングプレート15の下方に位置するステープル3aを、図24(a)のR及び図24(b)のTで示すように、その端部で搬送路13に対して押さえつける。また、第2逆止バネ59bは、ステープル3aのステープル装填部側の隣に位置するステープル3bを、図24(a)のS及び図24(b)のUで示すように、その端部で搬送路13に対して押さえつける。
【0079】
また、図24(a)及び(b)に示すように、逆止バネ59の第1逆止バネ59a及び第2逆止バネ59bは、ステープラ1の背面側(ステープル装填部側)が上方に位置する斜めの姿勢で、ステープル3a及びステープル3bをそれぞれの端部で搬送路13に対して押さえつける。このため、ステープル3a及びステープル3bを、それぞれ第1逆止バネ59a及び第2逆止バネ59bで搬送路13に対して押さえつけた状態で、図24(a)及び図24(b)の各矢印に示す向きに連結ステープル2を移動させることが可能である。
【0080】
次に、ステープル切断成型部による連結ステープル2の端部に位置するステープル3の切断、成型及び搬送の方法について図25等を用いて説明する。図25は、ステープル3の切断、成型及び搬送方法についての説明図であり、連結ステープル2、逆止バネ59及び送りツメ44を切断した状態で示す。図25においては、コ字状に成型したステープルよりも後方に位置するステープルは切断しない状態で示している。
【0081】
図25(a)は、ステープラ1の待機状態における各ステープル3、逆止バネ59及び送りツメ44を示している。ステープル3aは、図24と同様に、連結ステープル2の先頭側の端部のステープル3であり、フォーミングプレート15の下方で受け台部13c上に位置する。ステープル3bはステープル3aのステープル装填部側の隣に位置するステープル3であり、ステープル3cは、既に略コ字状に成型されるとともに後述する切断刃49で連結ステープル2から切り離された状態で、ドライバ18の下方に位置するステープル3である。なお、図25(b)以降においては、ステープル3cは表示していない。
【0082】
図25(b)は、送りツメ44が下方に移動している状態を示している。図25(c)は、切断刃49によりステープル3aとステープル3bとの連結部を切断している状態を示している。図25(d)は、フォーミングプレート15によりステープル3aを成型している状態を示している。図25(e)は、送りツメ44により連結ステープル2を移動させると共に、プッシャ17のステープル押し部17aによりステープル3aを前方へ移動させる状態を示している。
【0083】
図25(a)に示すステープラ1の待機状態から、ハンドル5が押し下げられることにより、ドライバ18が下降してリンク57が回転し、プッシャ17が後方へ移動する。これにより、図25(b)及び(c)に示すように、送りツメ44が回転して後方に移動し、送りツメ44の係合部44cがステープル3aのステープル装填部側(図25の右側)の送り孔32から外れ、ステープル3bのステープル装填部側の送り孔32に係合した状態となる。
【0084】
ここで、図24に示すように、ステープル3bは逆止バネ59の第2逆止バネ59bにより、搬送路13に対して押さえつけられている。このため、ステープル3bが搬送路13から浮き上がることを防ぎ、送りツメ44の係合部44cが、ステープル3bのステープル装填部側の送り孔32に確実に係合することが可能となる。
【0085】
また、図25(a)から(c)に示す間、ドライバ18により押し下げられることにより、フォーミングプレート15が下降する。ドライバ18によるフォーミングプレート15の押し下げについての詳細は後述する。切断刃49を備えるフォーミングプレート15が連結ステープル2に対して下降することにより、切断刃49によりステープル3aとステープル3bとの連結部が切断される。図26は切断刃49によるステープル3の切断を時系列で示した説明図である。
【0086】
図26(a)から(c)に示すように、二つの切断刃49がステープル3に対して下降することにより、二つの切断刃49の刃先49aで各ステープル連結部34が切断される。ここで、ステープル3aとステープル3bとの間の各ステープル連結部34に対して、各刃先49aが、ステープル3の内側から外側に向けてそれぞれ反対方向に押し当てられ、各ステープル連結部34が切断される。これにより、各ステープル連結部34の切断時には、ステープル3aとステープル3bとに、各ステープル3の長手方向に、各刃先49aにより反対向きの力が同時に加えられた状態となる。
【0087】
これにより、切断対象のステープル3aと、切断対象のステープル3aと隣り合うステープル3bを広い範囲で支える必要がなく、逆止バネ59により押さえる簡易な構成により、安定してステープル3の切断を行うことが可能となる。
【0088】
図26(c)でステープル3aとステープル3bのステープル連結部34を切断した後、フォーミングプレート15が更に下降することによりステープル3aのコ字状への成型が行われる。図27及び図28は、受け台部13cとフォーミングプレート15によるステープル3の成型を時系列で示した説明図である。
【0089】
図27(a)から図28(a)に示すように、受け台部13cに設置され隣接するステープル3から切り離されたステープル3aに対して、フォーミングプレート15が下降し、受け台部13cとステープル成型部15aが嵌合する。これにより、ステープル3aは、クラウン部35とクラウン部35から略直角に折り曲げられた脚部36が形成されるようにコ字状に成型される。
【0090】
また、図28(a)に示すようにステープル3aを略コ字状に成型した後、ドライバ18が上昇することにより、フォーミングプレート15も上昇する。ドライバ18とフォーミングプレート15の上昇についての詳細は後述する。ここで図28(b)及び(c)に示すように、フォーミングプレート15が上昇する際には、略コ字状に成型されたステープル3aの両脚部36がヒラキオサエ15cにより押さえられる。図29は上昇したフォーミングプレート15のヒラキオサエ15cによりステープル3aの両脚部36を保持した状態を示す斜視図である。このように、両脚部36をヒラキオサエ15cにより両外側から保持することにより、スプリングバックによりステープル3aの両脚部36が開くことが防がれる。これにより、ステープル3aをコ字状に成型した後のスプリングバックによる影響を抑え、次の工程を高精度に行うことが可能になる。
【0091】
フォーミングプレート15が上昇して、ヒラキオサエ15cによりコ字状のステープル3aの両脚部36を保持した状態となった後、ドライバ18が更に上昇してリンク57が回転し、プッシャバネ16により付勢されたプッシャ17が前方に移動する。これより、図25(e)の矢印lに示すように、送りツメ44で連結ステープル2が前方に移動すると共に、矢印kに示すように、図示しないステープル押し部17aによりステープル3aが前方に押し出される。この結果、図25(e)に示すステープル3aは、図25(a)に示すステープル3cと同等の状態となる。
【0092】
図30及び図31は、プッシャ17のステープル押し部17aによるステープル3の押し出し方法を示す説明図である。図30に示すように、プッシャ17が前方に移動することにより、ステープル押し部17aによりコ字状のステープル3がフォーミングプレート15内からドライバ18の二つの抜き刃51の間に押し出される。この時、ステープル押し部17aによるステープル3aの押し出しは、図31に示すように、ステープル押し部17aに設けられた四つの突起部17aaにより、ステープル3の両脚部36の背面側の上部及び下部を押すことにより行われる。
【0093】
これにより、ステープル3aが大きく傾くことなく、フォーミングプレート15内からドライバ18の二つの抜き刃51の間にステープル3の移動が行われる。よって、ステープル3のフォーミングプレート15内からドライバ18の二つの抜き刃51の間への移動を高精度に行うことが可能となる。
【0094】
図32は、プッシャ17の他の形状の例のステープル押し部17bを示す説明図である。図32に示すように、ステープル押し部17bが三つの突起部17bbを備えて構成されるとしてもよい。図32に示すステープル押し部17bにより、ステープル押し出し部17bbに設けられた三つの突起部17bbが、ステープル3aのクラウン部の背面部、及び両脚部36の背面側の下部を押すことにより、ステープル3aの押し出しが行われる。
【0095】
これにより、図31に示すステープル押し部17aと同様に、ステープル3aが大きく傾くことなく、フォーミングプレート15内からドライバ18の二つの抜き刃51の間にステープル3aの移動が行われ、ステープル3aのフォーミングプレート15内からドライバ18の二つの抜き刃51の間への移動を高精度に行うことが可能となる。
【0096】
また、クラウン部35に係合孔を有するステープル3を用いる場合は、プッシャ17のステープル押し部17bが、クラウン部35に係合する係合部と、両脚部36の背面側の下部を押す押し部を備え、係合部でクラウン部35を押すと共に押し部で両脚部36の背面側の下部を押すことにより、ステープルの押し出しを行うとしてもよい。
【0097】
これにより、図31に示すステープル押し部17a及び図32に示すステープル押し部17bと同様に、ステープル3が大きく傾くことなく、フォーミングプレート15内からドライバ18の二つの抜き刃51の間にステープル3の移動が行われ、ステープル3のフォーミングプレート15内からドライバ18の二つの抜き刃51の間への移動を高精度に行うことが可能となる。
【0098】
(5)ステープル折り曲げ部の構成例
次に、ステープル貫通部により綴じ用紙に貫通されたステープル3の両脚部36を綴じ用紙37に沿って折り曲げ、綴じ用紙37と一方の脚部36の接着部31、及び一方の脚部36と他方の脚部36とをそれぞれ貼り合わせるステープル折り曲げ部の構成例について説明する。
【0099】
図33及び図34はステープル折り曲げ部の一部の構成を示す説明図である。図33はステープル折り曲げ部の一部の構成を示す斜視図である。図34(a)は、ステープル折り曲げ部の一部の構成を上方から見た状態を示す平面図である。図34(b)はステープル折り曲げ部の一部の構成を示す断面図であり、図34(a)のV−V断面を示している。図34(c)は、ステープル折り曲げ部の一部の構成を下方から見た状態を示す平面図である。
【0100】
図33及び図34に示すように、ステープル折り曲げ部は、フレーム8の底部である折り曲げ部設置台21に取り付けられたクリンチャユニット23、二つの押し出しユニット24、及びスライダ26を備えて構成される。まずクリンチャユニット23の構成について説明する。図35はクリンチャユニット23の構成を示す説明図である。図35(a)はクリンチャユニット23を斜め後方から見た状態を示す斜視図であり、図35(b)はクリンチャユニット23の背面図である。
【0101】
図33から図35に示すように、クリンチャユニット23は、隣り合った2面が開放した直方体状のクリンチャホルダ23aと、クリンチャシャフト23bで図35の矢印に示すようにクリンチャホルダ23aに回動可能に取り付けられたクリンチャレフト60、クリンチャセンター27及びクリンチャライト61とを備えて構成される。
【0102】
クリンチャレフト60とクリンチャライト61は互いに左右対称となる形状を有し、それぞれクリンチャホルダ23aから突出した折り曲げ部60a、折り曲げ部61aを備え、クリンチャセンター27を挟んだ状態でクリンチャホルダ23aに取り付けられる。またクリンチャセンター27は、クリンチャホルダ23aから突出した、貼り合わせ部27aを有する。
【0103】
また、クリンチャレフト60とクリンチャセンター27、及びクリンチャライト61とクリンチャセンター27との間には、それぞれ図示しないネジリコイルバネが備えられている。これにより、クリンチャレフト60はクリンチャセンター27に対して上方に付勢され、クリンチャライト61はクリンチャセンター27に対して上方に付勢された状態となる。
【0104】
また、クリンチャセンター27の左右に設けられた図示しない溝部、及びクリンチャレフト60、クリンチャライト61にそれぞれ設けられた、クリンチャセンター27左右の溝部に摺動可能に係合する図示しない凸部により、クリンチャセンター27に対するクリンチャレフト60の上死点、及びクリンチャセンター27に対するクリンチャライト61の上死点が定まる。ここでステープラ1においては、例えば、クリンチャセンター27に対するクリンチャライト61の上死点が、クリンチャセンター27に対するクリンチャレフト60の上死点より高い位置となる。即ち、ステープラ1の待機状態においては、図35等に示すように、クリンチャライト61の折り曲げ部61aが、クリンチャレフト60の折り曲げ部60aに対して高い位置にある。クリンチャライト61は第1折り曲げ部の一例であり、クリンチャレフト60は第2折り曲げ部の一例である。
【0105】
また、折り曲げ部設置台21のクリンチャユニット23が設置される箇所には、図34(a)及び(b)に示すようにクリンチャ孔部23aが形成されている。更に、図34(b)に示すように、クリンチャセンター27には長孔27bが備えられている。ここで図4に示すように、ステープラ1は、折り曲げ部の一部としてベース9に、クリンチャセンター27を支持してベース9に対する位置を定めるクリンチャリフタ28を備えている。クリンチャリフタ28はベース9に応じた高さを有し、上端部にはクリンチャセンター27の長孔27bと係合する凸部を備える。
【0106】
図4の矢印Jに示すように、フレーム回動軸12でフレーム8がベース9に対して回転することにより、クリンチャリフタ28の凸部のクリンチャセンター27の長孔27b内の位置が変化して、クリンチャセンター27のベース9に対する位置が定められる。同時に、クリンチャセンター27に対してネジリコイルバネにより付勢されているクリンチャレフト60及びクリンチャライト61の位置も定まる。
【0107】
また、図35(b)に示すように、クリンチャホルダ23aの側壁は下部(Yで示す箇所)が上部(Wで示す箇所)よりも厚い。このため、クリンチャホルダ23a内の幅は、下部よりも上部の方が広くなる。更に、クリンチャセンター27と、クリンチャレフト60及びクリンチャライト61との間に備えられているネジリコイルバネは、圧縮バネとしても働き、クリンチャレフト60及びクリンチャライト61をクリンチャセンター27に対して左右に押し広げる方向に付勢する。
【0108】
このため、図4の反時計回りにフレーム回動軸12でフレーム8がベース9に対して回転し、クリンチャリフタ28によりクリンチャセンター27が押し上げられて、図34(b)の矢印mに示す方向にクリンチャレフト60,クリンチャセンター27及びクリンチャライト61が回転することにより、クリンチャレフト60及びクリンチャライト61は、クリンチャセンター27に対して左右に押し広げられる。
【0109】
次に、押し出しユニット24の構成について説明する。図33及び図37に示す、折り曲げ部設置台21に取り付けられた二つの押し出しユニット24は同一の構成を備えるものである。また各押し出しユニット24は、ドライバ18に対応した位置に設置される。図36及び図37は、押し出しユニット24の構成を示す説明図である。図36(a)、(b)及び図37(a)、(b)、(c)は、後述するカム24a及び押し出しプッシャ24bが待機位置にある状態を示している。図36(c)、(d)及び図37(d)、(e)、(f)は、後述するカム24a及び押し出しプッシャ24bが押し出し位置にある状態を示している。
【0110】
また、図36の(a)から(d)はそれぞれ押し出しユニット24の斜視図であり、図37(a)及び(d)は押し出しユニット24の平面図、図37(b)及び(e)は押し出しユニット24の正面図、図37(c)及び(f)は押し出しユニット24の側面図である。
【0111】
図36及び図37に示すように、押し出しユニット24は、コ字状の形状を有する押し出しユニットベース24c、カム24a及び押し出しプッシャ24bを備えて構成される。カム24aは、くの字状の形状を有するくの字部24dを両端に備え、押し出しユニットベース24c内で、カムシャフト24eにより押し出しユニットベース24cに図36(a)の矢印に示すように回動可能に取り付けられている。
【0112】
押し出しプッシャ24bは直方体状の形状を備え、ダブルトーションバネ24fの上端部に取り付けられる。ダブルトーションバネ24fは、ダブルトーションバネシャフト24gにより押し出しユニットベース24cに回動自在に取り付けられる。これにより、押し出しプッシャ24bは図36(b)の矢印に示す方向に付勢された状態となる。また、押し出しプッシャ24bは、ダブルトーションバネ24fにより付勢される方向に薄板の円弧状の押し出し部24baを備える。この押し出し部24baは、図21に示す第1の抜き刃51aの押し出し孔51acと、図22に示す第2の抜き刃51bの押し出し孔51bcに挿通可能な形状を備える。
【0113】
押し出しプッシャ24bが、図36(a)、(b)及び図37(a)、(b)、(c)に示す待機位置にある状態において、図37(b)の反時計回りにカム24aを回転させることにより、ダブルトーションバネ24fにより付勢された押し出しプッシャ24bは、図36(c)、(d)及び図37(d)、(e)、(f)示すように押し出し位置に移動する。反対に、押し出しプッシャ24bが、押し出し位置にある状態において、図37(e)の時計回りにカム24aを回転させることにより、ダブルトーションバネ24fがカム24aに押され、押し出しプッシャ24bは待機位置に移動する。
【0114】
次に、スライダ26の構成例について説明する。図38及び図39は、スライダ26の構成例を示す説明図である。図38(a)はスライダ26を斜め前方から見た状態を示す斜視図であり、図38(b)はスライダ26を斜め後方から見た状態を示す斜視図である。図39(a)はスライダ26の平面図であり、図39(b)はスライダ26の側面図である。
【0115】
図38及び図39に示すように、スライダ26は、直方体状の形状を有し、両端より前方に向けて伸びたスライダアーム26a及びスライダアーム26bを備える。スライダアーム26aは前端部にアーム斜面A26aa及びアーム斜面B26abを備える。アーム斜面A26aaはスライダ26の内側で、且つ下側及び前側を向いた角度に形成される。アーム斜面B26abはスライダ26の内側で、且つ上側及び後ろ側を向いた角度に、アーム斜面A26aaの後部に形成される。
【0116】
スライダアーム26bもスライダアーム26aと同様に、前端部にアーム斜面A26ba及びアーム斜面B26bbを備える。アーム斜面A26baはスライダ26の内側で、且つ下側及び前側を向いた角度に形成される。アーム斜面B26bbはスライダ26の内側で、且つ上側及び後ろ側を向いた角度に、アーム斜面A26baの後部に形成される。
【0117】
また、スライダ26は、後端部の近傍にスライダシャフト63が挿通されるスライダシャフト孔26cを備え、図34(a)の矢印及び図34(b)の矢印nに示すように、前後に摺動可能に取り付けられている。ステープラ1が組み立てられた状態では、図2に示すように、スライダシャフト63はフレーム8の長孔64内に位置した状態となる。ここで、ハンドル5が押し下げられてドライバ本体部18aが下降することにより、図2の矢印Eに示す方向にリンク57が回転し、リンク57の下端部に設けられた突起部57cがスライダシャフト63と係合してスライダシャフト63を後方に押し下げることより、スライダ26が後方へ移動される。
【0118】
更に、スライダ26は、背面部にスライダバネ25が設置されるスライダバネ穴26dを備えており、ステープラ1が組み立てられた状態ではスライダバネ25により折り曲げ部設置台21に対して前方に付勢された状態となる。また、図34(b)及び図34(c)に示すように、折り曲げ部設置台21のスライダ26の下部には、所定の大きさのスライダ孔部23bが形成される。
【0119】
次に、押し出しユニット24とクリンチャユニット23の動作の関係について説明する。図33及び図34に示すように、クリンチャレフト60の折り曲げ部60a、クリンチャセンター27の貼り合わせ部27a及びクリンチャライト61の折り曲げ部61aが上下する箇所を挟んだ位置に、各押し出しユニット24は配置される。各押し出しユニット24の押し出しプッシャ24bが押し出し位置にある状態で、クリンチャレフト60、クリンチャセンター27及びクリンチャライト61が図34(b)の矢印に示す方向に回転することにより、クリンチャレフト60及びクリンチャライト61により各押し出しユニット24のくの字部24dが押し上げられてカム24aが回転し、押し出しプッシャ24bが待機位置に移動する。
【0120】
次に、押し出しユニット24とスライダ26の動作の関係について説明する。図33及び図34に示す状態では、各押し出しユニット24の押し出しプッシャ24bが待機位置にあり、スライダ26のスライダアーム26a、26bの前端部が各押し出しユニット24の二つのくの字部24dの間にある。この状態から、スライダ26が後方に移動することにより、スライダアーム26aのアーム斜面B26ab及びスライダアーム26bのアーム斜面B26bbが、各押し出しユニット24の後方に位置するくの字部24dに当接してカム24aが回転し、押し出しプッシャ24bが押し出し位置に移動する。
【0121】
また、各押し出しユニット24の押し出しプッシャ24bが待機位置にあり、スライダ26のスライダアーム26a、26bの前端部が各押し出しユニット24の二つのくの字部24dの間から外れて後方にある状態から、スライダ26を前方に移動した際には、スライダアーム26aのアーム斜面A26aa及びスライダアーム26bのアーム斜面A26baが、各押し出しユニット24の後方に位置するくの字部24dに当接してスライダアーム26a、26bが両側に広がり、スライダ26のスライダアーム26a、26bの前端部が各押し出しユニット24の二つのくの字部24dの間に位置した状態となる。
【0122】
(6)その他ベース部の構成例
次に、ベース9の他の構成について説明する。ステープラ1は、スライダ26を支えるスライダ受け29を備える。このスライダ受け29は、折り曲げ部設置台21のスライダ孔部23bに対応した位置に備えられており、ステープラ1の待機状態においては、図4に示すように、スライダ26を支えた状態となる。ハンドル5が押し下げられてスライダ26が後方に移動することにより、スライダ26はスライダ受け29から外れた状態となる。
【0123】
また、図4に示すように、ステープラ1は、ベース9に折り曲げ部設置台21を支えるリターンバネ22を備える。このリターンバネ22により、折り曲げ部設置台21は、フレーム回動軸12で図4の時計回りに付勢された状態となる。
【0124】
<ステープラの動作例>
次に、ステープラ1の動作例について説明する。図40から図98はステープラ1によりステープル3を用いて綴じ用紙37を綴じる動作を示す説明図である。図40から図60は、各状態におけるステープラ1を図3のH−H断面で示す説明図である。図61から図74は、各状態における用紙押さえ19、ドライバ本体部18a及びフォーミングプレート15の断面を示す説明図である。図75から図95は、各状態におけるステープラ1を図2のG−G断面で示す説明図である。図96から図98は、各状態におけるステープル折り曲げ部の一部の状態を示す説明図である。図96から図98の(a)はステープル折り曲げ部の一部を示す平面図であり、図96から図98の(b)はステープル折り曲げ部の一部を示す側面図である。
【0125】
以下において、図面を参照しながら、ステープラ1によりステープル3を用いて綴じ用紙37を綴じる動作について説明する。図40、図61、図75及び図96は、待機状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。
【0126】
図40、図61、図75及び図96に示すステープラ1の待機状態では、ステープラ1の各部は以下のような状態となる。ステープラ1の待機状態では、ステープルホルダ11内にロール状ステープル4が装填され、図10に示すように、ロール状ステープル4から引き出された連結ステープル2が剥離紙30を剥がされた状態で搬送路13上に設置される。また、連結ステープルから剥がされた剥離紙30は、剥離紙排出経路40を通じてステープラ1の後部に設けられた剥離紙排出口39から排出された状態に設置される。
【0127】
また、フォーミングプレート15の下部である搬送路13の受け台部13cには、連結ステープル2の先頭部のステープル3aが位置している。更にドライバ18の抜き刃51内には、コ字状に成型されたステープル3cが位置している。
【0128】
また、ステープラ1の待機状態では、用紙押さえ19は、引っ張りバネ55によりフレーム8に対して上方へ付勢され、凸部A19f及び側溝A54で定まる上端部に位置している。ドライバ18はネジリコイルバネ56により、用紙押さえ19に対して上方へ付勢され、ドライバ突起18tと用紙押さえ溝19mの上部とが当接する状態に位置している。フォーミングプレート15はドライバ18の突き出しピン18dにより、凸部C15d及び側溝C50で定まる上端部に位置している。
【0129】
更に、ステープラ1の待機状態では、プッシャ17はプッシャバネ16により前方へ付勢され、ステープル押し部17aがドライバ18の抜き刃51に当てついた状態となる。また、スライダ26はスライダバネ25により前方へ付勢され、ベース9に備えられるスライダ受け29に乗った状態となる。
【0130】
また、ステープラ1の待機状態では、フレーム8の底部となる折り曲げ部設置台21が、ベース9のリターンバネ22により上方へ付勢され、折り曲げ部設置台21の前端部が、ベース9に固定されたシャフト64に当てついた状態となる。
【0131】
図41、図62及び図76は、用紙押さえ19がテーブル20上の綴じ用紙37上へ接地した状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図40等に示す待機状態から、使用者がハンドル5を押し下げることにより、ハンドル・ステープルカバー回動軸10でハンドル5が図41の反時計回りに回動し、ドライバプッシャ66によりドライバ18が押し下げられる。ここで、図13(b)に示すように、用紙押さえ本体部19a及びドライバ本体部18aの間には、ネジリコイルバネ56が備えられており、用紙押さえ本体部19aを下方へ付勢すると共に、ドライバ本体部18aを上方へ付勢している。
【0132】
このため、ドライバ18が押し下げられることにより、用紙押さえ19も下方に押し下げられ、図41、図62及び図76に示すように、テーブル20上の綴じ用紙37が用紙押さえ19の用紙押さえ部19dに押さえられた状態となる。
【0133】
また、ドライバ18が押し下げられることにより、図2の矢印Eに示す方向にリンク57が回転し、長孔57aに係合したプッシャシャフト58が後方へ押され、プッシャ17が後方に移動を開始する。即ち、図25(b)に示すように、プッシャ17に取り付けられた送りツメ44の連結ステープル2の送り孔32に対する係合が外れて、後方への移動を開始する。また、図61及び図62に示すように、ドライバ18の突き出しピン18dは、フォーミングプレート15のV溝A46内を移動する。
【0134】
図42、図63及び図77は、フォーミングプレート15の作動が開始された状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図41、図62及び図76に示す用紙押さえ19が接地された状態から、更にハンドル5が押し下げられることにより、ハンドル・ステープルカバー回動軸10でハンドル5が図42の反時計回りに回動し、ドライバプッシャ66によりドライバ18が更に押し下げられる。これにより、図42及び図77に示すように、ドライバ18に取り付けられた抜き刃51が、テーブル20上に設置され用紙押さえ19により押さえられた綴じ用紙37に貫通される。
【0135】
また、ドライバ18が更に押し下げられることにより、図2の矢印Eに示す方向にリンク57が更に回転し、長孔57aに係合したプッシャシャフト58が後方へ押され、プッシャ17が後方に更に移動する。これにより、図14に示すフォーミングプレート15の下端部15eが、プッシャ17のL字型アーム17dから外れた状態となる。
【0136】
また、図63に示すように、ドライバ18の突き出しピン18dは、フォーミングプレート15のV溝A46内を移動し、V溝A46の下端部46aに到達する。ドライバ18の突き出しピン18dが、V溝A46の下端部46aに到達後、ドライバ18が更に下降することにより、突き出しピン18dがV溝A46の下端部46aに係合した状態で、ドライバ18共にフォーミングプレート15は下降を開始する。
【0137】
図43、図64及び図78は、ステープル3aの切断が開始され、スライダ26の移動が開始された状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図42、図63及び図77に示す、フォーミングプレート15の作動が開始された状態から、更にハンドル5が押し下げられることにより、ハンドル・ステープルカバー回動軸10でハンドル5が図43の反時計回りに回動し、ドライバプッシャ66によりドライバ18が更に押し下げられる。これにより、図43及び図78に示すように、ドライバ18に取り付けられた抜き刃51が、テーブル20上に設置され用紙押さえ19により押さえられた綴じ用紙37に、更に貫通される。
【0138】
また、ドライバ18が下降することにより、図64に示すように、突き出しピン18dがV溝A46の下端部46aに係合した状態で、ドライバ18共にフォーミングプレート15は下降する。これにより、図25に示すように、連結ステープル2の先頭部に位置するステープル3aと連接するステープル3bとのステープル連結部34が、フォーミングプレート15に取り付けられた切断刃49により切断される。
【0139】
また、ドライバ18が押し下げられることにより、図2の矢印Eに示す方向にリンク57が回転し、リンク57の突起部57cと係合したスライダシャフト63と共にスライダ26が後方に移動を開始する。
【0140】
図44、図65及び図79は、ステープル3aの成型が開始された状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図43、図64及び図78に示す、ステープル3aの切断が開始され、スライダ26の移動が開始された状態から、更にハンドル5が押し下げられることにより、ハンドル・ステープルカバー回動軸10でハンドル5が図44の反時計回りに回動し、ドライバプッシャ66によりドライバ18が更に押し下げられる。これにより、図44及び図79に示すように、ドライバ18に取り付けられた抜き刃51が、テーブル20上に設置され用紙押さえ19により押さえられた綴じ用紙37に、更に貫通される。
【0141】
また、ドライバ18が下降することにより、図65に示すように、突き出しピン18dがV溝A46の下端部46aに係合した状態で、ドライバ18と共にフォーミングプレート15が下降する。これにより、図27に示すように、フォーミングプレート15のステープル成型部15aにより、受け台部13cに設置されたステープル3aの成型が開始される。
【0142】
また、ドライバ18が更に押し下げられることにより、図2の矢印Eに示す方向にリンク57が更に回転し、リンク57の突起部57cと係合したスライダシャフト63と共にスライダ26が更に後方に移動する。
【0143】
図45、図80及び図97は、カム24aの回転が開始された状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。ドライバ18が押し下げられ、図2の矢印Eに示す方向にリンク57が回転し、リンク57の突起部57cと係合したスライダシャフト63と共にスライダ26が後方に移動する。
【0144】
これにより、図97に示すように、スライダ26のスライダアーム26a及びスライダアーム26bが、それぞれ各押し出しユニット24の後側に位置するくの字部24dと当接し図36(b)の矢印に示すようにカム24aが回転する。これにより、各押し出しユニット24の押し出しプッシャ24bが待機位置から押し出し位置の方向へ回転する。これにより、図80に示すように、各押し出しプッシャ24bの押し出し部24baが、綴じ用紙37に貫通された抜き刃51の外側の面に当接した状態となる。
【0145】
図46、図66及び図81は、ステープル3aの成型が完了した状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図44、図65及び図79に示す、ステープル3aの成型が開始された状態から、更にハンドル5が押し下げられることにより、ハンドル・ステープルカバー回動軸10でハンドル5が図46の反時計回りに回動し、ドライバプッシャ66によりドライバ18が更に押し下げられる。これにより、図46及び図81に示すように、ドライバ18に取り付けられた抜き刃51が、テーブル20上に設置され用紙押さえ19により押さえられた綴じ用紙37に更に貫通され、抜き刃51内に位置しているステープル3cの両脚部36が、綴じ用紙37に貫通される。
【0146】
また、ドライバ18が下降することにより、図66に示すように、突き出しピン18dがV溝A46の下端部46aに係合した状態で、ドライバ18と共にフォーミングプレート15が下降する。これにより、フォーミングプレート15の凸部C15dがフレーム8の側溝C50の下端部に接して、フォーミングプレート15がフレーム8に対して下降しない位置まで、フォーミングプレート15が下降する。これにより、図25(d)及び図28(a)に示すように、フォーミングプレート15のステープル成型部15aにより、受け台部13cに設置されたステープル3aが、クラウン部35と両脚部36を有するコ字状に成型される。
【0147】
また、ドライバ18が更に押し下げられることにより、図2の矢印Eに示す方向にリンク57が更に回転し、リンク57の突起部57cと係合したスライダシャフト63と共にスライダ26が更に後方に移動する。
【0148】
図47、図67及び図82は、突き出しピン18dがフラット部47に乗り上げた状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図46、図66及び図81に示す、ステープル3aの成型が完了した状態から、更にハンドル5が押し下げられることにより、ハンドル・ステープルカバー回動軸10でハンドル5が図47の反時計回りに回動し、ドライバプッシャ66によりドライバ18が更に押し下げられる。これにより、図47及び図82に示すように、ドライバ18に取り付けられた抜き刃51が、テーブル20上に設置され用紙押さえ19により押さえられた綴じ用紙37に更に貫通され、抜き刃51内に位置しているステープル3cの両脚部36が、綴じ用紙37に更に貫通される。
【0149】
また、図67に示すように、ドライバ18が下降することにより、突き出しピン18dが、フォーミングプレート15のV溝A46とV溝B48の間に位置するフラット部47に乗り上げる。また、ドライバ18が更に押し下げられることにより、図2の矢印Eに示す方向にリンク57が更に回転し、リンク57の突起部57cと係合したスライダシャフト63と共にスライダ26が更に後方に移動する。
【0150】
図48、図68、図83及び図98は、ステープル3cの貫通が完了し、スライダ受け29からスライダ26が外れた状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図47、図67及び図82に示す、突き出しピン18dがフラット部47に乗り上げた状態から、更にハンドル5が押し下げられることにより、ハンドル・ステープルカバー回動軸10でハンドル5が図48の反時計回りに回動し、ドライバプッシャ66によりドライバ18が更に押し下げられる。これにより、図48及び図83に示すように、ドライバ18に取り付けられた抜き刃51が、テーブル20上に設置され用紙押さえ19により押さえられた綴じ用紙37に更に貫通され、抜き刃51内に位置しているステープル3cの両脚部36が、綴じ用紙37に完全に貫通される。
【0151】
また、図83に示すように、各ダブルトーションバネ24fにより付勢され、各抜き刃51の外側の面に当接した状態の各押し出しプッシャ24bの押し出し部24baが、各抜き刃51の押し出し孔51c内に挿通する。これにより、ステープル3aの両脚部36が、各押し出し部24baにより内側へ押されて折り曲げられることにより、各抜き刃51から離れた状態となる。
【0152】
また、ドライバ18が下降することにより、図68に示すように、突き出しピン18dがV溝B48内に移動する。更に、図2の矢印Eに示す方向にリンク57が更に回転し、リンク57の突起部57cと係合したスライダシャフト63と共にスライダ26が更に後方に移動することにより、図48に示すように、スライダ26がスライダ受け29から外れた状態となる。更に、図98に示すように、スライダアーム26a及び26bの前端部が、各押し出しユニット24の各くの字部24dの間から、後方へ外れた状態となる。
【0153】
図49及び図84は、クリンチャライト61がクリンチャホルダ23aで右方向へ開いた状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図48、図68、図83及び図98に示す、ステープル3cの貫通が完了し、スライダ受け29からスライダ26が外れた状態から、更にハンドル5が押し下げられることにより、フレーム回動軸12でフレーム8がベース9に対して、図49の反時計回りに回動する。
【0154】
これにより、クリンチャリフタ28により、クリンチャセンター27が、クリンチャシャフト23bで回動してクリンチャホルダ23aに対して上方へ持ち上げられた状態となる。クリンチャセンター27がクリンチャホルダ23aに対して上方へ持ち上げられることにより、ネジリコイルバネによりクリンチャセンター27に対して上方に付勢されたクリンチャレフト60及びクリンチャライト61も、クリンチャシャフト23bで回動してクリンチャホルダ23aに対して上方へ持ち上げられる。
【0155】
また、クリンチャライト61は、クリンチャレフト60よりもクリンチャセンター27に対する上死点が上方に設けられている。このため、クリンチャセンター27がクリンチャシャフト23bで回動して上方へ持ち上げられることにより、クリンチャライト61がステープル3aの右側の脚部36に外側から接し、ステープル3aの右側の脚部36の内側への折り曲げが開始される。
【0156】
ここで、図35(b)に示すように、クリンチャホルダ23aの側壁は下部(Yで示す箇所)が上部(Wで示す箇所)よりも厚く、クリンチャホルダ23a内の幅は、下部よりも上部の方が広くなるように形成されている。更に、クリンチャセンター27と、クリンチャレフト60及びクリンチャライト61との間に備えられているネジリコイルバネは、圧縮バネとしても働き、クリンチャレフト60及びクリンチャライト61をクリンチャセンター27に対して左右に押し広げる方向に付勢している。
【0157】
このため、クリンチャライト61がクリンチャホルダ23aに対して上方に持ち上げられることにより、クリンチャライト61が右側に押し広げられ、クリンチャライト61先端の折り曲げ部61aが、確実に抜き刃51と右側の脚部36との間に入り込む。この時、クリンチャライト61の先端が抜き刃51の内側面と接し、右側の脚部36を根元から折り曲げる。
【0158】
図50及び図85は、クリンチャレフト60がクリンチャホルダ23a内で左方向へ開き、押し出しユニット24右のカム24aが待機位置へ戻った状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図49及び図84に示す、クリンチャライト61がクリンチャホルダ23aで右方向へ開いた状態から、更にハンドル5が押し下げられることにより、フレーム回動軸12でフレーム8がベース9に対して、図50の反時計回りに回動する。
【0159】
これにより、クリンチャリフタ28により、クリンチャセンター27が、クリンチャシャフト23bで回動してクリンチャホルダ23aに対して上方へ更に持ち上げられ、クリンチャレフト60及びクリンチャライト61が、クリンチャシャフト23bで回動してクリンチャホルダ23aに対して上方へ更に持ち上げられる。
【0160】
これにより、クリンチャライト61によりステープル3aの右側の脚部36が内側へ更に折り曲げられる。また、この時、右側の押し出しユニット24のくの字部24dが、クリンチャライト61により下方から押し上げられる。これにより、待機位置へ向けて、右側の押し出しユニット24のカム24aの、図36(b)の矢印と反対方向への回転が開始する。
【0161】
また、クリンチャレフト60がクリンチャホルダ23aに対して更に持ち上げられてステープル3aの左側の脚部36に外側から接し、ステープル3cの左側の脚部36の内側への折り曲げが開始される。ここで、クリンチャホルダ23a内の幅は、下部よりも上部の方が広くなるように形成されており、クリンチャレフト60はネジリコイルバネにより左方向へ付勢されている。このため、クリンチャレフト60がクリンチャホルダ23aに対して上方に持ち上げられることにより、クリンチャレフト60が左側に押し広げられ、クリンチャレフト60先端の折り曲げ部60aが、確実に抜き刃51と左側の脚部36との間に入り込む。このとき、クリンチャレフト60の先端が抜き刃51の内側面と接し、左側の脚部36を根元から折り曲げる。
【0162】
図51及び図86は、右脚部36がクリンチされ、押し出しユニット24左のカム24aが戻った状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図50及び図85に示す、クリンチャレフト60がクリンチャホルダ23a内で右方向へ開き、押し出しユニット24右のカム24aが待機位置へ戻った状態から、更にハンドル5が押し下げられることにより、フレーム回動軸12でフレーム8がベース9に対して、図51の反時計回りに回動する。
【0163】
これにより、クリンチャリフタ28により、クリンチャセンター27が、クリンチャシャフト23bで回動してクリンチャホルダ23aに対して上方へ更に持ち上げられ、クリンチャレフト60及びクリンチャライト61が、クリンチャシャフト23bで回動してクリンチャホルダ23aに対して上方へ更に持ち上げられる。
【0164】
これにより、図86に示すように、ステープル3cの右側の脚部36が、綴じ用紙37に沿って内側に完全に折り曲げられて保持された状態となる。またこの時、右側の押し出しユニット24のくの字部24dがクリンチャライト61により更に押し上げられ、カム24aが待機位置へ戻される。
【0165】
また、クリンチャレフト60によりステープル3aの左側の脚部36が内側へ更に折り曲げられる。また、この時、左側の押し出しユニット24のくの字部24dが、クリンチャレフト60により下方から押し上げられる。これにより、待機位置へ向けて、左側の押し出しユニット24のカム24aの、図36(b)の矢印と反対方向への回転が開始する。
【0166】
図52及び図87は、左脚部36がクリンチされた状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図51及び図86に示す、右脚部36がクリンチされ、押し出しユニット24左のカム24aが戻った状態から、更にハンドル5が押し下げられることにより、フレーム回動軸12でフレーム8がベース9に対して、図52の反時計回りに回動する。
【0167】
これにより、クリンチャリフタ28により、クリンチャセンター27が、クリンチャシャフト23bで回動してクリンチャホルダ23aに対して上方へ更に持ち上げられ、クリンチャレフト60、クリンチャシャフト23bで回動してクリンチャホルダ23aに対して上方へ更に持ち上げられる。
【0168】
これにより、図51及び図87に示すように、ステープル3cの左側の脚部36が、綴じ用紙37に沿って内側に完全に折り曲げられて保持された状態となる。またこの時、左側の押し出しユニット24のくの字部24dがクリンチャレフト60により更に押し上げられ、カム24aが待機位置へ戻される。
【0169】
図53及び図88は、ステープル3cのクリンチが完了した状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図52及び図87に示す、左脚部36がクリンチされた状態から、更にハンドル5が押し下げられることにより、フレーム回動軸12でフレーム8がベース9に対して図53の反時計回りに回動し、図53及び図88に示すように、
ドライバ18のステープル押し下げ部18cと、クリンチャセンター27の先端の貼り合わせ部27aとで、ステープル3cと綴じ用紙37がはさみ込まれた状態となり、ハンドル5の押し下げ動作が終了する。なお、この状態から、ハンドル5を更に押し下げることはできない。
【0170】
図52及び図87に示す状態からハンドル5が更に押し下げられることにより、クリンチャリフタ28により、クリンチャセンター27が、クリンチャシャフト23bで回動してクリンチャホルダ23aに対して上方へ更に持ち上げられ、図53及び図88に示すように、ステープル3cの両脚部36の重なり部が、クリンチャセンター27の先端の貼り合わせ部27aで押さえられた状態となる。これにより、図8(c)に示すように、ステープル3aの左側の脚部36の接着部31と右側の脚部36、及び右側の脚部36の接着部31と綴じ用紙37が、それぞれ貼り合わされた状態となる。
【0171】
図54及び図89は、フレーム8のリターンが完了し、ドライバ18のリターンが開始された状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図53及び図88に示す、ステープル3cのクリンチが完了した状態から、使用者がハンドル5の押し下げを解除することにより、まず、図2に示すベース9に備えられたリターンバネ22により、フレーム回動軸12で、フレーム8がベース9に対して図54の時計回りに回動する。
【0172】
これにより、折り曲げ部設置台21の前端部が、ベース9と固定されたシャフト64と当接し、フレーム8とベース9が、図40及び図75に示す待機状態と同じ位置関係となる。また、クリンチャリフタ28により、クリンチャセンター27がクリンチャホルダ23aに対して引き下げられ、クリンチャホルダ23aと、クリンチャレフト60、クリンチャセンター27及びクリンチャライト61が、図40及び図75に示す待機状態と同じ位置関係となる。
【0173】
また、リターンバネ22により、フレーム回動軸12でフレーム8が回動し、折り曲げ部設置台21の前端部がシャフト64と当接した後、図13(b)に示すドライバ18と用紙押さえ19の間に設けられたネジリコイルバネ56により、ドライバ18の上方への移動が開始する。
【0174】
図55、図69及び図90は、フォーミングプレート15のリターンが開始された状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図54及び図89に示す、フレーム8のリターンが完了し、ドライバ18のリターンが開始された状態から、ネジリコイルバネ56により、ドライバ18が上方へ移動する。
【0175】
これにより、図69に示すように、突き出しピン18dがV溝B48内を上方へ移動し、V溝B48の上端部で突き出しピン18dが係合した状態となり、ドライバ18の上方への移動と共にフォーミングプレート15も上方への移動を開始する。
【0176】
また、ドライバ18が上方へ移動することにより、リンク57が図2の矢印Eの反対方向へ回転する。これにより、スライダシャフト63を後方へ押さえていたリンク57の突起部57cが矢印Eの反対方向へ移動し、スライダバネ25で付勢されたスライダ26が前方へ移動を開始する。
【0177】
図56、図70及び図91は、ヒラキオサエ15cで両脚部36を保持した状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図55、図69及び図90に示す、フォーミングプレート15のリターンが開始された状態から、ネジリコイルバネ56により、ドライバ18が更に上方へ移動する。
【0178】
これにより、図70に示すように、突き出しピン18dがV溝B48内の上端に係合した状態で、ドライバ18が上方へ移動する共にフォーミングプレート15も上方へ移動する。これにより、図28(b)に示すように、ステープル3aの両脚部36の先端部が、フォーミングプレート15のヒラキオサエ15cにより保持された状態となる。
【0179】
また、ドライバ18が上方へ移動することにより、リンク57が図2の矢印Eの反対方向へ更に回転し、スライダシャフト63を押さえているリンク57の突起部57cが矢印Eの反対方向へ更に移動し、スライダバネ25で付勢されたスライダ26が前方へ更に移動する。
【0180】
図57、図71及び図92は、フォーミングプレート15のリターンが完了した状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図56、図70及び図91に示す、ヒラキオサエ15cで両脚部36を保持した状態から、ネジリコイルバネ56により、ドライバ18が更に上方へ移動する。
【0181】
これにより、図71に示すように、突き出しピン18dがV溝B48内の上端に係合した状態で、ドライバ18が上方へ移動する共にフォーミングプレート15が上端部まで移動する。これにより、図28(c)に示すように、ステープル3aの両脚部36の先端部が、フォーミングプレート15のヒラキオサエ15cにより完全に保持された状態となる。
【0182】
また、ドライバ18が上方へ移動することにより、リンク57が図2の矢印Eの反対方向へ更に回転し、スライダシャフト63を押さえているリンク57の突起部57cが矢印Eの反対方向へ更に移動し、スライダバネ25で付勢されたスライダ26が前方へ更に移動する。
【0183】
図58、図72及び図93は、プッシャ17が前方に移動を開始した状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図57、図71及び図92に示す、フォーミングプレート15のリターンが完了した状態から、ネジリコイルバネ56により、ドライバ18が更に上方へ移動する。
【0184】
これにより、図72に示すように、突き出しピン18dがV溝B48からフラット部47を超えて、V溝A46内を上方へ移動する。また、ドライバ18が上方へ移動することにより、リンク57が図2の矢印Eの反対方向へ更に回転し、スライダシャフト63を押さえているリンク57の突起部57cが矢印Eの反対方向へ更に移動し、スライダバネ25で付勢されたスライダ26が、図40及び図75で示す待機状態と同じ位置まで移動する。
【0185】
更に、プッシャシャフト58を押さえているリンク57の長孔57aが移動することにより、プッシャバネ16で付勢されたプッシャ17が前方へ移動を開始する。これにより、図25(e)に示すように、送りツメ44により連結ステープル2が前方へ搬送される。この時、図10に示すように、ステープルホルダ11内に装填されたロール状ステープル4から引き出された連結ステープル2から、剥離ブロック38により、剥離紙30が剥離される。また、剥離された剥離紙30は剥離紙排出経路40を経由して剥離紙排出口39から排出される。また、図25(e)に図示しないプッシャ17のステープル押し部17aによりステープル3aがドライバ18の各抜き刃51の間へ押し出される。押し出されたステープル3aは、後述する図60に示す状態を経て、新たな図40に示すステープル3cとなる。
【0186】
図59、図73及び図94は、用紙押さえ19のリターンを開始した状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図58、図72及び図93に示す、プッシャ17が前方に移動を開始した状態から、ネジリコイルバネ56により、ドライバ18が更に上方へ移動する。これにより、図73に示すように、突き出しピン18dがV溝A46内を上方へ所定の位置まで移動する。
【0187】
ネジリコイルバネ56により、ドライバ18が所定の位置まで上昇した後、図2に示す、フレーム8と用紙押さえ19との間に備えられた引っ張りバネ55により、用紙押さえ19及びドライバ18のフレーム8に対する上方への持ち上げが開始される。
【0188】
図60、図74及び図95は、プッシャ17のリターン直前の状態におけるステープラ1の各部の状態を示す説明図である。図59、図73及び図94に示す、用紙押さえ19のリターンを開始した状態から、引っ張りバネ55により、用紙押さえ19及びドライバ18が、フレーム8に対して上方へ更に持ち上げられる。
【0189】
ドライバ18が上方へ移動することにより、リンク57が図2の矢印Eの反対方向へ更に回転し、プッシャシャフト58を押さえているリンク57の長孔57aが移動することにより、プッシャバネ16で付勢されたプッシャ17が、図40及び図75で示す待機状態と同じ位置まで移動する。なお、ドライバが完全に待機状態になると、コ字状に成型されたステープルの前方が開放されるので、圧縮状態にあったプッシャバネ16の弾性によってプッシャ17が前方へ移動する。このため、コ字状に成型されたステープルの送り動作と、その他のステープルの送り動作とは、ほぼ同時に行われる。
【0190】
以上のようなステープラ1の各部の動作より、用紙挿入口内のテーブル20に設置された綴じ用紙37が、ステープル3aにより綴じられる。
【0191】
本発明のステープラ1は、ステープル3を所定の略コ字状に成型した後に綴じ用紙37に貫通させ、両脚部36を折り曲げて貼り合わせる。これにより、変形しやすい紙製のステープル3を用いて綴じ用紙37を確実に綴じることが可能となる。
【0192】
本発明のステープラ1は、図8に示すように、略真直状のステープラ3が連結された連結ステープラ2が用いられる。また、図9に示すように、略真直状のステープラ3を並列に複数連結した連結ステープラ2は、ロール状ステープル4としてロール状に巻き回すことができる。これにより、本発明のステープル1は、ロール状ステープル4として、多数のステープル3を一度に装填することが可能となる。
【0193】
本発明のステープラ1によれば、用紙押さえ19は、開閉自在な角窓19bを備える。これにより、ステープル3を抜き刃51へ移動させる際など、ステープラ1の動作中にステープル3が詰まった場合に、角窓19bを開けて詰まったステープル3にアクセスすることにより、詰まったステープル3の除去を容易に行うことが可能となる。
【0194】
本発明のステープラ1は、ハンドル5を押し下げることにより、連結ステープル2の端部に位置するステープル3aに対してフォーミングプレート15を押し下げて切断及び成型を行うと共に、綴じ用紙37に対してドライバ18を押し下げてステープル3cの貫通を行う。これにより、1つの動作により、ステープル3の切断、成型及び綴じ用紙37に対する貫通を行うことが可能になる。
【0195】
また、本発明のステープラ1では、図40等に示すように、テーブル20上に設置された綴じ用紙37が用紙押さえ19の用紙押さえ部19dにより押さえられた状態で、綴じ用紙37に対するステープル3の貫通、貫通した両脚部36の折り曲げ及び貼り合わせ等が行われる。これにより、綴じ用紙37に対するステープル3の貫通、貫通した両脚部36の折り曲げ及び貼り合わせ等の作業を、精度良く行うことが可能となる。
【0196】
また、本発明のステープラ1では、ハンドル5に取り付けられたドライバプッシャ66により押されて、ドライバ18が綴じ用紙37に対して押し下げられる。また、V溝46の下端部46aに突き出しピン18dが係合することにより、ドライバ18と共に、フォーミングプレート15がステープル3に対して押し下げられる。
【0197】
更に、本発明のステープラ1では、ドライバ18と用紙押さえ19の間に備えられたネジリコイルバネ56により押されて、ドライバ18が綴じ用紙37から上方に押し上げられる。また、V溝48aに突き出しピン18dが係合することにより、ドライバ18と共に、フォーミングプレート15がステープル3から押し上げられる。
【0198】
また、突き出しピン18dは、下端部46a以外のV溝46及びフラット部47においては係合せず、ドライバ18のみが上下動し、フォーミングプレート15は上下動しない。即ち本発明のステープラ1では、ドライバ18の上下の所定の位置においてのみ、ドライバ18とフォーミングプレート15の押し下げ及び押し上げを連動させることが可能となる。
【0199】
また、本発明のステープラ1は、図40から図60に示す一動作において、フォーミングプレート15によるステープラ3aの切断及び成型を行い、ドライバ18によるステープラ3cの綴じ用紙37への貫通行い、プッシャ17により、フォーミングプレート15により切断及び成型されたステープラ3aのドライバ18への移動を行う。即ち、一つのステープル3に対する切断及び成型と、綴じ用紙37への貫通を、それぞれ別の位置で別の動作で行う構成である。
【0200】
これにより、一つのステープル3に対する切断及び成型と、綴じ用紙37への貫通を、同じ場所で一度の動作で行う構成と比較して、各作動部材の上下方向のストロークを短くすることができ、ステープルの高さを小さく構成することが可能となる。
【0201】
また、本発明のステープラ1は、連結ステープル2が搬送される搬送路13に、各ステープル3の裏面の接着部31との接触を避ける搬送路溝13aを有する。このため、連結ステープル2が搬送路13を搬送される際に、各ステープル3の裏面の接着部31と搬送路31は接触せず、連結ステープル2の搬送を円滑に行うことが可能になる。
【0202】
また、本発明のステープラ1では、連結ステープル2の端部に位置するステープル3aと、ステープル3aと隣り合うステープル3bとのステープル連結部34が、切断刃49により切断される際には、ステープル3aとステープル3bはそれぞれ逆止バネ59により、搬送路13に対して押さえ付けられる。このため、連結ステープル2の端部に位置するステープル3aの切り離しを、高い精度で行うことが可能となる。
【0203】
また、本発明のステープラ1では、各ステープル連結部34に対して、各刃先49aが、ステープル3の内側から外側に向けてそれぞれ反対方向に押し当てられ、各ステープル連結部34が切断される。これにより、各ステープル連結部34の切断時には、各ステープル3の長手方向に、各刃先49aにより反対向きの力が同時に加えられた状態となる。
【0204】
これにより、切断対象のステープル3aと、切断対象のステープル3aと隣り合うステープル3bを広い範囲で支える必要がなく、逆止バネ59により押さえる簡易な構成により、安定してステープル3の切断を行うことが可能となる。
【0205】
また、本発明のステープラ1は、ステープル3の貫通を行うための切り込み孔を綴じ用紙37に設ける抜き刃51として、幅方向の一部を突出させて突起部51dを形成することにより、長手方向に一方の端部から他方の端部までつながった直線部を有する形状の切断刃を備える。これにより、綴じ用紙37貫通時の抜き刃51の強度が確保され、ステープル3の綴じ用紙37への貫通を確実に行うことが可能となる。
【0206】
また、図21に示す第1の抜き刃51aを備えるステープラ1によれば、ステープラ3の両脚部36を綴じ用紙37に貫通させる際には、図21(d)に示すように、矢印方向に広い幅を有する切り込み孔52aが形成される。これにより、ステープル3の両脚部36を確実に綴じ用紙37に対して挿通させることが可能となる。
【0207】
また、図22に示す第2の抜き刃51bを備えるステープラ1によれば、ステープラ3の両脚部36を綴じ用紙37に貫通させる際には、図22(d)に示すように、52aと異なり、全幅にわたって矢印方向に広い幅を有する切り込み孔52bが形成される。これにより、第1の抜き刃51aを備えるステープラ1と比較して、ステープル3の両脚部36をより確実に綴じ用紙37に対して挿通させることが可能となる。
【0208】
本発明のステープラ1は、綴じ用紙37に貫通されたステープル3の両脚部36を、互いに向かい合う方向へ、クリンチャライト61及びクリンチャレフト60により綴じ用紙37に沿って順番に折り曲げて保持し、折り曲げられて保持された両脚部の重なり部を、クリンチャセンター27により押圧して互いに貼り合せる。これにより、本発明のステープラ1は、綴じ用紙37に貫通させた紙製ステープル3の両脚部36の折り曲げ及び貼り合わせを確実に行うことが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0209】
本発明は、紙製のステープルにより綴じ用紙を綴じるステープルに適用される。
【図面の簡単な説明】
【0210】
【図1】本発明のステープラの構成例を示す説明図である。
【図2】本発明のステープラの構成例を示す説明図である。
【図3】本発明のステープラの構成例を示す説明図である。
【図4】本発明のステープラの構成例を示す説明図である。
【図5】本発明のステープラの構成例を示す説明図である。
【図6】本発明のステープラの構成例を示す説明図である。
【図7】本発明のステープラの構成例を示す説明図である。
【図8】本発明のステープラで用いられるステープルの構成例を示す説明図である。
【図9】本発明のステープラで用いられるステープルの構成例を示す説明図である。
【図10】ステープル装填部の構成例を示す説明図である。
【図11】ステープル搬送部・切断成型部・貫通部の構成例を示す説明図である。
【図12】ステープル搬送部・切断成型部・貫通部の構成例を示す説明図である。
【図13】ステープル搬送部・切断成型部・貫通部の構成例を示す説明図である。
【図14】ステープル搬送部・切断成型部・貫通部の要部断面図である。
【図15】ステープル搬送部の分解構成図である。
【図16】搬送路部・プッシャの要部断面図である。
【図17】ステープルの搬送方法を示す説明図である。
【図18】フォーミングプレートの構成例を示す説明図である。
【図19】ドライバの分解構成図である。
【図20】ドライバの構成例を示す説明図である。
【図21】第1の抜き刃の構成例、及び抜き孔の形状を示す説明図である。
【図22】第2の抜き刃の構成例、及び抜き孔の形状を示す説明図である。
【図23】用紙押さえの分解構成図である。
【図24】ステープル押さえ部の構成例を示す説明図である。
【図25】ステープルの切断・成型・搬送方法を示す説明図である。
【図26】ステープルの切断方法を示す説明図である。
【図27】ステープルの成型方法を示す説明図である。
【図28】ステープルの成型方法を示す説明図である。
【図29】ヒラキオサエによりステープルを保持した状態を示す説明図である。
【図30】プッシャによるステープルの押し出し方法を示す説明図である。
【図31】ステープル押し部によるステープルの押し出し方法を示す説明図である。
【図32】他の例のステープル押し部によるステープルの押し出し方法を示す説明図である。
【図33】ステープル曲げ部の構成例を示す説明図である。
【図34】ステープル曲げ部の構成例を示す説明図である。
【図35】クリンチャユニットの構成例を示す説明図である。
【図36】押し出しユニットの構成例を示す説明図である。
【図37】押し出しユニットの構成例を示す説明図である。
【図38】スライダの構成例を示す説明図である。
【図39】スライダの構成例を示す説明図である。
【図40】待機状態におけるステープラを示す断面図である。
【図41】用紙押さえがテーブル上へ設置された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図42】フォーミングプレートの作動が開始された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図43】ステープルの切断が開始され、スライダの移動が開始された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図44】ステープルの成型が開始された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図45】カムの回転が開始された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図46】ステープルの成型が完了した状態におけるステープラを示す断面図である。
【図47】突き出しピンがフラット部に乗り上げた状態におけるステープラを示す断面図である。
【図48】ステープルの貫通が完了し、スライダ受けからスライダが外れた状態におけるステープラを示す断面図である。
【図49】クリンチャライトがクリンチャホルダ内で右方向へ開いた状態におけるステープラを示す断面図である。
【図50】クリンチャレフトがクリンチャホルダ内で左方向へ開き、押し出しユニット右のカムが待機位置に戻った状態におけるステープラを示す断面図である。
【図51】右脚部がクリンチされ、押し出しユニット左のカムが待機位置に戻った状態におけるステープラを示す断面図である。
【図52】左脚部がクリンチされた状態におけるステープラを示す断面図である。
【図53】ステープルのクリンチが完了した状態におけるステープラを示す断面図である。
【図54】フレームのリターンが完了し、ドライバのリターンが開始された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図55】フォーミングプレートのリターンが開始された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図56】ヒラキオサエで両脚部を保持した状態におけるステープラを示す断面図である。
【図57】フォーミングプレートのリターンが完了した状態におけるステープラを示す断面図である。
【図58】プッシャが前方に移動を開始した状態におけるステープラを示す断面図である。
【図59】用紙押さえのリターンを開始した状態におけるステープラを示す断面図である。
【図60】プッシャのリターン直前の状態におけるステープラを示す断面図である。
【図61】待機状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図62】用紙押さえがテーブル上へ設置された状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図63】フォーミングプレートの作動が開始された状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図64】ステープルの切断が開始され、スライダの移動が開始された状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図65】ステープルの成型が開始された状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図66】ステープルの成型が完了した状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図67】突き出しピンがフラット部に乗り上げた状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図68】ステープルの貫通が完了し、スライダ受けからスライダが外れた状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図69】フォーミングプレートのリターンが開始された状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図70】ヒラキオサエで両脚部を保持した状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図71】フォーミングプレートのリターンが完了した状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図72】プッシャが前方に移動を開始した状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図73】用紙押さえのリターンを開始した状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図74】プッシャのリターンを開始した状態におけるステープラ切断成型部・貫通部を示す断面図である。
【図75】待機状態におけるステープラを示す断面図である。
【図76】用紙押さえがテーブル上へ設置された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図77】フォーミングプレートの作動が開始された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図78】ステープルの切断が開始され、スライダの移動が開始された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図79】ステープルの成型が開始された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図80】カムの回転が開始された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図81】ステープルの成型が完了した状態におけるステープラを示す断面図である。
【図82】突き出しピンがフラット部に乗り上げた状態におけるステープラを示す断面図である。
【図83】ステープルの貫通が完了し、スライダ受けからスライダが外れた状態におけるステープラを示す断面図である。
【図84】クリンチャライトがクリンチャホルダ内で右方向へ開いた状態におけるステープラを示す断面図である。
【図85】クリンチャレフトがクリンチャホルダ内で左方向へ開き、押し出しユニット右のカムが待機位置に戻った状態におけるステープラを示す断面図である。
【図86】右脚部がクリンチされ、押し出しユニット左のカムが戻った状態におけるステープラを示す断面図である。
【図87】左脚部がクリンチされた状態におけるステープラを示す断面図である。
【図88】ステープルのクリンチが完了した状態におけるステープラを示す断面図である。
【図89】フレームのリターンが完了し、ドライバのリターンが開始された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図90】フォーミングプレートのリターンが開始された状態におけるステープラを示す断面図である。
【図91】ヒラキオサエで両脚部を保持した状態におけるステープラを示す断面図である。
【図92】フォーミングプレートのリターンが完了した状態におけるステープラを示す断面図である。
【図93】プッシャが前方に移動を開始した状態におけるステープラを示す断面図である。
【図94】用紙押さえのリターンを開始した状態におけるステープラを示す断面図である。
【図95】プッシャのリターン直前の状態におけるステープラを示す断面図である。
【図96】待機状態におけるステープル折り曲げ部を示す説明図である。
【図97】カムの回転が開始された状態におけるステープル折り曲げ部を示す説明図である。
【図98】ステープルの貫通が完了し、スライダ受けからスライダが外れた状態におけるステープル折り曲げ部を示す説明図である。
【符号の説明】
【0211】
1・・・ステープラ、2・・・連結ステープル、3、3a、3b、3c・・・ステープル、4・・・ロール状ステープル、5・・・ハンドル、6・・・ステープルカバー、7・・・用紙挿入口、8・・・フレーム、9・・・ベース、10・・・ハンドル・ステープルカバー回動軸、11・・・ステープルホルダ、12・・・フレーム回動軸、13・・・搬送路、13a・・・搬送路溝、14・・・板バネ、15・・・フォーミングプレート、15a・・・ステープル成型部、15c・・・ヒラキオサエ、16・・・プッシャバネ、17・・・プッシャ、18・・・ドライバ、19・・・用紙押さえ、20・・・テーブル、21・・・折り曲げ部設置台、22・・・リターンバネ、23・・・クリンチャユニット、24・・・押し出しユニット、25・・・スライダバネ、26・・・スライダ、27・・・クリンチャセンター、28・・・クリンチャリフタ、29・・・スライダ受け、30・・・剥離紙、31・・・接着部、32・・・送り孔、33・・・スリット部、34・・・ステープル連結部、35・・・クラウン部、36・・・脚部、37・・・綴じ用紙、38・・・剥離ブロック、39・・・剥離紙排出口、40・・・剥離紙排出経路、41・・・搬送路部、42・・・プッシャ受け、43・・・搬送路設置台、44・・・送りツメ、44a・・・係合斜面、44b・・・非係合斜面、46・・・V溝A、47・・・フラット部、48・・・V溝B、49・・・切断刃、51・・・抜き刃、52a、52b・・・切り込み孔、55・・・引っ張りバネ、56・・・ネジリコイルバネ、57・・・リンク、58・・・プッシャシャフト、59・・・シャフト、60・・・クリンチャレフト、61・・・クリンチャライト、63・・・スライダシャフト、66・・・ドライバプッシャ
【出願人】 【識別番号】000006301
【氏名又は名称】マックス株式会社
【出願日】 平成18年8月11日(2006.8.11)
【代理人】 【識別番号】100090376
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 邦夫

【識別番号】100124109
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 隆史


【公開番号】 特開2008−44054(P2008−44054A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−220717(P2006−220717)