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ラチェットレンチ - 特開2008−44090 | j-tokkyo
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【発明の名称】 ラチェットレンチ
【発明者】 【氏名】陳 泰佐

【要約】 【課題】引っかかり防止対策を施したラチェットレンチを提供する。

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンドルを延設してその一端に頭部を設け、該頭部に収容部を設け、該収容部内面の一側に係止切欠を設け、
前記ハンドルの収納部に回転可能にラチェットを収納し、該ラチェット外周面にラチェット歯を設け、
前記係止切欠内にカムを配置し、該カムに前記ラチェットに対応してラチェット歯を設けて相互に噛み合うようにし、前記カムの一端に弾接部を設け、該カムのラチェット歯の背面位置に後側壁を設け、該後側壁に突出して引っかかり防止部を設け、
前記ハンドルの係止切欠内に弾性部材を設置し、該弾性部材を折り曲げて前記カムと係止切欠のない壁面との間に設け、前記弾性部材の一端を位置決め端とするとともに、別の一端を挿入設置端とし、前記位置決め端をカムに固定し、前記挿入設置端を係止切欠に係合するようにしたことを特徴とするラチェットレンチ。
【請求項2】
前記係止切欠内に配置した弾性部材に対応する壁面上に、弾性部材端部を位置決めする制限部を設けたことを特徴とする請求項1記載のラチェットレンチ。
【請求項3】
前記制限部は、凹穴状に形成されていることを特徴とする請求項2記載のラチェットレンチ。
【請求項4】
前記カムのラチェット歯の背面位置に形成した後側壁は、窪んだ円弧状に形成したことを特徴とする請求項1記載のラチェットレンチ。
【請求項5】
前記カムと弾性部材の対応はV字形状をなし、該V型の一端が前記ラチェットに弾接し、別の一端は前記係止切欠内の制限部に弾接するようにしたことを特徴とする請求項1記載のラチェットレンチ。
【請求項6】
前記弾性部材は、コイル状ばねを彎曲してV型に形成し、その一端を位置決め端とし、別の一端を挿入設置端とし、両端とも円形コイル状に形成して成ることを特徴とする請求項1記載のラチェットレンチ。
【請求項7】
ハンドルを備えて該ハンドルの一端を延伸して頭部を設け、該頭部に収容部を設け、該収容部内面の一側に係止切欠を設け、
前記ハンドルの収納部に回転可能にラチェットを設置し、該ラチェットの外周面にラチェット歯を設け、
カムを前記係止切欠内に設置し、該カムに前記ラチェットに対応したラチェット歯を設けて相互に噛み合うようにし、前記カムの一端に弾接部を設け、このカムのラチェット歯の背面位置に後側壁を設け、該後側壁に突出して引っかかり防止部を設け、前記後側壁の別の一端の弾接部に少なくとも二組の当接部を設け、
弾性部材を前記カムと係止切欠内壁面との間に設け、該弾性部材の一端を位置決め端とし別の一端を係合端として、前記位置決め端を前記カムと位置決めし、係合端を前記係合穴と係合するようにしたことを特徴とする引っかかり防止ラチェットレンチ。
【請求項8】
前記係止切欠の弾性部材に対応する壁面に、弾性部材端部を位置決めする制限部を設けて成ることを特徴とする請求項7記載のラチェットレンチ。
【請求項9】
前記制限部は、凹穴状であることを特徴とする請求項7記載のラチェットレンチ。
【請求項10】
前記後側壁は、窪んだ円弧状に形成したことを特徴とする請求項7記載のラチェットレンチ。
【請求項11】
前記弾性部材は円柱状として位置決めに役立つようにして成ることを特徴とする請求項7記載のラチェットレンチ。
【請求項12】
前記弾性部材の一端にカム凸柱を嵌めこむことができる位置決め端を設け、別の一端に前記係止切欠の制限部に挿入できる係合端を設けて成ることを特徴とする請求項7記載のラチェットレンチ。
【請求項13】
ハンドルを備え、該ハンドルの一端を延伸して頭部を設け、該頭部に収容部を設け、該収容部内面の一側に係止切欠を設け、
ラチェットを回転可動に前記収容部内に設置し、該ラチェットの外周面にラチェット歯を設け、
カムを前記係止切欠内に設置し、前記ラチェットに対応してラチェット歯を設けて相互に噛み合うようにし、該カムの一端に弾接部を設け、該カムのラチェット歯の背面位置に後側壁を設け、該後側壁に突出して引っかかり防止部を設け、
少なくとも2つの弾性部材を備えて前記カムと係止切欠内壁面との間に設け、該弾性部材の一端を位置決め端とし別の一端を係合端とし、前記位置決め端をカムと位置決めさせ、係合端を係止切欠に係合するようにしたことを特徴とするラチェットレンチ。
【請求項14】
前記カムの一端の凸柱を凸階段状の形態に形成して成ることを特徴とする請求項13記載のラチェットレンチ。
【請求項15】
前記係止切欠にカムの凸階段状に対応する凹穴を設置して成ることを特徴とする請求項13記載のラチェットレンチ。
【請求項16】
前記弾性部材はコイル状バネ体として位置決めに役立つようにして成ることを特徴とする請求項13記載のラチェットレンチ。
【請求項17】
前記弾性部材は、二組を相互に重ね合わせ2つの位置決め端として前記カム凸柱を係合する端部とし、別の一端は係合端として凹階段形状の係合部に設置するようにして成ることを特徴とする請求項13記載のラチェットレンチ。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ラチェットレンチに係り、特にカムがラチェットと引っかかって失効することを防止したラチェットレンチに関する。
【背景技術】
【0002】
単一方向に空回りするラチェットレンチは、レンチ本体の一端にラチェット、カム及び弾性体を収容する収容部を設けている。前記カムの歯を設けた背面のカーブと該カムを収容する切欠に対応して、ラチェットと前記カムとが離れることによりカムが前記切欠に張り付くようになっている。そして、前記ラチェットとカムとが引っかかると、ラチェットが回転してもカムは切欠に接触して制動する力を生み出すことができず、レンチの効果を失ってしまう。また、従来のラチェットレンチは、弾性部材のみによって反対方向の弾性推移を行うため、弾性部材に過大な圧力を生じ、該弾性部材の不当な変形をまねき、元の位置に戻ったときに弾性部材はあるべき機能を発揮することができなくなり、引っかかりによって弾性部材を損傷してしまうこともあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、カム上の係止切欠端部に引っかかり防止部を設け、ラチェットがカムに対して引っかかる反対方向に動くときに、前記引っかかり防止部と係止切欠との当接によって離脱を起こすようにして引っかかり防止対策を施したラチェットレンチを提供することを目的とする。
【0004】
また、本発明は、カムの末端に弾性部材を設け、該弾性部材の両端にそれぞれ対応するカム末端の位置決め部、及びレンチ収容部側部の係止切欠に対応して係合部を設け、前記弾性部材によって確実に位置決め及び係止することができるようにしたラチェットレンチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によるラチェットレンチは、ハンドルを延設してその一端に頭部を設け、該頭部に収容部を設け、該収容部内面の一側に係止切欠を設け、
前記ハンドルの収納部に回転可能にラチェットを収納し、該ラチェット外周面にラチェット歯を設け、
前記係止切欠内にカムを配置し、該カムに前記ラチェットに対応してラチェット歯を設けて相互に噛み合うようにし、前記カムの一端に弾接部を設け、該カムのラチェット歯の背面位置に後側壁を設け、該後側壁に突出して引っかかり防止部を設け、
前記ハンドルの係止切欠内に弾性部材を設置し、該弾性部材を折り曲げて前記カムと係止切欠のない壁面との間に設け、前記弾性部材の一端を位置決め端とするとともに、別の一端を挿入設置端とし、前記位置決め端をカムに固定し、前記挿入設置端を係止切欠に係合するようにした。
【発明の効果】
【0006】
本発明のラチェットレンチは、カムがラチェットレンチと反対方向に作動することによってカムの引っかかり防止部と係止切欠内壁面とが当接し、カムを強制的にラチェットから離して確実に引っかかりを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明に実施例を説明する。
【実施例】
【0008】
図1及び図2に示すように、本実施例のラチェットレンチ10は、ハンドル11を備え、このハンドル11の一端に頭部12を設け、該頭部12に貫通形態の収容部13を設けている。この収容部13の一側には、窪んだ係止切欠14を形成し、この係止切欠14と前記収容部13とを連接している。前記係止切欠14の内側の一側には制限部140を設けている。この制限部140は、本実施例では凹穴状としている。さらに、ラチェットレンチ10は、ラチェット20を備え、該ラチェット20は前記ハンドル11の収容部13に回転可能に設置されている。前記ラチェット20の外周面には、ラチェット歯21を設け、このラチェット20の中央に駆動孔22を貫通形成し、該駆動孔22の内面は多角状の歯を形成してボルト・ナット部材に嵌めて固定できるようにしている。
【0009】
前記ラチェットレンチ10はカム30を有し、このカム30は前記ハンドル11の係止切欠14内に配置されている。このカム30はラチェット歯31を有してラチェット20のラチェット歯21に対応するようになっている。前記ラチェット歯31の一端には、円弧状の弾接部32を設け、別の一端に突出させて凸柱33を設け、さらに裏面位置に後側壁35を設け、該後側壁35は凹円弧状とし、前記凸柱33に近い位置に突出させて引っかかり防止部34を設けている。
【0010】
前記ラチェットレンチ10は、弾性部材40を有し、この弾性部材40は前記ハンドル11の係止切欠14内に設置されている。この弾性部材40は、コイル状に巻き且つV字形に折り曲げて、位置決め端41及挿入設置端42を備えている。前記位置決め端41は、前記カム30の凸柱33に対応して穿孔形態の位置決め部410を設置し、相互に係合して一体になって動くようにし、別の一端は挿入設置端42として制限部140の凹穴内に挿入されている。
【0011】
図3に示すように、本実施例のラチェットレンチ10を回す状態では、前記カム30が弾性部材40とラチェット20のラチェット歯21とによってラチェット歯31を動かして弾接するようにし、該ラチェット歯31の弾接部32が係止切欠14内面左側壁面上に弾接して、使用者がラチェットレンチ10を回すとカム30の弾接部32が係止切欠14の内壁面に当たってラチェット20に伝わり、該ラチェット20内のワークまたは工具を動かすことができるようになっている。
【0012】
図4に示すように、本実施例のラチェットレンチ10が空転状態では、ラチェットレンチ10を時計回りに回すと、ラチェット20がカム30を係止切欠14内に押し下げ、ラチェット20のラチェット歯21がカム30のラチェット歯31と噛合わなくなって、ラチェット20がカム30による係合を受けなくなって回転できるようになり、ラチェットレンチ10がボルト・ナットに対して空回りするようになっている。
【0013】
図5に示すように、カム30とラチェット20が時計回りに回しても相互に噛合っているとき、ラチェットレンチ10を引き続き回すと、ラチェット20がカム30を係止切欠14内で右向きに動かし弾性部材40を圧縮し、またカム30の引っかかり防止部34が係止切欠14内面右側壁面上に当接することによって、係止切欠14が反作用力をカム30に提供するようにし、カム30は右に移動し続けることができなくなる。ラチェット20が継続して回転するとき、カム30をラチェット20から離脱させる。ラチェットレンチ10を正常な状態に戻すと継続して使用することができ、ラチェット20とカム30とが強制的に離脱させられると、カム30が弾性部材40の圧縮を止め、過度に弾性部材40を破壊するのを防ぐことができるようになっている。
【0014】
図6に示すように、本発明の別の実施例では、カム30Aは後側壁35Aの一側に引っかかり防止部34Aを備える他、弾接部32A箇所に係止切欠14の壁面に向って少なくとも二組の当接部320Aを設置し、前記カム30Aがラチェット20によって動かされて係止切欠14の壁面に当接するとき、壁面が自然に二組の支持力Fを生じ、この二組の支持力Fが平均にカム30Aの両端部を支持することによって、カム30Aが確実且つ安定してラチェット20と係合するようになっている。
【0015】
図7に示すように、係止切欠14の制限部140とカム30Aの間の弾性部材40Aは、コイルバネとすることもできる。弾性部材40Aの両端は、それぞれ位置決め端41Aと係合端42Aとする。この位置決め端41Aの内径箇所にカム30の凸柱33Aを挿入して位置決めできる。前記係合端42Aは、係止切欠14の制限部140に挿入して制限するようにし、前記弾性部材40が確実に係止切欠14内に位置決めされ、このように位置決めすることによって前記カム30Aが確実に弾性推移を行うようになっている。
【0016】
図8及び図9に示すように、本発明のもう一つの弾性部材の実施例の形態では、2つの弾性部材40Bはハンドル11の係止切欠14内に設置し、この2つの弾性部材40Bは2つのコイルバネが内外に重なって一体の形態をなし、同時に位置決め端41Bと係合端42Bを備えている。前記2つの位置決め端41Bは、カム30の凸柱33B箇所に嵌め込んで設置される。前記凸柱33Bは、階段形状に設けて位置決め端41Bを係合しやすくしている。別の一端は、係合端として円形凸状の係合部42Bとし、窪んだ階段形状の制限部140Bに挿設して位置決めしている。
【0017】
このようにして、本発明に実施例によるラチェットレンチは、次のような利点を備えている。
【0018】
1.カムがラチェットレンチと反対方向に作動することによってカムの引っかかり防止部と係止切欠内壁面とが当接し、カムを強制的にラチェットから離して確実に引っかかりを防止することができる。
【0019】
2.過度の圧縮が発生しないうちに、引っかかり防止部が係止切欠と当接し、カムが過度に弾性部材を圧縮することがなく、弾性部材の機能を万全に維持でき弾性部材を確実に保護することができる。
【0020】
3.カム30を二個または二個の弾接部のとすることによって、カム30から係止切欠14に向って2本の支持力Fを生じてカム30を安定して支持できる。また、ラチェット20との間のラチェット歯の噛合がより安定し、がたつきやズレが起こらず、噛合駆動の状態がより確実となり、係合駆動の安定性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0021】

【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の分解図である。
【図3】本実施例のラチェットレンチをまわす状態の平面図である。
【図4】本実施例のラチェットレンチの空転状態を示す断面図である。
【図5】本実施例引っかかり防止動作を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す平面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す内部略図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す平面図である。
【図9】本発明の第3実施例のカムの弾性部材を示す概略図である。
【符号の説明】
【0022】
10 ラチェットレンチ
11 ハンドル
12 頭部
13 収容部
14 係止切欠
140 制限部
20 ラチェット
21 ラチェット歯
22 駆動孔
30、30A カム
31、31A ラチェット歯
32、32A 弾接端
320A 当接部
33、33A、33B 凸柱
34、34A 引っかかり防止部
35、35A 後側壁
40、40A、40B 弾性部材
41、41A、41B 位置決め端
42 挿入設置端
42A、42B 係合端
【出願人】 【識別番号】506204782
【氏名又は名称】陳 泰佐
【出願日】 平成18年8月21日(2006.8.21)
【代理人】 【識別番号】100076233
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 進


【公開番号】 特開2008−44090(P2008−44090A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−224635(P2006−224635)