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【発明の名称】 ウィルキー
【発明者】 【氏名】西村 竜也

【要約】 【課題】操作すべき弁のハンドルの周囲に柱等の障害部材が存在する場合であっても、操作すべき弁のハンドルの位置に合わせて使用する固定脚の組み合わせを選択することにより、容易かつ確実に弁のハンドルの回転操作を行う。

【構成】把持杆(2)と、該把持杆の先端側に設けられた操作部(3)と、該操作部に対して略直交して設けられた2組の固定脚(4,5;4,6)とを有する。各組の固定脚は、把持杆の軸線に対して軸対称となるとともに、把持杆の軸線に対して所定の傾斜角度となるように配設されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弁のハンドル(7)を回転操作するウィルキー(1,11,21)であって、
把持杆(2,12,22)と、
該把持杆の先端側に設けられた操作部(3,13,23)と、
該操作部に対して略直交して設けられた2組の固定脚(4と5,4と6;14と15,14と16;24と25,26と27)とを有し、
前記各組の固定脚は、前記把持杆の軸線に対して軸対称となるとともに、前記把持杆の軸線に対して所定の傾斜角度となるように配設されていることを特徴とするウィルキー。
【請求項2】
前記操作部(3,13)は、前記把持杆(2,12)の軸線の延長線上に設けられた第1の操作杆(3a,13a)と、前記把持杆の軸線に対して略直交するように交差して設けられた第2の操作杆(3b,13b)とからなり、
前記固定脚は、前記第1の操作杆に設けられた第1の固定脚(4,14)と、前記第2の操作杆の両先端部に設けられた第2の固定脚(5,15)および第3の固定脚(6,16)とからなり、
前記第1の固定脚と前記第2の固定脚、および前記第1の固定脚と前記第3の固定脚とがそれぞれ一組となることを特徴とする請求項1に記載のウィルキー。
【請求項3】
前記第2の操作杆(3b)は、前記第1の操作杆(3a)の長さ方向の途中に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のウィルキー。
【請求項4】
記第2の操作杆(13b)は、前記第1の操作杆(13a)の先端部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のウィルキー。
【請求項5】
前記操作部(23)は、前記把持杆(22)の軸線に対してそれぞれ交差して設けられた第1の操作杆(23a)と第2の操作杆(23b)とからなり、
前記固定脚は、前記第1の操作杆の先端側端部に設けられた第1の固定脚(24)と基端側端部に設けられた第2の固定脚(25)と、前記第2の操作杆の先端側端部に設けられた第3の固定脚(26)と基端側端部に設けられた第4の固定脚(27)とからなり、
前記第1の固定脚と前記第2の固定脚、および前記第3の固定脚と前記第4の固定脚とがそれぞれ一組となることを特徴とする請求項1に記載のウィルキー。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、配管弁等のハンドルを回転操作する際に使用する弁の開閉操作用工具であるウィルキーに係り、特に操作すべき弁のハンドルの周囲に柱等の障害部材が存在する場合であっても、使用する固定脚の組み合わせを選択することにより、容易かつ確実にハンドルの回転操作を行うことができるウィルキーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、配管弁、マニホールド弁、計器元弁等のハンドルを回転させる際に、その弁を容易に開閉できるようにウィルキーが使用されている。例えば、従来のウィルキー(51)は、従来のウィルキーをハンドルの孔に挿入した状態を示した側断面図である図10に示すように、操作杆(52)の先端側に、操作杆52の軸線と直交し合う一対の固定脚(53,54)が設けられた形状となっている。このようなウィルキー(51)は、一対の固定脚(53)から固定脚(54)までの寸法が、弁のハンドル(55)の孔(56)内に入る長さに設定されている。そして、ハンドル(55)の孔(56)内に、先端側の固定脚(53)を挿入した状態で、操作杆(52)を時計方向又は反時計方向に回転させることで弁を開閉操作することができるようになっている。
【0003】
また、特許文献1の「ハンドル用ウィルキー」において、操作杆に、操作杆から延長された2本の固定脚と、操作杆に沿ってスライド自在に装着され固定脚に対して前進、後退可能な可動脚とを設け、前記固定脚と可動脚とを、操作杆から外側へ拡がる末広がり形状とした弁のハンドル用ウィルキーが提案されている。
【0004】
この特許文献1に記載された弁のハンドル用ウィルキーによれば、一対の固定脚によるウィルキーでは固定脚の間隔が広すぎて使用できない径の小さいミニハンドルの場合であっても、可動脚をスライドし、固定脚と可動脚とをミニハンドルの外周線にかかるように設定することで、ミニハンドルの操作が可能となる。
【特許文献1】実開平6−17874号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、作業者がウィルキーを用いて弁のハンドルを回転させる際に、その弁のハンドルの取り付け位置によっては、操作杆が柱、パイプ、鋼材等の障害部材と干渉して弁の開閉動作が困難となってしまう場合があった。例えば、弁のハンドルを回転させる方向に柱等の障害部材が配設されていると、回転操作の途中で一旦、ハンドルからウィルキーを取り外し、操作杆が障害部材と干渉しない位置で再度ハンドルにウィルキーを取り付けて回転操作を続行しなければならない。
【0006】
また、ウィルキーの着脱操作を行わずにハンドルの回転操作を行うことができる場合であっても、狭い空間内に手を差し込まなければならず、無理な姿勢での作業を強要される等、作業環境が悪化するおそれがあった。
【0007】
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、操作すべき弁のハンドルの周囲に柱等の障害部材が存在する場合であっても、操作すべき弁のハンドルの位置に合わせて使用する固定脚の組み合わせを選択することにより、容易かつ確実に弁のハンドルの回転操作を行うことが可能なウィルキーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記問題点を解決するため本発明は、弁のハンドル(7)を回転操作するウィルキー(1,11,21)であって、把持杆(2,12,22)と、該把持杆の先端側に設けられた操作部(3,13,23)と、該操作部に対して略直交して設けられた2組の固定脚(4と5,4と6;14と15,14と16;24と25,26と27)とを有し、前記各組の固定脚は、前記把持杆の軸線に対して軸対称となるとともに、前記把持杆の軸線に対して所定の傾斜角度となるように配設されていることを特徴とするウィルキーを提供する。
【0009】
この場合、前記操作部(3,13)は、前記把持杆(2,12)の軸線の延長線上に設けられた第1の操作杆(3a,13a)と、前記把持杆の軸線に対して略直交するように交差して設けられた第2の操作杆(3b,13b)とからなり、前記固定脚は、前記第1の操作杆に設けられた第1の固定脚(4,14)と、前記第2の操作杆の両先端部に設けられた第2の固定脚(5,15)および第3の固定脚(6,16)とからなり、前記第1の固定脚と前記第2の固定脚、および前記第1の固定脚と前記第3の固定脚とがそれぞれ一組となるように構成することが可能である。
【0010】
また、前記第2の操作杆(3b,13b)は、前記第1の操作杆(3a)の長さ方向の途中に設けることが可能であり、あるいは、前記第1の操作杆(13a)の先端部に設けることが可能である。
【0011】
また、前記操作部(23)は、前記把持杆(22)の軸線に対してそれぞれ交差して設けられた第1の操作杆(23a)と第2の操作杆(23b)とからなり、前記固定脚は、前記第1の操作杆の先端側端部に設けられた第1の固定脚(24)と基端側端部に設けられた第2の固定脚(25)と、前記第2の操作杆の先端側端部に設けられた第3の固定脚(26)と基端側端部に設けられた第4の固定脚(27)とからなり、前記第1の固定脚と前記第2の固定脚、および前記第3の固定脚と前記第4の固定脚とがそれぞれ一組となるように構成することが可能である。
【発明の効果】
【0012】
本発明のウィルキーでは、ハンドルの回転操作に支障をきたす位置に柱、パイプ、鋼材等の障害部材が存在する場合であっても、弁のハンドルの回転操作に用いる2組の固定脚のうちのいずれか一組を用いることにより、容易かつ確実に弁のハンドルの回転操作を行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明のウィルキーは、操作者が把持するための把持杆と、この把持杆の先端側に設けられた操作部と、操作部に対して略直交して設けられた2組の固定脚とを有している。また、各組の固定脚は、把持杆の軸線に対して軸対称となるとともに、把持杆の軸線に対して所定の傾斜角度となるように配設されている。すなわち、本発明のウィルキーは、把持杆の軸線に対して傾斜して配設された2組の固定脚を備えているため、ハンドルの回転操作に支障をきたす位置に柱、パイプ、鋼材等の障害部材が存在する場合には、ハンドルの回転操作の邪魔にならないいずれか一組の固定脚を用いることができる。
【実施例1】
【0014】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は実施例1に係るウィルキーの平面図である。図2は、実施例1に係るウィルキーの側面図である。図3は実施例1に係るウィルキーの操作状態を示す平面図である。
実施例1のウィルキー1は、図1および図2に示すように、作業者が把持して操作を行う棒状の把持杆2と、把持杆2の先端側に設けられた操作部3とを備えている。
操作部3は、把持杆2の軸線の延長線上に設けられた第1の操作杆3aと、第1の操作杆3aの途中に、把持杆2の軸線に対して略直交するように交差して設けられた第2の操作杆3bとからなる。なお、把持杆2、第1の操作杆3a、および第2の操作杆3bは一体に設けられており、ウィルキー全体として略十字架状となっている。
【0015】
第1の操作杆3aの先端部には、第1の操作杆3aの軸線に略直交して、第1の固定脚4が設けられている。また、第2の操作杆3bの両先端部には、第2の操作杆3bの軸線に略直交して、第2の固定脚5および第3の固定脚6が設けられている。なお、把持杆2の軸線に対して右側に位置する固定脚を第2の固定脚5とし、把持杆2の軸線に対して左側に位置する固定脚を第3の固定脚6とする。
実施例1では、第1の固定脚4と第2の固定脚5、および第1の固定脚4と第3の固定脚6とがそれぞれ一組となって使用される。
【0016】
図3に示すように、一組の固定脚は、その一方をハンドル7の孔7a内に挿入し、他方をハンドル7の外周部に押し当てて、把持杆2を操作することによりハンドル7を回転させる部材であり、操作するハンドル7の大きさ(直径)等に合わせて、太さおよび間隔が調整されている。
【0017】
実施例1のウィルキー1を用いて弁の開閉操作を行うには、図3に示すように、二組の固定脚のうちのいずれか一組の固定脚を用いる。すなわち、固定脚の一方をハンドル7の孔7a内に挿入し、他方の固定脚をハンドル7の外周に押し当て、把持杆2を左回り(反時計回り)あるいは右回り(時計回り)に回せばよい。一般的な弁では、把持杆2を左回り(反時計回り)に回すことにより弁を開くことができ、把持杆2を右回り(時計回り)に回すことにより弁を閉じることができる。
【0018】
この際、図3に示すように、把持杆2の回動方向に、柱、パイプ、鋼材等の障害部材8が存在する場合には、この障害部材8と干渉しない組み合わせとなっている一組の固定脚を使用する。すなわち、図3に示す例では、破線で示すように、第1の固定脚4および第3の固定脚6の組み合わせを用いてハンドル7を右回り(時計回り)に回そうとすると、把持杆2の回動方向に障害部材8が存在するため、ハンドル7の回転操作が困難となる。
【0019】
そこで、図3において実線で示すように、第1の固定脚4および第2の固定脚5の組み合わせを用いてハンドル7を右回り(時計回り)に回せば、把持杆2の回動方向に障害部材8が存在する場合であっても、ハンドル7の回転操作を容易に行うことができる。
【0020】
なお、第1の実施例において、把持杆2、第1の操作杆3a、および第2の操作杆3bの長さや、第1の固定脚4、第2の固定脚5、および第3の固定脚6の位置、太さ、長さ等は、適宜変更して実施することができる。
【0021】
このように、実施例1のウィルキー1によれば、ハンドル7の回転操作に支障をきたす位置に柱、パイプ、鋼材等の障害部材8が存在する場合であっても、使用する固定脚の組み合わせを変更することにより、容易かつ確実にハンドル7の回転操作を行うことができる。
【実施例2】
【0022】
図4は実施例2に係るウィルキーの平面図である。図5は実施例2に係るウィルキーの側面図である。図6は実施例2に係るウィルキーの操作状態を示す平面図である。
実施例2のウィルキー11は、図4および図5に示すように、作業者が把持して操作を行う棒状の把持杆12と、把持杆12の先端側に設けられた操作部13とを備えている。
操作部13は、把持杆12の軸線の延長線上に設けられた第1の操作杆13aと、第1の操作杆13aの先端に、把持杆12の軸線に対して略直交するように交差して設けられた第2の操作杆13bとからなる。なお、把持杆12、第1の操作杆13a、および第2の操作杆13bは一体に設けられており、ウィルキー全体として略T字状となっている。
【0023】
第1の操作杆13aの把持杆12側には、第1の操作杆13aの軸線に略直交して、第1の固定脚14が設けられている。また、第2の操作杆13bの両先端部には、第2の操作杆13bの軸線に略直交して、第2の固定脚15および第3の固定脚16が設けられている。なお、把持杆12の軸線に対して右側に位置する固定脚を第2の固定脚15とし、把持杆12の軸線に対して左側に位置する固定脚を第3の固定脚16とする。
実施例2では、第1の固定脚14と第2の固定脚15、および第1の固定脚14と第3の固定脚16とがそれぞれ一組となって使用される。
【0024】
図6に示すように、一組の固定脚は、その一方をハンドル7の孔7a内に挿入し、他方をハンドル7の外周部に押し当てて、把持杆12を操作することによりハンドル7を回転させる部材であり、操作するハンドル7の大きさ(直径)等に合わせて、太さおよび間隔が調整されている。
【0025】
実施例2のウィルキー11を用いて弁の開閉操作を行うには、図6に示すように、二組の固定脚のうちのいずれか一組の固定脚を用いる。すなわち、固定脚の一方をハンドル7の孔7a内に挿入し、他方の固定脚をハンドル7の外周に押し当て、把持杆12を左回り(反時計回り)あるいは右回り(時計回り)に回せばよい。一般的な弁では、把持杆12を左回り(反時計回り)に回すことにより弁を開くことができ、把持杆12を右回り(時計回り)に回すことにより弁を閉じることができる。
【0026】
この際、図6に示すように、把持杆12の回動方向に、柱、パイプ、鋼材等の障害部材8が存在する場合には、この障害部材8と干渉しない組み合わせとなっている一組の固定脚を使用する。すなわち、図6に示す例では、破線で示すように、第1の固定脚14および第2の固定脚15の組み合わせを用いてハンドル7を右回り(時計回り)に回そうとすると、把持杆12の回動方向に障害部材8が存在するため、ハンドル7の回転操作が困難となる。
【0027】
そこで、図6において実線で示すように、第1の固定脚14および第3の固定脚16の組み合わせを用いてハンドル7を右回り(時計回り)に回せば、把持杆12の回動方向に障害部材8が存在する場合であっても、ハンドル7の回転操作を容易に行うことができる。
【0028】
なお、第2の実施例において、把持杆12、第1の操作杆13a、および第2の操作杆13bの長さや、第1の固定脚14、第2の固定脚15、および第3の固定脚16の位置、太さ、長さ等は、適宜変更して実施することができる。
【0029】
このように、実施例2のウィルキー11によれば、ハンドル7の回転操作に支障をきたす位置に柱、パイプ、鋼材等の障害部材8が存在する場合であっても、使用する固定脚の組み合わせを変更することにより、容易かつ確実にハンドル7の回転操作を行うことができる。
【実施例3】
【0030】
図7は実施例3に係るウィルキーの平面図である。図8は実施例3に係るウィルキーの側面図である。図9は実施例3に係るウィルキーの操作状態を示す平面図である。
実施例3のウィルキー21は、図7および図8に示すように、作業者が把持して操作を行う棒状の把持杆22と、把持杆22の先端側に設けられた操作部23とを備えている。
操作部23は、把持杆22の軸線に対してそれぞれ交差して設けられた第1の操作杆23aと第2の操作杆23bとからなる。なお、把持杆22、第1の操作杆23a、および第2の操作杆23bは一体に設けられており、ウィルキー全体としてI字状の把持杆22の先端に略X字状の操作部23が設けられた形状となっている。
【0031】
第1の操作杆23aの先端側端部には第1の固定脚24が設けられており、基端側端部には第2の固定脚25が設けられている。また、第2の操作杆23bの先端側端部には第3の固定脚26が設けられており、基端側端部には第4の固定脚27が設けられている。なお、把持杆22の軸線に対して右側に位置する固定脚を第1の固定脚24および第4の固定脚27とし、把持杆22の軸線に対して左側に位置する固定脚を第2の固定脚25および第3の固定脚26とする。実施例3では、第1の固定脚24と第2の固定脚25、および第3の固定脚26と第4の固定脚27とがそれぞれ一組となって使用される。
【0032】
図9に示すように、一組の固定脚は、その一方をハンドル7の孔7a内に挿入し、他方をハンドル7の外周部に押し当てて、把持杆22を操作することによりハンドル7を回転させる部材であり、操作するハンドル7の大きさ(直径)等に合わせて、太さおよび間隔が調整されている。
【0033】
実施例3のウィルキー21を用いて弁の開閉操作を行うには、図9に示すように、二組の固定脚のうちのいずれか一組の固定脚を用いる。すなわち、固定脚の一方をハンドル7の孔7a内に挿入し、他方の固定脚をハンドル7の外周に押し当て、把持杆22を左回り(反時計回り)あるいは右回り(時計回り)に回せばよい。一般的な弁では、把持杆22を左回り(反時計回り)に回すことにより弁を開くことができ、把持杆22を右回り(時計回り)に回すことにより弁を閉じることができる。
【0034】
この際、図9に示すように、把持杆22の回動方向に、柱、パイプ、鋼材等の障害部材8が存在する場合には、この障害部材8と干渉しない組み合わせとなっている一組の固定脚を使用する。すなわち、図9に示す例では、破線で示すように、第1の固定脚24および第2の固定脚25の組み合わせを用いてハンドル7を右回り(時計回り)に回そうとすると、把持杆22の回動方向に障害部材8が存在するため、ハンドル7の回転操作が困難となる。
【0035】
そこで、図9において実線で示すように、第3の固定脚26および第4の固定脚27の組み合わせを用いてハンドル7を右回り(時計回り)に回せば、把持杆22の回動方向に障害部材8が存在する場合であっても、ハンドル7の回転操作を容易に行うことができる。
【0036】
なお、第3の実施例において、把持杆22、第1の操作杆23a、および第2の操作杆23bの長さ、交差角度や、第1の固定脚24、第2の固定脚25、第3の固定脚26、および第4の固定脚27の位置、太さ、長さ等は、適宜変更して実施することができる。
【0037】
このように、実施例3のウィルキー21によれば、ハンドル7の回転操作に支障をきたす位置に柱、パイプ、鋼材等の障害部材8が存在する場合であっても、使用する固定脚の組み合わせを変更することにより、容易かつ確実にハンドル7の回転操作を行うことができる。
【0038】
なお、上述した例では、把持杆と操作部とを一体に構成したウィルキーについて説明したが、把持杆と操作部とを別体として構成し、弁のハンドルの形状に適合する固定脚を備えた複数種類の操作部を用意し、回転操作すべき弁のハンドルの形状に適合させて操作部を交換することや、把持杆の先端に屈曲して形成した多角形(例えば六角柱)の突起を操作部の中心部に形成した孔(六角孔)に嵌合させるようにすることで把持杆に対する操作部の取り付け角度の選択を可能とすること、固定脚を着脱式とするとともに操作杆に固定脚を取り付けるための複数の取付穴を複数形成しておくことで固定脚の取付位置を選択可能とするなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明のウィルキーは、主に、ハンドルの回転操作に支障をきたす位置に柱、パイプ、鋼材等の障害部材が存在する場合に、弁のハンドルの回転操作に用いる2組の固定脚のうちのいずれか一組を用いることにより、容易かつ確実に弁のハンドルの回転操作を行う際に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施例1に係るウィルキーの平面図である。
【図2】本発明の実施例1に係るウィルキーの側面図である。
【図3】本発明の実施例1に係るウィルキーの操作状態を示す平面図である。
【図4】本発明の実施例2に係るウィルキーの平面図である。
【図5】本発明の実施例2に係るウィルキーの側面図である。
【図6】本発明の実施例2に係るウィルキーの操作状態を示す平面図である。
【図7】本発明の実施例3に係るウィルキーの平面図である。
【図8】本発明の実施例3に係るウィルキーの側面図である。
【図9】本発明の実施例3に係るウィルキーの操作状態を示す平面図である。
【図10】従来のウィルキーをハンドルの孔に挿入した状態を示した側断面図である。
【符号の説明】
【0041】
1 ウィルキー(実施例1)
2 把持杆
3 操作部
3a 第1の操作杆
3b 第2の操作杆
4 第1の固定脚
5 第2の固定脚
6 第3の固定脚
7 ハンドル
7a 孔
8 障害部材
11 ウィルキー(実施例2)
12 把持杆
13 操作部
13a 第1の操作杆
13b 第2の操作杆
14 第1の固定脚
15 第2の固定脚
16 第3の固定脚
21 ウィルキー(実施例3)
22 把持杆
23 操作部
23a 第1の操作杆
23b 第2の操作杆
24 第1の固定脚
25 第2の固定脚
26 第3の固定脚
27 第4の固定脚
51 ウィルキー
52 操作杆
53,54 固定脚
55 ハンドル
56 孔
【出願人】 【識別番号】000211307
【氏名又は名称】中国電力株式会社
【出願日】 平成18年8月14日(2006.8.14)
【代理人】 【識別番号】100099667
【弁理士】
【氏名又は名称】武政 善昭

【識別番号】100120101
【弁理士】
【氏名又は名称】畑▲崎▼ 昭


【公開番号】 特開2008−44062(P2008−44062A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−220889(P2006−220889)