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【発明の名称】 ブラシ毛素材およびブラシ
【発明者】 【氏名】新崎 優一郎

【氏名】新崎 朋子

【氏名】新崎 優仁人

【要約】 【課題】本発明は、ブラシ毛の毛丈が長い筒型ブラシ、あるいはセグメントブラシのブラシ毛素材およびブラシに関するものである。

【構成】本発明のブラシ毛素材は、単線からなる合成樹脂素材中にダイヤモンド砥粒あるいは砥粒の少なくとも1種類が混入されている。前記合成樹脂素材は、チップから線材に成形する際に、前記砥粒を混入して1本のブラシとする。前記ブラシ毛の少なくとも1種類は、複数本が束ねられてブラシ毛素材となる。前記束ねられたブラシ毛素材の端部は、筒体に挿入されて固定される。砥粒が混入されたカバーリングは、前記筒体によって固定された部分を除く部分から先端部までを覆っている。前記ブラシ毛素材は、毛丈が長いため腰が弱いという欠点を持っていたが、前記カバーリングによって、前記欠点を除去することができるようになった。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
単線からなる合成樹脂素材中にダイヤモンド砥粒あるいは砥粒の1種類または2種類以上が混入されているブラシ毛の1種類または2種類以上を複数本束ねられたブラシ毛素材と、
前記束ねられたブラシ毛素材の端部を挿入して固定する金属製金具と、
前記金属製金具によって固定された部分を除く部分から先端部までを覆う砥粒が混入されたカバーリングと、
から構成されていることを特徴とするブラシ毛素材。
【請求項2】
単線からなる金属素材の周囲にダイヤモンド砥粒あるいは砥粒の1種類または2種類以上が被着されているブラシ毛の1種類または2種類以上を複数本束ねられたブラシ毛素材と、
前記束ねられたブラシ毛素材の端部を挿入して固定する金属製金具と、
前記金属製金具によって固定された部分を除く部分から先端部までを覆う砥粒が混入されたカバーリングと、
から構成されていることを特徴とするブラシ毛素材。
【請求項3】
前記カバーリングは、前記ブラシ毛素材の周囲に巻き付ける紐状部材、網状部材、メッキ部材、蒸着部材、コーティング部材、合成樹脂製パイプ、金属製パイプのいずれかであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたブラシ毛素材。
【請求項4】
前記合成樹脂素材は、ダイヤモンド砥粒、研磨砥粒、炭、火山灰、マイナスイオン材、香り材の1種類または2種類以上が1%から50%混入されていることを特徴とする請求項1または請求項3に記載されたブラシ毛素材。
【請求項5】
前記金属素材は、周囲にダイヤモンド砥粒、研磨砥粒の1種類または2種類以上が電着、接着剤、メッキ処理によって、1%から100%取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載されたブラシ毛素材。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載されたブラシ毛素材の複数本を束ね、前記束ねられたブラシ毛素材の周囲がカバーリングされていることを特徴とするブラシ毛素材。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれかに記載されたブラシ毛素材の内、異なる種類の複数本を束ね、前記束ねられたブラシ毛素材の周囲がカバーリングされていることを特徴とするブラシ毛素材。
【請求項8】
請求項1から請求項7に記載されたブラシ毛素材の複数本を束ね、前記束ねられたブラシ毛素材の周囲がカバーリングされていることを特徴とするブラシ毛素材。
【請求項9】
請求項1から請求項8に記載されたブラシ毛素材は、チャネルブラシ、植込みブラシ、溶着ブラシ等となり、これらがロールブラシ、ホィールブラシ、コイルブラシ、筒型ブラシ、捻じりブラシとなることを特徴とするブラシ。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラシ毛の毛丈が長い筒型ブラシ、あるいはセグメントブラシのブラシ毛素材に関するものである。本発明は、毛丈が長い場合であっても、腰が強く、使用中に広がらないで研削力あるいは研磨力を向上させることができるブラシ毛素材およびブラシに関するものである。
【背景技術】
【0002】
図7(イ)から(ハ)は従来例における筒型ブラシ毛素材を説明するための図である。図7(イ)において、筒型ブラシは、筒体71にブラシ毛素材72が取り付けられている。前記筒型ブラシは、ブラシ毛素材72の毛丈が長い場合が多く、使用中に図7(ロ)に図示のように、ブラシ毛素材72が広がり、前記ブラシ毛素材72の先端部分以外の部分で研磨を行う場合がある。また、図7(ハ)において、前記筒型ブラシは、前記ブラシ毛素材72が広がらないように接着剤74を用いる場合がある。
【0003】
また、特開2003−164332号公報に記載されているブラシは、3本の金属線材の間に金属線を挟み、これらを撚ることにより作製されている。また、前記ブラシの撚り部分には、金属製の中空パイプが挿入され、外周をしぼり加工することで、嵌合固定されている。
【0004】
また、特開2002−254277号公報に記載されているブラシは、複数本のアルミナ長繊維からなる集合糸をバインダー樹脂に含浸させて硬化し、結束させる。前記複数本のアルミナ長繊維は、前記バインダー樹脂が付いて硬化していない自由端でバリ取り等の研磨を行うことができる。
【特許文献1】特開2003−164332号公報
【特許文献2】特開2002−254277号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、毛丈が長い筒型ブラシのブラシ毛素材は、使用中にブラシ毛の先端部分が広がってしまい、ブラシ毛の側面で研磨等を行うことになり、所望の研磨等を正確に行うことが困難であった。前記ブラシ毛の先端部分における広がり防止手段は、たとえば、前記ブラシ毛の側面を針金で巻く、チューブあるいはパイプを被せる、接着剤で止める等があった。前記広がり防止手段は、前記各手間、作業性の悪さ、および研磨部分の不揃い等課題が多くあった。また、前記接着剤で止めるブラシは、研磨中に摩擦熱によって異臭を発生し、作業者の目や鼻を刺激するといった問題があった。
【0006】
以上のような課題を解決するために、本発明の筒型ブラシ毛素材は、毛丈を長くしても先端部分で広がらないように、腰の部分を強くして、研削力あるいは研磨力を向上させることができるブラシ毛素材およびブラシを提供することを目的とする。また、本発明は、ブラシ毛素材が折れたとしても、飛散することによる事故を防止できるブラシ毛素材およびブラシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(第1発明)
第1発明のブラシ毛素材は、単線からなる合成樹脂素材中にダイヤモンド砥粒あるいは砥粒の1種類または2種類以上が混入されているブラシ毛の1種類または2種類以上を複数本束ねられたブラシ毛素材と、前記束ねられたブラシ毛素材の端部を挿入して固定する金属製金具と、前記金属製金具によって固定された部分を除く部分から先端部までを覆う砥粒が混入されたカバーリングとから構成されていることを特徴とする。
【0008】
(第2発明)
第2発明のブラシ毛素材は、単線からなる金属素材の周囲にダイヤモンド砥粒あるいは砥粒の1種類または2種類以上が被着されているブラシ毛の1種類または2種類以上を複数本束ねられたブラシ毛素材と、前記束ねられたブラシ毛素材の端部を挿入して固定する金属製金具と、前記金属製金具によって固定された部分を除く部分から先端部までを覆う砥粒が混入されたカバーリングとから構成されていることを特徴とする。
【0009】
(第3発明)
第3発明のブラシ毛素材において、第1発明または第2発明のカバーリングは、前記ブラシ毛素材の周囲に巻き付ける紐状部材、網状部材、メッキ部材、蒸着部材、コーティング部材、合成樹脂製パイプ、金属製パイプのいずれかであることを特徴とする。
【0010】
(第4発明)
第4発明のブラシ毛素材において、第1発明から第3発明の合成樹脂素材は、ダイヤモンド砥粒、研磨砥粒、炭、火山灰、マイナスイオン材、香り材の1種類または2種類以上が1%から50%混入されていることを特徴とする。
【0011】
(第5発明)
第5発明のブラシ毛素材において、第2発明の前記金属素材は、周囲にダイヤモンド砥粒、研磨砥粒の1種類または2種類以上が電着、蒸着、メッキ処理によって、1%から100%取り付けられていることを特徴とする。
【0012】
(第6発明)
第6発明のブラシ毛素材において、第1発明から第5発明におけるブラシ毛素材の複数本を束ね、前記束ねられたブラシ毛素材の周囲がカバーリングされていることを特徴とする。
【0013】
(第7発明)
第7発明のブラシ毛素材において、第1発明から第6発明におけるブラシ毛素材の内、異なる種類の複数本を束ね、前記束ねられたブラシ毛素材の周囲がカバーリングされていることを特徴とする。
【0014】
(第8発明)
第8発明のブラシ毛素材において、第1発明から第7発明におけるブラシ毛素材の複数本を束ね、前記束ねられたブラシ毛素材の周囲がカバーリングされていることを特徴とする。
【0015】
(第9発明)
第9発明のブラシにおいて、第1発明から第8発明のブラシ毛素材は、チャネルブラシ、植込みブラシ、溶着ブラシ等となり、これらがロールブラシ、ホィールブラシ、コイルブラシ、筒型ブラシ、捻じりブラシとなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、複数本のブラシ毛素材の一端を筒状体により固定するとともに、他端に至る部分をカバーリングすることにより、毛丈が長いものであっても、腰の強いブラシ毛素材を得ることができる。
【0017】
本発明によれば、合成樹脂素材および金属素材に対して、研削粒および/または研磨砥粒、あるいはこれらのパウダーの種類および/または量を任意に変えて挿入、混入、被着、電着、蒸着、熱溶着、メッキ処理、コーティング、あるいはカバーリング等により、幅の広い研磨特性を備えたブラシ毛素材およびブラシを得ることができる。
【0018】
本発明によれば、前記ブラシ毛素材が各種組み合わされたものを、さらに、束ねることができる。また、前記束ねたブラシ毛素材をさらに束ねることもできる。本発明は、このように、ワークの性能に合った研磨が行えるブラシ毛素材およびブラシ毛を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
(第1発明)
第1発明のブラシ毛素材は、単線からなる合成樹脂素材中にダイヤモンド砥粒あるいは砥粒の1種類または2種類以上が混入されている。前記合成樹脂素材は、チップから線材に成形する際に、前記砥粒を混入して1本のブラシとする。前記ブラシ毛の1種類または2種類以上は、複数本が束ねられ、あるいは織り込まれてブラシ毛素材となる。前記束ねられたブラシ毛素材の端部は、筒体または袋体に挿入されて固定される。砥粒が混入されたカバーリングは、前記筒体または袋体によって固定された部分を除く部分から先端部までを覆っている。前記ブラシ毛素材は、毛丈が長いため腰が弱いという欠点を持っていたが、前記カバーリングによって、前記欠点を除去することができるようになった。
【0020】
前記合成樹脂素材は、たとえば、ポリアミド系樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリマー、ポリエステル、ポリプラスティック、ピーク、芳香族ポリアミド系耐熱性繊維からなる。特に、前記合成樹脂素材は、動物繊維(馬毛、豚毛等)および/または植物繊維(パキン、パーム、バナナ等)を混入して、1本のブラシ毛素材とすることができる。
【0021】
(第2発明)
第2発明のブラシ毛素材は、第1発明が合成樹脂素材であるのに対して、金属素材である点、および前記金属素材のブラシ毛を砥粒で覆うようにカバーリングされている点で、異なっている。前記金属素材は、たとえば、鉄、銅、アルミニウム、チタン、ニッケル、クロム、およびこれらの合金等からなる。前記金属素材は、たとえば、電着、蒸着、熱溶着、メッキ等によって、前記金属素材の周囲にコーティングされる。
【0022】
(第3発明)
第3発明のブラシ毛素材は、第1発明または第2発明のカバーリングが前記ブラシ毛素材の周囲に巻き付ける紐状部材、網状部材、メッキ部材、蒸着部材、コーティング部材、合成樹脂製パイプ、金属製パイプのいずれかである。前記カバーリングは、ブラシ毛素材の腰部をカバーするため、毛丈を長くしても、腰の強いブラシ毛素材となる。
【0023】
(第4発明)
第4発明のブラシ毛素材は、第1発明または第3発明の合成樹脂素材にダイヤモンド砥粒、研磨砥粒、炭、火山灰、マイナスイオン材、香り材の1種類または2種類以上、あるいはこれらのパウダーが体積比で1%から50%混入されている。前記合成樹脂素材は、チップから所定の形状のブラシ毛素材となる際に、前記砥粒等、あるいはこれらのパウダーが混入された後に成形される。前記砥粒等、あるいはこれらのパウダーは、筒体または袋体以外に、合成樹脂製の繊維にも同様にして混入され、第2発明の紐や網にすることができる。
【0024】
(第5発明)
第5発明の金属素材は、周囲にダイヤモンド砥粒、研磨砥粒の1種類または2種類以上が電着、蒸着、熱溶着、メッキ処理によって、1%から100%取り付けられている。前記砥粒は、たとえば、ダイヤモンド砥粒、無機質砥粒、金属または合金砥粒、火山灰砥粒、黒曜石砥粒、溶岩石砥粒、あるいは、玄武岩砥粒がある。前記コーティングは、前記各砥粒の1%から100%を取り付けることができる。前記コーティングする量(厚さ)は、任意にすることができるため、腰の強さを目的あるいは、形状に合わせることが容易にできるとともに、前記合成樹脂素材により弾力を持たせ、前記金属素材の破損を防止する。なお、前記1%から10%程度のコーティングは、どちらかといえば前記金属素材の周囲に付着している状態である。
【0025】
(第6発明)
第6発明のブラシ毛素材は、第1発明から第5発明のブラシ毛素材の複数本を束ね、前記束ねられたブラシ毛素材の周囲をカバーリング、編み込み、コーティングのいずれかにより少なくとも1本にしている。第6発明のブラシ毛素材は、選択するブラシ毛素材、その本数、束ねる本数によって、ワークの表面に合ったブラシ毛素材とすることができる。
【0026】
(第7発明)
第7発明のブラシ毛素材は、第1発明から第6発明のブラシ毛素材の内、種類の異なる複数本を束ねる。前記束ねられて1本となったブラシ毛素材は、同じまたは異なるものが複数本束ねられて、その周囲をカバーリング、編み込み、コーティングのいずれかが行われる。第7発明のブラシ毛素材は、異なるブラシ毛素材を任意に選択することで、前記第6発明のブラシ毛素材より、さらに多くの用途に合ったものとすることができる。
【0027】
(第8発明)
第8発明のブラシ毛素材は、第6発明および第7発明のブラシ毛素材の複数本を束ね、その後、前記束ねられたブラシ毛素材の周囲をカバーリング、編み込み、コーティングのいずれかにより少なくとも1本にしている。前記第6発明および第7発明のブラシ毛素材は、ワークを研磨するのに必要な強度が得られるように、種類の選択、および本数を決めることができる。
【0028】
(第9発明)
第9発明のブラシは、第1発明から第8発明におけるブラシ毛素材がチャネル部材に嵌められ、また、デッキ部材に埋め込まれ、形状を整えることにより、チャネルブラシ、植込みブラシ、溶着ブラシ等となる。前記各ブラシは、所望の形状にして、ロールブラシ、ホィールブラシ、コイルブラシ、筒型ブラシ、捻じりブラシとなり、ワークの研磨に最適な形状、強さ、弾力を得ることができる。
【実施例1】
【0029】
図1(イ)から(ニ)は本発明の第1実施例であり、合成樹脂素材および/または金属素材をカバーリングしたブラシ毛素材を説明するための斜視図である。図1(イ)に示されたブラシ毛素材11は、たとえば、線径が約0.02mmから0.03mmである合成樹脂製繊維111を複数本束ね、その周囲にカバーリング113が施されている。前記カバーリング113は、前記同様の合成樹脂製繊維、たとえば、線径が約0.6mmからなる紐を複数本(たとえば、5本)撚ったもの、あるいはこれらによる網からなる。
【0030】
前記カバーリング113は、合成樹脂製繊維の紐を使用する場合、ブラシ毛素材の周囲を巻回する。また、前記カバーリング113またはブラシ毛素材11を構成する繊維は、たとえば、ダイヤモンド砥粒、無機質砥粒、金属砥粒、その他公知の砥粒を含む。前記ブラシ毛素材を構成する繊維は、合成樹脂製チップを所定の温度に加熱し、ダイスを通して1本の繊維にするが、その際に、前記砥粒のパウダーが混入される。金属線を使用したブラシ毛は、金属線の周囲に前記砥粒のパウダーを電着、蒸着、熱溶着、メッキ、あるいはコーティングすることにより作製される。
【0031】
前記合成樹脂製繊維は、たとえば、ポリアミド系樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリマー、ポリエステル、ポリプラスティック、ピーク、芳香族ポリアミド系耐熱性繊維からなる。特に、前記合成樹脂素材は、動物繊維(馬毛、豚毛等)および/または植物繊維(パキン、パーム、バナナ等)を混入して、1本のブラシ毛素材とすることができる。また、前記金属素材は、たとえば、鉄、銅、アルミニウム、チタン、ニッケル、クロム、およびこれらの合金等からなる。前記金属素材は、たとえば、電着、メッキ等によって、前記金属素材の周囲にコーティングされる。
【0032】
図1(ロ)に示されたブラシ毛素材は、図1(イ)に示されたブラシ毛素材11、12、13を3本束ねたものである。図1(ハ)に示されたブラシ毛素材は、図1(イ)に示された合成樹脂製繊維がカバーリング113によって束ねられたブラシ毛素材11、12、金属砥粒が周囲にコーティングされたブラシ毛素材14、金属線が束ねられてカバーリングされたブラシ毛素材15を、さらに、束ねた後、前記砥粒あるいは前記砥粒のパウダーが混入されたカバーリング16によって覆われている。
【0033】
図1(ニ)に示されたブラシ毛素材17は、合成樹脂製繊維(合成樹脂製部材)171の中にダイヤモンド砥粒172、金属砥粒173、溶岩石砥粒(玄武岩砥粒)174、その他の砥粒175、176が混入されている。前記各砥粒、あるいは前記砥粒のパウダーは、前記同様に、合成樹脂製部材のチップを加熱して成形される際に混入される。
【実施例2】
【0034】
図2(イ)から(ヲ)は本発明の第2実施例で、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、岩石砥粒等が混入されたブラシ毛素材およびその形状を説明するための図である。図2(イ)から(ヘ)に示すブラシ毛素材は、合成樹脂製部材171内に同種類または異種類の砥粒172、173、174、175、・・・が少なくとも1つ混入された例である。また、前記図2(イ)から(ヘ)に示すブラシ毛素材のカバーリングは、前記砥粒176の1種類または2種類以上が混入されている。
【0035】
図2(ト)から(ヲ)に示すブラシ毛素材は、カバーリング21、22、23、24、25、26の形状が異なっている。前記カバーリングの形状および混入される砥粒の種類は、ワークの形状、固さ、研磨の目的等によって任意に選択できるようになっている。
【実施例3】
【0036】
図3(イ)から(ニ)は本発明の実施例であるブラシ毛素材によって作製された筒型ブラシを説明するための正面図および断面図である。図3(イ)に示す筒型ブラシ31は、金属製または合成樹脂製ブラシ毛素材311の周囲が金属または繊維からなる紐によって巻回された状態でカバーリング313されている。図3(ロ)に示す筒型ブラシ32は、金属製または合成樹脂製ブラシ毛素材321の周囲が金属または繊維からなる網によって被覆された状態でカバーリング323されている。
【0037】
同様に、図3(ハ)に示す筒型ブラシ33は、金属製または合成樹脂製ブラシ毛素材331の周囲が金属または繊維からなる網によって被覆された状態でカバーリング333されている。前記筒型ブラシ33は、カバーリング333の内部に複数のカバーリングされたブラシ毛素材から構成されている。図3(ニ)に示すカバーリングされたブラシ毛素材31から33は、一端が金属製筒体34、35に挿入されて固定されている。前記金属製筒体34、35は、複数が研磨装置に備えられている電磁石等に着脱自在に取り付けられる。
【実施例4】
【0038】
図4は本発明の実施例で、筒体とブラシ毛素材との取り付けを説明するための図である。図4において、カバーリングされたブラシ毛素材41は、一端部に接着剤42を施し、合成樹脂製筒体43に固定されている。
【実施例5】
【0039】
図5(イ)および(ロ)は本発明の実施例で、筒体を研磨装置に取り付け易くしたブラシを説明するための図である。図5(イ)に示すブラシは、カバーリングされたブラシ毛素材51の一端部を固定する合成樹脂製筒体52の内部に磁性体53、たとえば、鉄、鉄系合金が設けられている。また、図5(ロ)に示すブラシは、前記合成樹脂製筒体54内に前記磁性体55の粒子を混入する。前記合成樹脂製筒体54に対する磁性体55の混入は、前述と同様に、合成樹脂製チップを加熱して成形する際に、前記磁性体55の粒子またはパウダーを混入する。
【実施例6】
【0040】
図6(イ)から(チ)は本発明のブラシ毛素材からなるブラシを説明するための図である。図6(イ)はカップブラシ、(ロ)はチャネルブラシをディスクの周囲に取り付けたディスクブラシ、(ハ)はチャネルを曲げて円形にした円盤ブラシ、(ニ)はチャネルに取り付けたブラシ毛素材を内部に向けて作製されたブラシ、(ホ)および(ヘ)はロールブラシ、(ト)は筒型ブラシ、(チ)は捩じりブラシである。これらのブラシは、本発明の実施例によるブラシ毛素材を基にして作製されている。
【0041】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。ブラシ毛および混入物質等の材質、大きさ、形状、密度等は、任意に選択することができる。特に、金属部材、合成樹脂製部材、混入部材、付着部材は、本明細書に挙げた以外に公知または周知のものが使用できることはいうまでもないことである。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】(イ)から(ニ)は本発明の第1実施例であり、合成樹脂素材および/または金属素材をカバーリングしたブラシ毛素材を説明するための斜視図である。(実施例1)
【図2】(イ)から(ヲ)は本発明の第2実施例で、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、岩石砥粒等が混入されたブラシ毛素材およびその形状を説明するための図である。(実施例2)
【図3】(イ)から(ニ)は本発明の実施例であるブラシ毛素材によって作製された筒型ブラシを説明するための正面図および断面図である。(実施例3)
【図4】本発明の実施例で、筒体とブラシ毛素材との取り付けを説明するための図である。(実施例4)
【図5】(イ)および(ロ)は本発明の実施例で、筒体を研磨装置に取り付け易くしたブラシを説明するための図である。(実施例5)
【図6】(イ)から(チ)は本発明のブラシ毛素材からなるブラシを説明するための図である。(実施例6)
【図7】(イ)から(ハ)は従来例における筒型ブラシ毛素材を説明するための図である。
【符号の説明】
【0043】
11・・・ブラシ毛素材
111・・・合成樹脂製繊維
112・・研磨砥粒
113・・・カバーリング
12、13、14、15・・・ブラシ毛素材
16・・・研磨砥粒(カバーリング)
17・・・ブラシ毛素材
171・・・合成樹脂製繊維(合成樹脂製部材)
172・・・ダイヤモンド砥粒
173・・・金属砥粒
174・・・溶岩石砥粒(玄武岩砥粒)
175、176、177・・・砥粒
31、32、33・・・筒型ブラシ
311、321、331・・・ブラシ毛素材
313、323、333・・・カバーリング
34・・・合成樹脂製筒体
35・・・金属製筒体
41、51・・・カバーリングされたブラシ毛素材
42・・・接着剤
43・・・合成樹脂製筒体
52・・・合成樹脂製筒体
54・・・合成樹脂製筒体
55・・・磁性体
【出願人】 【識別番号】398029234
【氏名又は名称】新崎 優一郎
【識別番号】300038675
【氏名又は名称】新崎 朋子
【出願日】 平成18年7月7日(2006.7.7)
【代理人】 【識別番号】100082669
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 賢三

【識別番号】100095337
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 伸一

【識別番号】100061642
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 武通

【識別番号】100095061
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 恭介


【公開番号】 特開2008−12632(P2008−12632A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−187373(P2006−187373)