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【発明の名称】 テープラップ装置のテープ破断検知装置
【発明者】 【氏名】秋月 啓作

【氏名】藤井 浩

【要約】 【課題】テープラップ装置のテープの張力を利用して、誤作動がない、テープラップ装置のテープ破断検知装置を提供。

【構成】被加工物 2の回転軸表面 3が回転されて加工されるテープラップ加工の1サイクルが終了し、かつ使用ずみテープ 10b(図1(b))を未使用テープ10a に代えるよう使用ずみテープ10b を巻き取るときに、テープ破断検知装置11の回転軸12が回転駆動装置13により回転され、タッチセンサーバー14が使用ずみテープ 10bとテープ巻き取り部15との間に張られた使用ずみテープ 10bに当たり止まり、使用ずみテープ 10bが破断していないものと検知し、タッチセンサーバー14が張られた使用ずみテープ 10bに当たる位置を行き過ぎたときは、使用ずみテープ 10bが破断したことを検知したものとするようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
研磨材被覆テープと、該テープをクランクシャフトを含む自動車部品などの被加工物の回転軸表面に接触させ押圧する剛性表面を有するシュー組立体とからなり、被加工物の回転軸表面を自転・公転させて軸のミクロ仕上げを行うテープラップ装置において、機械本体に設けた該一対のシュー組立体を支持する一対の開閉アームを支持するツール支持部材頭部に配置されたテープ破断検知装置と、該テープ破断検知装置に回転可能に支持された回転軸を回転駆動する回転駆動装置と、該回転軸に固定されたタッチセンサーバーと、を有し、
被加工物の回転軸表面が回転されて加工されるテープラップ加工の1サイクルが終了し、かつ使用ずみテープを未使用テープに代えるよう該使用ずみテープを巻き取るときに、該テープ破断検知装置の該回転軸が該回転駆動装置により回転され、該タッチセンサーバーが該使用ずみテープとテープ巻き取り部との間に張られた使用ずみテープに当たり止まり、該使用ずみテープが破断していないものと検知し、
該タッチセンサーバーが該張られた使用ずみテープに当たる位置を行き過ぎたときは、該使用ずみテープが破断したことを検知したものとすることを特徴とするテープ破断検知装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は研磨材被覆テープと、該テープ研磨材被覆面を鋼管、クランクシャフトを含む自動車部品などの被加工物の回転軸表面に接触させ押圧する剛性表面を有するシュー組立体とからなり、被加工物の回転軸表面が回転されて加工されるテープラップ装置のテープ破断検知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の研磨材被覆テープと、該テープ研磨材被覆面をクランクシャフトを含む被加工物の回転軸表面に接触させ押圧する剛性表面を有するシュー組立体とからなるテープラップ装置としては、例えば特許文献1に開示するものがある。このものはその図21に記載するように、アーム開閉及びシュー押圧駆動用シリンダが、一個のシリンダで行われ、一対のアームに固定した一対のシュー組立体が被加工物の回転軸をクランプし、被加工物の回転軸を自転・公転させて軸のミクロ仕上げを行っていた。従来のテープラップ装置のテープ破断検知装置は、特許文献1には明記していないが、通常特許文献1、図 6の符号 200〔0082〕で示す巻き取り量検出装置 200を使用して巻き取りロールの回転量を検知してテープ破断検知を行っていた。特許文献2ではテープ破断検知装置25(図 3)の記載がある(第 6欄第56-57 行)。
【特許文献1】特開平08−257889号公報 図 6、〔0082〕
【特許文献1】アメリカ特許第 5,683,291号公報 図 3、符号25、第 6欄第56-57 行
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1、2に記載する従来のテープラップ装置のテープ破断検知装置は、アーム開閉及びテープ送り出し、巻き取りを含む全テープラップ工程の間で、テープの破断を検知するものであったので、いずれも誤作動が多発していた。
【0004】
本発明の課題は、研磨材被覆テープと、該テープ研磨材被覆面を鋼管、クランクシャフトを含む自動車部品などの被加工物の回転軸表面に接触させ押圧する剛性表面を有するシュー組立体とからなり、被加工物の回転軸表面が回転されて加工されるテープラップ装置において、テープの張力を利用して、誤作動がない、テープラップ装置のテープ破断検知装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このため本発明は、研磨材被覆テープと、該テープをクランクシャフトを含む自動車部品などの被加工物の回転軸表面に接触させ押圧する剛性表面を有するシュー組立体とからなり、被加工物の回転軸表面を自転・公転させて軸のミクロ仕上げを行うテープラップ装置において、機械本体に設けた該一対のシュー組立体を支持する一対の開閉アームを支持するツール支持部材頭部に配置されたテープ破断検知装置と、該テープ破断検知装置に回転可能に支持された回転軸を回転駆動する回転駆動装置と、該回転軸に固定されたタッチセンサーバーと、を有し、
被加工物の回転軸表面が回転されて加工されるテープラップ加工の1サイクルが終了し、かつ使用ずみテープを未使用テープに代えるよう該使用ずみテープを巻き取るときに、該テープ破断検知装置の該回転軸が該回転駆動装置により回転され、該タッチセンサーバーが該使用ずみテープとテープ巻き取り部との間に張られた使用ずみテープに当たり止まり、該使用ずみテープが破断していないものと検知し、
該タッチセンサーバーが該張られた使用ずみテープに当たる位置を行き過ぎたときは、該使用ずみテープが破断したことを検知したものとすることを特徴とするテープ破断検知装置を提供することによって、上記した本発明の課題を解決した。
【発明の効果】
【0006】
かかる構成により、本発明のテープラップ装置のテープ破断検知装置は、被加工物の回転軸表面が回転されて加工されるテープラップ加工の1サイクルが終了し、かつ使用ずみテープを未使用テープに代えるよう該使用ずみテープを巻き取るときに、該テープ破断検知装置の該回転軸が該回転駆動装置により回転され、該タッチセンサーバーが該使用ずみテープとテープ巻き取り部との間に張られた使用ずみテープに当たり止まり、該使用ずみテープが破断していないものと検知し、
該タッチセンサーバーが該張られた使用ずみテープに当たる位置を行き過ぎたときは、該使用ずみテープが破断したことを検知したものとしたので、
使用ずみテープを未使用テープに代えるよう該使用ずみテープを巻き取るときのテープが張られたときのみ、タッチセンサーバーでテープの破断を検知するので、テープの張力を利用して、誤作動がないテープラップ装置のテープ破断検知装置を提供するものとなった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明を実施するための最良の形態の一例を図面を参照して説明する。図1(a)は本発明を実施形態の被加工物の回転軸テープラップ装置のテープ破断検知装置の要部概略上面図、(b)は(a)のB方向からみた側面図で、一対のアームが閉じられ、テープラップ加工の1サイクルが終了し、かつかつ使用ずみテープを未使用テープに代えるよう該使用ずみテープが巻き取られる状態の位置で示し、(c)は(b)のC方向からみた概略右側面図で、ツール支持部材 4の右側面は輪郭のみ示す。本発明の実施形態のテープラップ装置は、クランクシャフトを含む自動車部品などの被加工物 2の回転軸表面 3に接触させ押圧する剛性表面 5を有するシュー組立体 8とからなり、被加工物 2の回転軸表面 3を自転・公転させて回転軸 3のミクロ仕上げを行う。クランクシャフトを含む軸物の被加工物 2は、いずれも図示しないベ−スに配置された主軸台の主軸センタと心押台の心押センタとの間に支持され、ベ−スには、機械本体 1及びツール支持部材 4が配置されている。
【0008】
図1に示すように、本発明の実施形態のテープラップ装置のテープ破断検知装置は、研磨材被覆テープ10と、テープ10をクランクシャフトを含む自動車部品などの被加工物 2の回転軸表面 3に接触させ押圧する剛性表面 5を有するシュー組立体 8とからなり、被加工物 2の回転軸表面 3を自転・公転させて軸のミクロ仕上げを行うテープラップ装置において、機械本体 1に設けた一対のシュー組立体 8、8を支持する一対の開閉アーム 9、9を支持するツール支持部材 4頭部に配置されたテープ破断検知装置11と、テープ破断検知装置11に回転可能に支持された回転軸12を回転駆動する流体圧モータである(電動モータ又は他の首振り回転駆動装置でもよい)回転駆動装置13と、回転軸12に固定されたタッチセンサーバー14と、を有し、
被加工物 2の回転軸表面 3が回転されて加工されるテープラップ加工の1サイクルが終了し、かつ使用ずみテープ 10b(図1(b))を未使用テープ10a (図1(b))に代えるよう使用ずみテープ10b を巻き取るときに、テープ破断検知装置11の回転軸12が回転駆動装置13により回転され、タッチセンサーバー14が使用ずみテープ 10bとテープ巻き取り部15との間に張られた使用ずみテープ 10bに当たり止まり、使用ずみテープ 10bが破断していないものと検知し、
タッチセンサーバー14が張られた使用ずみテープ 10bに当たる位置を行き過ぎたときは、使用ずみテープ 10bが破断したことを検知したものとするようにした。図1(b)で、6 は機械本体 1に固定したテープ破断検知装置31支持部材、7 は未使用テープ11を押圧する押圧ローラである。
【0009】
図1(a)においては、テープ破断検知装置11のタッチセンサーバー14は点線で示すように、下を向いた始動位置にある。タッチセンサーバー14は図1(c)に示すように、
14aで、タッチセンサーバーの始動位置を示し、14b でタッチセンサーバー先端が使用ずみテープ11b に接触した位置を、14c はタッチセンサーバー先端が該張られた使用ずみテープ 11bに当たる位置を行き過ぎた位置をそれぞれ示す。
14c のタッチセンサーバー14が張られた使用ずみテープ 11bに当たる位置を行き過ぎ、使用ずみテープ 11bが破断したことを検知したものとされるときは、機械が止められ、未使用テープと交換され、被加工物 2の回転軸表面 3を測定して、必要あれば、被加工物 2の回転軸表面 3の再テープラップ加工が行われる。
【0010】
かかる構成により、本発明の実施形態のテープラップ装置のテープ破断検知装置は、タッチセンサーバー14は被加工物の 2の回転軸表面 3が回転されて加工されるテープラップ加工の1サイクルが終了し、かつ使用ずみテープ 10b(図1(b))を未使用テープ10a に代えるよう使用ずみテープ 10bを巻き取るときに、タッチセンサーバー14は回転軸12が回転駆動装置13により回転され、使用ずみテープ 10bとテープ巻き取り部15との間に張られた使用ずみテープ 10bに当たり止まり、使用ずみテープ 10bが破断していないことを検知し、タッチセンサーバー14が張られた使用ずみテープ 11bに当たる位置を行き過ぎたときは、使用ずみテープ 10bが破断したことを検知したものとされるようにしたので、
使用ずみテープを未使用テープに代えるよう該使用ずみテープを巻き取るときのテープが張られたときのみ、タッチセンサーバーでテープの破断を検知するので、テープの張力を利用して、誤作動がない、テープラップ装置のテープ破断検知装置を提供するものとなった。使用ずみテープ又は未使用テープが切れたときにテープの張力がなくなり、タッチセンサーバー14が張られた使用ずみテープ 10bに当たる位置を行き過ぎる。未使用テープがなくなったときも、同様に使用ずみテープ 10bの張力がなくなり、タッチセンサーバー14が張られ使用ずみたテープ 10bに当たる位置を行き過ぎる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】(a)は本発明を実施形態の被加工物の回転軸テープラップ装置のテープ破断検知装置の要部概略上面図、(b)は(a)のB方向からみた側面図で、一対のアームが閉じられ、テープラップ加工の1サイクルが終了し、かつかつ使用ずみテープを未使用テープに代えるよう該使用ずみテープが巻き取られる状態の位置で示し、(c)は(b)のC方向からみた概略右側面図で、ツール支持部材 4の右側面は輪郭のみ示す。
【符号の説明】
【0012】
1 :機械本体、2 :被加工物、3 :回転軸表面、 4:ツール支持部材、 5:剛性表面
8 :シュー組立体、9 :開閉アーム、10a :未使用テープ(研磨材被覆テープ)
10b :使用ずみテープ(研磨材被覆テープ)、11:テープ破断検知装置
12: 回転軸、13: 回転駆動装置、14:タッチセンサーバー
【出願人】 【識別番号】000005197
【氏名又は名称】株式会社不二越
【出願日】 平成18年7月5日(2006.7.5)
【代理人】 【識別番号】100077997
【弁理士】
【氏名又は名称】河内 潤二


【公開番号】 特開2008−18471(P2008−18471A)
【公開日】 平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願番号】 特願2006−185474(P2006−185474)