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プラネタリーキャリア組立装置 - 特開2008−93764 | j-tokkyo
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【発明の名称】 プラネタリーキャリア組立装置
【発明者】 【氏名】油納 茂樹

【氏名】増谷 博史

【要約】 【課題】サブアッシーの組立からそのサブアッシーのキャリア本体への組込までの作業を全て自動で効率的に行うことができ、しかも各工程を実行する各装置が分散配置されて管理やメンテナンス等を容易に行うことが可能なプラネタリーキャリア組立装置を提供する。

【解決手段】キャリア本体に、互いに噛合する二つのピニオンギヤを有するサブアッシーを組込むことによりプラネタリーキャリアを組立てるプラネタリーキャリア組立装置において、パレットを環状の搬送経路に沿って循環させるパレット搬送装置36と、搬送経路に沿って配置され且つパレット上でサブアッシーの組立を行うサブアッシー組立手段37と、サブアッシー組立手段37によりパレット上で組上ったサブアッシーをパレット外のキャリア本体に組込むサブアッシー組込手段265とを備えたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャリア本体に、互いに噛合する二つのピニオンギヤを有するサブアッシーを組込むことによりプラネタリーキャリアを組立てるプラネタリーキャリア組立装置において、所定のパレットを環状の搬送経路に沿って循環させるパレット搬送装置と、前記搬送経路に沿って配置され且つ前記パレット上で前記サブアッシーの組立を行うサブアッシー組立手段と、該サブアッシー組立手段により前記パレット上で組上った前記サブアッシーをパレット外の前記キャリア本体に組込むサブアッシー組込手段とを備えたことを特徴とするプラネタリーキャリア組立装置。
【請求項2】
前記サブアッシー組立手段は、ダミーシャフトにニードル軸受を外嵌させ、更にそのニードル軸受にピニオンギヤを外嵌させることにより前記サブアッシーを組立てるように構成され、前記サブアッシー組込手段による前記キャリア本体への前記サブアッシーの組込後に前記ダミーシャフトを本シャフトに交換するシャフト交換手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプラネタリーキャリア組立装置。
【請求項3】
前記キャリア本体は、その外周側に半径方向外向きに開放されたサブアッシー組込部が形成され、前記サブアッシー組込手段は前記サブアッシーを前記サブアッシー組込部に対して前記キャリア本体の半径方向内向きに組込むように構成され、前記シャフト交換手段は、前記サブアッシー組込部の上側に形成されたシャフト挿通孔を介して前記ダミーシャフトの抜取り及び前記本シャフトの挿入を行うように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のプラネタリーキャリア組立装置。
【請求項4】
前記シャフト交換手段により前記キャリア本体側から抜取られた前記ダミーシャフトを、前記サブアッシー組込手段の下流側において前記パレット上に返却するダミーシャフト返却手段を備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載のプラネタリーキャリア組立装置。
【請求項5】
前記パレット上には、ダミーシャフト仮置部と組立作業部とを備え、前記ダミーシャフトは、前記ダミーシャフト返却手段により前記ダミーシャフト仮置部に返却され、前記組立作業部にワッシャがセットされた後、前記ダミーシャフト仮置部から前記組立作業部に移送されるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のプラネタリーキャリア組立装置。
【請求項6】
前記組立作業部には、上向きの支持ピンが、前記ダミーシャフト等に下側から嵌合する突出位置と嵌合しない退避位置との間で上下方向移動可能に設けられ、前記支持ピンは、前記サブアッシー組立手段により前記サブアッシーの組立が行われている間は前記突出位置に保持され、前記サブアッシー組込手段により前記サブアッシーをパレット外の前記キャリア本体に組込む際には前記退避位置に保持されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のプラネタリーキャリア組立装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、キャリア本体に、互いに噛合する二つのピニオンギヤを有するサブアッシーを組込むことによりプラネタリーキャリアを組立てるプラネタリーキャリア組立装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車のオートマティックトランスミッション等に用いられるプラネタリーキャリアは、キャリア本体に、互いに噛合する二つのピニオンギヤを有するサブアッシーが複数組込まれた構成となっている。このキャリア本体へのサブアッシーの組込作業を自動的に行う装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
この特許文献1に記載のプラネタリーキャリア組立装置は、所定の組込位置上でサブアッシーを組立てるサブアッシー組立手段と、このサブアッシー組立手段により組立てられたサブアッシーを組込位置から平行移動させてキャリア本体内に組込むサブアッシー組込手段と、サブアッシー組込手段によりキャリア本体内に組込まれたサブアッシーに対して本シャフトを上側から挿入しつつダミーシャフトを下側に抜取るシャフト交換手段とを備え、サブアッシー組込手段によるサブアッシーの組込作業を、キャリア本体を回転させつつ複数回行うことにより、一つのプラネタリーキャリアの組立が完了するようになっている。
【0004】
また、サブアッシー組立手段は、予めニードル軸受とダミーシャフトがセットされた二つのピニオンギヤを、前記組込位置で互いに押しつけ合うことにより噛み合わせ、更にワッシャの装着作業等を行うことによりサブアッシーの組立を行うようになっている。
【特許文献1】特開平8−174347号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のプラネタリーキャリア組立装置では、キャリア本体への組込位置でサブアッシーを組立てるように構成されているため、サブアッシー組立手段によりサブアッシーが組立てられている間はサブアッシー組込手段は待ち状態となり、作業効率が悪いという問題があった。
【0006】
また、このようにサブアッシー組立手段は組込位置上でサブアッシーを組立てるように構成されているため、サブアッシー組立手段を構成する各装置、例えばピニオンギヤを噛合させる噛合装置、ワッシャを装着するワッシャ装着装置等を全て前記組込位置の近傍に集中的に配置する必要があり、装置が複雑化する問題もある。
【0007】
しかも、特許文献1に記載のプラネタリーキャリア組立装置では、ニードル軸受とダミーシャフトとをピニオンギヤにセットする手段は搭載されておらず、予め手作業等で行う必要がある。
【0008】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、サブアッシーの組立からそのサブアッシーのキャリア本体への組込までの作業を全て自動で効率的に行うことができ、しかも各工程を実行する各装置が分散配置されて管理やメンテナンス等を容易に行うことが可能なプラネタリーキャリア組立装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、キャリア本体に、互いに噛合する二つのピニオンギヤを有するサブアッシーを組込むことによりプラネタリーキャリアを組立てるプラネタリーキャリア組立装置において、所定のパレットを環状の搬送経路に沿って循環させるパレット搬送装置と、前記搬送経路に沿って配置され且つ前記パレット上で前記サブアッシーの組立を行うサブアッシー組立手段と、該サブアッシー組立手段により前記パレット上で組上った前記サブアッシーをパレット外の前記キャリア本体に組込むサブアッシー組込手段とを備えたものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、サブアッシーの組立中にサブアッシー組込手段が待ち状態になることもなく、サブアッシーの組立からそのサブアッシーのキャリア本体への組込までの作業を全て自動で効率的に行うことができる。また、各工程を実行する各装置を分散配置することができるため、管理やメンテナンスを容易に行うことが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図29は本発明を具現化した一実施形態を例示している。
【0012】
本実施形態に係るプラネタリーキャリア組立装置1(図1)は、キャリア本体2にサブアッシー3等を組込むことによりプラネタリーキャリア4を組立てるものである。プラネタリーキャリア4は、自動車のオートマティックトランスミッション等に用いられる遊星歯車機構の構成部品であり、図26に示すように、キャリア本体2に、スラスト軸受5、三組のサブアッシー3等が組込まれた構成となっている。
【0013】
サブアッシー3は、図27に示すように、互いに噛合する長短二本のピニオンギヤ6a,6bと、これらピニオンギヤ6a,6bに内挿されるニードル軸受7及びダミーシャフト8a,8bと、ピニオンギヤ6a,6bの下端側に配置されるメガネワッシャ9と、ピニオンギヤ6a,6bの上端側に夫々配置される丸ワッシャ10a,10bとを備えている。
【0014】
ピニオンギヤ6a,6bはヘリカルギヤにより構成されており、ロングピニオンギヤ6aはショートピニオンギヤ6bの約二倍の長さに形成されている。
【0015】
ニードル軸受7は、略円柱状に形成された多数本のころ11と、これらころ11を円筒状に整列させた状態で保持する保持器12とを備えている。本実施形態では、ロングピニオンギヤ6a側とショートピニオンギヤ6b側とで全く同じニードル軸受7が用いられており、ショートピニオンギヤ6bには一個、ロングピニオンギヤ6aには直列に二個のニードル軸受7が夫々挿入されるようになっている。
【0016】
ダミーシャフト8a,8bは、例えば円筒状で、長短二本のピニオンギヤ6a,6bに夫々対応する長さに形成されており、ピニオンギヤ6a,6bの軸心部にニードル軸受7を介して挿入されるようになっている。なお、ダミーシャフト8a,8bは、サブアッシー3がキャリア本体2内に組込まれた後にピニオンシャフト(本シャフト)13a,13bに交換される。
【0017】
メガネワッシャ9には、ピニオンギヤ6a,6bの各軸心に対応する軸孔9a,9bと、位置決め孔9cとが形成されている。
【0018】
キャリア本体2は、図28に示すように、互いに平行に配置された略円板状の上部板14及び下部板15と、これら上部板14と下部板15とを上下に接続する周壁16とを備えている。
【0019】
上部板14及び下部板15は、夫々その中心に上開口部17、下開口部18が形成されたドーナツ型で、それらを周上の複数箇所、例えば三箇所で上下に連結するように周壁16が設けられており、それら三つの周壁16の間に形成された三つの空間が、サブアッシー3を半径方向内向きに組込可能なサブアッシー組込部19となっている。
【0020】
上部板14には、サブアッシー3の各ピニオンギヤ6a,6bに対応して、上下に貫通する一対のシャフト挿通孔20a,20bが三組形成されており、これらシャフト挿通孔20a,20bを介してシャフトの交換、即ちダミーシャフト8a,8bの抜取り及びピニオンシャフト13a,13bの挿入が行われるようになっている。
【0021】
また、上部板14には、その上面側の複数箇所、例えば周壁16に対応する周方向の三箇所に位置決め孔21が下向きに形成されており、更に外周面側には、固定ピン22を打込み可能なピン孔23が、各シャフト挿通孔20aをキャリア本体2の半径方向内向きに貫通するように設けられている。
【0022】
下部板15には、サブアッシー3の各ピニオンギヤ6a,6bに対応して一対のシャフト支持溝23a,23bが三組形成され、更に下開口部18から下向きに筒状部24が例えば一体に設けられている。また、下部板15の上面側には、下開口部18よりも大径の上開口部17を介して供給されるスラスト軸受5を装着可能な軸受装着部25が例えば凹入状に形成されている。
【0023】
キャリア本体2のサブアッシー組込部19にサブアッシー3を組込む際には、図28 (a)に示すように、平面視においてシャフト挿通孔20aの中心Caからキャリア本体2の中心C0へ向かう直線(以下、組込方向Vaという)に沿ってサブアッシー3を水平移動させることにより行われる。キャリア本体2には周方向の三箇所にサブアッシー組込部19が設けられているから、各サブアッシー組込部19に対応して三つの組込方向Vaが存在する。
【0024】
また、サブアッシー3は、ロングピニオンギヤ6aから見たショートピニオンギヤ6bの方向(以下、ピニオンギヤ噛合方向Vbという)が組込方向Vaから平面視時計方向にα°(ここでは約58.5°とする)傾いた方向となる位置関係でキャリア本体2のサブアッシー組込部19内に組込まれ、固定されるようになっており、シャフト挿通孔20a,20b等も、この位置関係に対応して形成されている。
【0025】
また、キャリア本体2にサブアッシー3を組込む際には、サブアッシー組込部19内に押し込まれてきたサブアッシー3をキャリア本体2の中心C0側の所定位置で受け止めるための組込ガイド26をキャリア本体2上に装着するようになっている。
【0026】
この組込ガイド26は、図29に示すように、例えばキャリア本体2と略同径の円板状に形成され且つ中心部に丸孔27aが形成された本体プレート27と、この本体プレート27の丸孔27aに沿って下向きに突設され且つキャリア本体2の上開口部17に上側から挿入可能な略円筒状のガイド部28と、キャリア本体2の位置決め孔21に対応して本体プレート27の下側に突設された複数の位置決め突起29とを備え、ガイド部28を上開口部17に、位置決め突起29を位置決め孔21に夫々上側から挿入しつつキャリア本体2の上側に着脱自在に装着されるようになっている。
【0027】
ガイド部28の外周面側には、ピニオンギヤ6a,6bの各外周面に対応する凹部28a,28bが三組設けられており、サブアッシー3は、キャリア本体2のサブアッシー組込部19内に挿入されたとき、ピニオンギヤ6a,6bの外周面が夫々凹部28a,28bに当接することにより所定位置に位置決めされる。
【0028】
また、本体プレート27には、キャリア本体2側のシャフト挿通孔20a,20bに対応する上下方向貫通状のシャフト着脱孔30a,30bが三組設けられている。サブアッシー3がキャリア本体2内に組込まれた後のシャフト交換は、組込ガイド26がキャリア本体2上にセットされたままで行われるため、これらシャフト着脱孔30a,30bを介してダミーシャフト8a,8bの抜取り及びピニオンシャフト13a,13bの挿入が行われる。
【0029】
プラネタリーキャリア組立装置1は、以上説明したプラネタリーキャリア4の組立を自動で行うもので、図1に示すように、サブアッシー3の組立等の作業を行うサブアッシー側作業手段31と、このサブアッシー側作業手段31により組立てられたサブアッシー3のキャリア本体2への組込を含むキャリア本体2に対する各種作業を行うキャリア本体側作業手段32とを備えている。
【0030】
サブアッシー側作業手段31は、パレット35を環状の搬送経路L(図2)に沿って循環させるパレット搬送装置36と、搬送経路Lに沿って配置され且つパレット35上でサブアッシー3の組立を行うサブアッシー組立手段37とを備えている。
【0031】
搬送経路Lは、例えばアップダウンのない水平な経路で構成されており、図2に示すように、略直線状に配置された往路Laと、この往路Laと並んで平行に配置された復路Lcと、往路Laの下流端側と復路Lcの上流端側とを接続する折返し搬送路Lbと、復路Lcの下流端側と往路Laの上流端側とを接続する復帰搬送路Ldとで平面視細長矩形状に構成されている。
【0032】
この搬送経路L上を搬送されるパレット35は、図5に示すように、往路La上ではその前端35a側に向けて搬送され、復路Lc上ではその後端35b側に向けて搬送され、折返し搬送路Lb上及び復帰搬送路Ld上では左右方向に平行移動されるようになっている。即ち、パレット35は、搬送経路L上を常に平行移動により搬送される。
【0033】
なお、以下の説明では、特に断りのない限り、往路La上及び復路Lc上におけるパレット35の搬送方向、即ち往路La及び復路Lcに平行な方向を単に「搬送方向」と言うものとし、例えば往路La上においては前端35aを、復路Lc上においては後端35bを、夫々パレット35における搬送方向前側とする。
【0034】
また、組込送出位置S21は復路Lc上に設けられており、組込送出位置S21からの送出方向Vはパレット35から見て右端35c側で且つ搬送方向と直交しており、組込送出位置S21に対して送出方向V側に組込受入位置S33(図2)が配置されているものとする。
【0035】
パレット35は、サブアッシー3の組立台としての機能と搬送台としての機能とを併せ持つもので、図9〜図11に示すように、パレット本体41と、このパレット本体41の上面側に設けられた組立作業部42及びダミーシャフト仮置部43と、組立中のサブアッシー3を組立作業部42上で解除可能に保持するサブアッシー保持機構44とを備えている。
【0036】
パレット本体41は、略水平に配置された上板45と、この上板45の下側に平行に配置された底板46と、上板45と底板46とを例えば前端35a側及び後端35b側において上下に接続する一対の側板47,47とを備えている。
【0037】
上板45は、例えば矩形状に形成されており、その上面側の送出方向V側、即ち右端35c側に組立作業部42が設けられ、その反対側、即ち左端35d側にダミーシャフト仮置部43が設けられている。
【0038】
組立作業部42は、サブアッシー3の組立を行う部分であり、互いに噛合された2つのピニオンギヤ6a,6bの各軸心位置に対応する支持ピン挿通孔48a,48bと、それら支持ピン挿通孔48a,48bの中間部近傍に設けられた位置決めピン挿通孔49とが上下方向貫通状に設けられており、支持ピン挿通孔48a,48bには夫々ダミーシャフト8a,8bを支持するための支持ピン50a,50bが、位置決めピン挿通孔49にはメガネワッシャ9を位置決めするための位置決めピン51が、夫々上向きに挿通されている。
【0039】
なお、図11に示すように、組立作業部42上で組立てられるサブアッシー3のピニオンギヤ噛合方向Vb(ロングピニオンギヤ6aから見たショートピニオンギヤ6bの方向)が送出方向V(パレット35の左端35dから右端35cに向かう方向)に対して平面視時計方向にα°(ここでは約58.5°とする)傾いた方向となるように、支持ピン挿通孔48a,48bに挿通される支持ピン50a,50bはそれに対応する位置関係、即ち支持ピン50aから見た支持ピン50bの方向が送出方向Vから平面視時計方向にα°傾いた方向となり、且つそれら支持ピン50a,50bの中心間の距離が互いに噛合した状態でのピニオンギヤ6a,6bの軸心間の距離と一致するように設けられている。
【0040】
また、組立作業部42は、メガネワッシャ9の載置位置から上板45の送出方向V側縁部にかけての領域が、メガネワッシャ9の板厚と略等しい深さの凹入状に形成されている。
【0041】
ダミーシャフト仮置部43は、ダミーシャフト8a,8bを仮置きする部分であり、ダミーシャフト8a,8bに対応する下向き凹入状の挿入孔52a,52bを備えており、これら挿入孔52a,52bにダミーシャフト8a,8bの下端側が上側から挿入されることにより、ダミーシャフト8a,8bが起立状態で保持されるようになっている。なお、挿入孔52a,52bには、ダミーシャフト8a,8bをより安定的に保持すべく、夫々その周囲を取り囲む筒状壁53が上向きに突設されている。
【0042】
また、挿入孔52a,52bは、組立作業部42側の支持ピン50a,50bの位置を例えばパレット35の搬送方向に直交する方向に所定距離だけ平行移動した位置に設けられている。
【0043】
更に、上板45には、組立作業部42に対して例えば送出方向Vに対する左右両側に、一対の操作ピン挿通孔54,54が上下方向貫通状に設けられており、これら操作ピン挿通孔54,54に、操作ピン55,55が上向きに挿通されている。
【0044】
底板46は、例えば上板45と略同じ矩形板状で、その左右両縁部が、搬送経路Lに沿って搬送される際の被案内部56となっており、更にその下面側には、搬送経路L上の各停止位置において一時停止する際の固定孔57が例えば搬送方向(前後方向)に沿って複数設けられている。
【0045】
また、側板47には、底板46の被案内部56の上面側に対応して、左右両側に一対の切欠部58が形成されている。
【0046】
サブアッシー保持機構44は、支持ピン挿通孔48a,48bに上向きに挿通された支持ピン50a,50bと、位置決めピン挿通孔49に上向きに挿通された位置決めピン51と、操作ピン挿通孔54,54に上向きに挿通された操作ピン55,55と、それら支持ピン50a,50b、位置決めピン51、操作ピン55,55を上板45の下側で連結する連結板59と、この連結板59を上向きに付勢するバネ部材60とを備えている。
【0047】
連結板59がバネ部材60により上向きに付勢されることにより、支持ピン50a,50b、位置決めピン51、操作ピン55,55は夫々上板45の上側に突出する突出位置に保持されており、操作ピン55,55がバネ部材60の付勢力に抗して押下げられたとき、支持ピン50a,50bと位置決めピン51は上板45の上面側に突出しない退避位置まで移動するようになっている。
【0048】
なお、支持ピン50a,50bの突出位置での突出量は、ダミーシャフト8a,8bの
中心孔に下側から嵌合して起立状態で安定的に支持できる程度に設定され、また位置決めピン51の突出位置での突出量は、メガネワッシャ9の板厚を超えない程度となるように設定されている。
【0049】
パレット搬送装置36は、図2に示すように、パレット35を往路Laに沿って搬送すると共に所定の停止位置において一時停止させる往路搬送手段61と、パレット35を復路Lcに沿って搬送すると共に所定の停止位置において一時停止させる復路搬送手段62と、パレット35を折返し搬送路Lbに沿って往路Laの下流端側から復路Lcの上流端側に移送する折返し搬送手段63と、パレット35を復帰搬送路Ldに沿って復路Lcの下流端側から往路Laの上流端側に移送する復帰搬送手段64とを備えている。
【0050】
往路搬送手段61は、更に、上流側の往路上流側搬送手段61aと下流側の往路下流側搬送手段61bとで構成されている。
【0051】
往路上流側搬送手段61aは、パレット35を往路Laに沿って等間隔で配置された複数の停止位置に順送りで移送するもので、パレット35を往路Laに沿って搬送方向移動自在に案内する搬送レール手段71と、パレット35を搬送レール手段71に沿って複数の停止位置に順送りで移送する順送り移送手段72と、この順送り移送手段72で移送されたパレット35を各停止位置で一時固定するパレット固定手段73とを備えている。
【0052】
往路La上には、上流側から順にパレットリターン位置S1、メガネワッシャ取付位置S2、ダミーシャフト取付位置S3、ニードル軸受取付位置S4、ピニオンギヤ取付位置S5、第1アイドル位置S6、第2アイドル位置S7、丸ワッシャ取付位置S8、第3アイドル位置S9、パーツチェック位置S10、最終アイドル位置S11の十一箇所の停止位置が所定間隔で配置されている。
【0053】
搬送レール手段71は、メガネワッシャ取付位置S2から最終アイドル位置S11までの十箇所の停止位置を通るように配設されており、図2及び図3に示すように、往路Laに沿ってその左右両側に設けられ且つ支持脚74により機台301上に支持された一対のサイドフレーム75,75と、往路Laの左右両側に沿って整列配置され且つサイドフレーム75,75の内側に回転自在に支持される多数のころ76とを備えている。
【0054】
サイドフレーム75,75は、往路Laの左右両側に略鉛直に立設されており、その対向面側に、ころ76が搬送方向に直交する水平軸廻りに回転自在に支持されている。また、サイドフレーム75,75の上縁側には、内側(往路La側)に向けて略水平に突出する上カバー板77が往路Laに沿って設けられている。
【0055】
パレット35は、順送り移送手段72によりパレットリターン位置S1からメガネワッシャ取付位置S2に移送されることにより搬送レール手段71の最上流側に載置される。この搬送レール手段71上では、パレット35は、その前端35aを下流側に向けた状態で、左右の被案内部56,56の下側をころ76により搬送方向転動自在に支持されるようになっている(図3)。
【0056】
順送り移送手段72は、復帰搬送手段64によりパレットリターン位置S1に供給されたパレット35を、メガネワッシャ取付位置S2から最終アイドル位置S11を経て往路下流側搬送手段61bの最上流側まで搬送レール手段71上を順送りで搬送するもので、図2及び図3に示すように、パレットリターン位置S1から最終アイドル位置S11までの各停止位置におけるパレット35の前後に係脱自在に係合可能な複数、例えば十二個の係合爪81と、これら係合爪81を搬送方向に往復移動させる搬送方向駆動手段82と、係合爪81を係脱方向に往復移動させる係脱方向駆動手段83とを備えている。なお、本実施形態では、係合爪81のパレット35への係脱方向を、搬送方向に直交する水平方向とする。
【0057】
搬送方向駆動手段82は、全ての係合爪81が固定的に設けられた爪固定板84と、係脱方向駆動手段83により係脱方向移動可能に支持される移動テーブル85と、係合爪81を爪固定板84を介して移動テーブル85に対して搬送方向移動可能に案内する搬送ガイド86と、係合爪81を爪固定板84を介して搬送方向に駆動する搬送駆動シリンダ87と、係合爪81の搬送方向の移動範囲を規制する搬送方向規制手段88とを備えている。
【0058】
爪固定板84は、パレットリターン位置S1から最終アイドル位置S11までに対応する細長板状に形成され且つ搬送レール手段71の一側に沿って略水平に配置されており、その往路La側の縁部に沿って十二個の係合爪81が設けられている。係合爪81は、停止位置S1〜S11と同じピッチで配列されており、爪固定板84から往路La側に略水平に突設されている。
【0059】
移動テーブル85は、搬送レール手段71に沿って細長状に形成された板状で、例えば爪固定板84の下側に水平に配置されている。
【0060】
搬送ガイド86は、図3に示すように、移動テーブル85の上面側に設けられ且つ往路Laに平行に配設されたガイドレール86aと、爪固定板84の下面側に設けられ且つガイドレール86aにより搬送方向摺動自在に支持される被ガイド部86bとで構成されている。
【0061】
搬送駆動シリンダ87は、移動テーブル85上に設けられ且つ搬送方向に平行に配置されており、その駆動軸87aの端部が連結部材87bを介して爪固定板84に固定されている。
【0062】
搬送方向規制手段88は、爪固定板84に固定された被規制板89と、移動テーブル85上に設けられた上流側規制部90a及び下流側規制部90bとで構成されており、搬送駆動シリンダ87により搬送方向上流側に向けて移動中の係合爪81が所定の「上流位置」に達したときに被規制板89が上流側規制部90aに当接してそれ以上の移動が規制され、搬送駆動シリンダ87により搬送方向下流側に向けて移動中の係合爪81が所定の 「下流位置」に達したときに被規制板89が下流側規制部90bに当接してそれ以上の移動が規制されるようになっている。
【0063】
なお、「上流位置」は、最も上流側の係合爪81がパレットリターン位置S1の上流側に、最も下流側の係合爪81が最終アイドル位置S11の下流側に夫々位置するように設定され、また「下流位置」は、「上流位置」よりも停止位置S1〜S11の1ピッチ分だけ下流側に設定されている。
【0064】
係脱方向駆動手段83は、係合爪81を移動テーブル85等を介して係脱方向に移動可能に案内する係脱ガイド91と、係合爪81を移動テーブル85等を介して係脱方向に駆動する係脱駆動シリンダ92と、係合爪81の係脱方向の移動範囲を規制する係脱方向規制手段93とを備えている。
【0065】
係脱ガイド91は、移動テーブル85の長手方向に対して略等間隔で複数箇所、例えば三箇所に配置されており、係合爪81の係脱方向(搬送方向に直交する水平方向)に配設され且つ支持脚94により機台301上に支持されるガイドレール91aと、移動テーブル85の下面側に設けられ且つガイドレール91aにより係脱方向摺動自在に支持される被ガイド部91bとで構成されている。
【0066】
係脱駆動シリンダ92は、機台301上に固定的に設けられ且つ係脱方向に平行に配置されており、その駆動軸92aの端部が連結部材92bを介して移動テーブル85に固定されている。
【0067】
係脱方向規制手段93は、図3に示すように、移動テーブル85に固定された例えば92bと一体の被規制板96と、機台301上に固定的に設けられた離脱側規制部97a (図2)及び係合側規制部97bとで構成されており、係脱駆動シリンダ92により往路Laに近づく方向に移動中の係合爪81が所定の「係合位置」に達したときに被規制板96が係合側規制部97bに当接してそれ以上の移動が規制され、係脱駆動シリンダ92により往路Laから離れる方向に移動中の係合爪81が所定の「離脱位置」に達したときに被規制板96が離脱側規制部97aに当接してそれ以上の移動が規制されるようになっている。
【0068】
なお、係合爪81は、例えば搬送レール手段71側のサイドフレーム75の上側近傍で「係合位置」と「離脱位置」との間を移動し、「係合位置」まで移動したとき、パレットリターン位置S1から最終アイドル位置S11にある各パレット35の搬送方向前後に夫々係合し、「離脱位置」まで移動したとき、その係合状態が完全に解除されるようになっている。
【0069】
以上のように構成された順送り移送手段72は、次の(A1)〜(A3)の動作を繰返し行うことで、復帰搬送手段64によりパレットリターン位置S1に供給されたパレット35をメガネワッシャ取付位置S2から最終アイドル位置S11までの各停止位置を経て往路下流側搬送手段61bの最上流側まで順送りで搬送するようになっている。
【0070】
(A1)移送待ち状態
係合爪81が、搬送方向駆動手段82により「上流位置」に、係脱方向駆動手段83により「係合位置」に夫々保持された状態が、移送動作開始までの所定時間維持される(図6(a))。
【0071】
(A2)移送動作
移送待ち状態から、搬送方向駆動手段82を作動させて係合爪81を「上流位置」から「下流位置」に移動させ、パレット35を1つ下流側の停止位置まで移送する(図6(b))。
【0072】
(A3)リターン動作
移送動作終了後、係脱方向駆動手段83を作動させて係合爪81を「係合位置」から 「離脱位置」に移動させ(図6(c))、続いて搬送方向駆動手段82を作動させて係合爪81を「下流位置」から「上流位置」まで移動させた後(図6(d))、更に係脱方向駆動手段83を作動させて係合爪81を「離脱位置」から「係合位置」に移動させ(図6(e))、(A1)の移送待ち状態に移行する。
【0073】
パレット固定手段73は、順送り移送手段72により順送りで移送される各パレット35を、メガネワッシャ取付位置S2から最終アイドル位置S11までの各停止位置で一時固定するためのもので、図2及び図3に示すように、メガネワッシャ取付位置S2から最終アイドル位置S11までの各停止位置に対応して往路Laの下側に夫々配置されており、搬送レール手段71上にあるパレット35の下側に対応して配置される昇降台98と、この昇降台98を昇降駆動する昇降駆動シリンダ99とを備えている。
【0074】
昇降台98には、その上面側に、パレット35側の固定孔57に下側から嵌合可能な嵌合突起98aが設けられている。
【0075】
昇降駆動シリンダ99は、機台301上に固定的に設けられ且つ鉛直上向きに配置され、その駆動軸99aの上端側に昇降台98が固定されており、順送り移送手段72が移送待ち状態(上記A1)となった後に昇降台98を固定位置まで上昇させ、順送り移送手段72が移送動作(上記A2)に入る前に昇降台98を解除位置まで降下させるようになっている。
【0076】
昇降台98が固定位置まで上昇したとき、パレット35は、その固定孔57に昇降台98側の嵌合突起98aが嵌合した状態で押し上げられ、左右の被案内部56,56の上面側が上カバー板77に押しつけられることにより完全に固定された状態となる。
【0077】
往路下流側搬送手段61bは、往路上流側搬送手段61aにより最終アイドル位置S11から移送されてきたパレット35を折返し搬送路Lbの上流端側まで順次搬送するもので、例えばベルトコンベア装置により構成されており、図2に示すように、搬送方向の両端側に配置された駆動ローラ101a及び従動ローラ101bに巻き掛けられ且つ往路Laの左右両側に沿って配設された一対の搬送ベルト102,102と、駆動ローラ101aを介して搬送ベルト102,102を搬送方向に駆動する駆動モータ103とを備えている。
【0078】
駆動ローラ101a及び従動ローラ101bは、往路Laに沿ってその左右両側に設けられた一対のサイドフレーム104,104によりその両端側が回転自在に支持されている。
【0079】
折返し搬送手段63は、往路下流側搬送手段61bにより折返し搬送路Lbの上流端側に搬送されてきたパレット35を、所定のタイミングで一つずつ復路Lcの上流端側に移送するもので、図2及び図4に示すように、折返し搬送路Lbに沿って配置される移送テーブル105と、パレット35をこの移送テーブル105に沿って折返し搬送路Lbの上流端側から下流端側に移送する第1移送手段106と、第1移送手段106により折返し搬送路Lbの下流端側に移送されてきたパレット35を復路Lcの上流端側に移送する第2移送手段107とを備えている。
【0080】
移送テーブル105は、往路Laの下流側端部の下流側と、復路Lcの上流側端部の上流側とを接続するように、往路La及び復路Lcの搬送方向に直交する水平方向に配設されており、機台301上に略水平に支持されるテーブル板109と、そのテーブル板109の上面側に設けられた多数のころ110とを備えている。
【0081】
テーブル板109は、折返し搬送路Lbの搬送方向に対する幅が、パレット35の前後方向長さに対応する寸法に形成されている。また、ころ110は、任意の方向に転動可能な球状に形成されている。
【0082】
第1移送手段106は、パレット35を押出すための第1作動板111と、この第1作動板111を折返し搬送路Lbに沿って往復駆動する第1シリンダ112とを備えている。
【0083】
第1作動板111は、略水平に配置された板状で、折返し搬送路Lbの下流側の縁部が、移送対象のパレット35を折返し搬送路Lbに沿って押出す押出部111a、往路La側の縁部が後続のパレット35を規制する規制部111bとなっている。
【0084】
第1シリンダ112は、第1作動板111を、折返し搬送路Lbに沿って「パレット受入位置」(図7(a))と「移送完了位置」(図7(b),(c))との間で往復移動させるように構成されている。
【0085】
「パレット受入位置」(図7(a))では、第1作動板111は折返し搬送路Lbの上流側に退避して折返し搬送路Lbの上流端側を開放した状態となり、往路La上の最下流側のパレット35が往路下流側搬送手段61bの搬送力により折返し搬送路Lbの上流端側に進入する。
【0086】
第1シリンダ112により第1作動板111が「パレット受入位置」から「移送完了位置」まで移動すると(図7(a)→(b))、折返し搬送路Lbの上流端側に進入したパレット35が第1作動板111の押出部111aに押されて折返し搬送路Lbの最下流側まで移送テーブル105上を転動するが、その間、後続のパレット35は、第1作動板111の規制部111bにその前端35aを押えられて折返し搬送路Lb内への進入が規制される。
【0087】
第2移送手段107は、パレット35を押出すための第2作動板113と、この第2作動板113を復路Lcの搬送方向に往復駆動する第2シリンダ114とを備えている。
【0088】
第2作動板113は、略水平に配置された板状で、復路Lcの搬送方向下流側の縁部が、移送対象のパレット35を復路Lc側に押出す押出部113aとなっている。
【0089】
第2シリンダ114は、第2作動板113を、復路Lcの搬送方向に沿って「パレット受入位置」(図7(a),(b))と「移送完了位置」(図7(c))との間で往復移動させるように構成されている。
【0090】
「パレット受入位置」(図7(a))では、第2作動板113は折返し搬送路Lbの側方に退避して折返し搬送路Lbの下流端側を開放した状態となり、第1移送手段106により移送されてきたパレット35が折返し搬送路Lbの下流端側に進入する(図7(b))。
【0091】
その後、第2シリンダ114により第2作動板113が「パレット受入位置」から「移送完了位置」まで移動すると(図7(c))、折返し搬送路Lbの下流端側のパレット35が第2作動板113の押出部113aに押されて復路Lcの最上流側に移動する。
【0092】
このように、往路下流側搬送手段61bにより往路Laの下流側まで流下してきたパレット35は、図7に示すように、折返し搬送手段63の第1移送手段106と第2移送手段107とが交互に作動することにより一個ずつ復路Lcの上流端側に移送される。
【0093】
復路搬送手段62は、折返し搬送手段63により復路Lcの最上流側に移送されてきたパレット35を復路Lcに沿って搬送すると共に所定の停止位置において一時停止させるもので、図2〜図4に示すように、搬送手段121と、この搬送手段121で移送されているパレット35を各停止位置で一時停止させて固定する停止固定手段122とを備えている。
【0094】
なお、復路Lc上には、上流側から順に組込送出位置S21、バッファ位置S22、ダミーピン返却位置S23の三箇所の停止位置が設けられている。
【0095】
搬送手段121は、例えばベルトコンベア装置により構成されており、復路Lcに沿ってその左右両側に設けられ且つ支持脚131により機台301上に支持された一対のサイドフレーム132,132と、復路Lcの搬送方向両端側に配置され且つサイドフレーム132,132により搬送方向に直交する横軸廻りに回転自在に支持された駆動ローラ133a及び従動ローラ133bと、それら駆動ローラ133a及び従動ローラ133bに巻き掛けられ且つサイドフレーム132,132の内側に沿って配設された一対の搬送ベルト134,134と、駆動ローラ133aを介して搬送ベルト134,134を搬送方向に駆動する駆動モータ135とを備えている。
【0096】
サイドフレーム132,132の上縁側には、内側(復路Lc側)に向けて略水平に突出する上カバー板136が復路Lcに沿って設けられている。
【0097】
折返し搬送手段63により復路Lcの上流端側に移送されてきたパレット35は、搬送手段121上で、その後端35bを搬送方向下流側に向けた状態で、左右の被案内部56,56の下側を搬送ベルト134,134により支持されて一定速度で搬送される(図3)。
【0098】
停止固定手段122は、組込送出位置S21からダミーピン返却位置S23までの三箇所の停止位置に対応して夫々配置されており、図2及び図4に示すように、搬送手段121により搬送中のパレット35の移動を各停止位置S21〜S23において規制するパレット規制手段137と、このパレット規制手段137により各停止位置S21〜S23で停止したパレット35を固定するパレット固定手段138とを備えている。
【0099】
パレット規制手段137は、各停止位置S21〜S23の下流側に対応して昇降自在に配置される規制部材141と、支持脚142により機台301上に固定され且つ規制部材141を搬送ベルト134の搬送面よりも上側に突出する規制位置と搬送ベルト134の搬送面よりも下側に退避する退避位置との間で昇降駆動する昇降駆動シリンダ143とを備えている。
【0100】
パレット固定手段138は、パレット規制手段137により各停止位置S21〜S23上で停止したパレット35の下側に対応して配置される昇降台144と、例えばパレット規制手段137側の昇降駆動シリンダ143と同じ支持脚142により機台301上に固定され且つ昇降台144を昇降駆動する昇降駆動シリンダ145とを備えている。
【0101】
昇降台144には、その上面側に、パレット35側の固定孔57に下側から嵌合可能な嵌合突起144aが設けられている。
【0102】
昇降駆動シリンダ145は、パレット35がパレット規制手段137により停止位置S21〜S23に停止した後に昇降台144を固定位置まで上昇させ、所定時間経過後に昇降台144を解除位置まで降下させるようになっている。
【0103】
昇降台144が固定位置まで上昇したとき、パレット35は、その固定孔57に昇降台144側の嵌合突起144aが嵌合した状態で押し上げられ、左右の被案内部56,56の上面側が上カバー板136に押しつけられることにより完全に固定された状態となる。
【0104】
なお、昇降台144が解除位置まで降下してパレット固定手段138によるパレット35の固定が解かれると、パレット規制手段137の昇降駆動シリンダ143が規制部材141を退避位置まで降下させる。これによってパレット35は再び搬送手段121により下流側に向けて移動を開始する。
【0105】
復帰搬送手段64は、復路搬送手段62により復帰搬送路Ldの上流端側に搬送されてきたパレット35を、所定のタイミングで一つずつ復帰搬送路Ldの下流端側のパレットリターン位置S1に移送するもので、図2及び図4に示すように、復帰搬送路Ldに沿って配置される移送テーブル151と、パレット35をこの移送テーブル151に沿って往路Laの上流端側から下流端側のパレットリターン位置S1上に移送する移送手段152とを備えている。
【0106】
移送テーブル151は、復路Lcの下流側端部の下流側と、往路Laの上流側端部の上流側とを接続するように、復路Lc及び往路Laの搬送方向に直交する方向に配設されており、機台301上に略水平に支持されるテーブル板154と、そのテーブル板154の上面側に設けられた多数のころ155とを備えている。
【0107】
テーブル板154は、復帰搬送路Ldの搬送方向に対する幅が、パレット35の前後方向長さに対応する寸法に形成されている。また、ころ155は、任意の方向に転動可能な球状に形成されている。
【0108】
移送手段152は、パレット35を押し動かすための作動板156と、この作動板156を復帰搬送路Ldに沿って往復駆動するシリンダ157とを備えている。
【0109】
作動板156は、略水平に配置された板状で、復帰搬送路Ldの下流側の縁部が、移送対象のパレット35を復帰搬送路Ldに沿って押し動かす押圧部156a、復路Lc側の縁部が後続のパレット35を規制する規制部156bとなっている。
【0110】
シリンダ157は、作動板156を、復帰搬送路Ldに沿って「パレット受入位置」 (図8(a))と「移送完了位置」(図8(b))との間で往復移動させるように構成されている。
【0111】
「パレット受入位置」(図8(a))では、作動板156は復帰搬送路Ldの上流側に退避して復帰搬送路Ldの上流端側を開放した状態となり、復路Lc上の最下流側のパレット35が搬送手段121により流されて復帰搬送路Ldの上流端側に進入する。
【0112】
シリンダ157により作動板156が「パレット受入位置」から「移送完了位置」まで移動すると(図8(a)→(b))、復帰搬送路Ldの上流端側に進入していたパレット35が作動板156の押圧部156aに押されてパレットリターン位置S1まで移送テーブル151上を転動するが、その間、後続のパレット35は、作動板156の規制部156bにその後端35bを押えられて復帰搬送路Ld内への進入が規制される。
【0113】
復帰搬送手段64によりパレットリターン位置S1に復帰したパレット35は、往路搬送手段61により再び往路La上を搬送される。
【0114】
サブアッシー組立手段37は、図1に示すように、メガネワッシャ取付手段37aと、ダミーシャフト取付手段37bと、ニードル軸受取付手段37cと、ピニオンギヤ取付手段37dと、丸ワッシャ取付手段37eと、パーツチェック手段37fとを備えている。
【0115】
メガネワッシャ取付手段37aは、メガネワッシャ取付位置S2に対応して設けられており、図12に示すように、メガネワッシャ9を、所定のメガネワッシャ供給位置からメガネワッシャ取付位置S2のパレット35上に移送して、軸孔9a,9bが支持ピン50a,50bに、位置決め孔9cが位置決めピン51に夫々嵌合するようにパレット35の組立作業部42上に載置するように構成されている。
【0116】
ダミーシャフト取付手段37bは、ダミーシャフト取付位置S3に対応して設けられており、図12に示すように、ダミーシャフト取付位置S3のパレット35に対して、ダミーシャフト仮置部43に仮置きされているダミーシャフト8a,8bを組立作業部42側に移送して、それらダミーシャフト8a,8bの下端側を夫々支持ピン50a,50bに嵌合させつつ、メガネワッシャ9の上から組立作業部42上に載置するように構成されている。
【0117】
なお、ダミーシャフト仮置部43の挿入孔52a,52bは、組立作業部42側の支持ピン50a,50bをパレット35の搬送方向に直交する方向に平行移動した位置に設けられているため(図11)、ダミーシャフト取付手段37bは、ダミーシャフト仮置部43上のダミーシャフト8a,8bをそのまま平行移動により組立作業部42側に移動させればよい。
【0118】
ニードル軸受取付手段37cは、ニードル軸受取付位置S4に対応して設けられており、図13に示すように、ニードル軸受7を、ロングピニオンギヤ6a側に対応する第1供給位置181aとショートピニオンギヤ6b側に対応する第2供給位置181bとに供給するニードル軸受供給手段182と、第1,第2供給位置181a,181bに供給されたニードル軸受7をパレット35上の組立作業部42に移送するニードル軸受移送手段183とを備えている。
【0119】
ニードル軸受供給手段182は、例えばパレット搬送装置36の一側に配置されており、ストックされた多数のニードル軸受7を順次供給するニードル軸受フィーダ184(図1)側から供給され、例えばニードル抜けチェック手段185(図1,図14)によりニードル抜けチェックを受けた後のニードル軸受7を第1,第2供給位置181a,181bに向けて搬送するニードル軸受搬送手段186と、第1供給位置181aに二個のニードル軸受7を積上げる作業を行うニードル軸受積上手段187とを備えている。
【0120】
ニードル軸受搬送手段186は、例えばベルトコンベア装置により構成され、図13〜図15に示すように、ニードル抜けチェック手段185の下流側とニードル軸受積上手段187の上流側との間にニードル軸受7の外径と略同じ幅の搬送路188を形成する左右一対のガイド板189,189と、搬送路188の搬送方向両端側に配置された駆動ローラ190a及び従動ローラ190bに巻き掛けられ且つ搬送路188の下側に沿って配置された搬送ベルト191と、駆動ローラ190aを介して搬送ベルト191を搬送方向に駆動する駆動モータ192とを備えており、上流側のニードル抜けチェック手段185側を通過したニードル軸受7を、軸方向を上下に向けた縦向きの状態で、駆動モータ192により一定速度で駆動される搬送ベルト191により搬送路188に沿ってニードル軸受積上手段187側に向けて搬送するようになっている。なお、搬送路188は例えば往路Laの側方にこれと略平行に配設されている。
【0121】
ニードル軸受積上手段187は、図13〜図15に示すように、搬送路188の下流端側と第1供給位置181aとの間を接続する供給路193及び第1供給位置181aと第2供給位置181bとを接続する移動路194が形成された搬送テーブル195と、第1供給位置181aに供給された一個のニードル軸受を第2供給位置まで移動させるニードル軸受移動手段196と、第1供給位置181aよりも上流側のニードル軸受7の下流側への移動を規制する移動規制手段197と、第1供給位置181aのニードル軸受7を把持可能な第1把持手段198aと第2供給位置181bのニードル軸受7を把持可能な第2把持手段198bとを下向きに備えた把持ヘッド199と、この把持ヘッド199を昇降駆動する昇降駆動シリンダ200とを備えている。
【0122】
搬送テーブル195の上面側には、ニードル軸受7の外径と略同じ幅に形成された供給路193と移動路194とが例えば溝状に形成されており、ニードル軸受搬送手段186側から供給路193内に流入してきたニードル軸受7は後続のニードル軸受7に順次押されて供給路193内に一列状に整列するようになっている。
【0123】
第1供給位置181aと第2供給位置181bとは、例えばパレット35上の支持ピン50a,50bを往路Laの搬送方向に直交する方向に所定距離平行移動した位置に設けられている。即ち、第1供給位置181aからみた第2供給位置181bの方向が送出方向Vから平面視時計方向にα°傾いた方向となり、且つそれら第1,第2供給位置181a,181bの中心間の距離が互いに噛合した状態でのピニオンギヤ6a,6bの軸心間の距離と一致するように設けられている。
【0124】
そして、それら第1,第2供給位置181a,181b間を接続する移動路194は例えば直線状に形成され、供給路193は、搬送路188の延長方向、即ち往路Laに平行な方向から緩やかに90°屈曲して、その下流端側が送出方向Vに向いた状態で第1供給位置181aに接続されている。従って、移動路194は、供給路193の下流端側から見て第1供給位置181aにおいてα°屈折した方向に配設されている。
【0125】
ニードル軸受移動手段196は、第1供給位置181a上のニードル軸受7が嵌合可能な第1嵌合部201aと第2供給位置181b上のニードル軸受7が嵌合可能な第2嵌合部201bとを備え且つ供給路193の第1供給位置181aへの接続方向(ここでは送出方向V)と略直交する方向(ここでは搬送方向)に移動可能に設けられた移動部材202と、この移動部材202を、第1供給位置181a側の第1スライド位置と第2供給位置181b側の第2スライド位置との間で往復駆動する移動駆動シリンダ203とを備えている。
【0126】
移動部材202は、例えば搬送テーブル195に平行な矩形板状に形成され、搬送テーブル195の上面側から所定深さの位置に設けられ且つ移動路194の底部側に連通する上下方向所定幅の嵌合溝195a内に配置されており、その供給路193側の縁部に、第1,第2嵌合部201a,201bが、供給路193の下流側、即ち送出方向Vに向けて凹入状に形成されている。
【0127】
これら第1,第2嵌合部201a,201bは、移動部材202が第2スライド位置にあるときの第1,第2供給位置181a,181bの位置に対応して第2嵌合部201bの方が第1嵌合部201aよりも凹入深さが大きく形成されており、また移動部材202が第1スライド位置にあるとき、第2嵌合部201bが第1供給位置181aに一致するようになっている。
【0128】
移動規制手段197は、第1供給位置181aよりもニードル軸受一個分上流側の流下規制位置204の近傍に設けられ且つ例えばその先端側に流下規制位置204上のニードル軸受7を保持可能な保持部205aを備えた規制部材205と、この規制部材205を、流下規制位置204上のニードル軸受7を保持してその下流側への移動を規制する流下規制位置と下流側への移動を許容する流下許容位置との間で往復駆動する規制駆動シリンダ206とを備えている。
【0129】
移動規制手段197は、規制駆動シリンダ206の駆動により規制部材205を流下許容位置から流下規制位置に切換えたとき、流下規制位置204上のニードル軸受7を保持することにより、それよりも上流側に整列している全てのニードル軸受7の流下をニードル軸受搬送手段186の搬送力に抗して規制するようになっている。なお、例えば規制部材205が流下規制位置にある間はニードル軸受搬送手段186の搬送動作を停止させるようにしてもよい。
【0130】
把持ヘッド199は、このニードル軸受積上手段187を構成すると同時にニードル軸受移送手段183を構成するもので、第1,第2把持手段198a,198bが第1,第2供給位置181a,181bに対応する相対位置関係で取り付けられている。
【0131】
第1,第2把持手段198a,198bは、例えばニードル軸受7に上側から挿通可能な挿通軸207と、この挿通軸207を挟んでその両側に開閉可能に配置された一対の可動爪208,208とを備え、第1,第2供給位置181a,181b上にあるニードル軸受7に挿通軸207を上側から挿通させた後、可動爪208を閉じてニードル軸受7を把持するようになっている。
【0132】
なお、第1把持手段198a側の可動爪208と第2把持手段198b側の可動爪208とは個別に開閉駆動可能に構成されている。
【0133】
昇降駆動シリンダ200は、把持ヘッド199と同じくニードル軸受積上手段187を構成すると同時にニードル軸受移送手段183を構成するもので、把持ヘッド199を介して第1,第2把持手段198a,198bを例えば一体的に昇降可能に構成されている。なお、昇降駆動シリンダ200は、第1,第2把持手段198a,198bを個別に昇降駆動可能に構成してもよい。
【0134】
以上のように構成されたニードル軸受積上手段187は、次の(B1)〜(B9)の動作を繰返し行うことで、第2供給位置181bに一個のニードル軸受7を供給すると共に第1供給位置181aに二個のニードル軸受7を積上げるようになっている。
【0135】
(B1)移動規制手段197の規制部材205を流下規制位置に保持することにより供給路193内の最下流側のニードル軸受7を流下規制位置204で規制し、第1,第2供給位置181a,181bにニードル軸受7が存在しない状態で、ニードル軸受移動手段196の移動部材202を第1スライド位置に位置決めする(図16(a))。
【0136】
(B2)移動規制手段197の規制部材205を流下許容位置に切換える(図16(b))。これにより、供給路193上に整列したニードル軸受7がニードル軸受搬送手段186の搬送力により下流側に移動し、最下流側のニードル軸受7が第1供給位置181aにおいて移動部材202の第2嵌合部201bに嵌合して保持される。
【0137】
(B3)移動規制手段197の規制部材205を流下規制位置に切換えることにより第1供給位置181aの一個上流側のニードル軸受7を流下規制位置204で規制する(図16(c))。
【0138】
(B4)ニードル軸受移動手段196の移動部材202を第1スライド位置から第2スライド位置まで移動させる(図16(d))。これにより、第2嵌合部201bに嵌合しているニードル軸受7が、第1供給位置181aから移動路194に沿って第2供給位置181bまで移動する。
【0139】
(B5)移動規制手段197の規制部材205を流下許容位置に切換える(図16(e))。これにより、供給路193上に整列したニードル軸受7がニードル軸受搬送手段186の搬送力により下流側に移動し、流下規制位置204で保持されていた次のニードル軸受7が第1供給位置181aにおいて移動部材202の第1嵌合部201aに嵌合して保持される。
【0140】
(B6)移動規制手段197の規制部材205を流下規制位置に切換えることにより第1供給位置181aの一個上流側のニードル軸受7を流下規制位置204で規制する(図16(f))。
【0141】
(B7)把持ヘッド199を降下させ、第1把持手段198aのみを閉じて第1供給位置181aのニードル軸受7を把持し(図16(g))、把持ヘッド199を上昇させてその把持したニードル軸受7をその場で持上げる(図16(h))。
【0142】
(B8)移動規制手段197の規制部材205を流下許容位置に切換える(図16(i))。これにより、供給路193上に整列したニードル軸受7がニードル軸受搬送手段186の搬送力により下流側に移動し、流下規制位置204で保持されていた次のニードル軸受7が第1供給位置181aにおいて移動部材202の第1嵌合部201aに嵌合して保持される。
【0143】
(B9)第1把持手段198aを開いて、持上げていたニードル軸受7を、新たに第1供給位置181aに移動してきたニードル軸受7の上側に載置する(図16(j))。
【0144】
ニードル軸受移送手段183は、第1,第2把持手段198a,198bを備えた把持ヘッド199と、この把持ヘッド199を昇降駆動する昇降駆動シリンダ200と、把持ヘッド199を第1,第2供給位置181a,181bとニードル軸受取付位置S4との間で水平駆動する水平駆動シリンダ209とを備えており、第1供給位置181a上の二個のニードル軸受7のうち、例えば下側のニードル軸受7のみを第1把持手段198aで把持することによりそれら二個のニードル軸受7を同時に保持し、第2供給位置181b上の一個のニードル軸受7を第2把持手段198bで把持した後(図16(k))、昇降駆動シリンダ200と水平駆動シリンダ209とで把持ヘッド199をニードル軸受取付位置S4上に移動させ(図16(l))、第1把持手段198aで保持している二個のニードル軸受7をパレット35上のダミーシャフト8aに、第2把持手段198bで把持している一個のニードル軸受7をパレット35上のダミーシャフト8bに、夫々外嵌させるようになっている。
【0145】
このように、本実施形態のニードル軸受取付手段37cは、ピニオンギヤ6a側の二個のニードル軸受7を、ニードル軸受積上手段187により第1供給位置181aに積上げ、それら二個のニードル軸受7を同時に保持してパレット35上に移送するように構成されているため、それら二個のニードル軸受7を一個ずつ移送する場合と比べてサブアッシーの自動組立を短いサイクルタイムで効率よく行うことが可能である。
【0146】
なお、ニードル軸受7は、外周側にころ11が等間隔で配置されているため、外径寸法が周方向に一定ではない。従って、上下のニードル軸受7の姿勢が軸心廻りにずれている場合に、上下のニードル軸受7を1つの把持手段で同時に把持しようとすると、例えば可動爪108が上側のニードル軸受7を外径が最大となる位置で挟み込んだ場合、下側のニードル軸受7側はその可動爪108による把持が不完全となる可能性がある。
【0147】
その点、本実施形態では、第1供給位置181a上に積上げられた二個のニードル軸受7を同時に保持する際に、第1把持手段198aにより下側のニードル軸受7のみを把持するように構成しているため(図16(k),(l)参照)、例えば上下のニードル軸受7の姿勢が軸心廻りにずれている場合でも両者を確実に保持することが可能である。
【0148】
更に、本実施形態の第1把持手段198aは、一対の可動爪208,208の間に、ニードル軸受7に上側から挿通させる挿通軸207を備えているため、可動爪208,208により下側のニードル軸受7のみを把持しても、上側のニードル軸受7の保持状態が不安定になることもない。
【0149】
ピニオンギヤ取付手段37dは、ピニオンギヤ取付位置S5に対応して設けられており、図12に示すように、互いに噛合した状態にあるピニオンギヤ6a,6bを、その噛合状態を保持したままで所定のピニオンギヤ供給位置からピニオンギヤ取付位置S5のパレット35上に移送して、ピニオンギヤ6aをパレット35上のダミーシャフト8a側のニードル軸受7に、ピニオンギヤ6bをパレット35上のダミーシャフト8b側のニードル軸受7に、夫々外嵌させるように構成されている。
【0150】
丸ワッシャ取付手段37eは、丸ワッシャ取付位置S8に対応して設けられており、図12に示すように、丸ワッシャ10a,10bを、所定の丸ワッシャ供給位置から丸ワッシャ取付位置S8のパレット35上に移送して、ピニオンギヤ6a,6b上に夫々載置するように構成されている。
【0151】
パーツチェック手段37fは、パーツチェック位置S10に対応して設けられており、パレット35上に組立てられたサブアッシー3の部品装着漏れ、特に丸ワッシャ10a,10bの装着漏れをチェックするように構成されている。
【0152】
なお、本実施形態では、十一箇所の停止位置S1〜S11のうち、パレットリターン位置S1、第1アイドル位置S6、第2アイドル位置S7、第3アイドル位置S9及び最終アイドル位置S11に対してはサブアッシー組立手段37は設けられていない。
【0153】
キャリア本体側作業手段32は、図1、図17等に示すように、キャリア本体2を、搬入搬出位置S31、組込受入位置S33、固定ピン打込位置S34を含む複数の停止位置に順送りで搬送するキャリア本体搬送手段264と、サブアッシー側作業手段31によりパレット35上で組立てられたサブアッシー3を、組込受入位置S33上のキャリア本体2に組込むサブアッシー組込手段265と、サブアッシー組込手段265によるキャリア本体2へのサブアッシー3の組込後にダミーシャフト8a,8bをピニオンシャフト13a,13bに交換するシャフト交換手段266と、このシャフト交換手段266にピニオンシャフト13a,13bを供給するピニオンシャフト供給手段267と、シャフト交換手段266によりキャリア本体2から抜取られたダミーシャフト8a,8bをパレット35上に返却するダミーシャフト返却手段268と、固定ピン打込位置S34上のキャリア本体2に固定ピン22の打込みを行う固定ピン打込手段269と、組立後のプラネタリーキャリア4を搬出する搬出手段270と、スラスト軸受5が装着された状態のキャリア本体2をキャリア本体供給位置S50から搬入搬出位置S31に移送し、また組立後のプラネタリーキャリア4を搬入搬出位置S31から搬出手段270上に移送するキャリア移送手段271とを備えている。
【0154】
キャリア本体搬送手段264は、スラスト軸受5が装着されたキャリア本体2を、同一円周上に等ピッチで配置された複数箇所の停止位置、例えば搬入搬出位置S31、アイドル位置S32、組込受入位置S33、固定ピン打込位置S34の四箇所を順次経由するように順送りで搬送すると共にそれら各停止位置S31〜S34のうちの例えば組込受入位置S33、固定ピン打込位置S34においてキャリア本体2の回転及び位置決めを行うものである。
【0155】
四箇所の停止位置S31〜S34は、図17等に示すように、その順序で例えば平面視時計方向に配置されており、それらの中心C1が、復路Lc上の組込送出位置S21に対して送出方向V上に配置され、且つ組込受入位置S33が、中心C1と組込送出位置S21との間に位置するように配置されている。
【0156】
キャリア本体搬送手段264は、図17〜図19に示すように、中心C1上の鉛直軸心廻りに回転可能に支持されたテーブル板291と、四箇所の停止位置S31〜S34に対応してテーブル板291上の四箇所に設けられ且つ夫々の鉛直軸心廻りに回転可能なキャリアテーブル292と、各キャリアテーブル292に対応して配置された組込ガイドテーブル293と、各キャリアテーブル292が停止位置S31〜S34上に順次移動するようにテーブル板291を四等配で回転駆動する搬送駆動手段294と、組込受入位置S33上のキャリアテーブル292を回転駆動する組込受入位置駆動手段295と、固定ピン打込位置S34上のキャリアテーブル292を回転駆動する固定ピン打込位置駆動手段296と、組込受入位置S33上及び固定ピン打込位置S34上で、キャリアテーブル292の回転規制を解除する回転規制解除手段297とを備えている。
【0157】
テーブル板291は、例えば略円板状で、水平な機台301上で且つ中心C1に対応する位置に立設された回転支持軸302により回転自在に支持されており、その外周側に沿って四つのキャリアテーブル292が等ピッチで配置されている。
【0158】
キャリアテーブル292は、例えばテーブル板291の上側に配置され且つキャリア本体2を載置可能なキャリア保持部303と、例えばテーブル板291の下側に配置された駆動受け部304とを例えば上下に一体的に備えており、テーブル板291により鉛直軸心廻りに回転自在に支持されている。
【0159】
また、キャリアテーブル292は、テーブル板291の回転時等の通常時は回転規制手段298によりその回転が規制され、組込受入位置S33及び固定ピン打込位置S34に停止している間のみ、回転規制解除手段297によりその回転規制が解除されるようになっている。
【0160】
回転規制手段298は、例えばキャリアテーブル292に対してテーブル板291上の中心C1側に、テーブル板291の半径方向外側の回転規制位置と半径方向内側の回転規制解除位置との間で移動可能に設けられると共に例えば回転規制位置側に付勢されており、回転規制位置側でキャリアテーブル292に係合して回転を規制するようになっている。
【0161】
また、回転規制解除手段297は、組込受入位置S33及び固定ピン打込位置S34に対応してテーブル板291の中心C1側に夫々固定的に設けられ、キャリアテーブル292が組込受入位置S33及び固定ピン打込位置S34に停止したときに回転規制手段298側に係合する解除部材315と、回転規制手段298を回転規制解除位置側に移動させる方向に解除部材315を駆動する規制解除駆動シリンダ316とを備えている。
【0162】
スラスト軸受5が装着されたキャリア本体2は、キャリア移送手段271によりキャリア本体供給位置S50(図17)から搬入搬出位置S31上のキャリアテーブル292に載置され、更にその上側に例えばキャリア移送手段271により組込ガイド26が載置され、その後、キャリアテーブル292がアイドル位置S32、組込受入位置S33、固定ピン打込位置S34を経由して再び搬入搬出位置S31に戻ったとき、上側の組込ガイド26が例えばキャリア移送手段271により取り外され、完成したプラネタリーキャリア4の状態でキャリア移送手段271により搬出手段270上に移送される。
【0163】
なお、キャリア本体2は、その何れかの組込方向Va(図28参照)が中心C1側を向く状態、即ち組込方向Vaが送出方向Vと反対向きとなる状態で、搬入搬出位置S31上のキャリアテーブル292に載置されるようになっている。
【0164】
組込ガイドテーブル293は、組込ガイド26を仮置きするためのもので、例えばテーブル板291上で且つキャリアテーブル292の中心C1側に夫々配置されている。なお、組込ガイド26は、搬入搬出位置S31におけるキャリア本体2の載せ替え時、即ち搬入搬出位置S31において完成後のプラネタリーキャリア4をキャリアテーブル292から取り外して新たなキャリア本体2を載置する間のみ組込ガイドテーブル293上に仮置きされる。以下、このときの組込ガイドテーブル293の位置を組込ガイド着脱位置S51とする。
【0165】
組込受入位置駆動手段295は、組込受入位置S33に対応して配置されており、キャリアテーブル292側の駆動受け部304に下側から係合して鉛直軸廻りに連結可能な駆動連結部311と、この駆動連結部311を駆動受け部304に係合する上部位置と係合しない下部位置との間で昇降駆動可能な昇降駆動手段312と、駆動連結部311を鉛直軸廻りに三等配、即ち120°ずつ所定方向に所定のタイミングで回転駆動する回転駆動手段313とを備えている。
【0166】
組込受入位置駆動手段295は、テーブル板291が回転してキャリアテーブル292が組込受入位置S33上で停止した後、昇降駆動手段312により駆動連結部311を上昇させて駆動受け部304と連結し、回転規制解除手段297によりキャリアテーブル292の回転規制が解除されている間に、サブアッシー3がキャリア本体2内に組込まれる毎に回転駆動手段313によりキャリアテーブル292を120°ずつ例えば平面視反時計方向に三回駆動した後、昇降駆動手段312により駆動連結部311を降下させて駆動受け部304との連結を解除するようになっている。
【0167】
固定ピン打込位置駆動手段296は、固定ピン打込位置S34に対応して配置されており、キャリアテーブル292側の駆動受け部304に下側から係合して鉛直軸廻りに連結可能な駆動連結部321と、この駆動連結部321を駆動受け部304に係合する上部位置と係合しない下部位置との間で昇降駆動可能な昇降駆動手段322と、駆動連結部321を鉛直軸廻りに三等配、即ち120°ずつ所定方向に所定のタイミングで回転駆動する回転駆動手段323とを備えている。
【0168】
固定ピン打込位置駆動手段296は、テーブル板291が回転してキャリアテーブル292が固定ピン打込位置S34上で停止した後、昇降駆動手段322により駆動連結部321を上昇させて駆動受け部304と連結し、回転規制解除手段297によりキャリアテーブル292の回転規制が解除されている間に、固定ピン22がキャリア本体2のピン孔23に打込まれる毎に回転駆動手段323によりキャリアテーブル292を120°ずつ例えば平面視反時計方向に三回駆動した後、昇降駆動手段322により駆動連結部321を降下させて駆動受け部304との連結を解除するようになっている。
【0169】
サブアッシー組込手段265は、図17、図20、図21等に示すように、復路Lc上の組込送出位置S21から組込受入位置S33まで送出方向Vに沿って配置された送出ガイド331と、組込送出位置S21に停止したパレット35に対してサブアッシー3の固定を解除させる固定解除手段332と、送出ガイド331に沿って往復移動可能に配置された押出部材333と、この押出部材333を、送出方向Vに沿って往復駆動する組込駆動シリンダ334とを備えている。
【0170】
送出ガイド331は、その底面331aが、組込送出位置S21に停止したパレット35の組立作業部42の底面42aと、組込受入位置S33上に停止したキャリア本体2のサブアッシー組込部19の底面19aとを段差無く滑らかに接続するように配置されている。
【0171】
固定解除手段332は、組込送出位置S21に停止したパレット35の操作ピン55,55に対応してそれらの上側に配置される押圧部335,335と、これら押圧部335,335を降下させる昇降駆動シリンダ336とを備え、昇降駆動シリンダ336の駆動により押圧部335,335を降下させて操作ピン55,55を押下げるように構成されている。操作ピン55,55が押下げられると、支持ピン50a,50b及び位置決めピン51がパレット35の上板45の上面側に突出しない退避位置まで移動するため、それら支持ピン50a,50b及び位置決めピン51のサブアッシー3側への係合が解除される。
【0172】
押出部材333は、その送出方向Vに対する前端側に、サブアッシー3の側面形状に対応する形状に形成された押出部333aを備えており、押出部333aが送出方向Vに対する組込送出位置S21の後側に位置する待機位置(図20)と、押出部333aが組込受入位置S33又はその近傍に位置する押出位置(図21)との間で送出ガイド331に沿って移動可能となっている。
【0173】
組込駆動シリンダ334は、通常時は押出部材333を待機位置側に保持しており、組込送出位置S21にパレット35が停止して、固定解除手段332によりサブアッシー3の固定が解除されたとき、押出部材333を送出ガイド331に沿って押出位置まで移動させるようになっている(図20→図21)。これにより、パレット35上のサブアッシー3が押出部材333に押されて送出ガイド331上を摺動し、組込受入位置S33上のキャリア本体2内に組込まれる。
【0174】
なお、サブアッシー組込手段265によるサブアッシー3の組込は、組込受入位置駆動手段295によりキャリアテーブル292を120°ずつ回転させつつ三回繰返され、これにより、キャリア本体2内の三箇所のサブアッシー組込部19内に夫々サブアッシー3が組込まれる。
【0175】
シャフト交換手段266は、キャリア本体2に組込まれたサブアッシー3のダミーシャフト8a,8bを、ピニオンシャフト供給手段267により所定のシャフト受渡位置S43に供給されたピニオンシャフト13a,13bに交換するもので、図22、図23等に示すように、ダミーシャフト把持部342a,342bを備えたシャフトアンローダ342とピニオンシャフト把持部343a,343bを備えたシャフトローダ343とを水平方向の両端側に備え且つそれらの中間に設けられた鉛直回転軸344a廻りに回転自在に支持されたシャフト交換アーム344と、このシャフト交換アーム344を、シャフト把持位置とシャフト解除位置との間で鉛直回転軸344a廻りに回転駆動する回転駆動手段345と、シャフト交換アーム344を昇降駆動する昇降駆動手段346とを備えている。
【0176】
なお、シャフト交換手段266は、サブアッシー3がキャリア本体2内に組込まれた後、組込受入位置駆動手段295により一回分(120°)回転された位置(以下、そのときのサブアッシー3の位置をシャフト脱着位置S33aという)においてそのサブアッシー3に対するシャフト交換を行うようになっている。
【0177】
シャフト交換アーム344は、その回転軸344aがシャフト脱着位置S33aとシャフト受渡位置S43との中間位置となるように例えば昇降台337の下側に回転自在に支持されており、回転駆動手段345によりシャフト把持位置にあるとき、シャフトアンローダ342がシャフト脱着位置S33a上に、シャフトローダ343がシャフト受渡位置S43上に夫々位置し(図22に二点鎖線で示す)、回転駆動手段345によりシャフト解除位置にあるとき、逆にシャフトローダ343がシャフト脱着位置S33a上に、シャフトアンローダ342がシャフト受渡位置S43上に夫々位置するように構成されている。
【0178】
ダミーシャフト把持部342a,342bは、夫々例えばコレットチャックにより構成されており、シャフト交換アーム344がシャフト把持位置にあるとき、組込ガイド26のシャフト着脱孔30a,30b、キャリア本体2のシャフト挿通孔20a,20bを介して、シャフト脱着位置S33aにあるダミーシャフト8a,8bの中心孔にコレットチャック部を上側から挿入することによりそれらダミーシャフト8a,8bを保持して、昇降駆動手段346によるシャフト交換アーム344の上昇によりそれらダミーシャフト8a,8bを上向きに抜取り、その後、シャフト交換アーム344がシャフト解除位置に移動し、昇降駆動手段346により降下したとき、その把持状態を解除してダミーシャフト8a,8bをシャフト受渡位置S43上に載置するようになっている。
【0179】
なお、シャフトアンローダ342には、ダミーシャフト把持部342a,342bの他、キャリア本体2に載置された組込ガイド26の丸孔27aに上側から挿入可能な押え部材348が設けられている。
【0180】
ピニオンシャフト把持部343a,343bは、夫々一対の開閉爪により構成されており、シャフト交換アーム344がシャフト把持位置にあるとき、シャフト受渡位置S43にあるピニオンシャフト13a,13bをそれら開閉爪の間に挟んで把持し、その後、シャフト交換アーム344がシャフト解除位置に移動し、昇降駆動手段346により降下して、ピニオンシャフト13a,13bが、組込ガイド26のシャフト着脱孔30a,30b、キャリア本体2のシャフト挿通孔20a,20bを介してシャフト脱着位置S33aのピニオンギヤ6a,6b内に夫々上側から挿入されたとき、その把持状態を解除するようになっている。
【0181】
なお、シャフトローダ343には、ピニオンシャフト把持部343a,343bの他、ピニオンギヤ6a,6b内に挿入されたピニオンシャフト13a,13bを奥まで打込むための打込手段349が設けられている。打込手段349は、ピニオンシャフト13a,13bの把持位置に対応してその上側に昇降可能に設けられた打撃部349aと、この打撃部349aを昇降駆動する打込駆動シリンダ349bとを備え、ピニオンシャフト13a,13bがピニオンギヤ6a,6b内に挿入されてピニオンシャフト把持部343a,343bの把持状態が解除された後、打込駆動シリンダ349bの駆動により打撃部349aを降下させてピニオンシャフト13a,13bの上端側を下向きに打撃するようになっている。
【0182】
以上のように、本実施形態では、シャフト脱着位置S33aのダミーシャフト8a,8bとシャフト受渡位置S43のピニオンシャフト13a,13bとが互いに入替えられ、キャリア本体2内のサブアッシー3から抜取られたダミーシャフト8a,8bは、ピニオンシャフト13a,13bが取去られた後のシャフト受渡位置S43に仮置きされる。
【0183】
回転駆動手段345は、例えば昇降台337上に固定されており、駆動ギヤ338を介して、シャフト交換アーム344をシャフト把持位置とシャフト解除位置との間の略180°の範囲で例えば往復回転させるように構成されており、サブアッシー組込手段265によるサブアッシー3の組込後、組込受入位置駆動手段295によりキャリアテーブル292が120°回転される毎に一周期の動作を行うように構成されている。
【0184】
昇降駆動手段346は、昇降台337を介してシャフト交換アーム344を昇降駆動するように構成されており、回転駆動手段345によるシャフト交換アーム344の回転駆動時にはシャフト交換アーム344を上昇位置に保持し、シャフト交換アーム344がシャフト把持位置又はシャフト解除位置にきたときに、シャフト交換アーム344を所定位置まで降下させるように構成されている。
【0185】
なお、昇降駆動手段346は、シャフト交換アーム344に対してダミーシャフト把持部342a,342bとピニオンシャフト把持部343a,343bとを個別に昇降可能な構成としてもよい。
【0186】
ピニオンシャフト供給手段267は、シャフト受渡位置S43にピニオンシャフト13a,13bを供給するもので、図22、図24等に示すように、ピニオンシャフト13a,13bを載置可能なシャフト載置台351を、シャフト受渡位置S43を含む複数箇所、例えば四箇所の停止位置S41〜S44を順次経由するように順送りで循環させるシャフト搬送手段352と、シャフト受渡位置S43の上流側でシャフト載置台351にピニオンシャフト13a,13bを載置するピニオンシャフト載置手段353とを備えている。
【0187】
本実施形態では、第1ピニオンシャフト載置位置S41、第2ピニオンシャフト載置位置S42、シャフト受渡位置S43、ダミーシャフト返却位置S44の四箇所の停止位置が、その順序で同一円周上に等ピッチで配置されている。
【0188】
シャフト搬送手段352は、停止位置S41〜S44の中心C2上で鉛直軸心廻りに回転可能に支持され且つ四箇所の停止位置S41〜S44に対応してシャフト載置台351を四つ備えた搬送回転体354と、各シャフト載置台351が停止位置S41〜S44上に順次移動するように搬送回転体354を四等配で回転駆動する搬送駆動手段355とを備えている。
【0189】
シャフト載置台351には、ピニオンシャフト13a,13bを縦向きの状態で載置可能なシャフト載置部351a,351bが夫々設けられている。なお、シャフト載置部351a,351bは、シャフト載置台351がシャフト受渡位置S43にあるとき、シャフト脱着位置S33a上のダミーシャフト8a,8bの位置を夫々シャフト交換アーム344の鉛直回転軸344a廻りに180°回転させた位置と一致するように配置されている(図22)。
【0190】
ピニオンシャフト載置手段353は、ピニオンシャフトストッカー(図示省略)からピニオンシャフト13a,13bを1個ずつ取出して中継載置台357a,357b上に夫々縦向きに載置するピニオンシャフトフィーダ358a,358bと、中継載置台357a,357b上に載置されたピニオンシャフト13a,13bを第1,第2ピニオンシャフト載置位置S41,S42上のシャフト載置部351a,351bに夫々移載するピニオンシャフト移載手段359a,359bとを備えている。
【0191】
ピニオンシャフトフィーダ358a,358bは、ピニオンシャフトストッカー(図示省略)から例えば略水平に送られてきたピニオンシャフト13a,13bを夫々把持して中継載置台357a,357bの載置部364上に縦向きに載置するように構成されている。
【0192】
中継載置台357a,357bは、ピニオンシャフトフィーダ358a,358bとピニオンシャフト移載手段359a,359bとの間に配置され、例えば鉛直軸廻りに回転自在で且つその回転軸を挟んでピニオンシャフトフィーダ358a,358b側とピニオンシャフト移載手段359a,359b側とに夫々載置部364を備えており、回転駆動手段365により二等配で回転駆動されるように構成されている。
【0193】
中継載置台357a,357bは、回転駆動手段365の駆動により180°ずつ回転を繰返しつつ、ピニオンシャフトフィーダ358a,358b側の載置部364にピニオンシャフト13a,13bの供給を受け、ピニオンシャフト移載手段359a,359b側の載置部364からそのピニオンシャフト13a,13bが取出されるようになっている。
【0194】
また、中継載置台357a,357bの下側には、ピニオンシャフトフィーダ358a,358b側の載置部364を鉛直軸廻りに回転駆動することにより、ピニオンシャフト13a,13bの位相決めを行う位相決め駆動手段366が設けられている。
【0195】
ピニオンシャフト移載手段359a,359bは、図24に示すように、ピニオンシャフト13a,13bを把持可能な把持部371a,371bと、これら把持部371a,371bを昇降駆動する昇降駆動シリンダ372a,372bと、把持部371a,371bを水平駆動する水平駆動シリンダ373とを備えており、中継載置台357a,357bのピニオンシャフト移載手段359a,359b側の各載置部364,364上のピニオンシャフト13a,13bを把持部371a,371bで把持した後、その把持部371a,371bを昇降駆動シリンダ372a,372b及び水平駆動シリンダ373により移動させて、そのピニオンシャフト13a,13bを第1,第2ピニオンシャフト載置位置S41,S42のシャフト載置台351上に載置するようになっている。
【0196】
なお、ピニオンシャフト移載手段359aは、ロングピニオンシャフト13aを第1ピニオンシャフト載置位置S41においてシャフト載置台351上のシャフト載置部351aに載置し、一方のピニオンシャフト移載手段359bは、ショートピニオンシャフト13bを第2ピニオンシャフト載置位置S42においてシャフト載置台351上のシャフト載置部351bに載置するようになっている。
【0197】
即ち、シャフト載置台351には、図22に一点鎖線で示すように、第1ピニオンシャフト載置位置S41でロングピニオンシャフト13aのみが載置され、次の第2ピニオンシャフト載置位置S42でショートピニオンシャフト13bが載置されて両ピニオンシャフト13a,13bが揃うようになっている。
【0198】
ダミーシャフト返却手段268は、シャフト交換手段266によりキャリア本体2から抜取られ、シャフト受渡位置S43においてシャフト載置台351上に載置されたダミーシャフト8a,8bをパレット35上に返却するもので、図24に示すように、シャフト載置台351上のピニオンシャフト13a,13bを把持可能な把持部381a,381bを備えた把持ヘッド382と、この把持ヘッド382を鉛直軸廻りに回転駆動する回転駆動手段383と、把持ヘッド382を昇降駆動する昇降駆動シリンダ384と、把持ヘッド382を水平駆動する水平駆動シリンダ385とを備えており、ダミーシャフト返却位置S44で、把持部381a,381bによりシャフト載置台351上のダミーシャフト8a,8bを把持した後、その把持部381aを昇降駆動シリンダ384及び水平駆動シリンダ385の駆動によりダミーピン返却位置S23側に移動させ、パレット35のダミーシャフト仮置部43に載置するようになっている。
【0199】
また、図22に示すように、ダミーシャフト返却位置S44におけるシャフト載置台351上のシャフト載置部351a,351bと、ダミーピン返却位置S23におけるパレット35上の挿入孔52a,52b(ダミーシャフト仮置部43)とは配置角度にズレがあるため、ダミーシャフト返却手段268は、ダミーシャフト8a,8bの搬送中に回転駆動手段383により把持ヘッド382をそのズレ分だけ回転させるようになっている。
【0200】
なお、把持ヘッド382を回転させる代わりに例えばシャフト載置台351側をダミーシャフト返却位置S44においてパレット35上の挿入孔52a,52b(ダミーシャフト仮置部43)に合わせるように所定角度回転させるようにしてもよい。
【0201】
固定ピン打込手段269は、組込受入位置S33においてサブアッシー3の組込み及びダミーシャフト8a,8bのピニオンシャフト13a,13bへの交換が行われたキャリア本体2に対して、その下流側の固定ピン打込位置S34において、ピニオンシャフト13aをその上端側に設けられたピン通し孔389とキャリア本体2側のピン孔23とを一致させ、そのピン孔23からピン通し孔389にわたって固定ピン22を打込むことによりピニオンシャフト13aをキャリア本体2に固定するためのものである。
【0202】
固定ピン打込手段269による固定ピン22の打込みは、固定ピン打込位置駆動手段296によりキャリアテーブル292を120°ずつ回転させつつ三回繰返され、これにより、キャリア本体2内に組込まれた全てのサブアッシー3に対して固定ピン22の打込みが行われ、プラネタリーキャリア4の組立処理は完了する。
【0203】
搬出手段270は、組立が完了したプラネタリーキャリア4を搬出するもので、プラネタリーキャリア4を載置可能な搬出台401と、この搬出台401を、完成後のプラネタリーキャリア4が載置される搬出開始位置S61と下流側の搬出到着位置S62との間で往復駆動する搬出駆動手段402とを備え、搬出開始位置S61上の搬出台401に搬入搬出位置S31側からプラネタリーキャリア4が移載された後、搬出駆動手段402によりその搬出台401が搬出到着位置S62まで搬送されるようになっている。
【0204】
キャリア移送手段271は、キャリア本体2、完成後のプラネタリーキャリア4及び組込ガイド26を把持可能な把持部411を備えた把持ヘッド412と、この把持ヘッド412を昇降駆動する昇降駆動手段413と、把持ヘッド412を水平駆動する水平駆動手段414とを備え、キャリア本体供給位置S50から搬入搬出位置S31へのキャリア本体2の移送、組込ガイド着脱位置S51の組込ガイドテーブル293上から搬入搬出位置S31のキャリア本体2上への組込ガイド26の移載、搬入搬出位置S31の完成後のプラネタリーキャリア4上から組込ガイド着脱位置S51の組込ガイドテーブル293上への組込ガイド26の移載、搬入搬出位置S31から搬出開始位置S61の搬出台401上へのプラネタリーキャリア4の移載を行うようになっている。
【0205】
なお、キャリア本体供給位置S50、搬入搬出位置S31、組込ガイド着脱位置S51及び搬出開始位置S61は、全て平面視一直線上に配置されており、キャリア移送手段271は昇降駆動と一方向の水平駆動のみで全ての搬送処理を行うことが可能となっている。
【0206】
以上説明したプラネタリーキャリア組立装置1による一連の動作を概略的に説明する。まず、サブアッシー側作業手段31による動作を説明する。
【0207】
パレット35は、パレット搬送装置36により、環状の搬送経路Lに沿って循環的に搬送される。搬送経路Lのうち、往路Laの上流側では、パレット35は、往路上流側搬送手段61aにより、パレットリターン位置S1から最終アイドル位置S11までの停止位置を順送りで搬送される。
【0208】
その際、パレット35上の組立作業部42には、メガネワッシャ取付位置S2においてメガネワッシャ取付手段37aによりメガネワッシャ9が供給され、ダミーシャフト取付位置S3においてダミーシャフト取付手段37bによりダミーシャフト仮置部43からダミーシャフト8a,8bが供給され、ニードル軸受取付位置S4においてニードル軸受取付手段37cによりニードル軸受7が供給され、ピニオンギヤ取付位置S5においてピニオンギヤ取付手段37dにより互いに噛合された状態のピニオンギヤ6a,6bが供給され、丸ワッシャ取付位置S8において丸ワッシャ取付手段37eにより丸ワッシャ10a,10bが供給され、これによってサブアッシー3が順次組立てられる。そして、更にパーツチェック位置S10においてパーツチェック手段37fにより部品装着漏れがチェックされた上で、そのパレット35は往路Laの下流側に搬送される。
【0209】
往路La上でサブアッシー3の組立及びチェックが行われたパレット35は、折返し搬送路Lbを経て復路Lc上を搬送される際に、組込送出位置S21、バッファ位置S22、及びダミーピン返却位置S23で夫々一旦停止される。そして組込送出位置S21では、パレット35上のサブアッシー3がサブアッシー組込手段265により組込受入位置S33上のキャリア本体2内に組込まれ、パレット35は空の状態となる。
【0210】
更に、ダミーピン返却位置S23において、サブアッシー3がキャリア本体2側に組込まれた後に抜取られたダミーシャフト8a,8bがパレット35のダミーシャフト仮置部43上に返却された後、そのパレット35は復路Lcの下流側まで搬送され、復帰搬送路Ldを経て再び往路La上を搬送される。
【0211】
続いて、キャリア本体側作業手段32の動作を説明する。まず、キャリア本体2は、スラスト軸受5が装着された状態でキャリア本体供給位置S50に載置されており、キャリア移送手段271によりそのキャリア本体供給位置S50から搬入搬出位置S31のキャリアテーブル292上に移送され、更にそのキャリア本体2上に、組込ガイド着脱位置S51の組込ガイドテーブル293に載置されている組込ガイド26がキャリア移送手段271により装着される。
【0212】
そして、キャリア本体搬送手段264によりキャリアテーブル292が順次移動し、搬入搬出位置S31で載置されたキャリア本体2がアイドル位置S32を経て組込受入位置S33に到達すると、まずサブアッシー組込手段265により、組込送出位置S21に停止しているパレット35上のサブアッシー3がキャリア本体2のサブアッシー組込部19に組込まれ、続いてキャリアテーブル292が組込受入位置駆動手段295により軸廻りに120°回転され、組込まれたサブアッシー3がシャフト脱着位置S33aに移動したとき、シャフト交換手段266により、そのシャフト脱着位置S33aのダミーシャフト8a,8bと、シャフト受渡位置S43上のピニオンシャフト13a,13bとが交換される。
【0213】
この「サブアッシー3の組込」→「キャリアテーブル292の回転」→「シャフト交換」の一連の動作が、組込受入位置S33において三回繰返される。なお、二回目及び三回目の「サブアッシー3の組込」動作は、夫々一回目、二回目の「シャフト交換」動作と並行して行われる(図25上欄参照)。
【0214】
また、ピニオンシャフト供給手段267のシャフト搬送手段352の搬送動作は、シャフト受渡位置S43における上記一連の動作と同期しており、「シャフト交換」が一回行われる毎に、ピニオンシャフト13a,13bが載置された次のシャフト載置台351がシャフト受渡位置S43に送られる。
【0215】
なお、シャフト載置台351は、シャフト受渡位置S43に到達する前に、第1ピニオンシャフト載置位置S41においてロングピニオンシャフト13aが、第2ピニオンシャフト載置位置S42においてショートピニオンシャフト13bが夫々供給され、シャフト受渡位置S43では、そのピニオンシャフト13a,13bが取去られた後に、サブアッシー3から抜取られたダミーシャフト8a,8bが載置される。そして、そのシャフト載置台351が次のダミーシャフト返却位置S44にきたとき、そのダミーシャフト8a,8bは、ダミーシャフト返却手段268により、ダミーピン返却位置S23に停止しているパレット35のダミーシャフト仮置部43に返却される。
【0216】
組込受入位置S33での一連の動作が終了すると、組込受入位置S33上のキャリアテーブル292が次の固定ピン打込位置S34に移動する。この固定ピン打込位置S34では、まず固定ピン打込手段269によりピン孔23とピン通し孔389とを貫通するように固定ピン22が打込まれ、続いてキャリアテーブル292が固定ピン打込位置駆動手段296により軸廻りに120°回転される。
【0217】
そして、その「固定ピン22の打込み」→「キャリアテーブル292の回転」の一連の動作が、固定ピン打込位置S34において三回繰返されることにより、プラネタリーキャリア4の組立が完了する。
【0218】
なお、この固定ピン打込位置S34における固定ピンの打込動作は、図25に示すように、組込受入位置S33におけるサブアッシーの組込動作及びシャフト交換動作と同期して行われる。
【0219】
シャフト受渡位置S43での一連の動作が終了し、プラネタリーキャリア4の組立が完了すると、固定ピン打込位置S34上のキャリアテーブル292が移動して、搬入搬出位置S31に復帰する。
【0220】
完成後のプラネタリーキャリア4が搬入搬出位置S31に到達すると、まずキャリア移送手段271により、プラネタリーキャリア4上の組込ガイド26が組込ガイド着脱位置S51の組込ガイドテーブル293に移された後、同じくキャリア移送手段271によりプラネタリーキャリア4が搬入搬出位置S31から搬出開始位置S61上の搬出台401に移載される。
【0221】
なお、プラネタリーキャリア4が搬入搬出位置S31から搬出台401上に移載された後、その搬入搬出位置S31のキャリアテーブル292上には、新たなキャリア本体2がキャリア本体供給位置S50から移載され、上述の動作が繰返される。
【0222】
また、完成後のプラネタリーキャリア4が載せられた搬出台401は、搬出開始位置S61から下流側の搬出到着位置S62へと搬送される。
【0223】
キャリア本体2の搬入搬出位置S31への搬入動作及び完成後のプラネタリーキャリア4の搬入搬出位置S31からの搬出動作は、図25に示すように、組込受入位置S33におけるサブアッシーの組込動作及びシャフト交換動作、固定ピン打込位置S34における固定ピンの打込動作と同期して行われる。
【0224】
以上説明したように、本実施形態のプラネタリーキャリア組立装置1は、パレット35を環状の搬送経路Lに沿って循環させるパレット搬送装置36と、搬送経路Lに沿って配置され且つパレット35上でサブアッシー3の組立を行うサブアッシー組立手段37と、このサブアッシー組立手段37によりパレット35上で組上ったサブアッシー3をパレット外のキャリア本体2に組込むサブアッシー組込手段265とを備えているため、サブアッシーの組立中にサブアッシー組込手段265が待ち状態になることもなく、サブアッシー3の組立からそのサブアッシー3のキャリア本体2への組込までの作業を全て自動で効率的に行うことができる。また、各工程を実行する各装置を分散配置することができるため、管理やメンテナンスを容易に行うことが可能である。
【0225】
サブアッシー組立手段37は、ダミーシャフト8a,8bにニードル軸受7を外嵌させ、更にそのニードル軸受7にピニオンギヤ6a,6bを外嵌させることによりサブアッシー3を組立てるように構成され、サブアッシー組込手段265によるキャリア本体2へのサブアッシー3の組込後にダミーシャフト8a,8bをピニオンシャフト(本シャフト)13a,13bに交換するシャフト交換手段266を備えているため、サブアッシー3の組立時にはその組立作業に適した形状のダミーシャフト8a,8bを用いて効率的に組立作業を行うことができる。
【0226】
キャリア本体2は、その外周側に半径方向外向きに開放されたサブアッシー組込部19が形成され、サブアッシー組込手段265はサブアッシー3をサブアッシー組込部19に対してキャリア本体2の半径方向内向きに組込むように構成され、シャフト交換手段266は、サブアッシー組込部19の上側に形成されたシャフト挿通孔20a,20bを介してダミーシャフト8a,8bの抜取り及びピニオンシャフト(本シャフト)13a,13bの挿入を行うように構成されているため、シャフト交換作業をキャリア本体2の上側からの作業のみで行うことができ、装置構成を簡略化できる他、キャリア本体2の上側にのみシャフト交換のための挿通孔を設ければよい。
【0227】
シャフト交換手段266によりキャリア本体2側から抜取られたダミーシャフト8a,8bを、サブアッシー組込手段265の下流側においてパレット35上に返却するダミーシャフト返却手段268を備えているため、ダミーシャフト8a,8bをパレット35と共に循環させて効率的に使用することができる。
【0228】
パレット35上には、ダミーシャフト仮置部43と組立作業部42とを備え、ダミーシャフト8a,8bは、ダミーシャフト返却手段268によりダミーシャフト仮置部43に返却され、組立作業部42にワッシャ9がセットされた後、ダミーシャフト仮置部43から組立作業部42に移送されるように構成されているため、パレット35と共に循環使用されるダミーシャフト8a,8bがサブアッシー3の組立の支障となることはない。
【0229】
組立作業部42には、上向きの支持ピン50a,50bが、ダミーシャフト8a,8bに下側から嵌合する突出位置と嵌合しない退避位置との間で上下方向移動可能に設けられ、支持ピン50a,50bは、サブアッシー組立手段37によりサブアッシー3の組立が行われている間は突出位置に保持され、サブアッシー組込手段265によりサブアッシー3をパレット35外のキャリア本体2に組込む際には退避位置に保持されるように構成されているため、パレット35上でのサブアッシー3の組立を確実に行うことができると共にサブアッシー3のキャリア本体2への組込みもスムーズに行うことが可能である。
【0230】
以上、本発明の実施形態について例示したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。パレット35の搬送経路Lの配置、パレット搬送装置36の構成等は任意であり、例えば往路上流側搬送手段61aには復路搬送手段62と同様の構成を採用してもよい。
【0231】
一箇所の停止位置S2等において複数種類の組立作業を行うようにしてもよい。
【0232】
ニードル軸受取付手段37cは、ニードル軸受積上手段187を省略して、複数のニードル軸受を装着する一方のピニオンギヤ6a側にニードル軸受7を一個ずつ複数回搬送するようにしてもよい。
【0233】
ニードル軸受積上手段187は、制御プログラムを変更して、例えば上述したB1〜B9の動作のうち、B1〜B6のみを行うようにすれば、ニードル軸受7を各ピニオンギヤ6a,6bに一個ずつ装着する場合にも使用可能であり、またB7〜B9の動作を繰返すようにすれば三個以上のニードル軸受7を積上げることも可能である。更に、B7〜B9の動作を、両方の把持手段198a,198bでそれぞれ必要回数ずつ行うようにすれば、各ピニオンギヤ6a,6bに対してニードル軸受7を所定個数ずつ積上げることも可能である。
【0234】
なお、三個以上のニードル軸受7を積上げ、それらを同時に保持して移送する場合、把持手段により最下部のニードル軸受7のみを把持するように構成してもよいし、最下部側から複数個のニードル軸受7を同時に把持するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0235】
【図1】本発明の一実施形態を示すプラネタリーキャリア組立装置の全体平面図である。
【図2】パレット搬送装置の平面図である。
【図3】パレット搬送装置の側面図である。
【図4】パレット搬送装置における復路搬送手段の正面図である。
【図5】搬送経路上でのパレットの搬送状態を示す説明図である。
【図6】往路上流側搬送手段によるパレットの搬送動作を示す説明図である。
【図7】折返し搬送手段によるパレットの搬送動作を示す説明図である。
【図8】復帰搬送手段によるパレットの搬送動作を示す説明図である。
【図9】パレットの全体斜視図である。
【図10】パレットの部分断面斜視図である。
【図11】パレットの平面図である。
【図12】サブアッシー組立手段によるパレット上での組立動作を示す説明図である。
【図13】ニードル軸受取付手段の斜視図である。
【図14】ニードル軸受取付手段の正面図である。
【図15】ニードル軸受供給手段の平面図である。
【図16】ニードル軸受積上手段によるニードル軸受の積上げ動作を示す説明図である。
【図17】キャリア本体側作業手段の平面図である。
【図18】キャリア本体側作業手段の側面図である。
【図19】キャリア本体搬送手段及びその近傍の正面図である。
【図20】サブアッシー組込手段におけるサブアッシー組込動作前の側面図である。
【図21】サブアッシー組込手段におけるサブアッシー組込動作後の側面図である。
【図22】シャフト交換手段、ピニオンシャフト供給手段、ダミーシャフト返却手段及びその近傍における上部構造を省略した平面図である。
【図23】シャフト交換手段及びその近傍の正面図である。
【図24】ピニオンシャフト供給手段、ダミーシャフト返却手段及びその近傍の側面図である。
【図25】組込受入位置S33、固定ピン打込位置S34、搬入搬出位置S31等における各動作の対応関係を示す説明図である。
【図26】プラネタリーキャリアの平面図及び正面図である。
【図27】サブアッシーの分解斜視図である。
【図28】キャリア本体の平面図及び正面図である。
【図29】組込ガイドの平面図及び正面図である。
【符号の説明】
【0236】
2 キャリア本体
3 サブアッシー
4 プラネタリーキャリア
6a ロングピニオンギヤ
6b ショートピニオンギヤ
7 ニードル軸受
8a ダミーシャフト
8b ダミーシャフト
9 メガネワッシャ
13a ロングピニオンシャフト(本シャフト)
13b ショートピニオンシャフト(本シャフト)
19 サブアッシー組込部
20a シャフト挿通孔
20b シャフト挿通孔
35 パレット
36 パレット搬送装置
37 サブアッシー組立手段
42 組立作業部
43 ダミーシャフト仮置部
50a 支持ピン
50b 支持ピン
265 サブアッシー組込手段
266 シャフト交換手段
268 ダミーシャフト返却手段
L 搬送経路
【出願人】 【識別番号】000167222
【氏名又は名称】光洋機械工業株式会社
【出願日】 平成18年10月10日(2006.10.10)
【代理人】 【識別番号】100100273
【弁理士】
【氏名又は名称】谷藤 孝司


【公開番号】 特開2008−93764(P2008−93764A)
【公開日】 平成20年4月24日(2008.4.24)
【出願番号】 特願2006−276443(P2006−276443)