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【発明の名称】 小型ドリルの再生方法および小型ドリル
【発明者】 【氏名】林 進松

【要約】 【課題】再生使用が可能な小型ドリルの再生製造方法およびその製品を提供する。

【構成】ステップaはシャンク、錐形連接部、及び第一切削部を有する小型ドリルを用意する。シャンクは穿孔機械に挟まり、錐形連接部はシャンクの一端上に連接され、その外径がシャンクより小さく、第一切削部は錐形連接部の自由端上に連接され、かつ第一切削部は所定の程度まで磨耗している。ステップbは第一切削部を除去する。ステップcはシャンクの自由端上に外径がシャンクの外径より小さい接合部を形成する。ステップdは外径がシャンクに等しい接合ユニットを用意し、接合ユニットに軸方向に沿う接合槽を形成し、接合部を接合槽に差し込んで緊密に固定する。ステップeは錐形連接部に第二切削部を形成し、第二切削部は若干の刃部と溝とを有する。刃部は回路板上の穿孔作業に用いられ、溝は穿孔の際に屑を排除するための空間を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャンク、錐形連接部、及び第一切削部を有する小型ドリルを用意し、前記シャンクは穿孔機械に挟まり、前記錐形連接部はシャンクの一端上に連接され、外径がシャンクより小さく、前記第一切削部は錐形連接部の自由端上に連接され、かつ所定の程度まで磨耗しているステップaと、
第一切削部を除去するステップbと、
シャンクの自由端上に外径がシャンクの外径より小さい接合部を形成するステップcと、
外径がシャンクに等しい接合ユニットを用意し、接合ユニットに軸方向に沿う接合槽を形成し、接合部を接合槽に差し込んで緊密に固定するステップdと、
錐形連接部に第二切削部を形成し、第二切削部に若干の刃部と溝とを有し、前記刃部は回路板上の穿孔作業に用いられ、前記溝は穿孔の際に屑を排除するための空間を提供するステップeと、
を含むことを特徴とする小型ドリルの再生方法。
【請求項2】
ステップaにおける第一切削部は穿孔作業を一万回行い、損耗処分の基準に達していることを特徴とする請求項1に記載の小型ドリルの再生方法。
【請求項3】
ステップcにおける第二切削部、シャンク、及び接合ユニットの軸方向に沿う総計長さと、ステップaにおける第一切削部、錐形連接部、及びシャンクの軸方向に沿う総計長とは同じであることを特徴とする請求項1に記載の小型ドリルの再生方法。
【請求項4】
穿孔機械に挟まり、所定の外径及び長さを有し、かつ一端に外径の比較的小さい接合部を形成するシャンクと、
同軸上に位置するようにシャンクの自由端に連接され、かつ若干の刃部と溝とを有し、刃部により回路板上の穿孔作業を行い、溝により穿孔の際に屑を排除するための空間を提供する切削部と、
外径がシャンクの外径と同じであり、かつ一端が軸方向に沿い延伸され接合槽を形成し、接合部を接合槽に入り込ませて緊密に固定する接合ユニットと、
を備えることを特徴とする小型ドリル。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は小型ドリル、詳しく言えば小型ドリルの再生製造方法およびその製品に関する。
【背景技術】
【0002】
一般の小型ドリルは一体成形され、その構造はシャンクと錐形連接部と切削部とを備える。シャンクは穿孔機械に挟まる。錐形連接部はシャンクの一端に連接され、かつその外径がシャンクより大きい。切削部は錐形連接部の他端に連接され、かつ回路板上の穿孔作業に用いられる。
切削部は回路板上の穿孔作業に用いられるため、必ず損耗が発生する。従って、切削部が穿孔作業に二千回使用された場合、切削部に穿孔作業を再び継続させるために研磨を加える必要がある。また切削部の穿孔作業の回数が一万回に達した場合、摩損と損傷が非常にひどいため、通常穿孔作業を一万回行った小型ドリルは処分される。
【0003】
しかし、穿孔作業を一万回行った小型ドリルの損耗は切削部のみに集中し、錐形連接部及びシャンクは何も損耗しない。従ってこの原料価額が騰貴する時代、小型ドリル全体を処分するのは材料資源の無駄になるのではないかという疑問が生じる。かつ環境保護意識の向上に伴い、再生利用を図るために廃棄物の処理過程が複雑になっている。従って、如何に廃棄物の発生を減少させ、資源を再生利用するかということが業者において重要な課題となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は所定の程度まで損耗した小型ドリルに製造を加え直し、再生使用を図ることが可能である小型ドリルの再生製造方法およびその製品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の目的を達成するために、本発明による小型ドリルの再生製造方法は次のステップを含む。ステップaはシャンク、錐形連接部、及び第一切削部を有する小型ドリルを用意する。シャンクは穿孔機械に挟まり、錐形連接部はシャンクの一端上に連接され、その外径がシャンクより小さく、第一切削部は錐形連接部の自由端上に連接され、かつ第一切削部は所定の程度まで磨耗している。ステップbは第一切削部を除去する。ステップcはシャンクの自由端上に外径がシャンクの外径より小さい接合部を形成する。ステップdは外径がシャンクに等しい接合ユニットを用意し、接合ユニットに軸方向に沿う接合槽を形成し、接合部を接合槽に差し込んで緊密に固定する。ステップeは錐形連接部に第二切削部を形成し、第二切削部は若干の刃部と溝とを有する。刃部は回路板上の穿孔作業に用いられ、溝は穿孔の際に屑を排除するための空間を提供する。上述のステップにより小型ドリルを再生製造することが可能である。上述のステップにより再生製造された小型ドリルはシャンクと、同軸上に位置するようにシャンクの一端に連接される切削部と、シャンクの自由端に接合される接合ユニットとを有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、実施例と図面に基づいて本発明の特徴と目的を説明する。まず図面の説明は下記の通りである。
図1は本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法の製造プロセスを示すフローチャートである。
図2は本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法のステップaを示す模式図である。
【0007】
図3は本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法のステップbを示す模式図である。
図4は本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法のステップcを示す模式図である。
図5は本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法のステップdを示す模式図である。
【0008】
図6は本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法のステップeを示す模式図である。
図7は本発明の一実施例による小型ドリルの分解斜視図である。
図1から図6に示すように、本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法は次のステップを含む。
【0009】
ステップaは所定の程度まで損耗した小型ドリル10を用意する。図2に示すように小型ドリル10は一体成形されたシャンク11、錐形連接部12、及び第一切削部13を有する。シャンク11は穿孔機械に挟まり、かつ所定の外径及び長さを有する円柱であり、錐形連接部12は同軸上に位置するようにシャンク11の一端上に連接され、その外径及び長さがシャンク11より小さく、第一切削部13は同軸上に位置するように錐形連接部12の自由端上に連接され、かつ回路板上の穿孔作業に用いられる若干の刃部と溝とを有し、その外径が錐形連接部12より小さい。また第一切削部13は若干の回数(約一万回)の穿孔作業を行い、損耗処分の基準に達している。
【0010】
ステップbは損耗した第一切削部13を除去する。図3に示すように切削または研磨により第一切削部13を完全に除去する。
ステップcはシャンク11の自由端に接合部111を形成する。図4に示すように切削または研磨によりにシャンク11の自由端上に所定の長さを有し外径がシャンクの外径より小さい接合部111を形成する。接合部111は円柱である。
【0011】
ステップdは接合ユニット20を接合部111に連接する。図5に示すように外径がシャンク11に等しい接合ユニット20を用意する。接合ユニット20の長さは除去された第一切削部13の長さに等しい。続いて接合ユニット20の一端に接合槽21を形成し、シャンク11の接合部111を接合槽21内に差し込んで緊密に固定し、かつ連接ユニット20、シャンク11、及び錐形連接部12の総計長さとステップaにおける小型ドリル10の総計長さとを一致させる。
【0012】
ステップeは錐形連接部12に第二切削部14を形成する。図6に示すように切削または研磨により錐形連接部12に第二切削部14を形成する。第二切削部14は若干の刃部と溝とを有し、刃部により回路板上の穿孔作業を行い、溝により屑を排除するための空間を提供する。
上述のステップにより、本来かなり損耗し処分されそうになった小型ドリルを再生し、新しい切削部を形成し、接合ユニットにより総計長さを補足することが可能であるため、最小限の材料を取り換え、再使用可能な小型ドリルを製造することが可能となる。
【0013】
図7に示すように、本実施例による小型ドリル10は、シャンク11と、同軸上に位置するようにシャンク11の一端に連接される第二切削部14とを有する。第二切削部14は若干の刃部と溝とを有し、刃部により回路板上の穿孔作業を行い、溝により穿孔の際に屑を排除するための空間を提供する。シャンク11は自由端に外径の比較的小さい接合部111を形成する。接合ユニット20は外径がシャンク11の外径と同じであり、かつその一端が軸方向に沿い延伸され接合槽21を形成し、接合部111は接合槽21に入り込んで緊密に固定される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法の製造プロセスを示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法のステップaを示す模式図である。
【図3】本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法のステップbを示す模式図である。
【図4】本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法のステップcを示す模式図である。
【図5】本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法のステップdを示す模式図である。
【図6】本発明の一実施例による小型ドリルの再生製造方法のステップeを示す模式図である。
【図7】本発明の一実施例による小型ドリルの分解斜視図である。
【符号の説明】
【0015】
10 小型ドリル、11 シャンク、111 接合部、12 錐形連接部、13 第一切削部、20 接合ユニット、21 接合槽、14 第二切削部
【出願人】 【識別番号】505054357
【氏名又は名称】高僑自動化科技股▲分▼有限公司
【出願日】 平成18年9月6日(2006.9.6)
【代理人】 【識別番号】100093779
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 雅紀


【公開番号】 特開2008−62322(P2008−62322A)
【公開日】 平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願番号】 特願2006−241214(P2006−241214)