Warning: copy(htaccessbak): failed to open stream: No such file or directory in /home/jtokkyo/public_html/header.php on line 10
移動式作業台 - 特開2008−49420 | j-tokkyo
トップ :: B 処理操作 運輸 :: B23 工作機械;他に分類されない金属加工

【発明の名称】 移動式作業台
【発明者】 【氏名】宇根川 典弘

【要約】 【課題】任意の位置で固定及び解除を行うことのできる移動式作業台を提供する。

【構成】作業台に設けられたレールに任意の位置で固定する機構5、6及び、移動式作業台1とレールとの間を任意の位置で自由に取り外せる機構とを有し、さらに移動式作業台1が置かれる作業台間のつなぎ目の段差、隙間による振動、衝撃を生じさせずにスムーズな走行できる機構8、9を有し、さらに、移動式作業台の電子機器の組み立てに不可欠な静電気を除去するための接地経路3を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
部品の組立を行う移動式の組立作業台において、任意の位置で固定する機構を備えたことを特徴とする移動式作業台
【請求項2】
前記、移動式作業台を除電用に接地経路を有する機構を備えたことを特徴とする請求項1の移動式作業台
【請求項3】
前記、移動式作業台が置かれている任意の位置で該作業台を取り外せる機構を備えたことを特徴とする請求項1の移動式作業台
【請求項4】
前記、移動式作業台が走行する際、該移動式作業台が置かれている作業台間の隙間、段差による振動、衝撃を吸収する機構を備えたことを特徴とする請求項1の移動式作業台

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、部品の組立作業を行う移動式の作業台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、部品の組立作業を行う移動式の作業台として、
【特許文献1】特開平9−57664
【特許文献2】特開2003−275930
【特許文献3】特開2003−275931の移動式作業台があるこれらはいずれもカーブして敷設されたレールをスムーズに走行するためのものであり本発明の任意の位置でレールに固定、解除する移動式作業台には適用されない。上記、特許文献1の特開平9−57664は、矩形作業板の二つの角に回転板に支持された一対のローラを備え、他の二つの角に一対のキヤスタを備えた構造である。回転板に支持されたローラを円筒状のレールに乗せることによりカーブして敷設きれたレール上を走行できることを特徴としたものである。従って、本作業台を固定する機構は有しておらず本発明には適用できない。また、特許文献2の特開2003−275930は、レールに接するローラをガイドレールによってスライドできる構造になっておりカーブして敷設されたレールをスムーズに走行できるようにしたものであり、作業台を固定する機構は有しておらず本発明には適用できない。さらに、特許文献3の特開2003−275931は、レールに接するローラが作業板の中央に取付けられて特許文献1および特許文献2同様、カーブして敷設されたレールをスムーズに走行するため考案されているものであり、本作業台を固定する機構は有しておらず本発明には適用できない。また、レールが敷設される作業台は、そのつなぎ目において間隙や段差を生じる。前記特許文献1、2および3いずれも移動式作業台の隅にキャスタを取付けた構造であり作業台間の間隙、段差による振動、衝撃を受ける構造であり本発明には適用されない。さらに、上記特許文献1、2および3とも塩化ビニール製の円筒状のレールで構成されており、塩化ビニールは絶縁物であることから該作業板を接地することができない。電子機器組立用の作業台であるにもかかわらず接地ができる構造を有しておらず本発明には適用できない。従って、従来例の方法による移動式作業台ではいずれも、レールに固定されないため組立作業を行う際、該作業台が動き組立作業をスムーズに行うことが困難であるばかりでなく、電子機器等の組立に不可欠な除電のための接地経路も有していない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の方法では、移動式作業台をレールまたは作業台に固定することができず該移動式作業台の上で組立作業を行う場合、該作業台が動き組立作業をスムーズに行えないという不具合があった。 この不具合を解決しようとするため、前記特許文献1、2および3ともに適用されていないが走行レールあるいは作業台にストッパーを設ける場合がある、このストッパーは、あらかじめ決められた位置で台車の走行を一時的に止めるために設けるものであり、移動式作業台を直接的に固定するものではない。このため移動式作業台の動きを止めることができないばかりか停止位置があらかじめ決められており組立作業に制約を生じる等さまざまな不具合があった。また、該移動式作業台は、電子機器の組立に使用される場合が多いいにもかかわらず該作業台を接地する構造を備えておらず静電気を除電することができないという不具合もあった。本発明は、係る従来例の有する不具合を改善し移動式作業台を任意の場所で固定ならびに解除することができ作業性の向上を図ると共に、静電気の除電経路を確保する機構を備えた移動式作業台車を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的達成のため、本発明では、移動式作業台において作業台に設けられたレールに任意の位置で固定する機構とレールとの間を任意の位置で自由に取り外せる機構と該移動式作業台が置かれる作業台間のつなぎ目の段差、隙間を振動、衝撃を生じさせず走行できる機構と、さらに、移動式作業台の静電気を除去するための接地経路を備える。このため、本発明では、移動式作業台を組立作業に必要な任意の位置で固定、取り外しが可能となり、該移動式作業台の走行時の振動、衝撃を防止し、組立途中の部品に悪影響を与えることがなくなる。また、静電気の除去のための接地経路ができているため移動式作業台上で組立が行われる電子機器等への悪影響をなくすることができる。
【発明の効果】
【0005】
本発明に係わる移動式作業台は、任意の位置で移動式作業台を固定および解除する機構ならびに、移動式作業台が走行する作業台の間隙、段差の影響を防止する機構を備え、固定された状態において移動式作業台上で組立作業ができると共に移動式作業台が接地され静電気の影響を受けないという従来にない優れた移動式作業台を得ることができる。
【実施例】
【0006】
本発明に係る移動式組立台の一実施形態について図1から図13に基づいて説明する。図1は、本発明の移動式作業台の一実施例を示す平面図である。図1において移動式作業台本体1に作業台固定ローラ取付けアーム5の先端に取付けられた作業台固定ローラ6を回転させるための作業台固定ノブ2が該作業台固定ローラ取付けアーム5に直結されており、該作業台固定ノブ2により移動式作業台本体1の表面から操作できる構造となっている。図2は、移動式作業台の一実施例を示す裏面図である。移動式作業台本体1の裏面には、移動式作業台本体1を走行させるための脚輪となる一般的に使用されているボールキャスタ8および9が取付けられている。ボールキャスタ8は、移動式作業台1の四隅に取付けられ、ボールキャスタ9は、走行方向に対し前側に取付けられている。すなわち、ボールキャスタ8の取付位置15に対し走行方向の前側である取付位置16のライン上に配置されている。さらに、該移動式作業台車1が作業台10,11に敷設されたレール7に沿って移動するための走行ガイド上部固定金属ローラ3および走行ガイド下部固定ローラ4が取付けられている。図3は、図2のA−B線に沿う断面図である。図3において移動式作業台本体1に取付けられた脚輪(ボールキャスタ)8により走行を可能にしている。補助脚輪(ボールキャスタ)9は、作業台間の間隙による振動、衝撃を吸収するために設けられている。さらに、移動式作業台本体1は、走行ガイド上部固定金属ローラ3と走行ガイド下部固定ローラ4にガイドされレール7の軌道に沿って走行することができる。図4は、曲線軌道を走行できることを示した図である。図4において移動式作業台本体1は、走行ガイド上部固定金属ローラ3と左右の走行ガイド下部固定ローラ4のいずれかによって案内された軌道上を走行することができる。図5は、曲線状のレールに沿って走行できることを示した図である。図5おいて、作業台10に曲線状にレール7が敷設されている。移動式作業台1の走行ガイド上部固定金属ローラ3と走行ガイド下部固定ローラ4の間にレール7がくるように移動式作業台1が置いてある、この状態で移動式作業台1はレール7に沿って走行が可能となっている、移動式作業台1がレール7の曲線部にきた時、走行ガイド上部固定金属ローラ3と走行ガイド下部固定ローラ4に誘導される、この誘導範囲内で移動式作業台1は曲線部を走行することができる。走行可能な曲線の程度(曲がり具合)は走行ガイド下部固定ローラ4の取付け位置を変えることにより可能である。図6は、移動式作業台を作業台の中央に設置した例を示す図である。図6において移動式作業台本体1は作業台10にある場合を示しており、4個の脚輪(ボールキャスタ)8と2個の補助脚輪(ボールキャスタ)9によって支えられている。作業台10と作業台11との隙間12には脚輪(ボールキャスタ)8および補助脚輪(ボールキャスタ)9のいずれも接していない場合である。図7は、移動式作業台を作業台間に設置した例を示す図である。図7において移動式作業台本体1が移動した状態を示している。移動式作業台本体1が移動する場合、まず、補助脚輪(ボールキャスタ)9が作業台10と作業台11との隙間12を通過する。このとき、脚輪(ボールキャスタ)8に支えられ移動式作業台本体1は該隙間12の影響をうけることはない。さらに、移動が進み脚輪(ボールキャスタ)8が該隙間12を通過する時は、すでに補助脚輪(ボールキャスタ)9が作業台11に達しており移動式作業台本体1は該隙間12の影響をうけることはない。すなわち4個の脚輪(ボールキャスタ)8と2個の補助脚輪(ボールキャスタ)9によって移動式作業台本体1は作業台10と作業台11との隙間12には影響を受けず、振動、衝撃等がない状態で移動できる。図8は、移動式作業台本体1が移動するときの状態を示した図である。図8において移動式作業台固定ローラ6は、固定解除側に回転している。レール7に対して走行ガイド上部固定金属ローラ3と走行ガイド下部固定ローラ4の間をレール7が通過する状態である。移動式作業台本体1が走行する際、走行ガイド上部固定金属ローラ3と走行ガイド下部固定ローラ4がガイドとなり敷設されたレール7の軌道をはずれることはない。図9は、図8のC−D線に沿う断面図である。本図9は、移動式作業台固定ノブ2を回転させていない状態であり移動式作業台車1は、走行ガイド上部固定金属ローラ3と走行ガイド下部固定ローラ4の間隙にレール7が位置しており該移動式作業台車1自由に走行の可能な状態を示している。図10は、移動式作業台車をレールに固定した時の状態を示した図である。図10において移動式作業台車1はレール7に固定した時の状態を示しており、走行ガイド上部固定金属ローラ3による力の方向13と移動式作業台固定ローラ6による力の方向14でレール7を押し付け移動式作業台車1が固定された状態を示している。図11は、図10のE−F線に沿う断面図である。本図11は、図10のE−F線に沿う断面図である。図11において移動式作業台固定ノブ2を回転させ回転軸15に沿って移動式作業台固定ローラ取付けアーム5が回転し、該アーム5の先端に取付けられている移動式作業台固定ローラ6がレール7を押し、走行ガイド上部固定金属ローラ3とでレール7を挟み込み固定した状態を図示してある。さらに、移動式作業台車1の上面に貼り付けられている導電マット18から走行ガイド上部固定金属ローラ3および、レール7を経由して接地17への接地経路16を経て該導電マット18が接地される状況を示している。走行ガイド上部固定金属ローラ3が金属製のローラを使用して導通性を高め接地経路として使用している。走行ガイド下部固定ローラ4は、固定性を向上させるため樹脂やゴム系のローラを採用している。図12は、従来例の移動式作業台の概略図である。図12おいて、作業台24に取付けられたレール25に沿って走行するためのローラ23が回転台22に取付けられており曲がったレールに沿って走行できる移動式作業台21を示したものである。図13は、従来例の移動式作業台の概略図である。図13において、作業台33に取付けられたレール34に沿って走行するためのローラ32が走行方向にスライドする取付け台35にローラ32が取付けられており曲がったレールに沿って走行できる移動式作業台31を示したものである。
【0007】
本実施形態の移動式作業台の動作は、移動式作業台1の移動式作業台固定ノブ2を回転させ固定解除しておく、次に組立作業を行いたい位置まて移動式作業台1を走行、移動させる。任意の位置で移動式作業台固定ノブ2を回転させレール7に移動式作業台1を固定させた後、該台車上で組立作業を行う。この時、走行ガイド上部固定金属ローラ3がレール7に強く押し付けられているので静電気の除電のための接地経路が形成され組立品の電子機器類を静電気からの影響を排除することができる。所定の組立作業が完了したら移動式作業台固定ノブ2を回転させ固定解除し、該台車を走行、移動させる。組立作業が全て完了し、該作業台車が不要になった場合、移動式作業台固定ノブ2を回転させ固定解除してあればどの位置でも該作業台車を持ち上げレール7上から容易にはずすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の移動式作業台の一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の移動式作業台の一実施例を示す裏面図である。
【図3】図2のA−B線に沿う断面図である。
【図4】曲線軌道を走行できることを示した図である。
【図5】曲線状のレールに沿って走行できることを示した図である
【図6】移動式作業台を作業台の中央に設置した例を示す図である。
【図7】移動式作業台を作業台間に設置した例を示す図である。
【図8】移動式作業台本体が移動するときの状態を示した図である。
【図9】図8のC−D線に沿う断面図である。
【図10】移動式作業台車をレールに固定した時の状態を示した図である。
【図11】図10のE−F線に沿う断面図である。
【図12】従来例の移動式作業台の概略図である
【図13】従来例の移動式作業台の概略図である
【符号の説明】
【0009】
1 移動式作業台本体
2 移動式作業台固定ノブ
3 走行ガイド上部固定金属ローラ
4 走行ガイド下部固定ローラ
5 移動式作業台固定ローラ取付けアーム
6 移動式作業台固定ローラ
7 レール
8 脚輪(ボールキャスタ)
9 補助脚輪(ボールキャスタ)
10 作業台
11 作業台
12 作業台間の隙間
13 レールに加わる力方向
14 レールに加わる力方向
15 作業台固定ノブの回転軸
16 接地経路
17 接地
18 導電マット
21 従来例の移動式組立台の作業板
22 従来例の移動式組立台の回転板
23 従来例の移動式組立台のローラ
24 従来例の移動式組立台を設置する作業テーブル
25 従来例のレール
31 従来例の移動式組立台の作業板
32 従来例の移動式組立台のローラ
33 従来例の移動式組立台を設置する作業テーブル
34 従来例のレール
35 従来例のスライドするローラ取付台

【出願人】 【識別番号】306031571
【氏名又は名称】宇根川工業有限会社
【出願日】 平成18年8月23日(2006.8.23)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−49420(P2008−49420A)
【公開日】 平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願番号】 特願2006−226101(P2006−226101)