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【発明の名称】 回転可能なスポット溶接機
【発明者】 【氏名】古川 一敏

【要約】 【課題】装置の省スペース化を図ることができる、数万アンペアの大電流が必要なスポット溶接機を提供する。

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スポット溶接機において、
支持部材に回転軸が固定部材により固設され,当該回転軸の上部にスポット溶接機の電源・制御部分を戴置する第1の載置台が固設され,当該回転軸の下部に第2の載置台が固設され,当該第1の載置台の下部及び当該第2の載置台の上部にコの字型に給電バーが設置され,当該第1の載置台の下部の給電バーの先端部分にアームが設けられ,当該アームの上部に加圧機構が設けられ,当該アームの先端部分にチップホルダーが設けられ,当該チップホルダーの先端部にチップが設けられ,当該第2の載置台の上部に設置された給電バーの先端部分にチップホルダーが設けられ,当該チップホルダーの先端部にチップが設けられていることを特徴とする回転可能なスポット溶接機。
【請求項2】
前記スポット溶接機の電源・制御部分がトランス、電源、及びタイムコントローラであることを特徴とする請求項1記載の回転可能なスポット溶接機。
【請求項3】
前記電源・制御部分が小型かつ軽量であることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転可能なスポット溶接機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、回転可能なスポット溶接機、特に載置台にスポット溶接機の電源・制御部分が戴置されている回転可能なスポット溶接機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、数万アンペアの大電流が必要なスポット溶接機は重量が重くかつ大型であり、そのため定置式がほとんどであった(例えば、特許文献1参照。)。定置式の場合、溶接機をほとんど動かすことがないため、かつ大型であるため場所を広くとっていた。
【0003】
そこで、場所を広くとらず、省スペース化を目的として、小型で、軽量のトランスが開発されている(例えば、特許文献2〜5参照。)。
【0004】
しかし、前記特許文献2〜5は小型で、軽量のトランスが示されているだけで、当該小型かつ軽量のトランスをどのように使用して、省スペース化を図るかについては示されていない。
【0005】
【特許文献1】特開2002−239746号公報(図1)
【特許文献2】特開2004−200458号公報([0008])
【特許文献3】特開平6−36948号公報([0005])
【特許文献4】特開平6−36949号公報([0007]、[0008])
【特許文献5】特開平7−116857号公報([0001])
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、数万アンペアの大電流が必要なスポット溶接機の装置の省スペース化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、本発明の回転可能なスポット溶接機は、
支持部材に回転軸が固定部材により固設され,当該回転軸の上部にスポット溶接機の電源・制御部分を戴置する第1の載置台が固設され,当該回転軸の下部に第2の載置台が固設され,当該第1の載置台の下部及び当該第2の載置台の上部にコの字型に給電バーが設置され,当該第1の載置台の下部の給電バーの先端部分にアームが設けられ,当該アームの上部に加圧機構が設けられ,当該アームの先端部分にチップホルダーが設けられ,当該チップホルダーの先端部にチップが設けられ,当該第2の載置台の上部に設置された給電バーの先端部分にチップホルダーが設けられ,当該チップホルダーの先端部にチップが設けられていることからなる。
【0008】
又、前記スポット溶接機の電源・制御部分がトランス、電源、及びタイムコントローラであることからなる。
【0009】
さらに、前記電源・制御部分が小型かつ軽量であることからなる。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、支持部材に回転軸が固設されているので、ワークの溶接が終了した場合、回転軸によりスポット溶接機を回転させ、支持部材の側へ移行することが出来る。そのため、省スペース化を図ることが出来るものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施の形態の例を図面にしたがって説明する。
【0012】
図1は回転可能なスポット溶接機の側面図である。
支持部材2、たとえば壁に回転軸4が固定部材3,3’により固設されている。
【0013】
当該回転軸4の上部にスポット溶接機1の電源・制御部分6を戴置する第1の載置台(フレーム)5が固設されている。電源・制御部分6はトランス、電源、タイムコントローラからなる。トランスは背景技術で述べた小型かつ軽量のトランスを使用するのであるが、本発明において使用するトランスを含む電源・制御部分6は、愛知産業(株)が製造、販売しているもので、特に、重量が約30kgで縦約340mm、幅約450mm、長さ約900mmのものを使用するのが最も好適である。
【0014】
小型かつ軽量のトランスを使用すれば、電源・制御部分6全体が小型かつ軽量化し、第1の載置台5に当該電源・制御部分6を戴置することが出来る。
【0015】
回転軸4の下部に第2の載置台7が固設され,当該第1の載置台5の下部及び当該第2の載置台7の上部に、かつ回転軸4に接するようにコの字型に給電バー8が設置されている。
【0016】
第1の載置台5の下部の給電バー8の先端部分にアーム9が設けられ、当該アーム9の上部に加圧機構(スライド、シリンダー)10が設けられ、さらに当該アーム9の先端部分にチップホルダー11が設けられており、当該チップホルダー11の先端部にチップ12が設けられている。
【0017】
第2の載置台7の上部に設置された給電バー8の先端部分にチップホルダー11’が設けられ,当該チップホルダー11’の先端部にチップ12’が設けられている。
【0018】
図2は、スポット溶接機が回転し、支持部材側まで移行した状態を示す平面図である。
スポット溶接機が、ワークを溶接する役割を終えた際、このままではスペースを広くとるので回転軸4によりスポット溶接機1を回転させ、一方側(たとえば左側)の支持部材(例えば壁)2の方へ、又は他方側(たとえば右側)の支持部材(例えば壁)2の方へと移行し、支持部材2迄移行させる。このことによりスペースを非常に狭くすることが出来る。矢印は回転方向を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】回転可能なスポット溶接機の側面図である。
【図2】スポット溶接機が回転し、支持部材側まで移行した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
【0020】
1 スポット溶接機
2 支持部材
3,3’ 固定部材
4 回転軸
5 第1の載置台
6 電源・制御部分
7 第2の載置台
8 給電バー
9 アーム
10 加圧機構
11,11’ チプホルダー
12,12’ チップ
【出願人】 【識別番号】591146697
【氏名又は名称】愛知産業株式会社
【出願日】 平成18年6月26日(2006.6.26)
【代理人】 【識別番号】100096758
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 剛

【識別番号】100114845
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 雅和


【公開番号】 特開2008−806(P2008−806A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−174893(P2006−174893)