Warning: copy(htaccessbak): failed to open stream: No such file or directory in /home/jtokkyo/public_html/header.php on line 10
携帯用丸のこ機 - 特開2008−80488 | j-tokkyo
トップ :: B 処理操作 運輸 :: B23 工作機械;他に分類されない金属加工

【発明の名称】 携帯用丸のこ機
【発明者】 【氏名】衛藤 直哉

【氏名】佐藤 宏

【氏名】野中 琢磨

【氏名】丹羽 顕司

【要約】 【課題】本発明の課題は、組立部品の寸法精度に起因するのこ刃とベース側面との平行度のバラツキを解消することにある。

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動機により駆動されるのこ刃と、
該のこ刃を覆うソーカバーと、
ベースと、
上記ベースと上記ソーカバーとを連結する連結部とを有し、
該連結部は、前記ベース側に設けられ、前記のこ刃の回転軸方向に延びた軸部材と、該軸部材を支持する2つの穴部を有する支持部材と、
前記ソーカバー側に設けられ、前記2つの穴部間で前記軸部材上を移動可能に支持された移動部材と、前記軸部材と直交する方向に延在し、前記移動部材を前記軸部材の所望位置に固定する固定手段とを備えることを特徴とする携帯用丸のこ機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明はのこ刃とベース側面との平行度を微調整することができる携帯用丸のこ機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯用丸のこ機の一例を図13〜図15に示す。携帯用丸のこ機は図に示すように、電動機により駆動されるのこ刃2と、のこ刃2を覆うソーカバー1と、ソーカバー1に取付けられ、切断量を決定すると共に切断時の基準となるベース3とを有する。
【0003】
従来の携帯用丸のこ機は、図14に示すように第1連結部10、第2連結部11によってソーカバー1にベース3が取付けられている。第1連結部10は本体前方に位置し、図13に示すようにベース3が第1連結部10を支点として回動可能なようにロールピン12によってベース3とソーカバー1とを連結している。また、第2連結部11は本体後方のベース3上に位置し、図15に示すようにソーカバー1にボルト13を介して設けられ一定量本体下方に移動可能なリンク4とベース3とをリベット14によって連結させている。ボルト13を緩め、第2連結部11を下方に移動させることによって、ベース3は図14で示すように第1連結部10を支点として回動する。この操作をすることで、切断量を調整することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来の携帯用丸のこ機では、ベース側面15を利用し精度の要求される切断を行う際に重要となるのこ刃2とベース側面15との平行度は、組立部品の寸法精度によって決定されるため僅かなバラツキがあるといった欠点があった。本発明の目的は、のこ刃とベース側面との平行度の僅かなバラツキを解消することのできる携帯用丸のこ機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために本発明は、電動機により駆動されるのこ刃と、該のこ刃を覆うソーカバーと、ベースと、上記ベースと上記ソーカバーとを連結する連結部とを有し、該連結部は、前記ベース側に設けられ、前記のこ刃の回転軸方向に延びた軸部材と、該軸部材を支持する2つの穴部を有する支持部材と、前記ソーカバー側に設けられ、前記2つの穴部間で前記軸部材上を移動可能に支持された移動部材と、前記軸部材と直交する方向に延在し、前記移動部材を前記軸部材の所望位置に固定する固定手段とより構成したことに一つの特徴を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、のこ刃とベース側面との平行度の微調整をすることが可能になる。従って、ベース側面を利用した切断を行う際に精度の高い切断を行うことができる携帯用丸のこ機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明携帯用丸のこ機の一実施例を図1〜図4に示す。本発明は図に示すようにソーカバー1に設けられたリンク4とベース3とを連結させる連結部11の構造を工夫したものであり、この連結部11以外の構造は図13〜図15に示した携帯用丸のこ機と同様の構造である。
【0008】
ベース3とリンク4とを連結させる連結部11は、図に示すようにベース3上に設けられた長穴6にリンク4と連結されたピン5が挿入され、図2に示すようにピン5の軸心に対して直角に設けられた2個所のネジ穴7に取付けられる無頭ネジ8によってピン5を長穴6内で固定する構造となっている。
【0009】
2個の無頭ネジ8を調節することにより、リンク4と連結したピン5は長穴6内でのこ刃2の軸方向に移動し、本体が前記第1連結部10を支点としてのこ刃2の軸方向に回動するので、のこ刃2とベース側面15との平行度を変化させることができる。すなわち、任意に2個の無頭ネジ8を調整し、ピン5を長穴6内でのこ刃2の軸方向に移動させることにより、のこ刃2とベース側面15との平行度を微調整することが可能となる。
【0010】
図5〜図7に本発明携帯用丸のこ機の他の実施例を示す。本実施例は図5に示すように、ピース16にリンク4と連結した段付きネジ17が固定され、ピース16はベース3上に設けられた長穴6に挿入され、図に示すようにピース16の軸心に対して直角に設けられた穴18と、ピース16に設けられたネジ穴19とに対してネジ穴付きボルト20が螺合し、ボルト20のネジ穴に緩み止めネジ21が挿入され、リンク4と連結したピース16は長穴6内で保持される構造となっている。また、ボルト20は図7に示すように緩み止めネジ21を締結することにより固定される。なお、リンク4にピース16を固定させる方法として、図8に示すようにピン22をボルト20に下方で圧入する方法や図9に示すようにリベット23をボルト20の下方でかしめる方法等が考えられる。
【0011】
上記のような構成とした携帯用丸のこ機は、ボルト20を回動させることによってリンク4と連結したピース16が長穴6内でのこ刃2の軸方向に移動する。この操作をすることによりのこ刃2とベース側面15との平行度を微調整することが可能となる。上記したようにピース16を設けた構成とすることによって、上記した図1〜図4に示す実施例よりも確実に長穴6内で固定することができるようになると共に図1〜図4に示す実施例では2個の無頭ネジ8を夫々調節しなければならなかったが本実施例では1個のネジ穴付きボルト20を調整するだけでよいので操作性が向上するという効果を有することができる。
【0012】
上記した図1〜図9に示す携帯用丸のこ機の実施例は、第2連結部11の構造を工夫したものであるが、図10〜図12に示す携帯用丸のこ機のように第1連結部10の構造を工夫したものでも同様の効果を得ることができる。以下図10〜図12を用いて本発明携帯用丸のこ機の更に他の実施例を詳細に説明する。なお、第1連結部10以外の構造は図13〜図15に示した従来の携帯用丸のこ機と同様である。図10に示すようにソーカバー1にはめねじ25を有するヒンジ24が設けられており、ベース3にはめねじ25と同一線上に位置する2個の穴28を有するヒンジ保持部26が設けられている。図11に示すようにヒンジ保持部26の穴28を介してヒンジ24のめねじ25に挿通される調整ねじ29によってソーカバー1とベース3とは連結される。調整ねじ29はヒンジ保持部26に挿通された後に抜け止め部材30が取り付けられる。また、図に示すようにヒンジ24にはめねじ25の軸方向に対して垂直にねじ穴32が設けられており、該ねじ穴32には押えねじ31が螺合される。
【0013】
上記した構成とすることによって、ベース3は第1連結部10を支点として回動することができると共に図12に示すように調整ネジ29をCあるいはD方向に回転させるとヒンジ24をEあるいはF方向に移動させることができる。のこ刃2とベース側面15との平行度のバラツキは、調整ネジ29を回転させることで解消することができ、押えねじ31を締めることにより調整ねじ29を任意の位置で固定させることができる。
【0014】
なお、調整ネジ29は、図11に示すようにヒンジ保持部26の穴28に位置する部分が不完全ねじとなっていることが好ましく、これにより調整ねじ29を軸としてベース3を回動させる際、すなわち切断量を調整する際に発生する穴28での磨耗を軽減させることができる。また、ねじ部の損傷を防ぐため、押えねじ31が突き当てられる位置を不完全ねじとすることが好ましい。更に、調整ねじ29のねじ部にナイロック加工(商標名)部を設けた構成とすると、押えねじ31を使用することなく調整ねじ29を任意の位置に固定させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明携帯用丸のこ機の一実施例を示す要部斜視図。
【図2】図1のM部透視拡大図。
【図3】図2の組立図。
【図4】図1のM部上面拡大図。
【図5】本発明携帯用丸のこ機の他の実施例を示す要部組立図。
【図6】図5の組立後を示す上面断面図。
【図7】図6の動作説明図。
【図8】本発明携帯用丸のこ機の他の実施例を示す要部断面図。
【図9】本発明携帯用丸のこ機の他の実施例を示す要部断面図。
【図10】本発明携帯用丸のこ機の他の実施例を示す要部断面上面図。
【図11】図10の要部組立斜視図。
【図12】図10の要部拡大斜視図。
【図13】従来の携帯用丸のこ機の一例を示す上面図。
【図14】図13の側面図。
【図15】図14の要部組立斜視図。
【符号の説明】
【0016】
1はソーカバー、2はのこ刃、3はベース、4はリンク、5はピン、6は長穴、7はネジ穴、8は無頭ネジ、10、11は連結部15はベース側面、24はヒンジ、25はめねじ、26はヒンジ保持部、29は調整ねじである。
【出願人】 【識別番号】000005094
【氏名又は名称】日立工機株式会社
【出願日】 平成19年12月10日(2007.12.10)
【代理人】 【識別番号】100072394
【弁理士】
【氏名又は名称】井沢 博


【公開番号】 特開2008−80488(P2008−80488A)
【公開日】 平成20年4月10日(2008.4.10)
【出願番号】 特願2007−317819(P2007−317819)