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【発明の名称】 ワイヤメッシュ又はワイヤネットを連結するコンプレッションクロー及び、該コンプレッションクローを閉塞する装置
【発明者】 【氏名】ダーニエル、フルム

【要約】 【課題】閉塞を容易にでき、軽量で且つ腐食しにくいコンプレッションクローを提供する。

【構成】鋼鉄製のワイヤメッシュ又はワイヤネットを連結するコンプレッションクローは、防食作用を有するワイヤから成なり、湾曲した基部11から突出し相互に頂角αをなす2つの脚部12、13を有する。その脚部12、13は、角をなす2つの面に配置されることによって、コンプレッションクローの閉塞時に相互に通り過ぎる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
防食作用を有するワイヤで構成され、及び湾曲した基部(11)から突出する2本の脚部(12、13)を有し、該脚部(12、13)は、互いに頂角(α)をなし、その各自由端にはフック(16、17)が設けられ、この2つのフックが互いに向き合っているワイヤメッシュ又はワイヤネットの連結用コンプレッションクローにおいて、
前記脚部(12、13)は、頂角(β)をなす2つの平面上に配置され、前記両方のフック(16、17)が、前記コンプレッションクローが閉塞する時に互いにすれ違い動作が可能であることを特徴とするコンプレッションクロー。
【請求項2】
前記ワイヤが、頑丈な鋼鉄製ワイヤであることを特徴とする請求項1に記載のコンプレッションクロー。
【請求項3】
前記ワイヤの直径が好ましくは3mmで、及び前記頂角(α)、前記基部の内部半径(R1)及び前記フックの内部半径(R2)が、
各場合において、コンプレッションクロー(10)を閉塞する時に、規定された直径、例えば3mmの直径を有するワイヤメッシュ又はワイヤネットの網目を構成する連結されるべき2本のワイヤを把持可能とされるように選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンプレッションクロー。
【請求項4】
前記フックの内側半径(R2)が、前記コンプレッションクローのワイヤの直径より小さく、さらに、連結されるメッシュのワイヤの半径よりも小さいか又は、同じであることを特徴とする請求項3に記載のコンプレッションクロー。
【請求項5】
前記頂角(α)が60°であり、両脚部(12、13)が前記フック(16、17)の直前で互いに14°の角を形成し、これにより、両端部(12、13)が32°の頂角をなすことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のコンプレッションクロー。
【請求項6】
両方の脚部(12、13)が、相互に約8°の角をなす2つの面に配置されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のコンプレッションクロー。
【請求項7】
前記使用されるワイヤが、相互に連結されるワイヤメッシュ又はワイヤネットで使用されるものと同様に頑丈な鋼鉄製ワイヤであり、その公称引張り強さが好ましくは少なくとも1770N/mm2程度であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のコンプレッションクロー。
【請求項8】
請求項1〜7の何れか1項に記載のワイヤメッシュ又はワイヤネットのためのコンプレッションクロー(10)を閉塞するための装置であって、
駆動手段に機能的に連関する把持装置(25)と、個々の前記コンプレッションクロー(10)を閉塞するためのクランプ要素(30、31)と、を備え、前記コンプレッションクロー(10)を閉じる前に、該コンプレッションクロー(10)が個々にクランプ要素(30、31)に位置されることを特徴とする装置。
【請求項9】
前記把持装置25が、商用ドリル(21)に取り付けられる受け部(22)に当接され、前記把持要素(30、31)の少なくとも1つがステップダウンギア(26)を介してドリルスピンドル(27)によって駆動されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記把持要素(30、31)が、第1に、固定された把持顎部(30)、第2に回転可能な運搬要素(31)により形成され、
後者運搬要素には 歯車部分(50)が設けられ、
該運搬要素は、ステップダウンギア(26)によって駆動可能な対向歯車部分(51)と協働し、前記把持装置(25)内に配置される前記コンプレッションクロー(10)の閉塞に作用する回転(D1)方向の回転が可能であることを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記運搬要素(31)は、前記コンプレッションクロー(10)の弾性による歯車部分(50、51)の係合が完了した後に付加されたバネにより回転して初期位置に戻ることが可能であることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記運搬要素(31)の回転軸(A)と同軸上のペグ(53)を囲む基部内側を備えた各コンプレッションクロー(10)が、第1にペグ(53)と同軸上のリング磁石(54)に残り、第2に固定された把持顎部(30)に設けられた別の磁石(55)上に配置されることを特徴とする請求項10又は11に記載の装置。
【請求項13】
多量の控えクロー用のマガジン(23)を有し、
前記把持装置(25)の前記マガジン(23)から送出装置(24)によって前記多量の控えクロー(10)が個々に送出されることを特徴とする請求項9〜12の何れか1項に記載の装置。
【請求項14】
前記送出装置(24)が、
手動操作可能で、バネ(35)と協働して、各々の前記コンプレッションクロー(10)をマガジン出口(38)に運搬するラム(34)を有することを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記コンプレッションクロー(10)が、
前記マガジン(23)内に互いに列をなして配置され、バネ(41)の作用を受けて前記マガジン出口(38)に向かって移動可能であることを特徴とする請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記マガジン(23)と前記送出装置(24)が、前記ドリル(21)に取り付けられる取り付け部分(22)の一部を形成し、
各々の前記コンプレッションクロー(10)が前記送出装置(24)によって、ドリルスピンドル(27)に連結可能な駆動軸(27a)と平行である把持装置(25)の送出面に送出されることを特徴とする請求項13〜15の何れか1項に記載の装置。
【請求項17】
前記マガジン(23)が、送出面と平行で且つ該送出面から所定の間隙を置いた部分(37)を有し、該部分(37)にはリバース部分が付加され、該部分(37)で、該リバース部分により前記コンプレッションクロー(10)が前記送出面の真上に位置するマガジン出口(38)に送出され、且つ送出位置に送られることを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項18】
マガジン出口(38)に位置された前記コンプレッションクロー(10)が、ラム(34)による激突まで磁石により保持され、他の前記コンプレッションクロー(10)が前記マガジン(23)から落下することを防止するように固定されることを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記マガジン(23)が、断面が前記コンプレッションクロー(10)の外形に対応する案内溝(45)と、案内溝(45)内のコンプレッションクロー(10)の落下を防止する保持要素(48)を有することを特徴とする請求項13〜18の何れか1項に記載の装置。
【請求項20】
前記案内溝(45)が、元の状態における前記コンプレッションクロー(10)の頂角(α)と一致する角度(α)をなす2つの側壁(46、47)を有し、
前記保持要素(48)が、案内溝(45)の側壁(46、47)の間と、前記コンプレッションクロー(10)のフック状に形成された端部(16、17)の間に、突出することを特徴とする請求項19に記載の装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤメッシュ又はワイヤネットを連結するコンプレッションクロー及び、該コンプレッションクローを閉塞する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、コンプレッションクローは、メッシュシート又は個々のワイヤのネットの部分を連結するために使用される。そのコンプレッションクローは、防食作用を有するワイヤで構成され、通常は亜鉛メッキされている。そして、それぞれのコンプレッションクローは、湾曲した基部から突出する2つの脚部を有しており、その脚部が頂角をなしている。また、その脚部の自由端には、互いに向き合っているフックが設けられている。上述のコンプレッションクローは、6mmの直径を有し1本のワイヤから製造される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
コンプレッションクローを閉塞するためにペンチが使用されている。各々の爪をつないだ後、緩い状態のコンプレッションクローを手動で閉塞することは、多くの時間を消費する。また、しばしば、亜鉛コーティングが、ペンチによって損傷をうけるので、最早、完全な防食作用が保障されなくなる。特に、以前に使用されていた6mmの直径を有するコンプレッションクローは、質量が非常に大きい。
【0004】
本発明は、コンプレッションクローの製造の問題及び、これらのコンプレッションクローを閉塞する簡単な構成の装置の問題に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この問題は、請求項1の特徴を有するコンプレッションクロー及び、請求項7の特徴に従うコンプレッションクローを閉塞する装置の発明によって解決される。
【0006】
更に、発明のコンプレッションクロー及び、発明の装置の好ましい実施の形態は、従属項の対象を形成する。
【0007】
本発明によれば、コンプレッションクローは、頑丈な鋼鉄製のワイヤにより構成されており、同様に頑丈な鋼鉄ワイヤで構成されているワイヤメッシュ又はワイヤネットの積極的でない(non-positive)連結が可能である。この種のコンプレッションクローは、通常のコンプレッションクローと比較して重さがかなり軽い。2つの脚部は、1つの角をなす2つの平面上に配置され、クローが閉塞しているときに本発明の装置を使用することで、それらのフックは、クローが閉じている状態で、2つの脚部が可能な限り近くに隣接して相互にすれちがう。
【0008】
本発明のコンプレッションクローを閉塞する装置は容易に設置することができ、その装置では力を用いることがないだけでなく、最早ペンチも使用する必要がなく、しかも、クローの閉塞の間の防食作用の欠如が大きく防止される。好ましくは、コンプレッションクローを含むマガジンによって、相互に引っ掛かる緩いコンプレッションクローの問題が解決され、さらに、設定が簡易になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
次に、本発明を図面によってより詳細に説明する。
【0010】
図1a、1bは、本発明のワイヤメッシュのコンプレッションクローが元の状態であることを示している。図2a、2b、2cは、コンプレッションクローが閉塞されている状態であることを示している。図3は、2つの互いに連結されたメッシュシートを備えた斜面安定化システム(stabilization system)を示す図である。図4は、コンプレッションクローが閉塞している状態の本発明の装置における初期位置での側面図及び部分断面図である。図5は、図4の装置においてコンプレッションクローを把持装置に挿入する状態を示す側面図である。図6は、マガジン、コンプレッションクロー送り装置及び、把持装置と共に、各々がドリルに付加される図4及び図5の装置の取り付けを示す斜視図である。図7は、図4に対応する元の位置における図6に従う取り付けの側面図及び、部分断面図である。図8は、図5に対応する位置における図6に従う取り付けの側面図及び、部分断面図である。図9〜14は、6つの連続した位置におけるコンプレッションクローの把持装置の平面図である。
【0011】
図3は、例えば、急な下り坂に設置され、傾斜面及び斜面2の層を成していない構成要素1のための安定化システムを単に示している。傾斜面及び層を成していない構成要素1の安定化システムは、2つのワイヤメッシュシート3、4から成り、所望の傾斜領域に設置される。上記シートは、後述する方法で本発明にしたがって多量のコンプレッションクロー10によって相互に連結される。ワイヤメッシュシート3,4は、例えば、EP−B−0979329で知られているような各々が頑丈な鋼鉄のワイヤで形成されたメッシュであることが好ましい。メッシュの上端及び下端において、ケーブル5が設けられ、張力によりそのメッシュが伸張されている。地面に設置されたワイヤメッシュシート3,4は、地面(土壌又は、当該技術分野で知られるロックネイル)に沈みこませた固定要素6によって固定され、上記メッシュは、スパイクプレート(spike plate)7又はそれと同様のものによって、地表面に圧入される。
【0012】
本発明によれば、コンプレッションクロー10は、ワイヤメッシュ3,4(好ましくは、少なくとも1770N/mm2の公称引張り強さ)と同様に頑丈な鋼鉄で形成されている。その防食作用は、頑丈な鋼鉄のワイヤメッシュ(例えば、150g/m2の亜鉛やアルミメッキ)と同一である。連結された鋼鉄製のワイヤメッシュが3mmの直径を有する場合、ワイヤの直径が3mmであるコンプレッションクローも使用される。
【0013】
元の状態にあるコンプレッションクロー10は、好ましくは、図1a〜図1bに見られる形状を有しており、互いに連結されて隣接するメッシュシート3,4の2つのワイヤが、その都度、回転や捻る動きを行うことなく直接の挿入で簡単に把持できるように、それらの幾何学形状が選択される。コンプレッションクロー10は、相互に頂角α、好ましくは60°の頂角をなして湾曲した基部11から突出する2つの脚部12、13を有しており、それらの自由端には、フック16、17が設けられている。その2つのフック16、17は、相互に離間した状態で対向配置される。2つの脚部12、13は、好ましくは、フック16、17の直前ので角γが14°となるように配置され、それら脚部12、13は、この領域で32°の頂角をなしている。
【0014】
基部内側の半径R1及びフック内部の半径R2は、連結されて隣接したワイヤメッシュシート3、4の2つのワイヤを、コンプレッションクロー10が閉塞している際に把持可能となるように選択される。この場合、基部内側の半径R1は、4mm程度であると有利であり、フック内部の半径R2は、1.25mm程度である。フック内部の半径R2は、ワイヤメッシュシート3、4の積極的でない連結にとって重要である。もし、これがおよそ1.25mm程度であると、メッシュに圧がかかったときに、十分な摩擦が生じフック16、17の持ち上がりが防止される。
【0015】
2つの爪脚12、13は、互いがおよそ8°の角βをなす2つの面に配置されている。従って、フック16、17は、コンプレッションクローが閉塞状態で可能な限り近接していても、相互にすれ違う(図3c参照)。
【0016】
図2a、2b、2cに示されている形態でのコンプレッションクロー10の閉塞は、発明装置20によって生じ、その具体例が図4〜図14に示されており、以下でより詳細に説明される。
【0017】
図4によれば、発明装置20は、通常の商用ドリル21の形状に対して有用である駆動要素と、ドリル21に付加することが可能なアタッチメント22を含んでいる。この発明装置20は、図5、6、7及び8にも示されており、多量のコンプレッションクロー10を内部に含むマガジン23を有している。また、発明装置20は、コンプレッションクロー10を閉塞させる把持装置25と、コンプレッションクロー10を把持装置25へ送出する送出装置24を有している。把持装置25は、ドリル21と、ステップダウンギア26を介してアタッチメント22に設けられたスピンドル27に駆動可能に連結されており、個々のコンプレッションクロー10を閉塞する把持要素30、31を有している。その正確な寸法と機能は、さらに詳細に説明する。把持要素30、31は、ドリルスピンドル27に連結された駆動軸27a(図7、図8)に平行に配置されている。
【0018】
図5(図1)にしたがって、送出装置24は、ラム34を有し、作用要素33を介して手動で操作されることで、バネ35(図5、7及び8)とともに送出面で動く。その送出面は、駆動軸27aと平行に配置されている。ラム34は、バネ35の付勢力に対抗して図4及び7に示された元の位置から図5及び図8に示された位置に移動することが可能であり、それによって、送出面上の真上に位置するマガジン出口38にあるコンプレッションクロー10が掴まれ、把持装置25に運ばれる。その後、ラム34は、バネ35の付勢力によって再び後方に移動する。
【0019】
マガジン23は、送出面と平行な部位37を有しており、この部位37と送出面の間において、当該送出面に隣接した状態でリバース部分39が設けられ、そこでコンプレッションクロー10が互いに整列して送出面と略垂直な状態で配置され、送出面の真上に配置されたマガジン出口38に送出され送出位置に送られる。コンプレッションクロー10は、バネ41と協働して長手溝37′内でピン40′に案内されて、調整要素40によって強制的にマガジン出口38の方へ送られる。示される例では、バネ41が伸長した状態であり、送出面に平行な部位37の真下に配置される。長手溝37′には、調整要素40を負荷位置に引くことができるように、後端部分に円状部位を有している。
【0020】
特に、図6から明確なように、マガジン23は、断面がコンプレッションクロー10の外形に対応する案内溝45を有している。V字形の調整要素40の側壁46、47は、爪脚部12、13の頂角に一致する角αをなす。マガジン23には、コンプレッションクロー10のフック16、17を案内溝の間から上方に突出させた状態で保持部材48が具備されている。この保持部材48は、マガジン23から落ちないように案内溝45内にコンプレッションクロー10を固定される。
【0021】
マガジン出口38に直接配置されるコンプレッションクロー10は、ラム34による激突まで磁石等によってその位置で保持される。従って、他のコンプレッションクロー10は、固定された状態となり、上記激突の前のマガジン23からの落下が防止される。
【0022】
次に、把持装置25及びその機能を、図9〜図14を用いて詳細に説明する。そのような特殊なコンプレッションクロー10を閉塞する把持要素は、第1に固定された把持顎部30、第2に運搬要素31により形成される。この運搬要素31は、1つの軸(図4及び図9)を中心として回転する。図9〜図14にしたがって、運搬要素31は、ステップダウンギア26を介して回転方向Dの方向に回転する対向歯車部分51と協働して 歯車部分50によって回転方向D1の方向に回転可能となるように設けられている。回転軸Aと同軸上には、その基端に向かって直径が大きくなる円錐状ペグ53が設けられている。閉塞されたコンプレッションクロー10は、その基部内側がペグ53に到達するまでラム34によって移動され、ペグ53と同軸のリング磁石54上に位置される。一方、爪脚13のフック側端部が、固定された把持顎部30に当接されたさらなる磁石55に置かれ、コンプレッションクロー10の位置が決まる(図10参照)。爪脚13は、固定された把持顎部30に当接される支持表面57に側方で支持され、コンプレッションクロー10の直径と一致する溝状凹部58に設けられる。
【0023】
コンプレッションクロー10の直径に一致する円周溝61(図6)を備えた筒状運搬部分60は、回転運搬要素31に取り付けられる。そして、その運搬部分は、把持装置25内に位置されるコンプレッションクロー10の脚部12を把持し、運搬要素31が歯車部分50、51を介して回転方向D1の方向に回転すると、脚部13が支持された状態で筒状運搬部分60が反対方向に押される。溝状凹部58と円周溝61は、磁石54、55の作用を受け、コンプレッションクロー10が閉塞状態からバネの付勢力で開放してしまうことが防止される。
【0024】
図12と図13に見られるように、フックを備えた2つの爪脚部12、13は、歯車部分50、51の協働の下で相互に通過するように移動して、図13に示されている場所に押し込まれる。歯車部分51の最後の歯が、駆動する対向歯車部分50から開放されるとすぐに、コンプレッションクロー10が解き放たれ、図14に示される最終的な形状をとる。一方、運搬要素31(軸Aと同軸上の図示しないねじりバネにより支持される)は、図9にしたがう初期位置から後方に回転する。それにより、もう1つのコンプレッションクロー10の閉塞が開始される状態となる。
【0025】
閉塞されたコンプレッションクロー10は、明らかにメッシュ(図10〜図14においては連結されたメッシュは、示されていない)に残る。作業者は、マガジン23から明らかになっている把持装置25へ作用要素33を用いてさらなるコンプレッションクロー10を送出する。そして、上記作業者は、さらなる閉塞工程を実行するために、連結されているワイヤを把持し、装置20内に持ち込み駆動状態に切り替える。
【0026】
しかしながら、発明装置20は、コンプレッションクロー10が手作業で装置20に挿入されるように、例えば、上述の把持装置25又はそれと同様のもののみに及ぶことが可能である。相互に引っ掛かっている緩いカートリッジのリスクを防止するために、それらを集めた状態にすることはより難しいので、分離されたマガジンも使用しても良い。この分離されたマガジンは、例えば、作業者のベルトに取り付けることができる。
【0027】
発明のコンプレッションクロー10及びこれらを閉塞する装置20の使用は、決して、傾斜安定化システムにおけるメッシュシートの連結に限定されるものではない。そのコンプレッションクロー及び装置は、例えば、ワイヤネットで使用されてもよい。このワイヤネットは、例えば、落石や雪崩を受け止め格子要素からなる金網である。
【0028】
コンプレッションクローを閉塞するための発明の装置は、設置が容易であり、その装置によって、もはやペンチを使用にするための力を必要としないだけでなく、閉塞されている間の防食作用の欠落も大いに防止される。マガジン(装置の一部として分離された)の好適な使用によって、コンプレッションクローの緩い連結の問題も解決される。
【0029】
本発明によれば、上記装置は、頑丈な鋼鉄で生成されたコンプレッションクローも閉塞することができ、頑丈な鋼鉄で生成されたワイヤメッシュ又はワイヤネットの積極的でない連結を可能とすることができる。
【0030】
この種のコンプレッションクローは、通常のコンプレッションクローと比較してかなりの軽重量である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】ワイヤメッシュを連結する発明のコンプレッションクローを元の状態で示す図である。
【図2】閉塞された状態のコンプレッションクローを示す図である。
【図3】相互に連結された2つのメッシュシートを備える傾斜安定化システムを示す図である。
【図4】コンプレッションクローの閉塞のための発明の装置の初期位置における側面図及び部分断面図である。
【図5】把持装置内にコンプレッションクローが挿入された発明の装置を示す図である。
【図6】各々ドリルが付加された図4と図5に示される装置における、マガジン、コンプレッションクロー送出装置、把持装置との取り付け状態を示す斜視図である。
【図7】図6にしたがう取り付け状態の図4に対応する初期位置における側面図及び部分断面図である。
【図8】図6にしたがう取り付け状態の図5に対応する位置における側面図及び部分断面図である。
【図9】連続位置におけるコンプレッションクロー把持装置の平面図である。
【図10】連続位置におけるコンプレッションクロー把持装置の平面図である。
【図11】連続位置におけるコンプレッションクロー把持装置の平面図である。
【図12】連続位置におけるコンプレッションクロー把持装置の平面図である。
【図13】連続位置におけるコンプレッションクロー把持装置の平面図である。
【図14】連続位置におけるコンプレッションクロー把持装置の平面図である。
【符号の説明】
【0032】
10 コンプレッションクロー
11 湾曲した基部
12 脚部
13 脚部
16 フック
17 フック
【出願人】 【識別番号】506408542
【氏名又は名称】ファッツァー、アクチェンゲゼルシャフト、ドラートザイルファブリーク
【氏名又は名称原語表記】FATZER AG Drahtseilfabrik
【出願日】 平成19年6月4日(2007.6.4)
【代理人】 【識別番号】100100354
【弁理士】
【氏名又は名称】江藤 聡明


【公開番号】 特開2008−6501(P2008−6501A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2007−147822(P2007−147822)