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【発明の名称】 エアシャワー装置
【発明者】 【氏名】戸田 光雅

【氏名】今井 広之

【要約】 【課題】設置場所が制約されず簡単に設置可能であるとともに、軽量であるため移動可能であり、高速ジェットエアを安定して供給可能なエアシャワー装置を提供する。

【構成】本発明のエアシャワー装置1は、それぞれ独立構造である吹出ユニット10と送風ユニット20とから構成され、送風ユニット20の上に吹出ユニット10を載置し、連結手段30により連結して組み立てられるエアシャワー装置1であって、吹出ユニット10は、ケーシング15で構成された空気圧力室13と、空気圧力室13の前面に設けられ、吹出ユニット10から外方に空気を吹き出すための複数の空気吹出口11とを有し、送風ユニット20は、ファン23とプレフィルタ21と高性能フィルタ22とをケーシング28内に内蔵することを特徴とする。吹出ユニット10及び送風ユニット20のそれぞれにキャスター等の移動手段12、24を設けてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ独立構造である吹出ユニットと送風ユニットとから構成され、前記送風ユニットの上に前記吹出ユニットを載置し、連結手段により連結して組み立てられるエアシャワー装置であって、
前記吹出ユニットは、ケーシングで構成された空気圧力室と、該空気圧力室の前面に設けられ、前記吹出ユニットから外方に空気を吹き出すための複数の空気吹出口とを有し、前記送風ユニットは、ファンとフィルタをケーシング内に内蔵することを特徴とするエアシャワー装置。
【請求項2】
前記吹出ユニット及び前記送風ユニットには、それぞれ移動手段が設けられることを特徴とする請求項1に記載のエアシャワー装置。
【請求項3】
前記吹出ユニットの前記空気吹出口が設けられた前面は、前記送風ユニットを介さず直接床面に設置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアシャワー装置。
【請求項4】
前記吹出ユニットは、前記空気圧力室から上面側及び下面側の少なくとも一方側に延出する可撓性ダクトを備え、該可撓性ダクトの先端に空気吹出口を設置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のエアシャワー装置。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、作業中に作業者の着衣や携帯品に付着する例えばアスベスト粉塵、ダイオキシン類汚染物の粉塵等の有害粉塵を除去するために用いるエアシャワー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、アスベストを使用した建築物の解体現場、あるいは、大型焼却炉のダイオキシン類汚染物の除去作業現場において、作業者が現場に出入りする出入口にエアシャワー装置を設置して、空間的に仕切られた現場から外出する際にジェットエアを浴びて、体に付着したアスベスト粉塵、ダイオキシン類汚染物の粉塵等の有害粉塵を除去することが知られている。
【0003】
アスベスト粉塵、ダイオキシン類汚染物の粉塵等の有害粉塵を除去するエアシャワー装置としては、機械室本体とシャワー室とを備え、機械室本体内で清浄化された清浄空気をシャワー室内に吹き出すエアシャワー装置であって、機械室本体を下部ユニットと上部ユニットとに分割して着脱自在に形成し、下部ユニット内にエアフィルタを配設し、上部ユニット内にエアフィルタに対応させてファンを配設したものがある(例えば、特許文献1の図1参照)。
また、別のエアシャワー装置として、エアシャワールームと、このエアシャワールームに給気ダクト及び排気ダクトを介して連結されたフィルタ・ブロワーユニットとから構成されるものがある(例えば、特許文献2の図1参照)。特許文献2のエアシャワー装置は、伸縮可能な支柱に支持された天蓋と、この天蓋の周囲から下方へ延び、非通気性シートにより形成されるとともに、所定の厚さ以上に膨らむのを規制された空気室に空気が送り込まれて空気層が形成される空気層壁と、この空気層壁の内壁に配設され、シャワールームにエアシャワーを噴出する複数のノズルと、空気層壁の下端に接続された排気ステージとからなる。そして、このエアシャワー装置は、ブロワーにより給気ダクトを通して空気層壁及びシャワールームに空気を送り込むことによりエアシャワールームを組み立て、また、空気層壁から空気を抜いて折り畳むように構成されている。
【0004】
【特許文献1】実開平2−6934号公報
【特許文献2】実開平2−9740号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の図1に記載されているエアシャワー装置は、機械室を構成する吹出ユニットと送風ユニットとが分離独立しており、パッチン錠でワンタッチで組み立てることができるものであるが、シャワー室を形成するためには、機械室以外に天井ダクト、側面ダクト、底部ダクト、両扉等が必要であるため、設置場所が制約され、簡単に設置することができないとともに、エアシャワー装置を移動するためには、台車等の別途の移動手段が必要であるという問題があった。
ここで、特許文献2の図1に記載されているエアシャワー装置は、エアシャワールームとフィルタ・ブロワーユニットのそれぞれにキャスターが付いており、エアシャワールームを折り畳むことにより自由自在に移動可能であり、シャワールームが非通気性シートで構成されるため軽量で設置場所も制約されないものであり、上述の特許文献1の問題を解決している。
ところが、特許文献2に記載のエアシャワー装置では、ジェットエアを吹き出すノズルを有する空気層壁が、非通気性シート製の袋であるため、折り畳んだり延ばしたりして繰り返し使用するうちに、袋の気密性が低下して空気圧力を十分に高めることができないという問題が生じる恐れがある。
また、作業者の頭部から膝までに付着した有害粉塵は、高速ジェットエアで払い落とされたにもかかわらず、足下に払い落とされた有害粉塵が溜まり、再汚染(再付着)の危険性がある。このエアシャワー装置では、払い落とされ、床付近に溜まっている有害粉塵を排気ダクトで回収するという構成であるが、再汚染対策が十分であるとは言えない。
また、特許文献2に記載のエアシャワー装置では、非通気性シート製の袋からエアシャワーが吹き出す構成であるため、パンカールーバー等に比べてエアーの到達距離が短く、圧力損失が高い等の吹出効率が悪いという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、設置場所が制約されず簡単に設置可能であるとともに、軽量であるため移動可能であり、高速ジェットエアを安定して供給可能なエアシャワー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するべく、本発明のエアシャワー装置は、請求項1に記載の通り、それぞれ独立構造である吹出ユニットと送風ユニットとから構成され、前記送風ユニットの上に前記吹出ユニットを載置し、連結手段により連結して組み立てられるエアシャワー装置であって、
前記吹出ユニットは、ケーシングで構成された空気圧力室と、該空気圧力室の前面に設けられ、前記吹出ユニットから外方に空気を吹き出すための複数の空気吹出口とを有し、前記送風ユニットは、ファンとフィルタをケーシング内に内蔵することを特徴とする。
また、請求項2に記載のエアシャワー装置は、請求項1に記載のエアシャワー装置において、前記吹出ユニット及び前記送風ユニットには、それぞれ移動手段が設けられることを特徴とする。
また、請求項3に記載のエアシャワー装置は、請求項1又は2に記載のエアシャワー装置において、前記吹出ユニットの前記空気吹出口が設けられた前面は、前記送風ユニットを介さず直接床面に設置されることを特徴とする。
また、請求項4に記載のエアシャワー装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載のエアシャワー装置において、前記吹出ユニットは、前記空気圧力室から上面側及び下面側の少なくとも一方側に突出する可撓性ダクトを備え、該可撓性ダクトの先端に空気吹出口を設置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のエアシャワー装置は、請求項1に記載の通り、送風ユニットと吹出ユニットの最小ユニットで構成されるため、軽量で設置場所が制約されない。また、送風ユニットと吹出ユニットとを連結手段(例えば、パッチン錠やキャッチクリップ)で連結する構成としたので、分解組立を容易とすることができる。さらに、送風ユニットの上に吹出ユニットを載置するとともに、送風ユニットのケーシング内にフィルタ及びファンを設けているので、吹出ユニットと送風ユニットとを分離せず運搬する場合には、エアシャワー装置全体の重心が低くなり、転倒の危険性を十分に低減することができる。また、吹出ユニットは空気圧力室をケーシングにより構成しているので、繰り返しの使用による気密低下の可能性がなく、安定して高速ジェットエアを供給することができる。
また、請求項2に記載のエアシャワー装置では、送風ユニットと吹出ユニットのそれぞれに移動手段(例えば、キャスター)を設けているので、分離して一台当たりを軽量化して容易に運搬することができる。なお、このように吹出ユニットに移動手段(例えば、キャスター)が設けられている場合であっても、吹出ユニットを送風ユニットの上に載置した際に、吹出ユニットの移動手段(キャスター)が送風ユニット上部(例えば、プレナム部)に収納するような構成とすればよい。
また、請求項3に記載のエアシャワー装置では、吹出ユニットの空気吹出口が設けられた前面を床面に直接設置したので、空気吹出口を低い位置にも設置することができ、作業者の足下まで高速ジェットエアを吹き付けることができる。そのため、例えばアスベスト粉塵、ダイオキシン類汚染物の粉塵等の有害粉塵を作業者の足下からも除去することができるとともに、落下した有害粉塵が体に再付着等して再汚染される危険性を低減することができる。
また、エアシャワー装置は、請求項4に記載の通り、吹出ユニットから延出する可撓性ダクトを備えているので、可撓性ダクトの先端に配置されている空気吹出口(例えば、パンカールーバー)の吹出方向に傾きをつけて足下方向へ向けた場合には、作業者の足下とエアシャワー装置との間に空気が届かないデッドスペースがなく、作業者の体全体に清浄空気を吹き付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明のエアシャワー装置の好適な実施の形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態におけるエアシャワー装置の構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態におけるエアシャワー装置の正面図(図1(a))及び側面図(図1(b))であり、図2は、図1に示すエアシャワー装置の分解正面図(図2(a))及び分解側面図(図2(b))である。
本発明の第1実施形態に係るエアシャワー装置1は、図1及び図2に示すように、吹出ユニット10と、送風ユニット20とから構成され、送風ユニット20の上に吹出ユニット10が載置され、これらの吹出ユニット10と送風ユニット20は、キャッチクリップ(連結手段)30により連結して組み立てられている。
吹出ユニット10は、ケーシング15で構成された空気圧力室13と、空気圧力室13の前面に設けられ、吹出ユニット10から外方に空気を吹き出すための複数のパンカールーバー(空気吹出口)11とを備えている。また、吹出ユニット10の底面には、ケーシング15により構成される開口(図示せず)を有する。なお、本実施形態では、パンカールーバー11は、吹出ユニット10の前面に、3、2、3個の3列、計8個設けられている。
また、吹出ユニット10は、移動、組立等に利用するために、その底面に4つのキャスター(移動手段)12と、各側面にそれぞれ2つのトランク取手14とを更に備えている。なお、キャスター12及びトランク取手14の数はこれらに限らず、適宜設定されてもよい。
送風ユニット20は、高性能フィルタ22と、ファン23と、差圧計25a、ON/OFFスイッチ25b及びインバータ25を含む制御ボックス26とをケーシング28内に内蔵している。また、送風ユニット20は、その一側面にプレフィルタ21を備え、このプレフィルタ21及び高性能フィルタ22を介して取り込まれた空気をファン23により送風する構成である。
また、送風ユニット20は、ファン23の上部であって、制御ボックス26の側部に、プレナム部27を有するとともに、このプレナム部27の上部に、上述の吹出ユニット10の開口に対応する図示しない開口を有する。これにより、ファン23から吹き出す空気は、プレナム部27及び開口を介して、上部に載置される吹出ユニット10の空気圧力室13に導かれる。なお、送風ユニット20も、移動用のキャスター(移動手段)24を備えている。
【0010】
次に、本実施形態のエアシャワー装置1の使用方法、移動方法を説明する。
本実施形態のエアシャワー装置1は、現場の出入口に設置される。そして、エアシャワー装置1は、ファン23を稼働して、送風ユニット20の側面に設けたプレフィルタ21を通して現場のアスベスト等の有害粉塵を含んだ汚染空気の粗いものを除去し、次に、高性能フィルタ22により高清浄化した清浄空気を、ファン23、プレナム部27、送風ユニット20及び吹出ユニット10の開口を通って吹出ユニット10の空気圧力室13に供給し、吹出ユニット10の8つのパンカールーバー11から高速ジェットエアを吹き出して、作業者に付着した有害粉塵を払い落とす。
そして、エアシャワー装置1を運搬移動する場合には、ファン23等がエアシャワー装置1の下方に配置されてその重心が低いため、送風ユニット20のキャスター24を利用してそのままの状態(図1に示す状態)で移動することも可能である。それとは異なり、エアシャワー装置1の分離組立が容易であるため、エアシャワー装置1の正面及び背面に設けたキャッチクリップ30を外して、吹出ユニット10と送風ユニット20とを分離して、それぞれのキャスター12、24を利用して別々に運搬してもよい。このような運搬方法であれば、各部材を軽量化することができ、取り扱いが容易であるというメリットを有する。そして、分離して運搬移動した後は、送風ユニット20の上に吹出ユニット10を載置して、送風ユニット20のプレナム部27に吹出ユニット10のキャスター12を収納して、キャッチクリップ30によりワンタッチで取り付け固定する。
本発明の第1実施形態におけるエアシャワー装置1では、吹出ユニット10のキャスター12を送風ユニット20のプレナム部27に収納するように構成したので、送風ユニット20にプレナム部27を設けているが、本発明では、この構成に限定されることなく、例えば、キャスター12を折り畳める構造として、吹出ユニット10の下面にキャスター12を収納するプレナム部を設けてもよい。同様に、送風ユニット20の下面にキャスター24を収納するプレナム部を設けてもよい。
以上のように、本発明の第1実施形態に係るエアシャワー装置1では、上述のような構成としたので、装置全体が軽量で設置場所が制約されないというだけでなく、分解組立を容易に行うこともできる。また、空気圧力室13をケーシング15により構成しているので、繰り返しの使用による気密低下の可能性がなく、安定して高速ジェットエアを供給することができる。
【0011】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態におけるエアシャワー装置の構成を説明する。図3は、本発明の第2実施形態におけるエアシャワー装置の正面図(図3(a))及び側面図(図3(b))であり、図4は、図3に示すエアシャワー装置の分解正面図(図4(a))及び分解側面図(図4(b))である。なお、本第2実施形態では、前述の第1実施形態との相違点を中心に説明することとし、同一の構成要素には同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
本発明の第1実施形態に係るエアシャワー装置2は、図3及び図4に示すように、吹出ユニット40と、送風ユニット20とから構成され、吹出ユニット40の背面下部から送風ユニット20を引き入れ、引き出すようにして、あるいは、送風ユニット20上に吹出ユニット40を載置するようにして、吹出ユニット40と送風ユニット20とを、キャッチクリップ(連結手段)30により連結して組み立てている。
吹出ユニット40は、第1実施形態のエアシャワー装置1の吹出ユニット10とは異なり、その前面に縦4個×2列の計8個のパンカールーバー(空気吹出口)41が設けられ、そのパンカールーバー41が設けられた前面は、送風ユニット20を介さず直接床面に設置されるものである。なお、吹出ユニット40の開口は、送風ユニット20の上面に設けられた開口に対応する位置に設けられている。
また、吹出ユニット40は、図3(a)及び図3(b)に示すように、2つの固定した移動用のキャスター(移動手段)45と、その背面側の所定の位置(図4(a)において紙面の奥方向においてキャスター45と重なる位置)に図示しない2つの折り畳み式キャスターとを備えている。この折り畳み式キャスターは、送風ユニット20を吹出ユニット40内に装着する際、ケーシング44内に折り畳まれるものである。
本第2実施形態のエアシャワー装置2では、このような構成を有するので、第1実施形態のエアシャワー装置1に比べ、パンカールーバー41をより低い位置にも設置することができ、作業者の足下まで高速ジェットエアを吹き付けることができる。そのため、例えばアスベスト粉塵、ダイオキシン類汚染物の粉塵等の有害粉塵を作業者の足下からも除去することができるとともに、落下した有害粉塵が体に再付着等して再汚染される危険性を低減することができる。
また、本第2実施形態のエアシャワー装置2では、このような構成を有するので、送風ユニット20を第1実施形態の送風ユニット20と共通の構造とすることができる。
【0012】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態におけるエアシャワー装置の構成を説明する。図5は、本発明の第3実施形態におけるエアシャワー装置の正面図(図5(a))及び側面図(図5(b))であり、図6は、図5に示すエアシャワー装置の分解正面図(図6(a))及び分解側面図(図6(b))である。なお、本第3実施形態では、前述の第1実施形態との相違点を中心に説明することとし、同一の構成要素には同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態に係るエアシャワー装置3は、図5及び図6に示すように、吹出ユニット50と、送風ユニット20とから構成され、送風ユニット20の上に吹出ユニット50が載置され、これらの吹出ユニット50と送風ユニット20は、キャッチクリップ(連結手段)30により連結して組み立てられている。
吹出ユニット50は、ケーシング55で構成された空気圧力室53と、空気圧力室53の前面に設けられ、吹出ユニット50から外方に空気を吹き出すための3個のパンカールーバー(空気吹出口)52と、空気圧力室53から上面側及び下面側にそれぞれ突出する3本及び2本の可撓性ダクト51とを備えている。また、これらの各可撓性ダクト51の先端には、空気圧力室53に直接設けられたパンカールーバー52と同様のパンカールーバー52が設置されている。
なお、吹出ユニット50は、移動、組立等に利用するために、その各側面にトランク取手54を備えている。
以上のように、本発明の第3実施形態に係るエアシャワー装置3では、吹出ユニット50から延出し、先端にパンカールーバー(空気吹出口)52を有する複数の可撓性ダクト51を備えているので、可撓性ダクト51の先端に配置されている空気吹出口52の吹出方向に傾きをつけて足下方向へ向けた場合には、作業者の足下とエアシャワー装置3との間に空気が届かないデッドスペースがなく、作業者の体全体に清浄空気を吹き付けることができる。
また、本第3実施形態のエアシャワー装置3においても、送風ユニット20を第1実施形態及び第2実施形態の送風ユニット20と共通の構造とすることができる。
【0013】
以上、本発明のエアシャワー装置1、2及び3を添付図面を参照して詳細に説明したが、本発明のエアシャワー装置は、上述の実施形態の構成に限定されない。例えば、各実施形態の吹出ユニット10、40、50、及び送風ユニット20の各構成要素は、同様の機能を有する他の構成要素に置換されてもよく、また、各実施形態のエアシャワー装置1、2、3に、その他の構成要素を追加してもよい。
また、上述の各実施形態では、空気吹出口であるパンカールーバーを8個設ける場合について説明したが、本発明では、空気吹出口の数はこれに限定されず、ファン能力と吹出風速とを考慮して適宜変更してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0014】
本発明のエアシャワー装置は、作業中に作業者の着衣や携帯品に付着する例えばアスベスト粉塵、ダイオキシン類汚染物の粉塵等の有害粉塵を除去するために主として用いるが、特段シャワー室を仕切って使用する必要のない場合に使用可能である点においても、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態におけるエアシャワー装置の正面図及び側面図
【図2】図1に示すエアシャワー装置の分解正面図及び分解側面図
【図3】本発明の第2実施形態におけるエアシャワー装置の正面図及び側面図
【図4】図3に示すエアシャワー装置の分解正面図及び分解側面図
【図5】本発明の第3実施形態におけるエアシャワー装置の正面図及び側面図
【図6】図5に示すエアシャワー装置の分解正面図及び分解側面図
【符号の説明】
【0016】
1、2、3 エアシャワー装置
10、40、50 吹出ユニット
11、41、52 パンカールーバー(空気吹出口)
12 キャスター(移動手段)
13、53 空気圧力室
20 送風ユニット
21 プレフィルタ
22 高性能フィルタ
23 ファン
24 キャスター(移動手段)
27 プレナム部
30 キャッチクリップ(連結手段)
45 キャスター(移動手段)
51 可撓性ダクト
【出願人】 【識別番号】000232760
【氏名又は名称】日本無機株式会社
【出願日】 平成18年7月31日(2006.7.31)
【代理人】 【識別番号】100087745
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 善廣

【識別番号】100098545
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 伸一

【識別番号】100106611
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 幸史


【公開番号】 特開2008−29997(P2008−29997A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−208861(P2006−208861)