Warning: copy(htaccessbak): failed to open stream: No such file or directory in /home/jtokkyo/public_html/header.php on line 10
廃棄物選別装置 - 特開2008−68197 | j-tokkyo
トップ :: B 処理操作 運輸 :: B07 固体相互の分離;仕分け

【発明の名称】 廃棄物選別装置
【発明者】 【氏名】井口 佳郎

【要約】 【課題】廃棄物を大きさや比重で自動選別する装置を提供する。

【構成】廃棄物選別施設において、廃棄物を移送するベルトコンベア1のベルト2の中央部を両端部分より下方に突出させて断面半円形状にすると共に、このベルトコンベア1の上に、所定間隔離間して廃棄物選別用ロール4を取付ける。この廃棄物選別用ロール4の回転軸9を、ベルト2の進行方向と平行に配置し、当該廃棄物選別用ロール4に、コイルバネ等の弾性部材10の基端部を取付け、当該弾性部材10の先端部に廃棄物選別用杆11を取付ける。さらに、廃棄物選別用杆11の先端とベルト2との間隙をベルトコンベア1の上流側に取付けるものほど広くし、ベルトコンベア1の廃棄物排出側端部を凸曲面にする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃棄物を移送するベルトコンベアのベルトの中央部を両端部分より下方に突出させて断面半円形状にすると共に、
このベルトコンベアの上に、所定間隔離間して廃棄物選別用ロールを取付け、この廃棄物選別用ロールの回転軸を、ベルトの進行方向と平行に配置し、
当該廃棄物選別用ロールに、複数の弾性部材の基端部を取付け、
また、当該弾性部材の先端部に廃棄物選別用杆を、その先端とベルトコンベアのベルトとの間隙がベルトコンベアの上流側ほど広くなるよう取付け、
さらに、ベルトコンベアの廃棄物排出側端部を凸曲面にすることを特徴とする廃棄物選別装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、大きさや材質が異なる種々の廃棄物を自動選別する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
建設現場などからでる産業廃棄物は、木くず、瓦礫、ビニールシート等の大きさや材質の異なるものが混在しており、自動で選別するのは難しい。少なくも大きさや比重で選別すると、以後の細かな選別が容易である。
また、砂浜における流木などの廃棄物と砂を自動で選別する装置はなかった。
そこで、本発明者の発明(特許文献1)になる装置を使用して廃棄物の選別をしてみたが、木くずや石だけでなく種々の材質のものが混合しているので、うまく選別できなかった。
【特許文献1】特許第3526299号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は上記欠点を解消して、廃棄物の選別を自動で行う装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために本発明は、
廃棄物を移送するベルトコンベアのベルトの中央部を両端部分より下方に突出させて断面半円形状にすると共に、
このベルトコンベアの上に、所定間隔離間して廃棄物選別用ロールを取付け、この廃棄物選別用ロールの回転軸を、ベルトの進行方向と平行に配置し
当該廃棄物選別用ロールに、複数の弾性部材の基端部を取付け、
また、当該弾性部材の先端部に廃棄物選別用杆を、その先端とベルトコンベアのベルトとの間隙がベルトコンベアの上流側ほど広くなるよう取付け、
さらに、ベルトコンベアの廃棄物排出側端部を凸曲面にすることを特徴とする。
【0005】
廃棄物選別用杆の先端とベルトコンベアのベルトとの間隙より径の小さな廃棄物は、この間隙をすり抜けて、ベルトコンベア外に出ることはない。一方、廃棄物選別用杆の先端とベルトコンベアのベルトとの間隙より径の大きな廃棄物は、この間隙をすり抜けられず、廃棄物選別用杆に接触する。
この接触した廃棄物は、所定の重量より重いと、弾性部材が折曲して、ベルト状に落下しベルトコンベア外に出ることはない。廃棄物の重量が所定以下のものに限り、廃棄物選別用杆によりベルトコンベア外に掃出される。
【発明の効果】
【0006】
これを要するに、本発明は、廃棄物を移送するベルトコンベアのベルトの中央部を両端部分より下方に突出させて断面半円形状にすると共に、このベルトコンベアの上に、所定間隔離間して廃棄物選別用ロールを取付け、この廃棄物選別用ロールの回転軸を、ベルトの進行方向と平行に配置し、当該廃棄物選別用ロールに、複数の弾性部材の基端部を取付け、当該弾性部材の先端部に廃棄物選別用杆を取付け、廃棄物選別用杆の先端とベルトコンベアのベルトとの間隙をベルトコンベアの上流側に取付けるものほど広くする。
よって、大きさ、材質の異なるものが混在した廃棄物を、大きさにより連続して選別できると同時に、弾性部材の弾性率を適宜変えて重さによる選別も行うことができる。
さらに、ベルトコンベアの廃棄物排出側端部を凸曲面にしたので、シート状の廃棄物などを、ベルトコンベアの端に引っ掛けることなく円滑にベルトの外に掃出できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の廃棄物選別装置の側面図であり、廃棄物の運搬が分かり易いよう、ベルトは底面のみを記載した。図2は、モータ及び動力伝達機構を省略した廃棄物選別用装置の正面図である。
【0008】
1はベルトコンベアであり、ベルト2は、中央部分を両端部分より下方に突出するように湾曲させて、断面半円形状にする(図2参照)。さらに、ベルトコンベア1の廃棄物排出側端部14を凸曲面にする
3は一対の廃棄物選別用ロール取付台であり、ベルトコンベア1上を跨ぐようにそれぞれ載置する。
4は廃棄物選別用ロールであり、前記廃棄物選別用ロール取付台3,3間に回転自在に軸支するものである。
さらに、この廃棄物選別用ロール4の外周に、放射状に複数本のコイルバネ10を分散して配置する。そして、このコイルバネ10の先端部に廃棄物選別用杆11を固定する。
この廃棄物選別用杆11の先端部は、円柱形等であってもよいが、廃棄物を掃出し易いようボートのオール状や熊手状にしてもよい。また、適宜コイルバネ10に対し折曲して取り付けてもよい。
7はモータであり、動力伝達用ベルト8を介して前記廃棄物選別用ロール4の中心に固定した回転軸9に動力を伝達する。
【0009】
前記コイルバネ10は、隣接するコイルバネ10との間隙を考慮した上で位置を調節して適宜固定する。
廃棄物選別用杆11は、その先端とベルト2との間隙dを所定の寸法になるようにしてコイルバネ10に固定する。廃棄物選別用杆11の固定は、このコイルバネ10と一体にするか、コイルバネ10の先端部に連結筒5を介して着脱自在にする(図8)。
着脱自在の場合は、廃棄物選別用杆11に廃棄物が絡まって取れなくなった場合や、廃棄物選別用杆11が摩耗して短くなった場合でも、廃棄物選別用杆11を取り外し、廃棄物を取除いたり、廃棄物選別用杆11を交換したりするだけでよい。
なお、6は、コイルバネ10を廃棄物選別用杆11に固定するためのスクリュボルトである。
【0010】
さらに、廃棄物選別用杆11の先端とベルト2との間隙dは、ベルトコンベア1の下流側ほど狭くする(図9)。すなわち、下流側ほど長い廃棄物選別用杆11を固定する。
また、前記廃棄物選別用杆11の先端とベルト2との間隙dが同じであれば、コイルバネ10は、ベルトコンベア1の上流側に取付けるものほど弾性率を小にする。
【0011】
この廃棄物選別装置の廃棄物の選別(大きさ及び比重による選別)は、以下のとおりである。
先ず、ベルトコンベア1で搬送されてきた廃棄物15が、廃棄物選別用ロール4の下に移動すると、廃棄物選別用杆11とベルト2との間隙dより径が大である廃棄物151H,151Lは、廃棄物選別用杆11と接触し、廃棄物選別用杆11の回転に伴い上方へと搬送される。この搬送中に、重いもの151H(その重さにコイルバネ10が耐えられず折曲するもの)はコイルバネ10が折曲して(図6)掃出されず、そのままベルト2上を移動する。軽いもの151L(その重さにコイルバネ10が耐えて折曲しないもの)は、廃棄物選別用杆11と接触したまま搬送されてベルト2外へ掃出される(図5)。
上記間隙dより径が小である廃棄物152は、廃棄物選別用杆11と接触しないか、一旦接触しても廃棄物選別用杆11が回転する途中で、間隙dより落下し、いずれも掃出されることなくベルト2上を移動する(図7)。
廃棄物選別用杆11とベルト2との間隙dを上流側ほど広くすると、廃棄物は径の大きいものより順次掃出される。
さらに、コイルバネ10の弾性率を、間隙dが同じであれば、上流側ほど小にすると、軽い(比重の小)ものから順に掃出される。
よって、上流側ほど大きくて比重が小のものが排出される。
廃棄物選別用杆11の先端とベルト2との間隙dを、最終的に略0にすると、微小な廃棄物まで円滑に選別できる。
掃出した(選別した)廃棄物151Lは、ベルトコンベア1に併設された排出用ベルトコンベアで所定の容器(図示せず)に向け搬送する。
【0012】
なお、前記実施形態では、廃棄物選別用杆11を、コイルバネ10の先端部に取付けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、所定の弾性率を有する弾性部材の先端部に取付ければよく、板バネや棒状のゴム等の先端部に取付けてもよい。また、廃棄物選別用杆11と弾性部材を同じ部材で一体に形成してもよい。
さらに、廃棄物選別用杆11とコイルバネ10は、間隙d、弾性率を同じものを一列配列したのでは、一度廃棄物15を掃出し損なうと以後そのまま掃出されないおそれがあるので、図4のように複数列設けるとよい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】廃棄物選別用装置の側面図である。
【図2】廃棄物選別用装置の正面図であり、モータのない側から見たものである。
【図3】廃棄物選別用杆と弾性部材との接続状態を示す概略図である。
【図4】廃棄物選別用ロールの展開図である。
【図5】廃棄物選別用杆にて所定の大きさの廃棄物を除去する作用を説明するための図である。
【図6】廃棄物選別用杆が重い廃棄物を除去しないという作用を説明するための図である。
【図7】廃棄物選別用杆が所定より小さい廃棄物を除去しないという作用を説明するための図である。
【図8】廃棄物選別用杆とコイルばねとの連結状態を示す図である。
【図9】廃棄物選別用杆とベルトとの配置を説明するための図である。
【符号の説明】
【0014】
1 ベルトコンベア
2 ベルト
4 廃棄物選別用ロール
9 回転軸
10 コイルバネ
11 廃棄物選別用杆
15 廃棄物
【出願人】 【識別番号】502046098
【氏名又は名称】井口 佳郎
【出願日】 平成18年9月14日(2006.9.14)
【代理人】 【識別番号】100077779
【弁理士】
【氏名又は名称】牧 哲郎

【識別番号】100078260
【弁理士】
【氏名又は名称】牧 レイ子

【識別番号】100086450
【弁理士】
【氏名又は名称】菊谷 公男


【公開番号】 特開2008−68197(P2008−68197A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−248883(P2006−248883)