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【発明の名称】 回転選別装置
【発明者】 【氏名】山本 洋三

【要約】 【課題】水分を含んで湿っている被選別原料であっても、篩い選別を行う前に十分に乾燥させて篩い選別を行う際の透孔の目詰まりを防止させて効率よく篩い選別ができるようにさせると共に、微粉末を十分に浮遊させることで効率よく浮遊微粉末の回収ができる回転選別装置の提供。

【構成】投入口10から投入した被選別原料を排出口11に向けて移動させながら攪拌させると共に、引き続き連続して篩い選別させるように形成され、回転円筒体1は、投入口から途中までの間の周壁が内面に持ち上げ板が突設された閉塞周壁1aで形成されると共に、この閉塞周壁の終端から排出口までの間の周壁が多数の透孔12が形成された篩い目周壁1bで形成され、回転円筒体の内部空気を吸引して浮遊微粉末を回収するための微粉末吸入装置5を備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端に投入口が開口され、他端に排出口が開口された回転円筒体を備え、前記投入口から投入した被選別原料を排出口に向けて移動させながら攪拌させると共に、引き続き連続して篩い選別させるようにした回転選別装置であって、
前記回転円筒体は、投入口から途中までの間の周壁が内面に持ち上げ板が突設された閉塞周壁で形成されると共に、この閉塞周壁の終端から排出口までの間の周壁が多数の透孔が形成された篩い目周壁で形成され、
かつ回転円筒体の内部空気を吸引して浮遊微粉末を回収するための微粉末吸入装置を備えていることを特徴とする回転選別装置。
【請求項2】
請求項1記載の回転選別装置において、前記回転円筒体の内部に風を送り込むための送風装置が設けられている回転選別装置。
【請求項3】
請求項2記載の回転選別装置において、前記送風装置には、回転円筒体の内部に送風する風を加熱するための加熱装置が設けられている回転選別装置。
【請求項4】
請求項2又は3記載の回転選別装置において、送風装置は前記回転円筒体の内部に投入口から排出口に向けて風を送り込むように形成され、前記微粉末吸入装置は閉塞周壁の終端部に吸入口が形成されている回転選別装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、砕石、砕砂、コンクリート廃骨材、泥、土砂、廃棄混合骨材、高炉スラグ骨材等の単体又は混合物、それに戻り生コンクートに微粉末又は/及び骨材を混合させた戻り生コン混合骨材を被選別原料とし、これらの被選別原料を所定サイズ以上のオーバサイズ骨材と、所定サイズ以下のアンダーサイズ骨材とに分級すると共に、微粉末を回収するために用いる回転選別装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、砕石や粉体の選別に用いられる回転選別装置(トロンメル)は、回転円筒体内に投入口から投入した被選別原料を排出口に向けて移動させながら、回転円筒体の周壁に形成された透孔を篩い目としてアンダーサイズ骨材とオーバサイズ骨材に篩い選別するように形成されている(特許文献1参照)。
【0003】
又、従来、被選別原料に含有されている微粉末や軽量物を回収するように形成された回転選別装置が知られている(特許文献2参照)。
この回転選別装置は、回転円筒体の排出口に吸引ダクトの先端を挿入し、その先端に取り付けた吸引ノズルによって微粉末や軽量物を吸引し、回収するように形成されている。
【特許文献1】 特開2006−167588号公報
【特許文献2】 特開平8−309284号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の回転選別装置は、回転円筒体の周壁が、投入口から排出口まで全長に亘って透孔が形成された篩い目周壁に形成されている。
このように回転円筒体が全長に亘って篩い目周壁に形成されていると、被選別原料を投入口から投入した当初から透孔に目詰まりが始まることになるし、特に、被選別原料が水分を含んで湿っている場合(含水率2%程度以上)には全体的に目詰まりが激しく、選別効率が著しく低下して作業能率を向上できないという問題があった。
【0005】
又、被選別原料が湿っていると、微粉末が原料骨材や回転円筒体に付着し、回転円筒体内で浮遊できないため、吸引装置を備えたとしても、その能力を十分に発揮できず、微粉末の回収効率が低いという問題があった。
【0006】
又、回転円筒体が全長に亘って篩い目周壁に形成されていると、浮遊微粉末が透孔を通して回転円筒体の外部に飛散し、このため回転円筒体の全体を覆うカバーを設ける必要が生じるなど、装置が複雑かつ大掛かりになるという問題があった。
【0007】
本発明は、回転円筒体内において被選別原料を攪拌させると共に、風を当てることにより被選別原料を乾燥させ、この乾燥させた被選別原料を引き続き連続して篩い選別を行うことができるようにする。
特に、水分を含んで湿っている被選別原料であっても、篩い選別を行う前に十分に乾燥させて篩い選別を行う際の透孔の目詰まりを防止させて効率よく篩い選別ができるようにさせると共に、微粉末を十分に浮遊させることで効率よく浮遊微粉末の回収ができるようにした回転選別装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明(請求項1)の回転選別装置は、
一端に投入口が開口され、他端に排出口が開口された回転円筒体を備え、前記投入口から投入した被選別原料を排出口に向けて移動させながら攪拌させると共に、引き続き連続して篩い選別させるようにした回転選別装置であって、
前記回転円筒体は、投入口から途中までの間の周壁が内面に持ち上げ板が突設された閉塞周壁で形成されると共に、この閉塞周壁の終端から排出口までの間の周壁が多数の透孔が形成された篩い目周壁で形成され、
かつ回転円筒体の内部空気を吸引して浮遊微粉末を回収するための微粉末吸入装置を備えている構成とした。
【0009】
又、本発明(請求項2)の回転選別装置は、
前記回転円筒体の内部に風を送り込むための送風装置が設けられている構成とした。
【0010】
又、本発明(請求項3)の回転選別装置は、
請求項2記載の回転選別装置において、前記送風装置には、回転円筒体の内部に送風する風を加熱するための加熱装置が設けられている構成とした。
【0011】
又、本発明(請求項4)の回転選別装置は、
請求項2又は3記載の回転選別装置において、送風装置は前記回転円筒体の内部に投入口から排出口に向けて風を送り込むように形成され、前記微粉末吸入装置は閉塞周壁の終端部に吸入口が形成されている構成とした。
【発明の効果】
【0012】
本発明(請求項1)の回転選別装置は、回転円筒体の投入口から途中までの間に形成した閉塞周壁では篩い選別は行なわれず、この閉塞周壁の内部では回転円筒体の回転により被選別原料を攪拌させると共に、微粉末吸入装置により内部空気を吸引させることに伴う風によって被選別原料を乾燥させることができる。
このようにして閉塞周壁内で攪拌され、乾燥された被選別原料は引き続き連続して篩い目周壁の内部に移行し、ここで透孔を篩い目としてアンダーサイズ骨材とオーバサイズ骨材に篩い選別されるものである。
【0013】
この場合、前記閉塞周壁の内面に持ち上げ板が突設されているため、回転円筒体の回転に伴い持ち上げ板により被選別原料を持ち上げて落下させるという攪拌を繰り返すことができ、被選別原料を効果的に乾燥させることができる。
又、被選別原料に対し、閉塞周壁内で持ち上げて落下させるという攪拌を行いながら微粉末吸入装置の吸引による風を当てることができるため、効率よく乾燥させることができるし、微粉末を効率よく浮遊させることができる。
【0014】
上記のように、被選別原料は閉塞周壁内を通過することで乾燥されるため、透孔に目詰まりが生じるのを防止させることができ、効率よく篩い選別することができる。
又、被選別原料に含まれている微粉末は、被選別原料を前記閉塞周壁内で攪拌し、乾燥させることに伴い閉塞周壁内で浮遊させることができるため、この浮遊微粉末を微粉末吸入装置によって効率よく回収することができる。
【0015】
又、送風装置を設けると(請求項2)、前記閉塞周壁内で攪拌されている被選別原料に対し、微粉末吸入装置の吸引に伴う風に加えて、この送風装置からの風を当てることができ、より効果的に被選別原料を乾燥させることができる。
この送風装置は、被選別原料が湿っている場合に使用するのが効果的であり、被選別原料が当初から乾燥しているような場合等には、必ずしも使用する必要はなく、被選別原料の乾燥状態等を勘案しながら使用の必要性を判断する。
【0016】
なお、送風装置に加熱装置を設けると(請求項3)、回転円筒体の内部に送風する風を加熱して熱風を送風することができ、乾燥効率を向上させることができる。
【0017】
又、送風装置を投入口から排出口に向けて風を送り込むように形成させ、かつ微粉末吸入装置の吸入口を閉塞周壁の終端部に設けると(請求項4)、浮遊微粉末を閉塞周壁の終端部においてほぼ回収し、閉塞周壁内から篩い目周壁内への微粉末の移行を阻止できるため、篩い目周壁の透孔を通して外部に飛散する微粉末を減少することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1は本発明に係る回転選別装置の実施例を示す切欠側面図、図2及び図3はこの回転選別装置の回転円筒体を示す断面図で、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図である。
【0019】
図において、1は回転円筒体で、一端(図1では左端)に投入口10が開口され、他端(図1では右端)に排出口11が開口され、投入口10から途中までの間の周壁が閉塞周壁1aで形成されると共に、この閉塞周壁1aの終端から排出口11までの間の周壁が多数の透孔12が形成された篩い目周壁1bで形成されている。
【0020】
実施例では、前記閉塞周壁1aの長さは回転円筒体1の全長の約85%とし、前記篩い目周壁1bの長さは回転円筒体1の全長の約15%としているが、これに限定されることはない。
ただ、閉塞周壁1a内での被選別原料に対する乾燥を十分に行わせるためには、閉塞周壁1aの長さを回転円筒体1の全長の約50%以上に形成するのが好ましい。
なお、篩い目周壁1bは、多数のメッシュ透孔を有する網体で形成してもよいし、多数の小透孔が形成されたパンチング板で形成してもよい。
【0021】
前記回転円筒体1は機台フレーム2に回転可能に支持されている。
その回転駆動構造は、閉塞周壁1aの両端部外周に突設した環状レール13の下部を機台フレーム2に設けた2個のローラ20により回転自在に支持させると共に、閉塞周壁1aの外周に設けたプーリ14と電動モータ3のプーリ30の間にベルト31を掛け回すことで(スプロケット間にチェーンを掛け回してもよい)、前記電動モータ3により回転円筒体1を回転させるようになっている。
【0022】
又、前記閉塞周壁1aの内面には、投入口10部分に螺旋板15が取り付けられ、投入口10から回転円筒体1の内部に投入された被選別原料を回転円筒体1の回転により排出口11に向けて移送させるようになっている。
前記被選別原料は、投入シュート16により投入口10を通して回転円筒体1の内部に投入される。
【0023】
前記螺旋板15は、必ずしも必要でなく、螺旋板15がなくても被選別原料が投入口10から連続して供給されることに伴い前方へ押されることで排出口11に向けて移送させることができる。
このように、螺旋板15省略することにより、回転円筒体1の回転方向を、右回り又は左回りのどちらにもすることができる。
又、回転円筒体1は、水平に設けてもよいし、排出口11に向けて若干の下り傾斜で設けてもよい。
【0024】
又、前記閉塞周壁1aの内面には、前記螺旋板15の終端部分から排出口11に向けて延長するように複数本(実施例では8本)の持ち上げ板17が等間隔で突設され、閉塞周壁1a内を移行している被選別原料を回転円筒体1の回転により持ち上げて落下させるという攪拌を繰り返させるようになっている。
これにより、結合した骨材同士を分離させたり、骨材から微粉末を分離させたりするなど、被選別原料の各骨材や微粉末をバラバラに分離させ、後述する送風装置4や微粉末吸入装置5による風の当りを良好にさせて乾燥効率を向上させ、かつ被選別原料に含まれている微粉末を効率よく浮遊させることができる。
【0025】
なお、図2で示した持ち上げ板17は、断面略L字状に形成しているが、図4や図5や図6に示すように、断面略T字状や断面略H字状や断面略Y字状に形成してもよい。
このように持ち上げ板17を断面略L字状や断面略T字状や断面略H字状や断面略Y字状に形成すると、回転円筒体1の回転により被選別原料を回転円筒体1内で上方まで持ち上げて、高所から落すことができ、被選別原料を十分に攪拌することができる。
【0026】
又、回転円筒体1の内部には、落下衝突部材6が支持腕60によって取り付けられている。
この落下衝突部材6は、回転円筒体1の軸方向に長い数本(実施例では16本)の棒材61が円形枠62に取り付けられて籠状に形成されている。
この落下衝突部材6を回転円筒体1の内部に取り付けると、回転円筒体1の内部で掻き上げられた被選別原料が落下する際に衝突し、その衝撃によって、被選別原料の分離を促進させることができる。
【0027】
落下衝突部材6としては、実施例のように数本の棒材61を用いたものに限らず、例えば、網材によって籠状に形成したもの、或いは単に棒材や板材や管材を回転円筒体1の内部空間に取り付けたもの等でもよく、要は、被選別原料が落下する際に衝突し、その衝撃によって被選別原料を分離させることができる部材であればよい。なお、この落下衝突部材6は必ずしも必要でない。
【0028】
前記篩い目周壁1bは、閉塞周壁1aを通過した被選別原料を、透孔12を篩い目としてアンダーサイズ骨材とオーバサイズ骨材に篩い選別するためのもので、アンダーサイズ骨材は透孔12を通過して排出シュート18により回収され、オーバサイズ骨材は排出口11から排出されて排出シュート19により回収されるようになっている。
【0029】
この回転選別装置には、回転円筒体1の内部に風を送り込むための送風装置4が設けられている。
この送風装置4は、ブロア40から延長したダクト41の先端に吹き出し口42が形成され、この吹き出し口42を投入口10から回転円筒体1の内部に臨ませることにより、投入口10から排出口11に向けて送風するようになっている。
又、送風装置4のダクト41の途中には、ブロア40からの風を加熱するための加熱装置43が設けられており、この加熱装置43により熱風を回転円筒体1の内部に送風することができ、乾燥効率を向上させることができる。
なお、加熱装置43の加熱手段としては、ガス燃焼装置や電気ヒータ等を用いることができる。
【0030】
又、この回転選別装置には、前記閉塞周壁1aの内部で攪拌されている被選別原料に対し、回転円筒体1の内部空気を吸引することに伴い発生する風を当てると共に、回転円筒体1の内部を浮遊している微粉末を回収するための微粉末吸入装置5が設けられている。
実施例の微粉末吸入装置5は、回転円筒体1とは別体に固定されたもので、図示省略した集塵機に接続した吸引管50が排出口11から回転円筒体1の内部に挿入され、この吸引管50の先端に設けた吸入口51が閉塞周壁1aの終端部において投入口10に向けて開口している。
【0031】
前記吸入口51には、回転円筒体1の内部を移行する被選別原料(骨材)と干渉せず、閉塞周壁1a内の微粉末が篩い目周壁1bへ移行するのをできるだけ阻止するための邪魔板52が取り付けられている。
また、この邪魔板52には、その外周から内向き斜め方向に傾斜板53が取り付けられ、この傾斜板53と邪魔板52とで囲まれた上部空間に前記吸入口51が開口している。
なお、前記邪魔板52の外周に、回転円筒体1の内周面に接するようにゴム等によるシール部材を取り付けることで、微粉末が閉塞周壁1a内から篩い目周壁1b内へ移行するのを効果的に阻止することができる。
【0032】
従って、回転円筒体1を回転させて投入口10から被選別原料を回転円筒体1の内部に投入させると、被選別原料は閉塞周壁1a内において螺旋板15により排出方向に移送されながら、引き続き閉塞周壁1a内において持ち上げ板17と落下衝突部材6より攪拌が繰り返される。
このような攪拌状態において被選別原料は、微粉末吸入装置5による空気の吸引に伴う風を受けることによって乾燥されるもので、ここでは被選別原料の篩い選別は行なわれない。
【0033】
なお、被選別原料が湿っているような場合など、必要に応じて送風装置4を作動させ、この送風装置4からの風を攪拌中の被選別原料に当てることにより乾燥を促進させることができる。
この場合、送風する風を加熱装置43により加熱させると、被選別原料に熱風を当てることができ、より一層の乾燥促進ができる。
【0034】
前記閉塞周壁1a内で攪拌されながら風を受けることで乾燥された被選別原料は、引き続き連続して篩い目周壁1bの内部に移行し、ここで透孔12を篩い目としてアンダーサイズ骨材とオーバサイズ骨材に篩い選別されるものである。
この篩い目周壁1bに移行した被選別原料は、上記したように前記閉塞周壁1a内を通過する間に風を受けて乾燥しているため、被選別原料が分離して骨材や微粉末がサラサラの状態になり、透孔12に目詰まりが生じるのを防止させることができる。
【0035】
又、被選別原料に含まれている微粉末は、被選別原料を前記閉塞周壁1a内で攪拌し、乾燥させることに伴い閉塞周壁1a内で浮遊させることができ、この浮遊微粉末は微粉末吸入装置5の吸入口51から吸引され、吸引管50を経て集塵機に回収される。
【0036】
特に、この実施例では、微粉末吸入装置の吸入口が閉塞周壁の終端部に形成されているため、閉塞周壁1a内で浮遊する微粉末は、前記微粉末吸入装置の吸引に伴う風に乗って排出口11の方向に移行し、閉塞周壁1aの終端部において吸入口51に吸引され、効率よく微粉末を回収することができる。
又、送風装置4を使用した場合、この送風装置4が投入口10から排出口11に向けて風を送り込むように形成されているため、その送風に微粉末を乗せて排出口11の方向に移行させることができ、微粉末吸入装置5による回収を、より効率的に行うことができる。
【0037】
又、閉塞周壁1a内で浮遊する微粉末は、閉塞周壁1aの終端部において邪魔板52により篩い目周壁1bへの移行が阻止されるもので、その移行が阻止された微粉末は、傾斜板53に沿って内向きに誘導され、傾斜板53の先端を回り込むようにして吸入口51に吸引される。
このように、浮遊する微粉末を閉塞周壁1aの終端部においてほぼ回収し、閉塞周壁1a内から篩い目周壁1b内への微粉末の移行を阻止することができる。
なお、被選別原料から分離し浮遊した微粉末のうち、その殆どは微粉末吸入装置5によって回収されるが、篩い目周壁1bの内部に移行し、外部に飛散する微粉末もあり、このような微粉末については、例えば、篩い目周壁1bの外部に集塵カバーを取り付け、この集塵カバー内の微粉末を集塵機で回収させるようにしてもよい。
【0038】
図7は微粉末吸入装置の吸入口の他例を示す断面図である。
この実施例では、閉塞周壁1aの終端部において、この閉塞周壁1aの内面に腕材54を介して円板による邪魔板55を取り付け、この邪魔板55の中夬に吸入口51が開口されている。
この場合、邪魔板55及び吸入口51は、回転円筒体1の回転と共に回転するため、吸引管に回転連結部(ロータリジョイント)を設けるようにしている。
なお、この図7において、持ち上げ板17は断面略く字状に形成されている。
【0039】
本発明において、送風装置を排出口から投入口に向けて風を送り込むように形成することができるし、また、微粉末吸入装置の吸入口を回転円筒体の任意位置に設けることができる。
【0040】
又、本発明の回転選別装置で処理する被選別原料としては、砕石、砕砂、コンクリート廃骨材、泥、土砂、廃棄混合骨材、高炉スラグ骨材等の単体又は混合物のほか、戻り生コンクートに微粉末又は/及び骨材を混合させた戻り生コン混合骨材を対象とすることができる。
特に、前記した戻り生コン混合骨材の処理が可能になるため、戻り生コンクートの処理に際し、戻り生コンクートを水洗処理して骨材を取り出すようにした従来の湿式処理に比べ、その処理作業が極めて簡単になるし処理装置も簡単になる。
なお、本発明の回転選別装置は、湿った被選別原料に対し有効に適用できるが、既に乾燥している被選別原料に適用できるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】 本発明に係る回転選別装置の実施例を示す切欠側面図である。
【図2】 回転選別装置の回転円筒体を示す断面図で、図1のA−A断面図である。
【図3】 回転選別装置の回転円筒体を示す断面図で、図1のB−B断面図である。
【図4】 持ち上げ板の他例を示す回転円筒体の部分断面図である。
【図5】 持ち上げ板の他例を示す回転円筒体の部分断面図である。
【図6】 持ち上げ板の他例を示す回転円筒体の部分断面図である。
【図7】 微粉末吸入装置の吸入口の他例を示す断面図である。
【符号の説明】
【0042】
1 回転円筒体
1a 閉塞周壁
1b 篩い目周壁
10 投入口
11 排出口
12 透孔
13 環状レール
14 プーリ
15 螺旋板
16 投入シュート
17 持ち上げ板
18 排出シュート
19 排出シュート
2 機台フレーム
20 ローラ
3 電動モータ
30 プーリ
31 ベルト
4 送風装置
40 ブロア
41 ダクト
42 吹き出し口
43 加熱装置
5 微粉末吸入装置
50 吸引管
51 吸入口
52 邪魔板
53 傾斜板
54 腕材
55 邪魔板
6 落下衝突部材
60 支持腕
61 棒材
62 円形枠
【出願人】 【識別番号】591049871
【氏名又は名称】山本 洋三
【出願日】 平成18年9月8日(2006.9.8)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−62222(P2008−62222A)
【公開日】 平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願番号】 特願2006−275778(P2006−275778)