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分離装置 - 特開2008−29927 | j-tokkyo
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【発明の名称】 分離装置
【発明者】 【氏名】平森 親男

【要約】 【課題】

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
分離ケース内に投入された被処理物を、同分離ケース内で回転する破壊手段を備えた回転羽根によって破壊し、その破壊した被処理物における軽量の破片を、前記回転羽根により発生した気流により分離ケースに配設した排出口から外部に排出するようになっている分離装置であって、前記排出口に、前記気流により前記破片を比重別に仕分けするための仕分けカバーを、前記気流が略水平方向に流れるように突設しており、同仕分けカバーはその下方部を構成する仕分けプレートに所定の広さの開口をこの仕分けカバーの突設方向の少なくとも2箇所に形成してなる分離装置。
【請求項2】
前記仕分けプレートを、所定の幅のスリットを有するスノコ状部材よりなる通気部材で構成し、かつ前記スリットの長手方向を前記仕分けカバーの突設方向に向けて配設してなる請求項1に記載の分離装置。
【請求項3】
前記仕分けプレートの前記開口縁近傍を、開口の下方に向けて傾斜させてなる請求項1に記載の分離装置。
【請求項4】
前記仕分けプレートに形成する傾斜を、同仕分けプレートにおける前記仕分けカバーの基部側に遊端部が対向する側の方の傾斜範囲を広くし、かつその遊端部を、対向する通気部材の遊端部よりも下方に位置させてなる請求項3に記載の分離装置。
【請求項5】
前記開口を、仕分けカバーの突設方向に対し階段状に低くしながら配設してなる請求項1に記載の分離装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、スーパーマーケット等で販売されているパック食品を廃棄処分する際に用いられる分離装置に関し、より詳しくは、内容物と分離されて分離装置の外部に排出される包装部材の破片を、比重別に分別できるように構成した分離装置に関する。
【背景技術】
【0002】
分離装置の構造は、(例えば、特許文献1)のものがあって、この分離装置は、装置内に投入したパック食品の包装部材を破壊手段を備えた回転羽根によって破壊し、パック食品の内容物たる食べ物と、この食べ物を包装する包装部材とに分離した後、その破壊したパック食品の包装部材の破片を、回転羽根により発生した気流によって分離装置の排出口から外部に排出するようになっている。
【0003】
【特許文献1】特開2003−170117号公報(第1〜5頁、第1〜6図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この回転羽根により発生した気流によって分離装置外部に排出された破片の中には、パックの蓋を固定するステープラ針が付いているもの、またパックの蓋を止めていたゴムバンドが混ざっているため、分離装置による分離が完了した後、前記排出された破片の中からステープラ針が付いている破片、またゴムバンドを手作業によって取り除き、ポリエチレンテレフタレート、スチロール樹脂素材で形成されている所定の再利用に提供できる純然たる破片だけに分別していた。
【0005】
すなわち従来の分離装置では、パック食品の内容物たる食べ物と、この食べ物を包装する包装部材とに分離できるものの、分離装置内で食べ物と分離される際に破片となった包装部材を分離装置の外部に排出する際、包装部材を形成していた素材だけの純然たる破片と、ステープラ針が付いている破片やゴムバンドを分別できなかった。
【0006】
このため、近年のエコロジー化推進の要求に応えるため、ポリエチレンテレフタレート、スチロール樹脂素材で形成されている所定の再利用に提供できる純然たる破片を人手により仕分けしなければならず、手間が掛かっていた。
【0007】
本発明は、分離装置内で食べ物と分離される際に破片となった包装部材を分離装置の外部に排出する際、ポリエチレンテレフタレート、スチロール樹脂素材で形成された所定の再利用に提供できる包装部材の純然たる破片と、ステープラ針が付いている包装部材の破片やゴムバンドを仕分けできるよう構成した分離装置を提供できるようにした。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明に係る分離装置は、分離ケース内に投入された被処理物を、同分離ケース内で回転する破壊手段を備えた回転羽根によって破壊し、その破壊した被処理物における軽量の破片を、前記回転羽根により発生した気流により分離ケースに配設した排出口から外部に排出するようになっている分離装置であって、前記排出口に、前記気流により前記破片を比重別に仕分けするための仕分けカバーを、前記気流が略水平方向に流れるように突設しており、同仕分けカバーはその下方部を構成する仕分けプレートに所定の広さの開口をこの仕分けカバーの突設方向の少なくとも2箇所に形成したものとしてある。
【0009】
また前記仕分けプレートを、所定の幅のスリットを有するスノコ状部材よりなる通気部材で構成し、かつ前記スリットの長手方向を前記仕分けカバーの突設方向に向けて配設したものとしてある。
【0010】
さらに、前記仕分けプレートの前記開口縁近傍を、開口の下方に向けて傾斜させたものとしてある。
【0011】
また、前記仕分けプレートに形成する傾斜を、同仕分けプレートにおける前記仕分けカバーの基部側に遊端部が対向する側の方の傾斜範囲を広くし、かつその遊端部を、対向する通気部材の遊端部よりも下方に位置させたものとしてある。
【0012】
また前記開口を、仕分けカバーの突設方向に対し階段状に低くしながら配設したものとしてある。
【発明の効果】
【0013】
本発明の分離装置によれば、分離装置に備える分離ケースの排出口に、破片を比重別に仕分けする仕分けカバーが略水平方向に突設され、同仕分けカバーの下方部が仕分けプレートで構成され、かつ同仕分けプレートに所定の広さを有する開口が仕分けカバーの突設方向に少なくとも2箇所に形成されているので、廃棄処分となるパック食品は、分離ケース内で破壊手段を備えた回転羽根によってパック食品の包装部材が破壊されて、パック食品の内容物たる食べ物と、この食べ物を包装する包装部材の破片とに分離され、同破片が回転羽根により発生した気流によって分離ケースに配設した排出口からこの排出口に続いて配設された破片を比重別に仕分けする仕分けカバー内に排出される。
【0014】
また、仕分けカバーの下方部を構成する仕分けプレートを通気部材で構成してあるものでは、分離ケースの排出口から排気された気流が通気部材で構成される仕分けプレートの全域で大気中に放出されるため、仕分けカバー内が分離ケース内に比して非常に狭くなっているにもかかわらず仕分けカバー内での乱気流の発生も殆どなく、分離ケースの排出口から排気された気流はスムースに大気中に放出される。すなわち、仕分けプレートの全域を通気部材で構成することにより、狭い仕分けカバー内における乱気流を防止できる。
【0015】
そして、この分離ケースに配設した排出口から破片を比重別に仕分けする仕分けカバーに排出された破片は、同時に分離ケースに配設した排出口から排気された分離ケース内の回転羽根により発生した気流に乗って仕分けカバーの先端方向に向かって飛ばされ、その飛ばされている破片の中では、所定の再利用に提供できる包装部材の純然たる破片すなわちポリエチレンテレフタレート、スチロール樹脂素材で形成された破片の比重より、ステープラ針が付いている破片やゴムバンドの方の比重の方が大であるので、この重いステープラ針が付いている破片やゴムバンドは、仕分けカバー内に排出されるとすぐに落下しようとし、またこのとき仕分けカバーの下方部に配設した通気部材や開口から大気中に出ようとしている気流に乗って落下し、仕分けカバーの突設方向に少なくとも2箇所に形成している分離ケースの排出口に近傍の仕分けプレートに配設した開口に誘導されその開口から外部に放出される。
【0016】
また、ステープラ針が付いている破片やゴムバンドよりも比重の小さいポリエチレンテレフタレート、スチロール樹脂素材で形成された所定の再利用に提供できる包装部材の純然たる破片は、分離ケース内の回転羽根により発生した気流に乗って仕分けカバー内に排出されても落下しにくく、仕分けカバーの先端近傍の同仕分けカバーの下方部に配設した通気部材や開口から大気中に出ようとしている気流に乗って落下し、仕分けカバーの突設方向に少なくとも2箇所に形成している分離ケースの排出口から遠方の仕分けプレートに配設した開口に誘導されその開口から外部に放出される。
【0017】
そして、前述の分離ケースの排出口に近傍の通気部材に配設した開口や、分離ケースの排出口から遠方の通気部材に配設した開口の下方に容器体を配設しておくことにより、仕分けカバー内で仕分けされたポリエチレンテレフタレート、スチロール樹脂素材で形成された所定の再利用に提供できる包装部材の純然たる破片と、ステープラ針が付いている破片やゴムバンドをこれらの容器体に分別収容できる。
【0018】
したがって、本分離装置の仕分けカバーは、同仕分けカバーの下方部を通気部材で構成していることにより、仕分けカバー内が分離ケース内に比して非常に狭くなっているにもかかわらず、分離ケース内の回転羽根により発生した気流が仕分けカバー内に排気されてもその気流が仕分けカバーの下方部に配設した通気部材からスムースに大気中に放出されるため、仕分けカバー内に排気された気流による乱気流の発生によって破片が仕分けカバー内で乱れ飛ぶようなことが殆どないので、分離装置内で食べ物と分離される際に破片となった包装部材を、狭い仕分けカバー内において確実にポリエチレンテレフタレート、スチロール樹脂素材で形成された所定の再利用に提供できる包装部材の純然たる破片と、ステープラ針が付いている破片やゴムバンドを比重別に仕分けすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の分離装置を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る分離装置の一例を示す一部切欠き斜視図、図2は、図1の分離装置における仕分けカバー付近の一部拡大平面図である。
【0020】
分離装置1は、廃棄処分するパック食品を投入するための投入口3が分離ケース2の上方に配設され、また分離ケース2の内部には、破壊部材6を投入口3の下方に配設した羽根5が回転軸4に取り付けられており、この羽根5は駆動部8内に設けたモータ(図示は省略)で回転軸4が回転駆動されることによって適宜の速度で回転する。また、羽根5の回転とともに羽根5に配設する破壊部材6も回転する。
【0021】
そして、投入口3から投入されたパック食品(図示は省略)は、投入口3の下方に位置する羽根5とともに回転する破壊部材6によってパック食品の包装部材が破壊され、包装部材は適当な大きさの破片(図示は省略)となり、また包装部材の破壊によって内容物たる食べ物がパックの外部に放出され、この内容物たる食べ物は、駆動部8内に設けたモータで回転駆動される回転軸4に取り付けられた羽根5により、分離ケース2内で攪拌され、次第に細かくなって行き、そして分離ケース2内の下方に配設されている通孔9から分離ケース2外に排出されるようになっている。
また、本説明では、パック食品の内容物たる食べ物の処理過程、また処理部分の構造の詳しい説明は省略する。
【0022】
そして、分離ケース2の投入口3から投入されて、羽根5とともに回転する破壊部材6によって破壊されたパック食品の包装部材の破片は、包装用のステープラ針が付いている破片、包装部材の蓋を閉じておくためのゴムバンド、そしてステープラ針が付いていない所定の再利用に提供できる純然たる破片に分かれて、分離ケース2内で回転する羽根5によって発生する排出口10に向かう気流に乗って分離ケース2内を移動し、その排出口10から仕分けカバー11内に排出される。
【0023】
この排出口10から仕分けカバー11内に排出された破片においては、図3に示すように、包装用のステープラ針が付いている破片および包装部材の蓋を閉じておくためのゴムバンドが、仕分けカバー11内に排出されるとすぐに重力の影響を受けて落下しようとするとともに、このとき仕分けカバー11の下方部に配設した仕分けプレート12のスリット12bや開口14から仕分けカバー11外に出ようとする分離ケース2内で回転する羽根5によって発生した気流(図3中の矢印a)に乗って落下し、そして開口14に誘導されその開口14から仕分けカバー11外に放出される。
また、開口14を飛び越えてしまうような破片は、仕分けプレート13の傾斜部13bの坂によって開口14に誘導され、開口14から仕分けカバー11外に放出される。
【0024】
そして、ステープラ針が付いていないポリエチレンテレフタレート、スチロール樹脂素材で形成された所定の再利用に提供できる包装部材の純然たる破片は、仕分けカバー11内に排出されてもすぐには重力の影響を受けずに仕分けカバー11の先端方向に向かって飛び続け、仕分けプレート13のスリット13bや開口15から仕分けカバー11外に出ようとする分離ケース2内で回転する羽根5によって発生した気流(図3中の矢印b)に乗って落下し、そして開口15に誘導されその開口15から外部に放出される。
【0025】
前述の仕分けカバー11内に排気された気流が仕分けカバー11外に排気される際、その気流は、仕分けプレート12、13のスリット12b、13cよりも排気抵抗の少ない開口14、15から多く出ようとするので、気流とともに仕分けカバー11外に放出される破片も、気流の排気抵抗の少ない開口14、15に誘導され易くなっている。
【0026】
また、仕分けプレート12、13が所定の幅のスリット12b、13cを有する通気部材たるスノコ状部材で構成され、またスリット12b、13cの長手方向を仕分けカバー11の突設方向、すなわち排出口10から排気された気流の流れる方向に向けているので、仕分けプレート12、13上に落下した破片が気流によって仕分けプレート12、13上を滑ることができる。
【0027】
そして、破片の引っ掛かりが発生しないように構成できれば、仕分けプレートをパンチング部材などの通気部材で構成する場合もある。
図1中の符号7は回転軸4の軸受、12a、13aは仕分けプレート12、13の傾斜部である。
【0028】
また、図1では示していないが、仕分けカバー11の開口14、15の下方に容器体を配設しておくことで、仕分けカバー11内で仕分けされたポリエチレンテレフタレート、スチロール樹脂素材で形成された所定の再利用に提供できる包装部材の純然たる破片が開口15の下方の容器体に入り、また、ステープラ針が付いている破片やゴムバンドが開口14の下方の容器体に入る。
【0029】
図4、図5は、仕分けカバー11内に配設する仕分けプレートのバリエーションを示し、破片を3種の重さのものに仕分けをするものである。また、図5は各仕分けプレート12、13、16を仕分けカバー11の突設方向、すなわち排出口10から排気された気流の流れる方向に対し階段状に低くしながら配設したものである。
【0030】
なお図中の符号16は仕分けプレート、16a、16bは傾斜部、17は開口である。また、仕分けプレート16の平面図は省略しているが、図1で示す仕分けプレート13と同じ形態である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明に係る分離装置の一例を示す一部切欠き斜視図。
【図2】図1の分離装置における仕分けカバー付近の一部拡大平面図。
【図3】図1の分離装置における仕分けカバー付近の一部拡大断面図。
【図4】仕分けプレートの配設バリエーションを示す側面図。
【図5】仕分けプレートの配設バリエーションを示す側面図。
【符号の説明】
【0032】
1 分離装置
2 分離ケース
3 投入口
4 回転軸
5 羽根
6 破壊部材
7 軸受
8 駆動部
9 通孔
10 排出口
11 仕分けカバー
12 仕分けプレート
12a 傾斜部
12b スリット
13 仕分けプレート
13a 傾斜部
13b 傾斜部
13c スリット
14 開口
15 開口
16 仕分けプレート
16a 傾斜部
16b 傾斜部
17 開口
【出願人】 【識別番号】390027454
【氏名又は名称】協全商事株式会社
【出願日】 平成18年7月27日(2006.7.27)
【代理人】 【識別番号】100071238
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 恒久


【公開番号】 特開2008−29927(P2008−29927A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−204276(P2006−204276)