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【発明の名称】 静電粉体塗装装置
【発明者】 【氏名】海住 晴久

【氏名】堀田 研二

【要約】 【課題】被塗物Aのハンガー4の脱着作業を行うことなく、清掃する塗装ブース2内を、被塗物Aを移動させた状態のままで、塗装ブース2の清掃を可能にする。

【構成】被塗物Aをコンベア1に沿って移動させながら塗装ブース2内で静電塗装ガン6によって粉体塗料を吹き付ける静電粉体塗装装置において、塗装ブース2の内面の清掃を行う際に、塗装ブース2内を移動する被塗物Aと塗装ブース2の内壁との間に、清掃粉が塗装ブース内を移動する被塗物Aに付着しないように、移動する被塗物Aを囲む清掃粉付着防止フード7を設置し、被塗物Aをコンベア1によって移動させた状態のまま、塗装ブースの内壁の清掃を可能にした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被塗物をコンベアに沿って移動させながら塗装ブース内で静電塗装ガンによって粉体塗料を吹き付ける静電粉体塗装装置において、塗装ブースの内面の清掃を行う際に、塗装ブース内を移動する被塗物と塗装ブースの内壁との間に、清掃粉が塗装ブース内を移動する被塗物に付着しないように、移動する被塗物を囲む清掃粉付着防止フードを設置し、被塗物をコンベアによって移動させた状態のまま、塗装ブースの内壁の清掃を可能にしたことを特徴とする静電粉体塗装装置。
【請求項2】
コンベアに沿って塗装ブースを左右に2台設置し、この2台の塗装ブースの間に、左右の塗装ブース内に挿入可能な清掃粉付着防止フードを左右に移動可能に設置した請求項1記載の静電粉体塗装装置。
【請求項3】
上記清掃粉付着防止フードがトンネル型をしている請求項1又は2記載の静電粉体塗装装置。
【請求項4】
上記清掃粉付着防止フードを左右に2分割し、塗装ブースの入口側と出口側から塗装ブース内への挿入を可能にした請求項1〜3のいずれかに記載の静電粉体塗装装置。
【請求項5】
上記清掃粉付着防止フードが、蛇腹形状で、蛇腹を伸ばして塗装ブース内に挿入可能にした請求項1〜4のいずれかに記載の静電粉体塗装装置。
【請求項6】
上記清掃粉付着防止フードを、巻き取り式に設けた複数枚の横型のパネルによって形成し、パネルの巻き取りドラムを塗装ブースの天面に設けた請求項1又は2記載の静電粉体塗装装置。
【請求項7】
清掃粉付着防止フードの前後の壁面を、縦型の短冊状の複数枚のパネルによって構成し、この複数枚のパネルの収納庫を塗装ブースの外部に設け、収納庫から塗装ブース内に入るようにパネルの移動レールを設置し、この移動レールに沿ってパネルを移動させて清掃粉付着防止フードの前後の壁面を形成する請求項1又は2記載の静電粉体塗装装置。
【請求項8】
清掃粉付着防止フードの長さを、塗装ブースの長さよりも長く形成し、塗装ブース内に清掃粉付着防止フードを設置した状態で、清掃粉付着防止フードの両端が、塗装ブースの両端の外側に位置する請求項1〜7のいずれかに記載の静電粉体塗装装置。
【請求項9】
清掃粉付着防止フードの位置を固定し、塗装ブースを左右に移動可能として、塗装ブースを移動させて清掃粉付着防止フードに被せる請求項1記載の静電粉体塗装装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、被塗物をコンベアによって塗装ブース内を移動させた状態のまま、塗装ブースの内壁の清掃を可能にした静電粉体塗装装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
静電粉体塗装は、静電塗装ガンによって粉体塗料を被塗物に吹き付け、静電気によって粉体塗料を被塗物に付着させる塗装方法である。
この静電粉体塗装において、被塗物への粉体塗料の吹き付けは、粉体塗料の飛散を防止するために、通常、塗装ブース内で行われている。そして、静電粉体塗装を連続的に行う塗装ラインでは、被塗物はコンベアのハンガーに吊るされ、塗装ブース内を移動する被塗物に対して粉体塗料の吹き付けが行われている。
【0003】
この静電粉体塗装を行う塗装ラインには、図18〜20に示すように、循環するコンベア21に沿って、コンベア21のハンガー22に被塗物Aを吊るす被塗物着荷部23、前処理装置24、水切り乾燥炉25、塗装ブース26、焼付け乾燥炉27、自然・強制冷却部28、コンベア21のハンガー22から被塗物Aを外す被塗物脱荷部29が設けられている。
【0004】
被塗物Aは、被塗物着荷部23において、コンベア21のハンガー22に吊るされた後、前処理装置24において、予備脱脂、脱脂、水洗、燐酸亜鉛又は燐酸鉄による皮膜調整、水洗、純水水洗が行われ、水切り乾燥炉25で、乾燥が行われ、塗装ブース26に送られる。被塗物Aは、塗装ブース26内を移動しながら、塗装ブース26に設置された静電塗装ガン30によって粉体塗料が吹き付けられ、その後、焼付け乾燥炉27で粉体塗料が被塗物Aに焼き付けられ、自然・強制冷却部28を経て、被塗物脱荷部29においてコンベア21のハンガー22から塗装された被塗物Aが外されて、塗装が完了する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、静電粉体塗装は、有機溶剤を含まず、塗装ブース26において被塗物Aに付着しなかったオーバースプレー粉を回収再使用することができるので、環境に良い塗装として年々注目されているが、この静電粉体塗装には、塗装色を変える色替え作業に時間が掛かるという問題がある。
【0006】
即ち、粉体塗料は、溶剤塗料と異なって他の色が混ざると、溶剤塗料のように溶けるのではなく、そのまま粉体塗料粒子の色が出て、ブツブツに混ざった色の塗膜になってしまう。
【0007】
このため、静電粉体塗装においては、色替えの際に、塗装ガン30、粉体塗料ホースは勿論であるが、塗装ブース26の内壁を綺麗に清掃する必要がある。
【0008】
ところが、静電粉体塗装を連続的に行う塗装ラインにおいて、塗装ブース26の内壁を清掃する場合、コンベア21に吊るされた被塗物Aが塗装ブース26に次々に搬送されてくると、清掃粉が被塗物Aに付着して、被塗物Aが汚れるため、塗装ブース26の清掃中は、コンベア21を止めて、被塗物Aに清掃粉が付着しないようにしなければならない。このコンベア21の停止による塗装生産量の低下は、色替え回数が多い塗装ラインでは非常に大きな問題である。
【0009】
また、コンベア21を停止させた場合、焼付け乾燥炉27内に被塗物Aがあると、焼付け時間が規定以上に長くなる、いわゆるオーバーベークによって、塗膜が黄色く変色したり、塗膜性能が劣化したりするという問題も生じる。また、コンベア21を長時間停止させると、前処理装置24内にも被塗物Aが長時間放置させることになるため、前処理剤の目付量が変わり、塗膜性能が著しく変化する。
【0010】
このコンベア21を停止させることによるオーバーベークあるいは前処理剤の目付量の変化をなくすには、前処理装置24から焼付け乾燥炉27に亘るラインの被塗物Aをコンベア21のハンガー22から外しておく必要があるが、このようにするとハンガー22の脱着作業に時間がかかり、色替えを頻繁に行うラインでは、生産量が極端に少なくなる。
従来、このような色替えの際の塗装ブース26の清掃時間をできるだけ短くするために、特許文献1に開示されているような、塗装ブース26の内壁に沿ってエアーブロー装置を自動的に移動させて清掃を行う自動エアーブロー装置も開発されている。
【0011】
しかしながら、このような自動エアーブロー装置によって、清掃時間を短くしても、その間、コンベア21を停止し、コンベア21のハンガー22から被塗物Aを外し、塗装ブース26内に被塗物がない状態にしてからでないと、清掃作業を始めることができない。
【0012】
また、図21に示すように、塗装ラインに、塗装ブース26を2台設置し、清掃する塗装ブース26を塗装ラインから外し、塗装ラインから外した塗装ブース26の清掃中に、塗装ラインにある他の塗装ブース26を使用して塗装を行うことにより、塗装ブース26の清掃による塗装停止時間を極力短くすることも行われている。しかしながら、この方法でも、塗装ラインから塗装ブース26を移動させるには、コンベア21のハンガー22と被塗物Aを外し、塗装ブース26内にハンガー22と被塗物Aがない状態にしなければ、塗装ブース26を塗装ラインの外に移動させることができないので、やはりコンベア21のハンガー22の脱着作業が必須となり、ハンガー22の脱着作業に時間がかかると共に、塗装ラインの停止による生産量の低下という問題がある。
【0013】
そこで、この発明は、被塗物のハンガーの脱着作業を行うことなく、清掃する塗装ブース内を、被塗物を移動させた状態のままで、塗装ブースの清掃を可能にしようとするものである。
【0014】
【特許文献1】特開2000−176327号公報
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の課題を解決すために、この発明は、被塗物をコンベアに沿って移動させながら塗装ブース内で静電塗装ガンによって粉体塗料を吹き付ける静電粉体塗装装置において、塗装ブースの内面の清掃を行う際に、塗装ブース内を移動する被塗物と塗装ブースの内壁との間に、清掃粉が塗装ブース内を移動する被塗物に付着しないように、移動する被塗物を囲む清掃粉付着防止フードを設置し、被塗物をコンベアによって移動させた状態のまま、塗装ブースの内壁の清掃を可能にしたものである。
【0016】
上記塗装ブースをコンベアに沿って左右に2台設置し、この2台の塗装ブースの間に、左右の塗装ブース内に挿入可能な清掃粉付着防止フードを設置してもよい。
【0017】
上記清掃粉付着防止フードは、トンネル型に形成することができる。また、上記清掃粉付着防止フードを左右に2分割し、塗装ブースの入口側と出口側から塗装ブース内への挿入を可能にしてもよい。
【0018】
また、上記清掃粉付着防止フードを蛇腹形状にして、蛇腹を伸ばして塗装ブース内に挿入可能にしてもよい。
【0019】
また、上記清掃粉付着防止フードを、巻き取り式に設けた複数枚の横型のパネルによって形成し、パネルの巻き取りドラムを塗装ブースの天面に設けるようにしてもよい。
【0020】
また、清掃粉付着防止フードの前後の壁面を、縦型の短冊状の複数枚のパネルによって構成し、この複数枚のパネルの収納庫を塗装ブースの外部に設け、収納庫から塗装ブース内に入るようにパネルの移動レールを設置し、この移動レールに沿ってパネルを移動させて清掃粉付着防止フードの前後の壁面を形成するようにしてもよい。
【0021】
清掃粉付着防止フードの長さは、塗装ブースの長さよりも長く形成し、塗装ブース内に清掃粉付着防止フードを設置した状態で、清掃粉付着防止フードの両端が、塗装ブースの両端の外側に位置するようにすることが好ましい。
【0022】
また、清掃粉付着防止フードの位置を固定し、塗装ブースを移動可能にして、塗装ブースを移動させて清掃粉付着防止フードに被せるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0023】
この発明によれば、塗装ブースの清掃作業を行う際に、清掃粉付着防止フードによって塗装ブースを移動する被塗物を囲むことができるので、被塗物のハンガーの脱着作業を行うことなく、清掃する塗装ブース内を、被塗物を移動させた状態のままで、塗装ブースの清掃を行うことができるので、塗装ラインの停止による生産量の低下という問題を解消できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
図1〜4は、コンベア1上に塗装ブース2を2台設置した塗装ラインを示している。コンベア1は、レール3と、被塗物Aを吊るすハンガー4と、レール3に沿ってハンガー4を移動させるローラ5とからなり、コンベア1にはハンガー4が所定間隔で多数設置されている。
【0025】
塗装ブース2には、被塗物Aに粉体塗料を吹き付ける静電塗装ガン6が、被塗物Aの両面に対向するように、移動方向の前後にずらせた位置に一対設置され、レシプロケータに上下動するように設置されている。また、塗装ブース2の底面には、オーバースプレー粉を回収するために、2列のホッパー型のダクトが形成され、吸引手段によってオーバースプレー粉を吸引している。
【0026】
この図1の塗装ラインには、2台の塗装ブース2の間に、トンネル型の清掃粉付着防止フード7が設置されている。
【0027】
上記トンネル型の清掃粉付着防止フード7は、コンベア1のレール3と平行に設けたレール8に左右に移動可能に吊り下げられ、右側の塗装ブース2には、図2に示すように、塗装ブース2に被塗物Aの入口側から塗装ブース2内に挿入することができ、左側の塗装ブース2には、被塗物Aの出口側から塗装ブース2内に挿入することができるようになっている。
【0028】
トンネル型の清掃粉付着防止フード7の左右の長さは、塗装ブース2の左右の長さよりも長く形成され、清掃粉付着防止フード7を塗装ブース2に挿入した状態で、図2に示すように、清掃粉付着防止フード7の両端が、塗装ブース2の両端の外側に出るようにしている。この清掃粉付着防止フード7の長さは、塗装ブース2の出入り口に、トンネル型のフードを設けている場合には、出入り口のフードよりも長くする必要はないが、少なくとも塗装ブース2の本体部の長さよりも長くするようにし、清掃粉付着防止フード7の両端から清掃粉が巻き込まれないようにすることが必要である。
【0029】
被塗物Aは、清掃粉付着防止フード7を塗装ブース2内に挿入した状態で、図3及び図4に示すように、トンネル型の清掃粉付着防止フード7内を移動できるようになっており、清掃粉付着防止フード7の外面と、塗装ブース2の内面との間には、清掃空間Bが形成され、色替えで、塗装ブース2内を清掃する際には、この清掃空間B内に作業員が入って、手動で清掃作業を行うか、あるいは、清掃空間Bに設置した自動エアーブロー装置によって清掃作業を行うことができるようにしている。上記清掃空間Bは、手動で清掃作業を行う場合には、少なくとも700mm位の幅が必要であり、幅が広い方が作業性がよい。
【0030】
この清掃作業中に、図3及び図4に示すように、塗装ブース2内を被塗物Aがハンガー4に吊るされた状態で通過しても、被塗物Aは清掃粉付着防止フード7によって囲まれているため、清掃粉の被塗物Aへの付着が防止される。
【0031】
したがって、図1の塗装ラインにおいて、右側の塗装ブース2から左側の塗装ブース2への切り替えを行う場合、右側の塗装ブース2の塗装作業を中止すると共に、左側の塗装ブース2での塗装作業を開始し、この左側の塗装ブース2内で塗装した被塗物Aが、右側の塗装ブース2に送られる前に、清掃粉付着防止フード7を右側の塗装ブース2内に移動させると、被塗物Aの移動を止めることなく、右側の塗装ブース2の内面の清掃が行える。
【0032】
上記図1〜図4の清掃粉付着防止フード7は、トンネル型で、両側面、底面並びに天面を囲むように形成しているが、底面に吸引手段を設けた下部吸引式の塗装ブース2のように、オーバースプレー粉の上方への巻き上げが少ないような場合には、清掃粉付着防止フード7の底面や天面から清掃粉が清掃粉付着防止フード7内に引き込まれることがないので、清掃粉付着防止フード7の底面や天面を省略することも可能である。
【0033】
次に、図5〜図7は、清掃粉付着防止フード7を蛇腹式にした実施形態である。蛇腹式にすることにより、清掃粉付着防止フード7が、図5に示すように、2台の塗装ブース2の間に位置する際に、縮めておくことができる。これにより、2台の塗装ブース2の間の距離を縮めて、塗装ラインを小型化することができる。
【0034】
図6は、蛇腹式の清掃粉付着防止フード7を伸ばして、右側の塗装ブース2内に挿入した状態を示している。
【0035】
この実施形態でも、図7に示すように、清掃粉付着防止フード7は、コンベア1のレール3と平行に設けたレール8に左右に移動可能に吊り下げられ、右側の塗装ブース2には、図6に示すように、塗装ブース2に被塗物Aの入口側から塗装ブース2内に挿入することができ、左側の塗装ブース2には、被塗物Aの出口側から塗装ブース2内に挿入することができるようにしている。
【0036】
次に、図8〜図9は、トンネル型の清掃粉付着防止フード7を左右に2分割して、塗装ブース2の入口側と出口側から半分ずつ挿入するようにした実施形態を示している。この実施形態は、塗装ブース2と塗装ブース2との間の清掃粉付着防止フード7の長さが半分になるので、それだけ塗装ラインを小型化することができ、清掃粉付着防止フード7の移動時間も短縮できる。
【0037】
次に、図10は、トンネル型の清掃粉付着防止フード7を2台の塗装ブース2の間に固定設置し、左右の塗装ブース2自体をそれぞれ清掃粉付着防止フード7の方に移動可能とし、清掃粉付着防止フード7に、清掃する塗装ブース2を被せるようにした実施形態である。
【0038】
次に、図11〜13は、清掃粉付着防止フード7の前後の壁面を、上方に巻き取り可能な複数枚の横型のパネル9によって構成し、パネル9の巻き取りドラム10を塗装ブース2の天面に設けた実施形態である。
【0039】
図11は、パネル9を下して、塗装ブース2内に清掃粉付着防止フード7を設置した状態を示しており、前後のパネル9の下端相互は、磁石などで接合することにより、下面を囲うことができる。また、図12のように、パネル9を塗装ブース2の天面の巻き取りドラム10に巻き取った状態で、最下段のパネル9を内側に折り曲げ、塗装ブース2の天面に設けた電磁石11によって接合することにより、塗装ブース2の天面の隙間をより狭くすることができ、天面の隙間からのオーバースプレー粉の漏れをより効果的に防止できる。
【0040】
次に、図14〜17は、清掃粉付着防止フード7の前後の壁面を、縦型の短冊状の複数枚のパネル12によって構成し、この複数枚のパネル12の収納庫13を、2台の塗装ブース2の間の対向位置にそれぞれ設け、それぞれの収納庫13から左右の塗装ブース2に2方向に分かれて、左右の塗装ブース2内にパネル12が入るように移動レール14を設置している。移動レール14は、収納庫13から左右に分かれて、コンベア1の移動方向と同じ方向に塗装ブース2を横切るように設置されており、この移動レール14に沿ってパネル12を移動させることにより、左右の塗装ブース2内に清掃粉付着防止フード7の前後の壁面が形成されるようにしている。
【0041】
図14は、パネル12を収納庫13から引き出して、塗装ブース2を移動する被塗物Aの前後を囲った状態を示している。図15は、パネル12の移動レール14の詳細であり、この移動レール14は、図16及び図17に示すように、左右の塗装ブース2内に引き込まれるように設置され、図16は、収納庫13からパネル12を引き出す状態を示し、図17は右側の塗装ブース2内にパネル12を引き出して、塗装ブース2を移動する被塗物Aの前後を囲った状態を示している。
【0042】
上記収納庫13にパネル12を引き入れる際に、パネル12の清掃が行えるように、収納庫13の手前にパネル12を清掃するためのエアーブロー装置を設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】塗装ラインに2台の塗装ブースを設置し、塗装ブースの間にトンネル型の清掃粉付着防止フードを設置したこの発明の静電粉体塗装装置を示す概略図である。
【図2】清掃粉付着防止フードを移動させて右側の塗装ブース内に挿入した図1の実施形態の概略図である。
【図3】図2のA−A線の断面図である。
【図4】図2のB−B線の断面図である。
【図5】塗装ラインに2台の塗装ブースを設置し、塗装ブースの間に蛇腹式の清掃粉付着防止フードを設置したこの発明の静電粉体塗装装置を示す概略図である。
【図6】蛇腹式の清掃粉付着防止フードを伸ばして右側の塗装ブース内に挿入した図5の実施形態の概略図である。
【図7】図6のC−C線の断面図である。
【図8】清掃粉付着防止フードを左右に2分割し、塗装ブースの入口側と出口側から清掃粉付着防止フードを塗装ブース内に挿入可能としたこの発明の静電粉体塗装装置を示す概略図である。
【図9】図8の実施形態で清掃粉付着防止フードを塗装ブース内に挿入した状態を示す概略図である。
【図10】清掃粉付着防止フードの位置を固定し、左右の塗装ブースを移動可能とし、塗装ブースを移動させて塗装ブースを清掃粉付着防止フードに被せるこの発明の静電粉体塗装装置を示す概略図である。
【図11】巻き取り式に設けた複数枚の横型のパネルを下ろして塗装ブース内に清掃粉付着防止フードを設けたこの発明の静電粉体塗装装置を示す概略図である。
【図12】巻き取り式に設けた複数枚の横型のパネルを、塗装ブースの天面に設けた巻き取りドラムに巻き上げた状態を示す図11の実施形態の概略図である。
【図13】図11の実施形態の横断平面図である。
【図14】縦型の短冊状の複数枚のパネルによって清掃粉付着防止フードの前後の壁面を形成し、この複数枚のパネルを塗装ブース内に移動させて清掃粉付着防止フードを設けたこの発明の静電粉体塗装装置を示す概略図である。
【図15】図14の短冊状のパネルと移動レールとの関係を示す斜視図である。
【図16】図14の短冊状のパネルを収納する収納庫を塗装ブースの外部に設けた横断平面図である。
【図17】図14の短冊状のパネルを収納庫から引き出して塗装ブース内に清掃粉付着防止フードを形成した状態を示す横断平面図である。
【図18】静電粉体塗装ラインの全体工程図である。
【図19】コンベアとハンガーと被塗物との関係を示す側面図である。
【図20】コンベアとハンガーと被塗物との関係を示す正面図である。
【図21】2台の塗装ブースのうちの一つを塗装ラインから外して清掃作業を行う従来の静電粉体塗装装置の横断平面図である。
【符号の説明】
【0044】
1 コンベア
2 塗装ブース
3 レール
4 ハンガー
5 ローラ
6 静電塗装ガン
7 清掃粉付着防止フード
8 レール
9 パネル
10 巻き取りドラム
11 電磁石
12 パネル
13 収納庫
14 移動レール
【出願人】 【識別番号】000117009
【氏名又は名称】旭サナック株式会社
【出願日】 平成18年6月23日(2006.6.23)
【代理人】 【識別番号】100074206
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 文二

【識別番号】100087538
【弁理士】
【氏名又は名称】鳥居 和久

【識別番号】100112575
【弁理士】
【氏名又は名称】田川 孝由

【識別番号】100084858
【弁理士】
【氏名又は名称】東尾 正博


【公開番号】 特開2008−706(P2008−706A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−173952(P2006−173952)