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【発明の名称】 家庭用精米機
【発明者】 【氏名】中祖 琢磨

【氏名】花谷 浩幸

【氏名】景山 正志

【氏名】川▲崎▼ 真由子

【要約】 【課題】駆動源となるモータ等を収容した外枠から臼形容器及び集糠容器を一体で容易に取り出すことができ、かつ、台所等狭い場所に置く場合であっても手狭になることのないスマートな形状の家庭用精米機を提供する。

【解決手段】集糠容器10の外周フランジ10aを支持するために立設した内側リブ29には、集糠容器10の脱着の際の位置決め又は外枠2aとの周り止めのための、内側リブ29を縦方向に一部切欠いて高さを低くして形成した嵌合凹部30と、集糠容器10を手で持ち上げる際の手掛けスペースとするための、内側リブ29を縦方向に切欠いて内側リブ29を無くした空間部31とを、それぞれ複数設けた構造とし、一方、集糠容器10の外周フランジ10aは、嵌合凹部30と同形状の嵌合凸部34を複数設けるとともに、外周フランジ10aから外側リブ28までの間の短い水平状の手掛け35を複数突設した構造とした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
除糠用多孔壁を備えた臼形容器と、これを包囲する集糠容器とを、ほぼ円筒状の外枠内に着脱自在に収容して、その開放上部を蓋で被覆するとともに、前記臼形容器の底部中央には攪拌用突片を備えた縦軸を立設し、前記外枠の下方には、前記縦軸を駆動させる駆動手段を内蔵してなる家庭用精米機において、
前記外枠の上面開口部は、前記蓋の外周フランジ縁を当接させる段部と、前記蓋を固定させるための蓋固定凹部が形成される外側リブと、前記集糠容器の外周フランジを支持するために立設した内側リブとを、該外枠から中心方向へ階段状に一体的に形成する一方、前記内側リブには、前記集糠容器の脱着の際の位置決め又は外枠との周り止めのための、該内側リブを縦方向に一部切欠いて内側リブの高さを低くして形成した嵌合凹部と、前記集糠容器を手で持ち上げる際の手掛けスペースとするための、内側リブを縦方向に切欠いて内側リブを無くした空間部とを、それぞれ複数設けた構造とし、
一方、前記外枠内に収容される集糠容器の外周フランジは、前記内側リブに形成した嵌合凹部と対応する位置に、該嵌合凹部と同形状の嵌合凸部を複数設けるとともに、前記内側リブに形成した空間部と対応する位置に、当該外周フランジから前記外側リブまでの間の短い水平状の手掛けを複数突設した構造としたことを特徴とする家庭用精米機。
【請求項2】
前記手掛け上面内方側には、凹形状の容器支持部を複数設けるとともに、該容器支持部と対応する位置の臼形容器の外周フランジ下面側には、周り止めのための下方突起部を複数設けてなる請求項1記載の家庭用精米機。
【請求項3】
前記蓋の外周フランジ縁の裏側には、前記外枠に形成された蓋固定凹部と嵌合する蓋固定鍵を複数設けてなる請求項1又は2記載の家庭用精米機。
【請求項4】
前記外枠と前記集糠容器と前記臼形容器とのそれぞれの脱着の際の位置合わせのために、前記空間部の下端面と、前記手掛けの外縁と、前記容器支持部とに、それぞれ合いマークを貼着してなる請求項1乃至3のいずれかに記載の家庭用精米機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用精米機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、農家から直接玄米を購入するとともに、自宅にて精米を行った後、すぐに炊飯を開始することができるように、台所等狭い場所に置いても邪魔になることのない小型の家庭用精米機が普及してきている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0003】
このような家庭用精米機において、特許文献1に開示されたものは、駆動源となるモータ等を収容した外枠から、臼形容器と集糠容器とを一体で取り出すことを確実に行うことができるよう、臼形容器と集糠容器との接合部を、雄ネジ及び雌ネジに形成したものであり、これにより、精米終了時に外枠から臼形容器を手で持って取り出す際、臼形容器と集糠容器とが螺合されているので、臼形容器から集糠容器が外れることなく一体で確実に取り出すことが可能となり、糠をこぼすおそれがないといった利点がある。
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の家庭用精米機にあっては、外枠から取り出した臼形容器と集糠容器とを螺脱する際、雄ネジと雌ネジとの螺合がきつく締結されていると、取り外しが困難になる問題があった。特に、集糠容器は、材質がポリプロピレンなどの樹脂で形成されているために、冬などの気温が低下する時期は硬化することがあり、この問題が顕著に現われることがあった。
【0005】
一方、特許文献2に開示され家庭用精米機は、精米かごが有する環状のフランジの外周部の少なくとも一部を、糠容器の上端開口縁より突出させて、精米かごの着脱の際の手がけとして利用できるものであり、精米された白米及び糠の取り出しが容易で、精米かごを糠容器から容易に取り外せるという利点がある。
【0006】
しかしながら、上記特許文献2の家庭用精米機にあっては、精米かごが有する環状のフランジの外周部の少なくとも一部を、糠容器の上端開口縁より突出させているから、蓋部材の大きさが前記張出フランジを隠すほどの大きな円形状になり、かつ、糠容器外周面には該糠容器から突設した把手部を備えているものであり、糠容器自体の体積が大きくなって台所等狭い場所に置く場合には手狭になるという問題があった。
【0007】
【特許文献1】特開2000−262910号公報
【特許文献2】特開2000−210576号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記問題点にかんがみ、駆動源となるモータ等を収容した外枠から臼形容器及び集糠容器を一体で容易に取り出すことができ、かつ、台所等狭い場所に置く場合であっても手狭になることのないスマートな形状の家庭用精米機を提供することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、除糠用多孔壁を備えた臼形容器と、これを包囲する集糠容器とを、ほぼ円筒状の外枠内に着脱自在に収容して、その開放上部を蓋で被覆するとともに、前記臼形容器の底部中央には攪拌用突片を備えた縦軸を立設し、前記外枠の下方には、前記縦軸を駆動させる駆動手段を内蔵してなる家庭用精米機において、前記外枠の上面開口部は、前記蓋の外周フランジ縁を当接させる段部と、前記蓋を固定させるための蓋固定凹部が形成される外側リブと、前記集糠容器の外周フランジを支持するために立設した内側リブとを、該外枠から中心方向へ階段状に一体的に形成する一方、前記内側リブには、前記集糠容器の脱着の際の位置決め又は外枠との周り止めのための、該内側リブを縦方向に一部切欠いて内側リブの高さを低くして形成した嵌合凹部と、前記集糠容器を手で持ち上げる際の手掛けスペースとするための、内側リブを縦方向に切欠いて内側リブを無くした空間部とを、それぞれ複数設けた構造とし、一方、前記外枠内に収容される集糠容器の外周フランジは、前記内側リブに形成した嵌合凹部と対応する位置に、該嵌合凹部と同形状の嵌合凸部を複数設けるとともに、前記内側リブに形成した空間部と対応する位置に、当該外周フランジから前記外側リブまでの間の短い水平状の手掛けを複数突設した構造とする、という技術的手段を講じた。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、前記手掛け上面内方側には、凹形状の容器支持部を複数設けるとともに、該容器支持部と対応する位置の臼形容器の外周フランジ下面側には、周り止めのための下方突起部を複数設けたことを特徴とする。
【0011】
さらに、請求項3記載の発明は、前記蓋の外周フランジ縁の裏側には、前記外枠に形成された蓋固定凹部と嵌合する蓋固定鍵を複数設けたことを特徴とする。
【0012】
そして、請求項4記載の発明は、前記外枠と前記集糠容器と前記臼形容器とのそれぞれの脱着の際の位置合わせのために、前記空間部の下端面と、前記手掛けの外縁と、前記容器支持部とに、それぞれ合いマークを貼着したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
あらかじめ設定された駆動時間が経過し、精米が終了すると、家庭用精米機から精米及び玄米から削り取られた糠を取り出すことになるが、請求項1記載の発明によれば、精米が終了して外枠から蓋を離脱させると、外枠側面に集糠容器の手掛けスペースとなる空間部が露出することになる。該空間部は、内側リブを縦方向に切欠き、内側リブが無くなっている箇所であるから、手指が集糠容器の外周フランジに容易に挿入可能であり、また、外周フランジには水平状に短く突出した手掛けが設けられているから、短い手掛けであっても指掛かりが確実となり、外枠からの集糠容器及び臼形容器の取り外しを容易に行い、精米及び糠を持ち運ぶことができる。このとき、手掛けが蓋から張り出すことがなく、また、糠容器外周面に把手部を突設する必要がないため、台所等狭い場所に置く場合であっても手狭になることのないスマートな形状の家庭用精米機を提供することが可能となる。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、臼形容器と集糠容器とは、臼形容器の外周フランジ下面の下方突起部が集糠容器の手掛け上面内方側の容器支持部に載置されているのみであるから、臼形容器と集糠容器とは容易に分離可能であり、食品用に糠を利用したい場合には集糠容器から糠を取り出すこともできるし、使用後の水洗いなどのメンテナンスも簡単に行うことができる。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、前記蓋の外周フランジ縁の裏側には、前記外枠に形成された蓋固定凹部と嵌合する蓋固定鍵を複数設けた構成であるから、外枠に対して蓋を確実に閉めることができ、振動等によって蓋が外れるおそれはなく、また、外枠には蓋固定鍵と蓋固定凹部との嵌合により作動する安全スイッチ等を設けることも可能となる。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、外枠と集糠容器と臼形容器とのそれぞれの脱着の際の位置合わせのために、前記空間部の下端面、前記手掛けの外縁及び前記容器支持部にそれぞれ合いマークを貼着しているから、初めて家庭用精米機を使用する作業者であっても、外枠に集糠容器を収容し、さらに、集糠容器に臼形容器を収容する際の位置合わせや、組み間違いを防ぎ、円滑に使用することができるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態にかかる家庭用精米機について図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1は家庭用精米機の概略を示す斜視図であり、図2は図1のA−A’線で破断したときの内部構造を示す縦断面図であり、図3は図1のB−B’線で破断したときの内部構造を示す縦断面図である。
【0019】
図1乃至図3において、符号1は家庭用精米機であり、符号2は駆動源となるモータ3等を収容する基台であり、該基台2の上部には基台2と一体的な外枠2aが形成され、該外枠2aの内側に臼形容器4等を取り出し可能に収容する内枠2bを備えている。前記臼形容器4は、蓋5の取り外しで上部を開口することが可能なホッパー状に形成してあり、この臼形容器4の少なくとも下部周壁を除糠用多孔壁6に形成している。そして、この除糠用多孔壁6の下部周壁部は、その内径が前記臼形容器4上端縁の内径よりも小さい円筒部7に形成する。符号8は無孔状の底部であり、符号9は臼形容器4を集糠容器10に固定する固定手段である。符号23は集糠容器10の突起部であり、該突起部23の外周に円筒部7の固定手段9を嵌合させて無孔状の底部を固定するのである。
【0020】
前記臼形容器4の外周は、円筒状の集糠容器10により包囲する。この時、除糠用多孔壁6の下部周壁が、径の小さい円筒部7に形成してあるから、臼形容器4と集糠容器10との間隙に除糠室11が形成される。そして、臼形容器4は突起部23と集糠容器10上端の外周フランジ10aにより内枠2aに固定される。臼形容器4の底部8中央には、縦軸12を回転自在に軸架し、該縦軸12には、複数個の攪拌用突片13を放射状に備えた精米用縦軸24を軸装し、縦軸12の下部にモータ3からの回転力を切り離し可能な継手14の一方側を接続する。
【0021】
次に、基台2に収容された駆動源等の構成を説明する。基台2には回転数を変更可能なモータ3を収容するとともに、縦軸12の直下に軸受15により回転自在な縦軸16を立設する。そして、モータ3のモータ軸27にはモータプーリ17を軸装する一方、縦軸16の上部には中継プーリ18を軸装し、該中継プーリ18の上部には前記継手14の他方側継手25を設ける。モータプーリ17と中継プーリ18との間には、ベルト19を巻装し、モータ3の回転力が縦軸へ、例えば、減速比1対3で伝達するように形成する。符号20は縦軸16の回転数を検出する回転センサであり、符号21は家庭用精米機の制御装置であり、符号22は操作盤である。
【0022】
図4は図2の符号Cで囲んだ部分、すなわち、外枠2a、集糠容器10、臼形容器4および蓋5の外周縁の構造を示す要部拡大断面図であり、図5は図3の符号Dで囲んだ部分、すなわち、外枠2a、集糠容器10、臼形容器4および蓋5の外周縁の構造を示す要部拡大断面図であり、図6は外枠、集糠容器、臼形容器及び蓋の脱着状態を示す概略斜視図である。
【0023】
図4乃至図6に示すように、外枠2aの上面開口部は、蓋5の外周フランジ縁5aを当接させる段部27と、蓋5裏面の蓋固定鍵を嵌合させるために蓋固定凹部33…が形成された外側リブ28と、集糠容器10の外周フランジ10aを支持するために立設した内側リブ29とを、該外枠2aから径が小さくなる方向(内枠2bの方向)へ一体的に形成する。そして、前記内側リブ29には、前記集糠容器10の脱着の際の位置決め又は外枠2aとの周り止めのために、内側リブ29を縦方向に一部切欠いてリブの高さを低くして形成した嵌合凹部30…(例えば、側面視で台形を逆さにした形状)と、前記集糠容器10の外周フランジ10aを手で持ち上げる際の手掛けスペースとするために、内側リブ29を縦方向に切欠いてリブを無くした空間部31…(例えば、側面視で台形を逆さにした形状)とを、それぞれ複数(例えば、一対)設けた構造となっている(図6参照)。符号32は、蓋5の外周フランジ縁5と段部27との間に嵌挿したパッキンである。
【0024】
一方、集糠容器10の上面開口部には、外周フランジ10aが設けられ、該外周フランジ10aには、前記外枠2aの内側リブ29に形成した嵌合凹部30…と対応する位置で、該嵌合凹部30…と同形状(例えば、側面視で台形を逆さにした形状)の嵌合凸部34…が複数(例えば、一対)設けられている。さらに、外周フランジ10aには、前記外枠2aの内側リブ29に形成した空間部31…と対応する位置で、外周フランジ10aから外側リブ28までの間で水平状に短く突出した手掛け35…が複数(例えば、一対)延設されている。そして、該手掛け35…上面内方側には、後述の臼形容器4の外周フランジ4aの下方突起部を支持するための容器支持部36…が複数(例えば、一対)凹形状に設けられている。
【0025】
さらに、臼形容器4の上面開口部は、外周フランジ4aが設けられ(図6参照)、該外周フランジ4aには、前記容器支持部36…と対応する位置で、該外周フランジ4a下面側に周り止めのための下方突起部37…が複数(例えば、一対)設けられている。
【0026】
そして、蓋5は樹脂性の外周フランジ縁5a、蓋5の中央に大きく窪ませて形成した取っ手5bが形成され(図1参照)、外周フランジ縁5aの裏側には、前記外枠2aに形成された蓋固定凹部33…と嵌合する蓋固定鍵38が複数(例えば、2対)設けられている(図7参照)。外枠2aには、この蓋固定鍵38と蓋固定凹部33との嵌合により作動する安全スイッチ等を設けるとよく、蓋5が臼形容器4及び集糠容器5の開口面に被せられ、かつ、蓋5が完全に外枠2aに固定された状態でなければ、攪拌用突片13を回転させるモータ3が起動されないよう、制御装置21を設計するとよい。
【0027】
以下、上記構成における作用を説明する。
【0028】
まず、図6のように嵌合凸部34…が嵌合凹部30…に嵌合するように外枠2aに集糠容器10を収容し、さらに、下方突起部37…が容器支持部36…に嵌合するように集糠容器10に臼形容器4を収容し、次に、精米用縦軸24を縦軸12に嵌合しておく(図2、図3参照)。そして、所望の量の玄米を臼形容器4に投入し、蓋5を被せ、かつ、蓋5が完全に外枠2aに固定されるよう、取っ手5bを持って蓋5を回転させ、蓋固定鍵38と蓋固定凹部33とを嵌合させた段階で、安全スイッチがオンとなり、モータ3が起動できる状態となる。
【0029】
次に、操作盤22の精米量スイッチと白度スイッチを所望の値に設定し、運転スイッチ(いずれも図示せず)をオンして精米を開始すると、あらかじめ設定したモータ回転数、モータ駆動時間が読み出されてモータ3が駆動されることになる。
【0030】
設定された駆動時間が経過し、精米が終了すると、上述とは反対の手順で精米及び玄米から削り取られた糠を取り出すことになる。すなわち、取っ手5bを持って蓋5を逆回転させ、外枠2aから蓋5を離脱させると、外枠2a側面には、前記集糠容器10の手掛けスペースとなる空間部31…が露出する。該空間部31は、外枠2aの内側リブ29を縦方向に切欠き、内側リブ29が無くなっている箇所であるから、手指が集糠容器10の外周フランジ10aに容易に挿入可能となる。そして、外周フランジ10aからは、外側リブ28までの間で水平状に短く突出した手掛け35…が設けられているが、空間部31を設けたことにより、短い手掛け35…であっても指掛かりが確実となり、一対の手掛け35…に両手を掛けて外枠2aからの集糠容器10及び臼形容器4の取り外しを行い、精米及び糠を持ち運ぶことができるのである。
【0031】
また、臼形容器4と集糠容器10とは、臼形容器4の外周フランジ4a下面の下方突起部37…が集糠容器10の手掛け35…上面内方側の容器支持部36…に載置されているのみであって、臼形容器4と集糠容器10とは容易に分離可能であり、食品用に糠を利用したい場合には集糠容器10から糠を取り出すこともできるし、使用後の水洗いなどのメンテナンスも簡単に行うことができる。
【0032】
なお、図8に示すように、外枠2aと集糠容器10と臼形容器4とのそれぞれの脱着の際の位置合わせのために、前記空間部31…の下端面31aに合いマーク100を、前記手掛け35…の外縁35aに合いマーク101を、前記容器支持部36…に合いマーク102をそれぞれ貼着するとよい。これにより、初めて家庭用精米機1を使用する作業者であっても、外枠2aに集糠容器10を収容し、さらに、集糠容器10に臼形容器4を収容する際の位置合わせや、組み間違いを防ぎ、円滑に使用することができる。
【0033】
以上のように本実施形態によれば、外枠2aの内側リブ29に、集糠容器10の手掛けスペースとなる空間部31…を形成する一方、集糠容器10の外周フランジ10aには、該空間部31…と対応する位置で、外側リブ28までの間の短い水平状の手掛け35…を複数突設したので、手指が集糠容器10の外周フランジ10aに容易に挿入可能となって手掛け35…への指掛かりがよくなり、駆動源となるモータ等を収容した外枠から臼形容器及び集糠容器を一体で容易に取り出すことができる。また、特許文献2とは異なり、手掛け35…が蓋5から張り出すことや、糠容器外周面に把手部を突設する必要がないため、台所等狭い場所に置く場合であっても手狭になることのないスマートな形状の家庭用精米機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】家庭用精米機の概略を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A’線で破断したときの内部構造を示す縦断面図である。
【図3】図1のB−B’線で破断したときの内部構造を示す縦断面図である。
【図4】図2の符号Cで囲んだ部分の要部拡大断面図である。
【図5】図3の符号Dで囲んだ部分の要部拡大断面図である。
【図6】外枠、集糠容器、臼形容器及び蓋の脱着状態を示す概略斜視図である。
【図7】蓋の裏面構造を示すための斜視図である。
【図8】外枠と集糠容器との脱着の際の位置合わせのために合いマークを貼着した実施例図である。
【符号の説明】
【0035】
1 家庭用精米機
2 基台
3 モータ
4 臼形容器
5 蓋
6 除糠用多孔壁
7 円筒部
8 底部
9 固定手段
10 集糠容器
11 除糠室
12 縦軸
13 攪拌用突片
14 継手
15 軸受
16 縦軸
17 モータプーリ
18 中継プーリ
19 ベルト
20 回転センサ
21 制御装置
22 操作盤
23 突起部
24 精米用縦軸
25 他方側継手
26 モータ軸
27 段部
28 外側リブ
29 内側リブ
30 嵌合凹部
31 空間部
32 パッキン
33 蓋固定凹部
34 嵌合凸部
35 手掛け
36 容器支持部
37 下方突起部
38 蓋固定鍵
100 合いマーク
101 合いマーク
102 合いマーク
【出願人】 【識別番号】000001812
【氏名又は名称】株式会社サタケ
【出願日】 平成19年2月28日(2007.2.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−207148(P2008−207148A)
【公開日】 平成20年9月11日(2008.9.11)
【出願番号】 特願2007−48639(P2007−48639)