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自動精米装置 - 特開2008−173578 | j-tokkyo
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【発明の名称】 自動精米装置
【発明者】 【氏名】安達 洋一

【要約】 【課題】識別手段を安価にすると共に識別手段の誤作動を抑制する。

【解決手段】自動精米装置10では、運転が開始されると、張込みホッパ14へ投入された籾M又は玄米Gが籾摺機18へ供給されて所定時間脱ぷ処理され、籾摺機18の籾殻検出器62が籾殻Kを検出した際には張込みホッパ14へ投入された米粒が籾Mであることが識別される一方、籾殻検出器62が籾殻Kを検出しない際には張込みホッパ14へ投入された米粒が玄米Gであることが識別される。ここで、籾殻検出器62がリミットスイッチと籾殻感知板とを有する構成であるため、張込みホッパ14へ投入された米粒が籾Mであるか玄米Gであるかを、安価な構成で識別できると共に、誤動作を抑制できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電流を供給されて駆動され、供給された籾を脱ぷ処理して玄米にする籾摺機と、
前記籾摺機からの玄米が供給可能にされ、供給された玄米を精米処理して精白米にする精米機と、
前記籾摺機側と前記精米機側とへ籾又は玄米を供給可能にされた供給手段と、
前記供給手段が籾又は玄米を前記籾摺機側に供給した際に、前記籾摺機に供給される電流値及び前記籾摺機による籾の脱ぷ処理により排除される籾殻の少なくとも一方を検出して、前記籾摺機に籾が供給されたか前記籾摺機に玄米が供給されたかを識別することで、前記籾摺機に籾が供給されたと識別した際に前記供給手段が籾を前記籾摺機側に供給する一方、前記籾摺機に玄米が供給されたと識別した際に前記供給手段が玄米を前記精米機側に供給する識別手段と、
を備えた自動精米装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、籾又は玄米を精白米にする自動精米装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動精米装置としては、籾摺機と精米機とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この自動精米装置では、投入ホッパに籾が供給された際に、もみ選択ボタンが操作されることで、籾が籾摺機に供給されて、籾摺機による籾の脱ぷ処理後、精米機による玄米の精米処理が行われる。一方、投入ホッパに玄米が供給された際に、こめ選択ボタンが操作されることで、玄米が籾摺機を介さずに精米機に供給されて、精米機による玄米の精米処理が行われる。
【0004】
ここで、投入ホッパに玄米が供給されたにも拘らず、誤ってもみ選択ボタンが操作されると、玄米が籾摺機から精米機に供給される。このため、籾摺機の脱ぷロールにより玄米の表面が無理に擦られて荒れたり玄米が割れたりして、仕上がり白米の品質が低下してしまう。
【0005】
一方、投入ホッパに籾が供給されたにも拘らず、誤ってこめ選択ボタンが操作されると、籾が籾摺機を介さずに直接精米機に供給される。このため、仕上げた白米の中に粉砕した籾屑が混入し、しかも、白米に籾の臭いが浸み込んで白米が不味くなる。
【0006】
このため、最近では、もみ選択ボタンとこめ選択ボタンとを押し間違えないように、投入ホッパの中に籾と玄米とを判別する籾玄米判別センサを設けた自動精米装置が出現している。
【0007】
この自動精米装置では、投入ホッパに籾が供給されたことを籾玄米判別センサが検出した際に自動的に籾が籾摺機から精米機に供給される一方、投入ホッパに玄米が供給されたことを籾玄米判別センサが検出した際に自動的に玄米が籾摺機を介さずに精米機に供給される。
【0008】
ここで、この籾玄米判別センサとしては、特許文献2の静電容量式センサ、特許文献3の近赤外線センサ、光電センサ、特許文献4のラインカラーセンサ等がある。
【0009】
しかしながら、この籾玄米判別センサは、高価である上に、時々誤動作がある。
【特許文献1】特許第2674543号公報
【特許文献2】特開2004−243321公報
【特許文献3】特開2005−274184公報
【特許文献4】特許第3192608号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記事実を考慮し、識別手段を安価にできると共に識別手段の誤動作を抑制できる自動精米装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1に記載の自動精米装置は、電流を供給されて駆動され、供給された籾を脱ぷ処理して玄米にする籾摺機と、前記籾摺機からの玄米が供給可能にされ、供給された玄米を精米処理して精白米にする精米機と、前記籾摺機側と前記精米機側とへ籾又は玄米を供給可能にされた供給手段と、前記供給手段が籾又は玄米を前記籾摺機側に供給した際に、前記籾摺機に供給される電流値及び前記籾摺機による籾の脱ぷ処理により排除される籾殻の少なくとも一方を検出して、前記籾摺機に籾が供給されたか前記籾摺機に玄米が供給されたかを識別することで、前記籾摺機に籾が供給されたと識別した際に前記供給手段が籾を前記籾摺機側に供給する一方、前記籾摺機に玄米が供給されたと識別した際に前記供給手段が玄米を前記精米機側に供給する識別手段と、を備えている。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の自動精米装置では、籾摺機が供給された籾を脱ぷ処理して玄米にすると共に、精米機が供給された玄米を精米処理して精白米にする。
【0013】
ここで、供給手段が籾摺機側と精米機側とへ籾又は玄米を供給可能にされており、供給手段が籾又は玄米を籾摺機側に供給した際に、識別手段が、籾摺機に供給される電流値及び籾摺機による籾の脱ぷ処理により排除される籾殻の少なくとも一方を検出して、籾摺機に籾が供給されたか籾摺機に玄米が供給されたかを識別する。
【0014】
さらに、籾摺機に籾が供給されたと識別手段が識別した際には、供給手段が籾を籾摺機側に供給して籾摺機からの玄米が精米機に供給される一方、籾摺機に玄米が供給されたと識別手段が識別した際には、供給手段が玄米を精米機側に供給する。
【0015】
このように、識別手段が、籾摺機に供給される電流値及び籾摺機による籾の脱ぷ処理により排除される籾殻の少なくとも一方を検出する。このため、識別手段を安価にすることができると共に、識別手段の誤動作を抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1には、本発明の実施の形態に係る自動精米装置10の全体構成が模式図にて示されており、図2には、自動精米装置10の操作部が正面図にて示されている。また、図3には、自動精米装置10の主要部の構成がブロック図にて示されている。
【0017】
自動精米装置10は、操作室12Aと機械室12Bから成る屋外用建物12を備えている。操作室12Aの前面壁13に、原料米としての米粒(籾M又は玄米G)が投入される投入部としての張込みホッパ14が操作室12Aに露出した状態で設けられている。張込みホッパ14は米粒搬送用のスクリュウコンベア15を内蔵しており、さらに、機械室12B内に配置された昇降機16に連結されている。昇降機16は、張込みホッパ14へ投入されスクリュウコンベア15によって供給された米粒を機械室12Bの上部へ持ち上げ搬送できる。
【0018】
昇降機16の上端部に設けられた放出口16Aには、供給手段としての切換弁17が取り付けられている。この切換弁17は、作動する(切り換わる)ことにより、米粒の供給方向を変更することができる。すなわち、切換弁17は、昇降機16によって持ち上げ搬送された米粒を、後述する籾摺機18(籾摺機18側)又は石抜き機20(籾摺機18を介さないで精米機22側)へ供給する。
【0019】
機械室12B内の昇降機16の側方には、脱ぷ部としての籾摺機18が昇降機16の放出口16Aに対応して配置されている。籾摺機18は、特許文献1(特許第2674543号公報)と同様にロール式とされて、一対のゴムロール19を備えており、一対のゴムロール19がそれぞれの上側部分を接近される方向へ回転されることで、一対のゴムロール19間に上側から供給される米粒(籾M又は玄米G)が挟持されて、米粒が脱ぷ処理される(特に籾Mが籾殻K(図4参照)を排除されて玄米Gにされる)。
【0020】
なお、この籾摺機18は、他の形式のもの例えば、特開2003−320262公報と同様に、衝撃式(衝撃脱ぷ式)の籾摺機(遠心脱ぷ機)であっても差し支えない。この衝撃式の籾摺機では、脱ぷファン(エンペラー)に複数の回転翼がそれぞれ略回転径方向へ向けて設けられており、脱ぷファンの外周外側には円筒状のライニング板が設けられている。ここで、脱ぷファンが高速回転される状態で脱ぷファンに供給された米粒(籾M又は玄米G)が回転翼によって遠心力を付与されて放射状に放出(投擲)されることで、米粒がライニング板に衝突した衝撃力によって脱ぷ処理される(特に籾Mが籾殻Kを排除されて玄米Gにされる)。
【0021】
籾摺機18(衝撃式の籾摺機を含む)には、風選部としての風選室(図示省略)が設けられており、風選室には、流下路と吸気路とが分岐された状態で設けられている。流下路には、脱ぷ処理後の米粒(玄米G及び籾殻K)が流下されると共に、吸気路には、流下路を流下される米粒(玄米G及び籾殻K)から籾殻Kが吸気風によって吸気されることで、玄米Gと籾殻Kとが選別される。
【0022】
図4に示す如く、吸気路の上部における籾殻Kが通過する部分には、識別手段としての籾殻検出器62が設けられている。籾殻検出器62には、識別部としてのリミットスイッチ64が設けられており、リミットスイッチ64には、検出部としての平板状の籾殻感知板66が上端において回動可能に取り付けられている。籾殻感知板66は、多くの孔を有する多孔板又は網とされて、通気性を有しており、籾殻感知板66は、吸気路における吸気風が通過される一方、吸気路における籾殻Kは通過しないで衝突する。
【0023】
このため、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機18に供給された米粒が籾Mである際には、吸気風によって吸気される籾殻Kが籾殻感知板66に衝突して、籾殻感知板66が揺動されることで、リミットスイッチ64が、籾殻感知板66の揺動を検出して、籾殻Kの籾殻感知板66への衝突を検出する。これにより、籾殻Kが検出されることで、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機18に供給された米粒が籾Mであることが識別される。
【0024】
一方、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機18に供給された米粒が玄米Gである際には、籾殻Kが籾殻感知板66に衝突せずに、籾殻感知板66が揺動されないことで、リミットスイッチ64が、籾殻感知板66の揺動を検出せずに、籾殻Kの籾殻感知板66への衝突を検出しない。これにより、籾殻Kが検出されないことで、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機18に供給された米粒が玄米Gであることが識別される。
【0025】
籾摺機18の側方には石抜き機20が配置されており、籾摺機18の排出口18Aに対応している。このため、籾摺機18を経由した後の玄米Gは石抜き機20へ供給されるようになっている。なお、この石抜き機20は、前述の切換弁17にも連結されており、切換弁17が作動した場合には、昇降機16によって持ち上げ搬送された米粒を直接に(籾摺機18を介さないで)受け取ることができる。
【0026】
また、機械室12B内には、精米部としての精米機22が配置されており、石抜き機20を経由後の玄米Gが供給されるようになっている。精米機22は、精白ロールを備えた縦型円筒摩擦式とされており、玄米Gの精米処理ができる。なおこの精米部は、他の形式のもの例えば、横型円筒式のものや、循環機構を備えた循環式のもの、あるいは金剛砥石ロールを備えた研削式のものであっても差し支えない。
【0027】
精米機22の側方には糠回収機24が配置されており、精米処理の際に発生する米糠を回収し糠袋25に集積できる。この糠袋25は自由に取り替えることが可能である。
【0028】
さらに、精米機22の下流側には、精米機22の放出口22Aに対応して研米機38が配置されている。この研米機38は、精米機22によって処理された後の白米H(精白米)を更に研いでこの白米Hの表面に付着している糠粉を取り除き、光沢のあるきれいな所謂簡易無洗米KM(水でさっと軽く洗うだけで炊飯できる白米)とすることができる。なお、研米機38としては種々の形式のものが適用可能であるが、乾式タイプのものであれば、研米処理を白米同士の研磨作用によって行う摩擦式のタイプや研米処理をブラシによって行うブラシ式のタイプのものであっても適用できる。
【0029】
また、この研米機38によって取り除かれた糠粉は、前述した糠回収機24によって回収され糠袋25に集積される。
【0030】
また一方、研米機38によって研米された簡易無洗米KMの放出口38Aに対応して昇降機42が立設されている。昇降機42は、研米機38の放出口38Aから取り出される簡易無洗米KMを、機械室12Bの上部へ持ち上げ搬送できる。
【0031】
また、昇降機42の上部に設けられた放出口42Aに対応して砕粒選別機44が配置されており、しかも後述する集積タンク26の直前上位に配置されている。
【0032】
また、砕粒選別機44の排出樋44Aに対応した操作室12Aの前面壁13には、集積タンク26が操作室12Aに露出した状態で配置されている。集積タンク26には排出樋44Aが臨ませられており、集積タンク26は精米処理及び研米処理後の簡易無洗米KMを袋27に集積できる。
【0033】
一方、操作室12Aの前面壁13の張込みホッパ14の上方には操作パネル28が配置されている。図2に示す如く、操作パネル28の左側部にはコイン金額識別部30及びカード度数識別部32が設けられている。コイン金額識別部30では、操作パネル28に開口する投入口34が設けられており、所定のコイン(例えば、100円硬貨)が投入でき、これを識別可能である。一方、カード度数識別部32では、操作パネル28に開口する挿入口36が設けられており、所定のカード(例えば、所謂クローズド型のプリペイドカード)が挿入でき、これを識別可能である。これらのコイン金額識別部30及びカード度数識別部32は後述する制御装置50に接続されている。
【0034】
操作パネル28の右側部には、米粒の白度を選択するための白度選択ボタン49が設けられている。白度選択ボタン49は、上白ボタン49A、標準ボタン49B、及び7分ボタン49Cから構成されており、上白ボタン49A、標準ボタン49B、及び7分ボタン49Cは、それぞれ後述する制御装置50に接続されている。
【0035】
図3に示されるように、制御装置50は、中央処理装置(CPU)52、リードオンメモリ(ROM)54、ランダムアクセスメモリ(RAM)56、入力ポート58、出力ポート60を含んで構成されている。入力ポート58には前述のコイン金額識別部30、カード度数識別部32、白度選択ボタン49、及び籾殻検出器62のリミットスイッチ64が接続されている。一方、出力ポート60には、張込みホッパ14のスクリュウコンベア15、昇降機16、切換弁17、籾摺機18、石抜き機20、精米機22、研米機38、昇降機42、及び砕粒選別機44の各駆動モータがそれぞれ接続されている。また、ROM54には、自動精米装置10の初期状態の設定情報、精米機22による米粒の精米処理に要する所定の時間情報(自動精米装置10の満了作動時間の所定の値)及び所定の運転プログラムが記憶されており、この運転プログラムに従ってCPU52が前記各駆動部を制御する。一方、RAM56には、精米機22で米粒を精米処理するために支払われた金額に応じた時間情報(言い換えれば、精米処理に要する時間情報)がCPU52によって書き込まれるようになっており、CPU52は、精米機22による精米処理の実行時に、RAM56に書き込まれている精米処理に要する時間情報を常に参照しながら、前記各駆動部を制御する。
【0036】
また、制御装置50はタイマ機能を有しており、精米機22による精米処理の実行時には、CPU52がRAM56内の上記精米処理に要する時間情報を参照しながら精米機22による米粒の精米処理の実際の運転時間(自動精米装置10の作動時間)を常に計測し、この計測時間が、上記の精米処理に要する時間を経過した場合に、CPU52の指示によって精米機22による米粒の精米処理を終了(自動精米装置10の作動を満了)する。
【0037】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0038】
上記構成の自動精米装置10を利用する際には、張込みホッパ14へ籾Mあるいは玄米Gを投入すると共に、コインをコイン金額識別部30の投入口34に投入するか、カードをカード度数識別部32の挿入口36へ挿入する。次いで、上白ボタン49A、標準ボタン49B、及び7分ボタン49Cの何れか1つが操作されると、張込みホッパ14のスクリュウコンベア15、昇降機16、籾摺機18、石抜き機20、精米機22、研米機38、及び昇降機42の各駆動モータ(籾摺機18では一対のゴムロール19(衝撃式の籾摺機では脱ぷファン)の駆動モータ等)に電流が供給されて当該各駆動モータが作動されることで、自動精米装置10の運転が開始される。
【0039】
自動精米装置10の運転が開始されると、張込みホッパ14へ投入された籾Mあるいは玄米Gは、スクリュウコンベア15、昇降機16及び切換弁17によって籾摺機18へ供給されて、所定時間(数秒間)脱ぷ処理される。
【0040】
ここで、籾摺機18の風選室に設けられた籾殻検出器62が籾殻Kを検出した際には、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機18に供給された米粒が籾Mであることが識別される。これにより、張込みホッパ14へ投入された籾Mは、切換弁17を介して継続して籾摺機18へ供給されて、脱ぷ処理されることで、脱ぷ処理後の玄米Gが石抜き機20へ供給されて石抜きされる。
【0041】
一方、籾殻検出器62が籾殻Kを検出しない際には、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機18に供給された米粒が玄米Gであることが識別される。これにより、切換弁17が作動される(切り替えられる)ことで、張込みホッパ14へ投入された玄米Gは、籾摺機18を介さないで石抜き機20へ供給されて石抜きされる。
【0042】
石抜き機20によって石抜きされた米粒(玄米G)は、さらに精米機22へ供給される。精米機22では、玄米Gの精米処理が実施される。また、この精米機22による精米処理の際に発生する米糠は、糠回収機24によって回収されて糠袋25に集積される。
【0043】
さらに、精米機22によって精米された白米Hは、研米機38へ供給され、この研米機38によって、当該白米Hの表面に付着している糖粉が取り除かれ、光沢のあるきれいな簡易無洗米KM(水でさっと軽く洗うだけで炊飯できる白米)とされる。
【0044】
またさらに、研米機38によって処理された簡易無洗米KMは、昇降機42によって持ち上げ搬送されて砕粒選別機44へ供給される。この場合において、上記の簡易無洗米KMと共に、砕粒(図示省略)も砕粒選別機44へ供給される。さらに、研米機38が繰り返し運転された場合には、研米機38によって取り除ききれなくなった糖粉の塊である糠玉(図示省略)も上記の簡易無洗米KM、砕粒と共に砕粒選別機44へ供給される。
【0045】
砕粒選別機44では、精米処理及び研米処理された簡易無洗米KMの中から糠玉や砕粒が取り除かれ、この糠玉や砕粒が取り除かれた簡易無洗米KMは、良質の美味しい簡易無洗米(澱粉粒の流れ出しによるべた付きがなく炊飯できる簡易無洗米)KMとされる。
【0046】
この良質の美味しい簡易無洗米KMは、砕粒選別機44の排出樋44Aから集積タンク26へ送り出され、袋27に集積されて、利用者に提供される。
【0047】
以上の工程が順次実施され、投入されたコイン又は挿入されたカードに応じた所定時間(精米機22による米粒の精米処理に要する時間)経過した後に精米機22による精米処理が停止される。
【0048】
ここで、リミットスイッチ64と籾殻感知板66とを有して構成される籾殻検出器62が、籾摺機18内の籾殻Kを検出するか否かによって、張込みホッパ14へ投入された米粒が籾Mであるか玄米Gであるかを識別する。このため、張込みホッパ14へ投入された米粒が籾Mであるか玄米Gであるかを、比較的簡単かつ確実に、しかも安価な構成で識別することができる。さらに、リミットスイッチ64は、旧来からの実績ある機器であり、誤動作を抑制することができる。
【0049】
なお、本実施の形態では、本発明の識別手段として籾殻検出器62を使用した構成としたが、本発明の識別手段としてカレントセンサを使用した構成としてもよく、この場合でも、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0050】
この場合、カレントセンサは、籾摺機18の一対のゴムロール19を駆動する駆動モータに接続されており、カレントセンサは、当該駆動モータに供給される電流値を検出可能にされると共に、制御装置50の入力ポート58に接続されている。
【0051】
ここで、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機18の一対のゴムロール19間に供給された米粒が籾Mである際には、カレントセンサが比較的大きな大電流値を検出する。これにより、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機18の一対のゴムロール19間に供給された米粒が籾Mであることが識別される。
【0052】
一方、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機18の一対のゴムロール19間に供給された米粒が玄米Gである際には、カレントセンサが比較的小さな小電流値(上記大電流値の約1/2の値)を検出する。これにより、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機18の一対のゴムロール19間に供給された米粒が玄米Gであることが識別される。
【0053】
また、衝撃式の籾摺機では、カレントセンサが籾摺機の脱ぷファンを駆動する駆動モータに接続されており、カレントセンサは、当該駆動モータに供給される電流値を検出可能にされると共に、制御装置50の入力ポート58に接続されている。
【0054】
ここで、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機の脱ぷファンに供給された米粒が籾Mである際には、カレントセンサが比較的大きな大電流値を検出する。これにより、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機18の一対のゴムロール19間に供給された米粒が籾Mであることが識別される。
【0055】
一方、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機の脱ぷファンに供給された米粒が玄米Gである際には、カレントセンサが比較的小さな小電流値(上記大電流値の約2/3の値)を検出する。これにより、張込みホッパ14へ投入されて籾摺機の脱ぷファンに供給された米粒が玄米Gであることが識別される。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動精米装置の全体構成を示す模式図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る自動精米装置の操作パネルの正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る自動精米装置の主要部を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る自動精米装置の籾殻検出器を示す側面図である。
【符号の説明】
【0057】
10 自動精米装置
17 切換弁(供給手段)
18 籾摺機
22 精米機
62 籾殻検出器(識別手段)
M 籾(原料米)
G 玄米(原料米)
K 籾殻
H 白米(精白米)
【出願人】 【識別番号】000144898
【氏名又は名称】株式会社山本製作所
【出願日】 平成19年1月19日(2007.1.19)
【代理人】 【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳

【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳

【識別番号】100085279
【弁理士】
【氏名又は名称】西元 勝一

【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志


【公開番号】 特開2008−173578(P2008−173578A)
【公開日】 平成20年7月31日(2008.7.31)
【出願番号】 特願2007−10327(P2007−10327)