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【発明の名称】 脱ぷ装置
【発明者】 【氏名】光畑 友啓

【氏名】横田 浩司

【要約】 【課題】一対のゴムロール間に籾を供給して籾摺りを行う脱ぷ装置であって、前記一対のゴムロール間に到達する籾の量を適正なものにでき、これにより砕粒の発生率を低減して籾摺り効率を向上させることができる脱ぷ装置を提供する。

【解決手段】一対のゴムロール11,12間に籾Tを供給して籾摺りを行う脱ぷ装置100は、一対のゴムロール11,12の上方に配設された籾供給部10と、籾供給部10から供給される籾Tを一対のゴムロール間11,12に案内する流下板31と、流下板31を流下する籾Tの層厚を調整できるように該流下板31に対して移動自在とされた層厚調整弁32とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いの間に間隙が存する状態で対向配置された一対のゴムロール間に籾を供給して籾摺りを行う脱ぷ装置であって、
前記一対のゴムロールの上方に配設された籾供給部と、
前記籾供給部から供給される籾を前記一対のゴムロール間に案内する流下板と、
前記流下板を流下する籾の層厚を調整できるように該流下板に対して移動自在とされた層厚調整弁とを備えていることを特徴とする脱ぷ装置。
【請求項2】
前記流下板において前記層厚調整弁より前記落下方向の下流側を流下する籾の層厚を検出する層厚検出装置と、
前記層厚調整弁を作動させる層厚調整弁用アクチュエータと、
制御部とを備え、
前記制御部は、前記層厚検出装置の検出値に基づき、前記層厚調整弁用アクチュエータを制御して前記層厚調整弁の調整量を変更するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の脱ぷ装置。
【請求項3】
前記籾供給部は、籾の供給量を調整する流量制御弁と、前記流量制御弁を作動させる流量制御弁用アクチュエータとを備え、
前記制御部は、前記層厚検出装置の検出値に基づき、前記流量制御弁用アクチュエータを制御して前記流量制御弁の調整量を変更するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の脱ぷ装置。
【請求項4】
前記流下板において前記層厚調整弁より前記落下方向の上流側に位置する籾の籾量を検出する籾量検出装置を備え、
前記制御部は、前記籾量検出装置の検出値に基づき、前記層厚調整弁用アクチュエータを制御して前記層厚調整弁の調整量を変更するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の脱ぷ装置。
【請求項5】
前記流下板において前記層厚調整弁より前記落下方向の上流側に位置する籾の籾量を検出する籾量検出装置を備え、
前記籾供給部は、籾の供給量を調整する流量制御弁と、前記流量制御弁を作動させる流量制御弁用アクチュエータとを備え、
前記制御部は、前記籾量検出装置の検出値に基づき、前記流量制御弁用アクチュエータを制御して前記流量制御弁の調整量を変更するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の脱ぷ装置。
【請求項6】
前記流下板は、籾の落下方向最下流側に位置する最終流下板とされていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の脱ぷ装置。
【請求項7】
前記最終流下板は、傾斜角度が調整可能とされていることを特徴とする請求項6に記載の脱ぷ装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、一対のゴムロール間に籾を供給して籾摺りを行う脱ぷ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
互いの間に間隙が存する状態で対向配置された一対のゴムロールと、前記一対のゴムロールの上方に配設された供給部と、前記供給部から供給された籾を前記一対のゴムロールの間へ案内する流下板とを備えた脱ぷ装置は従来から種々提案されている。
【0003】
ところで、斯かる脱ぷ装置においては、前記一対のゴムロールに到達する籾の量が該一対のゴムロールの処理能力に対して過少であると籾摺り効率が悪化する。逆に、前記一対のゴムロールに到達する籾の量が該一対のゴムロールの処理能力に対して過多であると、該一対のゴムロールの上方に籾が滞留してしまい、籾の姿勢悪化に起因する砕粒や籾摺り不良を招き、結果として、籾摺り効率が悪化する。
【0004】
この点に関し、従来の脱ぷ装置においては、前記供給部に、例えばリードローラ及び流量制御弁からなる供給量調整手段が設けられており、該供給量調整手段によって前記一対のゴムロールへ向けて供給する籾の量を調整している(例えば、下記特許文献1参照)。
【0005】
詳しくは、前記リードローラは一定速度で回転されており、前記流量制御弁は前記リードローラとの間の間隙を変更し得るように前記リードローラに対して相対移動可能とされている。斯かる構成において、前記流量制御弁を移動させることで前記間隙を変更し、これにより、前記間隙を通過する籾の量を調整することで、前記一対のゴムロールへの籾の供給量を制御している。
【0006】
しかしながら、前記供給量調整手段は、前記リードローラの上部に滞留している状態の籾の放出量を前記流量制御弁によって調整するものであり、前記一対のゴムロールに到達する籾の到達量が該一対のゴムロールの処理能力に合うように前記供給量調整手段によって籾の放出量を調整することは困難である。
即ち、前記リードローラの上部に滞留している際の籾の姿勢は不均一である。従って、この状態において、前記流量制御弁を操作して前記リードローラとの間の前記間隙を調整しても、籾の通過量(即ち、供給量又は放出量)は均一にはならない。
【特許文献1】特開昭56−28601号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、一対のゴムロールに到達する籾の量を該一対のゴムロールの処理能力に合うように容易に調整可能な脱ぷ装置の提供を、一の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は前記目的を達成する為に、互いの間に間隙が存する状態で対向配置された一対のゴムロール間に籾を供給して籾摺りを行う脱ぷ装置であって、前記一対のゴムロールの上方に配設された籾供給部と、前記籾供給部から供給される籾を前記一対のゴムロール間に案内する流下板と、前記流下板を流下する籾の層厚を調整できるように該流下板に対して移動自在とされた層厚調整弁とを備えていることを特徴とする脱ぷ装置を提供する。
【0009】
本発明に係る脱ぷ装置において、前記流下板において前記層厚調整弁より前記落下方向の下流側を流下する籾の層厚を検出する層厚検出装置と、前記層厚調整弁を作動させる層厚調整弁用アクチュエータと、制御部とを備え、前記制御部は、前記層厚検出装置の検出値に基づき、前記層厚調整弁用アクチュエータを制御して前記層厚調整弁の調整量を変更するように構成されている場合を例示できる。
【0010】
斯かる構成においては、次の具体的態様を適用することができる。即ち、
(a)前記籾供給部は、籾の供給量を調整する流量制御弁と、前記流量制御弁を作動させる流量制御弁用アクチュエータとを備え、前記制御部は、前記層厚検出装置の検出値に基づき、前記流量制御弁用アクチュエータを制御して前記流量制御弁の調整量を変更するように構成されている態様、
(b)前記流下板において前記層厚調整弁より前記落下方向の上流側に位置する籾の籾量を検出する籾量検出装置を備え、前記制御部は、前記籾量検出装置の検出値に基づき、前記層厚調整弁用アクチュエータを制御して前記層厚調整弁の調整量を変更するように構成されている態様、
(c)前記流下板において前記層厚調整弁より前記落下方向の上流側に位置する籾の籾量を検出する籾量検出装置を備え、前記籾供給部は、籾の供給量を調整する流量制御弁と、前記流量制御弁を作動させる流量制御弁用アクチュエータとを備え、前記制御部は、前記籾量検出装置の検出値に基づき、前記流量制御弁用アクチュエータを制御して前記流量制御弁の調整量を変更するように構成されている態様である。
【0011】
又、本発明に係る脱ぷ装置において、前記流下板は、籾の落下方向最下流側に位置する最終流下板とされていてもよい。この場合、前記最終流下板は、傾斜角度が調整可能とされている場合を例示できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る脱ぷ装置は、前記流下板を流下する籾に対して作用する前記層厚制御弁を備えており、前記層厚調整弁によって略一定姿勢で流下する籾の層厚制御が可能とされている。従って、一対のゴムロールに到達する籾を、該一対のゴムロールの処理能力に合うように容易に制御することができる。本発明に係る脱ぷ装置は、特に、長粒米のように、その姿勢によって所定間隙の間を通過する通過量が大きく変化する場合に、有効である。
【0013】
本発明に係る脱ぷ装置において、前記層厚検出装置と、前記層厚調整弁用アクチュエータと、前記制御部とを備え、前記制御部は、前記層厚検出装置の検出値に基づき、前記層厚調整弁用アクチュエータを制御して前記層厚調整弁の調整量を変更するように構成されている場合には、前記流下板の前記層厚調整弁より前記下流側を流下する籾の層厚を前記層厚検出装置によって検出し、該検出した検出値に基づいて前記層厚調整弁を該層厚が所定の層厚になるように調整することができる。これにより、前記一対のゴムロール間に到達する籾の量を該一対のゴムロールの処理能力に合うよう自動的に調整することができる。
斯かる構成において、前記籾供給部は、前記流量制御弁と、前記流量制御弁用アクチュエータとを備え、前記制御部は、前記層厚検出装置の検出値に基づき、前記流量制御弁用アクチュエータを制御して前記流量制御弁の調整量を変更するように構成されている場合には、前記流下板の前記層厚調整弁より前記下流側を流下する籾の層厚を前記層厚検出装置によって検出し、該検出した検出値に応じて前記流量制御弁を前記籾供給部の供給量が適正なものになるように自動的に調整することができる。
【0014】
ところで、前記流下板の前記層厚調整弁より前記上流側の籾量が前記層厚調整弁と前記流下板との間隙を通過する籾の量に対して過多となると、前記間隙で籾が詰まるという不都合を招く。
斯かる観点から、前記籾量検出装置を備え、前記制御部は、前記籾量検出装置の検出値に基づき、前記層厚調整弁用アクチュエータを制御して前記層厚調整弁の調整量を変更するように構成されている場合には、前記流下板の前記層厚調整弁より前記上流側の籾量を前記籾量検出装置によって検出し、該検出した検出値に基づいて前記層厚調整弁と前記流下板との間隙を所定の間隔から所定の距離だけ拡げるように前記層厚調整弁の調整量を変更できる。従って、前記籾詰まりを効果的に防止することができる。
【0015】
又、前記籾量検出装置を備え、前記籾供給部は、前記流量制御弁と、前記流量制御弁用アクチュエータとを備え、前記制御部は、前記籾量検出装置の検出値に基づき、前記流量制御弁用アクチュエータを制御して前記流量制御弁の調整量を変更するように構成されている場合には、前記流下板の前記層厚調整弁より前記上流側の籾量を前記籾量検出装置によって検出し、該検出した検出値に応じて前記籾供給部の供給量が適正なものになるように前記流量制御弁の調整量を変更することができる。従って、前記籾詰まりを効果的に防止することができる。
【0016】
本発明に係る脱ぷ装置において、前記流下板は、籾の落下方向最下流側に位置する最終流下板とされている場合には、前記層厚調整弁を、該最終流下板を流下する籾に対して作用するように構成することができ、これにより、前記一対のゴムロールに到達する籾量をより正確に制御することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る脱ぷ装置100の概略側面図である。
【0018】
図1に示す脱ぷ装置100は、互いの間に間隙が存する状態で対向配置された一対のゴムロール11,12と、前記一対のゴムロール11,12の上方に配設された籾供給部20と、前記籾供給部20から供給される籾を前記一対のゴムロール11,12間に案内する流下板(ここでは籾の落下方向X最下流側に位置最終流下板)31とを備え、該一対のゴムロール11,12間に籾を供給して籾摺りを行うように構成されている。
【0019】
図1に示す脱ぷ装置100は、本実施の形態では、前記一対のゴムロール11,12が互いに逆方向に且つ異なる周速度で回転するように構成されている。
詳しくは、前記脱ぷ装置100は、ゴムロール装置10を備えており、該ゴムロール装置10に前記一対のゴムロール11,12が備えられている。
前記一対のゴムロール11,12は、前記籾落下方向Xを直交する方向に沿った軸線回り回転可能に前記ゴムロール装置10の機枠10aに支持されており、駆動電動機等の駆動源(図示省略)からの動力が駆動ベルト等の駆動伝達手段(図示省略)を介して伝達されることによって、互いに逆方向に周速差をもって回転するように構成されている。
【0020】
なお、前記一対のゴムロール11,12は、互いに対して所定幅の間隔を存しつつ対向配置されており、少なくとも一対のゴムロールが他方に対して接離可能な可動ロールとされている。ここでは、一方のゴムロールは軸線位置が固定された固定ロール11とされ、他方のゴムロールは可動ロール12とされている。
斯かる構成を備えた脱ぷ装置100は、前記一対のゴムロール11,12の摩耗により拡がる前記間隔の幅を、前記可動ロール12の移動によって前記所定幅に維持し得るように構成されている。
【0021】
前記籾供給部20は、籾供給部本体21と、前記籾供給部本体21の上部に設けられた供給タンク22と、前記籾供給部本体21の下部に設けられたシャッター機構23とを備えている。
【0022】
前記籾供給部本体21は、上部に設けられた上部開口21aに籾が供給され且つ下部に設けられた下部開口21bから籾が下方に向けて排出されるように構成されている。
前記供給タンク22は、籾を貯留するものであり、下部に設けられた下部開口22aが前記籾供給部本体21の上部開口21aに連通するように構成されている。
前記シャッター機構23は、開閉可能とされたシャッターが開状態のときは前記籾供給部本体21から籾が下方に供給されるように且つ該シャッターが閉状態のときは前記籾供給部本体21からの籾の供給が停止されるように構成されている。
【0023】
前記籾供給部20は、さらに、前記籾供給部本体21の下方に配設された供給量調整手段50を備えている。
前記供給量調整手段50は、リードローラ24及び流量制御弁25を備えており、前記一対のゴムロール11,12へ向けて供給する籾の量を調整するように構成されている。
具体的には、前記リードローラ24は、前記一対のゴムロール11,12の軸線方向に沿った軸線回り回転可能に前記籾供給部20に機枠20aに支持されており、駆動源(図示省略)からの動力が駆動伝達手段(図示省略)を介して伝達されることで回転駆動するように構成されている。
斯かる構成を備えた前記リードローラ24は、前記駆動源によって回転駆動されることによって、前記籾供給部本体21から排出された籾を下方にかき落としできるようになっている。
【0024】
又、前記流量制御弁25は、基端部25aが前記一対のゴムロール11,12の軸線方向に沿った枢支軸Q1回りに揺動自在に前記籾供給部20に機枠20aに支持され且つ先端部25bが前記リードローラ24の籾かき落とし部24aに間隙P1を存し得るように対向配置されている。
斯かる構成を備えることにより、前記流量制御弁25は、前記枢支軸Q1回りに揺動されることによって、前記リードローラ24との前記間隙P1の間隔dを調整できるようになっており、これにより前記間隙P1を通過する籾の供給量を調整できるようになっている。
【0025】
前記脱ぷ装置100は、ここでは、籾流下部30を備えており、該籾流下部30に前記最終流下板31が備えられている。
前記最終流下板31は、基端部31aが前記一対のゴムロール11,12の軸線方向に沿った枢支軸Q2回りに揺動可能に前記籾流下部30の機枠30aに支持されており、水平線Hに対して任意の傾斜角度θを持って傾斜するように構成されている。なお、前記最終流下板31の傾斜角度θは、ここでは、自重によって垂れ下がる前記最終流下板31の下部を支持し、進退可能とされた螺杆31cによって調整できるようになっている。
斯かる構成を備えることにより、前記最終流下板31は、籾を前記一対のゴムロール11,12間に導くことができるようになっている。
【0026】
前記籾流下部30は、前記最終流下板31に加えて、一又は複数の流下板を備えていてもよい。この場合、これらの流下板は、籾の落下経路に沿って交互に傾斜するように配置される場合を例示できる。
なお、前記最終流下板31は、籾の供給量を調整する流量制御弁25の機能を兼ねたものとされていてもよい。
【0027】
前記脱ぷ装置100は、さらに、前記最終流下板31を流下する籾の層厚を調整できるように該最終流下板31に対して移動自在とされた層厚調整弁32を備えている。
【0028】
次に、前記脱ぷ装置100による籾摺り動作について図2を参照しながら詳述する。
図2は、図1に示す脱ぷ装置100による籾摺り動作を説明する為の図であって、前記最終流下板31及び前記層厚調整弁32部分を中心に示す概略側面図である。
【0029】
前記脱ぷ装置100では、例えば、籾摺りを行うにあたり、前記最終流下板31と前記層厚調整弁32との間隙P2が所定の適正間隔に調整される。ここで、前記適正間隔は、前記一対のゴムロール11,12の処理能力に対する該一対のゴムロール11,12間に到達する籾Tの量を適正なものにできる間隔とされる。
前記籾供給部20から下方に供給された籾Tは、前記最終流下板31に移行し、該最終流下板31を流下する。
このとき、前記間隙P2は前記適正間隔に調整されているので、前記最終流下板31を流下する籾Tは、前記最終流下板31の前記層厚調整弁32より前記籾落下方向X上流側において層厚hが前記最終流下板31と前記層厚調整弁32との前記適正間隔より大きい場合には、上層部分が前記間隙P2によって堰き止められ、下層部分が前記間隙P2によって前記一対のゴムロール11,12の処理能力に合わせた適正層厚haに調整された状態で該間隙P2を通過する。これにより該間隙P2を通過した籾Tは該適正層厚haに調整された状態で前記一対のゴムロール11,12間に到達する。
【0030】
このように前記脱ぷ装置100によれば、前記最終流下板31を流下する籾Tを前記最終流下板31と前記層厚調整弁32との前記間隙P2によって前記適正層厚haに調整できるので、該適正層厚haに調整された籾Tを前記一対のゴムロール11,12間に到達させることができる。従って、前記一対のゴムロール11,12間に到達する籾Tの量を適正なものにでき、これにより砕粒の発生率を低減して籾摺り効率を向上させることができる。
さらに、前記間隙P2を籾Tが通過する際には、前記最終流下板31を流下する籾Tを前記層厚調整弁32との接触によって適正な姿勢に整列させることができる。従って、例えば、前記リードローラ24の上部に滞留している際の籾Tの姿勢が不均一であっても、前記一対のゴムロール11,12間に到達する際の籾Tの姿勢を均一化させることができ、それだけ砕粒の発生率を低減して籾摺り効率を向上させることができる。
【0031】
なお、前記最終流下板31は、本実施の形態では、傾斜角度θが調整可能とされているが、該傾斜角度θが調整された場合には、前記最終流下板31と前記層厚調整弁32との前記間隙P2を前記適正間隔になるように調整することができる。
【0032】
前記層厚調整弁32について詳述すると、該層厚調整弁32は、前記最終流下板31の上方且つ籾Tの落下経路から外れた位置に配設され、該最終流下板31に対して前記一対のゴムロール11,12の軸線方向に沿った枢支軸Q3回り揺動可能とされている。
具体的には、前記層厚調整弁32は、基端部32aが前記枢支軸Q3回りに揺動可能に前記籾流下部30の機枠30aに支持されており、該揺動によって先端部32bと前記最終流下板31との間隙P2の間隔を変更できるように構成されている。なお、前記間隙P2の間隔は、ここでは、前記基端部32aを前記籾流下部30の機枠30aに固定するボルト等の軸部材33を緩めることによって調整できるようになっている。
【0033】
本実施の形態において、図1及び図2に示す脱ぷ装置100は、前記層厚調整弁32と前記最終流下板31との前記間隙P2を所定の間隔にすべく、該間隙P2の間隔を自動的に調整するように構成されていてもよい。
【0034】
(第1制御例)
図3は、図1及び図2に示す脱ぷ装置100において前記層厚調整弁32と前記最終流下板31との間隙P2の間隔を自動的に調整する第1制御例を行うように構成した一例を示す概略側面図である。
又、図4は、図3に示す脱ぷ装置100の制御系のシステムブロック図である。
【0035】
図3に示す脱ぷ装置100は、図1に示す脱ぷ装置100の構成に加えて、前記最終流下板31において前記層厚調整弁32の籾接触部32cより前記籾落下方向Xの下流側を流下する籾Tの層厚を検出する層厚検出装置40と、前記層厚調整弁32を作動させる層厚調整弁用アクチュエータ50と、制御部60(図3では図示を省略、図4参照)とを備えている。
前記層厚調整弁32は、前記層厚調整弁用アクチュエータ50の作動によって調整可能とされている。
そして、前記制御部60は、前記層厚検出装置40の検出値に基づき、前記層厚調整弁用アクチュエータ50を制御して前記層厚調整弁32の調整量を変更するように構成されている。
なお、前記層厚調整弁32は、前記枢支軸Q3回りに揺動自在とされている。
【0036】
斯かる構成を備えることにより、図3に示す脱ぷ装置100は、前記最終流下板31の前記層厚調整弁32より前記下流側を流下する籾Tの層厚を前記層厚検出装置40によって検出し、該検出した検出値に基づいて前記層厚調整弁32の調整量を変更することができ、これにより該層厚を所定の層厚になるように調整することができる。従って、前記一対のゴムロール11,12間に到達する籾Tの量を自動的に適正なものにすることができる。
【0037】
さらに具体的に説明すると、前記層厚検出装置40は、ここでは、前記最終流下板31において前記層厚調整弁32の籾接触部32cより前記下流側を流下する籾Tに向けて光照射する発光部41と、該籾Tからの反射光を受光する受光部42とを備えたものとされている。
前記発光部41は、該籾Tに光を照射する為の作動信号が前記制御部60から送信されるように該制御部60の出力系に電気的に接続されている。
前記受光部42は、該籾Tからの反射光を検出した検出信号が前記制御部60に送信されるように該制御部60の入力系に電気的に接続されている。
【0038】
前記層厚調整弁用アクチュエータ50は、前記層厚調整弁32を前記枢支軸Q3回りに回動させる可動アーム51と、前記可動アーム51を作動させる駆動部52とを備えている。
前記可動アーム51は、前記駆動部52に対して進退可能とされており、先端部が前記層厚調整弁32に連結されている。
前記駆動部52は、前記籾流下部30の機枠30aに支持されており、前記可動アーム51を作動させる為の作動信号が前記制御部60から送信されるよう該制御部60の出力系に電気的に接続されている。
【0039】
前記制御部60は、前記発光部41に作動信号を出力すると共に前記受光部42からの検出信号を入力し、該検出信号に基づき前記駆動部52に作動信号を出力するように構成されており、制御装置61及び記憶部62を備えている。
具体的には、前記制御装置61は、中央処理装置(CPU)からなり、各種演算処理を実行する制御演算手段を含んでいる。
前記記憶部62には、前記第1制御例及び後述する第2から第4制御例を含む制御プログラムや必要な関数が記憶されており、例えば、ROM62a及びRAM62bを含んでいる。
【0040】
前記ROM62aは、前記制御プログラムを格納したり、後述する演算式又はルックアップテーブルに関する所定のデータを記憶するように構成されている。前記CPU61は、前記ROM62aに格納された前記制御プログラムを必要に応じて前記RAM62bにロードし、該制御プログラムを実行するように構成されている。又、前記RAM62bは、前記CPU61による前記制御プログラムの実行の際に使用され、且つ、該実行の際に生成されるデータを一時的に保持するように構成されている。なお、前記CPU61は時計用のタイマを内蔵している。又、前記記憶部62には、後述する第1及び第2供給量換算用演算式が予め記憶されている。
【0041】
前記制御部60は、前記層厚検出装置40の検出値に対応する層厚値が所定の閾値を超えている場合には前記層厚調整弁32と前記最終流下板31との間隔が狭くなるように前記層厚調整弁用アクチュエータ50を作動させ、且つ、前記層厚検出装置40の検出値に対応する層厚値が前記閾値を下回る場合には前記層厚調整弁32と前記最終流下板31との間隔が拡がるように前記層厚調整弁用アクチュエータ50を作動させるように構成されている。
なお、前記制御部60は、前記発光部41の発光タイミングと前記受光部42の受光タイミングとの時間差を測定することで、該籾Tの層厚を検出することができるようになっている。
【0042】
図5は、前記第1制御例の流れを示すフローチャートである。
図3に示す脱ぷ装置100は、籾摺り動作にあたり、先ず、前記発光部41から前記最終流下板31の前記層厚調整弁32より前記下流側に位置する籾Tに向けて光照射すると共に、該籾Tからの反射光を前記受光部42にて受光することで、該籾Tの層厚を検出する(ステップS1)。
次いで、前記層厚検出装置40の検出値に対応する層厚値が前記閾値を超えているか否かを判断し(ステップS2)、該層厚値が該閾値を超えていると判断した場合には前記層厚調整弁32と前記最終流下板31との間隔P2が狭くなるように前記層厚調整弁用アクチュエータ50の前記駆動部52を作動させ(ステップS3)、ステップS6に移行する一方、該層厚値が該閾値以下であると判断した場合にはステップS4に移行する。
【0043】
前記層厚検出装置40の検出値に対応する層厚値が前記閾値以下であると判断した場合には、該層厚値が該閾値を下回っているか否かを判断する(ステップS4)。
前記ステップS4で該層厚値が該閾値を下回っていると判断した場合には前記層厚調整弁32と前記最終流下板31との間隔P2が拡がるように前記層厚調整弁用アクチュエータ50の前記駆動部52を作動させ(ステップS5)、ステップS6に移行する。
又、前記ステップS4で該層厚値が該閾値と等しいと判断した場合にはそのままステップS6に移行する。
【0044】
ステップS6では、動作終了か否かを判断し、動作が終了していないと判断した場合には、前記ステップS1に移行し、前記ステップS1〜ステップS5の処理を繰り返す一方、動作が終了したと判断した場合には、処理を終了する。
【0045】
(第2制御例)
図6は、図3に示す脱ぷ装置100において前記第1制御例の他の例である第2制御例を行うように構成した一例を示す概略側面図である。
又、図7は、図6に示す脱ぷ装置100の制御系のシステムブロック図である。
なお、図6及び図7において、図3及び図4に示す同一の構成、作用を有する部材には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0046】
図6に示す脱ぷ装置100は、図3に示す脱ぷ装置100の構成に加えて、前記流量制御弁25を作動させる流量制御弁用アクチュエータ80を備えている。
前記流量制御弁用アクチュエータ80は、前記籾供給部20に備えられている。
前記流量制御弁25は、前記流量制御弁用アクチュエータ80の作動によって調整可能とされている。
前記制御部60は、前記構成に加えて、前記層厚検出装置40の検出値に基づき、前記流量制御弁用アクチュエータ80を制御して前記流量制御弁25の調整量を変更するように構成されている。
【0047】
斯かる構成を備えることにより、図6に示す脱ぷ装置100は、前記最終流下板31の前記層厚調整弁32より前記下流側を流下する籾Tの層厚を前記層厚検出装置40によって検出し、該検出した検出値に基づいて前記流量制御弁25の調整量を変更できるので、前記籾供給部20の供給量が前記層厚に応じて適正なものになるように前記流量制御弁25を自動的に調整することができる。
【0048】
さらに具体的に説明すると、前記流量制御弁用アクチュエータ80は、前記流量制御弁25を前記枢支軸Q1回りに回動させる可動アーム81と、前記可動アーム81を作動させる駆動部82とを備えている。
前記可動アーム81は、前記駆動部82に対して進退可能とされており、先端部が前記流量制御弁25に連結されている。
前記駆動部82は、前記籾供給部20の機枠20aに支持されており、前記可動アーム81を作動させる為の作動信号が前記制御部60から送信されるよう該制御部60の出力系に電気的に接続されている。
【0049】
前記制御部60は、前記構成に加えて、前記発光部41に作動信号を出力すると共に前記受光部42からの検出信号を入力し、該検出信号に基づき前記駆動部82に作動信号を出力するように構成されている。
【0050】
前記制御部60は、前記層厚検出装置40の検出値に応じて前記流量制御弁25と前記リードローラ24との間隔dを変更するように前記流量制御弁用アクチュエータ80を作動させるように構成されている。
詳しくは、前記層厚検出装置40の検出値に対応する層厚値が大きくなるに従って、前記流量制御弁25と前記リードローラ24との間隔dが大きくなるように前記流量制御弁用アクチュエータ80を作動させるように構成されている。
【0051】
図8は、前記第2制御例の流れを示すフローチャートである。なお、図8においてステップS1〜ステップS5については、図5のフローチャートと同様であり、説明を省略する。
ステップS6では、前記層厚検出装置40の検出値から前記間隙P1の間隔を設定し、ステップS7に移行する。
具体的には、前記ステップS6においては、前記記憶部62に記憶された前記第1供給量換算用演算式を用いて、前記ステップS1で検出した前記層厚検出装置40の検出値に対応する前記間隙P1の間隔に換算する。
ここで、前記第1供給量換算用演算式は、前記層厚検出装置40の検出値とこれに対応する前記間隙P1の間隔とが関連づけられたものとされている。
【0052】
ステップS7では、所定の基準位置(例えば、前記間隔dがゼロとなる位置(前記流量制御弁25が閉じた位置))を基準にして前記間隔dが前記ステップS6で設定した間隔になるように、前記流量制御弁用アクチュエータ80の前記駆動部82を作動させ、ステップS8に移行する。
ステップS8では、動作終了か否かを判断し、動作が終了していないと判断した場合には、前記ステップS1に移行し、前記ステップS1〜ステップS7の処理を繰り返す一方、動作が終了したと判断した場合には、処理を終了する。
【0053】
又、図3に示す脱ぷ装置100は、前記層厚調整弁32と前記最終流下板31との前記間隙P2での籾Tの詰まりを防止すべく、該間隙P2の間隔を自動的に調整するように構成されていてもよい。
【0054】
(第3制御例)
図9は、図3に示す脱ぷ装置100において前記第1制御例のさらに他の例である第3制御例を行うように構成した一例を示す概略側面図である。
又、図10は、図9に示す脱ぷ装置100の制御系のシステムブロック図である。
なお、図9及び図10において、図3及び図4に示す同一の構成、作用を有する部材には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0055】
図9に示す脱ぷ装置100は、図3に示す脱ぷ装置100の構成に加えて、前記最終流下板31において前記層厚調整弁32の籾接触部32cより前記籾落下方向Xの上流側に位置する籾Tの籾量を検出する籾量検出装置70を備えている。
前記制御部60は、前記籾量検出装置70の検出値に基づき、前記層厚調整弁用アクチュエータ50を制御して前記層厚調整弁32の調整量を変更するように構成されている。
【0056】
斯かる構成を備えることにより、図9に示す脱ぷ装置100は、前記最終流下板31の前記層厚調整弁32より前記上流側の籾量を前記籾量検出装置70によって検出し、該検出した検出値に基づいて前記層厚調整弁32と前記最終流下板31との間隙P2を所定の間隔から所定の距離だけ拡げるように前記層厚調整弁32の調整量を変更できる。従って、籾詰まりを効果的に防止することができる。
【0057】
さらに具体的に説明すると、籾の層厚と籾量は比例関係にあることから、前記籾量検出装置70は、前記最終流下板31において前記層厚調整弁32の籾接触部32cより前記上流側の籾Tの層厚を籾量として検出する装置とされていてもよい。
前記籾量検出装置70は、ここでは、前記最終流下板31において前記層厚調整弁32の籾接触部32cより前記上流側の籾Tに向けて光照射する発光部71と、該籾Tからの反射光を受光する受光部72とを備えたものとされている。
前記発光部71は、該籾Tに光を照射する為の作動信号が前記制御部60から送信されるよう該制御部60の出力系に電気的に接続されている。
前記受光部72は、該籾Tからの反射光を検出した検出信号が前記制御部60に送信されるよう該制御部60の入力系に電気的に接続されている。
【0058】
前記制御部60は、前記構成に加えて、前記発光部71に作動信号を出力すると共に前記受光部72からの検出信号を入力し、該検出信号に基づき前記駆動部52に作動信号を出力するように構成されている。
【0059】
前記制御部60は、前記籾量検出装置70の検出値に対応する籾量値が所定の第1閾値を超えている場合には前記層厚調整弁32と前記最終流下板31との間隔を所定の間隔から所定の距離だけ拡げるように前記層厚調整弁用アクチュエータ50を作動させるように構成されている。
又、前記制御部60は、前記構成に加えて、前記籾量検出装置70の検出値に対応する籾量値が前記第1閾値を下回った場合又は前記第1閾値より小さい所定の第2閾値を下回った場合(ここでは前記第2閾値を下回った場合)には前記層厚調整弁32と前記最終流下板31との間隔を前記所定間隔に戻すように前記層厚調整弁用アクチュエータ50を作動させるように構成されている。なお、前記制御部60は、前記間隔を所定の間隔から所定の距離だけ拡げてから所定時間経過後に該所定間隔に戻すように前記層厚調整弁用アクチュエータ50を作動させるように構成されていてもよい。
前記制御部60は、前記層厚検出装置40と同様、前記発光部71の発光タイミングと前記受光部72の受光タイミングとの時間差を測定することで、該籾Tの層厚を検出することができるようになっている。
【0060】
図11は、前記第3制御例の流れを示すフローチャートである。なお、図11においてステップS1〜ステップS5については、図5のフローチャートと同様であり、説明を省略する。
ステップS6’では、前記発光部71から前記最終流下板31の前記層厚調整弁32より前記上流側に位置する籾Tに向けて光照射すると共に、該籾Tからの反射光を前記受光部72にて受光することで、該籾Tの籾量を検出する。
次いで、前記籾量検出装置70の検出値に対応する籾量値が前記第1閾値を超えているか否かを判断し(ステップS7’)、該籾量値が該第1閾値を超えていると判断した場合には前記層厚調整弁32と前記最終流下板31との間隔が前記所定間隔haから前記所定距離だけ拡がるように前記層厚調整弁用アクチュエータ50の前記駆動部52を作動させ(ステップS8’)、ステップS11’に移行する一方、該籾量値が該第1閾値以下であると判断した場合にはステップS9’に移行する。
【0061】
前記籾量検出装置70の検出値に対応する籾量値が前記第1閾値以下であると判断した場合には、該籾量値が前記第2閾値を下回っているか否かを判断する(ステップS9’)。
前記ステップS9’で該籾量値が該第2閾値を下回っていると判断した場合には前記層厚調整弁32と前記最終流下板31との間隔が前記所定間隔haになるように前記層厚調整弁用アクチュエータ50の前記駆動部52を作動させ(ステップS10’)、ステップS11’に移行する。
又、前記ステップS9’で該籾量値が該第2閾値と等しいと判断した場合にはそのままステップS11’に移行する。
【0062】
ステップS11’では、動作終了か否かを判断し、動作が終了していないと判断した場合には、前記ステップS1に移行し、前記ステップS1〜ステップS10’の処理を繰り返す一方、動作が終了したと判断した場合には、処理を終了する。
【0063】
(第4制御例)
図12は、図3に示す脱ぷ装置100において前記第1御例のさらに他の例である第4制御例を行うように構成した一例を示す概略側面図である。
又、図13は、図12に示す脱ぷ装置100の制御系のシステムブロック図である。
なお、図12及び図13において、図3及び図4に示す同一の構成、作用を有する部材には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0064】
図12に示す脱ぷ装置100は、図3に示す脱ぷ装置100の構成に加えて、前記最終流下板31において前記層厚調整弁32の籾接触部32cより前記籾落下方向Xの上流側に位置する籾Tの籾量を検出する籾量検出装置70と、前記流量制御弁25を作動させる流量制御弁用アクチュエータ80とを備えている。
前記流量制御弁用アクチュエータ80は、前記籾供給部20に備えられている。
前記流量制御弁25は、前記流量制御弁用アクチュエータ80の作動によって調整可能とされている。
前記制御部60は、前記籾量検出装置70の検出値に基づき、前記流量制御弁用アクチュエータ80を制御して前記流量制御弁25の調整量を変更するように構成されている。
【0065】
斯かる構成を備えることにより、図12に示す脱ぷ装置100は、前記最終流下板31の前記層厚調整弁32より前記上流側の籾量を前記籾量検出装置70によって検出し、該検出した検出値に応じて前記籾供給部20の供給量が適正なものになるように前記流量制御弁25の調整量を変更することができる。従って、前記籾詰まりを効果的に防止することができる。
【0066】
さらに具体的に説明すると、前記籾量検出装置70は、図9に示すものと同様であり、ここでは説明を省略する。又、前記流量制御弁用アクチュエータ80は、図6に示すものと同様であり、ここでは説明を省略する。
【0067】
前記制御部60は、前記籾量検出装置70の検出値に応じて前記流量制御弁25と前記リードローラ24との間隔dを変更するように前記流量制御弁用アクチュエータ80を作動させるように構成されている。
詳しくは、前記籾量検出装置70の検出値に対応する籾量値が大きくなるに従って、前記流量制御弁25と前記リードローラ24との間隔dが小さくなるように前記流量制御弁用アクチュエータ80を作動させるように構成されている。
【0068】
図14は、前記第4制御例の流れを示すフローチャートである。なお、図14においてステップS1〜ステップS5については、図5のフローチャートと同様であり、説明を省略する。
ステップS6”では、前記発光部71から前記最終流下板31の前記層厚調整弁32より前記上流側に位置する籾Tに向けて光照射すると共に、該籾Tからの反射光を前記受光部72にて受光することで、該籾Tの籾量を検出する。
次いで、前記籾量検出装置70の検出値から前記間隙P1の間隔を設定し(ステップS7”)、ステップS8”に移行する。
具体的には、前記ステップS7”においては、前記記憶部62に記憶された前記第2供給量換算用演算式を用いて、前記ステップS6”で検出した前記籾量検出装置70の検出値に対応する前記間隙P1の間隔に換算する。
ここで、前記第2供給量換算用演算式は、前記籾量検出装置70の検出値とこれに対応する前記間隙P1の間隔とが関連づけられたものとされている。
【0069】
ステップS8”では、所定の基準位置(例えば、前記間隔dがゼロとなる位置(前記流量制御弁25が閉じた位置))を基準にして前記間隔dが前記ステップS7”で設定した間隔になるように、前記流量制御弁用アクチュエータ80の前記駆動部82を作動させ、ステップS9”に移行する。
ステップS9”では、動作終了か否かを判断し、動作が終了していないと判断した場合には、前記ステップS1に移行し、前記ステップS1〜ステップS8”の処理を繰り返す一方、動作が終了したと判断した場合には、処理を終了する。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】図1は、本実施の形態に係る脱ぷ装置の概略側面図である。
【図2】図2は、図1に示す脱ぷ装置による籾摺り動作を説明する為の図であって、最終流下板及び層厚調整弁部分を中心に示す概略側面図である。
【図3】図3は、図1及び図2に示す脱ぷ装置において層厚調整弁と最終流下板との間隙の間隔を自動的に調整する第1制御例を行うように構成した一例を示す概略側面図である。
【図4】図4は、図3に示す脱ぷ装置の制御系のシステムブロック図である。
【図5】図5は、第1制御例の流れを示すフローチャートである。
【図6】図6は、図3に示す脱ぷ装置において前記第1制御例の他の例である第2制御例を行うように構成した一例を示す概略側面図である。
【図7】図7は、図6に示す脱ぷ装置の制御系のシステムブロック図である。
【図8】図8は、第2制御例の流れを示すフローチャートである。
【図9】図9は、図3に示す脱ぷ装置100において前記第1制御例のさらに他の例である第3制御例を行うように構成した一例を示す概略側面図である。
【図10】図10は、図9に示す脱ぷ装置の制御系のシステムブロック図である。
【図11】図11は、第3制御例の流れを示すフローチャートである。
【図12】図12は、図3に示す脱ぷ装置100において前記第1制御例のさらに他の例である第4制御例を行うように構成した一例を示す概略側面図である。
【図13】図13は、図12に示す脱ぷ装置の制御系のシステムブロック図である。
【図14】図14は、前記第4制御例の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0071】
11,12 一対のゴムロール
20 籾供給部
25 流量制御弁
31 最終流下板
32 層厚調整弁
40 層厚検出装置
50 層厚調整弁用アクチュエータ
60 制御部
70 籾量検出装置
80 流量制御弁用アクチュエータ
100 脱ぷ装置
T 籾
X 籾落下方向
θ 傾斜角度
【出願人】 【識別番号】000006781
【氏名又は名称】ヤンマー株式会社
【出願日】 平成18年10月19日(2006.10.19)
【代理人】 【識別番号】100109427
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 活人

【識別番号】100114410
【弁理士】
【氏名又は名称】大中 実

【識別番号】100108992
【弁理士】
【氏名又は名称】大内 信雄

【識別番号】100145621
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 聰


【公開番号】 特開2008−100172(P2008−100172A)
【公開日】 平成20年5月1日(2008.5.1)
【出願番号】 特願2006−285134(P2006−285134)