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【発明の名称】 フラスコホルダー
【発明者】 【氏名】瀧本 善之

【要約】 【課題】フラスコを安定に保持することができるとともに、収納に必要なスペースを減らし得るフラスコホルダーを提供する。

【解決手段】フラスコ10の底部を搭載するための搭載領域5が設けられた基板1と、基板1に対する位置を変化させ得る複数の支持棒2と、支持棒2に着脱可能な梁3であって、複数の支持棒2によって基板1に対して平行に支持されるとともに、フラスコ10の首部を受け入れる保持部7を有する梁3と、を有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フラスコの底部を搭載するための搭載領域が設けられた基板と、
前記基板の少なくとも両端に設けられた蝶番の各々を介して前記基板に連結されるとともに、前記蝶番の開閉動作によって、前記基板に対して略垂直な位置または前記基板に対して略平行な位置に配置される複数の支持棒と、
前記支持棒に着脱可能な梁であって、前記複数の支持棒によって前記基板に対して平行に支持されるとともに、前記フラスコの首部を受け入れる保持部を有する梁と、を有することを特徴とするフラスコホルダー。
【請求項2】
フラスコの底部を搭載するための搭載領域が設けられた基板と、
前記基板の少なくとも両端に設けられた凹部の各々に着脱可能であって、当該凹部に挿入されることにより前記基板に対して略垂直な位置に配置される複数の支持棒と、
前記支持棒に着脱可能な梁であって、前記複数の支持棒によって前記基板に対して平行に支持されるとともに、前記フラスコの首部を受け入れる保持部を有する梁と、を有することを特徴とするフラスコホルダー。
【請求項3】
フラスコの底部を搭載するための搭載領域が設けられた基板と、
前記基板の少なくとも両端に設けられた金属領域に対して磁力を介して着脱可能な磁石領域を有し、当該磁石領域を介して前記金属領域に結合することにより前記基板に対して略垂直な位置に配置される複数の支持棒と、
前記支持棒に着脱可能な梁であって、前記複数の支持棒によって前記基板に対して平行に支持されるとともに、前記フラスコの首部を受け入れる保持部を有する梁と、を有することを特徴とするフラスコホルダー。
【請求項4】
前記梁には、前記保持部の開口を開閉可能に仕切る開閉手段が設けられており、
前記開閉手段は、前記開口を仕切る仕切板と、前記仕切板の一端を前記梁に固定する固定手段とを含み、
前記仕切板は、前記固定手段を軸とした回転動作によって、前記開口の開閉を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のフラスコホルダー。
【請求項5】
前記支持棒には、前記梁を前記支持棒の任意の位置で支持するための支持手段が設けられており、
前記支持手段の直径は、前記支持棒の直径よりも大きく、
前記梁には、前記支持棒の直径よりも大きく且つ前記支持手段の直径よりも小さい接続穴が形成されており、
前記梁の接続穴に前記支持棒を通すことによって、前記支持手段の位置に前記梁が支持され、
前記支持手段は前記支持棒に沿って移動可能であり、前記支持手段の支持棒上の位置を変えることによって前記梁の位置を変えることが可能であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のフラスコホルダー。
【請求項6】
前記搭載領域および前記保持部は、それぞれ複数設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のフラスコホルダー。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、フラスコを安定に保持するためのフラスコホルダーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
化学合成などに代表される各種実験では、様々な形状を有する容器が用いられている。例えば、上記容器としては、三角フラスコ、丸底フラスコまたはナス型フラスコなどを挙げることができる。
【0003】
実験中には、上記容器を、例えば卓上などに安定に置く必要がある。このとき、三角フラスコなどは底部が平面であるので、そのまま卓上に置くことができるが、丸底フラスコおよびナス型フラスコなどは底部が丸いので、そのまま卓上に置くことはできない。したがって、丸底フラスコおよびナス型フラスコのような底部が丸い容器を卓上などに置く場合には、従来からフラスコホルダーが用いられている。
【0004】
例えば、図8(a)に示すように、下面102および上面103を有するフラスコホルダー101が、従来から用いられている。上記下面102は平面であって、当該下面102が机104に接するように配置される。また、上記上面103は中央が窪んだ形状の曲面であって、当該上面103上に丸底フラスコ105が配置される。以上のように、上記従来のフラスコホルダーでは、丸底フラスコ105は、フラスコホルダー101を介して机104上に置かれる。
【0005】
また、例えば、図8(b)に示すように、円筒形状を有するフラスコホルダー101が、従来から用いられている。上記フラスコホルダーでは、円筒106中に丸底フラスコ105が配置される。そして、丸底フラスコ105の首部を円筒106の開口部に立て掛けるようにして、丸底フラスコ105が机104上に置かれる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来のフラスコホルダーでは、1)フラスコを安定に保持することができない、2)フラスコホルダーを収納するときに大きなスペースを必要とする、という問題点を有している。
【0007】
具体的には、上記従来のフラスコホルダーは、フラスコの底部のみを安定に保持し、フラスコの首部(開口部の近傍)を安定に保持することができない。したがって、フラスコホルダーが横に倒れる可能性があるという問題点を有している。更に言えば、フラスコの首部を安定に保持することができないので、上からフラスコホルダーの開口部に向かって滴下されるサンプルを、フラスコによって受けることができない恐れがあるという問題点を有している。
【0008】
また、上記従来のフラスコホルダーは、フラスコホルダーを収納するときに大きなスペースを必要とするという問題点を有している。つまり、上記従来のフラスコホルダーは、フラスコの底部のみを安定に保持する構成であるため、フラスコの底部をできるだけフラスコホルダーで覆う必要がある。その結果、フラスコホルダーが大きくなり、それ故、フラスコホルダーを収納するときに大きなスペースを必要とするという問題点を有している。
【0009】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、フラスコを安定に保持することができるとともに、収納に必要なスペースを減らし得るフラスコホルダーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のフラスコホルダーは、上記課題を解決するために、フラスコの底部を搭載するための搭載領域が設けられた基板と、前記基板の少なくとも両端に設けられた蝶番の各々を介して前記基板に連結されるとともに、前記蝶番の開閉動作によって、前記基板に対して略垂直な位置または前記基板に対して略平行な位置に配置される複数の支持棒と、前記支持棒に着脱可能な梁であって、前記複数の支持棒によって前記基板に対して平行に支持されるとともに、前記フラスコの首部を受け入れる保持部を有する梁と、を有することを特徴としている。
【0011】
上記構成によれば、基板にはフラスコの底部を搭載するための搭載領域が設けられている。したがって、当該搭載領域上にフラスコの底部を搭載することによって、フラスコの底部を基板に対して安定に保持することができる。また、上記構成によれば、上記基板の少なくとも両端には蝶番が設けられており、当該蝶番の各々を介して支持棒が基板に連結されているので、当該支持棒によって、梁を上記基板に対して略平行な状態で支持することができる。さらに、上記梁には保持部が形成されており、当該保持部はフラスコの首部を受け入れることができる。したがって、上記梁によって、フラスコの首部を基板に対して安定に保持することができる。つまり、上記構成によれば、フラスコの底部と首部との2箇所を支持するので、フラスコを安定に保持することができる。
【0012】
さらに、上記構成によれば、蝶番を介して上記支持棒が上記基板に連結されている。したがって、上記蝶番の開閉動作によって、上記支持棒の基板に対する位置を変えることができる。具体的には、上記蝶番が開かれている時には、上記支持棒が上記基板に対して略垂直に立てられ、上記蝶番が閉じられている時には、上記支持棒が上記基板に対して略平行に倒され得る。それゆえ、フラスコが保持されるときには、上記蝶番が開かれるとともに、上記支持棒に対して着脱可能な梁が、上記支持棒によって支持される。一方、フラスコが保持されないときには、上記蝶番が閉じられるとともに、上記梁が支持棒から取り外される。その結果、本発明のフラスコホルダーによれば、収納に必要なスペースを減らすことができる。
【0013】
本発明のフラスコホルダーは、上記課題を解決するために、フラスコの底部を搭載するための搭載領域が設けられた基板と、前記基板の少なくとも両端に設けられた凹部の各々に着脱可能であって、当該凹部に挿入されることにより前記基板に対して略垂直な位置に配置される複数の支持棒と、前記支持棒に着脱可能な梁であって、前記複数の支持棒によって前記基板に対して平行に支持されるとともに、前記フラスコの首部を受け入れる保持部を有する梁と、を有することを特徴としている。
【0014】
上記構成によれば、基板にはフラスコの底部を搭載するための搭載領域が設けられている。したがって、当該搭載領域上にフラスコの底部を搭載することによって、フラスコの底部を基板に対して安定に保持することができる。また、上記構成によれば、上記基板の少なくとも両端には凹部が設けられており、当該凹部の各々を介して支持棒が基板に連結されるので、当該支持棒によって、梁を上記基板に対して略平行な状態で支持することができる。さらに、上記梁には保持部が形成されており、当該保持部はフラスコの首部を受け入れることができる。したがって、上記梁によって、フラスコの首部を基板に対して安定に保持することができる。つまり、上記構成によれば、フラスコの底部と首部との2箇所を支持するので、フラスコを安定に保持することができる。
【0015】
さらに、上記構成によれば、凹部を介して上記支持棒が上記基板に連結されている。したがって、上記凹部に支持棒が挿入されることによって、上記支持棒が上記基板に対して略垂直に立てられ、上記凹部から支持棒を引き抜くことによって、上記支持棒が上記基板に対して略平行に倒され得る。それゆえ、フラスコが保持されるときには、上記凹部に支持棒が挿入されるとともに、上記支持棒に対して着脱可能な梁が、上記支持棒によって支持される。一方、フラスコが保持されないときには、上記凹部から支持棒が引き抜かれるとともに、上記梁が支持棒から取り外される。その結果、本発明のフラスコホルダーによれば、収納に必要なスペースを減らすことができる。
【0016】
本発明のフラスコホルダーは、上記課題を解決するために、フラスコの底部を搭載するための搭載領域が設けられた基板と、前記基板の少なくとも両端に設けられた金属領域に対して磁力を介して着脱可能な磁石領域を有し、当該磁石領域を介して前記金属領域に結合することにより前記基板に対して略垂直な位置に配置される複数の支持棒と、前記支持棒に着脱可能な梁であって、前記複数の支持棒によって前記基板に対して平行に支持されるとともに、前記フラスコの首部を受け入れる保持部を有する梁と、を有することを特徴としている。
【0017】
上記構成によれば、基板にはフラスコの底部を搭載するための搭載領域が設けられている。したがって、当該搭載領域上にフラスコの底部を搭載することによって、フラスコの底部を基板に対して安定に保持することができる。また、上記構成によれば、上記基板の少なくとも両端には金属領域が設けられており、支持棒には当該金属領域に対して磁力によって結合することができる磁石領域が設けられている。そして、当該金属領域および磁石領域を介して支持棒が基板に結合されているので、当該支持棒によって、梁を上記基板に対して略平行な状態で支持することができる。さらに、上記梁には保持部が形成されており、当該保持部はフラスコの首部を受け入れることができる。したがって、上記梁によって、フラスコの首部を基板に対して安定に保持することができる。つまり、上記構成によれば、フラスコの底部と首部との2箇所を支持するので、フラスコを安定に保持することができる。
【0018】
さらに、上記構成によれば、金属領域および磁石領域を介して上記支持棒が上記基板に連結されている。したがって、上記金属領域に磁石領域を結合させることによって、上記支持棒が上記基板に対して略垂直に立てられ、上記金属領域から磁石領域を引き離すことによって、上記支持棒が上記基板に対して略平行に倒され得る。それゆえ、フラスコが保持されるときには、上記金属領域に磁石領域が結合されるとともに、上記支持棒に対して着脱可能な梁が、上記支持棒によって支持される。一方、フラスコが保持されないときには、上記金属領域から磁石領域が引き離されるとともに、上記梁が支持棒から取り外される。その結果、本発明のフラスコホルダーによれば、収納に必要なスペースを減らすことができる。
【0019】
本発明のフラスコホルダーでは、前記梁には、前記保持部の開口を開閉可能に仕切る開閉手段が設けられており、前記開閉手段は、前記開口を仕切る仕切板と、前記仕切板の一端を前記梁に固定する固定手段とを含み、前記仕切板は、前記固定手段を軸とした回転動作によって、前記開口の開閉を行うことが好ましい。
【0020】
上記構成によれば、上記開閉手段は、仕切板と固定手段とを含んでいる。上記仕切板の一端は上記固定手段によって梁に固定されているので、上記仕切板は、固定されている一端を軸にして回転することができる。そして、当該回転動作の結果、上記仕切板によって上記保持部の開口の開閉が可能になる。保持部の開口を開いておけば、保持部の中にフラスコの首部を受け入れやすくすることができる。一方、保持部の開口を閉じておけば、保持部の中に保持されたフラスコの首部を安定に保持し続けることができる。
【0021】
本発明のフラスコホルダーでは、前記支持棒には、前記梁を前記支持棒の任意の位置で支持するための支持手段が設けられており、前記支持手段の直径は、前記支持棒の直径よりも大きく、前記梁には、前記支持棒の直径よりも大きく且つ前記支持手段の直径よりも小さい接続穴が形成されており、前記梁の接続穴に前記支持棒を通すことによって、前記支持手段の位置に前記梁が支持され、前記支持手段は前記支持棒に沿って移動可能であり、前記支持手段の支持棒上の位置を変えることによって前記梁の位置を変えることが可能であることが好ましい。
【0022】
上記構成によれば、上記支持手段の直径は上記支持棒の直径よりも大きく、前記梁には、前記支持棒の直径よりも大きく且つ前記支持手段の直径よりも小さい接続穴が形成されているので、上記梁の接続穴に支持棒を通すことによって、上記支持手段の位置(高さ)に上記梁を支持することができる。また、上記支持手段は上記支持棒に沿って移動可能であるので、当該支持手段の位置(高さ)によって規定される梁の位置(高さ)を変えることができる。その結果、本発明のフラスコホルダーによれば、大きさの異なるフラスコを安定に保持することができる。
【0023】
本発明のフラスコホルダーでは、前記搭載領域および前記保持部は、それぞれ複数設けられていることが好ましい。
【0024】
上記構成によれば、搭載領域および保持部が対になって、一つのフラスコを安定に保持することができる。つまり、上記搭載領域によってフラスコの底部が安定に保持され、上記保持部によってフラスコの首部が安定に保持される。したがって、搭載領域および保持部がそれぞれ複数設けられることによって、本発明のフラスコホルダーは、一度に複数のフラスコを安定に保持することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明のフラスコホルダーは、フラスコの底部を搭載するための搭載領域が設けられた基板と、前記基板の少なくとも両端に設けられた蝶番の各々を介して前記基板に連結されるとともに、前記蝶番の開閉動作によって、前記基板に対して略垂直な位置または前記基板に対して略平行な位置に配置される複数の支持棒と、前記支持棒に着脱可能な梁であって、前記複数の支持棒によって前記基板に対して平行に支持されるとともに、前記フラスコの首部を受け入れる保持部を有する梁と、を有するものである。
【0026】
また、本発明のフラスコホルダーは、フラスコの底部を搭載するための搭載領域が設けられた基板と、前記基板の少なくとも両端に設けられた凹部の各々に着脱可能であって、当該凹部に挿入されることにより前記基板に対して略垂直な位置に配置される複数の支持棒と、前記支持棒に着脱可能な梁であって、前記複数の支持棒によって前記基板に対して平行に支持されるとともに、前記フラスコの首部を受け入れる保持部を有する梁と、を有するものである。
【0027】
また、本発明のフラスコホルダーは、フラスコの底部を搭載するための搭載領域が設けられた基板と、前記基板の少なくとも両端に設けられた金属領域に対して磁力を介して着脱可能な磁石領域を有し、当該磁石領域を介して前記金属領域に結合することにより前記基板に対して略垂直な位置に配置される複数の支持棒と、前記支持棒に着脱可能な梁であって、前記複数の支持棒によって前記基板に対して平行に支持されるとともに、前記フラスコの首部を受け入れる保持部を有する梁と、を有するものである。
【0028】
それ故、本願発明によれば、フラスコを安定に保持することができるという効果を奏する。つまり、本願発明のフラスコホルダーは、フラスコの底部と首部との両方を支持しながらフラスコを保持するので、フラスコを安定に保持することができるという効果を奏する。
【0029】
また、本願発明によれば、フラスコホルダーの収納に必要なスペースを減らすことができるという効果を奏する。つまり、本願発明のフラスコホルダーは、支持棒、梁および基板が束ねられた状態(基板に対して平行になった状態)で収納され得るので、フラスコホルダーの収容に必要なスペースを減らすことができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
本発明の一実施形態について図1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0031】
本実施の形態のフラスコホルダーは、フラスコを保持するときとフラスコを保持しないときとで、その形状を変化させることができる。そして、形状を変化させることによって、フラスコを保持するときにはフラスコを安定に保持することができ、フラスコを保持しないとき(例えば、フラスコホルダーを収納するとき)には、フラスコホルダーをコンパクトに折り畳むことができる。
【0032】
図1(a)に、フラスコを保持しているときの、本実施の形態のフラスコホルダーを示す。フラスコホルダー30では、図1(a)に示すように、基板1上に設けられた搭載領域5上にフラスコ10が搭載されている。基板1の両端には、支持棒2が、基板1に対して略垂直に立っている。そして、上記支持棒2は、蝶番15を介して基板1に連結されており、上記蝶番15の開閉動作によって、支持棒2の位置を変えることができる。梁3は、上記支持棒2によって支持されている。なお、上記梁3の位置(高さ)は、支持棒2上に移動可能に設けられた支持部材6(支持手段)によって規定されている。上記梁3には保持部7が形成されており、当該保持部7によって、フラスコ10の首部が支持されている。
【0033】
また、図1(b)にフラスコを保持していないときの、本実施の形態のフラスコホルダーを示す。フラスコホルダー30では、梁3は支持棒2に対して着脱可能であるので、上記梁3が支持棒2から取り外される。次いで、上述したように、支持棒2は蝶番15を介して基板1に連結されているので、当該蝶番15を閉じることによって、支持棒2を基板1に略平行になるように倒すことができる。その結果、フラスコホルダー30は、基板1、支持棒2および梁3の各々が略並行に束ねられた状態で収納され得る。つまり、本実施の形態のフラスコホルダーは、収納に必要なスペースを減らすことができる。以下に、各構成に関して更に説明する。
【0034】
本実施の形態のフラスコホルダーは、フラスコ10を安定に保持することができる。上記フラスコ10の形は特に限定されないが、本実施の形態のフラスコホルダーは、丸底フラスコまたはナス型フラスコなどの、底部が丸いフラスコを安定に保持することができる。また、本実施の形態のフラスコホルダーは、梁3の位置を変化させることによって、様々な大きさのフラスコ10を保持することが可能である。その理由については、後述することにする。
【0035】
上記基板1の材料は特に限定されず、適宜公知の材料を用いればよい。例えば、基板1の材料としては、アクリル樹脂などを用いることができる。また、基板1の大きさも特に限定されず、保持するフラスコの大きさおよび数を考慮して、適宜設定すればよい。
【0036】
上記搭載領域5は基板1上に設けられており、当該搭載領域5上にフラスコ10の底部が搭載される。そして、上記搭載領域5によって、フラスコ10の底部が、安定に保持される。上記搭載領域5の形は特に限定されず、フラスコ10の底部を安定に保持し得る形であればよい。例えば、上記搭載領域5の形は、円形の窪みであることが好ましい。上記構成であれば、フラスコ10の丸い底部を、安定に基板1上に保持することができる。
【0037】
また、上記搭載領域5の材料も特に限定されず、適宜公知の材料を用いることができる。例えば、搭載領域5の材料は、ゴムなどに代表される摩擦係数の大きな材料であることが好ましい。上記構成によれば、フラスコ10の底部と搭載領域5との摩擦が大きくなるので、より安定にフラスコ10を基板1上に保持することができる。また、上記搭載領域5の材料は、基板1と同じ材料(例えば、アクリル樹脂)であってもよい。このとき、例えば、搭載領域5は、基板1上の窪みとして形成され得る。したがって、上記構成によれば、基板1と搭載領域5とを同時に形成することができるので、本実施の形態のフラスコホルダーの製造工程を簡略化することができる。
【0038】
上記支持棒2は、後述する梁3を任意の高さに支持するための構成である。上記支持棒2は、上記基板1の少なくとも両端に形成されていればよく、その数は特に限定されない。上記支持棒2を基板1の両端以外の位置に設ければ、これら複数の支持棒2を用いて別々の梁3を支持することができ、その結果、1つのフラスコホルダーによって大きさの異なるフラスコ10を同時に安定に保持することができる。
【0039】
例えば、図7に示すように、基板1の両端と基板1の中央とに合計3本の支持棒2を設ければ、基板1の一端に設けられた支持棒2と基板1の中央に設けられた支持棒2とによって1つの梁3を支持することができるとともに、基板1の別の一端に設けられた支持棒2と基板1の中央に設けられた支持棒2とによって別の梁3を支持することができる。なお、このとき、基板1の両端に設けられた支持棒2には、それぞれ1つの支持部材6が設けられ、基板1の中央付近に設けられた支持棒2には、2つの支持部材6が設けられることが好ましい。そして、基板1の両端に設けられた支持棒2のそれぞれに設けられた支持部材6の位置(高さ)が異なるように設定すると共に、基板1の中央に設けられた支持棒2に設けられた2つの支持部材6の位置をそれぞれ、基板1の両端に設けられた支持棒2上の支持部材6の位置(高さ)に設定すれば、2つの梁3をそれぞれ異なる位置(高さ)に支持することができる。その結果、1つのフラスコホルダーによって、異なる大きさのフラスコ10を同時に保持することができる。なお、図7では、支持棒2を基板1に固定する方法として、後述する凹部を用いる構成が記載されているが、これに限定されない。
【0040】
また、上記支持棒2の長さも特に限定されず、フラスコホルダーに保持したいフラスコ10の大きさ、および基板1の長さなどに応じて適宜設定することができる。
【0041】
本実施の形態のフラスコホルダーによってフラスコ10を保持する場合、上記支持棒2は、上記基板1に対して略垂直な位置に配置される。つまり、上記支持棒2は、基板1に対して略垂直に立つ。一方、本実施の形態のフラスコホルダーを収納する場合、上記支持棒2は、1)基板1と連結したままで基板1に対して折り畳まれた状態、または2)基板1から取り外された状態となり得る。このように、支持棒2の状態が変化するので、本実施の形態のフラスコホルダーを収納する場合に必要なスペースを減らすことができる。
【0042】
上述したように支持棒2の状態を変化させるために、本実施の形態のフラスコホルダーでは、支持棒2を基板1に固定する方法として、例えば、A)蝶番を用いる方法(上記1)の状態を取り得る構成)、B)基板1上に形成された凹部に上記支持棒2を挿入する方法(上記2)の状態を取り得る構成)、C)基板1上または基板1中に設けられた金属領域に対して上記支持棒2に設けられた磁石領域を結合させる方法(上記2)の状態を取り得る構成)、を挙げることができる。以下に、上記3つの方法について説明することにする。
【0043】
A)蝶番を用いる方法
図2(a)に、蝶番が開かれているとき(フラスコホルダーにフラスコが保持されているとき)の基板1に対する支持棒2の位置を示す。また、図2(b)に、蝶番が閉じられているとき(フラスコホルダーが収納されているとき)の基板1に対する支持棒2の位置を示す。
【0044】
図2(a)および図2(b)に示すように、蝶番15は、固定片16と可動片17とからなる。上記固定片16は基板1に固定されている。また、上記可動片17上には、支持棒2が上記可動片17に対して略垂直に固定されている。その結果、上記支持棒2は、蝶番15を介して基板1に連結されている。
【0045】
このとき、図2(a)に示すように、蝶番15が開いた状態では、支持棒2は基板1に対して略垂直な位置に配置される。つまり、上記蝶番15が開いた状態では、支持棒2は基板1に対して略垂直に立つ。したがって、図2(a)に示す状態の支持棒2によって梁3を支持すれば、上記梁3は、基板1の上方で、基板1に平行な状態で支持されることになる。そして、この状態にて、本実施の形態のフラスコホルダーは、フラスコ10を安定に保持することができる。
【0046】
一方、図2(b)に示すように、蝶番15が閉じた状態では、支持棒2は基板1に対して略平行な位置に配置される。つまり、上記蝶番15が閉じた状態では、支持棒2は基板1に対して略平行に倒れる。したがって、梁3を支持棒2から取り外した後に、図2(b)に示すように支持棒2を基板1に対して倒せば、本実施の形態のフラスコホルダーを収納するために必要なスペースを減らすことができる。
【0047】
なお、上記蝶番15は、基板1の少なくとも両端に設けられていればよく、基板1上に形成される蝶番15の数、および基板1上の蝶番15の位置は特に限定されない。蝶番15の数だけ支持棒2を基板1に連結することができるので、支持棒2によって支持する梁3の数および保持したいフラスコの大きさなどに応じて、適宜蝶番15の数および位置を設定すればよい。
【0048】
B)基板1上に形成された凹部に上記支持棒2を挿入する方法
図3(a)に、支持棒2を挿入する前の基板1を示す。また、図3(b)に、支持棒2が挿入された後の基板1を示す。
【0049】
図3(a)に示すように、上記基板1には凹部18が形成されている。上記凹部18は、基板1の少なくとも両端に設けられていればよく、基板1上に形成される凹部18の数、および基板1上の凹部18の位置は特に限定されない。凹部18の数だけ支持棒2を基板1に連結することができるので、支持棒2によって支持する梁3の数および保持したいフラスコの大きさなどに応じて、適宜凹部18の数および位置を設定すればよい。
【0050】
このとき、上記支持棒2の端部は、当該端部が上記凹部18に挿入され得る大きさおよび形状に形成されている。そして、図3(b)に示すように、上記凹部18に上記支持棒2の端部を挿入することによって、上記支持棒2を基板1に対して垂直な位置に配置することができる。つまり、上記支持棒2を上記基板1に対して垂直に立てることができる。したがって、図3(b)に示す状態の支持棒2によって梁3を支持すれば、上記梁3は、基板1の上方で、基板1に平行な状態で支持されることになる。そして、この状態にて、本実施の形態のフラスコホルダーは、フラスコ10を安定に保持することができる。また、本実施の形態のフラスコホルダーを収納する場合には、図3(a)に示すように、上記凹部18から支持棒2が取り外される。基板1から取り外された支持棒2は、基板1および梁3とともに束ねられた状態で収納され得る。これによって本実施の形態のフラスコホルダーを収納するために必要なスペースを減らすことができる。
【0051】
なお、上記凹部の形状は特に限定されず、適宜、支持棒2の端部の形状に合わせて形成され得る。例えば、上記凹部18の形状としては、円柱状の凹形状であってもよいし、ネジを受け入れることができる凹形状であってもよい。なお、上記凹部18の形状がネジを受け入れることができる凹形状である場合には、上記支持棒2の端部の形状は、ネジ形状となる。
【0052】
C)基板1に設けられた金属領域と支持棒2に設けられた磁石領域とを結合させる方法
図4(a)に、連結する前の支持棒2および基板1を示す。また図4(b)に、連結した後の支持棒2および基板1を示す。
【0053】
図4(a)に示すように、支持棒2の底部には磁石部26(磁石領域)が設けられている。一方、基板1上には、金属部27(金属領域)が設けられている。
【0054】
上記金属部27は、基板1の少なくとも両端に設けられていればよく、基板1上に形成される金属部27の数、および基板1上の金属部27の位置は特に限定されない。金属部27の数だけ支持棒2を基板1に連結することができるので、支持棒2によって支持する梁3の数および保持したいフラスコの大きさなどに応じて、適宜金属部27の数および位置を設定すればよい。
【0055】
金属部27の材料は磁石に結合し得る金属であればよく、特に限定されない。例えば、金属部27の材料としては、鉄などを挙げることができる。また、図4(a)では、金属部27は基板1上に設けられているが、金属部27を基板1中に設けることも可能である。なお、この場合、磁石部26として強力な磁石を用いることが好ましい。
【0056】
また、基板1を、金属部27と同じ材料によって形成することもできる。この場合、磁石部26は基板1上の任意の場所に結合することができるので、基板1上にわざわざ金属部27を設ける必要がない。上記構成によれば、支持棒2を連結させる支持体1上の位置の自由度を上げることが可能になる。
【0057】
磁石部26としては金属部27に結合し得る磁石であればよく、特に限定されない。磁石部26としては、適宜公知の磁石を用いればよい。
【0058】
図4(b)に示すように、磁石部26を金属部27に結合させることによって、支持棒2を基板1に対して垂直な位置に配置することができる。つまり、上記支持棒2を上記基板1に対して垂直に立てることができる。したがって、図4(b)に示す状態の支持棒2によって梁3を支持すれば、上記梁3は、基板1の上方で、基板1に平行な状態で支持されることになる。そして、この状態にて、本実施の形態のフラスコホルダーは、フラスコ10を安定に保持することができる。また、本実施の形態のフラスコホルダーを収納する場合には、図4(a)に示すように、上記金属部27から磁石部26が引き離される。基板1から取り外された支持棒2は、基板1および梁3とともに束ねられた状態で収納され得る。これによって本実施の形態のフラスコホルダーを収納するために必要なスペースを減らすことができる。
【0059】
なお、本実施の形態のフラスコホルダーでは、支持棒2に対して磁石部26を設け、基板1上に金属部27が設けられているが、これに限定されない。例えば、支持棒2に対して金属部を設けるとともに、基板1上に磁石部を設けることも可能である。
【0060】
上記説明から、本実施の形態のフラスコホルダーにおける、支持棒2を基板1に固定する方法が理解できたであろう。
【0061】
次いで、支持棒2によって梁3を支持するための構成について説明する。
【0062】
支持棒2上には、支持部材6(支持手段)が設けられており、当該支持部材6によって、後述する梁3を任意の高さ(任意の位置)に支持することができる。
【0063】
上記支持部材6の形としては、支持棒2上に固定されて梁3を支持し得る形であればよく、特に限定されない。例えば、図5に示すように、支持部材6は、支持棒2上に移動可能に固定化され、かつ上記支持棒2の直径を局所的に大きくすることができる円筒形であることが好ましい。このとき、後述する梁3に、上記支持棒2の直径よりも大きく且つ上記支持部材6の直径よりも小さな直径を有する接続穴20を形成しておけば、当該接続穴20に上記支持棒2を通すことによって、上記支持部材6の高さに梁3を支持することができる。また、支持部材6が支持棒2上で移動可能であれば、支持部材6の高さを変えることができる。その結果、梁3を支持する高さを変えることができる。
【0064】
上記支持部材6の材料としては特に限定されないが、例えば、ゴムであることが好ましい。上記構成であれば、上記支持部材6を支持棒2上に固定することができるとともに、上記支持部材6の支持棒2上の位置を容易に変えることができる。
【0065】
また、支持部材6としては、ナットを用いることも可能である。支持部材6としてナットを用いる場合には、支持棒2としては、例えば、軸の長いボルトを用いることができる。なお、当該構成は支持部材6と支持棒2との一例であって、支持部材6と支持棒2とは当該構成に限定されない。上記ボルトの表面には、上記ナットの移動経路および凹部18に挿入するための端部として、ネジ部が設けられている。上記ボルト表面における上記ネジ部の設置位置および設置領域は特に限定されず、適宜設定することができる。上記ボルト表面における上記ネジ部の設置位置および設置領域を規定することによって、ナットが移動できる範囲を規定することができる。上記構成によれば、ナットの位置(高さ)を容易に変えることができるので、その結果、梁3を支持する高さを容易に変えることができる。また、ナットはボルトに対して安定に固定されるので、当該ナットによって梁3を安定に支持することができる。
【0066】
本実施の形態のフラスコホルダーでは、梁3によってフラスコ10の首部が安定に保持される。したがって、本実施の形態のフラスコホルダーでは、搭載領域5によってフラスコ10の底部が保持されるとともに、梁3によってフラスコ10の首部が保持されるので、フラスコ10をより安定に保持することができる。
【0067】
図5に示すように、梁3には、保持部7および接続穴20が形成されている。上記保持部7は、フラスコの首部を受け入れるための領域であり、上記接続穴20は、上記支持棒2を受け入れるための領域である。
【0068】
上記梁3の材料としては特に限定されず、適宜公知の材料を用いることができる。例えば、上記梁3の材料としては、アクリル樹脂などを用いることができる。上記構成によれば、複雑な形状の梁3を容易に作製することができる。
【0069】
上記接続穴20の形および大きさは特に限定されず、上記支持棒2および支持部材6の形および大きさに基づいて適宜設定することができる。つまり、接続穴20の形および大きさは、当該接続穴20中を、上記支持棒2は通ることができるが上記支持部材6は通ることができない形および大きさであることが好ましい。上記構成によれば、上記梁3を任意の高さに支持することができる。また、上記接続穴20の数も特に限定されない。例えば、支持棒2と同じ数だけ設けることが好ましい。
【0070】
また、上記保持部7の形および大きさも特に限定されず、保持されるフラスコの首部の形および大きさに基づいて適宜設定すればよい。また、梁3に形成される保持部7の数も特に限定されず、適宜設定することができる。例えば、上記保持部7の数は、上記基板1上に設けられる搭載領域5の数と同じであることが好ましい。上記構成によれば、1対の保持部7および搭載領域5によって、1つのフラスコを安定に保持することができる。さらに、梁3に形成される保持部7、および基板1上に設けられる搭載領域5の数は複数であることが好ましい。上記構成によれば、本実施の形態のフラスコホルダーによって、同時に複数のフラスコを保持することができる。
【0071】
従来のフラスコホルダーは、1つのフラスコホルダーによって1つのフラスコを保持する構造になっている。したがって、フラスコホルダーにフラスコを保持した状態でフラスコによって複数のサンプルを別々に採集しようとした場合、サンプルが変わる度に、フラスコホルダーに保持されるフラスコを交換する必要があるという問題点を有している。一方、上記構成によれば、フラスコホルダーに複数のフラスコを保持することができるので、複数のサンプルを別々に採集しようとする場合でも、フラスコホルダーに保持されているフラスコを交換する必要がない。
【0072】
なお、本実施の形態のフラスコホルダーでは、ピンを用いて梁3を支持棒2の任意の位置に固定することもできる。上記ピンは、支持棒2上に安定に固定化され得るとともに、当該ピンによって梁3を支持することができるものであればよく、特に限定されない。適宜、公知のピンを用いればよい。
【0073】
また、支持棒2の形状は、特に限定されない。例えば、支持棒2は円柱または四角柱であることが好ましい。支持棒2の形状が四角柱であれば、当該四角柱の側面に、容易に凹形状を有する陥没領域を形成することができる。そして、当該陥没領域に梁3の端部を嵌め込めば、支持棒2によって梁3を安定に支持することができる。また、支持棒2の表面に複数の陥没領域を形成すれば、容易に梁3の高さを調節することが可能になる。
【0074】
また、本実施の形態のフラスコホルダーは、図6(a)および図6(b)に示すように、梁3上には、上記保持部7の開口を開閉可能に仕切る開閉部材25(開閉手段)が設けられることが好ましい。上記構成によれば、より安定にフラスコの首部を保持することができる。なお、図6(a)には開いた状態の開閉部材25が示されており、図6(b)には閉じた状態の開閉部材25が示されている。
【0075】
図6(a)に示すように、上記開閉部材25は仕切板22および固定部材21(固定手段)を含み、上記仕切板22は、基板1に対して略垂直に設けられている。また、上記仕切板22は、その一端において上記固定部材21を介して梁3に固定されている。そのとき、上記仕切板22は、上記固定部材21を軸として、回転動作を行うことが可能な状態で梁3に固定されている。なお、上記仕切板22の長さは、保持部7の開口を閉めることができる長さであればよく、特に限定されない。
【0076】
図6(b)に示すように、本実施の形態のフラスコホルダーでは、上記仕切板22が梁3に対して垂直な方向に向かって回転動作を行うことによって、保持部7の開口が閉じられる。なお、仕切板22の回転動作は、上記梁3に対して平行な方向に向かう動作であってもよい。この場合には、仕切板22は、梁3に対して略平行になるように設けられる。なお、上記構成のうち、仕切板22は、梁3に対して垂直な方向に向かって回転動作を行う構成であることが好ましい。当該構成であれば、たとえフラスコの首部が仕切板22に接触したとしても、仕切板22が容易に開くことはない。
【0077】
なお本発明は、以上説示した各構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0078】
以上のように、本発明では、フラスコを底部と首部とで支持するので、フラスコを安定に保持することができる。また本発明では、基板、支持棒および梁の状態を変化させることができるので、フラスコホルダーを小さく折り畳むことができる。そのため、本発明は、フラスコホルダーに代表される各種固定装置やその部品を製造する分野に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】(a)は、フラスコを保持している本発明におけるフラスコホルダーの実施の一形態を示す模式図であり、(b)は、折り畳まれた本発明におけるフラスコホルダーの実施の一形態を示す模式図である。
【図2】蝶番によって支持棒と基板とが連結されている、上記フラスコホルダーの実施の一形態を示す模式図であって、(a)は、蝶番が開かれている時の上記フラスコホルダーを示す模式図であり、(b)は、蝶番が閉じられている時の上記フラスコホルダーを示す模式図である。
【図3】凹部によって支持棒と基板とが連結されている、上記フラスコホルダーの実施の一形態を示す模式図であって、(a)は、支持棒が取り外されている時の上記フラスコホルダーを示す模式図であり、(b)は、支持棒が取り付けられている時の上記フラスコホルダーを示す模式図である。
【図4】金属部および磁石部によって支持棒と基板とが連結されている、上記フラスコホルダーの実施の一形態を示す模式図であって、(a)は、支持棒が取り外されている時の上記フラスコホルダーを示す模式図であり、(b)は、支持棒が取り付けられている時の上記フラスコホルダーを示す模式図である。
【図5】上記フラスコホルダーにおける支持部材および梁を示す模式図である。
【図6】上記フラスコホルダーにおける開閉部材を示す模式図であって、(a)は、仕切板が開いている時の上記開閉部材を示す模式図であって、(b)は、仕切板が閉じられている時の上記開閉部材を示す模式図である。
【図7】複数の梁が支持されている上記フラスコホルダーの実施の一形態を示す模式図である。
【図8】(a)および(b)は、従来のフラスコホルダーを示す模式図である。
【符号の説明】
【0080】
1 基板
2 支持棒
3 梁
5 搭載領域
6 支持部材(支持手段)
7 保持部
10 フラスコ
15 蝶番
16 固定片
17 可動片
18 凹部
20 接続穴
21 固定部材(固定手段)
22 仕切板
25 開閉部材(開閉手段)
26 磁石部(磁石領域)
27 金属部(金属領域)
30 フラスコホルダー
【出願人】 【識別番号】502165263
【氏名又は名称】住化テクノサービス株式会社
【出願日】 平成19年3月15日(2007.3.15)
【代理人】 【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人原謙三国際特許事務所


【公開番号】 特開2008−221189(P2008−221189A)
【公開日】 平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願番号】 特願2007−67211(P2007−67211)