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【発明の名称】 コマ玩具用遊戯台
【発明者】 【氏名】張 仁誠

【氏名】張 仁定

【要約】 【課題】コマ玩具が走行玩具のように走行溝を走行して他のコマ玩具と走行を競うことができる新しい発想のコマ玩具の遊びを実現することができるコマ玩具用遊戯台を提供すること。

【構成】コマ玩具4を走行させる以下の要件を備えることを特徴とするコマ玩具用遊戯台1。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コマ玩具を走行させる以下の要件を備えることを特徴とするコマ玩具用遊戯台。
(イ)上記コマ玩具用遊戯台は円形の発射受台と、該発射受台の外側に並設された走路台とから構成され、該走路台には走行溝が形成されていること
(ロ)上記発射受台は上面が中央から周囲に向かって湾曲して上昇し全体として凹面鏡状に形成されていること
(ハ)上記走行溝は底面が外周側から内周側に向かって下方に傾斜していること
(ニ)上記走行溝と上記発射受台との間には発射受台と走行溝とを連絡する連絡溝が設けられ、該連絡溝は上記発射受台の接線方向に形成されていること
(ホ)上記コマ玩具の軸は円柱状に形成されていること
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、コマ玩具用遊戯台、詳しくは発射受台に向かって発射したコマ玩具が発射受台から走行溝に移動し、走行溝に沿って走行させるコマ玩具用遊戯台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、コマ玩具は子供の遊びにおいて非常にポピュラーな玩具であり、友達同士でお互いのコマ玩具を遊戯台上でぶつけ合って遊戯台から弾き出して勝負を争うコマ遊びがよく行なわれている。このようなコマ遊びにもいろいろな趣向が凝らされたものが多数実施されており、コマ玩具を分解可能に構成し、パーツを交換して回転特性を変えて勝負に有利になるようにチューンアップするものが提案されているが、コマ玩具ばかりではなく遊戯台に対しても工夫がなされている(例えば、特許文献1)。この遊戯台は、外から回転を制御することができる回転板を遊戯台の中央に配置し、この回転板をユーザーが回転させることにより回転板上のコマ玩具の動きに変化を与えることができるようにしたものである。
【特許文献1】実用新案登録第3079303号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする問題点は、上述の遊戯台ではコマ玩具自体に回転特性を変えるパーツを取り付けたりすることなくコマ玩具の動きに変化を与え、コマ玩具同士のバトルに予想しない結果を楽しむことができるが、あくまで遊戯台上で回転させて遊ぶだけのものであり、基本的にはコマ玩具の遊びに新しい発想を与えることができるものではなかった。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決し、コマ玩具がすり鉢状の遊戯台の上を自転しながら公転することに着目し、単に円形の遊戯台上を回転する従来のコマ玩具の遊びから脱却し、コマ玩具が走行玩具のように走行溝を走行して他のコマ玩具と走行を競うことができる新しい発想のコマ玩具の遊びを実現することができるコマ玩具用遊戯台を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために本発明に係るコマ玩具用遊戯台は、コマ玩具を走行させる以下の要件を備えることを特徴とする。
(イ)上記コマ玩具用遊戯台は円形の発射受台と、該発射受台の外側に並設された走路台とから構成され、該走路台には走行溝が形成されていること
(ロ)上記発射受台は上面が中央から周囲に向かって湾曲して上昇し全体として凹面鏡状に形成されていること
(ハ)上記走行溝は底面が外周側から内周側に向かって下方に傾斜していること
(ニ)上記走行溝と上記発射受台との間には発射受台と走行溝とを連絡する連絡溝が設けられ、該連絡溝は上記発射受台の接線方向に形成されていること
(ホ)上記コマ玩具の軸は円柱状に形成されていること
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、発射受台に発射されたコマ玩具は連絡溝から走行溝に移動すると、走行溝の底面は外周側から内周側に向かって下方に傾斜し、コマ玩具の軸は走行溝の底面に点接触するように円柱状に形成されているので、コマ玩具は回転しながら走行溝に沿ってあたかも走行玩具のように移動するので、単に遊戯盤上でコマ玩具を回転させて対戦相手のコマ玩具を遊戯板から弾き出すコマ遊びとは異なった新しいコマ遊びを実現することができるコマ玩具用遊戯台を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は本発明に係るコマ玩具用遊戯台1の一例を示し、このコマ玩具用遊戯台(以下、遊戯台という)1は発射受台2と走路台3とから構成されたもので、図示しないスターターで回転を付与されて発射受台2に発射されたコマ玩具4は、回転しながら発射受台2から走路台3に形成された走行溝5に移動して走行溝5を走行玩具のように移動できるようにしたものである。
【0008】
発射受台2は、図2(a)に示すように、円形で上面2aが凹面鏡状に湾曲して形成され周囲には壁2bが立設して形成され、発射受台2上に発射されたコマ玩具4は回転しながら傾斜面を壁に向かって移動し、ガイド板10に案内されて出口11から発射受台2と走行溝5とを連絡する連絡溝8を介して走行溝5に出られるようにしたもので、コマ玩具4の回転方向が時計方向、反時計方向の何れにも対応できるように出口11が2つ形成されたものであり、図2(b)はコマ玩具4の回転が一方向(時計方向)のものに対応して出口11が1つだけ形成されているものである。
【0009】
走路台3は方形状の直線走路台3aと半円状の曲線走路台3bとから構成され、各走路台3a、3bには走行溝5が形成されている(図3(a)参照)。この走行溝5は内周側の走行溝6と外周側の走行溝7とからなり、走行溝6、7は、図3(b)に示すように、走路面6a(7a)が外周側から内周側に向かって下方に傾斜しているので、円柱状に形成されたコマ玩具4の軸4aは底面全体が走路面6a(7a)に接触するのではなく、図4(b)に示すように、一点で走路面6a(7a)に接触するとともにコマ全体の加重を一点で支えているので、軸4aの下端周面で走路面6a(7a)を転がるようになり、図4(a)に示すように、コマ玩具4が矢印a方向に回転しているときは、走行溝6(7)を矢印b方向に向かって移動することになる。
【0010】
2つの走行溝6、7は直線走路台3aに形成された交差溝9で走行溝6と走行溝7とが連結され、走行溝6を走行してきたコマ玩具4は交差溝9で走行溝7に移動でき、走行溝7を走行してきたコマ玩具4は交差溝9で走行溝6に移動できるようになっている。
【0011】
連絡溝8は円形の発射受台2の外周から接線方向に設けられ、発射受台2の外周まで移動したコマ玩具4が出口11からスムースに連絡溝8に進入できるようにしてある。
【0012】
上記連絡溝8は1つの発射受台2に対して2つの連絡溝8a、8bが形成されているが、コマ玩具4の回転が右回転か左回転かの何れの回転であっても発射受台2から走行溝5に移動できるようにしたもので、図5に示すように、図示しないスターターで回転を付与されて発射受台2に発射されたコマ玩具4は、付与された回転が時計方向(右回転)の場合はコマ玩具4は反時計方向(左回転)に公転して右回転用の連絡溝8aから走行溝6に移動し(図6参照)、付与された回転が反時計方向(左回転)の場合はコマ玩具4は時計方向(右回転)に公転して左回転用の連絡溝8bから走行溝6に移動できるようにしてある(図7参照)。
【0013】
なお、図8に示すように、曲線走路台3bには複数の連絡溝8(例えば、3つの連絡溝8c、8d、8e)を形成し、発射受台2には1つの出口11を設け、発射受台2を回して出口11を任意の連絡溝8(例えば、連絡溝8d)に対応させるようにしても構わない。この図の場合、コマ玩具4の回転方向は時計方向(右回転)に限定される。
【0014】
上記構成の遊戯台を使用して遊ぶ場合は、図示しないスターターで回転を付与されて発射受台2に発射されたコマ玩具4は、図9に示すように、発射受台2から連絡溝8dを介して走行溝6に進入し、曲線走路台3b、直線走行路3a、曲線走路台3bの走行溝6を経由して直線走行路3aの走行溝6に進行すると、交差溝9に到達し、この交差溝9を介して走行溝6から走行溝7に進行する走行溝が切り換る。コマ玩具の回転が持続していれば、走行溝7を進行し、再び交差溝9に進入すると、走行溝7から走行溝6に進行する走行溝が切り換り、周回走行をすることになる。
【0015】
2つの発射受台2にそれぞれコマ玩具4を同時に発射すれば、それぞれ発射受台2から走行溝6に進行した走行玩具は、走行溝6→交差溝9→走行溝7→交差溝9→走行溝6と走行を行なうことになるが、回転速度の遅いコマ玩具は進行速度も遅いため、回転速度が速く進行速度の速いコマ玩具に追いつかれるので、円板状の遊戯台上でコマ玩具同士をぶつけ合って対戦する従来のコマ玩具のコマ遊びとは異なって走行玩具のように走行速度を競うことができる新しい発想のコマ玩具遊びができるコマ玩具用遊戯台を実現することができる。
【0016】
また、2つの発射受台2の出口11の位置を、任意に連絡溝8に対応させてセットすることにより、それぞれの発射受台2に発射したコマ玩具4の走行距離を調整することができる。
【0017】
なお、2つのコマ玩具4を回転方向を変えて発射してもよい。図10(a)に示すように、コマ玩具4aを反時計方向に回転させ、コマ玩具4bを時計方向に回転させた場合は、コマ玩具4aは発射受台2から連絡溝8bを介して走行溝6に進入し、コマ玩具4bは発射受台2から連絡溝8aを介して走行溝6に進入するので、同じ回転速度で同じタイミングで走行溝6に進入した場合は、ほぼ同時に交差溝9に到達するのでそこで衝突し、交差溝9近辺で衝突が発生しない場合は、図10(b)に示すように、2つのコマ玩具4a、4bはそれぞれ外側の走行溝7に進行し、何れは走行溝7上で衝突することになる。衝突したコマ玩具は一旦後ずさりしてまた前進し、回転に勢いがあれば衝突を繰り返し、コマ玩具に意思があってバトルを行なっているような醍醐味が得られ、コマ玩具の回転方向を同一にするか異なる回転方向にするかで、違ったバトルを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係るコマ玩具用遊戯台の斜視図
【図2】(a)(b)は出口が2つの発射受台及び1つの発射受台を説明する斜視図
【図3】(a)(b)は上記コマ玩具用遊戯台の平面図及びX−X線端面図
【図4】(a)(b)はコマ玩具の回転と走行溝の関係を説明するコマ玩具及び走行溝の要部断面図
【図5】上記コマ玩具用遊戯台にコマ玩具を発射する状態を説明する斜視図
【図6】コマ玩具が時計方向の回転をした場合のコマ玩具とコマ玩具用遊戯台との関係を説明する平面図
【図7】コマ玩具が反時計方向の回転をした場合のコマ玩具とコマ玩具用遊戯台との関係を説明する平面図
【図8】コマ玩具用遊戯台の他の例を説明する平面図
【図9】コマ玩具に時計方向の回転を付与した場合のコマ玩具がコマ玩具用遊戯台を走行する状態を説明する平面図
【図10】(a)(b)は2つのコマ玩具の回転方向を変えて発射台に発射した場合のコマ玩具の動きを説明する平面図
【符号の説明】
【0019】
1 コマ玩具用遊戯台(遊戯台)
2 発射受台
3 走行台
4 コマ玩具
5 走行溝
6 内周側走行溝
7 外周側走行溝
8 連絡溝
9 交差溝
10 ガイド板
11 出口
【出願人】 【識別番号】593152454
【氏名又は名称】有限会社ジェノイド・プロトデザイン
【出願日】 平成18年9月14日(2006.9.14)
【代理人】 【識別番号】100074918
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬川 幹夫


【公開番号】 特開2008−67919(P2008−67919A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−249730(P2006−249730)