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【発明の名称】 玩具装置
【発明者】 【氏名】杉浦 宏嗣

【要約】 【課題】遊び自体は単純であって小児に受け入れられやすく、しかも、飽きられにくい遊びを提供することができる玩具装置を提供すること。

【構成】スイッチング用磁石を内蔵した人形等の玩具体と、前記スイッチング用磁石との近接によって通電する感応スイッチ、予め記憶した文字等の視覚情報を記憶した記憶手段、前記視覚情報を表示する表示手段及び前記感応スイッチの通電に応じて前記記憶された視覚情報の表示制御を行う制御手段によって構成された表示装置を有すること。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチング用磁石を内蔵した人形等の玩具体と、
前記スイッチング用磁石との近接によって通電する感応スイッチ、予め記憶した文字等の視覚情報を記憶した記憶手段、前記視覚情報を表示する表示手段及び前記感応スイッチの通電に応じて前記記憶された視覚情報の表示制御を行う制御手段によって構成された表示装置を有したことを特徴とする玩具装置。
【請求項2】
前記感応スイッチは、前記表示装置を構成する筐体から分離して設けられていることを特徴とする請求項1記載の玩具装置。
【請求項3】
前記制御手段は、表示する時刻に応じて視覚情報を選択するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の玩具装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ぬいぐるみ等の人形と組み合わせて使用する表示手段を有した玩具装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1記載の「非接触ICタグを使用した玩具制御システム」が知られている。当該玩具制御システムは、ICタグに玩具の駆動制御情報及び音声発生制御情報を記憶し、この駆動制御情報及び音声発生制御情報に基づいて、別体として設けられている玩具を動作させるというものである。
【特許文献1】特開2001−293262号公報
【0003】
上記特許文献1記載の玩具制御システムは、非接触ICタグに記憶された情報が玩具の制御情報であり、かつ非接触ICタグに記憶された制御情報は固定されたものであるので、同じ非接触ICタグを使用する限り、玩具は常に同一の動作を行うものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1記載の玩具制御システムは、玩具に種々の動作を行わせようとすると、当該動作の数に応じて非接触ICタグを用意する必要がある。当該システムに適した遊びもあると思われるが、遊びの内容が比較的単調であり飽きられやすい。
本願発明は当該事情に鑑み発明されたものであって、遊び自体は単純であって小児に受け入れられやすく、しかも、飽きられにくい遊びを提供することができる玩具装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明は、以下の手段を有する。すなわち、
スイッチング用磁石を内蔵した人形等の玩具体と、
前記スイッチング用磁石との近接によって通電する感応スイッチ、予め記憶した文字等の視覚情報を記憶した記憶手段、前記視覚情報を表示する表示手段及び前記感応スイッチの通電に応じて前記記憶された視覚情報の表示制御を行う制御手段によって構成された表示装置を有したことを特徴とする玩具装置。
【0006】
また、本願請求項2記載の発明は、請求項1記載の玩具装置であって、
前記感応スイッチは、前記表示装置を構成する筐体から分離して設けられていることを特徴とする。
【0007】
また、本願請求項3記載の発明は、請求項2記載の玩具装置であって、前記制御手段は、表示する時刻に応じて視覚情報を選択するように構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本願発明は、実際には言葉を発しないぬいぐるみのような人形体を用いて、あたかもぬいぐるみが言葉を発するかのような遊びを提供することができるという効果を有している。
また、操作する時間帯に応じて表示される言葉を異ならせるデータテーブルが用意されているので、使用時に同じ言葉が表示される確率を少なくすることができ、使用者に飽きさせないという効果を有している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本願発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本願発明に係る玩具装置の概略を表すブロック図であり、当該玩具装置は表示装置としての聴診器玩具1とぬいぐるみ人形6によって構成される。
表示装置である聴診器玩具1は、主としてCPU機能を有したワンチップマイコン型の制御装置2、液晶表示装置3、クロック4、電池5、押圧式のスイッチSW1、SW2、SW3及び磁石の近接によって接点を閉じる感応スイッチとしてのリードスイッチSを有している。また、ぬいぐるみ人形6は、前記リードスイッチSの接点を閉じさせるための磁石Mを内蔵している。
上記聴診器玩具1は、前記スイッチSW1、SW2、SW3の操作及びリードスイッチSの開閉及びその時刻に応じて、液晶表示装置3に文字や記号を表示するというものである。スイッチSW1、SW2、SW3は、聴診器玩具1の動作モードを選択するスイッチであり、本実施の形態ではスイッチSW1は「お話し」モード、SW2は「占い/ゲーム」モード、SW3は「設定」モードとして機能するようになっている。
【0010】
図2は、液晶表示装置3に表示される文字を生成するためのデータテーブルの説明図であり、表示時刻に応じたデータテーブルが複数用意されていることを表している。当該データテーブルは、記憶手段としてのROM機能を有した制御装置2内に記憶されている。なお、当該記憶手段としてのROMは、制御装置2と別個に設けても差し支えがないものである。
表示時刻に応じたデータテーブルは9種類(Dt1〜Dt9)用意されている。スイッチS1の押圧によって「お話し」モードが選択され、当該モードでリードスイッチSが磁石Mに近接して接点を閉じると、クロック4によって管理されている時刻に応じてデータテーブルが選択され、かつ、同一時間帯に行われたリードスイッチSの検知回数等に応じて所定の文言が液晶表示装置3に出力される。
【0011】
例えば、7:00〜9:00の間に「お話し」モードを選択し、実際の聴診器の集音部(チェストピース)を模した形状の検知部7をぬいぐるみ人形6の磁石M付近に近接させると、当該検知部7に内蔵されたリードスイッチSが閉じて制御装置2がデータテーブルDt1の中から第1番目の「おはよう」というデータを抽出し液晶表示装置3に出力する。
また、直前の操作と同一の時間帯に再度同一の動作を行うと、リードスイッチSの閉じた回数(あるいは、前回抽出したデータ番号)に応じてデータテーブルDt1の中から第2番目以降の「まだねむいよー」等のデータを抽出し液晶表示装置3に出力する。以下、各時間帯、リードスイッチSの閉じた回数等に基づいて、順次液晶表示装置3に抽出された文字等が表示出力される。
【0012】
スイッチSW2の押圧によって「占い/ゲーム」モードが選択されると、選択された時間帯に応じて「占い」と「ゲーム」の何れかが自動的に選択される。図示しての説明は省略するが、例えば7:00〜9:00の時間帯にスイッチSW2が押圧されると、その日一日の運勢を表すような占い結果が液晶表示装置3に文字出力される。また、9:00〜22:00の時間帯にスイッチSW2が押圧されると、スロットマシンのように複数の図柄を揃えて遊ぶようなゲーム画面が表示されるようになっている。また、その他の時間帯にSW2が押圧された場合には、夜間にゲームを行うことを防止するために「就寝中」等のメッセージを表示するようになっている。
スイッチSW3は「設定」モードを選択するスイッチであり、現在時刻の設定、氏名、年齢等を設定するために使用するものである。
上記、占い結果やゲーム画面、その他の各種データやプログラムは、制御装置2内のROMに記憶されている。
【0013】
次に、図3を用いて、本願発明に係る玩具装置の使用方法を説明する。図3(a)は、聴診器玩具1の外観図を表している。医療等で実際に使用される聴診器は、音を検出するチェストピース、チューブ、耳に当てる耳管及びイヤーチップ等から構成されるが、本願発明に係る聴診器玩具1は、前記チェストピースに相当する部分として似た形状の外観に形成された検知部7を有するとともに、チューブに相当する構成として電気的な導通を伝えるケーブルを有している。しかし、聴診器玩具1には耳管及びイヤーチップに相当する部分の代わりに、液晶表示装置3及びスイッチSW1、SW2、SW3を設けた合成樹脂製のハート型の筐体が設けられている点で、実際の聴診器と形態が異なっている。
すなわち、本願発明に係る玩具装置に用いる聴診器玩具1は、心音等の音を増幅して聞けるようにするのとは異なり、検出結果に基づいて文字や記号等で表すものである。そして、音を検出するのではなく、実際には話をしないぬいぐるみの気持ち等を擬似的に文字で見るという遊びに使用するものである。
図3(b)に示すように、聴診器玩具1の検知部7をぬいぐるみ人形6の胸に押し当てると、前述したごとく時間帯と回数に応じて、データテーブルから所定の文字データが抽出され、液晶表示装置3に表示されるようになっている。
【0014】
図3(c)は、聴診器玩具の他の形態を表している。
図3(a)に示した聴診器玩具1は、検知部7が本体となる筐体部分と分離してケーブルによって連結された構造となっていた。これに対して、図3(c)の聴診器玩具11は、図3(a)に示した聴診器玩具1と異なり、検知部が筐体内部に内臓された構造になっている。したがって、使用の際には図3(d)に示すように、ぬいぐるみ人形6に対してに検知部(リードスイッチ)が内蔵された聴診器玩具11を近接させ、これにより前述した内容の所定の文字等を液晶装置13に表示させることができるようになっている。
【0015】
また、前述した玩具装置は、ぬいぐるみ人形に磁石を内蔵し、表示装置である聴診器玩具に前記磁石によって閉じるスイッチを設けた構成を有したものであるが、当該玩具装置を更に次のように発展させた玩具装置とすることができる。すなわち、ぬいぐるみ人形に、個体毎に異なる識別情報を記憶させたICタグ設けたり、識別情報を記憶し発信可能なCPU制御による制御手段を内蔵し、当該ICタグや制御手段により発信された識別情報を聴診器玩具で受信する構成にすることができる。
このような構成にすると、識別情報の異なる2体以上のぬいぐるみ人形を用意した場合、当該ぬいぐるみ人形毎に異なる表示を行わせるような制御が可能となり、どのぬいぐるみ人形で遊んでも同じ表示しかされず飽きられやすいというような事態を回避することができる。
【産業上の利用可能性】
【0016】
本願発明は、玩具に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本願玩具装置に使用する聴診器玩具のブロック図である。
【図2】聴診器玩具に記憶されたデータテーブルの一例を示す説明図である。
【図3】本願玩具装置の使用方法等を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0018】
1 聴診器玩具
2 制御装置
3 液晶装置
4 クロック
5 電池
6 ぬいぐるみ人形
7 検知部
SW1、SW2、SW3 押圧式のスイッチ
S リードスイッチ
M 磁石
Dt1〜Dt9 データテーブル
【出願人】 【識別番号】591155987
【氏名又は名称】株式会社グッドハウス
【出願日】 平成18年9月12日(2006.9.12)
【代理人】 【識別番号】100081363
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 修治


【公開番号】 特開2008−67777(P2008−67777A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−247094(P2006−247094)