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【発明の名称】 人形
【発明者】 【氏名】杉浦 宏嗣

【要約】 【課題】側に置いたり抱いたりするという癒し玩具としての用途と、当該用途に加え、瞳の奥を覗き込むことにより対話をしているような感覚を小児等の遊戯者に与えることができるという効果を有するぬいぐるみ等を提供すること。

【構成】本願発明は、少なくとも頭部を有する人形であって、頭部表面に、表裏方向に貫通する孔若しくは光を透過させる透過路を中央部に形成した一対の模擬眼球を配置し、頭部内部に、所定の制御手段によって駆動される液晶パネル等の表示手段を設け、前記一対の模擬眼球を介して、前記表示手段の表示内容を視認できるように構成したものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表裏方向に貫通する孔若しくは光を透過させる透過路をそれぞれ中央部に形成した一対の模擬眼球を配置し、
所定の制御手段によって駆動される液晶パネル等の表示手段を設け、
前記一対の模擬眼球を介して、前記表示手段の表示内容を視認できるように構成したことを特徴とする人形。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本願発明は、人形玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1記載のスコープ玩具等が知られている。これらは、接眼部を介して内部を覗くことにより、内部に設けられたフィルムの画像を見る装置である。また、対話をするように構成されたぬいぐるみ人形等も公知である。
【特許文献1】登録実用新案第3018935号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記スコープ玩具は、内部の画像を見ることを主目的としているために、それ以外の装置として使用されることは無かった。
また、対話型のぬいぐるみは、主として音声によって擬似的に対話をするものである。また、視覚的な表示手段を有している人形もあるが、表示手段を外観上の見える位置に配置しているため、人形のデザインとしては見栄えの良いものではなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決すめために、本願発明は下記の構成を有する。すなわち、
表裏方向に貫通する孔若しくは光を透過させる透過路をそれぞれ中央部に形成した一対の模擬眼球を配置し、
所定の制御手段によって駆動される液晶パネル等の表示手段を設け、
前記一対の模擬眼球を介して、前記表示手段の表示内容を視認できるように構成した。
【発明の効果】
【0005】
上記従来のスコープ玩具は、覗くことを主目的として形成したものであり他に用途は無い。これに対して本願発明に係るぬいぐるみ人形は、側に置たり抱いたりすることを目的としたものであるから、そばに置いておくだけで玩具としての目的を達成できるものである。さらに、本願発明に係るぬいぐるみ人形は、頬ずりするようにして顔を近接させて瞳の中を覗き込むと、ぬいぐるみ人形が話をしているかのような言葉等を視覚的に見ることができるようになっているものである。
このように本願発明は、側に置いたり抱いたりするという癒し玩具としての用途と、当該用途に加え、瞳の奥を覗き込むことにより対話をしているような感覚を小児等の遊戯者に与えることができるという効果を有しているものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本願発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は本願発明に係る人形として形成されたぬいぐるみ1の外観斜視図であり、図2は当該ぬいぐるみ1の要部断面図を表したものである。
ぬいぐるみ1は、動物等を模した形態を成しており、胴体部2と当該胴体部2に結合された頭部3を有している。胴体部2には手4と足5が取り付けられている。
頭部3内には、頭部3を膨らませる詰め物としての中綿6と表示ユニット7が内蔵されている。当該表示ユニット7は、内部に液晶表示パネル8を設けた空間部9を有すると共に、当該液晶表示パネルを表示駆動する制御装置10等を一体化して設けたものである。
【0007】
表示ユニット7の先端部には、ほぼ小児の両眼の間隔に相当する距離を隔てて、それぞれ小径の挿通孔11を有した一対の筒状部12が設けられている。当該孔11は前記空間
部9の内部に連通しており、孔11を介して外部から空間部9内を見ることができるようになっている。孔11の反対面に相当する空間部9の内面には、孔11と対向するように液晶表示パネル8が設けられている。
表示ユニット7は、前記液晶表示パネル8の他、当該液晶表示パネル8の表示内容を駆動制御するための制御装置10を内蔵するとともに、電池13が交換可能に取り付けられている。
【0008】
液晶表示パネル8は、制御装置10によって駆動され、文字や図形等を表示するようになっている。当該液晶表示パネル8に表示された文字や図形等は、前記孔11を介して視認することができるようになっている。
また、内部に前記液晶表示パネル8を有した表示ユニット7は、ぬいぐるみ1の頭部3内に中綿6とともに収容されており、表示ユニット7の筒状部12が頭部3を形成する外皮14に設けた開口15に内側から差し込まれた状態で固定されている。筒状部12の高さは、外皮14の肉厚と同程度の寸法に形成されており、筒状部12の外径は開口15の内径と同程度の寸法となるように形成されている。そして、外皮14の開口15周辺部分が、表示ユニット7の筒状部12の周辺に接着剤等により接着されている。
【0009】
前記表示ユニット7の筒状部12には、表面形状が眼球のように形成された模擬眼球16が嵌合され固定されるようになっている。
模擬眼球16は、眼球のような表面形状を有する扁平の半球状部分を有している。中央には貫通孔17が形成され、裏面側には筒状部12の内径部と嵌合する嵌合部が設けられている。当該模擬眼球16は、白色の合成樹脂により形成されており、前記貫通孔17が瞳のようになっている。
模擬眼球16が筒状部12に装着されると、嵌合部先端の突縁部分18がフランジのように作用して、筒状部12に接着された外皮14を表示ユニット7との間で挟み込み、外観上の見栄えを良くするとともに表示ユニット7に対する外皮14の固定を強固なものとしている。外皮は、布等であるから柔らかく腰が無い素材であるので、このように挟んで固定する方法は極めて重要である。
【0010】
また、前記一対の模擬眼球16の中間位置のやや下側に相当する頭部3の表面には、鼻を模したスイッチSWが設けられている。当該スイッチSWは前記制御装置10と連動とており、スイッチSWの押圧によって液晶表示パネル8に所定の表示を行わせるようになっている。
また、スイッチSWを小児の鼻の位置に合わせて配置すると、小児が模擬眼球16の内部を覗き込むように頭部3に顔を近づけることで、小児の鼻によってスイッチSWを押圧させることができる。すなわち、目の奥を覗き込むという動作に起因して、目の奥に表示された文字や図柄等を小児に見せることができる。
なお、振動センサを併用することで揺らすという動作を検知し、当該動作と連動して表示内容を変更するように構成しても良い。
【0011】
「目は心の窓」という言葉があるが、本願発明に係るぬいぐるみ人形は、瞳を覗き込むと人形の心が見えるがごとく、文字等を見ることができ、楽しむことができるというおもしろさがある。
少なくとも頭部を有する人形とは、実在する動物や昆虫等に限らず、目鼻を設けて擬人的に表したような形態の人形も含むという趣旨である。例えば、卵の表面に目を設けたものや、空き缶に目を設けて擬人化したような形態のもの等である。
【産業上の利用可能性】
【0012】
本願発明は、玩具としてのぬいぐるみ人形、癒し効果を有するメッセージ表示手段等として利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本願発明に係るぬいぐるみ人形の外観斜視図である。
【図2】本願発明に係るぬいぐるみ人形の要部断面図である。
【符号の説明】
【0014】
1 ぬいぐるみ
2 胴体部
3 頭部
4 手
5 足
6 中綿
7 表示ユニット
8 液晶表示パネル
9 空間部
10 制御装置
12 筒状部
11 孔
14 外皮
15 開口
16 模擬眼球
17 貫通孔
18 突縁部分
【出願人】 【識別番号】591155987
【氏名又は名称】株式会社グッドハウス
【出願日】 平成18年9月12日(2006.9.12)
【代理人】 【識別番号】100081363
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 修治


【公開番号】 特開2008−67776(P2008−67776A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−247093(P2006−247093)