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【発明の名称】 飛行ゴム風船及びその製造方法
【発明者】 【氏名】橋本 敬介

【要約】 【課題】飛行状態の外観において人目を惹き付けるような斬新さを備えた付加価値の高い飛行ゴム風船を提供する。

【構成】この発明の飛行ゴム風船1は、上壁及び下壁に開口部が設けられた略柱形状の中空部材からなる吹き口部材3と、ゴム風船本体2と、該ゴム風船本体2の口部の外径よりも小さい径を有した取付用孔31が長さ方向の略中央部に形成されたテープ30とを備え、前記テープ30の取付用孔31内に前記ゴム風船本体2の一部が挿通配置されると共に前記ゴム風船本体2の口部が前記吹き口部材3の周側壁に外嵌状態に嵌着されて、前記テープ30は、その取付用孔31を支点にして略逆U字状に垂れ下がり得るものとなされていることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴム風船本体と、
上壁及び下壁に開口部が設けられた略柱形状の中空部材からなる吹き口部材と、
前記ゴム風船本体の口部の外径よりも小さい径を有した取付用孔が長さ方向の略中央部に形成されたテープとを備え、
前記テープの取付用孔内に前記ゴム風船本体の一部が挿通配置されると共に前記ゴム風船本体の口部が前記吹き口部材の周側壁に外嵌状態に嵌着されて、前記テープは、その取付用孔を支点にして略逆U字状に垂れ下がり得るものとなされていることを特徴とする飛行ゴム風船。
【請求項2】
前記テープの長さ方向の一端側から該長さ方向に沿って1ないし複数の切り込みスリットが設けられると共に、前記テープの長さ方向の他端側からも該長さ方向に沿って1ないし複数の切り込みスリットが設けられている請求項1に記載の飛行ゴム風船。
【請求項3】
前記テープを複数枚備えてなり、これら複数枚のテープがそれぞれの取付用孔を略一致させて重ね合わされた状態でこれらテープの取付用孔内に前記ゴム風船本体の一部が挿通配置され、各テープの軸線の位置が互いに前記ゴム風船本体の口部の周方向にずれていることを特徴とする請求項1または2に記載の飛行ゴム風船。
【請求項4】
前記テープは、ホログラムテープからなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の飛行ゴム風船。
【請求項5】
ゴム風船本体の口部の外径よりも小さい径を有した取付用孔が長さ方向の略中央部に形成されたテープの該取付用孔内にゴム風船本体の一部を挿通配置せしめた後、
上壁及び下壁に開口部が設けられた略柱形状の中空部材からなる吹き口部材の周側壁に前記ゴム風船本体の口部を外嵌状態に嵌着することを特徴とする飛行ゴム風船の製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、風船内に空気を注入して膨らませ、該空気の噴出力によって空中に飛行させる飛行ゴム風船及びその製造方法に関する。
【0002】
なお、この明細書及び特許請求の範囲において、「ゴム風船」の語は、ゴムからなる風船はもちろんのこと、ゴム弾性を有する素材からなる風船をも含む意味で用いている。
【背景技術】
【0003】
上記飛行ゴム風船としては、従来より、上壁及び下壁に開口部が設けられた中空部材の周側壁に、風船の口部を外嵌状態に嵌着したものが公知である。風船内に空気を注入して膨らませた後、空中に手放すと下壁の開口部より空気が外に噴出し、この噴出力が推進力となってゴム風船が略垂直方向に上昇していくのであるが、風船内に充填された空気が上壁開口部から下壁開口部に抜けていく際にその少なくとも一部が中空部材の中空空間内を還流することによってピーというような高い吹鳴音を発生し、この吹鳴し状態で空気中を飛行するものである(特許文献1参照)。
【0004】
このように高い吹鳴音を発生しながら空中を飛行するので、目立つ上に興趣性にも優れるものであり、一般的な玩具として用いられるのみならず、近年では例えばプロ野球やサッカー等のスタンドで観客が自身の好きなチームを応援するためにこの飛行ゴム風船を一斉に空中に飛行させてその雰囲気を一気に盛り上げる、というような形態で使用されることも多くなってきている。
【0005】
また、高い吹鳴音は出ないが、同様に空気中を飛行する飛行ゴム風船としては、特許文献2に記載されたものが公知である。
【特許文献1】特開2005−58689号公報
【特許文献2】特開2005−124623号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記従来の飛行ゴム風船は、高い吹鳴音を発生しながら飛行するので、ある程度の興趣性は得られるものの、この飛行ゴム風船が飛行している際の外観自体には特に人目を惹き付けるような斬新さはなかった。即ち、飛行状態の外観には十分な興趣性はなかった。
【0007】
飛行ゴム風船の飛行状態の外観に人目を惹き付けるような斬新さが備わっていれば、一層目立つと共に興趣性も更に向上されてより付加価値の高いものとできて、例えば前記プロ野球等のスタンドで観客が一斉に空中に飛行させれば、その雰囲気を一層大きく盛り上げることができるが、現在のところ飛行状態の外観に人目を惹き付けるような斬新さが備わった飛行ゴム風船は上市されていないのが現状である。
【0008】
この発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、飛行状態の外観において人目を惹き付けるような斬新さを備えた付加価値の高い飛行ゴム風船及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
【0010】
[1]ゴム風船本体と、
上壁及び下壁に開口部が設けられた略柱形状の中空部材からなる吹き口部材と、
前記ゴム風船本体の口部の外径よりも小さい径を有した取付用孔が長さ方向の略中央部に形成されたテープとを備え、
前記テープの取付用孔内に前記ゴム風船本体の一部が挿通配置されると共に前記ゴム風船本体の口部が前記吹き口部材の周側壁に外嵌状態に嵌着されて、前記テープは、その取付用孔を支点にして略逆U字状に垂れ下がり得るものとなされていることを特徴とする飛行ゴム風船。
【0011】
[2]前記テープの長さ方向の一端側から該長さ方向に沿って1ないし複数の切り込みスリットが設けられると共に、前記テープの長さ方向の他端側からも該長さ方向に沿って1ないし複数の切り込みスリットが設けられている前項1に記載の飛行ゴム風船。
【0012】
[3]前記テープを複数枚備えてなり、これら複数枚のテープがそれぞれの取付用孔を略一致させて重ね合わされた状態でこれらテープの取付用孔内に前記ゴム風船本体の一部が挿通配置され、各テープの軸線の位置が互いに前記ゴム風船本体の口部の周方向にずれていることを特徴とする前項1または2に記載の飛行ゴム風船。
【0013】
[4]前記テープは、ホログラムテープからなる前項1〜3のいずれか1項に記載の飛行ゴム風船。
【0014】
[5]ゴム風船本体の口部の外径よりも小さい径を有した取付用孔が長さ方向の略中央部に形成されたテープの該取付用孔内にゴム風船本体の一部を挿通配置せしめた後、上壁及び下壁に開口部が設けられた略柱形状の中空部材からなる吹き口部材の周側壁に前記ゴム風船本体の口部を外嵌状態に嵌着することを特徴とする飛行ゴム風船の製造方法。
【発明の効果】
【0015】
[1]の発明では、ゴム風船本体内に空気を注入して膨らませた後、空中に手放すと、吹き口部材の開口部より空気が外に噴出し、この噴出力が推進力となってゴム風船が例えば略垂直方向に上昇していく。この時、吹き口部材の開口部からの噴出空気によって該テープがはためいて飛行状態の外観が非常に変化に富んだものとなり一層目立つと共に興趣性も更に向上され得て、このように飛行状態の外観において人目を惹き付けるような斬新さを備えた付加価値の高いものとなる。かつ、風船本体内に充填された空気が中空部材内を抜けていく際にその少なくとも一部が中空部材の中空空間内を還流するのでピーというような高い吹鳴音を発生しながら空中を飛行する。また、テープの長さ方向の略中央部に設けられた取付用孔内にゴム風船本体の一部が挿通配置されていることで、テープは該取付用孔を支点にして略逆U字状に垂れ下がり得るものとなり、これにより飛行時の左右のバランスが良いものとなるから、飛行安定性を向上させることができる。また、取付用孔の径はゴム風船本体の口部の外径よりも小さく設定されていることで、テープの取付用孔内にゴム風船本体の一部(口部を除く)を挿通配置せしめるだけでテープをゴム風船本体に取り付けできるので、生産性にも優れている。更に、テープがゴム風船本体に直接に取り付けられた構成であり、テープを取り付けるのに他の部材(ジョイント部材等)を要しないから、より軽量化を図ることができ、これにより十分な飛行上昇力を確保することができて飛行ゴム風船をより高く飛行させることが可能となる。
【0016】
[2]の発明では、テープの長さ方向の一端側から該長さ方向に沿って1ないし複数の切り込みスリットが設けられると共に、テープの長さ方向の他端側からも該長さ方向に沿って1ないし複数の切り込みスリットが設けられているので、テープのはためきによる飛行状態の外観の変化の度合いが格段に向上して、より一層目立つと共に興趣性もさらに向上される。
【0017】
[3]の発明では、吹き口部材からの噴出空気をこれら複数枚のテープで略包囲した態様になるので、飛行指向性を向上させることができると共に、テープのはためき度合いもさらに増大させることができる。
【0018】
[4]の発明では、テープとしてホログラムテープが用いられているから、飛行の際のテープのはためきに伴ってホログラムによる色や模様が多種多様に変化して外観されると共にキラキラと光り輝くので、人目をより一層惹き付けることができる。
【0019】
[5]の発明(製造方法)では、テープの取付用孔内にゴム風船本体の一部を挿通配置せしめた後、吹き口部材の周側壁にゴム風船本体の口部を外嵌状態に嵌着するだけで本発明の飛行ゴム風船を製造できるので、本発明の飛行ゴム風船を容易にかつ製造効率良く製造することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
この発明の一実施形態に係る飛行ゴム風船を図1〜6に示す。この飛行ゴム風船(1)は、長尺のゴム風船本体(2)と、上壁(3a)及び下壁(3b)のそれぞれに開口部(5)(6)が設けられた略円柱形状の中空部材からなる吹き口部材(3)と、前記ゴム風船本体(2)の口部(2a)の外径よりも径小の円形の取付用孔(31)が長さ方向の略中央部に形成されたテープ(30)とを備えてなる。
【0021】
前記ゴム風船本体(2)は、基端に厚肉の口部(2a)を有すると共に先端側に口部(2a)より径大の拡径膨隆部を有した長尺のゴム風船からなる(図1〜3参照)。
【0022】
前記中空部材(3)は、いずれも合成樹脂で製作された底部体(20)と上部体(21)とが嵌合一体化されてなるものである。底部体(20)は、上端を全開口した中空円柱体であり、図3、4に示すように、その下壁(3b)の中央部には開口部(6)が形成されている。この底部体(20)の周側壁の外面の中央には周方向に沿って延ばされた環状突条(11)が外方に向けて突設され、更に該周側壁の内面には高さの低い係止用凸条(14)が内方に向けて突設されている(図3、4参照)。
【0023】
一方、前記上部体(21)は、下端を全開口した中空円柱体であり、図3、4に示すように、その上壁(3a)の中央部には開口部(5)が形成されている。この上部体(21)の周側壁の外面の上端側には周方向に沿って延ばされた環状突条(12)が外方に向けて突設され、更に該周側壁の外面の下端側には高さの低い係止用凸条(13)が外方に向けて突設されている(図3、4参照)。
【0024】
しかして、これら底部体(20)と上部体(21)とをそれぞれの全開口側を向き合わせて上部体(21)の周側壁に底部体(20)の周側壁を外嵌状態に嵌合し、更に上部体(21)を底部体(20)側に押し込めば、上部体(21)の係止用凸条(13)が底部体(20)の係止用凸条(14)より下壁(3b)側に押し込まれて該係止用凸条(14)と係合される(図3参照)ので、底部体(20)と上部体(21)とが強く嵌合一体化されて、前記吹き口部材(3)が構成される。
【0025】
この吹き口部材(3)の周側壁(3c)には上下一対の環状突条(11)(12)が平行して突設されており、両者(11)(12)の間の周溝(15)内に、ゴム風船本体(2)の肉厚口部(2a)が上壁(3a)側から外嵌状態に嵌着されている(図3参照)。このように前記周溝(15)内にゴム風船本体(2)の口部(2a)が嵌着されているので、ゴム風船本体(2)と吹き口部材(3)とが離脱することを効果的に防止することができる。
【0026】
前記吹き口部材(3)の周側壁(3c)の内面に、回転用突起(8)(8)が対向状態に突設されている。この回転用突起(8)(8)は、いずれも吹き口部材(3)の中空内部空間の中心位置から該回転用突起(8)を見た際に、図3に示すように回転用突起(8)の左側面(8a)の上下方向の長さ(m)が右側面(8b)の上下方向の長さ(n)よりも大きくなっている。
【0027】
前記テープ(30)は、図6に示すように、その長さ方向の略中央部に円形の取付用孔(31)が形成されており、図3に示すようにこのテープ(30)の取付用孔(31)にゴム風船本体(2)の基端部が挿通配置されると共にゴム風船本体(2)の口部(2a)が吹き口部材(3)の周側壁(3c)に外嵌状態に嵌着されていることによって、テープ(30)は、その取付用孔(31)を支点にして略逆U字状に垂れ下がり得るように構成されている(図1、3参照)。
【0028】
また、前記テープ(30)の長さ方向の一端側から該長さ方向に沿って複数の切り込みスリット(32)が設けられると共に、前記テープ(30)の長さ方向の他端側からも該長さ方向に沿って複数の切り込みスリット(32)が設けられている(図1、2、6参照)。
【0029】
しかして、上記構成の飛行ゴム風船(1)の風船本体(2)内に空気を注入して膨らませた後、空中に手放すと、吹き口部材(3)の下壁(3b)の開口部(6)より空気が外に噴出し、この噴出力が推進力となってゴム風船(1)が例えば略垂直方向に上昇していく。この時、図7に示すように、吹き口部材(3)の開口部(6)からの噴出空気によってテープ(30)がはためいて飛行状態の外観が非常に変化に富んだものとなり一層目立つと共に興趣性も更に向上され得て、このように飛行状態の外観において人目を惹き付けるような斬新さを備えた付加価値の高いものとなる。かつ、風船本体(2)内に充填された空気が吹き口部材(3)内を通過する際にその少なくとも一部が吹き口部材(3)内を還流(対流)するので、高い吹鳴音を発生しながら空中を飛行する。
【0030】
また、本実施形態では、前述したように回転用突起(8)の左側面(8a)の上下方向の長さ(m)が右側面(8b)の上下方向の長さ(n)よりも大きくなっているので、図4、5に示すように、吹き口部材(3)の中空空間内を空気が上から下方に向けて流れる際に、回転用突起(8)の周囲では、左側面(8a)側が右側面(8b)側よりも負圧になり、従って図中短い矢印で示すように回転用突起(8)を負圧側(左側面側)に移動させる力が作用するものとなるので、吹き口部材(3)に対して図中長い矢印で示すような方向に回転力が生じ、ひいてはゴム風船本体(2)にその軸線(L)を中心とする回転力が付与され、ゴム風船(1)は回転しながら飛行する(図4、5における長い矢印方向に回転する)。このように回転しながら飛行するので、より一層目立つと共に興趣性も更に向上させることができる。
【0031】
また、テープ(30)の長さ方向の略中央部に設けられた取付用孔(31)内にゴム風船本体(2)の一部が挿通配置されると共に前記ゴム風船本体(2)の口部(2a)が前記吹き口部材(3)の周側壁(3a)に外嵌状態に嵌着されていることで、テープ(30)は該取付用孔(31)を支点にして略逆U字状に垂れ下がり得るものとなるので(図1、2参照)、飛行時の左右のバランスが非常に良く、これにより飛行安定性を向上させることができる。更に、取付用孔(31)の径がゴム風船本体(2)の口部(2a)の外径よりも小さく設定されていることで、テープ(30)の取付用孔(31)にゴム風船本体(2)の一部を挿通配置せしめるだけでテープ(30)をゴム風船本体(2)に取り付けできるので、生産性にも優れている。加えて、テープ(30)をゴム風船本体(2)に取り付けるのに他の部材(ジョイント部材等)を要しないから、十分に軽量化を図ることができ、これにより十分な飛行上昇力を確保できて飛行ゴム風船(1)をより高く飛行させることが可能となる。
【0032】
上記構成の飛行ゴム風船(1)は、例えば次のようにして製造される。即ち、前記テープ(30)の長さ方向の略中央部の取付用孔(31)内にゴム風船本体(2)の基端部を挿通配置せしめた後、前記ゴム風船本体(2)の口部(2a)を前記吹き口部材(3)の周側壁(3c)に外嵌状態に嵌着することによって製造される。本製造方法によれば、飛行ゴム風船(1)を容易にかつ製造効率良く製造することができる。なお、前記テープ(30)の取付用孔(31)内にゴム風船本体(2)の基端部を挿通配置せしめるに際しては、ゴム風船本体(2)の口部(2a)を小さく束ねて小径化し、この状態で該口部(2a)を前記テープ(30)の取付用孔(31)に通過せしめることによって、ゴム風船本体(2)の基端部をテープ(30)の取付用孔(31)内に挿通配置せしめることができる。この時、テープ(30)の取付用孔(31)の径は、前記ゴム風船本体(2)の口部(2a)の外径及び先端側の拡径膨隆部の外径よりも小さいので、取り付けられたテープ(30)がゴム風船本体(2)から離脱することはない。
【0033】
この発明において、前記テープ(30)としては、特に限定されるものではないが、例えば合成樹脂フィルムテープ、紙テープ、ホログラムテープ等が挙げられる。中でも、前記テープ(30)としては、ホログラムテープを用いるのが好ましく、この場合には飛行の際のテープ(30)のはためきに伴ってホログラムによる色や模様が多種多様に変化して外観されると共にキラキラと光り輝くので、人目をより一層惹き付けることができる利点がある。
【0034】
なお、上記実施形態では、ゴム風船本体(2)に対して1枚のテープ(30)が取り付けられた構成を採用しているが、特にこのような構成に限定されるものではない。例えば、図8に示すように、ゴム風船本体(2)に対して2枚のテープ(30A)(30B)が取り付けられた構成を採用しても良い。即ち、図8に示す飛行ゴム風船(1)では、2枚のテープ(30A)(30B)がそれぞれの取付用孔(31)を略一致させて重ね合わされた状態でこれらテープの取付用孔(31)内にゴム風船本体(2)の基端部が挿通配置されると共に、各テープ(30A)(30B)の軸線(Q)(R)の位置が互いにゴム風船本体(2)の口部(2a)の周方向(吹き口部材の周方向)にずれた配置態様となっている。即ち、2枚のテープ(30A)(30B)が互いの中央部で十字状に交差配置された状態で前記ゴム風船本体(2)に取り付けられている。本構成では、吹き口部材(3)からの噴出空気をこれらテープ(30A)(30B)で略包囲した態様になるので、飛行の指向性を向上させることができると共に、テープのはためき度合いもさらに増大させることができて人目を惹き付ける効果をより高めることができる。
【0035】
また、上記実施形態では、テープ(30)に切り込みスリット(32)が設けられているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば図9に示すようにテープ(30)に切り込みスリット(32)が設けられていない構成を採用しても良い。
【0036】
また、上記実施形態では、回転用突起(8)を設けた構成が採用されているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、回転用突起(8)が設けられていない構成を採用しても良い。また、上記実施形態では、回転用突起(8)を2個設けた構成としているが、その数は特に限定されるものではなく、1個としても良いし、或いは3個以上としても良い。
【0037】
また、前記実施形態では、回転用突起(8)は、左側面(8a)の上下方向の長さ(m)が右側面(8b)の上下方向の長さ(n)よりも大きくなるように構成されているが、これとは逆に、右側面(8b)の上下方向の長さ(n)が左側面(8a)の上下方向の長さ(m)よりも大きくなるように構成されていても良いことは言うまでもない。
【0038】
なお、回転用突起(8)を設けた構成を採用する場合において、回転用突起(8)の形状は上記実施形態の形状に特に限定されるものではなく、例えば特開2004−89518号公報に記載の形状を採用しても良い。
【0039】
また、上記実施形態では、ゴム風船本体(2)の口部(2a)は、中空部材の周側壁(3c)に対して上壁(3a)側から嵌着された構成となされているが、下壁(3b)側から嵌着された構成を採用しても良い。
【0040】
また、上記実施形態では、中空部材(3)は、上部体(21)と底部体(20)とが嵌合一体化された構成となされているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、一体形状で構成されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】この発明の一実施形態に係る飛行ゴム風船を示す斜視図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】図2におけるA−A線の断面図である。
【図4】吹き口部材を分離状態にして示す斜視図である。
【図5】吹き口部材の上部体の底面図である。
【図6】テープを示す平面図である。
【図7】飛行ゴム風船の飛行状態の一例を示す斜視図である。
【図8】この発明の他の実施形態に係る飛行ゴム風船を示す斜視図である。
【図9】この発明のさらに他の実施形態に係る飛行ゴム風船を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0042】
1…飛行ゴム風船
2…風船本体
2a…口部
3…吹き口部材(中空部材)
3a…上壁
3b…下壁
3c…周側壁
5…開口部(上壁)
6…開口部(下壁)
30…テープ
31…取付用孔
32…切り込みスリット
【出願人】 【識別番号】397000067
【氏名又は名称】株式会社タイガーゴム
【出願日】 平成18年9月5日(2006.9.5)
【代理人】 【識別番号】100071168
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 久義

【識別番号】100109911
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 義仁


【公開番号】 特開2008−61686(P2008−61686A)
【公開日】 平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願番号】 特願2006−239992(P2006−239992)