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【発明の名称】 遊具用カプセル
【発明者】 【氏名】村上 敬造

【要約】 【課題】既存の供給装置によって円滑に供給できるものでありながら、カプセル自体をブロックおもちゃとして利用できるようにすることを目的とする。さらに本発明は、内部に収容するブロックおもちゃと組み合わせて遊ぶことができるカプセルを提供する。

【構成】一対の半球殻状部品2,3を結合することにより内部に収容空間が形成されるとともに外表面が球状面となる球殻状の遊具用カプセル1であって、各半球殻状部品2,3は、半球の頂部に平坦な結合面4が形成された外表面を有する本体部2a,3aと、該本体部2a,3aの結合面4に着脱可能に取り付けられるカバー2b,3bとを備え、該カバー2b、3bの外表面は、本体部2a,3aの結合面4を除く半球状外表面に連続する曲面とされ、カバー2b,3bを取り付けた状態ではカバーの外表面と本体部の結合面を除く半球状外表面とによって半球殻状部品の外表面が球状面となされるように構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の半球殻状部品を結合することにより内部に収容空間が形成されるとともに外表面が球状面となる球殻状の遊具用カプセルであって、各半球殻状部品は、半球の頂部に平坦な結合面が形成された外表面を有する本体部と、該本体部の結合面に着脱可能に取り付けられるカバーとを備え、該カバーの外表面は、本体部の結合面を除く半球状外表面に連続する曲面とされ、カバーを取り付けた状態ではカバーの外表面と本体部の結合面を除く半球状外表面とによって半球殻状部品の外表面が球状面となされるように構成されていることを特徴とする遊具用カプセル。
【請求項2】
請求項1に記載の遊具用カプセルにおいて、一方の半球殻状部品の本体部の結合面には第1の取付凹部が設けられ、該一方の半球殻状部品のカバーには前記第1の取付凹部に嵌合する第1の取付凸部が設けられ、他方の半球殻状部品の本体部の結合面には第2の取付凸部が設けられ、該他方の半球殻状部品のカバーには前記第2の取付凸部に嵌合する第2の取付凹部が設けられ、
複数の遊具用カプセルをそのカバーを取り外した状態で上下に結合し得るように、一方の半球殻状部品の本体部に設けた第1の取付凹部と、他方の半球殻状部品の本体部に設けた第2の取付凸部とが嵌合可能とされていることを特徴とする遊具用カプセル。
【請求項3】
一側面に嵌合凸部が形成され他側面に前記嵌合凸部に嵌合可能な嵌合凹部が形成されたブロックおもちゃが内部に収容される請求項1又は2に記載の遊具用カプセルであって、第1の取付凹部はブロックおもちゃの嵌合凸部に嵌合可能であり、第2の取付凸部はブロックおもちゃの嵌合凹部に嵌合可能であることを特徴とする遊具用カプセル。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本願発明は、おもちゃやキーホルダーなどを収容するカプセルであって、特に、それ自体遊具として使用可能なカプセルに関する。
【背景技術】
【0002】
おもちゃ売り場やスーパーなどに広く設置されているガチャポン(株式会社バンダイの登録商標)は、特許文献1にも示されるように、球乃至卵形の球殻状のカプセル内にキーホルダーやブロックおもちゃなどを収容し、そのカプセルを多数供給装置内に収容して、一定額のコインの投入によってカプセルが一つずつ供給されるようになっている。
【特許文献1】特開2003−346237号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ガチャポンのカプセルは、円滑に供給装置の排出口に供給されるように、その外表面は円滑な球面とされる必要がある。
【0004】
一方で、子どもはその自由奔放な発想によって、カプセル自体をもおもちゃとして遊ぶこともあり、子どもの創作力や発想力を一層刺激するためにカプセル自体を自由な形状に設計できるようにすることが要望されているが、カプセル外表面に平坦な面が存在すると供給装置内での詰まりなどが懸念される。
【0005】
そこで、本発明は、既存の供給装置によって円滑に供給できるものでありながら、カプセル自体をブロックおもちゃとして利用できるようにすることを目的とする。さらに本発明は、内部に収容するブロックおもちゃと組み合わせて遊ぶことができるカプセルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願出願人は、上記課題を解決する手段として、下記の種々の発明を開示する。
【0007】
本発明の遊具用カプセルは、一対の半球殻状部品を結合することにより内部に収容空間が形成されるとともに外表面が球状面となる球殻状の遊具用カプセルであって、各半球殻状部品は、半球の頂部に平坦な結合面が形成された外表面を有する本体部と、該本体部の結合面に着脱可能に取り付けられるカバーとを備え、該カバーの外表面は、本体部の結合面を除く半球状外表面に連続する曲面とされ、カバーを取り付けた状態ではカバーの外表面と本体部の結合面を除く半球状外表面とによって半球殻状部品の外表面が球状面となされるように構成されていることを特徴とするものである。これによれば、カバーが取り付けられた状態ではカプセルの外表面が球面状となされるため、カプセル供給装置内でカプセルが詰まることが防止され、円滑にカプセルを供給できる。しかも、カバーを取り外せば天面並びに底面に結合面による平坦面が形成されるため、複数のカプセルを積み上げて遊ぶことができる。なお、本発明において、「球面状」は完全な球面の他、卵形の球面なども含むものとする。
【0008】
上記本発明の遊具用カプセルにおいて、一方の半球殻状部品の本体部の結合面には第1の取付凹部が設けられ、該一方の半球殻状部品のカバーには前記第1の取付凹部に嵌合する第1の取付凸部が設けられ、他方の半球殻状部品の本体部の結合面には第2の取付凸部が設けられ、該他方の半球殻状部品のカバーには前記第2の取付凸部に嵌合する第2の取付凹部が設けられたものとすることができる。さらに、複数の遊具用カプセルをそのカバーを取り外した状態で上下に結合し得るように、一方の半球殻状部品の本体部に設けた第1の取付凹部と、他方の半球殻状部品の本体部に設けた第2の取付凸部とが嵌合可能とされているものとするのが好ましい。これによれば、本来は収容容器であるカプセル自体を、ブロックおもちゃとして使用できる。
【0009】
また、本発明の遊具用カプセルは、一側面に嵌合凸部が形成され他側面に前記嵌合凸部に嵌合可能な嵌合凹部が形成されたブロックおもちゃが内部に収容されるものであってよい。この場合、第1の取付凹部はブロックおもちゃの嵌合凸部に嵌合可能であり、第2の取付凸部はブロックおもちゃの嵌合凹部に嵌合可能であるものとするのが好ましい。これによれば、内部に収容されたブロックおもちゃとカプセルを用いて、多彩なブロック遊びが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る遊具用カプセル1の断面図であって、該カプセル1は、一対の半球殻状部品2,3を結合することにより内部に収容空間が形成されるとともに外表面が球状面となる球殻状のカプセルである。
【0012】
各半球殻状部品2,3は、半球の頂部に平坦な結合面4が形成された外表面を有する硬質樹脂性の本体部2a,3aと、該本体部2a,3aの結合面に着脱可能に取り付けられるカバー2b、3bとを備えている。本体部2a,3aは透明乃至半透明であることが好ましいが、不透明であってもよい。本体部2a,3aの開口端部は、互いにインロー嵌合されている。なお、ねじ嵌合されていても良い。
【0013】
前記カバー2b、3bはほぼ椀状であって、その外表面は、本体部2a,3aの結合面4を除く半球状外表面5に連続する曲面とされ、カバー2b、3bを取り付けた状態ではカバー2b,3bの外表面6と本体部2a,3aの結合面を除く半球状外表面5とによって半球殻状部品2,3の外表面が球状面となされるように構成されている。
【0014】
また、図1において下方の半球殻状部品2の本体部2aの結合面4には第1の取付凹部6が設けられている。該取付凹部6の数や形状は特に限定されるものではないが、本実施例では、周方向4カ所に凹部6を配設しており、各凹部6は断面正六角形状に形成している。下方の半球殻状部品2のカバー2bの裏面には、取付凹部6に嵌合する第1の取付凸部7が突設されている。該凸部7は、図2にも示すように4つの凹部6に対応して4カ所に配設されている。
【0015】
上方の半球殻状部品3の本体部3aの結合面4には第2の取付凸部8が設けられ、該他方の半球殻状部品3のカバー3bには第2の取付凸部8に嵌合する第2の取付凹部9が設けられている(図3参照)。これら第2の取付凸部8及び取付凹部9の数や形状も特に限定されるものではないが、本実施例では、第1の取付凸部7及び凹部6に対応する位置に同数設けられており、これにより、複数の遊具用カプセル1をそのカバー2b,3bを取り外した状態で上下に結合し得るように、一方の半球殻状部品2の本体部2aに設けた第1の取付凹部6と、他方の半球殻状部品3の本体部3aに設けた第2の取付凸部8とが嵌合可能となされている。
【0016】
さらに、このカプセルの内部にはブロックおもちゃ10を収容可能であり、該おもちゃ10には、上側側面に嵌合凸部11が形成され下側側面に前記嵌合凸部11に嵌合可能な嵌合凹部12が形成されている。これら嵌合凸部11並びに嵌合凹部12の数や形状は、上記したカプセル本体の凸部8や凹部6に合致するように形成されており、これによって、第1の取付凹部6はブロックおもちゃの嵌合凸部11に嵌合可能であり、第2の取付凸部8はブロックおもちゃの嵌合凹部12に嵌合可能である。かかる構成により、図4に示すように、カプセル1と、その内部に収容されるブロックおもちゃ10とを組み合わせてブロック遊びをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態に係る遊具用カプセルの断面図。
【図2】下側のカバーの平面図。
【図3】上側のカバーの底面図。
【図4】カプセルとブロックおもちゃとを結合した状態の一部破断正面図。
【符号の説明】
【0018】
1 遊具用カプセル
2 半球殻状部品
3 半球殻状部品
4 結合面
6 第1の取付凹部
7 第1の取付凸部
8 第2の取付凸部
9 第2の取付凹部
10 ブロックおもちゃ
11 嵌合凸部
12 嵌合凹部
【出願人】 【識別番号】300047611
【氏名又は名称】有限会社村上敬造事務所
【出願日】 平成18年8月10日(2006.8.10)
【代理人】 【識別番号】100107593
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 太郎


【公開番号】 特開2008−36348(P2008−36348A)
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願番号】 特願2006−218325(P2006−218325)