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【発明の名称】 プラスチック段ボールで形成された折り畳み式のハウス玩具
【発明者】 【氏名】西田 耕平

【要約】 【課題】

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技者が中に入って遊ぶことができる組み立て式のハウス玩具において、側壁を構成する1つもしくは複数の側壁部材と、屋根を構成する1つもしくは複数の屋根部材を有し、前記側壁部材、または前記屋根部材、または前記側壁部材及び前記屋根部材の両方が、プラスチック段ボールからなることを特徴とするハウス玩具。
【請求項2】
隣接する側壁部材を直角にし、組立状態を維持する為に、L型に成型されたコーナー部材を側壁部材に貼り付けてあることを特徴とするハウス玩具。
【請求項3】
前記コーナー部材と前記側壁部材、または前記側壁部材と前記屋根部材、または前記コーナー部材と前記側壁部材及び前記側壁部材と前記屋根部材の両方を繋ぎ合わせるために、マジックテープ(登録商標)が使用されていることを特徴とするハウス玩具。
【請求項4】
前記側壁部材の1つもしくは複数には、開閉扉が開閉可能に設けられ、前記開閉扉にはデザインされたドアノブが設けられていることを特徴とするハウス玩具。
【請求項5】
前記開閉扉には、前記開閉扉と前記側壁部材とが、閉じた状態を維持するためのロック部材が設けられ、前記側壁部材には、前記ロック部材を固定する固定部材が設けられていることを特徴とするハウス玩具。
【請求項6】
前記開閉扉の下部には、左右の壁に連なった踏み板を前記側壁部材に対して垂直に設置していることを特徴とするハウス玩具。
【請求項7】
前記側壁部材の1つもしくは複数には、開閉窓が開閉可能に設けられ、前記開閉窓にはデザインされた手掛け穴があけられていることを特徴とするハウス玩具。
【請求項8】
前記開閉窓もしくは開閉扉の釣元におけるプラスチック段ボールは厚みの途中までを切込み、いくらかを切断しないことで蝶番の機能を持たせていることを特徴とするハウス玩具。
【請求項9】
前記側壁部材の1つもしくは複数には、デザインされた採光用の穴があけられていることを特徴とするハウス玩具。
【請求項10】
前記開閉窓の側部、または下部、または側部及び下部には、1つもしくは複数の窓枠部材が設けられ、前記開閉窓の上部には、角度の付いた庇部材が、1つもしくは複数設けられていることを特徴とするハウス玩具。
【請求項11】
前記屋根部材には、前記屋根部材を二分する罫線が形成され、1つもしくは複数の煙突を通す穴があけられていることを特徴とするハウス玩具。
【請求項12】
前記側壁部材の1つもしくは複数の上部には、煙突を形成する為の切り込みが設けられていることを特徴とするハウス玩具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は折り畳み式のハウス玩具に関する発明である。
【背景技術】
【0002】
従来のハウス玩具は、下記各特許文献に記載されているように折り畳み式のダンボール製のもの、もしくは組立て式の硬質あるいは軟質プラスチック製のものが知られている。
【0003】
【特許文献1】特開2005−137818
【特許文献2】特開2003−93748
【特許文献3】特開平5−35199
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところでダンボール製のハウス玩具は、折り畳みが容易であるものの耐久性に問題があり、遊技者の激しい運動により側壁部や屋根部が折れたり、破損したりしてしまうおそれがあった。他方、プラスチック製のハウス玩具は、耐久性に問題がないものの折り畳み可能な設計にされておらず、不使用時にも折り畳めずに使用時の状態で設置されることになるため、場所をとり邪魔になることがあった。また、硬質プラスチック製のハウス玩具は、素材故に、硬く、遊技者がつまずいて倒れたりしたときに、当該ハウス玩具にぶつかったりして、痛い思いをしたり、打撲傷になったりすることもあった。
【0005】
そこで本発明は、上記事情を考慮し、プラスチック製で、折り畳みが容易なハウス玩具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、遊技者が中に入って遊ぶことができる組み立て式のハウス玩具において、側壁を構成する1つもしくは複数の側壁部材と、屋根を構成する1つもしくは複数の屋根部材を有し、側壁部材、または屋根部材、または側壁部材及び屋根部材の両方が、プラスチック段ボールからなることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、側壁部材および、屋根部材をプラスチック段ボールで構成することにより、ハウス玩具の耐久性を向上させることができるとともに、折り畳みを容易にすることができる。また、プラスチック段ボールは中空構造になっているため、遊技者がハウス玩具にぶつかったりしても、軟らかくクッションの役割を果たすために痛い思いをしたり、打撲傷になる心配もなくなった。
【0008】
請求項2に記載の発明は、隣接する側壁部材を直角にし、組立状態を維持する為に、L型に成型されたコーナー部材を側壁部材に貼り付けてあることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、L型に成型されたコーナー部材を貼り付けることで、隣接する側壁部材同士を直角に繋ぎ合わせることができるとともにハウス玩具自体の強度を上げることができる。従来のダンボール製のハウス玩具においては、隣接する側壁部材を直角状態で維持するために床材を必要としていたが、本発明により床材を使用しなくても側壁部材を直角状態で維持できることになったため、ハウス玩具の製造コストを低減させることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、コーナー部材と側壁部材、または側壁部材と屋根部材、またはコーナー部材と側壁部材及び側壁部材と屋根部材の両方を繋ぎ合わせるために、マジックテープ(登録商標)が使用されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、接合にマジックテープ(登録商標)を使用しているため、分解を容易にすることができ、折り畳み性を向上できる。また、マジックテープ(登録商標)を使用していることで、遊技者にも安全かつ容易に組立てることができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、側壁部材の1つもしくは複数には、開閉扉が開閉可能に設けられ、開閉扉にはデザインされたドアノブが設けられていることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、1つもしくは複数の側壁部材に開閉可能に設けられた開閉扉には、開閉の際に必要となるノブが設けられてある。このため、扉の開閉を容易にすることができ、尚且つ意匠性を向上することができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、開閉扉には、開閉扉と側壁部材とが、閉じた状態を維持するためのロック部材が設けられ、側壁部材には、ロック部材を固定する固定部材が設けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、開閉扉に設けられたロック部材と側壁部材に設けられた固定部材によって疑似錠を模し、錠を掛けることで内部が半密閉状態になる。それにより、より本物の家に近いハウス玩具となり、遊技者の遊び心を触発し、ごっこ遊びに誘引することができる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、開閉扉の下部には、左右の壁に連なった踏み板を側壁部に対して垂直に設置していることを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、開閉扉の下部に、左右の壁に連なった踏み板が設置されているため、側壁部材のそりを軽減することができるとともに、意匠性を向上させることができる。また、従来のダンボール製のハウス玩具においては、側壁部材のそりを軽減させるために床材を必要としていたが、本発明により床材を使用しなくても側壁部材のそりを軽減できることになったため、ハウス玩具の製造コストを低減させることができる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、側壁部材の1つもしくは複数には、開閉窓にはデザインされた手掛け穴があけられていることを特徴とする。
【0019】
請求項7に記載の発明によれば、1つもしくは複数の側壁部材に開閉可能に設けられた開閉窓に、デザインされた手掛け穴が形成されているため、窓の開閉を容易にするとともに、意匠性を向上させることができる。また、その手掛け穴を通して、ハウス玩具の内部にいる遊技者とハウス玩具の外部にいる人とがお互いを確認することができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、開閉窓もしくは開閉扉の釣元におけるプラスチック段ボールは厚みの途中までを切込み、いくらかを切断しないことで蝶番の機能を持たせていることを特徴とする。
【0021】
請求項8に記載の発明によれば、プラスチック段ボールを厚みの途中までを切込み、いくらかを切断しないことで、素材であるプラスチック段ボール自体に蝶番の機能を持たせることができ、改めて特別な蝶番を用意する必要がなくなった。それにより、ハウス玩具の製造コストを低減させることができる。
【0022】
請求項9に記載の発明は、デザインされた採光用の穴があけられていることを特徴とする。
【0023】
請求項9に記載の発明によれば、側壁部材にデザインされた採光用の穴があけられているため、明かりとりになるとともに意匠性を向上させることができる。
【0024】
請求項10に記載の発明は、開閉窓の側部、または下部、または側部及び下部には、1つもしくは複数の窓枠部材が設けられ、開閉窓の上部には、角度の付いた庇部材が、1つもしくは複数設けられていることを特徴とする。
【0025】
請求項10に記載の発明によれば、1つもしくは複数の側壁部に設けられている窓の側部および下部に窓枠部材が設けられ、上部にひさし部材が設けられているため、より意匠性を向上することができる。
【0026】
請求項11に記載の発明は、前記屋根部材には、前記屋根部材を二分する罫線が形成され、1つ、または複数の煙突を通す穴があけられていることを特徴とする。
【0027】
請求項11に記載の発明によれば、屋根部材には、屋根部材を二分する罫線が形成されているため、折り畳むことができるようになる。
【0028】
請求項12に記載の発明は、前記側壁部材の1つもしくは複数の上部には、煙突を形成する為の切り込みが設けられていることを特徴とする。
【0029】
請求項12に記載の発明によれば、側壁部材の一部で煙突を形成するため、煙突を別途用意する必要が無く、部品点数を減らすことで折り畳み時の紛失を未然に防ぐことができるとともに、ハウス玩具の製造コストを低減させることができる。
【発明の効果】
【0030】
請求項1に記載の発明は、側壁部材および、屋根部材をプラスチック段ボールで構成することにより、ハウス玩具の耐久性を向上させることができるとともに、折り畳みを容易にすることができる。また、遊技者の安全を確保することもできる。
【0031】
請求項2に記載の発明は、L型に成型されたコーナー部材を貼り付けることで、隣接する側壁部材同士を直角に繋ぎ合わせるとともに、ハウス玩具自体の強度を上げることができる。
【0032】
請求項3に記載の発明は、接合にマジックテープ(登録商標)を使用しているため、分解を容易にすることができる。また、マジックテープ(登録商標)を使用していることで、遊技者にも安全かつ容易に組立てることができる。
【0033】
請求項4に記載の発明は、1つもしくは複数の側壁部材に開閉可能に設けられた開閉扉には、開閉の際に必要となるノブが設けられてある。このため、扉の開閉を容易にすることができ、尚且つ意匠性を向上することができる。
【0034】
請求項5に記載の発明は、開閉扉に設けられたロック部材と側壁部材に設けられた固定部材によって疑似錠を模し、ハウス玩具内部の空間を半密閉状態にすることができる。それによりハウス玩具を本物の家に近い状態に演出することでき、遊技者の遊び心を触発する。
【0035】
請求項6に記載の発明は、開閉扉の下部に、左右の壁に連なった踏み板が設置されているため、側壁部材のそりを軽減することができるとともに、意匠性を向上させることができる。
【0036】
請求項7に記載の発明は、1つもしくは複数の側壁部材に開閉可能に設けられた開閉窓に、デザインされた手掛け穴が形成されているため、窓の開閉を容易にするとともに、意匠性を向上させることができる。また、その手掛け穴を通して遊技者の見通しを良くすることができる。
【0037】
請求項8に記載の発明は、プラスチック段ボールを厚味の途中までを切込み、いくらかを切断しないことで、扉や窓は素材であるプラスチック段ボール自体に蝶番の役割を担わせることができる。
【0038】
請求項9に記載の発明は、側壁部材にデザインされた穴があけられているため、意匠性を向上させることができるとともに明りとりになる。
【0039】
請求項10に記載の発明は、1つもしくは複数の側壁部材に設けられている窓の側部および下部に窓枠部材が設けられ、上部にひさし部材が設けられているため、より意匠性を向上させることができる。
【0040】
請求項11に記載の発明は、屋根部材には、屋根部材を二分する罫線が形成されているため、折り畳むことができるようになる。
【0041】
請求項12に記載の発明は、煙突部が側壁部の一部であるため、折り畳み時に部品を紛失することを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
次に、本発明の一実施形態に係るハウス玩具について、図面を参照して説明する。
【0043】
図6、図7に示すように、このハウス玩具は4つの側壁部材を備えている。側壁部材20および側壁部材30には、開閉窓60が形成されている。この開閉窓60は側壁部材20および30に切り込み線50を形成することにより形成されている。また、側壁部材40には開閉扉61が形成されている。開閉扉61は側壁部材40に切込みを入れ、折り畳み線52を形成することにより形成されている。
【0044】
図3に示すように、側壁部材40の下部に形成される折り畳み線53を折り曲げることにより、踏み代42が形成される。また、側壁部材40の上部に形成される折り畳み線56および折り畳み線57で折り曲げることにより、接続部41が形成される。側壁部材40の下部両脇には框12が配置される。
【0045】
図1に示すように、側壁部材30の上部に形成される折り畳み線54を折り曲げることにより、接続部31が形成される。開閉窓右60、開閉窓左61の周囲に窓枠13および窓枠14を配置する。また、開閉窓右60、開閉窓左61の上部にひさし15を配置する。側壁部材30の下部には框10が配置される。
【0046】
図2に示すように、側壁部材20の上部に形成される折り畳み線55を折り曲げることにより、煙突21、接続部22が形成される。開閉窓右60、開閉窓左61の周囲に窓枠13および窓枠14を配置する。また、開閉窓右60、開閉窓左61の上部にひさし15を配置する。側壁部材20の下部には框10が配置される。
【0047】
図5に示すように、側壁部材80の上部に形成される折り畳み線58、折り畳み線59を折り曲げることにより、接続部81が形成される。また、側壁部材80の下部には框10が配置される。
【0048】
図3に示すように、側壁部材40の上部にはネームプレート3が任意の数だけ配置される。また、開閉扉62には任意にデザインされた形状のノブ部材4が配置される。
【0049】
図1および図2に示すように、開閉窓右60と開閉窓左61の境目に位置する、切り込み線50を中心に穴2が任意のマーク状にくり抜いて形成される。また、側壁部材20および、側壁部材30の四隅には、マジックテープ(登録商標)100が接着される。
【0050】
図3、図5に示すように、側壁部材40、側壁部材80の上部には穴1が任意にデザインされた形状にくり抜いて形成される。また、側壁部材40、側壁部材80の四隅にはマジックテープ(登録商標)100が接着される。
【0051】
図4に示すように、側壁部材40の裏面には開閉扉と側壁部材とが閉じた状態を維持するためのロック部材、ロック部材を固定する固定部材が接着される。
【0052】
図6、図7に示すように、側壁部材40と側壁部材20、側壁部材20と側壁部材80、側壁部材80と側壁部材30、側壁部材30と側壁部材40は、側壁部材11によって直角に固定される。
【0053】
また、屋根部材70は折り畳み線51によって折り曲げ、側壁部材20、30、40、80の上に配置される。
【0054】
ハウス玩具90はプラスチック段ボールで構成される。ハウス玩具90をプラスチック段ボールで構成することにより、ダンボール製のハウス玩具に対して高い強度が得られるとともに、折り畳みを可能にし、ダンボール製のハウス玩具とプラスチック製のハウス玩具両方のメリットを併せ持つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の一実施形態に係るハウス玩具を構成する側壁部材の内1つの平面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るハウス玩具を構成する側壁部材の内1つの平面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るハウス玩具を構成する側壁部材の内1つの平面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るハウス玩具を構成する側壁部材の内1つの平面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るハウス玩具を構成する側壁部材の内1つを裏側から観た平面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るハウス玩具が組み立てられた状態を前面から観た図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るハウス玩具が組み立てられた状態を背面から観た図である。
【符号の説明】
【0056】
1 穴
2 穴
3 ネームプレート
4 ノブ部材
5 ロック部材
6 固定部材
10 框
11 接合部材
12 框
13 窓枠部材
14 窓枠部材
15 ひさし
20 側壁部材
21 煙突部
30 側壁部材
31 接合部
40 側壁部材
41 接合部
42 踏み代
50 切込み線
51 折りたたみ線
52 半切込み線
53 半切込み線
54 半切込み線
55 折りたたみ線
56 半切込み線
57 半切込み線
58 半切込み線
59 半切込み線
60 開閉窓右
61 開閉窓左
62 開閉扉
70 屋根部材
80 側壁部材
81 接合部
100 マジックテープ(登録商標)
【出願人】 【識別番号】594112978
【氏名又は名称】ワコン段ボール株式会社
【出願日】 平成18年7月18日(2006.7.18)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−22881(P2008−22881A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−195289(P2006−195289)