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走行玩具 - 特開2008−18191 | j-tokkyo
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【発明の名称】 走行玩具
【発明者】 【氏名】長坂 好造

【氏名】渡辺 広幸

【要約】 【課題】

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前輪及び後輪と、該前輪及び後輪を連結する車体フレームとを備えた走行玩具であって、
該前輪及び後輪は各々フライホイールとして構成されて直列に配置され、当該各フライホイールの外輪には弾性体が接着され、各フライホイールの同一側にはピニオンギヤがフライホイールと同軸に固着されている
ことを特徴とする走行玩具。
【請求項2】
前記フライホイールは略同径同大に構成され、一本のラックベルトが前後両輪のピニオンギヤに噛合するように略水平に挿入可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の走行玩具。
【請求項3】
一本のラックベルトが前輪側から挿入され、且つ前後両輪のピニオンギヤの上側から噛合することを特徴とする請求項1又は2に記載の走行玩具。
【請求項4】
二輪車を模した走行玩具であって、二輪車の前輪及び後輪がフライホイールであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の走行玩具。
【請求項5】
四輪車を模した車体フレームを備えた走行玩具であって、フライホイールとして構成された前輪及び後輪が直列に配置され、該車体フレームは四輪のダミー輪を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の走行玩具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は走行玩具に関し、更に詳しくは、フライホイールを用いた高速で走行する走行玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、フライホイールやプルバック式のゼンマイを用いる小型の走行玩具が種々提案されている。例えば、後輪をフライホイールとして構成し、該後輪に設けたピニオンにラックベルトを噛合させて後方にすばやく引くことにより該後輪に回転動力を付勢して走行させる二輪車玩具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
又、前輪をフライホイールとして構成し、該前輪に設けたピニオンにラックベルトを噛合させて後方に向けて斜め上方にすばやく引くことにより該前輪に回転動力を付勢することを可能とし、このフライホイールの前輪と本体後方の左右に設けられた補助輪とで懸架された三輪車を模した車体、或いはフライホイールの両側にダミー輪を設け、前輪を模した2個のダミー輪と後輪とする2個の補助輪を有する四輪車とした車体をフライホイールの前輪で引っ張って走行させる三輪車玩具や四輪車玩具が提案されている。
【特許文献1】実開昭58−86192号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述のような二輪車の走行玩具は、後輪の駆動力によって後方から押されて徐々にスピードが出てくるものであり、走り出し時に勢いがなく、また走り出し時のスピードを上げようと後輪フライホイールの路面との摩擦を弾性体等で増加させると、駆動源が後輪であるため玩具の前方が後方から煽られて走行が不安定になり、直進走行できないことがあった。
【0005】
また、前述のような三輪車や四輪車の走行玩具は、前輪駆動のため直進性は良いが、車体重量を後方の補助輪が負担して支えており、その補助輪には駆動力がないために前輪の駆動力に負担をかけることになり、最高速度に物足りなさを感じるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、走り出し時の速度が速く、且つ高速を維持したままで走行する、興趣性の高い走行玩具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の走行玩具は、前輪及び後輪と、該前輪及び後輪を連結する車体フレームとを備え、該前輪及び後輪は各々フライホイールとして構成されて直列に配置され、各フライホイールの外輪には弾性体が接着され、各フライホイールの同一側にはピニオンギヤがフライホイールと同軸に固着されていることを特徴とする。
【0008】
そして、前記フライホイールは略同径同大に構成され、一本のラックベルトが前後両輪のピニオンギヤに噛合するように略水平に挿入されることが好ましく、該ラックベルトは、前輪側から挿入され、且つ前後両輪のピニオンギヤの上側から噛合することが好ましい。
【0009】
また、本発明は、二輪車を模した走行玩具であって、二輪車の前輪及び後輪をフライホイールとするものである。
【0010】
更に、本発明は、四輪車を模した車体フレームを備えた走行玩具とし、フライホイールとして構成された前輪及び後輪が直列に配置され、該車体フレームには四輪のダミー輪を設けることもある。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、車体重量を支える前後両輪共フライホイールとして、それを直列に配置し、これらの駆動力を利用し弾性体を介して路面に接触させて走行させるため、走り出し時の速度が速く、且つ高速を維持したままで走行することのできる走行玩具を提供することができる。また、ラックベルトを前輪側から挿入して引き抜くので前輪の駆動力が後輪の駆動力より大きくなるため、本発明の走行玩具は前輪側で引っ張られることとなり、高速回転するフライホイールのジャイロ効果による姿勢安定性と相まって安定した直進走行が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の走行玩具は、前輪及び後輪と、該前輪及び該後輪を連結する車体フレームとを備え、該前輪及び該後輪は各々フライホイールとして構成されて直列に配置され、各フライホイールの外輪には弾性体が接着され、各フライホイールの同一側にはピニオンギヤがフライホイールと同軸に固着されることを特徴とし、該フライホイールは略同径同大に構成され、一本のラックベルトを前後両輪のピニオンギヤに噛合するように前輪側からピニオンギヤの上側に略水平に挿入して、該ラックベルトを引き抜いて走行させるものとする。
【実施例】
【0013】
以下、本発明の走行玩具の実施形態について図面に基づき、詳細に説明する。尚、本発明において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は、玩具の進行方向を前方として見た方向に従うこととする。
【0014】
図1は、本発明の第1実施例としての二輪車走行玩具の側面図である。図2は、図1の二輪車走行玩具の要部正面図あり、図3は、図1の二輪車走行玩具の要部背面図である。図4は、図1の二輪車走行玩具の前輪部分の分解斜視図である。図5は、ラックベルトを後輪側から挿入する場合のピニオンギヤとラックベルトの噛合を示す図である。図6は、本発明の第2実施例としての四輪車走行玩具の斜視図であり、図7は、図6の四輪車走行玩具の正面図であり、図8は、図6の四輪車走行玩具の底面図である。図9は、図6の四輪車走行玩具の内部の構造を示す図である。
【0015】
本発明の第1実施例の二輪車走行玩具1は、図1に示すように、バイク等の二輪車の形状を模した二輪車玩具に、人間の形をしたライダー人形8を取り付けてなる。本実施例において、該二輪車走行玩具1の前輪2及び後輪3を車体フレーム4で連結し、該車体フレーム4にベルト挿入部を設けて一本のラックベルト9を前輪2と後輪3の車軸に噛合させることができるようにしている。
【0016】
前記前輪2及び後輪3は、図1に示すように、鉛などの金属製のフライホイールとして略同径同大の車輪形状に構成され、直列に配置されている。また、各フライホイールの外周には、車輪が路面上で滑るのを防止し、高速で走行させるために弾性体21,31が接着されている。該弾性体21,31としては、耐摩耗性に優れた合成ゴムなどが使用できる。
【0017】
また、図2乃至図4に示すように、各フライホイールの同一側(本実施例では右側)にはピニオンギヤ22,32が各フライホイールと同軸に固着されている。該ピニオンギヤ22,32は、特に限定はされないが、8〜12個程度のギヤ歯を有する歯車で、本実施例においては各8個のギヤ歯を有するピニオンギヤを用いている。
【0018】
前記車体フレーム4は、図1に示したように、前輪2を回動自在に軸着するフロントフォーク部41と、後輪3を回動自在に軸着するリアフォーク部51と、ライダー人形8を載置固定するサドル部61、及び該ライダー人形8の足を載置固定するフットレスト部71とを組み立て又は一体形成して成る。前輪2及び後輪3を軸着するフロントフォーク部41とリアフォーク部51は、前輪及び後輪であるフライホイールの高速回転を支えるため、ABS樹脂やPOM樹脂などの材質の硬い樹脂等を用いて形成される。
【0019】
前記フロントフォーク部41は、図2及び図4に示すように、左右一対のフロントフォーク脚42a,42bとフロントフォーク軸43から成る逆Y字状であり、該フロントフォーク軸43の上部には左右に略水平に延設したハンドル部材44が取り付けられ、フロントフォーク軸43の下端にはフロントフェンダ45が前輪2の上部を覆うように取り付けられている。また、右フロントフォーク脚42aの上部内側であって、前輪2の車軸より上方には、ラックベルト9を略水平に後輪3方向へ導くガイド板46が設けられている。
【0020】
そして、左右のフロントフォーク脚42a,42bの下先端部には、シャフト47により前輪2が回動自在に軸着されている。前輪2の左側には、前輪2を右フロントフォーク脚42aと左フロントフォーク脚42bの略中心に位置させるための、ピニオンギヤ22とほぼ等しい幅を有するスペーサー49がシャフト47に外嵌されている。また、図2に示すように、前輪2をフロントフォーク部41に軸着した際にピニオンギヤ22とガイド板46の間にラックベルト9の厚みにほぼ等しいベルト挿入間隙48が形成される。
【0021】
前記サドル部61は、図1に示したように、ライダー人形8を載置固定するサドル部材62、該サドル部材62の下部に取り付けられ、前記フロントフォーク部41の上部に固着するボディトップ部材63、及び該ボディトップ部材63の下面から下方に延出する板状の支持部材64から構成されている。
【0022】
また、前記リアフォーク部51は、図1及び図3に示すように、左右一対のリアフォーク脚52a,52bとリアフォーク軸53からなる逆Y字状であり、該リアフォーク軸53の上部は前記サドル部61に固着している。また、右リアフォーク脚52aの上部内側であって、後輪3の車軸より上方には、ラックベルト9を略水平に導き、後輪3のピニオンギヤ32と噛合させるためのガイド板54が設けられている。そして、図4に示した前輪2部分の構造と同様に、左右のリアフォーク脚52a,52bの下先端部には、シャフト55により後輪3が回動自在に軸着されている。後輪3の左側には、後輪3を右リアフォーク脚52aと左リアフォーク脚52bの略中心に位置させるための、ピニオンギヤ32とほぼ等しい幅を有するスペーサー56がシャフト55に外嵌されている。
【0023】
前記フットレスト部71は、肉厚の楕円形状で、図1乃至図3に示すように、前輪2及び後輪3の間に配置されて前記支持部材64の下端に固着されている。フットレスト部71の上面には、中央よりやや右側に前後に凹溝72が設けられ、前輪2側から挿入されたラックベルト9が嵌め合うようになっている。また、フットレスト部71の下方側面には左右に突出し先端が下方に向いた断面略L字状の羽根板73a,73bが取り付けられている。この羽根板73a,73bは、弾力性を有する合成樹脂により成形し、二輪車走行玩具1の走行時のバランスを保つため、また静止状態で二輪車走行玩具1を立てておくためのスタンドとして取り付けられている。該羽根板73a,73bの両端部下端は略水平に形成され、前輪2及び後輪3の下端よりも上方に位置している。そして、左右の側面の羽根板73a,73bの上方には、ライダー人形8の足部の外径に沿った形の凹部が設けられており、ライダー人形8の足部が固着される。
【0024】
そして、この二輪車走行玩具1に載置するライダー人形8は、頭部や胴部、腕部及び脚部を備えた人間の形状を模した人形とする。該ライダー人形8の腕部はハンドルを握る形として手の内側にハンドル固定孔が形成されており、ハンドル部材44の両端が該ハンドル固定孔に挿入される。そしてライダー人形8の臀部はサドル部材62に載置され、足部はフットレスト部71の側面に設けられた凹部に固着される。
【0025】
前記ラックベルト9は、ベルト挿入部とする図2に示したベルト挿入間隙48に挿通される樹脂製の棒状部91と、該棒状部91の端部に形成した指掛部92とで構成されている。図1に示すように、棒状部91には、その長手方向に亘って、前記前輪2及び前記後輪3に固着されるピニオンギヤ22,32と噛合するラック(歯板)94が形成されており、指掛部92は、指等を入れることができる孔を有した円環状の部位として形成されている。また棒状部91は、特に限定はされないが、前輪2及び後輪3の車軸間の2倍よりも長くすることが好ましい。これは、前輪2及び後輪3であるフライホイールに駆動力となる高速回転を十分に与えるためであり、好ましくは、走行玩具から片手でラックベルト9を引き抜けるように30〜40cm程度の長さとする。
【0026】
上記の如く構成した二輪車走行玩具1に、ピニオンギヤ22,32の上側からラックベルト9が噛合するように該ラックベルト9を前輪2側のベルト挿入間隙48から挿入し、挿入されたラックベルト9を前方へ一気に引き抜くことにより、前輪2及び後輪3を回転させて、二輪車走行玩具1を走行させることができる。前輪2側からラックベルト9を挿入することで、該ラックベルト9が引き抜かれる際に、まず後輪3のピニオンギヤ32がラックベルト9の噛合から外れ、次に、前輪2のピニオンギヤ22がラックベルト9の噛合から外れる。従って、前輪2が後輪3より長く加速されて高速で回転し、後輪3より前輪2の駆動力が大きくなり、前輪2の駆動力によって、二輪車走行玩具1を直進走行させることができる。
【0027】
次に、この二輪車走行玩具1を走行させる方法について説明する。
まず、ラックベルト9に形成されたラック94を前輪2であるフライホイールに固着されたピニオンギヤ22に噛み合わせるようにして前輪2側のベルト挿入間隙48から挿入する。該ラックベルト9は、フットレスト部71の凹溝72に嵌め合うように水平に挿入され、後輪3であるフライホイールに固着されたピニオンギヤ32に噛合して後輪3の後方へ突き抜ける。このとき、前輪2及び後輪3はラックベルト9の挿入に従って後方向に回転する。
ラックベルト9を基部93まで押し込んだ後、ライダー人形8やサドル部材62などの車体フレーム4を片手で持ち、もう一方の手でラックベルト9の指掛部92を持ち前方にすばやく引き抜く。するとピニオンギヤ22,32が高速で前方向に回転し、該ピニオンギヤ22,32は前輪2と後輪3に固着されているので、前輪2と後輪3も高速で回転する。前輪2と後輪3が回転している状態で二輪車走行玩具1を床などの平面に接触させて手を離すと、2個のフライホイールの高速回転により前輪と後輪のみの2点で安定して立てておくことができると共に、該二輪車走行玩具1は高速で走行する。
【0028】
また、本実施例において、後輪一輪をフライホイールとした従来の走行玩具と同様に、ラックベルト9を後輪3側から挿入できるように構成することもある。この場合は、前輪2のピニオンギヤ22のギヤ径を小さくしてギヤ歯の数を後輪3のピニオンギヤ32のギヤ歯の数より3割乃至4割程度少なくし、図5に示すように、各ピニオンギヤ22,32の下側からラックベルト9のラック94が噛合するように後輪3側からラックベルト9を挿通すれば良い。前輪2のピニオンギヤ22のギヤ歯の数を少なくすることで、後輪3に比べて前輪2の回転速度が速くなり、駆動力も大きくなる。従って、前輪2の駆動力によって走行玩具を直進走行させることができる。
【0029】
また、ラックベルト9を後輪3側から挿入する場合、前輪2のピニオンギヤ22のギヤ歯の数を後輪3のものより少なくし、且つ前輪2であるフライホイールを後輪3であるフライホイールよりも大きい直径で構成することもある。このように構成することで前輪2の周速が後輪3の周速よりも速くなり、且つ駆動力が後輪3よりも大きくなる。
【0030】
このように、後方からラックベルト9を挿入して後方に該ラックベルト9を引き抜くように構成すれば、従来の走行玩具と同様にフライホイールを回転させて違和感のない走行準備を行うことができる。
【0031】
次に、第2実施例として車体フレームを四輪車を模して形成した四輪車走行玩具110について説明する。
第2実施例である四輪車走行玩具110は、図6に示す四輪車の形状を模した車体フレーム140と、図8に示す該車体フレーム140の下方に直列に配置される前輪120と後輪130とで構成される。
【0032】
前記車体フレーム140は、図6及び図7に示すように、フロントボディ部142、左右のサイドボディ部143,144、リアボディ部145、及びトップボディ部146から成るボディ本体141と、左右のサイドボディ部143,144の下端の前後に位置される4個のダミー輪151、及び底板161(図8参照)とで構成されている。
【0033】
前記ボディ本体141は、前述の如く、フロントボディ部142、左右のサイドボディ部143,144、リアボディ部145、及びトップボディ部146から成り、フロントガラスや、サイドガラス、サイドミラーなどを嵌め込み又は一体成形して四輪車を模した外形とする。該フロントボディ部142の前端部には、該前端部の中央より左側に、ラックベルト171を挿入するための車体フレーム140内部に貫通したベルト挿入口147が設けられている(図7参照)。また、リアボディ部145の後端部には、該ベルト挿入口147に相対する位置に、ベルト出口(図示しない)が設けられている。そして、フロントボディ部142及びリアボディ部145の上面のほぼ中央部には、前後に円弧状を描いて隆起した凸部148が形成されている。該凸部148は、該フロントボディ部142及び該リアボディ部145の下方に配置される前輪120及び後輪130の外径に沿って形成されている。また、左右のサイドボディ部143,144の下端には、ダミー輪151の外径より大きい径の略半円形状のホイールハウス部149がそれぞれ前後に形成されている。
【0034】
そして、前記ボディ本体141の下端縁部には、底板161が取り付けられている。該底板161は、図8に示すように、ボディ本体141の下端縁部に沿った形状で、左右縁部には、ダミー輪151の直径よりも僅かに大きい切り欠き部163が設けられている。また、底板161のほぼ中央線に沿って、前後に直列に配置される前輪120及び後輪130の直径に略近い切り欠き穴164が、該切り欠き部163と並列に設けられている。
【0035】
また、底板161の前端には、図8及び図9に示すように、四輪車走行玩具110が壁などにぶつかった時にショックを和らげるクッション部材162が接着されている。そして、シャフト165,166が、前記切り欠き部163の略中央に位置するように前後に平行に配置固定されており、シャフト165,166の両端であって、前後左右の切り欠き部163に嵌め合う位置に四輪車の車輪を模したダミー輪151が、シャフト165,166に対して回転可能に軸着される。そして、該シャフト165,166の略中央部には、前輪120及び後輪130としてのフライホイールがそれぞれ回動自在に軸着され、底板161の切り欠き穴164に嵌め合わされる。
【0036】
また、前記切り欠き穴164の左側には、底板161から垂直に伸び、先端が切り欠き穴164の方向に向いた断面略L字状のガイド板167,168が取り付けられている。該ガイド板167,168の上面板は、底板161に対して略水平であり、後述するピニオンギヤ122,132の上方に位置し、該上面板とピニオンギヤ122,132との間にはラックベルト171の厚みにほぼ等しい間隙が設けられている。これは、フロントボディ部142に設けられたベルト挿入口147から挿入されたラックベルト171を水平に導入し、リアボディ部145に設けられたベルト出口から突き出させるためである。
【0037】
図9に示すように、前記前輪120及び前記後輪130は、フライホイールとして略同径同大の車輪形状に構成され、各フライホイールの外周には、耐摩耗性に優れた合成ゴムなどの弾性体121,131が接着されている。また、各フライホイールの同一側(本実施形態では左側)にはピニオンギヤ122,132が各フライホイールと同軸に固着されている。また、図7に示すように、本実施形態の四輪車走行玩具110は前輪120及び後輪130で床などと接するようになっており、該前輪120及び該後輪130の直径はダミー輪151よりも大きい直径とされ、且つ下端周縁がダミー輪151よりも下方に突出している。
【0038】
このように、底板161の上面に、前輪120であるフライホイールと該フライホイールの左右に配置するダミー輪151、及び後輪130であるフライホイールと該フライホイールの左右に配置するダミー輪151をそれぞれ、シャフト165,166によって同軸上に回動自在に取り付け、上からボディ本体141を被せて固定し、四輪車走行玩具110とする。
【0039】
従って、この四輪車走行玩具110もフライホイールとする前輪120及び後輪130で走行させることができ、2個のフライホイールのジャイロ効果によって安定した2点支持が行われ、支持点であるフライホイールの高速回転により素早く高速に達して、且つ直進安定性の高い高速走行を持続させることができる。
【0040】
次に、上記四輪車走行玩具110を走行させる方法について説明する。
まず、ラックベルト171の先端をフロントボディ部142に設けられたベルト挿入口147から水平に挿入する。該ラックベルト171は、前輪120であるフライホイールのピニオンギヤ122に噛合して該前輪120の左側に設けられたガイド板167に支持されて水平に移動し、続いて後輪130であるフライホイールのピニオンギヤ132に噛合して、ベルト出口から後方へ突き抜ける。このとき、前輪120及び後輪130はラックベルト171の挿入に従って後方に回転する。
ラックベルト171を基部173まで押し込んだ後、車体フレーム140(ボディ本体141)を片手で持ち、もう一方の手でラックベルト171の指掛部172を持ち前方にすばやく引き抜く。するとピニオンギヤ122,132が高速で前方向に回転し、該ピニオンギヤ122,132は前輪120と後輪130であるフライホイールに固着されているので、前輪120と後輪130も高速で回転する。前輪120と後輪130が回転している状態で四輪車走行玩具110を床などの平面に接触させて手を離すと、該四輪車走行玩具110は高速で走行する。
【0041】
このように、この走行玩具は、フライホイールを前後に直列に配置してなるものであるので、各フライホイールの高速回転により走行玩具を高速で走行させることができる。また、ラックベルトは前輪側から挿入され、各フライホイールのピニオンギヤに上側から噛合されるが、該ラックベルトを引き抜く際、まず後輪がラックベルトの噛合から外れて高速で自己回転し、次に前輪がラックベルトの噛合から外れて高速で自己回転を行う。従って、前輪が後輪より長く加速されて、より高速で回転する。前輪が後輪よりも高速で回転しているためその駆動力も高く、この状態で走行玩具を走らせると、後輪は前輪に引っ張られるように走行することとなる。従って、この走行玩具では安定した直進走行をすることとなる。
【0042】
尚、前述の二輪車走行玩具1と同様に、前輪120のピニオンギヤ122のギヤ径を小さくしたり、更にフライホイールの直径を大きくして、後方からラックベルト171を挿入して後方に引き抜くように構成することもできる。
【0043】
また、上記詳述した実施例に限らず、フライホイールを前輪及び後輪として直列に配置して用いるものであれば、車体フレームを様々な態様とすることができる。例えば、二輪車走行玩具の場合、リアフォーク部のリアフォーク軸の上部を斜め上方に延出し、フロントフォーク部フロントフォーク軸の上部に固着して、リアフォーク軸の上方にサドル部材を取り付け、リアフォーク部の下面から支持部材を延出させて車体フレームを構成することができる。また、前輪と後輪を直接連結するように車体フレームを水平に構成することもできる。
また、四輪車走行玩具の場合は、様々な車種を模してボディ本体を成形したり、消防車やパトカーなどの特殊用途車を模して成形することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1実施形態の二輪走行玩具の側面図である。
【図2】図1の二輪車走行玩具の要部正面図である。
【図3】図1の二輪車走行玩具の要部背面図である。
【図4】図1の二輪車走行玩具の前輪部分の分解斜視図である。
【図5】ラックベルトを後輪側から挿入する場合のピニオンギヤとラックベルトの噛合を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態の四輪車走行玩具の斜視図である。
【図7】図5の四輪車走行玩具の正面図である。
【図8】図5の四輪車走行玩具の底面図である。
【図9】図5の四輪車走行玩具の内部の構造を示す図である。
【符号の説明】
【0045】
1 二輪車走行玩具
110 四輪車走行玩具
2,120 前輪
3,130 後輪
4,140 車体フレーム
8 ライダー人形
9,171 ラックベルト
21,31,121,131 弾性体
22,32,122,132 ピニオンギヤ
41 フロントフォーク部
42a 右フロントフォーク脚
42b 左フロントフォーク脚
43 フロントフォーク軸
44 ハンドル部材
45 フロントフェンダ
46,54,167,168 ガイド板
47,55,165,166 シャフト
48 ベルト挿入間隙
49,56 スペーサー
51 リアフォーク部
52a 右リアフォーク脚
52b 左リアフォーク脚
53 リアフォーク軸
61 サドル部
62 サドル部材
63 ボディトップ部材
64 支持部材
71 フットレスト部
72 凹溝
73a,73b 羽根板
91 棒状部
92,172 指掛部
93,173 基部
94 ラック
141 ボディ本体
142 フロントボディ部
143 右サイドボディ部
144 左サイドボディ部
145 リアボディ部
146 トップボディ部
147 ベルト挿入口
148 凸部
149 ホイールハウス部
151 ダミー輪
161 底板
162 クッション部材
163 切り欠き部
164 切り欠き穴
【出願人】 【識別番号】595037951
【氏名又は名称】株式会社イマジック
【出願日】 平成18年7月14日(2006.7.14)
【代理人】 【識別番号】100092646
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 清

【識別番号】100083769
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 仁


【公開番号】 特開2008−18191(P2008−18191A)
【公開日】 平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願番号】 特願2006−194840(P2006−194840)