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【発明の名称】 水遊び玩具
【発明者】 【氏名】戸所 信二

【要約】 【課題】

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸を垂直として複数の装飾体が連結管により取り付けられた筒状の本体部と、該本体部を垂直に載置固定する台座部、及び、止水解除部とから成る水遊び玩具であって、
本体部は、内部に注がれる水の水位に伴って本体部内を上下移動する人形を収容し、
複数の装飾体は、中空状にして上部に開口を有するとともに、その内部に人形を収容し、
台座部は、本体部を支承する内部が空洞の本体支承部を有し、該本体部に注がれた水を止水可能とする止水制御部を内蔵し、
前記止水解除部は、本体部の背面に取り付けられ、該止水解除部は、止水制御部の内部に配置する止水開放突起部と、該止水開放突起部の後端に連結されて本体部の外側側壁に沿って上方に延びる垂直可動部と、該垂直可動部の上端に係脱可能に取り付けられて本体部の上方に突出し、該本体部内を上移動した人形が当接すると垂直可動部との係合が外れる係止部とから構成されている
ことを特徴とする水遊び玩具。
【請求項2】
前記本体支承部に連結管を連結し、人形を収容した装飾体を台座部に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の水遊び玩具。
【請求項3】
人形を収容した装飾体は、等間隔の高さとして9個が連結管の先端に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の水遊び玩具。
【請求項4】
前記人形はフロート台に載置固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水遊び玩具。
【請求項5】
前記装飾体の内部に収容される人形が載置固定されるフロート台は、該装飾体の開口縁よりも大きい寸法に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の水遊び玩具。
【請求項6】
前記台座部は、一端が前記本体支承部と連結し、他端が該台座部の縁部に位置する排出溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の水遊び玩具。
【請求項7】
所定水量を計量するカップを備え、該カップ1杯の水を本体部内に注ぐ度に下方に取り付けられた装飾体から順番に、装飾体に収容された人形を出現させるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の水遊び玩具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、水遊び玩具に関し、更に詳しくは、幼児が水遊びをしながら数に親しむことができる水遊び玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、幼児期の子供たちが風呂やプール等の水場で使う水遊び玩具が種々提案されている。例えば、プラスチックで形成した動物や乗り物のおもちゃ、又は、スポンジの人形など、水面に浮かべて遊ぶ浮遊玩具や、水鉄砲やジョウロなどの散水玩具が良く知られている。
また、幼児期の子供たちは、遊びながら集中力や創造力、理解力などを身につけていくが、水遊び玩具においても単に幼児が水場で遊ぶことを目的とするのではなく、知的発育を促す機能を備えたものが提案されている。
【0003】
例えば、上方から流し入れた水の水流によって玩具に備え付けられた水車が回転して鹿威しを成す運動体が作動し、この作動数を表示する機能を備えた水遊び玩具や(例えば、特許文献1参照)、上部に人形を固定した上下動する移動パイプを嵌装した立上パイプにポンプを接続し、ポンプ内に引き入れた水を押し出すことで移動パイプを上方移動させて人形が飛び出すような動作をする水遊び玩具(例えば、特許文献2参照)などがある。
【特許文献1】登録実用新案公報第3039377号公報
【特許文献2】実開平6−48794号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように様々な種類の水遊び玩具が提案されているが、子供たちが水場での時間を楽しく過ごすことのできる従来にない新しい演出の水遊び玩具が求められていた。
【0005】
そこで本発明は、このような要求に応え、子供たちの興味を引き、且つ遊びながら数に親しむことのできる水遊び玩具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、軸を垂直として複数の装飾体が連結管により取り付けられた筒状の本体部と、該本体部を垂直に載置固定する台座部、及び、止水解除部とから成る水遊び玩具であって、本体部は、内部に注がれる水の水位に伴って本体部内を上下移動する人形を収容し、複数の装飾体は、中空状にして上部に開口を有するとともに、その内部に人形を収容し、台座部は、本体部を支承する内部が空洞の本体支承部を有し、該本体部に注がれた水を止水可能とする止水制御部を内蔵し、前記止水解除部は、本体部の背面に取り付けられ、該止水解除部は、止水制御部の内部に配置する止水開放突起部と、該止水開放突起部の後端に連結されて本体部の外側側壁に沿って上方に延びる垂直可動部と、該垂直可動部の上端に係脱可能に取り付けられて本体部の上方に突出し、該本体部内を上移動した人形が当接すると垂直可動部との係合が外れる係止部とから構成されていることを特徴とする水遊び玩具に関する。
【0007】
本発明において、前記本体支承部に連結管を連結し、人形を収容した装飾体を台座部に取り付けることが好ましい。また、人形を収容した装飾体は、等間隔の高さとして9個を連結管の先端に取り付けることが好ましい。
【0008】
また、本発明において、人形はフロート台に載置固定することが好ましく、前記装飾体の内部に収容される人形が載置固定されるフロート台は、該装飾体の開口縁よりも大きい寸法に形成されることが好ましい。
【0009】
また、本発明において、前記台座部に排出溝を形成し、この排出溝は、一端を前記本体支承部と連結し、他端を該台座部の縁部に位置させることが好ましい。
【0010】
更に、本発明の水遊び玩具は、所定水量を計量するカップを備え、該カップ1杯の水を本体部内に注ぐ度に下方に取り付けられた装飾体から順番に、装飾体に収容された人形を出現させるように構成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の水遊び玩具は、本体部及び中空の装飾体内に収容された人形が水位に伴って押し上げられて、本体部や装飾体の中から出現するため、人形の動作に突飛性があり、子供たちの興味を引くことができる。また、低い位置に設置された装飾体から順に番号が付されており、その順に人形が押し上げられて出現するため、数に親しみながら遊ぶことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の水遊び玩具は、軸を垂直として複数の装飾体が連結管により取り付けた筒状の本体部と、該本体部を垂直に載置固定する台座部、及び、止水解除部とから成る水遊び玩具であって、本体部内には、内部に注がれる水の水位に伴って本体部内を上下移動する人形が収容され、複数の装飾体は、中空状にして上部に開口を有するとともに、その内部に人形を収容し、台座部には、本体部を支承する内部が空洞の本体支承部と、該本体部に注がれた水を止水可能とする止水制御部を内蔵し、該止水制御部は該本体支承部の内壁に嵌合するように取り付けられ、止水解除部は、本体部の背面に配置され、該止水解除部は、止水制御部の内部に配置する止水開放突起部と、該止水開放突起部の後端に連結され本体部の外側側壁に沿って上方に延びる垂直可動部と、該垂直可動部の上端に係脱可能に取り付けられて本体部の上方に突出し、該本体部内を上移動した人形が当接すると垂直可動部との係合が外れる係止部とから構成されるものである。
【実施例】
【0013】
以下、本発明の水遊び玩具の実施形態について図面に基づき、詳細に説明する。尚、本発明は下記実施形態になんら制限されるものではない。
図1は、本発明に係る水遊び玩具の正面図であり、図2は、本発明に係る水遊び玩具の側面図である。図3は、本発明に係る水遊び玩具に水を注いだ時の動作を説明する図である。図4は、本体部、台座部及び止水解除部の分解斜視図である。図5は、本発明に係る水遊び玩具の各部の取り付けを説明するために示す図である。図6は、台座部に取り付けられた装飾体の内部の構造を示す図であり、図7は、本体部に取り付けられた装飾体の内部の構造を示す図である。図8は、止水制御部の構造を示す分解図である。図9は、本体部内に収容された人形の動作を示す図である。
【0014】
本発明の水遊び玩具100は、樹脂製であり、図1及び図2に示すように、筒状の本体部1、該本体部1を垂直に載置する台座部3、及び止水解除部5から構成される。
【0015】
本体部1は、図1乃至図3に示したように、内部が目視可能な透明又は半透明の筒状体で、内部に人形7が収容され、上端部には導水皿部25が取り付けられている。また、該本体部1はその軸を垂直とし、側壁には複数の装飾体8が連結管21により取り付けられている。
【0016】
この本体部1は、図4に示すように、前本体11と後本体12とを側縁部において嵌合して形成され、後本体12の背面内壁には、図1及び図3に示したように、後述するカップ1杯分の水位にほぼ等しい位置に目盛りが付けられている。また、後本体12の背面外壁には、後述する止水解除部5の垂直可動部53を上下に摺動可能に支承する垂直可動部支持部材13が取り付けられている。
【0017】
この本体部1の側壁には、前後左右任意の方向に突出した複数の連結管21が取り付けられている。例えば、前本体11と後本体12の側縁部分に前連結管22と後連結管23をそれぞれ形成し、これらを嵌合させたときに連結管21が形成されるように構成する。尚、本発明において、前本体11或いは後本体12の側壁に連結管21を一体形成しても良い。
【0018】
導水皿部25は、図4に示すように、後立上壁26と、該後立上壁26の下方に取り付けられる受け皿27とから成り、該受け皿27の底部にある開口部(図示しない)を本体部1の上端に位置させてこの導水皿部25を本体部1の上端に接合固定している。また、受け皿27の側壁には、付属のカップ9を掛けておくための把手部28が取り付けられている。
【0019】
この本体部1の内部に収容される人形7は、プラスチックやシリコンゴムなどで成形され、図5に示すようにフロート台71に載置固定されている。フロート台71は、本体部1内において人形7が安定して上下に移動するのを支承するために設置され、本体部1の内周より小さい外周で、且つある程度の厚みを有する筒状体である。また、浮力で水に浮く材料で形成され、例えば、樹脂製の薄板に発泡スチロールなどの軽くて撥水性のある素材を接着して成形したものや、樹脂を中空状に成形したものなどを用いている。
【0020】
本発明において、フロート台71を安定して本体部1内を上下移動させるために、図5に示したように、本体部1内の左右側壁に、本体部1の縦軸に沿って内側に突出した互いに向かい合う2本の支持棒14を設置しても良い。その場合は、フロート台71の支持棒14と接触する部分に凹部を設け、該凹部が支持棒14に係合するようにしてフロート台71を本体部1内に収容する。このようにすることで、人形7が常に前方を向いた状態として上下動させることができる。
【0021】
また、連結管21の先端部には、図7に示すように、上部に開口部82を有する中空の装飾体8を連結し、該装飾体8の内部には、フロート台71に載置固定された人形7を収容している。装飾体8の外部形状は、図1などに示したように、乗り物や自然物など任意に形成するものであり、遊戯対象である子供たちの興味を引く物の形状を模して装飾体8を形成する。また、装飾体8内には、底部に上方に向けて立ち上る台支承軸81が立設されており、該台支承軸81は装飾体8の開口部82の真下に位置している。
【0022】
この装飾体8の内部に収容される人形7は、プラスチックやシリコンゴムなどで形成され、開口部82から外部に突出できる大きさとして成形されている。また、人形7の底部からは、内部に向けて、台支承軸81の軸径よりもわずかに大きい直径で台支承軸81の高さからフロート台71の厚みを引いた分にほぼ等しい凹部73が形成されている。フロート台71は、浮力で水に浮く材料で形成され、例えば、樹脂製の薄板に発泡スチロールなどの軽くて撥水性のある素材を接着して成形したものや、樹脂を中空状に成形したものを用いている。このフロート台71は、装飾体8の開口部82よりも大きい外周を有し、且つ略中央部には該台支承軸81の軸径よりわずかに大きい直径の貫通孔72が設けられている。人形7に形成された凹部73とフロート台71の貫通孔72を一致させて人形7とフロート台71を固定し、これを台支承軸81に上下に摺動自在に外挿する。
【0023】
従って、本体部1内に水が注がれて水位が上がると、連結管21を介して装飾体8の内部に水が浸入し、フロート台71に載置した人形7が装飾体8の開口部82から突出するとともに、フロート台71の上面周縁が開口部82の下縁部83に接して、開口部82から水が溢れ出すことを防止する。
【0024】
そして、本発明において、装飾体8はほぼ等間隔の高さとして連結管21によって本体部1に連結され、装飾体8の開口部82の下縁部83が後本体12に設けられた目盛りとほぼ等しい高さに位置するように配置されている。
【0025】
また、付属のカップ9の容量は、本体部1の1目盛り分の空間容量、及び1つの連結管21とその連結管21の先端に取り付けられた装飾体8の空間容量よりも僅かに大きくしているものである。
【0026】
次に、台座部3について説明する。台座部3は、前記本体部1を垂直に載置固定するために設けられ、本体部1を支承する本体支承部31と、該本体部1に流し込まれた水を止水可能とするための止水制御部4を備えている。
【0027】
図5に示したように、本体支承部31は、内径が本体部1の外径と略同一の内部が空洞の部材であり、本体支承部31の中央よりも上方に、本体部1の下端部を支持し且つ水圧や水流の分散を図るため、図8に示すように、複数の貫通孔が設けられた支持板34を備えている。
【0028】
前記止水制御部4は、本体部1に注がれた水を止水するために設けられ、図5及び図8に示したように、止水栓41と、栓受け台42と、中板43と、リセットレバー44と、この止水栓41や栓受け台42などを本体支承部31内で支承する支持部材45とからなり、止水栓41や栓受け台42が本体支承部31の内壁に嵌合するように取り付けられている。
【0029】
この止水栓41は、球体であり、ガラスやセラミックのような、水に沈む比重の材質を用いている。栓受け台42は、上面が中央部に向かって緩やかに下方傾斜しており、略中央部が貫通している。この栓受け台42の貫通口62は、円形であり、止水栓41の直径よりも小さく且つ後述する押上ピン52の外径よりも大きい直径である。中板43には、略中央に押上ピン52の外径とほぼ同じ径の貫通孔63が設けられている。リセットレバー44は、左右側面が、後方が上方へ傾斜した形状であり、後端部に後方に向けて開口する上面視略U字形の嵌合溝64が形成されている。該リセットレバー44の左右側面には引張ばね65が水平方向に配置され、一端がリセットレバー44の側面に、他端が中板43の下面に取り付けられている。
【0030】
これら部材を順に配置し、図5に示したように、後述する止水解除部5の止水開放突起部51の押上ピン52が中板43の貫通孔63に挿入され、且つリセットレバー44の嵌合溝64に嵌め合うように止水開放突起部51をリセットレバー44と支持部材45の間に配置して止水制御部4を構成し、本体支承部31内に嵌め込む。
【0031】
本発明において、図5に示したように、栓受け台42と中板43は、間に空間を有するようにして上下に配置される。栓受け台42と中板43の間の本体支承部31の側壁には、貫通孔(図示しない)を設け、図8に示したように、排水溝33を連結して、本体部1内に注がれる水を外部へ排水可能とする。排水溝33の他端は、台座部3の縁部に位置するように設ける。図1等に示すように、排水溝33の上部に装飾体10を載置しておくと排水溝33は一見して目視できず、排水した場合も装飾体10内から水が流れ出るように演出することができる。
【0032】
また、本実施例においては、図6及び図8に示したように、本体支承部31の側面にも連結管32を設け、該連結管32の先端部に、上部に開口部82を有する中空の装飾体8を連結し、内部にフロート台71に載置固定された人形7を収容している。
【0033】
この装飾体8は、図1などに示したように、子供たちの興味を引く物の形状を模して形成し、また、装飾体8内の底面部には、上方に向けて立ち上る台支承軸81が立設されており、該台支承軸81は装飾体8の開口部82の真下に位置している。
また、人形7は、プラスチックやシリコンゴムなどで形成され、開口部82から外部に突出できる大きさとして成形し、装飾体8の開口部82よりも大きい外周を有し、且つ略中央部には該台支承軸81の軸径よりわずかに大きい直径の貫通孔72が設けられたフロート台71に固定されていることは前述の通りである。
【0034】
そして、止水解除部5は本体部1の背面に取り付けられ、図4、図5及び図8に示すように、止水制御部4に係合する止水開放突起部51と、該止水開放突起部51の後端に連結され、本体部1の外側側壁に沿うように上方に延びる垂直可動部53と、該垂直可動部53の上端に係脱可能に取り付けられて本体部1の上方に突出する係止部56と、該係止部56及び垂直可動部53の上部分を支承する枠部58とから構成されている。
【0035】
この止水開放突起部51は、細幅板状で、前方の上面端部に上方に立上る押上ピン52が突設されている。後方の上面端部には、本体部1の外側側壁に沿うように上方に延びる垂直可動部53が設けられている。ここで、該垂直可動部53は本体部1の後本体12の後側面に設けられた垂直可動部支持部材13に係合され支承される。また、後方の下面端部には、下方に向けてばね支軸54が設けられており、圧縮ばね55が外挿されている。
【0036】
前記係止部56は、図5に示すように、断面L字状の肉厚形状をしており、角部側面から左右に突出部57が設けられている。係止部56は左右の突出部57において、枠部58に内側から回動可能に支承される。係止部56の一端は下方に突出し、垂直可動部53の上端に係脱可能に取り付けられている。また、係止部56の他端は前方に突出して本体部1の上方に位置し、該本体部1内を上移動した人形7が当接するものである。
【0037】
また枠部58は、該係止部56及び垂直可動部53の上部を外側から覆う側面視略L状であり、本体部1の上部に取り付けられている。また、枠部58の後側面には、当該水遊び玩具100を壁面などに吸着固定する吸盤59が取り付けられている。この吸盤59により、風呂場などで使用する場合に、風呂場のタイルに吸盤59を吸着させて水遊び玩具100を固定して遊ぶことができる。
【0038】
本発明の水遊び玩具100は、台座部3における本体支承部31の支持板34の上面に本体部1の下端を載置し、止水解除部5の止水開放突起部51を台座部3の止水制御部4に係合した状態で、垂直可動部53を本体部1の後本体12に設けられた垂直可動部支持部材13に係合させて組み立てる。
【0039】
本発明の水遊び玩具100において、本体部1内に注がれた水は、本体部1及び本体支承部31に連結された連結管21,32を通り、装飾体8内に流れ込み、装飾体8内に配置された人形7が水の水位に伴って上方に移動し、装飾体8内から出現する。従って、子供たちの興味を引くことができる。
【0040】
本発明において、図1に示すように、人形7を内部に配置した装飾体8には下方に位置するものから順に番号やアルファベット、言葉などを付しておくものである。本発明の水遊び玩具100は水を注ぐことで下方に位置した装飾体8の内部から人形7が出現するので、装飾体に番号などを付すことで遊びながら数に親しむことができる。
【0041】
また、付属のカップ9の1杯分の水位に等しい位置に開口部82が位置するように装飾体8が取り付けられているため、カップ9の1杯分の水を注ぎ込むたびに下方に位置する装飾体8の順に人形7が1つずつ出現する。従って、カップ9を用いて1杯ずつ水を注ぐとともに、例えば、1,2,・・・と声に出して数を数えることで人形7の出現を目で見て楽しむとともに、数に親しむことができる。
【0042】
次に、本発明の水遊び玩具100の遊び方について説明する。
まず、リセットレバー44を押し、止水栓41を栓受け台42の貫通口62に嵌め合わせる。リセットレバー44を後方に押すと、リセットレバー44の後方の傾斜に従って止水開放突起部51が下方に押され、押上ピン52の先端が栓受け台42より下方に位置し、止水栓41が栓受け台42の貫通口72に嵌まる。また、止水開放突起部51の下方移動に伴い、垂直可動部53も下方に移動し、垂直可動部53の上端に、係止部56の下方に突出した端部が係止する。
この後、押圧力を開放すると、リセットレバー44は左右側面に配置した引張ばね65の戻り力によってもとの位置に戻る。
【0043】
次に、本体部1の上端に取り付けた導水皿部25から水を流し入れる。
まず、カップ9の1杯分の水を導水皿部25から注ぐと、本体部1内に水が溜まるとともに、一番下に位置する連結管及び該連結管に連結された装飾体内に水が注ぎ込まれる。つまり、図において、1番の番号が付された、本体支承部31に連結された装飾体8内に水が注ぎ込まれる。図6(b)に示すように、本体支承部31内に注ぎ込まれた水が連結管32を通り装飾体8内に流れ込む。すると、装飾体8の内部の人形7が水位の上昇に伴い台支承軸81に沿って上方に移動する。このとき、装飾体8の開口部82は、人形7が載置固定されたフロート台71の外周よりも小さいため、フロート台71の上面周縁が開口部82の下縁部83に接触した状態で停止する。このとき、図6(a)(b)に示すように、開口部82はフロート台71によって塞がれ、装飾体8内部の水は外に溢れることなく装飾体8内にとどまることになる。このとき、本体部1内の人形7も水位の上昇に伴って上方へ移動する。
【0044】
同様に、カップ9を用いて本体部1内に水を注いでいくと、図3に示すように、2番の番号が付された装飾体8から順に人形が出現し、同時に本体部1内の人形7が上方に移動する。本体部1に連結された装飾体8において、図7に示すように、連結管21を通った水が装飾体8内に流れ込み、装飾体8内の人形7が水位に伴って台支承軸81に沿って上方に移動する。このとき、装飾体8の開口部82は、人形7が載置固定されたフロート台71の外周よりも小さいため、フロート台71の上面周縁が開口部82の下縁部83に接触した状態で停止する。このとき、開口部82はフロート台71によって塞がれ、装飾体8内部の水は溢れることなく装飾体8内にとどまることになる。
【0045】
このようにして9杯目まで水を注ぎ込むと、1〜9番までの番号が付された装飾体8の開口部82から人形7が出現する。
【0046】
さらに10杯目の水を注ぎ込むと、図9に示すように、本体部1内の人形が水位に伴って導水皿部25の開口部より出現する。すると、図5に示す本体部1の上方に位置する係止部56に人形7が接触し、係止部56の前方に突出した先端部を上に押し上げる。先端部が上方に上がると、左右の突出部57を軸として下方に突出した端部が手前側に回動し、係止部56が垂直可動部53の先端から外れる。
【0047】
係止部56が垂直可動部53から外れると、止水開放突起部51の下面後端に取り付けた圧縮ばね55の戻り力により垂直可動部53及び止水開放突起部51が上方に移動し、止水開放突起部51の押上ピン52の先端部が止水栓41を押し上げる。
すると、止水栓41と栓受け台42との間に隙間ができ、本体部1及び装飾体8内に溜まっていた水が栓受け台42の貫通口62から下方に流れ、本体支承部31に設けられた連結溝33を通って外部に流れ出す。
【0048】
本発明において、人形7は、遊戯対象である子供たちが好むものであれば良く、例えば、漫画やアニメのキャラクターや、動物などを模して形成する。また、台座部3には種々の装飾物を載置することができる。例えば、図1に示すように、2〜4の番号が付された装飾体8を木を模して作成した場合、装飾体8の下方に幹を取り付け、台座部3から木が生えているように見せることができる。
【0049】
また、本発明の水遊び玩具100は、本体部1と連結管21、及び装飾体8を一体形成することもできる。また、台座部3の本体支承部31を、その外径を本体部1の外径と同一にし、支持板34を上端に形成して、本体部1と一体形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明に係る水遊び玩具の正面図である。
【図2】本発明に係る水遊び玩具の側面図である。
【図3】本発明に係る水遊び玩具に水を注いだ時の動作を説明する図である。
【図4】本体部、台座部及び止水解除部の分解斜視図である。
【図5】本発明に係る水遊び玩具の各部の取り付けを説明するために示す図である。
【図6】台座部に取り付けられた装飾体の内部の構造を示す図である。
【図7】本体部に取り付けられた装飾体の内部の構造を示す図である。
【図8】止水制御部の構造を示す分解図である。
【図9】本体部上方に取り付けられた装飾体の動作を示す図である。
【符号の説明】
【0051】
100 水遊び玩具
1 本体部
3 台座部
4 止水制御部
5 止水解除部
7 人形
8 装飾体
9 カップ
10 装飾体
11 前本体 12 後本体
13 垂直可動部支持部材 14 支持棒
21 連結管 22 前連結管
23 後連結管 25 導水皿部
26 後立上壁 27 受け皿
28 把手部
31 本体支承部 32 連結管
33 排水溝 34 支持板
41 止水栓 42 栓受け台
43 中板 44 リセットレバー
45 支持部材
51 止水開放突起部 52 押上ピン
53 垂直可動部 54 ばね支軸
55 圧縮ばね 56 係止部
57 突出部 58 枠部
59 吸盤
62 貫通口 63 貫通孔
64 嵌合溝 65 引張ばね
71 フロート台 72 貫通孔
73 凹部
81 台支承軸 82 開口部
83 下縁部
【出願人】 【識別番号】399012929
【氏名又は名称】株式会社アガツマ
【出願日】 平成18年6月23日(2006.6.23)
【代理人】 【識別番号】100092646
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 清

【識別番号】100083769
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 仁


【公開番号】 特開2008−492(P2008−492A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−174546(P2006−174546)