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【発明の名称】 遊技機
【発明者】 【氏名】和田 晋一

【要約】 【課題】遊技媒体の払い出し態様を演出を構成する要素として取り入れ、演出に新たな趣向を持たせる。

【解決手段】メイン制御基板50の払出態様決定部113は、入賞判定部107により役が入賞したと判定された場合、役抽選部101の抽選結果に応じて、メダルの払い出し態様を決定し、サブ制御基板60は、払出態様決定部113により決定された払い出し態様に応じた演出を制御する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
役の抽選を行う役抽選手段と、
複数の図柄を表示した複数のリールと、
前記複数のリールのそれぞれに対応して備えられ、前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
前記役抽選手段の抽選結果と、前記ストップスイッチの操作タイミングとに基づいて、前記リールの停止位置を決定するとともに、その決定された位置に前記リールを停止制御するリール停止制御手段と、
前記リールの停止位置に基づいて、役の入賞を判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により役が入賞したと判定された場合、前記役抽選手段の抽選結果に応じて、遊技媒体の払い出し態様を決定する払出態様決定手段と、
前記払出態様決定手段により決定された払い出し態様に応じた演出を制御する演出制御手段とを有することを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記払出態様決定手段は、前記役抽選手段の抽選結果に応じて、通常の遊技媒体の払い出し速度とは異なる払い出し速度の払い出し態様を決定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記払出態様決定手段は、前記入賞判定手段により役が入賞したと判定され、且つ、前記役抽選手段の抽選の結果、その入賞した役とは異なる所定の役が当選している場合、通常の遊技媒体の払い出し速度とは異なる払い出し速度の払い出し態様を決定することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
【請求項4】
遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段と、
前記払出制御手段の制御に基づいて、遊技媒体の払い出し処理を行う遊技媒体払出手段とを更に有し、
前記払出制御手段は、前記払出態様決定手段により決定された払い出し態様によって遊技媒体を払い出すように制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の遊技機。
【請求項5】
貯留された遊技媒体の数をカウントするクレジット数カウント手段と、
前記クレジット数カウント手段によるカウント値を示すクレジット数情報をクレジット数表示部に表示させるクレジット数表示制御手段とを更に有し、
前記クレジット数表示制御手段は、前記払出態様決定手段により決定された払い出し態様に応じて、前記クレジット数表示部における前記クレジット数情報の表示態様を変化させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の遊技機。
【請求項6】
貯留された遊技媒体の数をカウントするクレジット数カウント手段と、
前記クレジット数カウント手段によるカウント値を示すクレジット数情報をクレジット数表示部に表示させるクレジット数表示制御手段と、
遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段と、
前記払出制御手段の制御に基づいて、遊技媒体の払い出し処理を行う遊技媒体払出手段とを更に有し、
前記クレジット数表示制御手段は、前記クレジット数カウント手段によるカウント値が上限値に達するまで、前記払出態様決定手段により決定された払い出し態様に応じて変化させた表示態様によって前記クレジット数情報を前記クレジット数表示部に表示させ、前記払出制御手段は、前記カウント値が前記所定の上限値に達した後、更に遊技媒体の払い出しがある場合、前記払出態様決定手段により決定された払い出し態様によって遊技媒体を払い出すように制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の遊技機。
【請求項7】
貯留された遊技媒体の数をカウントするクレジット数カウント手段と、
前記クレジット数カウント手段によるカウント値を示すクレジット数情報をクレジット数表示部に表示させるクレジット数表示制御手段と、
遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段と、
前記払出制御手段の制御に基づいて、遊技媒体の払い出し処理を行う遊技媒体払出手段とを更に有し、
前記払出態様決定手段は、前記クレジット数カウント手段によるカウント値が上限値未満である期間中に前記入賞判定手段により役が入賞したと判定された場合、前記役抽選手段の抽選結果に応じて、前記クレジット数カウント手段にカウント処理は行わせず、前記払出制御手段によって制御される遊技媒体の払い出し態様を決定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技媒体の払い出し態様に応じた演出制御が可能な遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のスロットマシンにおいて、例えばBB(ビッグボーナス)ゲームやRB(レギュラーボーナス)ゲーム等の遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるための役に当選した場合、その旨を遊技者に対して報知するための演出表示を演出表示装置で行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
演出表示装置は、スロットマシンのリールの上方やリールの周辺等に配置され、演出表示の視認性に配慮されている。演出表示装置上で表示される演出は、役の抽選結果以外にも、遊技者のリールの回転を開始させるためのスタートスイッチの操作や、リールの回転を停止させるためのストップスイッチの操作等によっても変化する。
【0004】
【特許文献1】特開2001−259117号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、役の抽選結果や遊技者の操作に応じて演出表示装置上での演出を変化させることは、既に様々なものが提案及び提供されている。そのため、スロットマシンの構成をある程度把握している遊技者が演出に意外性を感じることは少なく、演出を含めたスロットマシンの遊技性を高い水準に保つためには、役の抽選結果や遊技者の操作とは異なる新たな要素を演出に取り入れ、演出の多様化を図る必要がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、遊技媒体の払い出し態様を演出を構成する要素として取り入れ、演出に新たな趣向を持たせることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の遊技機は、役の抽選を行う役抽選手段と、複数の図柄を表示した複数のリールと、前記複数のリールのそれぞれに対応して備えられ、前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、前記役抽選手段の抽選結果と、前記ストップスイッチの操作タイミングとに基づいて、前記リールの停止位置を決定するとともに、その決定された位置に前記リールを停止制御するリール停止制御手段と、前記リールの停止位置に基づいて、役の入賞を判定する入賞判定手段と、前記入賞判定手段により役が入賞したと判定された場合、前記役抽選手段の抽選結果に応じて、遊技媒体の払い出し態様を決定する払出態様決定手段と、前記払出態様決定手段により決定された払い出し態様に応じた演出を制御する演出制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
上記のように、本発明の遊技機は、役が入賞したと判定された場合、役の抽選結果に応じて遊技媒体の払い出し態様を決定し、その決定された払い出し態様に応じた演出を制御するように構成している。例えば、特別役等の遊技者にとって有利な役が当選している場合、入賞した役に対応する遊技媒体の払い出し態様を、通常の払い出し態様とは異なる特殊な払い出し態様に決定することが可能である。この場合、払い出し態様の変化によって遊技者に対して特別役等の当選を報知することが可能であるが、本発明においては、更に遊技媒体の払い出し態様を、演出を構成する要素として取り入れ、遊技媒体の払い出し態様に応じた演出を行うことで、新たな趣向を有する演出を行うことが可能となる。
【0009】
本発明の遊技機においては、前記払出態様決定手段は、前記役抽選手段の抽選結果に応じて、通常の遊技媒体の払い出し速度とは異なる払い出し速度の払い出し態様を決定することを特徴とする。
【0010】
上記のように、本発明の遊技機は、役の抽選結果に応じて、通常の遊技媒体の払い出し速度とは異なる払い出し速度の払い出し態様を決定するように構成しているため、遊技者は、遊技媒体の払い出し速度の変化によって、役の抽選結果を予測乃至把握することが可能となる。また、演出内容も遊技媒体の払い出し速度の変化に応じて制御されるため、演出内容によっても遊技者は役の抽選結果を予測乃至把握することができる。
【0011】
本発明の遊技機においては、前記払出態様決定手段は、前記入賞判定手段により役が入賞したと判定され、且つ、前記役抽選手段の抽選の結果、その入賞した役とは異なる所定の役が当選している場合、通常の遊技媒体の払い出し速度とは異なる払い出し速度の払い出し態様を決定することを特徴とする。
【0012】
上記のように、本発明の遊技機は、入賞した役とは異なる所定の役が当選している場合、通常の遊技媒体の払い出し速度とは異なる払い出し速度の払い出し態様を決定するように構成したので、例えば、特別役が以前から当選しているが、遊技者がそれに気がつかず、特別役とは異なる役を入賞させた場合、遊技媒体の払い出し速度を変化させることで、実は特別役が当選した状態にあることを遊技者に対して報知することが可能となる。
【0013】
本発明の遊技機は、遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段と、前記払出制御手段の制御に基づいて、遊技媒体の払い出し処理を行う遊技媒体払出手段とを更に有し、前記払出制御手段は、前記払出態様決定手段により決定された払い出し態様によって遊技媒体を払い出すように制御することを特徴とする。
【0014】
上記のように、例えばホッパ装置等の遊技媒体払出手段は、払出態様決定手段により決定された払い出し態様によって遊技媒体を払い出すため、遊技者は、遊技媒体払出手段の遊技媒体の払い出し態様の変化によって、役の抽選結果を予測乃至把握することが可能となる。
【0015】
本発明の遊技機は、貯留された遊技媒体の数をカウントするクレジット数カウント手段と、前記クレジット数カウント手段によるカウント値を示すクレジット数情報をクレジット数表示部に表示させるクレジット数表示制御手段とを更に有し、前記クレジット数表示制御手段は、前記払出態様決定手段により決定された払い出し態様に応じて、前記クレジット数表示部における前記クレジット数情報の表示態様を変化させることを特徴とする。
【0016】
上記のように、クレジット数表示制御手段は、払出態様決定手段により決定された払い出し態様に応じて、クレジット数表示部におけるクレジット数情報の表示態様を変化させるため、遊技者は、クレジット数表示部におけるクレジット数情報の表示態様の変化によって、役の抽選結果を予測乃至把握することが可能となる。
【0017】
本発明の遊技機は、貯留された遊技媒体の数をカウントするクレジット数カウント手段と、前記クレジット数カウント手段によるカウント値を示すクレジット数情報をクレジット数表示部に表示させるクレジット数表示制御手段と、遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段と、前記払出制御手段の制御に基づいて、遊技媒体の払い出し処理を行う遊技媒体払出手段とを更に有し、前記クレジット数表示制御手段は、前記クレジット数カウント手段によるカウント値が上限値に達するまで、前記払出態様決定手段により決定された払い出し態様に応じて変化させた表示態様によって前記クレジット数情報を前記クレジット数表示部に表示させ、前記払出制御手段は、前記カウント値が前記所定の上限値に達した後、更に遊技媒体の払い出しがある場合、前記払出態様決定手段により決定された払い出し態様によって遊技媒体を払い出すように制御することを特徴とする。
【0018】
上記のように、クレジット数表示制御手段は、クレジット数カウント手段によるカウント値が上限値に達するまで、払出態様決定手段により決定された払い出し態様に応じて変化させた表示態様によってクレジット数情報をクレジット数表示部に表示させる。また、払出制御手段は、カウント値が所定の上限値に達した後、更に遊技媒体の払い出しがある場合、払出態様決定手段により決定された払い出し態様によって遊技媒体を払い出すように構成している。従って、遊技者は、クレジット数表示部におけるクレジット数情報の表示態様の変化と、遊技媒体払出手段の遊技媒体の払い出し態様の変化との双方によって、役の抽選結果を予測乃至把握することが可能となる。
【0019】
本発明の遊技機は、貯留された遊技媒体の数をカウントするクレジット数カウント手段と、前記クレジット数カウント手段によるカウント値を示すクレジット数情報をクレジット数表示部に表示させるクレジット数表示制御手段と、遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段と、前記払出制御手段の制御に基づいて、遊技媒体の払い出し処理を行う遊技媒体払出手段とを更に有し、前記払出態様決定手段は、前記クレジット数カウント手段によるカウント値が上限値未満である期間中に前記入賞判定手段により役が入賞したと判定された場合、前記役抽選手段の抽選結果に応じて、前記クレジット数カウント手段にカウント処理は行わせず、前記払出制御手段によって制御される遊技媒体の払い出し態様を決定することを特徴とする。
【0020】
上記のように、クレジット数カウント手段によるカウント値が上限値未満である期間中に役が入賞した場合、役の抽選結果に応じて、クレジット数表示部におけるクレジット数情報は更新せず、ホッパ装置等の遊技媒体払出手段から遊技媒体を払い出すように構成している。例えば、特別役が当選した場合において、上記のような通常とは異なる特殊な遊技媒体の払い出しが行われることで、遊技者は、遊技媒体の払い出し態様の変化によって特別役の当選を予測乃至把握することが可能となる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、遊技媒体の払い出し態様を演出を構成する要素として取り入れ、演出に新たな趣向を持たせることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施形態に係るスロットマシン(遊技機)の外観を示す正面図である。なお、以下の説明において、「遊技」とはメダル(遊技媒体)の投入からストップスイッチの操作を経た次のメダルの投入までの一連の動作をいう。
【0024】
(スロットマシン10)
本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20には、透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、3つのリール(回胴)31L、31C及び31Rが配置されている。遊技者から見て左側から、左リール31L、中リール31C、右リール31Rが配置されている。リール31L、31C及び31Rはリング状体であり、その外周面には複数の入賞図柄(入賞役を構成する図柄)を印刷したリールテープが貼られている。1つのリールには、例えば21個の複数種類の図柄が等間隔で配列されている。但し、図柄の配列はリールごとに異なっている。そして、表示窓21内から、リール31L、31C及び31Rの上下方向で連続する3つの図柄が見えるようになっている。
【0025】
また、リール31L、31C及び31Rの中心部には、ステッピングモータ(図示せず)が連結されており、このステッピングモータの駆動によってリール31L、31C及び31Rが回転する。従って、遊技者の立場からすると、リール31L、31C及び31Rの図柄が表示窓21内で上下に移動しているように見える。更に、リール31L、31C及び31Rの内側には、バックランプ(図示せず)が設けられている。バックランプはリールごとに3個ずつ配置されており、リールが停止した時に表示窓21から見える総計で9個の図柄の夫々に対応するようにして、リール31L、31C及び31Rの内側に配置されている。また、リール31L、31C及び31Rは透光性を有する材料から形成されており、バックランプの点灯によりリール31L、31C及び31Rに付された図柄が照光されるように構成されている。
【0026】
フロントパネル20の表示窓21を含む部分には、図柄組合せライン22a、22b及び22cからなる図柄組合せライン群22が設定されている。ここで、図柄組合せライン群22とは、リール31L、31C及び31Rの停止時における図柄の並びラインであって、図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段の図柄組合せライン22aと、水平方向の上段及び下段の2本の図柄組合せライン22bと、右下がり及び左下がりの斜め方向の2本の図柄組合せライン22cとが、図柄組合せライン群22として設けられている。そして、リール31L、31C及び31Rに付された図柄は、リール31L、31C及び31Rが停止した時に、表示窓21から見える9個の図柄が全てこれらの図柄組合せライン群22上に位置するような間隔で配置されている。なお、リール31L、31C及び31Rからリール群31が構成されている。
【0027】
フロントパネル20の右下側にはメダル投入口23が設けられており、ここから遊技者によってメダルが投入されると、投入されたメダル枚数に応じて、図柄組合せライン群22は有効ラインとして設定される。ここで、「有効ライン」とは、リール31L、31C、31Rの停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せであるか否かの判別対象となるラインである。投入されたメダルが1枚のときは水平方向の中段の図柄組合せライン22aが有効ラインとして設定され、2枚のときは水平方向の上段、中段及び下段の3本の図柄組合せライン22a及び22bが有効ラインとして設定される。また、投入されたメダルが3枚のときは、さらに加えて右下がり及び左下がりの斜め方向の2本の図柄組合せライン22cを含む総計で5本の図柄組合せライン22a〜22cが有効ラインとして設定される。
【0028】
そして、図柄組合せライン22a、22b及び22cの1ライン乃至5ラインが有効ラインとして設定されると、有効ラインランプ24が点灯する。この制御は、後述のメインCPU51(図2参照)により行われる。例えば3枚のメダルが投入されている場合には、リール31L、31C及び31Rが停止した時に、少なくとも1本の図柄組合せライン22a〜22cに特定の図柄の組合せが停止していれば、その組合せに応じた役に入賞したこととなり、役に応じた枚数のメダルが払い出される。
【0029】
更に、フロントパネル20の表示窓21の下方には、クレジット数表示部25、ゲーム数表示部26及び払い出し数表示部27が設けられている。クレジット数表示部25には、クレジットされているメダルの枚数(クレジット数情報)が表示される。ゲーム数表示部26には、特別遊技等において、所定の遊技の残り数や既に行った遊技の数等が表示される。払い出し数表示部27には、メダルが払い出される際に、その枚数が表示される。
【0030】
フロントパネル20の表示窓21の上側には、カラー映像を表示する液晶表示パネル等の演出表示装置40が遊技者に対して目視可能に設けられている。演出表示装置40は、遊技中の演出を行うときに各種の画像を表示する。
【0031】
また、筐体の前面部には、遊技者が遊技を進行する上で操作する各種の操作スイッチ、例えば、スタートスイッチ41及びベットスイッチ群43が設けられている。更に、演出表示装置40の左右及びフロントパネル20の下部(メダル払い出し口の近傍)にスピーカ71が設けられている。
【0032】
スタートスイッチ41は、リール31L、31C及び31Rの回転をスタートさせるときに遊技者が操作するスイッチ、例えばレバーである。ベットスイッチ群43は、遊技者がクレジット内のメダルを投入する際にベット枚数(賭数)を指定するスイッチ群であり、1ベット・2ベットスイッチ43a及びMAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43bから構成されている。これらのベットスイッチ43a及び43bも、例えばボタンとして配置されている。1ベット・2ベットスイッチ43aが操作される度に、ベット枚数が1枚と2枚との間で切り替えられ、MAXベットスイッチ43bが操作されると、ベット枚数が3枚となる。ベットスイッチ43a及び43bの上方には、投入枚数表示部28が設けられており、ベットスイッチ43a及び43bの操作やメダル投入口23からのメダルの投入に応じて、投入枚数表示部28にメダルの投入枚数が表示される。
【0033】
詳細は後述するが、通常ゲームでは、遊技者がメダル投入口23からメダルを投入するか、ベットスイッチ群43を操作すると、図柄組合せライン22a〜22cがベット枚数に応じて有効ラインとして設定される。更に、遊技者がスタートスイッチ41を操作すると、役の抽選が行われると共に、リール31L、31C及び31Rが回転し始める。そして、遊技者がストップスイッチ42L、42C及び42Rを操作すると、操作されたボタンに応じてリール31L、31C及び31Rの回転が停止し、有効ライン上に並んだ図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致するときは入賞となり、その入賞役に応じたメダルの払い出し等が行われる。但し、リール31L、31C及び31Rの回転の停止に際しては、役の抽選結果に基づいた制御が行われる。
【0034】
また、遊技(ゲーム)中には、種々の演出、例えばバックランプの点灯、演出表示装置40を用いた画像表示及びスピーカ71からの音声の出力等が行われる。更に、このような演出として、役の当選可能性の告知演出が行われることもある。
【0035】
次に、スロットマシン10の内部構成等のシステム構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係るスロットマシン10のシステム構成を示すブロック図である。スロットマシン10の筐体内部には、メイン制御基板50、並びにこのメイン制御基板50に接続されたサブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13が配置されている。
【0036】
次に、スロットマシン10の内部構成等のシステム構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係るスロットマシン10のシステム構成を示すブロック図である。スロットマシン10の筐体内部には、メイン制御基板50、並びにこのメイン制御基板50に接続されたサブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13が配置されている。
【0037】
(メイン制御基板50)
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
【0038】
メインCPU51は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、メインCPU51は、ROM52に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、これらに基づいてスロットマシン10全体の制御を行う。
【0039】
ROM52には、後述の図6−1乃至図6−3、図7及び図8に示すメインCPU51が行う処理、その他の遊技の制御に必要なプログラム並びにデータ等が記憶されている。また、RAM53は、メインCPU51が各種の制御を行う時に用いられ、データ等を一時的に記憶する。
【0040】
I/F回路54は、メイン制御基板50と、サブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13との間で行われる信号の送受信の際に、タイミングの制御等を行う。但し、メイン制御基板50とサブ制御基板60との間では、メイン制御基板50からサブ制御基板60への信号の送信は行われるが、サブ制御基板60からメイン制御基板50への信号の送信は行われない。
【0041】
(サブ制御基板60)
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、ビデオRAM66、音源回路67、アンプ68及びインタフェース回路(I/F回路)69が設けられている。サブCPU61、ROM62、制御用RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67及びI/F回路69はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びビデオRAM66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。
【0042】
サブCPU61は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、サブCPU61は、ROM62に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、サブ制御基板60全体の制御、特に遊技者に対する演出の制御を行う。なお、サブCPU61の処理能力や開発言語等には、何らの制約もない。
【0043】
ROM62には、後述の図9及び図10に示すサブCPU61が行う処理、その他の遊技中の演出に必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。また、RAM63は、サブCPU61が各種の制御を行う時に用いられ、データ等を一時的に記憶する。
【0044】
これらのサブCPU61、ROM62及びRAM63は、夫々メイン制御基板50に設けられたメインCPU51、ROM52及びRAM53と同様の機能を有するものである。なお、ROM62及びRAM63は、夫々ROM52及びRAM53と同一のものを用いても良いが、これらよりも容量の大きいものを用いても良い。
【0045】
上述の演出表示装置40は画像制御プロセッサ64に接続されている。画像データROM65には、演出表示装置40に表示されるキャラクタ、文字及び背景等の複数種類の画像データが記憶されている。また、ビデオRAM66は、画像制御プロセッサ64が演出表示装置40に表示しようとする画像を作成する時に用いられ、画像データROM65から読み出したデータ等に基づき表示すべき画像データがビデオRAM66に展開される。
【0046】
他に、本実施形態においては、演出用周辺機器として、演出表示装置40の他にスピーカ71、上述のバックランプ等が設けられている。スピーカ71はアンプ68に接続されている。これらの演出用周辺機器は、遊技に直接関係しない周辺機器であって、遊技中の演出(役の当選可能性の告知演出等)の出力を行うものであり、サブ制御基板60にのみ接続されており、メイン制御基板50には接続されていない。
【0047】
I/F回路69は、メイン制御基板50からの信号の受信の際に、タイミングの制御等を行う。なお、上述のように、メイン制御基板50からサブ制御基板60への信号の送信は行われるが、サブ制御基板60からメイン制御基板50への信号の送信は行われない。即ち、一方向の送信のみが可能となっている。
【0048】
(リール基板11)
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51によって行われる。
【0049】
(中央表示基板12)
中央表示基板12は、例えばフロントパネル20の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、クレジット数表示部25、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。
【0050】
セレクタ81は、メダル投入口23から投入されたメダルが正規のものであるか識別し、不正なメダルを排除する。設定表示部82は、フロントパネル20の裏側から見えるように配置されており、確率や払い出しに関する設定(例えば、設定1〜設定6)等が表示される。設定変更スイッチ83は、確率や払い出しに関する設定等を変更する際に操作されるスイッチである。
【0051】
(電源装置基板13)
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。
【0052】
次に、メイン制御基板50の機能的な構成について説明する。図3は、メイン制御基板50の機能的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態においては、例えばメインCPU51及びROM52のプログラムから、以下の各部101、102、106、107、108及び110が構成され、例えばRAM53に、以下の記憶部103が備えられ、例えばROM52に、以下の抽選テーブル121等のデータが記憶されている。
【0053】
(役抽選部101)
役抽選部101は、後述のタイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、役(特別役、小役、リプレイ等)の抽選を行う。ここで、特別役とは、通常遊技とは異なる遊技であって遊技者に有利な特別遊技に移行させるための役である。通常遊技における役の抽選において特別役に当選し、役別役の図柄の組合せが有効ラインに停止したとき、即ち特別役に入賞したことを条件として、通常遊技から特別遊技に移行させる。特別遊技は、通常遊技以上にメダル獲得枚数期待値が大きく、遊技者にとって有利となる遊技である。ここで、特別遊技には、例えばBB(ビッグボーナス)ゲーム及びRB(レギュラーボーナス)ゲームが含まれる。
【0054】
本実施形態においては、例えば、有効ライン上に3つの「赤7」が停止した場合に、ビッグボーナスの入賞となってBBゲームに移行するが、このBBゲームは所定の終了条件が満たされるまで行われる。この特別遊技(BBゲーム)の終了条件についての詳細は後述するが、本実施形態においてはJACゲーム(ボーナスゲーム)を繰り返し、この特別遊技(BBゲーム)中におけるメダルの総払出し枚数(総払出数)が所定の範囲の終了枚数(終了数)、例えば465枚に達した時点で特別遊技(BBゲーム)が終了するように制御されている。
【0055】
また、本実施形態においては、例えば、有効ライン上に3つの「黒BAR」が停止した場合に、レギュラーボーナスの入賞となってRBゲームに移行する。このRBゲームはJACゲームが連続して12ゲーム行われるか、又はJACゲーム中で合計8回の入賞することにより終了し、通常遊技に移行する。このように、本実施形態においては、RBゲームは終了条件としてゲーム回数を規定しているのに対し、BBゲームは終了条件として払出枚数を規定している。
【0056】
なお、小役とは、所定枚数のメダルを遊技者に払い出す役であり、例えば複数種類設けられている。リプレイとは、前の遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技を行う権利を遊技者に与える役である。
【0057】
役抽選部101は、遊技毎に、内部で乱数を発生させた後に一の乱数を取得すると共に、ROM52に記憶されている役抽選テーブル121内の取得した乱数が属する領域に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する。
【0058】
なお、役抽選部101は、例えば所定の領域(10進法で0〜65535)の乱数を発生させ、例えばスタートスイッチ41が操作されたとき等、所定の条件が満たされたときに一の乱数値を取得する。役抽選テーブルには、役抽選部101が取得可能な乱数値に対して、図5に示すように、BB当選領域、RB当選領域、小役当選領域、リプレイ(RP)当選領域、及び非当選(ハズレ)領域等が、所定の割合で設定されている。即ち、役抽選テーブルには、乱数値と各役との関係が定められており、例えば、乱数値(a)からある乱数値(a+α)がBB当選領域に対して割り当てられ、次の乱数値(a+α+1)から他の乱数値(a+α+1+β)がRB当選領域に割り当てられ、小役当選領域等についても、同様にして乱数値が割り当てられている。そして、役抽選部101が取得した乱数値が含まれる領域の役が、役抽選の結果、当選した役となる。尚、本実施形態では、図5に示す役のうち、BB及びRBが特別役に該当し、チェリー、スイカ及びベルが小役に該当する。また、図5に示す例の他に、特別遊技において用いられる役抽選テーブル(図示せず)等が設けられている。
【0059】
そして、役抽選部101は使用する役抽選テーブルを選択し、取得した乱数値を役抽選テーブルと照らし合わせることにより、その乱数値が属する領域を判定し、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が特別役当選領域に属する場合は、特別役の当選と判定し、非当選領域に属する場合は、ハズレと判定する。そして、何らかの役が当選した場合には、その役に対するフラグをオンにする。
【0060】
また、役抽選部101は、抽選の結果を示す情報、例えばどの役が当選したかを示す情報である抽選結果情報や現在の遊技状態を示す遊技状態情報等をサブ制御基板60に毎遊技送信する。
【0061】
(タイミング制御部102)
タイミング制御部102は、役抽選部101や、後述のリール制御部106及び入賞判定部107等の動作タイミングを制御する。例えば、タイミング制御部102は、スタートスイッチ41が操作されたことを条件として、役抽選部101に役の抽選を行わせると共に、リール制御部106にリール群31の回転を開始させ、また、ストップスイッチ42が操作されたことを条件として、リール制御部106にリール群31の停止制御を行わせ、更に、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部107に入賞判定を行わせる。なお、タイミング制御部102の動作はこれらに限定されるものではない。
【0062】
(フラグ情報記憶部103)
フラグ情報記憶部103は、役抽選部101によって何らかの役に対するフラグがオンになった場合に、当選した役の種類及びそのフラグがオンになったことを記憶する。なお、後述のように、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報が消去されるタイミング(当選フラグがオフとなるタイミング)は、特別役とそれ以外の役とで異なっている。即ち、特別役の場合、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報は、特別遊技が終了したことを条件として消去され、特別遊技が入賞していなければ次遊技以降まで持ち越されるのに対し、それ以外の役の場合には、その役の入賞の有無に拘わらず、当該遊技の終了の際に消去され、次遊技まで持ち越されることはない。
【0063】
(リール制御部106)
リール制御部106は、タイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転の開始及び停止の制御を行う。より具体的には、リール制御部106は、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選部101による抽選の結果、並びにストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定すると共に、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させる。
【0064】
特に、当該遊技で特別役に当選している場合や、特別役の当選が前遊技から持ち越されていて、且つ当該遊技で小役やリプレイに当選していない場合には、有効ライン上に特別役の図柄の組合せが停止するように、リール31L、31C及び31Rの停止制御の範囲内(例えば、ストップスイッチが操作された時の図柄から当該図柄を含まずに4図柄以内)でできる限り特別役に係る図柄が揃うような引き込み制御を行う。なお、特別役の当選が持ち越されている場合であっても、小役やリプレイに当選したときは、可能な範囲で小役やリプレイに入賞する制御を行うことで、有効ライン上に特別役の図柄の組合せが停止しないように、リール31L、31C及び31Rの停止位置を定めてもよい。さらにまた、このようなリール31L、31C及び31Rを停止させる際の制御は、リール制御用のテーブルを用いて行ってもよい。
【0065】
(入賞判定部107)
入賞判定部107は、タイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、図柄組合せライン群22のうち、1本〜複数本の有効ラインのいずれかに役の図柄の組合せが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役に入賞したと判定する。このとき、入賞判定部107は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定すると共に、判定結果の情報(入賞役情報)等をサブ制御基板60に送信する。
【0066】
なお、リール31L、31C及び31Rを停止させる際の制御にテーブルを用いている場合には、リール31L、31C及び31Rが実際に停止してから入賞判定部107が図柄の組合せを判定するのではなく、リール制御部106によってテーブルを用いてリール群31の停止位置が定められた時に、有効ライン上に停止する図柄の組合せを判別するようにしてもよい。
【0067】
(特別遊技制御部108)
特別遊技制御部108は、入賞判定部107による判定の結果、特別役に入賞していた場合に、特別遊技の制御を行う。例えば、特別遊技制御部108は、特別遊技中における役抽選部101の抽選結果に応じて、リール制御部106に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。特に、入賞判定部107による判定の結果、BBに入賞していた場合には、次遊技から役に入賞した場合に払い出されるメダルの総数が所定の終了枚数に達するまでの間、特別遊技(BBゲーム)の制御を行う。例えば、この特別遊技の制御としては、リール制御部106に特別遊技(BBゲーム)用のリール制御を行わせる。また、特別遊技(BBゲーム)においては、上述のように、役抽選テーブル121とは異なる抽選テーブル(図示せず)が用いられ、この抽選テーブルの変更も特別遊技制御部108の指示に基づいて行われる。
【0068】
また、特別遊技制御部108は、入賞判定部107による判定の結果、RBに入賞していた場合には、次遊技から所定の遊技数に達するまでの間、特別遊技(RBゲーム)の制御を行う。この場合においても、特別遊技制御部108の指示により、上述の役抽選テーブル121から特別遊技(RBゲーム)用の抽選テーブル(図示せず)に変更して、リール制御部106に制御を行わせる。
【0069】
(払出制御部110)
払出制御部110は、入賞判定部107による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせたり、クレジット数表示部25におけるクレジット数情報の表示を更新したりする。払出制御部110には払出枚数カウンタ111が含まれている。入賞役がBBである場合、払出枚数カウンタ111は、BBゲーム中のメダルの払出枚数をカウントし、その総数を求める。そして、払出制御部110は、総払出枚数が所定の範囲の終了枚数、例えば465枚に達すると、その旨を特別遊技制御部108に知らせ、特別遊技を終了させる。なお、払出枚数カウンタ111により求められたメダルの総払出枚数の情報は、総払出枚数が所定の終了枚数に達し、一連の特別遊技(BBゲーム)が終了した時点で消去され、総払出枚数はリセットされる。
【0070】
(払出態様決定部113)
払出態様決定部113は、入賞判定部107によって役が入賞したと判定された場合、当該遊技時の役抽選部101の役の抽選結果に応じて、メダルの払い出しの態様を決定する。本実施形態においては、特別役以外のメダルの払い出しがある役の入賞が入賞判定部107によって判定された場合、払出態様決定部113は、その遊技時においてフラグ情報記憶部103に記憶されるフラグを参照する。その結果、特別役(BB又はRB)の当選を表すフラグがフラグ情報記憶部103に記憶されている場合には、当該入賞役に対応する通常のメダルの払い出し速度とは異なる払い出し速度の払い出し態様を決定する。
【0071】
また、払出態様決定部113は、決定したメダルの払い出し速度(払い出し態様)を示す払出速度情報をサブ制御基板60に対して送信する。
【0072】
(ホッパ装置制御部112)
ホッパ装置制御部112は、払出態様決定部113によって決定された払い出し速度でメダルを払い出すようホッパ装置93を制御する。この制御により、ホッパ装置93では、払出態様決定部113によって決定された払い出し速度でメダルの払い出しが行われる。
【0073】
(クレジット数カウンタ114)
クレジット数カウンタ114は、入賞判定部107によりメダルの払い出しのある役が入賞したと判定された場合、50枚を上限に貯留されるメダルの枚数をカウントする。
【0074】
(クレジット数表示制御部115)
クレジット数表示制御部115は、クレジット数カウンタ114によるカウント値と一致するクレジット数情報をクレジット数表示部25に表示させる。また、クレジット数表示制御部115は、払出態様決定部113によって決定された払い出し速度でクレジット数表示部25でのクレジット数情報の表示を更新させることが可能である。
【0075】
次に、サブ制御基板60の機能的な構成について説明する。図4は、サブ制御基板60の機能的な構成を示すブロック図である。本実施形態においては、例えばサブCPU61及びROM62のプログラムから、以下の各部(機能ブロック)が構成されている。
【0076】
(演出パターン選択部201)
演出パターン選択部201は、スタートスイッチ41が操作されてから3個目のストップスイッチが操作されて全てのリール31L、31C及び31Rが停止するまでの間に行う演出のパターン、3個目のストップスイッチが操作されて全てのリール31L、31C及び31Rが停止した時に何らかの役に入賞していた場合に行う演出のパターン等に応じて選択する。
【0077】
また、演出パターン選択部201は、メイン制御基板50から入賞役情報と払出速度情報とを受信すると、入賞役情報と払出速度情報とに応じた演出パターンを選択する。本実施形態においては、特別役以外のメダルの払い出しがある役が入賞した場合、或るキャラクタが敵キャラクタに対してメダルの払い出し枚数分攻撃を行う演出パターンが選択される。各攻撃回数の演出パターンには、攻撃速度が異なる複数の演出パターンが設けられている。本実施形態においては、各攻撃回数の演出パターン毎に高速攻撃、通常攻撃、低速攻撃の3種類の演出パターンがある。即ち、各攻撃回数の演出パターン毎に3種類の演出パターンが存在し、演出パターン選択部201は、入賞役情報と払出速度情報との双方に対応する演出パターンを選択することになる。
【0078】
(演出制御部202)
演出制御部202は、演出パターン選択部201によって選択された演出パターンに基づく演出の制御を行う。そして、演出制御部202による制御に基づいて、画像制御プロセッサ64が演出表示装置40に表示する画像データを作成し、また、音源回路67で生成された音信号がアンプ68によって増幅された後、スピーカ71から出力される。
【0079】
なお、メイン制御基板50及びサブ制御基板60にこれらの機能以外の機能が設けられていてもよい。
【0080】
次に、上述のように構成された本実施形態に係るスロットマシンの動作について説明する。図6−1乃至図6−3、図7及び図8は、メイン制御基板50による制御を示すフローチャートであり、図9乃至図10は、サブ制御基板60による制御を示すフローチャートである。
【0081】
先ず、メイン制御基板50によって制御される遊技の流れについて説明する。図6−1において、タイミング制御部102は、メダルの投入を監視しており、メダル投入口23からのメダルの投入があるか、又はクレジットがある場合にベットスイッチ43a又は43bが操作されると、メダルが投入されたと判断し(ステップS1)、投入されたメダルの数を求める(ステップS2)。そして、投入されたメダルの数が1枚未満であれば、再度、ステップS1において、メダルの投入の有無を判断する(ステップS3)。
【0082】
投入されたメダルの数が1枚未満ではない場合、即ち1枚以上のメダルが投入された場合又はベットスイッチが操作された場合に、遊技者によってスタートスイッチ41が操作されると、タイミング制御部102はスタートスイッチ41がオンになったことを検知し(ステップS4)、役抽選部101が乱数を取得する(ステップS5)。なお、タイミング制御部102は、スタートスイッチ41が操作されるまで、ステップS1〜ステップS4の処理を繰り返す。
【0083】
次いで、役抽選部101は、遊技状態に基づいて役抽選テーブルを選択した後、取得した乱数と選択した役抽選テーブルとを照らし合わせて役の抽選処理を行う(ステップS6)。そして、この抽選の結果、何らかの役の当選があった場合、当該役のフラグをオンにして、そのことをフラグ情報記憶部103に記憶させる(ステップS7)。また、役抽選部101は、サブ制御基板60に当選した役の情報等を送信する(ステップS8)。
【0084】
そして、役抽選部101によるこれらの処理が終了した後、図6−2に示すように、タイミング制御部102はリール制御部106にリール31L、31C及び31Rの回転を開始させる(ステップS10)。
【0085】
その後、リール制御部106は、ストップスイッチ群42のいずれか1個(第1ストップスイッチ)が操作されると(ステップS11)、当選役に入賞可能となるようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS12)。
【0086】
その後、ストップスイッチ群42の他の1個(第2ストップスイッチ)が操作されると(ステップS13)、リール制御部106は当選役に入賞可能となるようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS14)。
【0087】
その後、ストップスイッチ群42の残りの1個(第3ストップスイッチ)が操作されると(ステップS15)、リール制御部106は当選役に入賞するようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS16)。
【0088】
なお、ステップS12、S14及びS16において、当選役に入賞するために必要な図柄が引き込み可能な位置にない場合、リール制御部106はハズレとなるような図柄の蹴飛ばし制御を行う。
【0089】
また、特別役のフラグが立っている場合には、上記のリール制御と並行して告知ランプ(図示せず)を激しく点滅させてもよい。また、特別役のフラグが立っている場合に、2個のリールの停止までは有効ライン上に他の特別役の入賞となる図柄の組合せの一部を配列させ、残りの1個のリールの停止において当該他の特別役の入賞とならないように図柄の蹴飛ばし制御を行うことにより、上記特別役のフラグが立っていることを遊技者に知らせるようにしてもよい。
【0090】
そして、図6−3に示すように、リール制御部106が全てのリール31L、31C及び31Rの回転を停止させた後、有効ライン上に並んでいる図柄の組合せに基づいて入賞判定部107が入賞の有無を判断する(ステップS17)。この結果、いずれの役の入賞もない場合には、入賞判定部107は、その旨を示す信号をサブ制御基板60に送信する(ステップS18)。一方、何らかの入賞がある場合には、入賞判定部107は入賞している役の情報(入賞役情報)をサブ制御基板60に送信する(ステップS19)。
【0091】
入賞役が特別役である場合には、特別遊技に移行される(ステップS20、S21)。特別遊技としてはBBゲーム及びRBゲームがあるが、例えば、BBゲームに入賞した場合には、次の遊技から所定の終了条件が満たされるまでの間、BBゲームとしてJACゲームが繰り返し行われる。また、図示しないが、RBに入賞した場合には、JACゲームが連続して12ゲーム実行するか、又はJACゲーム中で合計8回の入賞があると、特別遊技(RBゲーム)は終了し、一般遊技に移行する。このように、RBゲームでは、RBゲームへの移行後の遊技から所定のゲーム数を終了するまでの間、特別遊技(RBゲーム)が実行される。
【0092】
入賞役が特別役でない場合で、特別役に当選しているそのフラグが立っているときには、特別役のフラグを次遊技に持ち越すこととする(ステップS20、S24)。つまり、フラグ情報記憶部103の記憶状態が保持される。
【0093】
また、入賞役がリプレイである場合、入賞判定部107はタイミング制御部102に対して当該遊技でのベット数(賭数)を次遊技に持ち越させる(ステップS25、S26)。一方、入賞役が特別役でもリプレイでもない場合には、払出態様決定部113は、当選役に応じて、当該入賞役に対応するメダルの払い出し速度を決定する(ステップS27)。このステップS27の処理の詳細については、図7を用いて説明する。続いて、払出態様決定部113は、決定した払い出し速度を示す払出速度情報をサブ制御基板60に送信する(ステップS29)。
【0094】
次に、払出態様決定部113によって決定された払い出し速度に応じて、ホッパ装置制御部112がホッパ装置93に入賞役に対応する枚数のメダルの払い出しを行わせたり、クレジット数表示制御部25が入賞役に対応するクレジット数表示部25におけるクレジット数情報の表示更新を行ったりする(ステップS30)。このステップS30の処理の詳細については、図8を用いて説明する。
【0095】
その後、フラグ情報記憶部103に記憶されていた当選役の種類及びそのフラグがオンになっているという情報が消去される(ステップS28)。但し、特別役のフラグが立っているという情報は、そのまま消去されずに、保持される。
【0096】
図7は、図6−3のステップS27の詳細を示すフローチャートである。払出態様決定部113は、当該遊技時の当選役が特別役であるか否かを判定する(ステップS271)。当選役が特別役である場合、払出態様決定部113は、高速な又は通常のメダルの払い出し速度を決定する(ステップS272)。高速な払い出し速度と通常の払い出し速度との何れを決定するかは、抽選によって決定することが考えられる。一方、当選役が特別役でない場合、払出態様決定部113は、低速な又は通常のメダルの払い出し速度を決定する(ステップS273)。低速な払い出し速度と通常の払い出し速度との何れを決定するかは、抽選によって決定することが考えられる。
【0097】
図8は、図6−3のステップS30の詳細を示すフローチャートである。払出制御部110は、払出態様決定部113によって決定された払い出し速度に応じて本フローの処理速度を決定する(ステップS301)。即ち、高速な払い出し速度が決定された場合には、例えば単位時間当たりの本フローの処理回数を多くするように本フローの処理速度を設定する。低速な払い出し速度が決定された場合には、例えば単位時間当たりの本フローの処理回数を少なくするように本フローの処理速度を設定する。また、通常の払い出し態様が決定された場合には、高速な払い出し速度が決定された場合と低速な払い出し速度が決定された場合との間の本フローの処理速度を設定する。
【0098】
続いて、払出制御部110は、入賞役に対応するメダルの払い出し枚数を不図示の払出枚数カウンタにセットする(ステップS302)。例えば、15枚のメダルの払い出しのある役が入賞した場合には、払出枚数カウンタには15がセットされる。
【0099】
続いて、払出制御部110は、払出枚数カウンタによってカウントされている払い出し枚数が0であるか否かを判定する(ステップS303)。カウントされている払い出し枚数が0である場合、処理はステップS28に移行する。一方、カウントされている払い出し枚数が0でない場合、処理はステップS304に移行する。
【0100】
ステップS304では、払出枚数カウンタは、払い出し枚数を1デクリメントする。続いて、クレジット数カウンタ114は、カウント値が50であるか否かを判定する(ステップS305)。カウント値が50である場合、処理はステップS308に移行する。一方、カウント値が50でない場合、処理はステップS306に移行する。
【0101】
ステップS306では、クレジット数カウンタ114は、カウント値を1インクリメントする。続いて、クレジット数表示制御部115は、現在のクレジット数カウンタ114のカウント値をクレジット数表示部25に表示させ、クレジット数表示部25における表示内容を更新する(ステップS307)。即ち、クレジット数表示部25には、1加算された値のクレジット数情報が表示されることになる。
【0102】
このように、クレジット数カウンタ114によるカウント値が50になるまで(クレジット数表示部25で表示されるクレジット数情報が50になるまで)、クレジット数表示部25に表示されるクレジット数情報が1加算された値に更新されていく。
【0103】
ステップS305でクレジット数カウンタ114のカウント値が50となった後に移行するステップS308では、ホッパ装置制御部112は、ホッパ装置93を制御して、1枚のメダルの払い出しを行う。即ち、クレジット数カウンタ114によるカウント値が50になると(クレジット数表示部25で表示されるクレジット数情報が50になると)、クレジット数表示部25でのクレジット数情報の表示更新は中断され、ホッパ装置93によるメダルの払い出しに移行する。
【0104】
以上説明したホッパ装置93でのメダル払い出しやクレジット数表示部25でのクレジット数情報の更新は、払出枚数カウンタの値が0となる(ステップS303/NO)まで繰り返し行われる。
【0105】
次に、サブ制御基板60の動作について説明する。図9において、演出パターン選択部201は、メイン制御基板50から当選役情報を受信したか否かを判定する(ステップS100)。当選役情報を受信していない場合、演出パターン選択部201は、メイン制御基板50からの当選役情報の受信を待つ。一方、当選役情報を受信した場合、演出パターン選択部201は、受信した当選役情報に応じた演出パターンを選択する(ステップS101)。
【0106】
続いて、演出制御部202は、演出パターン選択部201によって選択された演出パターンの演出制御を行う(ステップS102)。
【0107】
続いて、演出パターン選択部201は、メイン制御基板50から入賞役情報及びメダルの払い出し速度情報の双方を受信したか否かを判定する(ステップS103)。入賞役情報及びメダルの払い出し速度情報の双方を受信した場合、演出パターン選択部201は、入賞役情報と払い出し速度情報とに応じた演出パターンを選択する(ステップS104)。即ち、ここでは、入賞役に対応するメダルの払い出し枚数分の攻撃を行う演出パターンであって、且つその攻撃を払い出し速度情報に対応する速度で行う演出パターンが選択される。ステップS104の詳細については、図10を用いて説明する。
【0108】
続いて、演出制御部202は、ステップS104において選択された演出パターンに対応する演出制御を行う(ステップS105)。
【0109】
一方、入賞役情報及び払い出し速度情報の双方を受信しなかった場合、ステップS104及びS015は実行されず、ステップS101で選択された演出パターンの演出制御が継続して行われることになる。
【0110】
図10は、図9のステップS104の詳細を示すフローチャートである。図10において、演出パターン選択部201は、メイン制御基板50から受信した払い出し速度情報が高速な払い出し速度を示しているか否かを判定する(ステップS1041)。払い出し速度情報が高速な払い出し速度を示している場合、演出パターン選択部201は、入賞役情報に対応する回数の攻撃を高速に行う演出パターンを選択する(ステップS1042)。一方、払い出し速度情報が高速な払い出し速度を示していない場合、演出パターン選択部201は、払い出し速度情報が低速な払い出し速度を示しているか否かを判定する(ステップS1043)。
【0111】
払い出し速度情報が低速な払い出し速度を示している場合、演出パターン選択部201は、入賞役情報に対応する回数の攻撃を低速に行う演出パターンを選択する(ステップS1044)。一方、払い出し速度情報が低速な払い出し速度を示していない場合、即ち、払い出し速度情報が通常の払い出し速度を示している場合、演出パターン選択部201は、ステップS100にて受信したと判定された当選役情報から、当該遊技時において特別役が当選しているか否かを判定する(ステップ1045)。当該遊技時において特別役が当選している場合、演出パターン選択部201は、入賞役情報に対応する回数の攻撃を通常の速度で行い、その攻撃によって敵キャラクタを倒す演出パターンを選択する(ステップS1047)。一方、当該遊技時において特別役が当選していない場合、演出パターン選択部201は、入賞役情報に対応する回数の攻撃を通常の速度で行い、その攻撃によって敵キャラクタを倒せない演出パターンを選択する(ステップ1046)。
【0112】
以上のように、本実施形態に係るスロットマシン10は、特別役以外のメダルの払い出しのある役の入賞が入賞判定部107によって判定され、当該遊技時においてフラグ情報記憶部103に特別役の当選を示すフラグが記憶されている場合には、当該入賞役に対応する通常のメダルの払い出し速度とは異なる払い出し速度の払い出し態様を決定するようにしている。これにより、メダルの払い出し速度の変化によって遊技者に対して特別役の当選を報知することが可能となる。
【0113】
即ち、本実施形態においては、入賞した役とは異なる役である特別役が当選している場合、通常のメダルの払い出し速度とは異なる払い出し速度の払い出し態様を決定するように構成したので、例えば、特別役が以前から当選しているが、遊技者がそれに気がつかず、特別役とは異なる役を入賞させた場合、メダルの払い出し速度を変化させることで、実は特別役が当選した状態にあることを遊技者に対して報知することが可能となる。
【0114】
具体的には、図8のステップS308において、ホッパ装置93は、払出態様決定部113により決定された払い出し速度によってメダルを払い出す。これにより、遊技者は、ホッパ装置93のメダルの払い出し速度の変化によって、特別役の当選を予測乃至把握することが可能となる。
【0115】
また、図8のステップS307において、クレジット数表示制御部115は、払出態様決定部113により決定された払い出し速度に応じて、クレジット数表示部25におけるクレジット数情報の表示態様を変化させている。これにより、遊技者は、クレジット数表示部25におけるクレジット数情報の表示態様の変化によって、特別役の当選を予測乃至把握することが可能となる。
【0116】
以上のように、本実施形態によれば、遊技者は、クレジット数表示部25におけるクレジット数情報の表示態様の変化と、ホッパ装置93のメダルの払い出し速度の変化との双方によって、特別役の当選を予測乃至把握することが可能となる
【0117】
また、本実施形態においては、払出態様決定部113により決定された払い出し速度に応じた演出制御を行うようにしている。即ち、メダルの払い出し速度を、演出を構成する要素として取り入れ、メダルの払い出し速度に応じた演出を行うようにしているため、新たな趣向を有する演出を行うことが可能となるとともに、演出内容によっても遊技者は特別役の当選を予測乃至把握することができる。
【0118】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。ここでは、上述した実施形態との相違点についてのみ説明するものとする。
【0119】
上述した実施形態においては、図8のステップS305において、クレジット数カウント値が50に達した場合、クレジット数表示部25におけるクレジット数情報の表示更新(ステップS307)を中止し、ホッパ装置93でメダルの払い出し(ステップS308)を行うようにしている。これに対し、本発明の他の実施形態においては、入賞判定部107により特別役以外のメダルの払い出しのある役が入賞した判定され、且つ特別役が当選していることを示すフラグがフラグ情報記憶部103に記録されている場合、仮に当該遊技時におけるクレジット数カウント値が50未満であっても、払出態様決定部113は、クレジット数表示部25におけるクレジット数情報の表示更新を中止し、ホッパ装置93でメダルの払い出しを行うようする。なお、このときのホッパ装置93でのメダルの払い出しについては任意の払い出し速度を決定しても一定の効果を奏するが、遊技者に対して特別役の当選をより分かりやすく報知するために例えば上述した実施形態と同様に高速な払い出し態様を決定してもよい。
【0120】
これにより、特別役以外のメダルの払い出しのある役が入賞し、且つ当該遊技時に特別役も既に当選している状態にある場合、上記のような特殊なメダルの払い出しが行われることで、遊技者は、このメダルの払い出し態様の変化によって特別役の当選を予測乃至把握することが可能となる。
【0121】
更に、本発明の実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段としては、例えば、かかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体や、かかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体が挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【0122】
【図1】本発明の実施形態に係るスロットマシン(遊技機)の外観を示す正面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るスロットマシンのシステム構成を示すブロック図である。
【図3】メイン制御基板の機能的な構成を示す機能ブロック図である。
【図4】サブ制御基板の機能的な構成を示すブロック図である。
【図5】役抽選テーブルの構成を概念的に示す図である。
【図6−1】メイン制御基板による制御を示すフローチャートである。
【図6−2】メイン制御基板による制御を示すフローチャートである。
【図6−3】メイン制御基板による制御を示すフローチャートである。
【図7】図6−3のステップS27の詳細を示すフローチャートである。
【図8】図6−3のステップS30の詳細を示すフローチャートである。
【図9】サブ制御基板による制御を示すフローチャートである。
【図10】図9のステップS104の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0123】
10:スロットマシン
11:リール基板
12:中央表示基板
13:電源装置基板
20:フロントパネル
21:表示窓
22a、22b、22c:有効ライン
23:メダル投入口
24:有効ラインランプ
25:クレジット投入枚数表示部
26:ゲーム数表示部
27:払い出し数表示部
28:投入枚数表示部
31L、31C、31R:リール
40:演出表示装置
41:スタートスイッチ
42L、42C、42R:ストップスイッチ
43a、43b:ベットスイッチ
50:メイン制御基板
51:メインCPU
52、62:ROM
53、63:RAM
54、69:I/F回路
60:サブ制御基板
71:スピーカ
101:役抽選部
102:タイミング制御部
103:フラグ情報記憶部
106:リール制御部
107:入賞判定部
108:特別遊技制御部
110:払出制御部
111:払出枚数カウンタ
112:ホッパ装置制御部
113:払出態様決定部
114:クレジット数カウンタ
115:クレジット数表示制御部
121:役抽選テーブル
201:演出パターン選択部
202:演出制御部
【出願人】 【識別番号】390031783
【氏名又は名称】サミー株式会社
【出願日】 平成19年2月20日(2007.2.20)
【代理人】 【識別番号】100090273
【弁理士】
【氏名又は名称】國分 孝悦


【公開番号】 特開2008−200278(P2008−200278A)
【公開日】 平成20年9月4日(2008.9.4)
【出願番号】 特願2007−39798(P2007−39798)