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【発明の名称】 遊技機
【発明者】 【氏名】難波 秀樹

【氏名】廣川 智也

【氏名】熊谷 真貴

【要約】 【課題】始動口の開放時間を延長させる特定遊技状態の残り期間を遊技者に報知する遊技機において、演出を多様化し遊技者の興趣を向上させる。

【構成】始動口入球により変動表示した識別図柄が当り図柄で停止表示した場合に遊技者に有利な特別遊技状態を発生させ、特別遊技状態終了後の所定期間に渡って特定遊技状態を発生させる遊技機において、特定遊技状態発生中に始動口に入球可能な遊技球数を入賞可能数として表示し、始動口への遊技球の入球に基づいて入賞可能数を減算し、識別図柄の変動中における始動口への遊技球の入球数を保留上限値に達するまで保留数として加算するとともに、識別図柄の変動に伴って保留数を減算し、保留上限値を超える始動口への遊技球の入球数を入賞可能予備数として記憶し、所定条件の成立により、入賞可能予備数の値を入賞可能数に移行させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技球が入球が困難な閉鎖状態と遊技球の入球が容易な開放状態とに切り替え可能な始動口と、
前記始動口への遊技球入球により識別図柄を変動表示させる可変表示手段と、
前記可変表示手段に停止表示された前記識別図柄が当り図柄だった場合に作動開始し、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
前記特別遊技状態発生手段の作動終了後の所定期間に渡って作動し、前記始動口を開放状態とする時間を延長させる特定遊技状態を発生させる特定遊技状態発生手段と、
前記特定遊技状態発生手段が作動開始する際に、前記特定遊技状態が開始してから終了するまでに前記始動口に入球可能な遊技球数を入賞可能数として表示する入賞可能数表示手段と、
前記始動口への遊技球の入球に基づいて前記入賞可能数を減算する入賞可能数減算手段と、
前記識別図柄の変動中における前記始動口への遊技球の入球数を保留上限値に達するまで保留数として加算するとともに、前記識別図柄の変動に伴って前記保留数を減算する保留手段と、
前記保留上限値を超える前記始動口への遊技球の入球数を入賞可能予備数として記憶する入賞可能予備数記憶手段と、
所定条件の成立により、前記入賞可能予備数の値を前記入賞可能数に移行させる入賞可能数移行手段とを備えることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記入賞可能数減算手段は、前記始動口に遊技球が入球する毎に前記入賞可能数を減算することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記入賞可能数減算手段は、前記保留数が前記保留上限値に達していない状態で前記始動口に遊技球が入球する毎に前記入賞可能数を減算することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項4】
前記入賞可能数移行手段は、前記所定期間の残り期間が所定残り期間以下となった場合に、前記入賞可能予備数の値を前記入賞可能数に移行させないことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の遊技機。
【請求項5】
前記入賞可能数表示手段は、前記所定期間の残り期間が前記所定残り期間以下になった場合に、前記入賞可能数の表示を消去することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は遊技機に関し、特にいわゆるパチンコ遊技機等の弾球遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコ遊技機では、始動口への遊技球の入球により変動表示を開始した識別図柄が特定の図柄で停止表示した場合に、大入賞口が開放及び閉鎖を所定回数繰り返す大当り状態が発生するように構成されている。そして、大当り状態終了後に始動口の開放時間を延長させる特定遊技が行われる遊技機が知られている。特定遊技は、大当り状態終了後の所定期間が経過するまで(識別図柄が所定回数変動するまで)継続するようになっており、この特定遊技の残り期間(識別図柄の残り変動回数)を遊技者に報知する遊技機が提案されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第2799555号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機のように、特定遊技の残り期間を遊技者に報知するために識別図柄の変動回数を表示することは、大当り遊技終了後に特定遊技を行う遊技機において広く行われており、特定遊技の残り期間を報知する態様は画一的である。また、特許文献1のような従来の遊技機では、単に識別図柄の変動回数を表示するだけであるため、特定遊技の残り期間を報知することが遊技興趣の向上に繋がることは殆どなかった。
【0004】
そこで、本発明は上記点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、特定遊技状態の残り期間を遊技者に報知する遊技機において、従来(識別図柄の変動回数表示)とは異なる新たな特定遊技の残り期間の報知態様を実現することにある。また、本発明の他の目的は、特定遊技の残り期間の報知により演出を多様化し遊技者の興趣を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明は、遊技球の入球が困難な閉鎖状態と遊技球の入球が容易な開放状態とに切り替え可能な始動口と、始動口への遊技球入球により識別図柄を変動表示させる可変表示手段と、可変表示手段に停止表示された識別図柄が当り図柄だった場合に作動開始し、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、特別遊技状態発生手段の作動終了後の所定期間に渡って作動し、始動口を開放状態とする時間を延長させる特定遊技状態を発生させる特定遊技状態発生手段と、特定遊技状態発生手段が作動開始する際に、特定遊技状態が開始してから終了するまでに始動口に入球可能な遊技球数を入賞可能数として表示する入賞可能数表示手段と、始動口への遊技球の入球に基づいて入賞可能数を減算する入賞可能数減算手段と、識別図柄の変動中における始動口への遊技球の入球数を所定の保留上限値に達するまで保留数として加算するとともに、識別図柄の変動に伴って保留数を減算する保留手段と、保留上限値を超える始動口への遊技球の入球数を入賞可能予備数として記憶する入賞可能予備数記憶手段と、所定条件の成立により、入賞可能予備数の値を入賞可能数に移行させる入賞可能数移行手段とを備えることを特徴としている。
【0006】
このように、特定遊技状態発生中に、始動口に入球可能な遊技球数を入賞可能数として表示することで、特定遊技が終了するまでに残り何個の遊技球が始動口に入球可能であるかを把握でき、識別図柄の変動回数とは異なる観点から特定遊技の残り期間を把握することができる。これにより、特定遊技状態発生中の演出を多様化しつつ、特定遊技状態の終了時期を遊技者に対して明確に報知することができる。また、保留数の上限値を超えて遊技球が始動口に入球した数を入賞可能予備数として記憶することで、識別図柄の変動に用いられなかった始動口入球数を把握することが可能となる。さらに、所定条件の成立により、入賞可能予備数に蓄積された値を入賞可能数に移行させることで、特定遊技状態の残り期間が存在するのもかかわらず入賞可能数がゼロになることを防止でき、このことを利用して効果的な演出も可能となる。
【0007】
入賞可能数減算手段は、始動口に遊技球が入球する毎に入賞可能数を減算するように構成することができ、あるいは、入賞可能数減算手段は、保留数が保留上限値に達していない状態で始動口に遊技球が入球する毎に入賞可能数を減算するように構成することができる。このように、始動口への遊技球の入球毎に入球可能数の減算を行うことで、入球可能数の減算(特定遊技の残り期間の減少)に対する信憑性を保つことができる。
【0008】
また、入賞可能数移行手段は、所定期間の残り期間が所定残り期間以下となった場合に、入賞可能予備数の値を入賞可能数に移行させないようにすることで、特定遊技状態が間もなく終了することを遊技者に示唆する演出を行うことができる。
【0009】
また、入賞可能数表示手段は、所定期間の残り期間が所定残り期間以下になった場合に、入賞可能数の表示を消去することで、特定遊技状態がまもなく終了することをより明確に遊技者に認識させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
(第1実施例)
以下、本発明の実施形態を示す第1実施例について図面を用いて説明する。本発明の遊技機をパチンコ遊技機(以下、単に遊技機という)に適用した実施例を図1〜図25に示す。
【0011】
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。図1に示すように、遊技機1の前面部は、本体枠2、中枠3、前面枠4、上皿部5、下皿部6、施錠装置9、遊技盤20等を備えている。なお、図1では遊技盤20の詳細な図示を省略している。また、中枠3は前面枠4等が前面側に配置されているため、図1においては明示されていない。
【0012】
本体枠2は木製の板状体を略長方形の枠状に組立てたものであり、遊技機1の外枠を構成している。中枠3はプラスチック製であり、本体枠2の内側にはめ込まれて設置されており、外枠2に対して開閉可能に左端で軸支されている。中枠3は、上側2/3程度を占める枠体部と下側1/3程度を占める下板部とから構成されている。枠体部の前面側には遊技盤20と前面枠4とが重なるように設けられており、下板部の前面側には上皿部5と下皿部6が設けられている。
【0013】
下板部には、遊技球を遊技盤20に発射する発射手段を構成する発射装置ユニット(図示略)、遊技球を発射装置ユニットに供給する球送り装置(図示略)が設けられている。
【0014】
前面枠4は、中枠3の前面側に配置され、中枠3の左端で開閉可能に支持されている。前面枠4はプラスチック製であり、奥側に配置される遊技盤20の盤面を視認可能にするために、円形状の開口部4aが形成されている。前面枠4の裏面には、開口部4aに対応したガラス板等の透明板を備える略長方形状の透明板枠(図示略)が装着されている。前面枠4における遊技盤20の周囲には、LED等のランプ類(図示略)が設けられている。これらのランプ類は、遊技効果を高めるためにゲーム進行に応じて点灯・消灯あるいは点滅する。
【0015】
上皿部5は、前面枠4の下側に設けられ、中枠3の左端に開閉可能に支持されている。上皿部5は、皿外縁部5aと、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口5bと、上皿部5の遊技球を下皿部6に排出する球抜きボタン5cとを備えている。皿外縁部5aの上面には、演出スイッチ5dや球貸ボタン5e等が設けられている。
【0016】
下皿部6は、上皿部5の下方に設けられている。下皿部6の略中央には、遊技機1の内部から下皿部6に遊技球を排出するための排出口6aが設けられている。下皿部6の左端には灰皿7が設けられている。下皿部6の右端には、遊技者が発射装置ユニット(図示略)を操作するための発射ハンドル8が設けられている。発射ハンドル8には、遊技者が触れていることを検出する接触検知手段としてのタッチスイッチ8aが設けられている。発射ハンドル8の左側面には、遊技者が操作して遊技球の発射を一時的に停止する発射停止スイッチ8bが配置されている。
【0017】
施錠装置9は、中枠3の右端中央に設けられており、前面枠4を閉じた場合にこれを施錠するためのものである。
【0018】
また、遊技機1には、遊技状態に応じた効果音等を発生させるためのスピーカ10a〜10dが設けられている。スピーカ10a〜10dは、遊技機1の上部に設けられた上部スピーカ10a、10bと遊技機1の下部に設けられた下部スピーカ10c、10dとからなる。さらに、遊技機1の左側には、プリペイドカードユニット13(CRユニット)が装着されている。
【0019】
次に、本実施例の遊技盤20の表面構造について説明する。図2は遊技盤20の正面図である。遊技盤20は、略長方形の木製の板状体であって中枠3に着脱可能に取り付けられているとともに、後述する裏機構盤102(図9参照)によりその背面側が覆われている。
【0020】
図2に示すように、遊技盤20には、遊技盤20の表面に設けられた外レール22と内レール23とにより略円形状の遊技領域21が形成されている。遊技領域21内には、中央装置24、図柄表示装置25、普通図柄作動ゲート27、始動口28、大入賞装置(特別電動役物)33、左入賞口34、35、右入賞口36、37、第1装飾部材50、第2装飾部材60等の遊技装置が配設されている。なお、図示を省略しているが、遊技領域21には各遊技装置との位置バランスを考慮して多数の障害釘が配設されている。
【0021】
中央装置24は遊技領域21の略中央部に配置され、図柄表示装置25が設けられている。大入賞装置33は遊技領域21における中央装置24の下方に配置されている。第1装飾部材50は遊技領域21における大入賞装置33の左側に配置され、第2装飾部材60は遊技領域21における大入賞装置33の右側に配置されており、装飾部材50、60はいわゆるサイド飾りを構成している。また、第1装飾部材50には、普通図柄表示装置56(図3参照)と左入賞口34、35がユニット化されており、第2装飾部材60には、特別図柄表示装置62(図6参照)と右入賞口36、37がユニット化されている。
【0022】
図柄表示装置25は、遊技の進行に応じて種々の演出表示が可能な表示領域を有する表示装置であり、本実施例では12インチ程度の大型液晶表示装置を用いている。図柄表示装置25の画面構成については後述する。
【0023】
普通図柄作動ゲート27は、中央装置24の左側に設けられている。普通図柄作動ゲート27の内部には、遊技球の通過を検知する普通図柄作動ゲート検知スイッチ27sが設けられている。遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過することで、後述の普通図柄が変動開始する。
【0024】
始動口28は、中央装置24の中央位置の下方に設けられている。始動口28は、2つの入球口28a、28bが上下方向に並んで配置されている。上段側入球口28a(上始動口)は常時開口しており、下段側入球口28b(下始動口)はいわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部28cが開閉するように形成されている。普通図柄が当り図柄の組合せで停止表示された場合には、翼片部28cが開いて下段側入球口28bが開放される。つまり、下側入球口28bは普通電動役物として機能する。
【0025】
始動口28の内部には、遊技球の入球を検知する始動口入球検知スイッチ28s(図10参照)と、翼片部28cを作動させるための始動口ソレノイド28d(図12参照)とが備えられている。この一対の翼片部28cが左右に開いた場合には、下段側入球口28bは遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部28cが立設された場合には、下段側入球口28bは遊技球の入球可能性が小さくなる通常状態となる。遊技球が始動口28に入球することで、後述の特別図柄が変動開始する。
【0026】
大入賞装置33は、始動口28の下方に配設されている。ここで、大入賞装置33は、帯状に開口された大入賞口33aと、この大入賞口33aを開放・閉鎖する開閉板33bと、この開閉板33bを開閉するための大入賞口ソレノイド33c(図12参照)と、遊技球の入球を検知する大入賞口入球検知スイッチ33s(図12参照)とから主に構成されている。なお、大入賞口33aが本発明の可変入球口に相当している。
【0027】
大入賞装置33の左斜め上方には、左入賞口34、35が設けられている。これらの内部には、それぞれ左入賞口入球検知スイッチ34s、35s(図12参照)が設けられている。大入賞装置33の右斜め上方には、右入賞口36、37が設けられている。これらの内部には、右入賞口入球検知スイッチ36s、37b(図12参照)が設けられている。
【0028】
図3は、第1装飾部材50の正面図である。図3に示すように、第1装飾部材50には、特図保留表示部52と、普図保留表示部53と、遊技状態表示部55と、普通図柄表示部56が設けられている。
【0029】
特図保留表示部52は、特別図柄変動中に始動口28に入球した遊技球の数を4個まで保留可能として特別図柄保留数を表示するものである。次回の特別図柄の変動が開始する毎(特別図柄当否判定が行われる毎)に未始動回数(保留数)が消化され、特別図柄保留数が1個ずつ減少する。普図保留表示部53は、普通図柄変動中に普通図柄作動ゲート27を通過した遊技球の数を4個まで保留可能として普通図柄保留数を表示するものである。次回の変動表示が開始する毎(普通図柄当否判定が行われる毎)に未始動回数(保留数)が消化され、普通図柄保留数が1個ずつ減少する。普通図柄保留数と特別図柄保留数の増減は、後述の主制御部200の制御により行われる。なお、主制御部200が本発明の保留手段に相当している。
【0030】
図4は、特図保留表示部52と普図保留表示部53による保留数表示を説明するための図である。特図保留表示部52と普図保留表示部53は、それぞれ2つのLEDからなる。これらの保留表示部52、53は、2個のLEDの消灯、点灯、および点滅を組み合わせることで、4個を上限として保留数を表示することができる。具体的には、図4に示すように、LEDが2つとも消灯している場合は保留数0個を示し、LEDが1つ点灯し1つ消灯している場合は保留数1個を示し、LEDが2つ点灯している場合は保留数2個を示し、LEDが1つ点滅し1つ点灯している場合は保留数3個を示し、LEDが2つ点滅している場合は保留数4個を示している。
【0031】
遊技状態表示部55は、現在の特別図柄当否判定確率が高確率と通常確率(低確率)のどちらであるか、つまり、確率変動機能が作動しているか否かを表示するとともに、下側入球口(普通電動役物)28bを開放状態とする時間が延長される開放時間延長機能が作動しているか否かを表示する。
【0032】
図5は、遊技状態表示部55による遊技状態表示を説明するための図であり、(a)は確率変動機能と開放時間延長機能が作動している状態を示し、(b)は開放時間延長機能のみが作動している状態を示している。遊技状態表示部55は、点灯および消灯が可能な2個のLED55a、55bから構成され、一方のLED55aにより確率変動機能の作動状態を表示し、他方のLED55bにより開放時間延長機能の作動状態を表示している。各LED55a、55bの点灯によって確率変動機能や開放時間延長機能の作動中が示され、各LED55a、55bの消灯によって確率変動機能や開放時間延長機能の非作動中が示される。
【0033】
図3に戻り、普通図柄表示部56は1個のLEDから構成されており、このLEDにより普通図柄の表示が行われる。普通図柄表示部56を構成するLEDは、点灯および消灯が可能となっており、本実施例では当り表示を点灯、外れ表示を消灯、変動表示を点灯と消灯の繰り返しである点滅で、それぞれ行うものとしている。遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過した際に行われる普通図柄当否判定で当りと判定された場合には、普通図柄表示部56で停止表示される普通図柄が当り普通図柄の表示態様(点灯)に決定され、普通図柄当否判定で外れと判定された場合には、普通図柄表示部56で停止表示される普通図柄は外れ図柄の表示態様(消灯)に決定される。
【0034】
普通図柄表示部56では、普通図柄作動ゲート27を遊技球が通過することにより普通図柄が変動開始し、所定時間経過後に普通図柄が当り普通図柄の表示態様あるいは外れ普通図柄の表示態様で停止表示される。そして、普通図柄が予め設定された当り普通図柄の表示態様で停止表示すると、下側入球口(普通電動役物)28bが所定時間(例えば1秒)開放される。
【0035】
本実施例では、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過した際に取得される普通図柄当否判定用乱数が用意されており、その乱数が下側入球口(普通電動役物)28bを作動させるか否かの普通図柄当否判定に用いられる。普通図柄当否判定用乱数には、予め当り値が設定されており、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過したタイミングで取得された普通図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に当りと判定される。そして、当りと判定された場合には、普通図柄表示部56で停止表示される普通図柄は、上記当り普通図柄の表示態様に決定される。一方、外れと判定された場合には、普通図柄表示部56で停止表示される普通図柄は外れ普通図柄の表示態様に決定される。なお、普通図柄当否判定および普通図柄の停止図柄の決定は、後述の主制御部200によって行われる。
【0036】
図6は、第2装飾部材60の正面図である。図6に示すように、第2装飾部材60には、特別図柄表示部62、ラウンド数表示部63が設けられている。
【0037】
本実施例の特別図柄は、特別図柄表示部62で表示される本特別図柄(以下、「本図柄」ともいう。)と図柄表示装置25で表示される疑似特別図柄(以下、「疑似図柄」ともいう。)とからなる。疑似図柄については後述する。特別図柄表示部62は、7個のLED62a〜62gから構成されており、これらのLED62a〜62gにより本図柄が表示される。特別図柄表示部62を構成する各LED62a〜62gは、点灯および消灯が可能となっており、これら各LED62a〜62gの点灯および消灯の組合せにより本図柄の複数の表示態様を表示できる。そして、7個のLED62a〜62gで表示される本図柄の組合わせのうち、特定の組合せが当り特別図柄(大当り図柄)の組合せとして設定されており、当り特別図柄以外の組合せが外れ特別図柄(外れ図柄)と設定されている。本実施例では、本図柄の変動表示を各LED62a〜62gが点灯と消灯を繰り返す点滅表示で行うものとしている。
【0038】
特別図柄表示部62では、始動口28を遊技球が通過することにより本図柄が変動開始し、所定時間経過後に本図柄が当り図柄の組合せあるいは外れ図柄の組合せで停止表示される。本実施例では、特別図柄当否判定用乱数が用意されている。特別図柄当否判定用乱数は、遊技球が始動口28に入球した際に取得されるもので、条件装置を作動させるか否かの特別図柄当否判定に用いられる。具体的には、特別図柄当否判定用乱数には、予め当否判定用の当り値が設定されており、遊技球が始動口28に入球したタイミングで取得された特別図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に当りと判定される。そして、当りと判定された場合には、特別図柄表示部62で停止表示される本図柄は、上記当り図柄の組合せのいずれかに決定される。一方、外れと判定された場合には、特別図柄表示部62で停止表示される本図柄は、上記外れ図柄の組合せに決定される。特別図柄当否判定、本図柄の変動態様の決定、本図柄の停止図柄の決定は、後述の主制御部200によって行われるように構成されている。なお、特別図柄表示部62が本発明の可変表示手段に相当し、本図柄が本発明の識別図柄に相当している。
【0039】
特別図柄表示部62で表示された本図柄の組合せが当り特別図柄の組合せであった場合には、主制御部200は遊技者に相対的に有利な特別遊技状態を発生させる。特別遊技状態は、大入賞装置33を作動させることで、大入賞口33aへの遊技球の入球に関して遊技者に利益を付与するものである。特別遊技状態は、後述の特別電動役物遊技処理(図22参照)が繰り返し実行されることによって実現される。
【0040】
特別遊技状態の発生により、大入賞装置(特別電動役物)33および条件装置が作動する。ここで、条件装置とは、役物連続作動装置が作動するための条件となる装置である。具体的には、条件装置は、後述の主制御部200(CPU400)を主体として構成され、本図柄が大当り図柄で停止表示することで作動を開始し、役物連続作動装置を作動させるものである。また、役物連続作動装置とは、後述の主制御部200(CPU400)を主体として構成され、大入賞装置33を連続して作動させ、大入賞口33aを連続して開放状態とする装置である。役物連続作動装置の作動開始により、大入賞口33aが連続して開放する特別遊技状態が開始される。なお、主制御部200(CPU400)が本発明の特別遊技状態発生手段に相当している。
【0041】
大入賞装置33の作動開始により、大入賞口33aが開放して遊技球受入状態となる。この遊技球受入状態は、所定の終了条件成立により終了し、開放していた大入賞口33aが閉鎖状態となる。所定の終了条件として、遊技球受入状態の開始後における大入賞口33aの開放時間が所定開放時間(本実施例では30秒)に達したとき、もしくは遊技球受入状態の開始後、大入賞口33aに入球した遊技球数が所定数(本実施例では10個)に達したときとすることができる。
【0042】
この遊技球受入状態の開始から終了までを1ラウンドとした場合、上述の役物連続作動装置は、所定ラウンドが終了したときに作動終了する。大入賞装置33では、遊技球受入状態が終了してから所定時間(例えば2秒)が経過した後に、大入賞口33aが開放して再び遊技球受入状態となり、次のラウンドが開始する。このような開始から終了までを1ラウンドとする遊技球受入状態は、所定の最高継続ラウンド数(15ラウンド)が終了して役物連続作動装置の作動が終了するまで繰り返し継続される。
【0043】
図7は、特別図柄表示部62による特別図柄の表示態様を示しており、(a)は外れ図柄の組合せを示し、(b)、(c)は当り図柄の組合せを示している。本実施形態の当り図柄の組合せには、通常大当りを発生させる通常大当り図柄(図7(b))と、確変大当りを発生させる確変大当り図柄(図7(c))がある。
【0044】
また、本図柄が通常大当り図柄で停止表示した場合には、特別遊技状態の終了後の所定期間だけ、変動時間短縮機能および始動口(下始動口)としての下側入球口(普通電動役物)28bの開放時間を延長させる開放時間延長機能が作動する(いわゆる時短遊技状態となる)。変動時間短縮機能および開放時間延長機能の作動は、主制御部200の制御により行われるものであり、変動時間短縮機能には、普通図柄変動時間を短縮させる普通図柄変動時間短縮機能と、特別図柄変動時間を短縮させる特別図柄変動時間短縮機能とが含まれている。変動時間短縮機能および開放時間延長機能は、役物連続作動装置の作動終了後、次回条件装置が作動するまでの間、または本図柄の変動回数が所定回数(本例では100回)に到達するまで作動する。なお、開放時間延長機能が作動している状態が本発明の特定遊技状態に相当し、主制御部200が本発明の特定遊技状態発生手段に相当している。
【0045】
本図柄が確変大当り図柄で停止表示した場合には、特別遊技状態の終了後、確率変動機能が作動して確率変動状態となる。確率変動状態は、主制御部200の制御により実現されるものであり、この確率変動状態では、上記変動時間短縮機能に加え、特別図柄当否判定の確率、すなわち特別図柄が大当り図柄で停止表示する確率を変更(向上)させる確率変動機能が作動する。確率変動機能は、役物連続作動装置の作動終了後、次回条件装置が作動するまでの間、または本図柄の変動回数が所定回数(本例では10000回)に到達するまで作動する。なお、主制御部200は、確率変動機能を作動させるための確率変動手段としての機能を有している。
【0046】
図6に戻り、特別図柄表示部62の右上には、ラウンド数表示部63が設けられている。ラウンド数表示部63は、特別遊技状態の最高継続ラウンド数が複数設定されている際に、いずれのラウンド数が選択されているかを示すものである。ラウンド数表示部63によるラウンド数の表示は、特別図柄が大当り図柄で停止表示されて特別遊技状態が発生する際に行われる。
【0047】
次に、図柄表示装置25で表示される疑似図柄について説明する。図8は、図柄表示装置25の画面表示例を示している。図8に示すように、図柄表示装置25の画面には、疑似図柄が表示される疑似図柄表示領域25aが設けられている。
【0048】
疑似図柄表示領域25aは、図柄表示装置25の表示画面の中央に大きく設けられており、右図柄が表示される右図柄表示領域、中図柄が表示される中図柄表示領域、左図柄が表示される左図柄表示領域からなる3つの図柄表示領域からなる。各図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する向き、この場合、上下方向(縦方向)に図柄変動方向が設定されている。各図柄表示領域は、「1」〜「9」からなる図柄をそれぞれ表示可能となっている。疑似図柄は、上記本図柄の変動表示が開始されることにより変動表示を開始する。そして、本図柄が図7で示した何れかの図柄で停止表示されると、この図柄に応じた図柄で停止表示される。疑似図柄では、3桁同一の偶数図柄の組合せが本図柄の通常大当り図柄に対応し、3桁同一の奇数図柄の組合せが本図柄の確変大当り図柄に対応し、それら以外の図柄の組合せが本図柄の外れ図柄に対応している。
【0049】
図8に示すように、図柄表示装置25の画面には、疑似図柄表示領域25aに加え、入賞可能数表示領域25b、入賞可能予備数表示領域25cが設けられている。
【0050】
入賞可能数表示領域25bは、図柄表示装置25の画面内における右下に設けられ、変動時間短縮機能および開放時間延長機能の作動中(時短遊技状態)における始動口28に入球可能な数を示す入賞可能数Xが表示される。入賞可能数Xは、任意の値を初期値として設定され、始動口28への遊技球の入球(始動口入賞)に基づいて減算される。本実施例では、入賞可能数Xの初期値を、開放時間延長機能作動中(時短遊技状態)における特別図柄の変動回数の最大値100から特別図柄保留数の上限値4を減算した値96に設定し、始動口28に遊技球が入球(始動口入賞)する毎に入賞可能数Xが1減算される。
【0051】
ここで、入賞可能数Xを「96」とするのは、次の理由による。すなわち、特別遊技状態では、上述したように複数回のラウンド遊技(本実施例では15ラウンド)が行われ、この間は特別図柄の変動表示が行われない。このため、特別遊技状態が終了するまでには、特別図柄の保留数が上限値の「4」になるのが通常である。よって、特別遊技状態が終了した後には、特別図柄の変動表示が4回行われることは確定しており、開放時間延長機能の作動が終了(時短遊技状態が終了)することとなる未確定分の特別図柄の残り変動回数は96回となる。その96回の特別図柄の変動表示を実行させるためには、始動口28に少なくとも96個の遊技球を入球させなければならない。このことから、本実施例では、入賞可能数Xを「96」としている。
【0052】
入賞可能予備数表示領域25cは、図柄表示装置25の画面内における左下に設けられ、特別図柄保留数の上限(本例では4個)を超えて遊技球が始動口28に入球した数を示す入賞可能予備数Yが表示される。入賞可能予備数Yは、初期値が0として設定され、特別図柄保留数の上限を超えて遊技球が始動口28に入球(オーバーフロー入賞)する毎に1加算される。つまり、入賞可能予備数Yには、保留されず、特別図柄の変動に用いられない(特別図柄当否判定が行われない)始動口入賞数が蓄積されることになる。
【0053】
また、入賞可能予備数Yの値は、所定条件下で入賞可能数Xに移行可能となっている。つまり、入賞可能予備数Yは、始動口28への入球数のうち特別図柄保留数の上限を越えたオーバーフロー分を、将来的に入賞可能数Xに移行できるように蓄えておく加算用バッファとして使用される。入賞可能数Xおよび入賞可能予備数Yの加算、減算等は、後述するサブ制御部260の制御により行われる。なお、図柄表示装置25が本発明の入賞可能数表示手段に相当し、サブ制御部260が本発明の入賞可能数減算手段、入賞可能予備数記憶手段、入賞可能数移行手段に相当している。
【0054】
次に、本実施例の遊技機1の裏面構造について図9に基づいて説明する。図9は遊技機1の裏機構盤102の正面図である。
【0055】
図9に示すように、裏機構盤102は中枠3における遊技盤20の反対面に設けられており、一対のヒンジ103により中枠3に開閉可能に取り付けられている。裏機構盤102の左上方部には、タンク球切れ検知スイッチ104を内側面に備えた賞球タンク105が設けられている。賞球タンク105には、外部の補給装置から供給される払い出し用の遊技球が貯留されている。賞球タンク105の底面は、遊技機1の背面側からみて右下がりに構成されており、賞球タンク105の右側下方には、賞球タンク105と接続したタンクレール106が設けられている。タンクレール106は、裏機構盤102にネジ止めによって組み付けられるもので、賞球タンク105の右下角部から遊技球払出装置109の上方まで傾斜して形成されている。
【0056】
タンクレール106の右側には、球抜きレバー107が設けられている。球抜きレバー107の下流側には、遊技球払出装置109が設けられている。また、タンクレール106の下流側であって、遊技球払出装置109の上方には、タンクレール106を流下してきた遊技球の進行方向を変えて遊技球払出装置109に誘導するためのケースレール(遊技球誘導通路)108が設けられている。
【0057】
タンクレール106の左側であって賞球タンク105の下方には、振動モータ110が設けられている。振動モータ110は、裏機構盤102にネジ止めによって組み付けられるもので、タンク球切れ検知スイッチ104にて賞球タンク105内の遊技球がなくなったことが検知された際に、賞球タンク105を振動させ、賞球タンク105内に残留している遊技球を賞球タンク105から完全に排出させるためのものである。
【0058】
タンクレール106の下方には、前面側に図柄表示装置(図示略)が取り付けられ、背面側に裏ケース111が設けられている。裏ケース111は、一対のヒンジ112により裏機構盤102に開閉可能に取り付けられている。裏ケース111の内部では、遊技制御に必要となる各種制御基板が収納された基板ケースとして、ランプインタフェース基板、主制御基板ケース、サブ制御基板ケース、演出表示制御基板ケースが、それぞれ遊技盤20の裏面に取り付けられている。
【0059】
裏ケース111の下方には、左側に電源基板ケース116が設けられ、右側に払出制御基板118が設けられている。さらに裏機構盤102の右上方部には、大当たり、発射装置制御、球切れ、扉開放、賞球、貸球用等の遊技機枠用外部接続端子を備えた枠用外部端子基板122が設けられている。
【0060】
次に、本実施例の遊技機1の電子制御装置について、図10に基づいて説明する。図10は、電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【0061】
図10に示すように、電子制御装置は、主制御部(遊技制御部)200と、その主制御部200に接続された副制御部230、260及び280とを含んで構成されている。副制御部は、賞球制御部(払出制御部)230、サブ制御部260及び演出表示制御部280から構成される。主制御部200は主制御基板200aを備え、副制御部230、260及び280は周辺制御基板として払出制御基板230a、サブ制御基板260a及び演出表示制御基板280aをそれぞれ備えている。
【0062】
主制御部200は、遊技の進行を司るものであり、各副制御部230、260及び280に処理内容を指示する指令信号(コマンドデータ)を送信し、各副制御部230、260及び280は指令信号に基づいて各種制御を行うように構成されている。
【0063】
例えば、主制御部200から払出制御部230には、賞球払出を指示する賞球指示信号、遊技開始許可を指示する遊技開始許可信号、各種発射制御コマンド等のコマンドが送信される。各種発射制御コマンドには、球送り許可・禁止、発射許可・禁止、遊技開始許可等が含まれている。また、主制御部200からサブ制御部260には、各種ランプ制御コマンド、各種音声制御コマンド、及び各種演出表示制御コマンドが送信される。
【0064】
各制御部200、230、260及び280には、主電源129と接続された電源受電基板128から電源基板127と電源中継基板121とを介して電源が供給されている。また、電源立上げ時には、システムリセット信号が電源基板127および電源中継基板121を介して各制御部200、230、260及び280に送信される。なお、本実施例の遊技機1は、電源断時に主制御部200及び払出制御部230に作動電圧を供給する図示しないバックアップ電源部(図示略)を備えており、電源断時にも主制御部200及び払出制御部230のRAMデータが保持される。
【0065】
図11は、主制御部200の主制御基板200aに設けられたCPU400の構成を示すブロック図である。図11に示すように、CPU400は、CPUコア401、内蔵RAM402(以下、単にRAMともいう)、内蔵ROM403(以下、単にROMともいう)、メモリ制御回路404、クロック発生器405、アドレスデコーダ406、ウォッチドッグタイマ407、カウンタ/タイマ408、パラレル入出力ポート409、リセット/割り込みコントローラ410、外部バスインターフェース411及び出力制御回路412を備えている。
【0066】
CPU400は、ROM403に格納された制御プログラムにより、RAM402をワークエリアとして遊技機1全体の作動制御(遊技の基本進行制御)を司る。また、主制御部200は、CPU400が主体となって、ROM403に格納された当否判定プログラムにより当否判定を行う当否判定手段を構成している。なお、本実施例の主制御部200の制御周期は4msに設定されている。
【0067】
図10に戻り、主制御部200には、盤用外部端子基板201、始動口入球検知スイッチ28s、普通図柄作動ゲート検知スイッチ27s、盤面中継基板210及び遊技枠中継基板220が接続されている。始動口入球検知スイッチ28sは、始動口28に遊技球が入球したことを検知するものである。普通図柄作動ゲート検知スイッチ27sは、普通図柄作動ゲート27を遊技球が通過したことを検知するものである。
【0068】
次に、盤面中継基板210を図12に基づいて説明する。図12は、盤面中継基板210に接続された各種遊技装置を示すブロック図である。盤面中継基板210は、遊技盤20面に設けられた各種スイッチ等と主制御部200との間で、スイッチ信号等を中継するものである。
【0069】
図12に示すように、盤面中継基板210には、図柄表示装置駆動基板211、入賞口入球検知スイッチ34s、35s、36s、37s、大入賞口入球検知スイッチ33s、各種ソレノイド28d、33cが接続されている。
【0070】
図柄表示装置駆動基板211は、普通図柄表示部56および特別図柄表示部62を作動させるものである。入賞口入球検知スイッチ34s、35s、36s、37sは、各入賞口34、35、36、37への遊技球の入球を検知するものである。大入賞口入球検知スイッチ33sは、大入賞口33aに遊技球が入球したことを検知するものである。これらの遊技球検知スイッチは、近接スイッチあるいはフォトセンサ等により構成することができる。各種ソレノイド28d、33cとしては、下始動口としての下側入球口28bを開閉するための始動口ソレノイド28d、大入賞口を開閉するための大入賞口ソレノイド33c等がある。
【0071】
次に、図10に戻り、払出制御部230について説明する。図10に示すように、払出制御部230には、枠用外部端子基板122、スイッチ中継端子基板231、CR接続基板234、発射制御部250等が接続されている。スイッチ中継端子基板231には、タンク球切れスイッチ232、下皿満タンスイッチ233が接続されている。タンク球切れスイッチ232は、枠用外部端子基板122にも接続されている。
【0072】
タンク球切れスイッチ232は、賞球タンク105内の遊技球が球切れとなったことを検知するものである。タンク球切れスイッチ232の球切れ信号は、枠用外部端子基板122を介して外部の補給装置に送信され、補給装置から賞球タンク105に遊技球が補給される。下受け皿満タンスイッチ233は、下皿部6の下受け皿が満タン状態になったことを検知するものである。なお、払出制御部230の払出制御基板230aは、上記図11で示した主制御基板200aのCPU400と同様の構成を有するCPUを備えている。本実施例の払出制御部230の制御周期は、主制御部200より短い2msに設定されている。
【0073】
次に、サブ制御部260を図13に基づいて説明する。図13は、サブ制御部260に接続された各種遊技装置を示すブロック図である。サブ制御部260に設けられたサブ制御基板260aには、CPU、ROM、RAM、入出力ポート等を有する演算回路構成要素(図示略)とサウンドジェネレータ(図示略)が設けられており、入出力ポートにおいて主制御部200に接続されている。
【0074】
図13に示すように、サブ制御部260には、ランプインタフェース基板261を介して、各種盤面LED基板263、各種遊技枠部LED基板264等が接続されている。ランプインターフェース基板261は、各種ランプ類の駆動回路が設けられており、サブ制御基板260aから独立した別基板として構成されている。盤面LED基板263および遊技枠LED基板264には、遊技効果LED基板等が接続されている。これらのランプ類はゲームの進行に対応して点灯・消灯又は点滅し、遊技効果を高めている。
【0075】
さらに、サブ制御部260にはアンプ基板265が接続されている。アンプ基板265にはスピーカ266および音量スイッチ基板267が接続されている。スピーカ266からは、遊技の進行に対応して各種サウンド、音声等が出力される。音量スイッチ基板267は、図示しない音量スイッチの操作に従ってスピーカ266の出力音量の設定を行うものである。
【0076】
また、サブ制御部260には、モード切替スイッチ268および演出スイッチ5dが接続されている。モード切替スイッチ268はディップスイッチとして構成されており、電源投入時に遊技場従業員が操作する。モード切替スイッチ268により、図柄表示装置25における背景や出現するキャラクタの変更等を行うことができる。演出スイッチ5dは、遊技者が遊技中に操作することで、図柄表示装置25における背景や出現するキャラクタの変更等を行うことを可能とするものである。
【0077】
次に、演出表示制御部280を図14に基づいて説明する。図14は、演出表示制御部280に接続された各種遊技装置を示すブロック図である。演出表示制御部280に設けられた演出表示制御基板280aには、CPU、RAM、ROM、入出力ポート、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)等を有する演算回路構成要素(図示略)が設けられ、入出力ポートにおいてサブ制御部260に接続されている。
【0078】
図14に示すように、演出表示制御部280には、図柄表示装置25を作動させる図柄表示装置駆動基板280aが接続されている。演出表示制御部280は、CPUがROMに格納された制御プログラムに従ってRAMをワークエリアとして図柄表示装置25の表示制御を行う。演出表示制御部280による図柄表示装置25の表示制御は、サブ制御部260からのコマンドに基づいて行われる。また、演出表示制御基板280aのROMには、図柄表示装置25で表示される演出用の図柄画像データが格納されている。
【0079】
次に、本実施例の遊技機1の作動を図15〜図23のフローチャートに基づいて説明する。図15は、主制御部200のROMに格納されたプログラムに基づいてCPU400が実行するメインジョブの一例を示している。図15に示すメインジョブは、電源投入処理S100を実行した後、遊技開始処理S200、普通図柄遊技処理S300、普通電動役物遊技処理S400、特別図柄遊技処理S500、特別電動役物遊技処理S600の各ステップが、タイマリセットされる毎に繰り返し実行される。なお、本実施例では、リセット周期は4msに設定されている。
【0080】
電源投入処理S100を図16のフローチャートに基づいて説明する。この電源投入処理は、電源投入時と電源断発生後の復電時に行われるものである。まず、電源投入時に必要な各種設定を行う(S101)。具体的には、スタックポインタをRAMの所定アドレスに設定し、割り込みモードの設定を行い、RAMのアクセスを許可する。
【0081】
次に、RAMクリアスイッチが押されている場合、あるいは、RAMにバックアップフラグ(電源断の発生情報)が設定されていない場合には、電源投入時と判定してRAM初期化処理を行い、その後リターンする(S102、S103、S104)。RAM初期化処理としては、CPU周辺の内蔵デバイスの初期設定を行い、RAMの全領域を0クリアし、通常遊技中の初期値を設定し、割り込みを許可する。また、ゲーム開始フラグを設定する。
【0082】
一方、RAMにバックアップフラグが設定されている場合には電源断復帰時と判断し、電源断時に保護したRAMの内容からチェックサムを算出して(S105)、電源断時に作成、保存したチェックサムの内容と比較する(S106)。これらのチェックサムが一致しない場合にはRAMの内容が壊れていると判定し、上記S104のRAM初期化処理を行う。RAMの内容が正常にバックアップされている場合には、以下の復電時の処理を行う。
【0083】
まず、電源断直前のスタックポインタを復帰し、バックアップフラグをクリアする。次に、電源断時の遊技状態に復帰させるための復帰設定を行い、CPU周辺デバイスの初期設定を行い、レジスタを電源断直前の状態に戻す。その後、電源断直前のプログラム実行位置に戻ってプログラムを再開する。
【0084】
次に、遊技開始処理S200を図17のフローチャートに基づいて説明する。まず、主制御部200に接続されているRAMクリアスイッチ以外のすべてのスイッチを読み込み(S201)、各々のスイッチ状態を判定して検出情報を保存する(S202)。
【0085】
次に、当否判定用乱数、図柄表示用乱数等の各種乱数の更新を行う(S203)。具体的には、上述のRAMに設定された乱数カウンタの値を、初期値(例えば0)から所定値(例えば255)の間で1ずつ加算する。乱数カウンタの値が所定値を超える場合には初期値に戻る。
【0086】
次に、S204〜S207の賞球制御を行う。まず、入賞口スイッチにより各入賞口をチェックし、遊技球が入賞口に入賞した場合には、入賞検知情報をRAMに保存する(S204、S205)。次に、保存した賞球検知情報がある場合には、払出制御部230に獲得遊技球に対応した賞球数指定コマンドを送信する(S206、S207)。
【0087】
次に、普通図柄遊技処理S300を図18のフローチャートに基づいて説明する。まず、普通図柄作動ゲート検知スイッチ27sにより、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過したか否かを判定する(S301)。この結果、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過したと判定された場合には(S301:YES)、普通図柄表示部56の作動保留数が4未満であるか否かを判定し(S302)、普通図柄保留数が4未満の場合には(S302:YES)、普通図柄当否判定用の乱数を記憶する(S303)。
【0088】
次に、始動口(下始動口)としての下側入球口(普通電動役物)28bが作動中か否かを判定し(S304)、下側入球口(普通電動役物)28bが作動中であると判定された場合には(S304:YES)、そのままリターンし、下側入球口(普通電動役物)28bが作動中でないと判定された場合には(S304:NO)、普通図柄が変動中か否かを判定する(S305)。この結果、普通図柄が変動中でないと判定された場合には(S305:NO)、普通図柄の停止表示時間中か否かを判定し(S306)、普通図柄表示時間中であると判定された場合には(S306:NO)、後述のS314の処理に移行し、普通図柄表示時間中でないと判定された場合には(S306:YES)、普通図柄保留数がゼロか否かを判定する(S307)。
【0089】
この結果、普通図柄保留数がゼロであると判定された場合は(S307:YES)、そのままリターンし、普通図柄保留数がゼロでないと判定された場合は(S307:NO)、普通図柄当否判定を行い(S308)、普通図柄の変動時間を設定する(S309)。変動時間短縮機能が作動中の場合は、変動時間短縮機能作動時の普通図柄変動時間を設定し、変動時間短縮機能が作動中でない場合は、変動時間短縮機能未作動時の普通図柄変動時間を設定する。そして、普通図柄の変動を開始する(S310)。
【0090】
上記S305で普通図柄が変動中であると判定された場合には(S305:YES)、普通図柄の変動時間が経過したか否かを判定し(S311)、普通図柄の変動時間が経過していないと判定された場合には(S311:NO)、そのままリターンする。一方、普通図柄の変動時間が経過していると判定された場合には(S311:YES)、普通図柄の変動を停止し(S312)、普通図柄の停止表示間を設定する(S313)。
【0091】
次に、普通図柄の停止表示間が経過したか否かを判定し(S314)、普通図柄の停止表示間が経過していないと判定された場合には(S314:NO)、そのままリターンし、普通図柄の停止表示間が経過していると判定された場合には(S314:YES)、普通図柄の停止図柄が下側入球口(普通電動役物)28bを作動させることとなる大当り図柄の組合せか否かを判定する(S315)。この結果、普通図柄の停止図柄が大当り図柄の組合せでないと判定された場合には(S315:NO)、そのままリターンする。
【0092】
普通図柄の停止図柄が大当り図柄の組合せであると判定された場合には(S315:YES)、下側入球口(普通電動役物)28bの作動時間を設定する(S316)。開放時間延長機能が作動している場合には、開放時間延長機能作動時の始動口作動時間(例えば5.4秒)を設定し、開放時間延長機能が作動していない場合には、開放時間延長機能未作動時の始動口作動時間(例えば0.1秒)を設定する。そして、下側入球口(普通電動役物)28bの作動を開始させる(S317)。
【0093】
次に、普通電動役物遊技処理S400を図19のフローチャートに基づいて説明する。まず、下側入球口(普通電動役物)28bが作動中であるか否かを判定し(S401)、下側入球口(普通電動役物)28bが作動中でないと判定された場合には(S401:NO)、そのままリターンする。一方、下側入球口(普通電動役物)28bが作動中であると判定された場合には(S401:YES)、下側入球口(普通電動役物)28bの作動時間が経過したか否かを判定し(S402)、下側入球口(普通電動役物)28bの作動時間が経過していないと判定された場合には(S402:NO)、普通電動役物に規定入賞数の入賞があったか否かを判定する(S403)。
【0094】
この結果、下側入球口(普通電動役物)28bに規定入賞数の入賞がないと判定された場合は(S403:NO)、そのままリターンし、下側入球口(普通電動役物)28bに規定入賞数の入賞があったと判定された場合と(S403:YES)、下側入球口(普通電動役物)28bの作動時間が経過していると判定された場合には(S402:YES)、下側入球口(普通電動役物)28bの作動を停止する(S404)。
【0095】
次に、特別図柄遊技処理S500を図20のフローチャートに基づいて説明する。まず、始動口28に入賞したか否かを判定し(S501)、始動口28に入賞したと判定された場合には(S501:YES)、特別図柄表示部62の作動保留数が4未満であるか否かを判定する(S502)。この結果、特別図柄保留数が4未満であると判定された場合には(S502:YES)、特別図柄当否判定用の乱数を記憶する(S503)。
【0096】
次に、条件装置が作動中であるか否かを判定する(S504)。ここで条件装置とは、役物連続作動装置が作動するための条件となる装置であり、特別遊技状態の発生条件が満たされた場合に作動を開始する装置である。なお、条件装置は、主制御部200のCPUにより構成されている。次に、条件装置が作動中であると判定された場合には(S504:YES)、そのままリターンし、条件装置が作動中でないと判定された場合には(S504:NO)、特別図柄が変動中であるか否かを判定する(S505)。この結果、特別図柄が変動中であると判定された場合には(S505:YES)、後述のS513の処理に移行し、特別図柄が変動中でないと判定された場合には(S505:NO)、特別図柄の停止表示時間中であるか否かを判定する(S506)。特別図柄の停止表示時間中であると判定された場合には(S506:YES)、後述のS516の処理に移行し、特別図柄の停止表示時間中でないと判定された場合には(S506:NO)、特別図柄保留数がゼロであるか否かを判定する(S507)。
【0097】
この結果、特別図柄保留数がゼロであると判定された場合には(S507:YES)、そのままリターンし、特別図柄保留数がゼロでないと判定された場合には(S507:NO)、確率変動機能が作動中であるか否かを判定する(S508)。この結果、確率変動機能が作動中であると判定された場合には(S508:YES)、確率変動時の当否判定を行い(S509)、確率変動機能が作動中でないと判定された場合には(S508:NO)、非確率変動時の当否判定を行う(S510)。
【0098】
次に、特別図柄の変動パターンの決定処理を行う(S511)。この特別図柄変動パターンは、特別図柄の変動時間や、その変動におけるリーチ演出の有無を規定するものである。ここで、特別図柄変動パターン決定処理S511を図21のフローチャートに基づいて説明する。まず、特別図柄当否判定が確変大当りか否かを判定する(S511a)。この結果、特別図柄当否判定が確変大当りである判定された場合には(S511a:YES)、確変大当り用の停止図柄と変動パターンを決定する(S511b)。
【0099】
S511aの判定処理で特別図柄当否判定が確変大当りでないと判定された場合には(S511a:NO)、特別図柄当否判定が通常大当りか否かを判定する(S511d)。この結果、特別図柄当否判定が通常大当りであると判定された場合には(S511d:YES)、通常大当り用の停止図柄と変動パターンを決定する(S511e)。
【0100】
S511dの判定処理で、特別図柄当否判定が通常大当りでないと判定された場合には(S511d:NO)、特別図柄当否判定の結果が外れであり、抽選によりリーチ演出を行うか否かの決定処理を行い(S511i)、リーチ演出の有無に応じて外れ停止図柄とその変動パターンを決定する(S511j)。
【0101】
次に、図20に戻り、サブ制御部260に演出パターン指定コマンドを出力し、図柄表示装置25における特別図柄の変動を開始する(S512)。演出パターン指定コマンドは、S511で決定された変動パターンを指定するコマンドである。そして、上記S505で特別図柄が変動中であると判定された場合には(S505:YES)、特別図柄の変動時間が経過しているか否かを判定する(S513)。この結果、特別図柄の変動時間が経過していないと判定された場合には(S513:NO)、そのままリターンし、特別図柄の変動時間が経過していると判定された場合には(S513:YES)、特別図柄の変動を停止し(S514)、特別図柄の停止図柄表示時間を設定する(S515)。
【0102】
次に、特別図柄の停止図柄表示時間が経過したか否かを判定する(S516)。この結果、特別図柄の停止図柄表示時間が経過していないと判定された場合には(S516:NO)、そのままリターンし、特別図柄の停止図柄表示時間が経過していると判定された場合には(S516:YES)、特別図柄の停止図柄が条件装置を作動させることとなる大当り図柄の組合せであるか否かを判定する(S517)。
【0103】
この結果、特別図柄の停止図柄が大当り図柄の組合せであると判定された場合には(S517:YES)、条件装置の作動を開始させ(S518)、役物連続作動装置の作動を開始させる(S519)。ここで、役物連続作動装置とは、閉鎖された大入賞口33aを開口させる動作を連続的に行う装置である。なお、役物連続作動装置は、主制御部200のCPUにより構成されている。また、役物連続作動装置の作動開始にあたって、主制御部200のCPUは、大入賞口33aの開放時間と大入賞装置33の連続作動回数を設定する。具体的には、特別図柄当否判定が確変大当りまたは通常大当りの場合(特別図柄の停止図柄が確変大当り図柄または通常大当り図柄の場合)、大入賞口33aの開放時間を28秒、大入賞装置33の連続作動回数を15回にそれぞれ設定する。
【0104】
次に、確率変動機能が作動中であるか否かを判定し(S520)、確率変動機能が作動中であると判定された場合は(S520:YES)、確率変動機能を作動停止させ(S521)、変動時間短縮機能を作動停止させ(S522)、開放時間延長機能を作動停止させる(S523)。
【0105】
上記S517で特別図柄の停止図柄が大当り図柄の組合せでないと判定された場合には(S517:NO)、変動時間短縮機能が作動中であるか否かを判定する(S524)。この結果、変動時間短縮機能作動中でないと判定された場合は(S524:NO)、そのままリターンし、変動時間短縮機能作動中であると判定された場合は(S524:YES)、特別図柄の変動回数を計数し(S525)、変動回数が予め設定された変動回数(本例では100回)に到達したか否かを判定する(S526)。この結果、変動回数が予め設定された変動回数に到達していないと判定された場合には(S526:NO)、そのままリターンし、変動回数が予め設定された変動回数に到達したと判定された場合には(S526:YES)、変動時間短縮機能を作動停止させ(S522)、開放時間延長機能を作動停止させる(S523)。
【0106】
上記S520で確率変動機能が作動中でないと判定された場合は(S520:NO)、変動時間短縮機能が作動中であるか否かを判定する(S527)。この結果、変動時間短縮機能作動中でないと判定された場合は(S527:NO)、そのままリターンし、変動時間短縮機能作動中であると判定された場合は(S527:YES)、変動時間短縮機能を作動停止させ(S522)、開放時間延長機能を作動停止させる(S523)。
【0107】
次に、特別電動役物遊技処理S600について図22のフローチャートに基づいて説明する。まず、役物連続作動装置が作動中であるか否かを判定し(S601)、役物連続作動装置が作動中でないと判定された場合には(S601:NO)、そのままリターンし、役物連続作動装置が作動中であると判定された場合には(S601:YES)、大入賞口33aが開放中であるか否かを判定する(S602)。この結果、大入賞口33aが開放中であると判定された場合には(S602:YES)、大入賞口33aの開放時間が経過したか否かを判定し(S603)、大入賞口33aの開放時間が経過していないと判定された場合には(S603:NO)、大入賞口33aに最大入賞数が入賞したか否かを判定する(S604)。
【0108】
この結果、大入賞口33aに最大入賞数が入賞していないと判定された場合には(S604:NO)、そのままリターンし、大入賞口33aに最大入賞数が入賞していると判定された場合と(S604:YES)、大入賞口33aの開放時間が経過していると判定された場合には(S603:YES)、大入賞口33aを閉鎖する(S605)。
【0109】
上記S602で、大入賞口33aが開放中でないと判定された場合には(S602:NO)、大入賞装置(特別電動役物)33の連続作動回数が予め設定された所定回数未満であるか否かを判定する(S606)。この結果、大入賞装置(特別電動役物)33の連続作動回数が所定回数未満であると判定された場合には(S606:YES)、大入賞口33aの閉鎖時間が経過しているか否かを判定し(S607)、大入賞口33aの閉鎖時間が経過していないと判定された場合には(S607:NO)、そのままリターンし、大入賞口33aの閉鎖時間が経過していると判定された場合には(S607:YES)、大入賞口33aを開放させる(S608)。
【0110】
上記S606で、大入賞装置(特別電動役物)33の連続作動回数が所定回数に達していると判定された場合には(S606:NO)、役物連続作動装置の作動を停止し(S609)、条件装置の作動を停止する(S610)。これにより、特別遊技状態が終了する。そして、条件装置作動の契機となった特別図柄の停止図柄が確率変動機能を作動させる確変大当り図柄の組合せか否かを判定する(S611)。この結果、特別図柄の停止図柄が確変大当り図柄であると判定された場合には(S611:YES)、確率変動機能を作動開始させ(S612)、変動時間短縮機能を作動開始させ(S615)、開放時間延長機能を作動開始させる(S616)。
【0111】
S611の判定処理で特別図柄の停止図柄が確変大当り図柄でないと判定された場合には(S611:NO)、変動時間短縮機能を作動開始させ(S615)、開放時間延長機能を作動開始させる(S616)。
【0112】
次に、電源断発生処理S700を図23のフローチャートに基づいて説明する。この電源断発生処理は、停電等によって電源断が発生してノンマスカブル割り込みが発生した場合に行われる。
【0113】
まず、使用レジスタをRAMに退避し、スタックポインタの値を保存する(S701、S702)。次に、払出モータを停止し(S703)、チェックサムを算出して保存し(S704)、バックアップフラグをセットする(S705)。次に、RAMへのアクセスを禁止し(S706)、システムリセットが発生するまで無限ループ処理を行い、ウォッチドッグのリセットを繰り返し行う(S707)。RAMデータは、図示しないバックアップ電源部により補償される。システムリセットが発生した場合には、上記電源投入処理S100に移る。
【0114】
次に、サブ制御部260が行う入賞可能数表示制御処理について説明する。図24は、サブ制御部260のCPUがROMに格納されているプログラムに従って実行する入賞可能数表示制御処理を示すフローチャートである。
【0115】
また、図25(a)、図25(b)は、入賞可能数表示制御処理を行った場合の入賞可能数Xと入賞可能予備数Yの具体例を示している。図25(a)、図25(b)では、特別図柄の残り変動回数Zと、始動口28への遊技球の入球数(始動口入賞数)と、入賞可能数Xと、入賞可能予備数Yと、特別図柄保留数の関係を示している。図25(a)、図25(b)に示すように、特別図柄残り変動回数Zは、特別図柄の変動毎に1減算される。入賞可能数Xは、遊技球が始動口28に入球(始動口入賞)する毎に1減算される。入賞可能予備数Yは、特別図柄保留数の上限値(4個)を超えて遊技球が始動口28に入球(オーバーフロー入賞)する毎に1加算される。特別図柄保留数は、特別図柄の変動毎に1減算される。
【0116】
図24に示すように、まず、開放時間延長機能の作動中(特定遊技状態発生中、本実施例では、時短遊技状態発生中)であるか否かを判定する(S800)。この結果、開放時間延長機能作動中であると判定された場合には(S800:YES)、S803の処理に移行する。
【0117】
一方、開放時間延長機能作動中でないと判定された場合には(S800:NO)開放時間延長機能が作動開始するか(特定遊技状態が発生したか)否かを判定する(S801)。これは、主制御部200からサブ制御部260に送信される特別図柄停止情報指定コマンドに基づいて判断することができる。特別図柄停止情報指定コマンドは、上述の特別図柄変動パターン決定処理S511で設定された特別図柄(本図柄)の停止図柄を指定するコマンドである。
【0118】
この結果、開放時間延長機能が作動開始しないと判定された場合には(S801:NO)、開放時間延長機能が作動開始するまで待機状態となる。一方、開放時間延長機能が作動開始すると判定された場合には(S801:YES)、図柄表示装置25の入賞可能数表示領域25bに入賞可能数Xの初期値(本例では96)を表示し、入賞可能予備数表示領域25cに入賞可能予備数Yの初期値(本例では0)を表示する(S802)。
【0119】
次に、始動口28に遊技球が入球(始動口入賞)したか否かを判定する(S803)。この結果、始動口入賞したと判定された場合には(S803:YES)、入賞可能数Xを1減算する(S804)。一方、始動口入賞していないと判定された場合には(S803:NO)、S800の処理に戻る。
【0120】
次に、特別図柄保留数が上限値である4個を下回っているか否か、つまり特別図柄保留数が上限値に達しているか否かを判定する(S805)。この結果、特別図柄保留数が4個を下回っていない(特別図柄保留数が上限値に達している)と判定された場合には(S805:NO)、入賞可能予備数Yを1加算する(S806)。このとき、特別図柄保留数が加算されず、特別図柄当否判定用の乱数は記憶されない。
【0121】
一方、特別図柄保留数が4個を下回っている(特別図柄保留数が上限値に達していない)と判定された場合には(S805:YES)、S807の処理に移行する。このとき、特別図柄保留数が1加算され、上記S503の処理で抽選により取得された特別図柄当否判定用の乱数が記憶される(図20参照)。
【0122】
次に、所定条件下において入賞可能予備数Yの値を入賞可能数Xに移行させ、入賞可能数Xの値を変動させる入賞可能数変動演出を行う。なお、本実施例におけるS808、S809、S810、S811の判定処理がすべて肯定的(YES)である場合に、本発明の所定条件が成立する。
【0123】
本実施例では、特別図柄変動中に入賞可能数変動演出を行うため、特別図柄が変動中か否かを判定する(S807)。この結果、特別図柄が変動中であると判定された場合には(S807:YES)、入賞可能予備数Yが0(ゼロ)を上回っているか否かを判定する(S808)。これは、入賞可能予備数Yの値を入賞可能数Xに移行させるために、入賞可能予備数Yが0(ゼロ)を上回っている必要があるからである。
【0124】
この結果、入賞可能予備数Yが0(ゼロ)を上回っていると判定された場合には(S808:YES)、入賞可能数Xが所定下限値以下であるか否かを判定する(S809)。所定下限数は、入賞可能予備数Yの値を入賞可能数Xに移行するか否かを判断するための基準となる値であり、本実施例では5に設定されている。
【0125】
この結果、入賞可能数Xが所定下限値である5以下であると判定された場合には(S809:YES)、入賞可能数Xが特別図柄残り変動回数Zを下回っているか否かを判定する(S810)。これは、入賞可能数Xが特別図柄残り変動回数Zより少なくなって、遊技者に不自然な印象を与えることを防止するためにである。
【0126】
この結果、入賞可能数Xが特別図柄残り変動回数Zを下回っていると判定された場合には(S810:YES)、特別図柄残り変動回数Zが所定残り回数を上回っているか否かを判定する(S811)。所定残り回数は、入賞可能数変動処理を行うか否かを判断するために設定される値である。本実施例では、特別図柄残り変動回数Zの上限値100から特別図柄保留数の上限値4を減算した値96をリミット回数とし、特別図柄がリミット回数だけ変動した場合には、入賞可能数変動処理を行わず、入賞可能数Xを増加させないように構成している。このため、所定残り回数は4(=特別図柄残り変動回数Zの上限値100−リミット回数96)に設定されている。なお、図25(b)では、特別図柄残り変動回数Zが所定残り回数4以下である部分を斜線で示している。
【0127】
この結果、特別図柄残り変動回数Zが所定残り回数4を上回っていると判定された場合には(S811:YES)、入賞可能予備数Yの値を入賞可能数Xに移行させる入賞可能数変動処理を行う(S812)。入賞可能数変動処理では、入賞可能予備数Yの値の一部あるいはすべてを入賞可能数Xに移行すればよく、本実施例では入賞可能予備数Yのうち10を超える値を入賞可能数Xに移行している。図25に示す例では、残り変動回数Zが55回、35回、24回、19回、14回、11回、10回、9回、8回、6回、5回において、入賞可能数変動処理が行われている。
【0128】
一方、特別図柄が変動中でない場合(S807:NO)、入賞可能予備数Yが0を上回っていない場合(S808:NO)、入賞可能数Xが5より大きい場合(S809:NO)、入賞可能数Xが特別図柄残り変動回数Zを下回っていない場合(S810:NO)、特別図柄残り変動回数Zが所定残り回数4を上回っていない場合(S811:NO)のいずれかに該当するときには、S812の入賞可能数変動処理を行わない。また、特別図柄残り変動回数Zが所定残り回数4を上回っていない場合、すなわち特別図柄残り変動回数Zが所定残り回数4以下である場合には(S811:NO)、図柄表示装置25の入賞可能数表示領域25bおよび入賞可能予備数表示領域25cの表示を消去する(S813)。
【0129】
以上説明したように、開放時間延長機能が作動している特定遊技中(時短遊技中)に、始動口28に入球可能な遊技球数を入賞可能数Xとして表示することで、特定遊技の継続中に残り何個の遊技球が始動口28に入球可能であるかを把握でき、特別図柄の変動回数とは異なる観点から特定遊技状態の残り期間を把握することができる。これにより、特定遊技状態中の演出を多様化しつつ、特定遊技状態の終了時期を遊技者に対して明確に報知することができる。
【0130】
また、始動口28に遊技球が入球することにより入賞可能数Xを減算するが、特別図柄保留数の上限値を超えて遊技球が始動口28に入球(オーバーフロー入賞)した数を入賞可能予備数Yとして記憶することで、特別図柄変動回数として用いられなかった始動口入賞数を把握することが可能となる。さらに、所定条件の成立により、入賞可能予備数Yに蓄積された値を入賞可能数Xに移行させることで、特定遊技の残り期間が存在するにもかかわらず入賞可能数Xがゼロになることを防止でき、遊技者に違和感を与えることがない。
【0131】
この入賞可能予備数Yの値を入賞可能数Xに移行させる処理を、特定遊技状態の残り期間が長い場合(本例では特別図柄残り変動回数が5回以上の場合)に行うことで、特定遊技状態が継続(延長)することを示唆する演出を行うことができ、遊技者の期待感を高めることができる。また、入賞可能予備数Yが存在することで(ゼロより大きいことで)、入賞可能予備数Yの値が入賞可能数Xに移行されるので、入賞可能予備数Yの値が大きいほど(オーバーフロー入賞が発生するほど)特定遊技状態の継続可能性が高くなるような印象を遊技者に与えることができ、特定遊技状態の継続(延長)演出を効果的に行うことができる。さらに、特定遊技状態が終了間際の残り期間が短い場合(本例では特別図柄残り変動回数が4回以下の場合)には、入賞可能予備数Yの値を入賞可能数Xに移行させる処理を行わないことで、入賞可能数Xが増加せず、特定遊技状態が間もなく終了することを遊技者に示唆する演出を行うことができる。
【0132】
また、上記各実施例では、特別図柄残り変動回数Zが所定残り回数を下回った場合に、図柄表示装置25における入賞可能数Xと入賞可能予備数Yの表示を消去することで、遊技者は入賞可能数Xを視認不能となり、特定遊技状態がまもなく終了することをより明確に遊技者に認識させることができる。
【0133】
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について図26、図27に基づいて説明する。本第2実施例は、上記第1実施例と比較して、入賞可能数表示制御処理における入賞可能数Xの減算方法が異なっている。以下、上記第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。
【0134】
図26は、本第2実施例の入賞可能数表示制御処理を示すフローチャートであり、上記第1実施例の図24に対応している。図27(a)、図27(b)は、入賞可能数表示制御処理を行った場合の入賞可能数Xと入賞可能予備数Yの具体例を示しており、上記第1実施例の図25(a)、図25(b)に対応している。
【0135】
図27に示すように、本第2実施例では、入賞可能数Xの初期値を30に設定している。また、図27に示す例では、残り変動回数Zが74回、55回、35回、15回において、入賞可能予備数Yの値を入賞可能数Xに移行する入賞可能数変動処理S812が行われている。
【0136】
上記第1実施例では、遊技球が始動口28に入球する毎に入賞可能数Xを1減算していた(図24のS803、S804参照)。これに対し、本第2実施例では、図26に示すように、遊技球が始動口28に入球し(S803:YES)、かつ、特別図柄保留数が上限に達していない場合(S805:YES)に、入賞可能数Xを1減算している(S804)。つまり、始動口入賞のうち、特別図柄当否判定乱数の取得を伴う始動口入賞毎に入賞可能数Xを1減算している。
【0137】
以上の構成によっても、上記第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0138】
特に、第2実施例では、入賞可能数Xの初期値を、特定遊技実行期間である特別図柄の変動表示回数100回の半分以下である「30」に設定することで、特定遊技開始時に遊技者に報知する特定遊技の残り期間を、実際の残り期間(100回)に比べて過少表示している。このため、特定遊技開始時に遊技者に与える印象が従来のもの(特別図柄の変動回数表示)とはまったく異なるものとなり、特定遊技の継続(延長)演出も効果的なものとなる。
【0139】
(他の実施形態)
なお、上記各実施例では、サブ制御部260が入賞可能数表示制御処理(図24参照)を行うように構成したが、これに限らず、主制御部200が入賞可能数表示制御処理を行うように構成してもよい。
【0140】
また、上記各実施例では、図柄表示装置25に入賞可能予備数Yを表示し、入賞可能予備数Yを遊技者に報知するように構成したが、入賞可能予備数Yを表示しないようにしてもよい。
【0141】
また、上記各実施例では、入賞可能予備数Yの値を入賞可能数Xに移行させる入賞可能数変動処理を特別図柄の変動中に行うように構成したが、これに限らず、入賞可能数変動処理を特別図柄の変動開始時に行うようにしてもよい。この場合、図24におけるS807の判定処理が不要となる。
【0142】
また、上記各実施例では、特定遊技状態の作動期間が1種類(特別図柄の変動回数100回)の場合について説明したが、本発明は、特定遊技状態の作動期間が複数種類(例えば特別図柄の変動回数50回、70回、100回など)用意され、特定遊技状態が作動開始する際に、複数種類の作動期間から特定の作動期間を抽選により選択する作動期間の振り分けがある場合にも適用できる。このように特定遊技状態の作動期間が複数設定されている遊技機においては、本発明のような特定遊技状態の残り期間を報知する構成によれば、遊技者はいずれの作動期間が選択されているかを知ることができ、特に有効である。
【0143】
また、上記各実施例では、開放時間延長機能および変動時間短縮機能が作動している状態(時短遊技状態)を特定遊技状態としたが、確率変動機能が大当り終了後の所定期間(例えば特別図柄の変動回数が100回に達するまで)に渡って作動するように構成されている場合(いわゆる確変回数切りの場合)には、確率変動状態を特定遊技状態としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0144】
【図1】本発明の実施例の遊技機を示す正面図である。
【図2】遊技盤の概略構成を示す正面図である。
【図3】第1装飾部材の正面図である。
【図4】特図保留表示部と普図保留表示部による保留数表示を説明するための図である。
【図5】遊技状態表示部による遊技状態表示を説明するための図である。
【図6】第2装飾部材の正面図である。
【図7】特別図柄表示部による特別図柄の表示態様を説明するための図である。
【図8】図柄表示装置の画面表示例を示す正面図である。
【図9】遊技機の裏機構盤の正面図である。
【図10】電子制御装置の構成を示すブロック図である。
【図11】主制御部のCPUの構成を示すブロック図である。
【図12】盤面中継基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図である。
【図13】サブ制御基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図である。
【図14】演出表示制御基板に接続される各種遊技装置を示すブロック図である。
【図15】主制御部が行うメインジョブを説明するためのフローチャートである。
【図16】主制御部が行う電源投入処理を示すフローチャートである。
【図17】主制御部が行う遊技開始処理を示すフローチャートである。
【図18】主制御部が行う普通図柄遊技処理を示すフローチャートである。
【図19】主制御部が行う普通電動役物遊技処理を示すフローチャートである。
【図20(a)】主制御部が行う特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。
【図20(b)】主制御部が行う特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。
【図21】主制御部が行う特別図柄変動パターン設定処理を示すフローチャートである。
【図22】主制御部が行う特別電動役物遊技処理を示すフローチャートである。
【図23】主制御部が行う電源断発生処理を示すフローチャートである。
【図24】第1実施例の入賞可能数表示制御処理を示すフローチャートである。
【図25(a)】入賞可能数表示制御処理を行った場合の入賞可能数Xと入賞可能予備数Yの具体例を示す図表である。
【図25(b)】入賞可能数表示制御処理を行った場合の入賞可能数Xと入賞可能予備数Yの具体例を示す図表である。
【図26】第2実施例の入賞可能数表示制御処理を示すフローチャートである。
【図27(a)】第2実施例において入賞可能数表示制御処理を行った場合の入賞可能数Xと入賞可能予備数Yの具体例を示す図表である。
【図27(b)】第2実施例において入賞可能数表示制御処理を行った場合の入賞可能数Xと入賞可能予備数Yの具体例を示す図表である。
【符号の説明】
【0145】
1…遊技機、20…遊技盤、21…遊技領域、25…図柄表示装置(入賞可能数表示手段)、25a…疑似図柄表示領域、25b…入賞可能数表示領域、25c…入賞可能予備数表示領域、28…始動口、28a…上側入球口、28b…下側入球口(普通電動役物)、33…大入賞装置、50…第1装飾部材、56…普通図柄表示部、60…第2装飾部材、62…特別図柄表示部(可変表示手段)、200…主制御部(当否判定手段、特別遊技状態発生手段、特定遊技状態発生手段、保留手段)、230…払出制御部、250…発射制御部、260…サブ制御部(入賞可能数減算手段、入賞可能予備数記憶手段、入賞可能数移行手段)、280…演出表示制御部。
【出願人】 【識別番号】000204262
【氏名又は名称】タイヨーエレック株式会社
【出願日】 平成18年9月14日(2006.9.14)
【代理人】 【識別番号】100100022
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 洋二

【識別番号】100108198
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 高広

【識別番号】100111578
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 史博


【公開番号】 特開2008−67905(P2008−67905A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−249106(P2006−249106)