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【発明の名称】 遊技機、遊技機の監視方法及びプログラム
【発明者】 【氏名】提箸 隆

【氏名】清水 亮

【要約】 【課題】不正行為者による妨害を受けることなく、不正なROMや基板の交換を確実に検知する。

【構成】遊技に係る処理を行う複数のユニットにはそれぞれ監視部が設けられている。監視部はエラー信号を巡回させる。すなわち、(a)配線の接続を確認するための確認信号又はエラー信号を送信し、(b)他の監視部から送られてくる信号を監視し、(c)受信した信号がエラー信号であるときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、他の監視部へエラー信号を送信し、(d)確認信号を受信しないときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、他の監視部へエラー信号を送信し、(e)エラー処理を実行する。ROMが外されたときもエラーと判定する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源を供給するか又は遊技に係る処理を行う複数のユニットと、前記複数のユニット間を接続する配線とを備える遊技機において、
前記複数のユニットにはそれぞれ監視部が設けられ、
前記監視部は、それぞれ、
(a)前記配線の接続を確認するための信号を他の監視部へ送信し、
(b)前記配線を通して他の監視部から送られてくる信号を監視し、
(c)他の監視部から受信した信号がエラー信号であるときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他の監視部へ前記エラー信号を送信し、
(d)他の監視部から前記配線の接続を確認するための信号を受信しないときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他の監視部へ前記エラー信号を送信する、ことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
(e)前記監視部は、それぞれ、前記エラーと判定したとき、前記監視部が設けられている前記ユニットが行う電源の供給又は前記遊技に係る処理の中止を含むエラー処理を実行する、ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
前記複数のユニットの少なくともいずれかにはプログラムなどが予め記憶されたメモリが取り付けられ、
前記メモリが取り付けられた前記ユニットの前記監視部は、
(f)前記メモリを監視し、
(g)前記メモリが取り外されたときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他の監視部へ前記エラー信号を送信する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
【請求項4】
3つ以上の前記ユニットを備え、
前記3つ以上のユニットにそれぞれ設けられた前記監視部は、隣接する2つのユニットの一方に対して前記配線の接続を確認するための信号及び前記エラー信号を送信するとともに、他方から前記配線の接続を確認するための信号及び前記エラー信号を受信することを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の遊技機。
【請求項5】
前記複数のユニットにそれぞれ設けられた前記監視部は、ひとつ又は複数の他のユニットに対して前記配線の接続を確認するための信号及び前記エラー信号を送信するとともに、前記ひとつ又は複数の他のユニットから前記配線の接続を確認するための信号及び前記エラー信号を受信することを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の遊技機。
【請求項6】
電源を供給するか又は遊技に係る処理を行う複数のユニットと、前記複数のユニット間を接続する配線とを備える遊技機において不正行為を監視する方法であって、
(a)他のユニットへ前記配線の接続を確認するための信号を前記配線を通して送信し、
(b)前記配線を通して他のユニットから送られてくる信号を監視し、
(c)他のユニットから受信した信号がエラー信号であるときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他のユニットへ前記エラー信号を送信し、
(d)他のユニットから前記配線の接続を確認するための信号を受信しないときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他のユニットへ前記エラー信号を送信する、ことを特徴とする遊技機の監視方法。
【請求項7】
電源を供給するか又は遊技に係る処理を行う複数のユニットと、前記複数のユニット間を接続する配線とを備える遊技機において、前記複数のユニットにそれぞれ設けられて不正行為を監視する監視部を実現するためのプログラムであって、
(a)前記配線の接続を確認するための信号を他の監視部へ送信するステップと、
(b)前記配線を通して他の監視部から送られてくる信号を監視するステップと、
(c)他の監視部から受信した信号がエラー信号であるときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他の監視部へ前記エラー信号を送信するステップと、
(d)他の監視部から前記配線の接続を確認するための信号を受信しないときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他の監視部へ前記エラー信号を送信するステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)などの遊技機、当該遊技機の監視方法及び当該監視方法を実行するためのプログラムに関し、特に、メイン基板などのユニットの不正な交換を防止するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機は、パチンコ球やメダル等の遊技媒体に一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得した遊技媒体を種々の景品に交換することができる。遊技機には、その筐体内部に、遊技媒体の供給に基づいて作動させるランプ装置や音声発生装置などの様々な各種駆動装置及びこれら駆動装置を制御させるために対応させた制御回路装置を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしている。また、近年では、所定の識別情報(図柄)を変動表示し得るリール表示装置または液晶画像表示装置等の図柄可変表示装置を内蔵し、所定条件を満たしたときに識別情報を変動させた後に停止表示させるように図柄可変表示装置を作動させるものが主流となっている。これらの装置は制御回路装置によって制御されている。
【0003】
最近の遊技機の内部に配設されている制御回路装置は、基板上に設けられたCPU(central processing unit)が、制御プログラムに従って電子制御を行うものが一般的である。制御プログラムは、マスクROM(read only memory)のような基板上に装着されたICチップにデータとして記憶されており、CPUは、遊技状態に応じてICチップから制御プログラムのデータを逐次読み出して実行することによって制御を行っている。
【0004】
遊技場に設置される遊技機は、制御プログラムが不正に改変されないよう管理されており、制御回路装置(メイン基板)を収納ケースに収納し、その収納ケースを、本体枠の所定部材に組み付けるなどして、メイン基板及び制御プログラムを記憶するROMが不正に交換されないように配慮がなされている。さらに、ROMには封印シールが貼付されるなどして、装着されている基板上から容易に外すことができないようになっている。
【0005】
しかしながら、上記のようにメイン基板をケースに収納したり、ROMに封印シールを貼付するようにしても、メイン基板やROMの不正な交換は後を絶たない。
不正なROM交換を防止するための従来の技術として、例えば特許文献1〜4に記載されたものがある。
【0006】
【特許文献1】特開平8−155144号公報 遊技機に内設され遊技制御プログラム13aまたは遊技制御パラメータ情報13bが記憶保持された遊技制御パラメータ情報記録部13が実装された遊技制御手段12と、各遊技機毎の子ID情報20aを所定のタイミングで生成する子ID情報生成手段20と、所定の親ID情報25aを記憶保持し所定のタイミングに応じて子ID情報20aを親ID情報25aと比較するとともに子ID情報20aが親ID情報25aとが不一致の場合に付与価値停止命令29を遊技制御手段12に与えて付与価値26の生成を妨げるID情報監視手段25とを備る。IDの比較により不正なROM交換を検知する。
【特許文献2】特開平10−80561号公報 電源投入後またはリセット後、まず、リード信号線L1にリード信号が出力される。そのリード信号出力時から10msec後に、ROM3からデータバスB2を介してコードのデータが入力され、CPU1では、そのコードが予め定められた値と等しいか否かを判定し、等しくないと判定されたとき、CPU1の動作を停止させる。なお、上記ROM3に記憶されているコードは、ROM3に格納される遊技制御プログラムの少なくとも一部を予め符号化し、その遊技制御プログラムの実行部分と相関のある符号化情報を識別情報としたものである。コードに基づき不正なROM交換を検知する。
【特許文献3】特開平11−276699号公報 遊技制御基板に搭載されたROMに書き込まれた遊技制御プログラムには、セキュリティチェック符号の生成ルーチンが含まれる。セキュリティチェック符号の生成ルーチンは、プログラムカウンタの値をロードし、前回のロード値に加算することによってセキュリティチェック符号を生成する。セキュリティチェック符号は、表示制御基板に送出される。表示制御基板に搭載された表示制御用CPUは、セキュリティチェック符号が正常な値であるのか否かチェックし、正常値でないならば、動作を停止する。従って、不正ROMが搭載されたときには、遊技機の可変表示が停止する。セキュリティチェック符号に基づき不正なROM交換を検知する。
【特許文献4】特開平11−333108号公報 主基板14の側縁においてチェックコネクタ34を別に設け、また、ROMチェッカ38からチェック端子34A、停止信号ライン35を介して停止信号をCPU30に出力することによりCPU30の動作を停止し、かかる停止状態で、ROMチェッカ38からチェック端子34B、チェック制御信号ライン36を介してチェック制御信号をROM31に出力するとともに、ROM31からのプログラムデータをデータ信号ライン37、チェック端子34Cを介してROMチェッカ38に送出してROM31のプログラムデータをROMチェッカ38にてチェックするように構成する。チェック端子を通じて不正なROM交換を検知する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1〜4に記載の技術によれば、不正なROM交換を検知することができるが、基板自体が交換されることで、各特許文献記載の不正なROM交換の検知手段(検知手法)を無効されると、もはや不正なROM交換を検知することができなかった。従来の技術においては、不正を監視する場所が遊技機内の一箇所に定められている(遊技機を構成する複数のユニットのひとつに不正を監視する機能が設けられている)ため、そこを不正行為者に狙われ、当該機能を無効にされたら不正行為を防止することができなかった。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、不正行為者による妨害を受けることなく、確実に不正行為を検知できる遊技機、遊技機の監視方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、電源を供給するか又は遊技に係る処理を行う複数のユニットと、前記複数のユニット間を接続する配線とを備える遊技機において、
前記複数のユニットにはそれぞれ監視部が設けられ、
前記監視部は、それぞれ、
(a)前記配線の接続を確認するための信号を他の監視部へ送信し、
(b)前記配線を通して他の監視部から送られてくる信号を監視し、
(c)他の監視部から受信した信号がエラー信号であるときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他の監視部へ前記エラー信号を送信し、
(d)他の監視部から前記配線の接続を確認するための信号を受信しないときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他の監視部へ前記エラー信号を送信する、ものである。
【0010】
(e)前記監視部は、それぞれ、前記エラーと判定したとき、前記監視部が設けられている前記ユニットが行う電源の供給又は前記遊技に係る処理の中止を含むエラー処理を実行するようにしてもよい。
【0011】
前記複数のユニットの少なくともいずれかにはプログラムなどが予め記憶されたメモリが取り付けられ、
前記メモリが取り付けられた前記ユニットの前記監視部は、
(f)前記メモリを監視し、
(g)前記メモリが取り外されたときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他の監視部へ前記エラー信号を送信するようにしてもよい。
【0012】
3つ以上の前記ユニットを備える場合において、
前記3つ以上のユニットにそれぞれ設けられた前記監視部は、隣接する2つのユニットの一方に対して前記配線の接続を確認するための信号及び前記エラー信号を送信するとともに、他方から前記配線の接続を確認するための信号及び前記エラー信号を受信する、ように構成してもよい。
【0013】
前記複数のユニットにそれぞれ設けられた前記監視部は、ひとつ又は複数の他のユニットに対して前記配線の接続を確認するための信号及び前記エラー信号を送信するとともに、前記ひとつ又は複数の他のユニットから前記配線の接続を確認するための信号及び前記エラー信号を受信する、ように構成してもよい。
【0014】
この発明は、電源を供給するか又は遊技に係る処理を行う複数のユニットと、前記複数のユニット間を接続する配線とを備える遊技機において不正行為を監視する方法であって、
(a)他のユニットへ前記配線の接続を確認するための信号を前記配線を通して送信し、
(b)前記配線を通して他のユニットから送られてくる信号を監視し、
(c)他のユニットから受信した信号がエラー信号であるときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他のユニットへ前記エラー信号を送信し、
(d)他のユニットから前記配線の接続を確認するための信号を受信しないときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他のユニットへ前記エラー信号を送信する、ものである。
【0015】
この発明は、電源を供給するか又は遊技に係る処理を行う複数のユニットと、前記複数のユニット間を接続する配線とを備える遊技機において、前記複数のユニットにそれぞれ設けられて不正行為を監視する監視部を実現するためのプログラムであって、
コンピュータに、
(a)前記配線の接続を確認するための信号を他の監視部へ送信するステップと、
(b)前記配線を通して他の監視部から送られてくる信号を監視するステップと、
(c)他の監視部から受信した信号がエラー信号であるときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他の監視部へ前記エラー信号を送信するステップと、
(d)他の監視部から前記配線の接続を確認するための信号を受信しないときエラーと判定し、エラーが発生したことを記憶するとともに、前記配線を通して他の監視部へ前記エラー信号を送信するステップと、を実行させるものである。
【0016】
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
【0017】
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
【発明の効果】
【0018】
この発明によれば、遊技機の複数のユニットでエラー信号を保持するようにしたので、全てのユニットを同時に交換しない限り、不正行為検知機能を無効にできない。したがって、確実に不正行為を検知することができ、不正行為を効果的に抑止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
弾球遊技機の構造概略について図1及び図2を参照して説明を加える。
まず、図1を参照して本発明の実施の形態に係る遊技機の外部的構造につき説明する。
外枠50は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備など)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。
本体部材51は、外枠50の内部に備えられ、ヒンジ部51aを介して外枠に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。この本体部材51は、枠状に形成されその内側に空間部を有している。
開口枠扉52は、遊技機の前面側となる前記本体部材51の前面に、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。
なお、開口枠扉52の開口部にガラス製又は樹脂製からなる透明板部材が設けられ、開口部近傍に電飾52a、スピーカ52b、などが取り付けられている。
後述する遊技盤(図1では示していない)は、本体部材51の空間部に臨むように、本体部材51に所定の固定部材を用いて着脱自在に装着されている。遊技盤の本体部材51への装着後は、その遊技領域を前記開口部より観察することができる。
【0020】
球受皿付き扉53は、遊技機前面において本体部材51の下側に対し、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着され、遊技球を貯留する球受皿を少なくとも備えた扉部材である。なお、本実施形態における球受皿付き扉には、以下の部材が取り付けられている。
(1)複数の遊技球が貯留可能で且つ発射駆動装置48へと遊技球を案内させる通路が設けられた球受皿。
(2)該貯留され発射駆動装置48へと案内された遊技球を前記遊技盤10の盤面11に設けられた遊技領域へと打出す操作を行う回動式操作ハンドル48b。
(3)ブリペイドカード読込み処理関係及び借り受ける遊技球の貸出し処理関係の指示をするボタンを備えた球貸し関係の操作部。
(4)球受皿に貯留させた遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出解除するための球受皿用の貯留球排出操作ボタン。
【0021】
次に、図2を参照して本発明の実施の形態に係る遊技機の内部的構成を説明する。
40は、前述したように、本体部材51若しくは遊技盤11又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する制御部である。
40bは、前記本体部材51若しくは遊技盤11又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、前記制御部40にて生成した処理情報を得ることにより所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御部である。
42は、賞球の払い出し制御を行う払出制御部である。
43は、遊技球を払い出す遊技球払出装置である。
44は、図示しないランプや電飾52aを制御するランプ制御部である。
46は、スピーカ52bを制御駆動して音響を発生させる音響制御部である。
49は発射駆動装置48を制御する制御装置であって、回動式操作ハンドル48bを介して遊技球を盤面に設けられた遊技領域へと打出し制御を行うための発射制御装置である。
【0022】
図3は遊技機の遊技盤の正面図である。
図3において、11は遊技盤10の盤面である。盤面11は、誘導レール12と、誘導レール12で区画された略円形の遊技領域を落下した遊技球を外部へ導く排出口(アウト口)13と、遊技領域を移動する遊技球の方向を変化せしめる釘14や風車14aなどの障害物を複数個備える矩形の盤面である。
【0023】
前述した盤面11の遊技領域は、誘導レール12(遊技球を滑走させる滑走部と遊技球を規制する規制部を含む)により略円形状となるように区画形成され、打出された遊技球の移動範囲を規制する領域である。前記滑走部に規制部が続くように設けられている。前記滑走部は全体として螺旋をなして盤面11に配設されている。
【0024】
前記排出口(アウト口)13は、遊技領域に投入された遊技球が集束する位置に設けられた回収開口部である。
障害物14としての遊技釘は、遊技球と接触させることにより移動方向を不規則にし、又は移動方向を規制するために、盤面11の適宜な位置に打込まれる複数の棒状部材である。
【0025】
30aは、遊技領域の中央やや上側に設けられ、演出用表示ランプやLCD(液晶表示装置)などの可変表示部をひとつ又は複数有する可変表示装置(センター役物)である。
30bは、入賞部としてスルーチャッカー(入賞チャッカー)である。
30cは、普通入賞口を有する普通入賞装置である。
30dは、始動入賞口を有するスタートチャッカー(始動入賞装置)である。
30eは、大入賞口を有するアタッカーである。
以下の説明で、30b乃至30eをまとめて入賞口30などと記すことがある。
なお、図示されていないが、上記30b、30c、30d、30eの内部には球通過検出器20b、20c、20d、20eが設けられている(同図の括弧内の符号はそのことを意味する)。
【0026】
スタートチャッカー30dの始動入賞装置は特定入賞装置と、アタッカー30eの大入賞装置は特別入賞装置とも呼ばれる。
スタートチャッカー(始動入賞装置)30dは、入賞口の開口範囲の拡縮を行わせる可動片をその両側に備え、遊技球を入賞させることにより可変表示を行わせると共に賞球を遊技者に獲得させる入賞装置である。
アタッカー(大入賞装置)30eは、入賞口を露出させる開口状態と入賞口を閉鎖する閉口状態となる可動扉が駆動制御されるものであり、遊技球を入賞させることにより他の入賞装置と比較してより多くの賞球を獲得させる入賞装置である。
【0027】
図4は遊技機の機能ブロック図である。同図において、副制御部40bの表示は省略している。
40は、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する制御部である。制御部40は遊技領域を移動(流下)して入賞口30b〜30eを通過した遊技球をそれぞれ検出する球通過検出器20b〜20eの信号を入力とし、入賞口30b〜30eの遊技球通過に応じた抽選・判定を行う。
【0028】
41は可変表示装置(センター役物)30aの演出用表示ランプを点灯させたり、LCD(液晶表示装置)に演出に係る画像を表示させる表示制御部である。表示制御部41は、制御部40で行われた入賞判定における所定条件の成立(例えば、始動入賞装置30dヘの遊技球の入賞等)に基づく電子的な当否抽選の結果に応じて、その識別表示情報(可変表示装置(センター役物)30aのLCDに演出表示される)を可変表示させた後に停止表示を行う表示制御装置でもある。さらに、表示制御部41は、制御部40の入賞判定における所定条件の成立(例えば、予め定められた通過口ヘの遊技球の通過)に基づく電子的な当否抽選の結果に応じて、識別点灯情報(可変表示装置(センター役物)30aの演出用表示ランプに点灯表示される)を可変表示させた後に停止表示を行う表示制御装置でもある。
【0029】
可変表示装置(センター役物)30aのLCD(図示せず)は、大当り状態に係わる特定図柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。スタートチャッカー(始動入賞装置)30dを遊技球が通過したことが検出されると、表示される図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のスタートチャッカー(始動入賞装置)30dの通過時点において抽選された抽選用乱数値により決定される停止図柄をLCDに表示して停止するようになっている。アタッカー30eは、前方に開放可能な開閉板を備える。LCDの変動停止後の図柄が「777」などの当り図柄のとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、アタッカー30eの開閉板が予め定めた回数だけ開放されるようになっている。アタッカー30eの開閉板が開放された後、所定時間が経過し、又は所定数の遊技球が入賞すると開閉板が閉じる。
【0030】
42は、入賞判定部40aの信号を受けて入賞口30b〜30eの遊技球通過に応じた及び/又はこれによる抽選・判定の結果に応じた遊技球払出装置43を制御する払出制御部である。
43は、入賞条件の達成により遊技利益として入賞口30b〜30eの遊技球通過に応じた及び/又はこれによる抽選・判定の結果に応じた所定数の遊技球を払出す駆動源を備えた遊技球払出装置である。
44は、遊技盤10あるいは遊技機筐体に設けられたランプ・電飾52aなどを点灯制御するためのランプ制御部である。
46は、遊技盤10あるいは遊技機筐体に設けられたスピーカ52bを通じて効果音・音声を発生させる音響制御部である。
【0031】
PSは、制御部40その他のユニットに+5Vなどの直流電圧を供給する電源部である。電源部PSは、電源をオンオフする電源スイッチPWを備えている。
【0032】
遊技球が遊技領域に設けられた入賞装置30b〜30eには、それぞれ内部に球通過検出器(例えばスイッチ)20b〜20eが設けられ、遊技球の通過を検出できるようになっている。いずれかの入賞装置30b〜30eの位置を通過すると、これを球通過検出器20b〜20eが検出し、これを受けて入賞判定部40aが所定の抽選・判定処理を行う。例えば、球通過検出器20bがスルーチャッカー(入賞チャッカー)30bを通過した遊技球を検知したとき、所定の抽選を行い、当選したときはスタートチャッカー(始動入賞装置)30dを所定時間開放する。すなわち、スタートチャッカー(始動入賞装置)30dの左右両側に互いに対向して設けられた一対の可動片を、それぞれ外側へ開放させる。併せて当選の旨を可変表示装置(センター役物)30aに表示する。そして、遊技球がスタートチャッカー(始動入賞装置)30dを通過したことを検知したとき、所定の抽選を行い、当選したときはアタッカー30eの大入賞装置を開放する。
【0033】
図4では示していないが、制御部40、払出制御部42にはCPUとプログラムを予め記憶しているメモリ(ROM)が搭載されている。これらの処理部(ユニット)は、遊技に係る処理や賞球の払い出しの処理を実行しているので、不正行為の対象となりやすい。不正行為者は、制御部40のROM又は基板を入賞抽選の確率を高めて遊技者に有利な処理を行う不正なROM又はこれを搭載する基板と交換したり、払出制御部42のROM又は基板を通常よりも多くの賞球を払い出すように改変したプログラムを記憶させたROM又はこれを搭載する基板と交換することがある。副制御部40bについても同様である。ROM・基板を不正に交換するという不正行為を防止するためには、特に、制御部40、副制御部40b及び払出制御部42を監視する必要がある。
【0034】
図5は、発明の実施の形態に係る遊技機のブロック図を示す。同図では、監視対象である制御部40、副制御部40b及び払出制御部42と、不正行為を検知したときに遊技機の動作を停止させるために有効な操作(電源オフ)を行える電源部PSとを表示し、他の要素の表示は省略している。制御部40などの各ユニットにおいて、発明の実施の形態に係る動作に関連する部分のみを表示し、他の要素(CPU、RAM、I/Oなど)の表示は省略している。制御部40、副制御部40b、払出制御部42及び電源部PSのことを処理部又はユニットと記すことがある。図5の電源部PSは電源を供給するだけでなく、発明の実施の形態に係る処理、すなわち不正行為を検知しエラー処理を行うので処理部に含めることにする。
【0035】
図5において、CONT1は制御部40、副制御部40b及び払出制御部42に設けられ、不正なROM交換及びワイヤハーネス(配線のこと、以下「ハーネス」)が外されたことを検知し、エラー信号を出力するとともに、エラー信号を受けたときに遊技に係る処理を中止させる監視部である。CONT2は電源部PSに設けられ、ハーネスが外されたことを検知し、エラー信号を出力するとともに、エラー信号を受けたときに遊技に係る処理を中止させる(電源をオフにする)監視部である。監視部CONT2は、不正なROM交換監視機能を持たない点を除き、監視部CONT1と同じものである。監視部CONT1と監視部CONT2を区別する必要のないときは、監視部CONTと記すことがある。WHSは各部を接続するハーネスであって、主として信号を伝達するものである。WHPは電源部PSから各部へ電力を供給するためのハーネスである。
不正なROM交換、不正なワイヤハーネスの挿抜とは、遊技店(ホール)の営業時間中(遊技機の起動中、専用のタイマ監視を含む)にROMが挿抜された場合とか、周期的又は不定期に送信される接続確認信号の信号送信ができない状態に陥る場合などを含む。
【0036】
図6(a)は監視部CONT1のブロック図を示す。RXは外部から信号を受ける受信部、TXは外部へ信号を送信する送信部、MONはROMの不正な交換を監視するROM監視部、MEMはROM監視部MONで不正行為を検知したとき、受信部RXでエラー信号を受信したとき、又は、受信部RXで確認信号1及び2(詳細は後述)を受信しなかったときに「エラー発生」を記憶するエラー発生記憶部、ERRはエラー発生が記憶されていたときにエラー処理を行い、遊技不能にさせるエラー処理部、BATは電源オフ時に各部へ電力を供給するバックアップ電源(例えば充電式電池)である。
【0037】
図6(b)は監視部CONT2のブロック図を示す。ROM監視部MONを備えない点を除き図6(a)と同じである。
【0038】
図5の遊技機の特徴は次のとおりである。
(1)制御部40、副制御部40b、払出制御部42及び電源部PSそれぞれに、監視部CONTが設けられている。
(2)各ユニットの監視部CONTは、隣接する部から信号を受けるとともに、隣接する他の部へ信号を送信している。送信する信号は接続確認信号1及び2、エラー信号である。図5の遊技機ではそれらの信号が一方方向へ巡回している(図5では右回りに巡回している)。エラー信号の優先度が最も高く、いずれかのユニットがエラー信号を送信すると、エラー信号が全体を巡回し、やがて全てのユニットがエラー信号を受信することになる。なお、巡回する形式以外の構成も考えられる(図11、図12参照)。
(3)監視部CONT1は、同じ部(基板)に搭載されているROMを監視している。
(4)監視部CONTは、不正なROM交換又は不正なハーネスの挿抜を検知したときにエラー信号を出力する。
(5)いずれかの監視部CONTで発生されたエラー信号は、図5の各部を巡回し、各部の監視部CONTでエラー発生が記憶される。エラー発生によりエラー処理が実行され、遊技機で遊技できなくなる。
【0039】
図5の構成によれば、いずれかのユニットで不正なROMの交換やハーネスの挿抜を伴う不正な基板の交換が行われると、それによりエラー信号が発生し、当該エラー信号は各ユニットを巡回し、全てのユニットでエラー発生と記憶され、各ユニットで遊技に係る処理の実行が停止される。いずれかのユニットのエラー信号が他の全てのユニットへ波及して遊技不能になるので、不正行為に基づく利益を得ることができない。再び遊技可能な状態に復帰させるためには、バックアップ電源BATの電圧が低下するまで待ち、全てのユニットの監視部CONTをリセットするか、全てのユニットを不正に交換するかしかなく、いずれも実行は非常に困難である。したがって、図5の構成によれば不正行為を確実に防止することができる。
【0040】
図7乃至図10を参照して発明の実施の形態に係る遊技機の動作について説明を加える。
【0041】
図7は各ユニット間の信号の流れを示している。符号A〜Hは遊技機が正常に動作している場合を示し、符号I〜Oはエラーを検知した場合(制御部40と副制御部40bを結ぶハーネスWHSが外された場合)を示し、符号P〜Xは同じくエラーを検知した場合(制御部40のROMが外された場合)を示す。
図8は監視部CONT1が行うROM監視処理を示す。
図9は監視部CONTが行うエラー送信処理を示す。
図10は監視部CONTが行うエラー処理を示す。
【0042】
先ず、図7の符号A〜Hについて説明する。便宜上、制御部40の動作を最初に説明する。
(符号A)制御部40の監視部CONT1は電源部PSの監視部CONT2からの信号を監視している。これらの信号及び制御部40のROMの装着状況に基づき、正常かどうかの判定を行う。
(符号B)隣接するユニットからエラー信号を受信せず、正常であることを示す接続確認信号1及び2を受信し、かつ、ROMが正常に装着されていると判定されたときは、制御部40の監視部CONT1は隣接する副制御部40bへ接続確認信号1及び2を送信する。接続確認信号1はROMが正常に装着されていることを示すものであり、接続確認信号2はハーネスWHSが外されていないこと(電源部PSから接続確認信号1及び2を受信していること)を示すものである。言い換えれば、接続確認信号2は、配線(ハーネスWHS)を通して他の監視部で前記配線の接続を確認するための信号である。
【0043】
以下、符号Aと同様の処理が他のユニットで繰り返される(符合C,E、G)。符号Bについても同様である(符号D,F,H)。前述のように、各ユニットの監視部CONTの信号は巡回しているから、遊技機が正常に動作している限り、図7の符号A〜Hの信号の流れが継続していく。
【0044】
次に、図7の符号I〜Oについて説明する。
(符号I)制御部40と副制御部40bを結ぶハーネスWHSが外されると、副制御部40bの監視部CONT1は、接続確認信号1及び2を受信できなくなる。すると、図9の処理によりエラーと判定される(S11でNO、又は、S12でNO)。
(符号J)隣接するユニット(払出制御部42)へエラー信号が送信される(同S15)。
(符号K)払出制御部42の監視部CONT1は、隣接するユニット(副制御部40b)からエラー信号を受け、図9の処理によりエラーと判定される(S10でYES)。
(符号L)隣接するユニット(電源部PS)へエラー信号が送信される(同S15)。
【0045】
以下、符号Kと同様の処理が他のユニットで繰り返される(符合M、O)とともに、符号Lと同様の処理が他のユニットで繰り返される(符号N)。ここで、制御部40の監視部CONT1でもエラーと判定されることに注意されたい。信号の流れが制御部40から副制御部40bへの一方通行のため、それらを結ぶハーネスWHSが外されても制御部40はこれを検知できない。しかし、発明の実施の形態によれば、各ユニットの監視部CONTの信号は巡回しているから、隣接する他のユニット(電源部PS)からの信号によりエラーの発生を検知できるのである。
【0046】
次に、図7の符号P〜Xについて説明する。
(符号P)制御部40の監視部CONT1は、制御部40のROMの状態を監視している。
(符号Q、R)制御部40のROMが外されると、制御部40の監視部CONT1はこれを検知してエラー信号を送信する(図8のS1でYES、S4)。
(符号S)副制御部40bの監視部CONT1は、隣接するユニット(制御部40)からエラー信号を受け、図9の処理によりエラーと判定される(S10でYES)。
(符号T)隣接するユニット(払出制御部42)へエラー信号が送信される(同S15)。
【0047】
以下、符号Sと同様の処理が他のユニットで繰り返される(符合U,W)。符号Tについても同様である(符号V,X)。発明の実施の形態によれば、各ユニットの監視部CONTの信号は巡回しているから、ひとつのユニット(制御部40)におけるROMの取り外しのエラー信号が全てのユニットに行き渡る。
【0048】
次に、図8の処理について説明する。図8は監視部CONT1が行う処理を示す。監視部CONT2は、ROMが搭載されていないユニットに設けられているため、図8の処理は不要である。
【0049】
S1:ROMが外されたかどうか判定する。例えば、ROMが外されたかどうかを検知するためのスイッチを設け、当該スイッチの作用部(オンオフ切換のための突起)をROMに当接させることでROMの取り外しを検知する。あるいは、ROMのVCC電源端子に流れ込む電流の有無を監視する(電流がゼロになったらROMが外された)、ROMの特定の端子の信号の変化を監視する(データ端子の電圧レベルが一定時間(例えば1秒)以上変化ないときROMが外された)、ようにしてもよい。
【0050】
S2:ROMが外されていないとき(S1でNO)、正常であるので接続確認信号1を隣接するユニットへ送信する。
【0051】
S3:ROMが外されていたとき(S1でYES)、エラーと判定し、エラー発生記憶部MEMにエラー発生を記憶する。
S4:エラー信号を隣接するユニットへ送信する。
なお、ハーネスWHSが外されたかどうかの判定も、ROM監視処理と同様にハーネス用の検知スイッチを設けて行うようにしてもよい。
【0052】
次に、図9の処理について説明する。図9は監視部CONT1及びCONT2が行う処理を示す。
【0053】
S10:隣接するユニットからエラー信号を受信したかどうか判定する。エラー信号を受信したら(S10でYES)、エラー発生記憶部MEMにエラー発生を記憶する(S14)とともに、エラー信号を隣接するユニットへ送信する(S15)。
【0054】
S11:隣接するユニットから接続確認信号1を受信したかどうか判定する。接続確認信号1は例えば低(L)レベルの信号である。接続確認信号1を受信していないとき(S11でNO)、ROMが正常に装着されていないと考えられるので、エラー発生記憶部MEMにエラー発生を記憶する(S14)とともに、エラー信号を隣接するユニットへ送信する(S15)。
【0055】
S12:隣接するユニットから接続確認信号2を受信したかどうか判定する。接続確認信号2は例えば低(L)レベルの信号である。接続確認信号2を受信していないとき(S12でNO)、ハーネスWHSが外されたと考えられるので、エラー発生記憶部MEMにエラー発生を記憶する(S14)とともに、エラー信号を隣接するユニットへ送信する(S15)。
【0056】
S13:エラー信号を受信せず(S10でNO)、かつ、接続確認信号1及び2を受信しているとき(S11とS12でYES)、正常であるので、本ユニットにおいてROM又はハーネスWHSが外されていないと判定した場合に、接続確認信号1と2を隣接するユニットへ送信する。
【0057】
次に、図10の処理について説明する。図10は監視部CONT1及びCONT2が行う処理を示す。
【0058】
S20:監視部CONTはエラー発生記憶部MEMの内容を調べ、エラー発生が記憶されているとき、エラー処理を行う(S21)。すなわち、制御部40は遊技に係る処理を中止し、副制御部40bは演出に係る処理を中止し、払出制御部42は賞球の払い出しを中止し、電源部PSは電源の供給を停止する。したがって、遊技は不能になる。なお、エラー発生記憶部MEMの内容をクリアしてエラー発生の記憶をなくすことで、遊技機は遊技可能な状態に復帰するが、それには電源オフの状態でバックアップ電源BATが尽きてエラー発生記憶部MEMがリセットされるのを待つしかない。
【0059】
発明の実施の形態によれば、主要なユニット(基板)全てでエラー監視処理を行い、また、その情報を各基板で共有することにより、どの基板のROM又はハーネスが不正に交換された場合にも対応できるため、不正行為による被害を防止できる。
【0060】
エラー解除機能を搭載しないことにより、不正行為の行われた遊技機は正常に動作しなくなるため、不正行為の被害が発生しなくなるとともに、不正行為が行われたことを容易に発見できる。
【0061】
バックアップ電源を設けることにより、電源投入中以外に不正行為が行われた場合にも、その行為を記憶することができる。その場合、電源投入後に上記処理を行う。
なお、接続確認信号は、バックアップ電源等により、遊技機の起動停止中又は非営業時間帯(閉店時)においても信号送信させ、監視可能とさせるようにしてもよい。
【0062】
図4の遊技機では接続確認信号等が各ユニットを一方方向に巡回していた。本発明はこれに限定されず、双方向に巡回するようにしてもよい。例えば、図11及び図12に示すようにユニット相互間でエラー信号を交換するようにしてもよい。これらの例では、各ユニットの監視部CONTは、隣接するユニットの監視部CONTと相互に接続確認信号等をやり取りしている。図11及び図12の構成でも、図4の構成と同様の作用効果を奏する。
【0063】
以上の説明において、弾球遊技機を例にとり説明を加えたが、本発明は他のタイプの遊技機、例えば回胴式遊技機(スロットマシン)などにも適用することができる。
【0064】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】遊技機の表面構造を示す斜視図である。
【図2】遊技機の裏面構造を示す斜視図である。
【図3】遊技者から見た盤面の様子を示す図(正面図)である。
【図4】遊技機全体のブロック図である。
【図5】発明の実施の形態に係る遊技機の機能ブロック図である。
【図6】発明の実施の形態に係る監視部の機能ブロック図である。
【図7】発明の実施の形態に係る遊技機の信号の流れの説明図である。
【図8】発明の実施の形態に係る監視部のROM監視処理フローチャートである。
【図9】発明の実施の形態に係る監視部のエラー信号送信処理フローチャートである。
【図10】発明の実施の形態に係る監視部のエラー実行処理フローチャートである。
【図11】発明の実施の形態に係る他の遊技機の機能ブロック図である。
【図12】発明の実施の形態に係る他の遊技機の機能ブロック図である。
【符号の説明】
【0066】
10 遊技盤
11 盤面
12 誘導レール
13 排出口(アウト口)
14 障害物
20b〜20e 球通過検出器
30 入賞口
30a 可変表示装置(センター役物)
30b スルーチャッカー(入賞チャッカー)
30c 普通入賞装置
30d スタートチャッカー(始動入賞装置)
30e アタッカー(大入賞装置)
40 制御部(ユニット)
40b 副制御部(ユニット)
41 表示制御部
42 払出制御部(ユニット)
43 遊技球払出装置
44 ランプ制御部
46 音響制御部
48 発射駆動装置
48b 回動式操作ハンドル
49 発射制御装置
50 外枠
51 本体部材
52 開口枠扉
52a 電飾
52b スピーカ
53 球受け皿付き扉
BAT バックアップ電源
CONT1、CONT2 監視部
ERR エラー処理部
MEM エラー発生記憶部
MON ROM監視部
PS 電源部(ユニット)
PW 電源スイッチ
RX 受信部
TX 送信部
WHS ワイヤハーネス(信号用)
WHP ワイヤハーネス(電源用)
【出願人】 【識別番号】390031772
【氏名又は名称】株式会社オリンピア
【出願日】 平成18年9月6日(2006.9.6)
【代理人】 【識別番号】100107113
【弁理士】
【氏名又は名称】大木 健一


【公開番号】 特開2008−61786(P2008−61786A)
【公開日】 平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願番号】 特願2006−242196(P2006−242196)