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【発明の名称】 伸縮型ヒンジ装置及び遊技機
【発明者】 【氏名】末廣 義典

【氏名】原 徳昭

【要約】 【課題】リンク結合による直線的な伸縮機能を有効に活用してなる伸縮型ヒンジ装置、及びこのヒンジ装置を用いて前扉を遊技機本体からその前面外側へ変位させるようにした遊技機を提供する。

【構成】上側ヒンジ装置400の基体410は、左右両側フランジ412、413にて左側に傾斜するように板状本体枠210の左側縁部の前面上端部に支持されている。結合部材420は、板状前枠310の左側縁部の上端部上に突設してなる上端軸313に回動自在に嵌装されている。リンク部材430は、基体410に軸434を介し回動自在に連結されている。リンク部材440は、リンク部材430と結合部材420との間に両連結軸443、444を介し回動自在に連結されている。ロック機構460は、基体410のU字体411に支持されており、結合部材420を連結軸444にて基体410にロックする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
立設される装着体に対しその前面側から開閉体を開閉可能に支持するために適用される伸縮型ヒンジ装置であって、
前記装着体の一側縁部にその前面上部にて取り付けられる基体と、
前記装着体の一側縁部に対する前記開閉体の対応縁部側の上部に前記開閉体の開閉方向へ相対回動可能に結合される結合部材と、
前記基体に上下方向に回動可能に連結される第1リンク部材と、
前記結合部材と前記第1リンク部材との間に上下方向に回動可能に連結される第2リンク部材と、
前記基体の上端部に設けられて前記開閉体の対応縁部を前記装着体の一側縁部に沿うように位置させたとき前記結合部材及び前記第2リンク部材の一方を前記基体にロックし、前記開閉体の対応縁部を前記装着体の一側縁部から離れるように変位させるとき前記結合部材及び前記第2リンク部材の一方の前記基体に対するロックを解除する基体側ロック手段とを備える伸縮型ヒンジ装置。
【請求項2】
前記第1及び第2のリンク部材を互いに下方に向け離れる方向に回動するように付勢する回動方向付勢手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の伸縮型ヒンジ装置。
【請求項3】
前記開閉体の回動方向に回動可能となるように前記結合部材に支持されて当該結合部材を前記開閉体の対応縁部側の上部に相対回動可能にロックする結合部材側ロック手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の伸縮型ヒンジ装置。
【請求項4】
前記基体は、
連結壁部から両側壁部を延出させてU字状に構成する基体本体と、前記両側壁部の少なくとも一方の延出端部から外方に向けて延出する取り付け部材とを備えて、
前記基体本体がその両側壁部にて前記取り付け部材に対し前記装着体の一側縁部側へ傾斜するように、前記両側壁部のうち前記装着体の一側縁部側の壁部は、残りの壁部よりも短く延出されており、
前記第1リンク部材は、両側壁部を連結壁部から延出させてU字体として構成されており、
当該U字体は、その両側壁部の一側両端部にて、前記基体本体の両側壁部に上下方向に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の伸縮型ヒンジ装置。
【請求項5】
前記結合部材は、その一側端部にて、前記開閉体の対応縁部側の上部に前記開閉体の開閉方向へ相対回動可能に結合されており、
前記第2リンク部材は、両側壁部を連結壁部から延出させてU字体として構成されており、
当該U字体は、その両側壁部の一側端部及び他側端部にて、それぞれ、第1連結軸及び第2連結軸を介し、前記結合部材の他側端部及び前記第1リンク部材のU字体の他側両端部に上下方向に回動可能に連結されており、
前記基体側ロック手段は、前記基体に対する前記結合部材のロックを、前記第1連結軸をロックすることで行い、前記結合部材の前記基体からのロックの解除を、前記第1連結軸のロックを解除することで行うことを特徴とする請求項4に記載の伸縮型ヒンジ装置。
【請求項6】
前記基体本体は、その両側壁部から上方へ延出されて前方に向けて開口するように凹部を形成してなる各延出壁部を設けてなり、
前記基体側ロック手段は、
前記基体本体の各延出壁部の後部に支持軸を介し回動可能に支持される両側壁部と当該両側壁部の各上部間に連結される連結壁部とでもってU字状に構成してなるロック本体と、
当該ロック本体をその連結壁部にて前記基体本体の各延出壁部の前部上に当接させるように付勢するロック本体付勢手段とを備えて、
前記ロック本体の両側壁部の少なくとも一方の壁部は、爪部を、当該ロック本体の連結壁部の下側にて、前方に向けて延出させてなり、
前記爪部は、前記各延出壁部の凹部との間にて、前記第1連結軸を脱出不能に挟持するように、下方に向けて開口する凹部を形成してなることを特徴とする請求項5に記載の伸縮型ヒンジ装置。
【請求項7】
前記結合部材は、
前記第2リンク部材のU字体の左右両壁部の一側両端部に前記第1連結軸を介し上下方向に回動可能に結合される両側壁部を連結壁部から延出させてU字状に構成してなる結合本体と、
この結合本体の連結壁部の上端部から前記開閉体の対応縁部側の上部に相対回動可能に結合されるように延出する結合片とを備えることを特徴とする請求項5または6に記載の伸縮型ヒンジ装置。
【請求項8】
前記開閉体の対応縁部側の上部は、その上端面から上方に向け突出する上端軸であってその軸方向中間部位にて小径部を形成してなる上端軸を設けてなり、
前記結合部材側ロック手段は、
前記結合片の長手方向中間部位にこの結合片に沿い回動可能に支持されるロック片と、このロック片の幅方向一側縁部の中間部位から前記結合片側に向けてL字状に延出する摘み部とを備えて、
前記上端軸の小径部に係合するように開口する凹部を前記ロック片の幅方向他側縁部に形成してなることを特徴とする請求項7に記載の伸縮型ヒンジ装置。
【請求項9】
立設される本体枠に遊技盤を組み付けてなる遊技機本体と、前記本体枠に上下両側のヒンジ装置により開閉可能に支持される板状前枠及びこの板状前枠の開口部にその裏面側から組み付けたガラスを有する前扉とを備えてなる遊技機において、
前記遊技機本体及び前記前扉は、それぞれ、請求項1〜8のいずれか1つに記載の装着体及び開閉体であり、
前記上側ヒンジ装置は、請求項1〜8のいずれか1つに記載の伸縮型ヒンジ装置であり、
前記基体は、前記本体枠の一側縁部側の前面上部に取り付けられており、
前記結合部材は、前記前扉の対応縁部側の上部に結合されて、当該前扉に対しその開閉方向に相対回動可能となっており、
前記下側ヒンジ装置は、
前記本体枠の一側縁部側の前面下部に前方へ突設してなる突設部と前記板状前枠の対応縁部側の下部との双方の一方及び他方にそれぞれ設けられた受承部及び被受承部を備えて、
当該被受承部は、前記受承部により回動可能にかつ傾動可能に受承されていることを特徴とする遊技機。
【請求項10】
前記下側ヒンジ装置は、前記板状前枠の対応縁部側の下部に向けて開口するように凹部を前記受承体として前記突設部に形成し、前記板状前枠の対応縁部の下部から前記突設部に向けて延出されて前記凹部内に回動可能にかつ傾動可能に受承されるロッド部を前記被受承部として備えることを特徴とする請求項9に記載の遊技機。
【請求項11】
前記下側ヒンジ装置は、前記突設部に向けて開口するように凹部を前記板状前枠の対応縁部の下部に前記被受承部として形成し、前記突設部から前記凹部に向けて延出されて当該凹部を回動可能にかつ傾動可能に受承するロッド部を前記受承部として備えることを特徴とする請求項9に記載の遊技機。


【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、伸縮型ヒンジ装置及びこのヒンジ装置を用いてなるパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の遊技機においては、下記特許文献1に開示されたパチンコ遊技機がある。このパチンコ遊技機においては、ガラス枠を介しガラスを装着してなる前面枠が、遊技盤等を組み付けた本体枠に対し、両迫り出しヒンジを軸として、開閉可能に連結されている。
【0003】
ここで、上下それぞれの迫り出しヒンジは、主たる構成部材であるL字板を本体枠の側壁に固定部材を介し揺動自在に連結しかつ当該L字板を本体枠の上記側壁の面からこれに対向する方向に変位させつつ上記側壁の面に沿う方向に変位させるようなヒンジ装置でもって構成されている。これにより、各迫り出しヒンジは、本体枠の上記側壁の面に沿う方向において当該本体枠と前面枠との間に間隙を形成するようになっている。
【特許文献1】特開平07−178227号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したパチンコ遊技機においては、迫り出しヒンジは、上述のようにL字板を2次元的に変位させるようなヒンジ装置でもって構成されていることから、前面枠と本体枠との間に間隙を形成し得るとしても、迫り出しヒンジが非常に複雑な構成になるという不具合がある。
【0005】
また、最近の遊技盤の盤面の拡大傾向からすると、本体枠のメンテナンスは、特に、遊技盤の近傍部位において容易に行えればよい。従って、2つの迫り出しヒンジのうち下側のものは、迫り出しヒンジのような機能を有するヒンジでなく、もっと簡単な構成のもので十分である。この点で、上述のような複雑な構成の迫り出しヒンジを2つ採用するということは、当該パチンコ遊技機の構成がより一層複雑になるという不具合を招く。
【0006】
また、当該パチンコ遊技機によれば、上記間隙は、上下両側の迫り出しヒンジにより、本体枠と前面枠との間において本体枠の上記側壁の面に沿う方向に形成される。従って、最近の遊技盤の盤面の拡大傾向からすれば、当該パチンコ遊技機の構成上、上記間隙が狭いと、遊技盤の盤面のうち迫り出しヒンジ側部位の清掃や釘の調整等が前面枠に邪魔されて行い難いという不具合がある。
【0007】
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、リンク結合による直線的な伸縮機能を有効に活用してなる伸縮型ヒンジ装置、及びこのヒンジ装置を用いて前扉を遊技機本体からその前面外側へ変位させるようにした遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題の解決にあたり、本発明に係る伸縮型ヒンジ装置は、請求項1の記載によれば、
立設される装着体(200)に対しその前面側から開閉体(300)を開閉可能に支持するために適用される。
【0009】
当該伸縮型ヒンジ装置は、
装着体の一側縁部にその前面上部にて取り付けられる基体(410)と、
装着体の一側縁部に対する開閉体の対応縁部側の上部(313)に開閉体の開閉方向へ相対回動可能に結合される結合部材(420)と、
基体に上下方向に回動可能に連結される第1リンク部材(430)と、
結合部材と第1リンク部材との間に上下方向に回動可能に連結される第2リンク部材(440)と、
基体の上端部に設けられて開閉体の対応縁部を装着体の一側縁部に沿うように位置させたとき結合部材及び第2リンク部材の一方を基体にロックし、開閉体の対応縁部を装着体の一側縁部から離れるように変位させるとき結合部材及び第2リンク部材の一方の基体に対するロックを解除する基体側ロック手段(460)とを備える。
【0010】
これによれば、当該伸縮型ヒンジ装置において、第1リンク部材は基体に対し上下方向に回動可能に連結され、第2リンク部材は、結合部材と第1リンク部材との間に上下方向に回動可能に連結されている。
【0011】
従って、基体を装着体の一側縁部にその前面上部にて取り付け、かつ結合部材を、装着体の一側縁部に対する開閉体の対応縁部側の上部に開閉体の開閉方向へ相対回動可能に結合すれば、当該開閉体は、当該伸縮型ヒンジ装置でもって、装着体に開閉可能に支持される。
【0012】
ここで、結合部材及び第2リンク部材の一方が基体側ロック手段によって基体にロックされていれば、第1及び第2のリンク部材は基体に対し折り重なった状態に保持される。このとき、開閉体は、上記対応側縁部にて、装着体の一側縁部に沿うように位置することで、装着体に対し開閉可能となる。
【0013】
このような状態にて、基体側ロック手段による結合部材及び第2リンク部材の一方の基体に対するロックを解除し、開閉体を装着体から離せば、結合部材が基体から離れる方向へ直線的に変位し、第1リンク部材及び第2リンク部材が結合部材と基体との間にて直線状に並ぶように回動する。一方、開閉体を上記対応側縁部にて装着体の一側縁部に近づければ、結合部材が基体に向けて直線的に変位し、第1リンク部材及び第2リンク部材が結合部材と基体との間にて基体に折り重なる状態となるように回動する。
【0014】
換言すれば、当該伸縮型ヒンジ装置は、結合部材の直線的変位方向に伸長或いは短縮することで、開閉体の上記対応側縁部と装着体の一側縁部との間に間隙を形成し或いはこの間隙をなくし得る。このような作用効果は、当該伸縮型ヒンジ装置を、結合部材、基体、第1及び第2のリンク部材でもって上述のように構成することで達成され得る。その結果、当該伸縮型ヒンジ装置は非常に簡単な構成でもって提供され得る。
【0015】
また、上述のように、開閉体の上記対応側縁部と装着体の一側縁部との間に間隙を形成するようにすれば、装着体の一側縁部近傍における部品の取り付けや清掃が容易になされ得る。
【0016】
また、本発明は、請求項2の記載によれば、請求項1に記載の伸縮型ヒンジ装置において、第1及び第2のリンク部材を互いに下方に向け離れる方向に回動するように付勢する回動方向付勢手段(450)を備えることを特徴とする。
【0017】
これによれば、結合部材を基体に向けて変位させるとき、第1リンク部材は、回動方向付勢手段により、結合部材の基体に向かう変位と相俟って、基体側へ下方に向けて回動するように押動される。従って、当該伸縮型ヒンジ装置を確実に短縮させることができ、その結果、請求項1に記載の発明の作用効果がより一層確実に達成され得る。
【0018】
また、本発明は、請求項3の記載によれば、請求項1または2に記載の伸縮型ヒンジ装置において、開閉体の回動方向に回動可能となるように結合部材に支持されて当該結合部材を開閉体の対応縁部側の上部に相対回動可能にロックする結合部材側ロック手段(470)を備えることを特徴とする。
【0019】
このように、結合部材側ロック手段でもって、結合部材を開閉体の対応縁部側の上部に相対回動可能にロックすることにより、結合部材と開閉体との間の回動可能な結合がより一層完全に確保され得る。その結果、請求項1または2に記載の発明がより一層向上され得る。
【0020】
また、本発明は、請求項4の記載によれば、請求項1〜3のいずれか1つに記載の伸縮型ヒンジ装置において、
基体は、
連結壁部(411a)から両側壁部(411b、411c)を延出させてU字状に構成する基体本体(411)と、上記両側壁部の少なくとも一方の延出端部から外方に向けて延出する取り付け部材(412、413)とを備えて、
基体本体がその両側壁部にて取り付け部材に対し装着体の一側縁部側へ傾斜するように、上記両側壁部のうち装着体の一側縁部側の壁部(411b)は、残りの壁部(411c)よりも短く延出されており、
第1リンク部材は、両側壁部(432)を連結壁部(431)から延出させてU字体(430a)として構成されており、
当該U字体は、その両側壁部の一側両端部(432a)にて、基体本体の両側壁部に上下方向に回動可能に連結されている。
【0021】
これにより、結合部材を基体から離れる方向に直線的に変位させるとき、当該結合部材は、第1及び第2のリンク部材と共に、前方に向け装着体の一側縁部の外側へ傾斜しながら直線的に変位する。
【0022】
このため、装着体の一側縁部と開閉体の対応側縁部との間の隙間が装着体の一側縁部の外側に向けて形成されてさらに拡大される。その結果、請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明の作用効果を達成するにあたり、装着体の一側縁部近傍における部品の取り付けや清掃がより一層容易になされ得る。
【0023】
また、本発明は、請求項5の記載によれば、請求項4に記載の伸縮型ヒンジ装置において、
結合部材は、その一側端部(422)にて、開閉体の対応縁部側の上部(313)に開閉体の開閉方向へ相対回動可能に結合されており、
第2リンク部材は、両側壁部(442)を連結壁部(441)から延出させてU字体(440a)として構成されており、
当該U字体は、その両側壁部の一側端部(442b)及び他側端部(442a)にて、それぞれ、第1連結軸(444)及び第2連結軸(443)を介し、結合部材の他側端部(421)及び第1リンク部材のU字体の他側両端部(433)に上下方向に回動可能に連結されており、
基体側ロック手段は、基体に対する結合部材のロックを、第1連結軸をロックすることで行い、結合部材の基体からのロックの解除を、第1連結軸のロックを解除することで行うことを特徴とする。
【0024】
このように構成することで、請求項4に記載の発明の作用効果がより一層確実に達成され得る。なお、第2リンク部材が上述の第1リンク部材と共にU字体として構成されていることから、当該ヒンジ装置の強度がより一層向上され得る。
【0025】
また、本発明は、請求項6の記載によれば、請求項5に記載の伸縮型ヒンジ装置において、
基体本体は、その両側壁部から上方へ延出されて前方に向けて開口するように凹部(435a)を形成してなる各延出壁部(435)を設けてなり、
基体側ロック手段は、
基体本体の各延出壁部の後部に支持軸(463)を介し回動可能に支持される両側壁部(461b)と当該両側壁部の各上部間に連結される連結壁部(461a)とでもってU字状に構成してなるロック本体(461)と、
当該ロック本体をその連結壁部にて基体本体の各延出壁部の前部上に当接させるように付勢するロック本体付勢手段(462)とを備えて、
ロック本体の両側壁部の少なくとも一方の壁部は、爪部(461d)を、当該ロック本体の連結壁部の下側にて、前方に向けて延出させてなり、
爪部は、上記各延出壁部の凹部との間にて、第1連結軸を脱出不能に挟持するように、下方に向けて開口する凹部(461e)を形成してなることを特徴とする。
【0026】
これにより、ロック本体付勢手段は、ロック本体の爪部により、その凹部でもって、基体本体の各延出壁部の凹部との間にて、第1連結軸を脱出不能に挟持するように構成される。その結果、請求項5に記載の発明の作用効果の達成にあたり、ロック本体付勢手段による第1連結軸のロックがより一層確実になされ得る。
【0027】
また、本発明は、請求項7の記載によれば、請求項5または6に記載の伸縮型ヒンジ装置において、
結合部材は、
第2リンク部材のU字体の左右両壁部の一側両端部に第1連結軸を介し上下方向に回動可能に結合される両側壁部(421b)を連結壁部(421a)から延出させてU字状に構成してなる結合本体(421)と、
この結合本体の連結壁部の上端部から開閉体の対応縁部側の上部に相対回動可能に結合されるように延出する結合片(422)とを備えることを特徴とする。
【0028】
これによっても、請求項5または6に記載の発明と同様の作用効果が達成され得る。
【0029】
また、本発明は、請求項8の記載によれば、請求項7に記載の伸縮型ヒンジ装置において、
開閉体の対応縁部側の上部は、その上端面から上方に向け突出する上端軸であってその軸方向中間部位にて小径部(313a)を形成してなる上端軸(313)を設けてなり、
結合部材側ロック手段は、
結合片の長手方向中間部位にこの結合片に沿い回動可能に支持されるロック片(471)と、このロック片の幅方向一側縁部の中間部位から結合片側に向けてL字状に延出する摘み部(472)とを備えて、
上端軸の小径部に係合するように開口する凹部(471a)をロック片の幅方向他側縁部に形成してなることを特徴とする。
【0030】
これによれば、結合部材側ロック手段のロック片の凹部を上端軸の小径部に係合させることで、結合部材の結合片と開閉体の上端軸との間の回動可能な結合をより一層確実にしつつ、請求項7に記載の発明と同様の作用効果を達成し得る。
【0031】
また、上記構成の結合部材側ロック手段によれば、摘み部を摘んでロック片を移動させることで、結合片に沿うロック片の回動が容易になされる。
【0032】
また、本発明に係る遊技機は、請求項9の記載によれば、
立設される本体枠(210)に遊技盤(220)を組み付けてなる遊技機本体(200)と、本体枠に上下両側のヒンジ装置(400、500)により開閉可能に支持される板状前枠(310)及びこの板状前枠の開口部(311)にその裏面側から組み付けたガラス(320)を有する前扉(300)とを備える。
【0033】
当該遊技機において、
遊技機本体及び前扉は、それぞれ、請求項1〜8のいずれか1つに記載の装着体及び開閉体であり、
上側ヒンジ装置(400)は、請求項1〜8のいずれか1つに記載の伸縮型ヒンジ装置であり、
基体は、本体枠の一側縁部側の前面上部に取り付けられており、
結合部材は、前扉の対応縁部側の上部に結合されて、当該前扉に対しその開閉方向に相対回動可能となっており、
下側ヒンジ装置(500)は、
本体枠の一側縁部側の前面下部に前方へ突設してなる突設部(501a)と板状前枠の対応縁部側の下部との双方の一方及び他方にそれぞれ設けられた受承部(501)及び被受承部(502)を備えて、
当該被受承部は、受承部により回動可能にかつ傾動可能に受承されていることを特徴とする。
【0034】
これによれば、当該遊技機において、前扉が、上下両側ヒンジ装置でもって、遊技機本体に対しその前面側から開閉可能に支持される。
【0035】
ここで、下側ヒンジ装置は、上側ヒンジ装置である請求項1〜8のいずれか1つに記載の伸縮型ヒンジ装置や本明細書の発明の解決課題の欄にて述べた従来のヒンジ装置とは異なり、上述のごとく、本体枠の一側縁部側の前面下部に前方へ突設してなる突設部と板状前枠の対応縁部側の下部との双方の一方及び他方にそれぞれ設けられた受承部及び被受承部を備えて、当該被受承部は、受承部により回動可能にかつ傾動可能に受承されるように構成されている。
【0036】
従って、当該下側ヒンジ装置は、非常に簡単な構成部材でもって構成される。その結果、当該遊技機において、前扉を遊技機本体に開閉可能に支持するヒンジ構造、ひいては当該遊技機の構成が簡単になる。
【0037】
また、下側ヒンジ装置の構成と相俟って、上述のような構成の上側ヒンジ装置を採用することで、請求項1〜8のいずれか1つに記載の発明の作用効果を達成し得る遊技機の提供が可能となる。
【0038】
例えば、上記下側ヒンジ装置及び請求項4に記載の伸縮型ヒンジ装置によれば、前扉の開状態にて結合部材の基体に対するロックを解除すると、伸縮型ヒンジ装置の結合部材、第1及び第2のリンク部材は、基体から前方へ本体枠の一側縁部よりも外側へ傾斜しつつ直線的に変位し、下側ヒンジ装置は、上述の被受承部材及び受承体でもって、傾動する板状前枠の一側縁部の下部を受承する。
【0039】
このため、本体枠の一側縁部と板状前枠の上記対応側縁部との間の隙間が本体枠の一側縁部の外側に向けて拡大形成される。その結果、遊技機本体の一側縁部近傍における清掃や釘の調整等の作業がより一層容易になされ得る。
【0040】
また、請求項1に記載の伸縮型ヒンジ装置の基体側ロック手段でもって結合部材を基体にロックすることで、前扉は、伸縮型ヒンジ装置の短縮状態のもとに、その対応側縁部側の上部を基準として、適正に開閉可能に維持され得る。従って、例えば、遊技盤の盤面上で遊技球が詰まったときには、上述のような結合部材の基体に対するロック状態のままにて、前扉を開くことで、詰まった遊技球の除去が可能となる。
【0041】
また、本発明は、請求項10の記載によれば、請求項9に記載の遊技機において、
下側ヒンジ装置は、板状前枠の対応縁部側の下部に向けて開口するように凹部を受承体として突設部に形成し、板状前枠の対応縁部の下部から突設部に向けて延出されて凹部内に回動可能にかつ傾動可能に受承されるロッド部を被受承部として備えることを特徴とする。
【0042】
このように下側ヒンジ装置を構成しても、請求項9に記載の発明の作用効果が達成され得る。
【0043】
また、本発明は、請求項11の記載によれば、請求項9に記載の遊技機において、
下側ヒンジ装置は、突設部に向けて開口するように凹部を板状前枠の対応縁部の下部に被受承部として形成し、突設部から凹部に向けて延出されて当該凹部を回動可能にかつ傾動可能に受承するロッド部を受承部として備えることを特徴とする。
【0044】
このように下側ヒンジ装置を構成しても、請求項9に記載の発明の作用効果が達成され得る。
【0045】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する各実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0046】
以下、本発明の一実施形態を図面により説明する。
【0047】
図1及び図2は、本発明を適用してなるパチンコ遊技機の一実施形態を示している。このパチンコ遊技機は、パチンコホール内の島に他のパチンコ遊技機と共に立設されており、当該パチンコ遊技機は、図1或いは図2にて示すごとく、四角環状の基枠100と、この基枠100に支持される遊技機本体200と、この遊技機本体200に支持される前扉300とを備えている。なお、図1及び図2において、紙面に向かって当該紙面の左側及び右側が当該パチンコ遊技機の左側及び右側に対応する。また、当該紙面の前後両側及び上下両側が当該パチンコ遊技機の前後両側及び上下両側に対応する。
【0048】
遊技機本体200は、図2にて示すごとく、板状本体枠210と、この板状本体枠210により支持される遊技盤220と、遊技球発射装置230とを備えている。
【0049】
板状本体枠210は、その左側縁部にて、上下両側ヒンジ部材110により、基枠100の左側縁部に前後方向に開閉可能に支持されている(図1及び図2参照)。この板状本体枠210は、その中央部にて、遊技盤220のための中央穴部211を形成してなるもので、当該板状本体枠210には、3つの突体212〜214が、図2にて示すごとく、前方へ直方体状に突出形成されている。
【0050】
本実施形態では、両突体212、213が、中央穴部211の上部左右両側に位置しており、突体214が、中央穴部211の下部左側に位置している。なお、板状本体枠210は、通常、樹脂製のものであることから、各突体212〜214は、板状本体枠210の樹脂成形の際に一体に形成されている。従って、各突体212〜214は、断面コ字状となっていてもよく、角柱状となっていてもよい。また、各突体212〜214は、板状本体枠210とは別体であってもよい。
【0051】
突体212は、図2及び図3にて示すごとく、長楕円状貫通穴部212aを備えており、この長楕円状貫通穴部212aは、突体212の右側下端部にて、上下方向に長手状に開口するように当該突体212の前面から奥側に向けて形成されている。また、突体213は、図2にて示すごとく、長楕円状貫通穴部213aを備えており、この長楕円状貫通穴部213aは、突体213の左側下端部にて、上下方向に長手状に開口するように当該突体213の前面から奥側に向けて形成されている。
【0052】
また、突体214は、図2にて示すごとく、長楕円状貫通穴部214aを備えており、この長楕円状貫通穴部214aは、突体214の右側上端部にて、上下方向に長手状に開口するように当該突体214の前面から奥側に向けて形成されている。本実施形態では、上述した各長楕円状貫通穴部212a〜214aの開口部は、その開口面から奥側に向けて末すぼまり状となるよう断面傾斜状に形成されている。
【0053】
遊技盤220は、略円形状の盤本体221を有しており、この盤本体221は、板状本体枠210の円形状中央穴部211にその前側から嵌装されている(図2参照)。本実施形態では、表示パネル222(後述する)の表示面及び盤本体221の盤面221aを可能な限り広くしたいという近年の要請を満たすため、盤本体221の外径は、板状本体枠210の左右方向幅よりも幾分小さい程度となるように、大きく、選定されている。
【0054】
また、当該遊技盤220は、上記表示パネル222及びレール223を有しており、表示パネル222は、液晶パネルでもって構成されて、盤本体221の中央穴部に嵌装されている。また、レール223は、遊技球(図示しない)を盤本体221の盤面221aに沿い案内するためのもので、このレール223は、盤本体221の盤面221aにその外周部に沿い設けられている。
【0055】
また、当該遊技盤220は、図2にて例示するごとく、多数の釘224、複数の入賞口225や複数の風車226等を有しており、これら多数の釘224、複数の入賞口225や複数の風車226は、盤本体221にその盤面221a上に分散して取り付けられている。本実施形態では、多数の釘224の一部は、図2にて例示するごとく、盤本体221の盤面221aのうちその左端近傍に設けられている。なお、図2では、釘224、入賞口225や風車226は、便宜上、それぞれ、一部のみ示されている。
【0056】
遊技球発射装置230は、図2にて示すごとく、発射ハンドル231及び発射機構232を有しており、発射ハンドル231は、下皿240と共に、板状本体枠210の幅広状下縁部の下側部位に設けられている。また、発射機構232は、板状本体枠210の幅広状下縁部の上側部位に設けられて、発射ハンドル231の操作に伴い遊技球を盤面221aに沿いレール223を介して発射するようになっている。
【0057】
前扉300は、板状前枠310と、窓ガラスユニット320とを備えており、当該前扉300は、板状前枠310の左側縁部にて、上下両側ヒンジ装置400、500により、板状本体枠210の左側縁部に前後方向に開閉可能となるように枢支されている。
【0058】
板状前枠310は、その中央部にて、窓ガラスユニット320のための円形状中央穴部311を形成してなるもので、当該板状前枠310の下部には、上皿312が前方へ突設されている。
【0059】
窓ガラスユニット320は、板状前枠310の中央穴部311に対向するように、当該板状前枠310にその裏側から3つの固定装置L1〜L3(後述する)により固定されている。当該窓ガラスユニット320は、金属製或いは合成樹脂製のユニット枠320aと、二層の円形状ガラス板320bとを有している。ユニット枠320aは、円環状枠部321と、この枠部321の上側部位から左右方向に三角板状に延出する両上側支持片部322、323と、枠部321の下側部位から右方向に三角板状に延出する下側支持片部324とを備えている。また、ガラス板320bは、円環状枠部321内に嵌着されている。なお、円形状ガラス板320bは、二層のものであることに限らず、単層や三層以上のものであってもよい。また、図3にて、符号325は、リブを示しており、このリブ325は、ユニット枠320aの外周に沿い設けられている。また、リブ325の厚さは、各支持片部322〜324の板厚以下である。
【0060】
上述した各固定装置L1〜L3は、前扉300に備えられてなるもので、これら各固定装置L1〜L3は、図2にて示すごとく、板状前枠310の裏面のうち板状本体枠210の各突体212〜214に対する対応部位に設けられている。
【0061】
固定装置L1は、図3にて示すごとく、回動部材330を有しており、この回動部材330は、円柱状基部331、板状固定部332及び板状摘み部333でもって一体的に構成されている。
【0062】
円柱状基部331は、図3にて示すごとく、支持軸334により、板状前枠310の裏面のうち上側支持片部322の直上の裏面部位に回動可能に支持されている。詳細には、支持軸334が、その首下部にて、円柱状基部331の中心軸穴部に挿通されて、板状前枠310の上記直上裏面部位にこれに直交するように嵌着されている。これにより、円柱状基部331は、支持軸334を中心に回動可能となっている。なお、支持軸334は、その頭部334aにて、円柱状基部331の先端面中央部に形成した円柱状凹所331a内に嵌装されている。ここで、支持軸334の頭部334aは、円柱状基部331の中心軸穴部の内径よりも大きな外径を有する。このため、円柱状基部331は支持軸334によりその頭部334aにて抜け止めされている。
【0063】
板状固定部332は、円柱状基部331の先端外周部から支持軸334に直交するように板状前枠310の裏面に沿い延出されている。ここで、板状固定部332の裏面と板状前枠310の上記直上裏面部位との間の間隔は、ユニット枠320aの上側支持片部322の厚さにほぼ等しい。
【0064】
これにより、回動部材330が、図3から分かるように、二点鎖線により示す回動端(以下、解放側回動端という)から実線により示す回動端(以下、固定側回動端という)に向けて回動するとき、板状固定部332は、上側支持片部322の表面に沿い時計方向に回動して当該上側支持片部322を板状前枠310の裏面との間に挟持固定する。一方、回動部材330が、上記固定側回動端から上記解放側回動端に向けて回動するとき、板状固定部332は、上側支持片部322の表面に沿い反時計方向に回動して当該上側支持片部322を固定状態から解放する。
【0065】
板状摘み部333は、図3にて示すごとく、板状固定部332の表面から円柱状基部331の軸に平行に延出されている。この板状摘み部333は、板状固定部332の表面に平行な断面内にて長楕円状となるように形成されており、当該板状摘み部333の長径及び短径は、長楕円状貫通穴部212aのうちその開口部よりも奥側の部位内に係脱可能にかつ径方向に変位不能に嵌装し得るように設定されている。
【0066】
また、当該板状摘み部333は、図3の二点鎖線で示す位置にあるとき、その長径方向にて、突体212の上下方向中間部位に対応する高さに位置し、図3の実線で示す位置にあるとき、突体212の長楕円状貫通穴部212aに嵌り込む高さに位置するように、回動部材330に形成されている。
【0067】
また、当該板状摘み部333の板状固定部332の表面からの延出長さは次のように選定されている。即ち、回動部材330が上記解放側回動端にある状態にて前扉300を閉じるように遊技機本体200に向けて回動させたとき、板状摘み部333がその先端部にて突体212の前面のうち長楕円状貫通穴部212aの直上部位に当接して前扉300の遊技機本体200に対する完全な閉成を禁止するように、板状摘み部333の上記延出長さが選定されている。この選定は、さらに、板状摘み部333を指で摘むことで回動部材330を回動し易くすることも考慮してなされている。なお、当該板状摘み部333の板厚方向は、回動部材330の回動方向に相当する。
【0068】
また、当該固定装置L1は、図3にて示すごとく、両ストッパー部材340、350を有しており、ストッパー部材340は、上記固定側回動端に位置するときの板状固定部332によって係合されるように、ユニット枠320aの上側支持片部322の表面に突設されている。これにより、当該ストッパー部材340は、回動部材330を上記固定側回動端に位置決めし当該固定側回動端よりも時計方向に回動させないように規制する役割を果たす。
【0069】
また、ストッパー部材350は、上記解放側回動端に位置するときの板状固定部332によって係合されるように、板状前枠310の裏面に突設されている。これにより、当該ストッパー部材350は、回動部材330を上記解放側回動端に位置決めし当該解放側回動端よりも反時計方向に回動させないように規制する役割を果たす。
【0070】
残りの各固定装置L2、L3も、共に、固定装置L1と同様の構成を有することから、これら各固定装置L2、L3の各構成部材は、固定装置L1の各対応の構成部材と同一の符号で示されている。
【0071】
但し、固定装置L2において、円柱状基部331は、支持軸334により、板状前枠310の裏面のうち上側支持片部323の直上裏面部位に回動可能に支持されている。また、両ストッパー部材340、350は、両上側支持片部322、323間の中心を基準に、固定装置L1の両ストッパー部材340、350とは対称的な位置に位置するように、ユニット枠320aの上側支持片部323及び板状前枠310の裏面にそれぞれ突設されている。
【0072】
しかして、固定装置L2における回動部材330の固定側回動端から解放側回動端への時計方向回動は、固定装置L1における回動部材330の固定側回動端から解放側回動端への反時計方向回動に対応する。また、固定装置L2における回動部材330の解放側回動端から固定側回動端への反時計方向回動は、固定装置L1における回動部材330の解放側回動端から固定側回動端への時計方向回動に対応する。
【0073】
また、固定装置L3において、円柱状基部331は、支持軸334により、板状前枠310の裏面のうち下側支持片部324の直下裏面部位に回動可能に支持されている。また、両ストッパー部材340、350は、両上下支持片部322、324間の中心を基準に、固定装置L1の両ストッパー部材340、350とは対称的な位置に位置するように、ユニット枠320aの下側支持片部324及び板状前枠310の裏面にそれぞれ突設されている。
【0074】
しかして、固定装置L3における回動部材330の固定側回動端から解放側回動端への時計方向回動は、固定装置L1における回動部材330の固定側回動端から解放側回動端への反時計方向回動に対応する。また、固定装置L3における回動部材330の解放側回動端から固定側回動端への反時計方向回動は、固定装置L1における回動部材330の解放側回動端から固定側回動端への時計方向回動に対応する。
【0075】
上側ヒンジ装置400は、伸縮型ヒンジ装置として構成されており、この上側ヒンジ装置400は、図2及び図3にて示すごとく、板状本体枠210の左側縁部の前面上端部及び板状前枠310の左側縁部の上端面部間に連結されている。当該上側ヒンジ装置400は、基体410、結合部材420、両リンク部材430、440及び圧縮コイルバネ450を備えている(図3〜図6参照)。
【0076】
基体410は、図3にて示すごとく、板状本体枠210の左側縁部にその前面上端部にて支持されているもので、この基体410は、U字体411及び左右両側フランジ412、413でもって一体的に構成されている。U字体411は、連結壁部411aと、この連結壁部411aの幅方向両端部からL字状に延出する左右両側壁部411b、411cとを有しており、左側壁部411bは、右側壁部411cよりも所定の長さだけ短く延出するように形成されている。
【0077】
左側フランジ412は、U字体411の左側壁部411bの延出端部から左方へ屈曲して延出されており、右側フランジ413は、U字体411の右側壁部411cの延出端部から右方へ屈曲して延出されている。ここで、左側フランジ412の左側壁部411bに対する屈曲角度は、上記所定の長さに対応する所定の鋭角(例えば、60°)に設定され、一方、右側フランジ413の右側壁部411cに対する屈曲角度は、所定の鈍角、即ち(180°−上記所定の鋭角)に設定されている。換言すれば、左右両側フランジ412、413は、左側壁部411bに対し上記所定の鋭角をなす同一の傾斜面内に位置する。
【0078】
なお、上記所定の鋭角は、60°よりも大きな角度或いは小さな角度であってもよい。その際、上記所定の鈍角と上記所定の鋭角との角度の和は、180°に設定される。また、左右両側フランジ412、413を、U字体411とは別体にて準備し、U字体411の左右両側壁部411b、411cから左右両側に屈曲して延出するように当該左右両側壁部411b、411cに接続してもよい。また、左右両側フランジ412、413は、一般的には、基体410を板状本体枠210の左側縁部の前面上端部に支持するための左右両側取り付け部材であればよい。従って、左右両側フランジ412、413、即ち上記左右両側取り付け部材の一方は廃止してもよい。
【0079】
以上のように構成した基体410においては、U字体411が左右両側フランジ412、413にて複数のネジ414の締着でもって板状本体枠210の左側縁部にその前面上端部にて支持されている。このような支持状態では、U字体411が、連結壁部411aにて板状本体枠210の左側縁部の前面上端部に対向し、左側フランジ412を右側フランジ413の左側に位置させている。従って、U字体411が、左右両側壁部411b、411cにて、左右両側フランジ412、413に対し、上記所定の鋭角でもって左側に傾斜するように、板状本体枠210の左側縁部の前面上端部に支持されている。
【0080】
結合部材420は、図3にて示すごとく、板状前枠310の左側縁部の上端面に支持されているもので、この結合部材420は、図3〜図5にて示すごとく、U字体421及び結合片422でもって一体的に構成されている。U字体421は、連結壁部421aと、この連結壁部421aの幅方向両端部からL字状に延出する左右両側壁部421bとを有している。結合片422は、U字体421の連結壁部421aの上端部からL字状に屈曲して左右両側壁部421bに平行に延出されており、この結合片422の延出端部には、貫通穴部422aが形成されている。
【0081】
このように構成した結合部材420においては、結合片422がその貫通穴部422aにて、板状前枠310の左側縁部の上端面上に上方へ向けて突設してなるピン状上端軸313(図3参照)に回動自在に嵌装されている。これにより、結合片422が、上端軸313を介し板状前枠310の左側縁部の上端面に相対回動自在に支持されている。なお、ここにいう相対回動自在とは、板状前枠310がその左側縁部の上端面にて上端軸313を介し結合片422に対し回動自在となっていることをいう。
【0082】
リンク部材430は、図5にて示すごとく、基体410に連結されているもので、当該リンク部材430は、連結壁部431と、この連結壁部431の幅方向両端部からL字状に延出する左右両側壁部432とでもって、U字体430aを構成するように形成されている。
【0083】
しかして、U字体430aは、連結壁部431から左右両側壁部432を下方に向けて延出させるようにして、左右両側壁部432の一側両端部432aにて、基体410のU字体411の左右両側壁部411b、411cにその各上端部にて軸434を介し回動自在に連結されている。この連結は、具体的には、軸434を、左右両側壁部432の一側両端部432aの各貫通穴部(図示しない)及び左右両側壁部411b、411cの各上端部の貫通穴部(図示しない)に挿通抜け止めすることでなされている。
【0084】
なお、左右両側壁部432の一側両端部432aは、図5にて示すごとく、連結壁部431に対し鋭角をなすように左右両側壁部432から下方へ傾斜している。また、U字体430aの連結壁部431は、リンク部材430の時計方向への回動に伴い、その端部431aにてU字体411の連結壁部411aの上端部に当接することなく、連結壁部411aに対し鋭角にて交叉するように下方に向けて傾斜状に位置するようになっている。
【0085】
リンク部材440は、リンク部材430と結合部材420との間に相対回動自在に連結されているもので、このリンク部材440は、連結壁部441と、この連結壁部441の幅方向両端部からL字状に延出する左右両側壁部442とでもって、U字体440aを構成するように形成されている。
【0086】
しかして、リンク部材440においては、左右両側壁部442が、連結壁部441から上方へ延出するように位置して、一側両端部442aにて、リンク部材430のU字体430aの他側両端部432bに連結軸443を介し回動自在に連結されている。なお、連結軸443は、リンク部材430のU字体430aの他側両端部432bの各貫通穴部(図示しない)及び左右両側壁部442の一側両端部442aの各貫通穴部(図示しない)に挿通抜け止めされている。
【0087】
また、リンク部材440においては、左右両側壁部442が、その他側両端部442bにて、結合部材420のU字体421の左右両側壁部421bに連結軸444を介し上下方向に回動自在に連結されている。なお、連結軸444は、左右両側壁部442の他側両端部442bの各貫通穴部(図示しない)及び結合部材420のU字体421の左右両側壁部421bの各貫通穴部(図示しない)に挿通抜け止めされている。また、連結軸444は、結合部材420に含めた概念としてもよい。
【0088】
本実施形態では、当該リンク部材440は、連結軸443を基準とする時計方向への回動により、左右両側壁部442にて、リンク部材430のU字体430a及び基体410のU字体411を外方から覆うように、左右両側壁部442の各対向面の間隔は、リンク部材430のU字体430aの左右両側壁部432の各外面の間隔よりも広く設定されている。
【0089】
圧縮コイルバネ450は、連結軸443に巻装されているもので、この圧縮コイルバネ450は、その両端部にて、リンク部材440の連結壁部441の右端部及びU字体430aの連結壁部431の左端部に係止されている。これにより、圧縮コイルバネ450は、リンク部材440をリンク部材430から離れる方向に向けて連結軸443を軸として回動させるように付勢力を発揮する。
【0090】
また、上側ヒンジ装置400は、図5及び図6にて示すごとく、ロック機構460及びロック部材470を備えている。
【0091】
ロック機構460は、図5にて示すごとく、結合部材420を、連結軸444を介し基体410にロックするために、基体410のU字体411に支持されているもので、このロック機構460は、U字体461と、圧縮コイルバネ462とでもって構成されている。
【0092】
U字体461は、連結壁部461aと、この連結壁部461aの幅方向両端部の各上側部位からL字状に延出してなる左右両側壁部461bとを備えている。左右両側壁部461bは、U字体411の左右両側壁部411b、411cの各支持部435に軸463を介し回動可能に支持されている。
【0093】
ここで、各支持部435は、左右両側壁部411b、411cの各上端部から上方に延出されており、これら各支持部435の前側部には、結合部材420側の連結軸444を収容するための凹部435aが前方に向けて開口形成されている。
【0094】
また、軸463は、各支持部435の貫通穴部(図示しない)及びU字体461の各貫通穴部(図示しない)に挿通抜け止めされている。
【0095】
また、U字体461は、摘み部461c及び両爪部461dを有しており、摘み部461cは、右側壁部461bの上端部から右方へL字状に屈曲して延出している。
【0096】
両爪部461dは、U字体461の左右両側壁部461bの各下側部位から前方へ延出形成されている。ここで、両爪部461dの各下端部には、凹部461eが下方に向けて開口形成されている。また、両爪部461dの各前側端面は、連結軸444を各凹部461e内に案内し易いように円弧状に形成されている。本実施形態では、連結軸443の軸芯と両支持部435の各凹部435aの中心との間の距離は、連結軸443の軸芯と連結軸444の軸芯との間の距離と同一に設定されている。
【0097】
圧縮コイルバネ462は、図5にて示すごとく、軸463に巻装されており、この圧縮コイルバネ462は、その両端部にて、U字体461をU字体411に向けて反時計方向に付勢するように、U字体461の連結壁部461aの右端部とU字体411の連結壁部411aの左端部との間に係止されている。これにより、両爪部461dは、その各凹部461eにて、両支持部435の各凹部435aと同芯的に位置する。
【0098】
ロック部材470は、結合部材420を板状前枠310の左側縁部の上端面に相対回動自在にロックするために、図6にて示すごとく、結合部材420の結合片422に回動自在に支持されているもので、このロック部材470は、ロック片471と、摘み部472とでもって構成されている。
【0099】
ロック片471は、その基端部にて、軸473を介し結合片422の中間部位にその裏面側にて連結されて、結合片422に沿い軸473を軸として回動自在となっている。また、このロック片471の左縁先端部には、略半円状の凹部471aが、上端軸313の小径部313a(図3参照)に外方から係合し得るように左方へ開口して形成されている。
【0100】
ここで、凹部471aの開口幅は、上端軸313のうち小径部313a以外の外径部313bの外径よりも小さく、小径部313aの外径よりも大きく形成されている。従って、ロック部材470において、ロック片471は、凹部471aにより、上端軸313の小径部313aに外方から回動自在にかつ軸方向に変位不能に係合することで、上述のように結合部材420を板状前枠310の左側縁部の上端面に相対回動自在にロックする。
【0101】
摘み部472は、ロック片471の右縁の中間部位から上方へL字状に屈曲するように延出されている。
【0102】
下側ヒンジ装置500は、図7にて示すごとく、板状本体枠210及び板状前枠310の各左側縁部にその各下端部間にて連結されている。当該下側ヒンジ装置500は、受承部である凹部501と、被受承部であるロッド部502とでもって構成されている。凹部501は、板状本体枠210の左側縁部の前面下端部から一体的に前側に板状に突設してなる突設部501aの上面に略円錐状に形成されている。
【0103】
ロッド部502は、板状前枠310の左側縁部の下端面から下方へ延出されており、このロッド部502は、凹部501内に回動自在にかつ前後左右方向に傾動自在に受承されている。
【0104】
以上のように構成した本実施形態において、当該パチンコ遊技機が、図1にて示す状態にあるものとする。このとき、上側ヒンジ装置400は、図4にて示す状態にある。即ち、連結軸444は、ロック機構460のU字体461の各爪部461dにより、U字体411の両支持部435の各凹部435a内にロックされている。このため、両リンク部材430、440は、基体410に対し折り重なった状態に保持されている。
【0105】
また、前扉300は、上端軸313にて、上側ヒンジ装置400の結合部材420により回動自在に支持されており、結合部材420は、ロック部材470によりそのロック片471でもって上端軸313にロックされている。また、下側ヒンジ装置500においては、ロッド部502が凹部501に対し図7にて示す状態にある。
【0106】
このような状態において、前扉300を遊技機本体200から前方へ開くと、当該前扉300は、上端軸313及びロッド部502を軸として、前方へ回動し、図2にて示す状態となる。
【0107】
然る後、上側ヒンジ装置400のロック機構460の摘み部461cによりU字体461を圧縮コイルバネ462に抗して軸463を軸として時計方向に回動させると、両爪部461dが連結軸444から上方へ解離する。
【0108】
これに伴い、上側ヒンジ装置400においては、結合部材420が、前扉300により、その自重のもと、前方へ引っ張られる。ここで、リンク部材430は、基体410に対し軸434を介し回動自在に連結され、リンク部材440は、リンク部材430及び結合部材420に対し各連結軸443、444を介し回動自在に連結されている。
【0109】
このため、上述のような結合部材420に対する引張作用のもと、図8にて示すごとく、リンク部材430が軸434を基準に時計方向に回動するとともに、リンク部材440が、圧縮コイルバネ450の弾力に抗して、連結軸443を基準として反時計方向に回動しリンク部材430から解離しながら円滑に前方に向けて変位する。このとき、下側ヒンジ装置500においては、ロッド部502が、凹部501内において外側に向けて傾動する。
【0110】
ここで、上述のごとく、基体410においては、U字体411が、左右両側壁部411b、411cにて、左右両側フランジ412、413に対し、上記所定の鋭角でもって左側に傾斜するように、板状本体枠210の左側縁部の前面上端部に支持されている。また、上述のような上側ヒンジ装置400の伸長状態においては、結合部材420及び両リンク部材440、430が、直線状に連結された状態にある。
【0111】
従って、結合部材420及び両リンク部材440、430は、板状本体枠210の左側縁部の前面上端部に対し、上記所定の鋭角でもって左側に傾斜するように前方へ変位する。このことは、上側ヒンジ装置400が、板状本体枠210の左側縁部の前面上端部から前方へ板状本体枠210の左側に向けて傾斜するように直線状に伸長することを意味する。
【0112】
このため、前扉300は、下側ヒンジ装置500を基準に、本体枠210の左側縁部から前方かつ左側へ傾斜するように、伸長状態にある上側ヒンジ装置400を介し、本体枠210に支持される。これにより、前扉300は、その左側縁部にて、遊技機本体200の左側縁部との間に、図8にて示すごとく、V字状の間隔を形成する。このことは、特に、遊技盤220の左側部位が、V字状の間隔を介し、前扉300の左側縁部から大きく離れて位置することを意味する。
【0113】
その結果、遊技盤220の盤面221aの左側部位やこの左側部位に位置する多数の釘224及び風車226等の清掃作業が、前扉300の左側縁部により邪魔されることなく、容易になされ得る。また、上述のように盤面221aの左側部位に位置する多数の釘224の調整も、前扉300の左側縁部により邪魔されることなく、容易になされ得る。
【0114】
また、上述のように、前扉300の左側縁部が、遊技盤220の左側部位から大きく離れて位置する。従って、遊技盤220をメンテナンスのために本体枠210から取り外す際、或いは機種変更による盤面換えのために遊技盤220のみを交換する際に、当該遊技盤220を前側へ取り外す作業が、前扉300の左側縁部により邪魔されることなく、容易に行われ得る。また、このように取り外す作業の終了後、遊技盤220を本体枠210に嵌装するにあたっては、当該遊技盤220を、前扉300の左側縁部により邪魔されることなく、容易に嵌装し得る。
【0115】
然る後、前扉300を閉じるにあたっては、前扉300をその右側縁部の上端部にて下側ヒンジ装置500を基準に押動する。すると、上側ヒンジ装置400においては、結合部材420が、基体410に向けて押動される。ここで、結合部材420とリンク部材440とは連結軸444を介し回動自在に連結され、リンク部材430は、リンク部材440及び基体410に、連結軸443及び軸434を介し、回動自在に連結されている。さらに、リンク部材440は、リンク部材430から離れる方向に、圧縮コイルバネ450により付勢されている。
【0116】
このため、上述のように、結合部材420が基体410に向けて押動されると、リンク部材430が、圧縮コイルバネ450の弾力に抗して、軸434を軸として反時計方向に回動し、リンク部材440が、連結軸443を軸として時計方向に回動し、結合部材420が、基体410に向けて変位して、リンク部材440が、リンク部材430を覆う。このことは、上側ヒンジ装置400が本体枠210の左側縁部の前面上端部に向けて短縮していくことを意味する。
【0117】
然る後、連結軸444が、ロック機構460の両爪部461dに当たると、当該連結軸444は、圧縮コイルバネ462の弾力に抗して両爪部461dを時計方向に回動させながら基体410の各支持部435の凹部435a内に収容される。これに伴い、両爪部461dが、圧縮コイルバネ462の弾力により反時計方向に回動されて、連結軸444を基体410の各支持部435の凹部435a内にロックする。
【0118】
これにより、前扉300は、図2に示すごとく、上側ヒンジ装置400及び下側ヒンジ装置500により、本体枠210に支持される。然る後、前扉300を本体枠210に向けて回動することで、遊技機本体200は、その前面側から前扉300により閉成されて、図1にて示す状態となる。
【0119】
また、このような状態において、例えば、遊技盤220の盤面221aにて遊技球が詰まったときには、上側ヒンジ装置400がロック機構460により連結軸444をロックした状態にて、前扉300を、図2にて示すごとく、遊技機本体200から開くことで、詰まった遊技球の除去が可能となる。
【0120】
また、上述のごとく、遊技盤220の左側部位が、V字状の間隔を介し、前扉300の左側縁部から大きく離れて位置する。従って、遊技盤220の盤面221aを上述のように広くとっても、遊技盤220は、前扉300の左側縁部に邪魔されることなく、本体枠210の中央穴部211に容易に嵌装され得る。
【0121】
また、前扉300を遊技機本体200に支持する上下両側ヒンジ装置400、500のうち、下側ヒンジ装置500は、従来のヒンジ装置とは異なり、上述のごとく、ロッド部502及びこのロッド部502を回動自在かつ傾動自在に受承する凹部501という非常に簡単な構成となっている。従って、当該パチンコ遊技機において、前扉300を遊技機本体200に開閉可能に支持する下側ヒンジ構造、ひいては、当該パチンコ遊技機の構成が簡単になる。
【0122】
また、上側ヒンジ装置400は、上述のように構成した伸縮型ヒンジ装置で構成されているため、当該伸縮型ヒンジ装置は、結合部材420の直線的変位方向への伸長或いは短縮でもって、前扉300の左側縁部と遊技機本体200の左側縁部との間に間隙を形成し或いはこの間隙をなくし得る。
【0123】
このような作用効果は、上側ヒンジ装置400を、結合部材420、基体410、両リンク部材430、440並びに両連結軸443、444でもって、本明細書の発明の解決課題の欄にて述べた従来のヒンジ装置とは異なり、一次元的に伸縮する機能を有するように構成することで達成され得る。その結果、当該伸縮型ヒンジ装置は、当該パチンコ遊技機用の上側ヒンジ装置400として、非常に簡単な構成でもって提供され得る。
【0124】
また、本実施形態においては、上述のごとく、各突体212〜214が、遊技機本体200の板状本体枠210に突出形成され、かつ各固定装置L1〜L3が前扉300の板状前枠310の裏面に各突体212〜214に対応して設けられている。これは以下のような根拠に基づく。
【0125】
例えば、特開2004−65855号公報に開示されている従来のパチンコ遊技機においては、枠体、ガラスユニット及び遊技盤(前扉300、窓ガラスユニット320及び遊技機本体200に対応)が、それぞれ、片側の側部にて、装置本体にその片側の側部にて各取り付けヒンジにより開閉可能に順次固定されている。
【0126】
上述のような従来のパチンコ遊技機では、枠体、ガラスユニット及び遊技盤が装置本体に対し閉成されていても、ガラスユニットが枠体には固定されないことから、ガラスユニットと枠体との間に隙間が発生し易い。また、ガラスユニットをロック部により遊技盤の前面に固定するようになっているものの、このロック部による固定のし忘れが発生すると、ガラスユニットと遊技盤との間にも隙間が発生し易い。なお、当該ロック部による固定が不良であっても、ガラスユニットと遊技盤との間にも隙間が発生し易い。
【0127】
その結果、上述のような各隙間を利用した不正行為が遊技者によって行われ易いという不具合がある。
【0128】
そこで、本実施形態では、上述のような隙間の発生を利用した不正行為を未然に防止するという解決課題を達成するために、上述のごとく、各突体212〜214を遊技機本体200の板状本体枠210に突出形成し、かつ各固定装置L1〜L3を前扉300の板状前枠310の裏面に各突体212〜214に対応して設けることとした。
【0129】
しかして、窓ガラスユニット320が各固定装置L1〜L3により板状前枠310の裏面に固定されていれば、固定装置L1においては、回動部材330が、図3にて実線により示すごとく、固定側回動端に位置し、板状固定部332によって、上側支持片部322を板状前枠310の裏面に固定している。
【0130】
また、固定装置L2においては、回動部材330が、固定側回動端に位置し、板状固定部332によって、上側支持片部323を板状前枠310の裏面に固定するとともに、固定装置L3においては、回動部材330が、固定側回動端に位置し、板状固定部332によって、下側支持片部324を板状前枠310の裏面に固定している。
【0131】
従って、窓ガラスユニット320は、各支持片部322〜324にて、各固定装置L1〜L3により板状前枠310の裏面に固定されている。
【0132】
このような固定状態にて、前扉300をその開状態から遊技機本体200に向けて閉成すれば、固定装置L1の回動部材330は、板状摘み部333にて、突体212の長楕円状貫通穴部212a内に嵌装される。また、固定装置L2の回動部材330は、板状摘み部333にて、突体213の長楕円状貫通穴部213a内に嵌装され、かつ固定装置L3の回動部材330は、板状摘み部333にて、突体214の長楕円状貫通穴部214a内に嵌装される。
【0133】
ここで、各長楕円状貫通穴部212a〜214aの開口部は、上述のごとく、その開口面から奥側に向けて末すぼまり状となるよう断面傾斜状に形成されている。従って、各板状摘み部333は、各長楕円状貫通穴部212a〜214a内にその開口部の傾斜状内面により円滑に案内されて、確実に嵌装される。
【0134】
また、各板状摘み部333の長径及び短径は、上述したごとく、長楕円状貫通穴部212a、213a、214aの各々のうちその開口部よりも奥側の部位内に係脱可能にかつ径方向に変位不能に嵌装し得るように設定されている。従って、各回動部材330は、各板状摘み部333でもって、各長楕円状貫通穴部212a、213a、214a内に径方向に変位不能に保持され得る。その結果、各板状摘み部333を各長楕円状貫通穴部212a、213a、214a内にしっかりと保持しつつ、前扉300は、遊技機本体200に完全に閉成され得る。
【0135】
このような状態では、上述のごとく、窓ガラスユニット320が各固定装置L1〜L3により板状前枠310の裏面にしっかりと固定されているので、窓ガラスユニット320の前面と板状前枠310の中央穴部311との接合面の間に隙間が生じることがない。従って、上述のような隙間を利用した不正行為が未然に防止され得る。
【0136】
また、上述のように固定されている窓ガラスユニット320をそのメンテナンスのために取り外す場合には、各固定装置L1〜L3の回動部材330を、その摘み部333を摘んで解放側回動端に向けて回動させる。これに伴い、窓ガラスユニット320は、各支持片部322〜324にて、板状前枠310の裏面に対する固定から解放される。
【0137】
このように解放した窓ガラスユニット320に清掃等のメンテナンスを施した後、当該窓ガラスユニット320を板状前枠310にその裏面側から固定するにあたり、この固定は、次のようにして行う。
【0138】
即ち、各固定装置L1〜L3の回動部材330をその摘み部333により固定側回動端に向けて回動させる。これに伴い、各回動部材330は、窓ガラスユニット320の各支持片部322〜324の表面に沿い回動して、当該各支持片部322〜324を板状前枠310の裏面に固定する。これにより、窓ガラスユニット320は、各固定装置L1〜L3により、板状前枠310の裏面にしっかりと固定される。
【0139】
ここで、各ストッパー部材340は、各対応の回動部材330の固定側回動端に対応して設けられているので、各回動部材330を、各対応のストッパー部材340に当接するまで回動しさえすれば、各回動部材330は上記各固定側回動端に維持され得る。
【0140】
然る後は、上述と同様に、前扉300を遊技機本体200に向けて閉成することで、当該前扉300は、完全に遊技機本体200に閉成され得る。
【0141】
また、上述のように窓ガラスユニット320を板状前枠310の裏面に固定するにあたり、各固定装置L1〜L3のいずれかによる固定のし忘れがあると、前扉300は遊技機本体200に対し完全には閉成されない。
【0142】
例えば、固定装置L1の回動部材330が解放側回動端にある状態にて、前扉300は遊技機本体200に向けて閉成すると、当該固定装置L1の回動部材330は、摘み部333の先端部にて、突体212の前面のうち長楕円状貫通穴部212aの直上部位に当接する。従って、前扉300の遊技機本体200に対する完全な閉成が禁止される。
【0143】
このため、上述のような窓ガラスユニット320が、そのメンテナンス後に、板状前枠310の裏面に固定される際に、各固定装置L1〜L3、例えば、固定装置L1による固定のし忘れが確実に視認され得る。その結果、各固定装置L1〜L3のいずれによる固定のし忘れが確実に防止され、この固定し忘れに起因する窓ガラスユニット320と前扉300との間の隙間を利用した不正行為が未然に防止され得る。
【0144】
なお、本発明の実施にあたり、上記実施形態に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)リンク部材430が軸434を軸として時計方向へ回動する際、U字体430aの連結壁部431は、基体410のU字体411の連結壁部411aの上端部に当接するように形成されてもよい。
(2)リンク部材430は、U字体430aの他側両端部432bから板状に外方に延出する両延出片を有していてもよい。この場合、リンク部材440の連結軸443を基準とする時計方向への回動の際に、リンク部材440の連結壁部441の右端部に係合して当該回動を所望の角度に制限するように、当該両延出片は他側両端部432bから延出されている。
(3)結合部材420は、上記実施形態にて述べた構成に限ることなく、次のように変形してもよい。
【0145】
即ち、結合部材420において、結合片422の貫通穴部422aに対する対応部から下方に向けてロッド等の軸を延出させるとともに、貫通穴部422aを廃止する。これに伴い、前扉300においては、板状前枠310の左側縁部の上端面のうち上記上端軸313に対する対応部に貫通穴部を形成するとともに上端軸313を廃止する。
【0146】
そして、結合片422の上記ロッド等の軸を板状前枠310の左側縁部の上記貫通穴部に下方に向けて挿通することで、結合部材420を前扉300に対し相対回動自在に連結するようにしてもよい。
【0147】
また、上述のように結合片422の貫通穴部422aに対する対応部から下方に向けてロッドを延出させるのではなく、当該ロッドを、結合片422の貫通穴部422aに対する対応部から上方に向けて延出させ、板状前枠310の左側縁部の上記貫通穴部にその下方から上方に向けて挿通することで、結合部材420を前扉300に対し相対回動自在に連結するようにしてもよい。
(4)板状前枠310の上端軸313は、上記実施形態にて述べた構成に限ることなく、次のように変形してもよい。
【0148】
即ち、当該上端軸313を、板状前枠310の左側縁部の上端面から下方に向けて突設させるように変形し、このように変形した上端軸を、板状前枠310の左側縁部の上端面の下側にて結合片422の貫通穴部422aに下方に向け挿通することで、結合部材420を前扉300に対し相対回動自在に連結するようにしてもよい。
(5)ロック部材470は、上記実施形態とは異なり、ロック片471にて、結合片422の中間部位にその上面側にて回動自在に連結されてもよい。この場合、摘み部472は、ロック片471の右縁の中間部位から下方へL字状に屈曲するように延出される。
(6)ロック機構460は、上記実施形態にて述べたごとく、結合部材420を、連結軸444を介し、基体410にロックするように構成されているが、これに限ることなく、ロック機構460は、結合部材420を、リンク部材440の他側両端部442bを介し基体410にロックするように構成してもよい。この場合、リンク部材440の他側両端部442bから互いに近づく方向にL字状に各突起を延出形成し、これら各突起を介し結合部材420を基体410にロックするようにしてもよい。
(7)一対のコイルバネを、圧縮コイルバネ450に代えて採用し、連結軸443の両端部に巻装して、当該一対のコイルバネの一方を、その両端部にて、リンク部材440の連結壁部441の右端部及びU字体430aの連結壁部431の右端部に係止し、他方のコイルバネを、その両端部にて、リンク部材440の連結壁部441の左端部及びU字体430aの連結壁部431の左端部に係止するようにしてもよい。
(8)ロック機構460において、両爪部461dは、その少なくとも一方を廃止してもよい。また、両爪部461dに対し、さらに、例えば、1つの爪部を追加してもよい。この場合、追加の爪部は、U字体461の連結壁部461aの左右方向中央部から両爪部461dの間にこれらに平行に延出するように設けてもよい。
(9)ロック機構460において、一対のコイルバネを、圧縮コイルバネ462に代えて採用し、軸463の両端部に巻装して、当該一対のコイルバネの一方を、その両端部にて、U字体461の連結壁部461aの右端部とU字体411の連結壁部411aの右端部に係止し、他方のコイルバネを、その両端部にて、U字体461の連結壁部461aの左端部とU字体411の連結壁部411aの左端部に係止するようにしてもよい。
(10)下側ヒンジ装置500において、ロッド部502を、凹部501の底部を基準にして、回動自在にかつ前後左右方向に傾動可能に当該凹部501内に受承し得る形状であれば、凹部501は、略円錐形状に限ることなく、どのような形状であってもよい。
(11)下側ヒンジ装置500は、上記実施形態にて述べた構成に限ることなく、突設部501aに向けて開口するように凹部を板状前枠310の一側縁部の下端面に被受承部として形成し、突設部501aから上記凹部に向けて延出されて当該凹部を回動可能にかつ傾動可能に受承するロッド部を受承部として備えるようにしてもよい。
【0149】
なお、上述のように板状前枠310の一側縁部の下端面に形成した凹部に代えて当該下端面に貫通穴部を上記ロッド部の外径よりも大きな内径を有するように形成し、一方、上記ロッド部の軸方向中間部位に鍔部を設けるようにして、当該ロッド部のうち上記鍔部よりも上方へ突出する部分を上記貫通穴部に挿通し、かつ上記鍔部によりその上面にて上記貫通穴部をその下方から回動可能にかつ傾動可能に受承するようにしてもよい。但し、上記鍔部の上面は、その外周縁部からロッド部の軸心に向けて上方へ末すぼまり状にかつ上に突な形状にて湾曲するようにして形成されている。
(12)ユニット枠320aにおいて、円環状枠部321のうち上記各支持片部322〜324に対する各対応部位に、円環状枠部321の内側に向けて凹状に湾曲する凹状湾曲部をそれぞれ形成するとともに各支持片部322〜324及びストッパー部材340を廃止するようにしてもよい。これによれば、各固定装置L1〜L3の回動部材330は、板状固定部332にて、各対応の上記凹状湾曲部内に外方から係合したとき、上記実施形態にて述べた固定側回動端に位置することとなる。これにより、ユニット枠320aは上記実施形態にて述べたと同様に各固定装置L1〜L3により支持され得る。
(13)各固定装置L1〜L3は、3つであることに限らず、ユニット枠320aの各支持片部の数にあわせて、1つ、2つ及び4つ以上のいずれかであってもよい。その際、各固定装置L1〜L3に対応する3つの突体212〜214のごとく、各固定装置それぞれに対応する突体を板状本体枠210の適所に設けるようにしてもよい。
(14)各固定装置L1〜L3において、回動部材330は、摘み部333に加えて、突起を板状固定部332の表面から突出させて、この突起でもって、摘み部333に代えて、前扉300の閉成を禁止或いは許容するようにしてもよい。この場合、各突体212〜214は、上記各突起に対応する位置にて、各長楕円状貫通穴部212a〜214aを形成する。なお、摘み部333は、上記突起よりも、低いものとし、回動部材330の回動操作のための構成部材としての役割を果たす。また、摘み部333は、長楕円形状に限ることなく、例えば、四角板形状、円板形状或いは十字板形状であってもよい。この場合、各長楕円状貫通穴部212a〜214aは、摘み部333を係脱可能にかつ径方向に変位不能に嵌装し得るように形成される。
(15)遊技機本体200において、上記実施形態とは異なり、板状本体枠210の中央穴部211及び遊技盤220の盤本体221を共に四角形状に形成して、四角形状の盤本体221を板状本体枠210の四角形状の中央穴部211に前側から嵌装するようにしてもよい。なお、盤本体221の四角状の盤面にレール223を設けることで、レール223の外側にて盤本体221の盤面に形成される4つの隅角部は、それぞれ、略三角形状となっている。
【0150】
そして、各突体212〜214を、盤本体221の盤面221aの4つの隅角部のうち左右上側の両隅角部及び左下側の隅角部(各固定装置L1〜L3に対応する)に形成するようにしてもよい。
【0151】
また、このような変形例に代えて、上述した盤本体221の盤面221aの左右上側の両隅角部及び左下側の隅角部を、その前面にて、各突体212〜214の前面と同一の面まで突出するように形成し、かつ上記左右上側の両隅角部及び左下側の隅角部に対し、各突体212〜214の長楕円状貫通穴部212a〜214aに対応する位置にて長楕円状貫通穴部を形成するようにしてもよい。
【0152】
これによれば、各突体212〜214を廃止し得るのは勿論のこと、各固定装置L1〜L3の回動部材330が固定側回動端に位置するとき、各回動部材330は、摘み部333にて、上記左右上側の両隅角部及び左下側の隅角部の各長楕円状貫通穴部に嵌装され、回動部材330が解放側回動端に位置するとき、各回動部材330は、摘み部333にて、上記左右上側の両隅角部及び左下側の隅角部の各前面に当接して前扉300の完全な閉成を禁止する。
(16)各固定装置L1〜L3は、上記実施形態にて述べた構成に限ることなく、次のように変形してもよい。例えば、固定装置L1において、回動部材330の構成を次のように変形する。即ち、板状固定部332を円柱状基部331とは別体で形成し、かつ板状固定部332の幅方向中央部に、その長手方向に沿い、長手状の案内溝部を、円柱状凹所331aの内径に相当する幅でもって形成する。また、支持軸334の頭部334aを板状固定部332の上記案内溝部内にてその長手方向に沿ってのみ変位させ得るように、長方形板状に形成する。なお、円柱状基部331は、板状前枠310の上記直上裏面部位に回動不能に固定されている。
【0153】
しかして、支持軸334の長方形板状の頭部を板状固定部332の上記案内溝部内に嵌装すれば、板状固定部332は、円柱状基部331の先端面に沿い図3にて図示上下方向に変位可能に、支持軸334の長方形板状の頭部に支持される。
【0154】
従って、板状固定部332が図3にて図示実線の位置(固定側変位端)にあるとき、板状摘み部333は、突体212の長楕円状貫通穴部212aに嵌り込む高さに位置する。また、板状固定部332が上記案内溝部にて支持軸334の長方形板状の頭部に沿い上方へ直線状に変位して上側支持片部322の表面から外れた位置(解放側変位端)にあるとき、板状摘み部333がその先端部にて突体212の前面のうち長楕円状貫通穴部212aの直上部位に当接して前扉300の遊技機本体200に対する完全な閉成を禁止する。なお、両ストッパー部材340、350は廃止してもよい。
【0155】
また、このような変形例において、円柱状基部331に代えて、両案内レールを、板状前枠310の上記直上裏面部位に上下方向に互いに平行に設けて、当該両案内レールによって、板状固定部332を、上記固定側変位端と上記解放側変位端との間にて、上下方向に直線状に変位し得るように支持してもよい。また、固定装置L1において、回動部材330の固定側回動端及び固定側変位端は、固定位置として把握し、回動部材330の解放側回動端及び解放側変位端は、解放位置として把握してもよい。
(17)本発明は、パチンコ遊技機に限ることなく、アレンジボール機や雀球機に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0156】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の一実施形態を示す概略正面図である。
【図2】図1の前扉を開成するときのパチンコ遊技機の斜視図である。
【図3】前扉を開成するときの短縮状態における上側ヒンジ装置と遊技機本体及び前扉との関係を示す部分斜視図である。
【図4】図2の上側ヒンジ装置の短縮状態を示す詳細斜視図である。
【図5】図2の上側ヒンジ装置の伸長状態を示す詳細斜視図である。
【図6】図4及び図5のロック部材の詳細形状を示す上面図である。
【図7】図1の下側ヒンジ装置の概略を示す断面図である。
【図8】前扉を開成するときの伸長状態における上側ヒンジ装置と遊技機本体及び前扉との関係を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
【0157】
L1〜L3…固定装置、200…遊技機本体、210…板状本体枠、
212〜214…長楕円状貫通穴部、212a〜214a…長穴、220…遊技盤、
221…盤本体、221a…盤面、224…多数の釘、226…風車、300…前扉、
310…板状前枠、311…円形状中央穴部、313…上端軸、313a…小径部、
320…窓ガラスユニット、320a…ユニット枠、320b…ガラス板、
322、323…上側支持片部、324…下側支持片部、330…回動部材、
331…円柱状基部、332…板状固定部、333、461c、472…摘み部、
340、350…ストッパー部材、400…上側ヒンジ装置、410…基体、
411、421、430a、440a、461…U字体、
411a、421a、431a、441、461a…連結壁部、
411b、411c、421b、431b、442、461b…左右両側壁部、
412…左側フランジ、413…右側フランジ、420…結合部材、422…結合片、
422a…貫通穴部、430、440…リンク部材、443、444…連結軸、
435…支持部、435a、461e、471a、501…凹部、
450、462…圧縮コイルバネ、460…ロック機構、461d…爪部、
463…軸、470…ロック部材、471…ロック片、500…下側ヒンジ装置、
501a…突設部、502…ロッド。

【出願人】 【識別番号】591044614
【氏名又は名称】株式会社足立ライト工業所
【出願日】 平成18年8月28日(2006.8.28)
【代理人】 【識別番号】100117503
【弁理士】
【氏名又は名称】間瀬 ▲けい▼一郎


【公開番号】 特開2008−49001(P2008−49001A)
【公開日】 平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願番号】 特願2006−229984(P2006−229984)