| 【発明の名称】 |
遊技場用電子マネー端末 |
| 【発明者】 |
【氏名】中嶋 康成
【氏名】亀田 友信
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| 【要約】 |
【課題】利用者の金銭の使いすぎを抑制するとともに、電子マネーの決済処理までの時間を短縮することの可能な遊技場用電子マネー端末を提供する。
【構成】リーダライタ110を介して検出された非接触ICカード10から利用者ID12bを読出すとともに、利用者ID12bに対応する電子マネーの利用限度額331cを電子マネー管理端末300から取得し、各選択ボタン102を用いて利用予定額を入力するように指示したときに入力された利用予定額が利用限度額331c以下であった場合に、電子マネーの決済処理を行う主制御部140を備えたので、電子マネー残高12cから減算される金額を利用限度額331c以下に抑えることができ、利用者が金銭を使いすぎることを抑制することができる。また、電子マネーの決済処理までの時間を短縮することができ、利用者の利便性を向上させることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子マネーサービスで用いられる所定の識別情報が記憶された情報記憶媒体に対してデータの読み書きを行うリーダライタと、所定の遊技場での利用予定額を入力するための入力手段とを備え、入力手段によって入力された利用予定額が、リーダライタを介して情報記憶媒体から読出した識別情報に対応する電子マネーの利用限度額以下であった場合に、所定の記憶部に記憶された電子マネー残高から利用予定額を減算することにより電子マネーの決済処理を行うようにした遊技場用電子マネー端末において、 前記リーダライタを介して情報記憶媒体が検出されたときに情報記憶媒体から識別情報を読み出す読出手段と、 読出手段によって識別情報が読出されたときに、識別情報に対応する電子マネーの利用限度額を所定の電子マネー管理端末から取得する利用限度額取得手段と、 利用限度額取得手段によって利用限度額が取得されたときに入力手段を用いて利用予定額を入力するように指示する入力指示手段と、 入力手段によって入力された利用予定額が利用限度額取得手段によって取得された利用限度額以下であった場合に、電子マネーの決済処理を行う決済処理手段とを備えた ことを特徴とする遊技場用電子マネー端末。 【請求項2】 前記利用限度額取得手段によって利用限度額が取得されたときに利用限度額を表示する表示部を備えた ことを特徴とする請求項1記載の遊技場用電子マネー端末。 【請求項3】 前記記憶部を情報記憶媒体に設けた ことを特徴とする請求項1または2記載の遊技場用電子マネー端末。 【請求項4】 前記記憶部を電子マネー管理端末に設けた ことを特徴とする請求項1または2記載の遊技場用電子マネー端末。 【請求項5】 前記読出手段、利用限度額取得手段、入力指示手段及び決済処理手段の少なくとも一つをリーダライタに設けた ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の遊技場用電子マネー端末。 【請求項6】 前記決済処理手段を、電子マネーの決済処理が正常終了した場合に、利用限度額から利用予定額を減算した金額を新たな利用限度額として電子マネー管理端末に記憶するように構成した ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の遊技場用電子マネー端末。 【請求項7】 前記決済処理手段によって新たな利用限度額が算出された後に、入力手段を用いて新たな利用予定額を入力可能とするように指示する連続入力指示手段を備え、 決済処理手段を、入力手段によって入力された新たな利用予定額が新たな利用限度額以下であった場合に、新たな利用限度額を電子マネー管理端末に記憶する前に電子マネーの決済処理を行うように構成した ことを特徴とする請求項6記載の遊技場用電子マネー端末。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、例えばゲームセンターやパチンコ店等の遊技場に設置され、遊技場での利用予定額を電子マネーを用いて決済することの可能な遊技場用電子マネー端末に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、この種の遊技場用電子マネー端末として、電子マネーサービスで用いられる所定の識別情報が記憶された情報記憶媒体に対してデータの読み書きを行うリーダライタを備え、所定の記憶部に記憶された電子マネー残高から所定の遊技場での利用予定額を減算することにより電子マネーの決済処理を行うようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。 【0003】 また、遊技場の利用者が遊技にのめり込んで金銭を使いすぎることを抑制するために、利用予定額を入力するための入力手段を備え、入力手段によって入力された利用予定額が、リーダライタを介して情報記憶媒体から読出した識別情報に対応する貨幣の利用限度額以下であった場合に、所定の記憶部に記憶された貨幣の残高から利用予定額を減算するようにしたものも知られている(例えば特許文献2参照)。 【特許文献1】特開2004−57299号公報 【特許文献2】特開2002−889号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、前記従来例では、入力手段によって利用予定額が入力された後に、所定の電子マネー管理端末から利用限度額を取得しているので、利用限度額以内であるか否かに拘らず、利用予定額が入力されてから電子マネーの決済処理が開始されるまでの時間が長くなるという問題点があった。 【0005】 本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、利用者の金銭の使いすぎを抑制するとともに、電子マネーの決済処理までの時間を短縮することの可能な遊技場用電子マネー端末を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は、前記目的を達成するために、電子マネーサービスで用いられる所定の識別情報が記憶された情報記憶媒体に対してデータの読み書きを行うリーダライタと、所定の遊技場での利用予定額を入力するための入力手段とを備え、入力手段によって入力された利用予定額が、リーダライタを介して情報記憶媒体から読出した識別情報に対応する電子マネーの利用限度額以下であった場合に、所定の記憶部に記憶された電子マネー残高から利用予定額を減算することにより電子マネーの決済処理を行うようにした遊技場用電子マネー端末において、前記リーダライタを介して情報記憶媒体が検出されたときに情報記憶媒体から識別情報を読み出す読出手段と、読出手段によって識別情報が読出されたときに、識別情報に対応する電子マネーの利用限度額を所定の電子マネー管理端末から取得する利用限度額取得手段と、利用限度額取得手段によって利用限度額が取得されたときに入力手段を用いて利用予定額を入力するように指示する入力指示手段と、入力手段によって入力された利用予定額が利用限度額取得手段によって取得された利用限度額以下であった場合に、電子マネーの決済処理を行う決済処理手段とを備えている。 【0007】 これにより、利用予定額が利用限度額以下であった場合に電子マネーの決済処理が行われることから、電子マネー残高から減算される金額が利用限度額以下に抑えられる。また、リーダライタによって情報記憶媒体が検出されると、識別情報が読出されて利用限度額が取得されることから、利用予定額が入力される前に利用限度額が取得され、利用予定額が入力されると、電子マネーの決済処理が行われるか否かが速やかに判別される。 【発明の効果】 【0008】 本発明によれば、電子マネー残高から減算される金額を利用限度額以下に抑えることができるので、利用者が遊技にのめり込んで金銭を使いすぎることを抑制することができる。また、利用予定額が入力されると、電子マネーの決済処理が行われるか否かを速やかに判別することができるので、電子マネーの決済処理までの時間を短縮することができ、利用者の利便性を向上させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 図1乃至図7は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1は遊技場用電子マネー端末の斜視図、図2は遊技場用電子マネー端末の機能構成図、図3は非接触ICカードの機能構成図、図4は履歴情報のデータ構造の一例を示す図、図5は利用額情報のデータ構造の一例を示す図、図6は電子マネーの決済処理の動作を説明するフロー図、図7は表示部に表示される内容を示す図である。 【0010】 本実施形態の電子マネー端末100は、例えばゲームセンターやパチンコ店等の遊技場に設置され、情報記憶媒体としての非接触ICカード10に記憶された電子マネー残高12cから遊技場での利用予定額を減算することにより電子マネーの決済処理を行うことの可能な遊技場用電子マネー端末装置である。また、電子マネー端末100には、利用予定額に応じた遊技媒体(例えばパチンコ玉等)を借り受けるためのプリペイドカードを発行する周知のプリペイドカード発行機(図示省略)が接続されており、電子マネーの決済処理が正常終了した場合に、利用予定額に応じたプリペイドカードがプリペイドカード発行機から排出されるようになっている。 【0011】 電子マネー端末100は、図1に示すように、文字情報や画像情報等の可視情報を表示する表示部101と、遊技場での利用予定額を選択するための複数の選択ボタン102と、音声情報を出力する音声出力部103と、前面を開口したカード載置部104とを備えている。また、図2に示すように、電子マネー端末100の内部には、リーダライタ110と、記憶部120と、通信装置130と、主制御部140とが設けられており、主制御部140には、上記各機器が接続されている。さらに、電子マネー端末100は、電子マネーサービスの管理を行う電子マネー管理端末300とネットワーク200を介して接続されている。 【0012】 非接触ICカード10には、リーダライタ110との間で非接触で信号を送受信するためのコイル状のアンテナ(図示省略)と、アンテナに接続されたICチップとが埋設されている。このICチップには、図3に示すように、ICチップ内の回路を制御するICカード制御部11と、各種情報を記憶するICカード記憶部12とが設けられている。 【0013】 ICカード制御部11はCPU及びRAM、ROM等のメモリを備え、非接触ICカード10の外部からアンテナを介して受信したICカード用コマンドに応じてICカード記憶部12に記憶された各種情報の更新、または読出し処理を行う。 【0014】 ICカード記憶部12は、EEPROM等の書き換え可能な記憶素子であり、カードID12aと、利用者ID12bと、電子マネー残高12cとが記憶されている。カードID12aは非接触ICカード10を識別するためのものであり、複数の非接触ICカード10毎にそれぞれ異なるIDが付与されている。利用者ID12bは電子マネーサービスの利用者を識別するためのものであり、電子マネーサービスに用いられる非接触ICカード10毎にそれぞれ異なるIDが付与されている。なお、本実施形態では、電子マネーサービスで用いられる識別情報として利用者ID12bを用いている。 【0015】 次に、電子マネー端末100の各機器の構成について説明する。表示部101は周知の液晶ディスプレイ等の表示機器であり、主制御部140から受信した文字情報や画像情報を所定の大きさで表示する。各選択ボタン102には、それぞれ「10,000円」、「5,000円」、「3,000円」または「1,000円」というように遊技場での利用予定額が割り当てられており、押下されると所定の信号が主制御部140に送信されるようになっている。 【0016】 音声出力部103は周知のスピーカであり、主制御部140から受信した音声情報を出力する。 【0017】 リーダライタ110は、カード載置部104の下部に設けられており、カード載置部104に載置された非接触ICカード10との間でICカード用コマンド及びデータの送受信を行う。リーダライタ110は、主制御部140との間でデータ通信を行うためのインタフェース部111と、非接触ICカード10との間で非接触のデータ通信を行うためのRF回路部112と、リーダライタ110内の各機器を制御するリーダライタ制御部113とを備えている。RF回路部112には、カード載置部104に載置された非接触ICカード10との間で非接触で信号を送受信するためのアンテナ(図示省略)等が設けられている。リーダライタ制御部113は、主制御部140からインタフェース部111を介して受信したICカード用コマンドを、RF回路部112を介して非接触ICカード10に送信するとともに、非接触ICカード10からRF回路部112を介して受信したデータを、インタフェース部111を介して主制御部140に送信する。 【0018】 記憶部120はEEPROM等の書き換え可能な記憶素子であり、図4に示すような履歴情報121が記憶されている。履歴情報121は、それぞれ利用者ID121a、取引日付121b、利用予定額121c及び電子マネー残高121dからなる複数の履歴レコードで構成されており、電子マネーの決済処理が正常終了したときに、新たな履歴レコードが主制御部140によって記憶される。また、記憶部120には、表示部101に表示される文字情報や、音声出力部103から出力される音声情報が記憶されており、これらの情報は主制御部140によって読出されるようになっている。 【0019】 通信装置130は、ネットワーク200に接続するためのモデム等の通信機器であり、ネットワーク200を介して電子マネー管理端末300との間で通信を行うようになっている。なお、本実施形態では、ネットワーク200として公衆回線網を用いており、これに対応してモデムを通信装置130として用いている。 【0020】 主制御部140は、電子マネー端末100の全体を制御するためのものであり、CPU及びRAM、ROM等のメモリとともに、電子マネーの決済処理を行ったときの日付(取引日付)を取得するためのタイマー回路(図示省略)を備えている。また、主制御部140は、自己のメモリに格納されたデータ及びプログラムに基づいて上記の各機器を制御するようになっている。メモリの書き換え不可の領域には、後述する複数のICカード用コマンド等が格納されているが、これに限定されず、これらのコマンド等を記憶部120に記憶しておき、主制御部140が必要に応じて記憶部120から各コマンドを読み込むようにしてもよい。なお、主制御部140の詳細な動作については後述するが、主制御部140は、本願請求項で言う読出手段、利用限度額取得手段、入力指示手段、決済処理手段及び連続入力指示手段を構成している。 【0021】 電子マネー管理端末300は、電子マネーサービスを管理するための端末装置であり、ネットワーク200接続用の通信装置310と、電子マネー管理端末300の全体を制御するための制御部320と、各種情報を記憶する記憶部330とを備えている。 【0022】 通信装置310は、電子マネー端末100の通信装置130と同様に、ネットワーク200に接続するためのモデム等の通信機器であり、ネットワーク200を介して電子マネー端末100との間で通信を行うようになっている。 【0023】 制御部320は、CPU及びRAM、ROM等のメモリを備え、電子マネー端末100からネットワーク200及び通信装置310を介して所定の利用限度額要求信号を受信したときに、記憶部330に記憶された後述の利用限度額331cを電子マネー端末100に送信する。 【0024】 記憶部330はEEPROM等の書き換え可能な記憶素子であり、遊技場における電子マネーの利用額を表す利用額情報331が記憶されている。利用額情報331は、非接触ICカード10の利用者ID12bと同様の利用者ID331a毎に、設定限度額331bと利用限度額331cが格納されている。設定限度額331bは、遊技場で使用される電子マネーの1日分の最大利用料を表すものであり、各利用者ID331c毎に異なる金額を設定することが可能である。利用限度額331cは、遊技場を利用した日における電子マネーの最大利用料を表すものであり、電子マネーの決済処理が行われると、利用予定額だけ減額されるようになっている。なお、利用限度額331cは、1日が経過する毎に制御部32によって設定限度額331bに更新されるようになっていてもよいし、一定時間毎に更新されてもよい。 【0025】 以上のように構成された電子マネー端末100の動作について図6のフロー及び図7を参照して説明する。 【0026】 まず、電子マネー端末100に電源が投入されると、主制御部140は、図7(a)に示すように非接触ICカード10をカード載置部104に載置するように案内するメッセージを表示部101に表示させる(ステップS1)。また、主制御部140は、非接触ICカード10を検出するために、非接触ICカード10のカードID12aを取得するためのICカード用コマンドをリーダライタ110に送信する。この場合、リーダライタ制御部113は、主制御部140からICカード用コマンドを受信すると、所定時間経過毎にICカード用コマンドをRF回路部112を介して外部に送信する。 【0027】 次に、利用者がカード載置部104に非接触ICカード10を載置すると、非接触ICカード10のICカード制御部11は、リーダライタ110からICカード用コマンドを受信し、ICカード記憶部12から読出したカードID12aをリーダライタ110に送信する。主制御部140は、リーダライタ110を介して非接触ICカード10からカードID12aを受信することにより、非接触ICカード10を検出する(ステップS2)。 【0028】 次いで、主制御部140は、非接触ICカード10に記憶された利用者ID12b及び電子マネー残高12cの読出しを行う(ステップS3)。具体的には、主制御部140は、利用者ID12b及び電子マネー残高12cを読出すためのICカード用コマンドをリーダライタ110を介して非接触ICカード10に送信する。一方、非接触ICカード10のICカード制御部11は、前記ICカード用コマンドを受信すると、ICカード記憶部12の利用者ID12b及び電子マネー残高12cをリーダライタ110に送信する。そして、主制御部140は、リーダライタ110を介して非接触ICカード10から受信した各情報をRAMに記憶する。なお、本フローでは、一例として利用者ID12aを000001、電子マネー残高12cを30,000円としている。 【0029】 次に、主制御部140は、通信装置130及びネットワーク200を介して電子マネー管理端末300から利用限度額331cを取得する(ステップS4)。具体的には、主制御部140は、利用者ID12bとともに所定の利用限度額要求信号を電子マネー管理端末300に送信する。電子マネー管理端末300の制御部320は、通信装置310を介して電子マネー端末100から利用者ID12b及び利用限度額要求信号を受信すると、記憶部330の利用額情報331から利用者ID12bと同一の利用者ID331aを抽出し、抽出した利用者ID331aに対応する利用限度額331cを電子マネー端末100に送信する。なお、本フローでは、利用限度額331cを5,000円としている。 【0030】 そして、主制御部140は、図7(b)に示すように、電子マネー管理端末300から受信した利用限度額331cを、電子マネー残高12c及び文字情報とともに表示部101に表示させる(ステップS5)。この場合、主制御部140は、「利用予定額をボタンで選択してください」等のような案内メッセージを表示部101に表示させることにより、各選択ボタン102を用いて利用予定額を入力するように指示している。 【0031】 次いで、利用者が選択ボタン102を用いて利用予定額(例えば3,000円)を入力すると(ステップS6)、主制御部140は、入力された利用予定額が利用限度額331c及び電子マネー残額12c以下であるか否かを判別する(ステップS7,S8)。そして、利用予定額が利用限度額331c及び電子マネー残額12c以下であった場合には、主制御部140は、図7(c)に示すように電子マネーの決済処理を行う旨のメッセージを表示部101に表示させた後に(ステップS9)、電子マネーの決済処理を行う(ステップS10)。 【0032】 ここで電子マネーの決済処理について具体的に説明する。主制御部140は、電子マネー残高12cから利用予定額を減算するためのICカード用コマンドをリーダライタ110を介して非接触ICカード10に送信する。一方、ICカード制御部11は、リーダライタ110から前記ICカード用コマンドを受信すると、電子マネー残高12c(30,000円)から利用予定額(3,000円)を減算した後に、減算後の電子マネー残高12c(30,000円−3,000円=27,000円)とともに所定の減算終了信号をリーダライタ110に送信する。次に、主制御部140は、リーダライタ110を介して減算後の電子マネー残高12c及び減算終了信号を受信すると、利用者ID12b、タイマー回路から取得した日付、利用予定額及び減算後の電子マネー残高12cから履歴レコードを生成し、記憶部120の履歴情報121に記憶する。これにより、電子マネーの決済処理が正常に終了する。 【0033】 次に、主制御部140は、電子マネーの決済処理が正常に終了したときに、利用限度額331c(5,000円)から利用予定額(3,000円)を減算することにより、利用限度額331cを更新する(ステップS11)。この場合、主制御部140は、更新した利用限度額331c(2,000円)をRAMに格納する。 【0034】 次いで、主制御部140は、図7(d)に示すように、更新した利用限度額331cを、決済処理後の電子マネー残高12c(27,000円)及び文字情報とともに表示部101に表示させる(ステップS12)。ここで、主制御部140は、「連続して利用予定額を選択可能です」等のメッセージを表示部101に表示させることにより、各選択ボタン102を用いて新たな利用予定額を入力可能とするように指示する。そして、所定時間内に利用予定額が入力された場合には、ステップS7に移行する(ステップS13)。これにより、再度入力された利用予定額が更新した利用限度額331c及び電子マネー残高12c以下となる間は、連続して電子マネーの決済処理を行うことができる。この場合、更新した利用限度額331cがRAMに格納されているので、利用限度額331cが電子マネー管理端末300から再送信されることがない。 【0035】 そして、主制御部140は、所定時間内に利用予定額が入力されなかった場合に、更新した利用限度額331cを電子マネー管理端末300に送信する(ステップS14)。具体的には、主制御部140は、利用者ID12b及び更新した利用限度額331cを電子マネー管理端末300に送信する。一方、電子マネー管理端末300の制御部320は、利用者ID12b及び更新した利用限度額331cを受信すると、記憶部330の利用額情報331から利用者ID12bと同一の利用者ID331aを抽出し、抽出した利用者ID331aに対応する利用限度額331cを更新する。なお、主制御部140は、利用限度額331cを電子マネー管理端末300に送信した後に、利用限度額331cを消去する。 【0036】 また、上記ステップS7において利用予定額が利用限度額331cよりも大きい場合、またはステップS8において利用予定額が電子マネー残高12cよりも大きい場合には、主制御部140は、図7(e)に示すように、電子マネーの決済処理を行わない旨のメッセージを表示部101に表示させ(ステップS15)、ステップS13に移行する。 【0037】 なお、上記フローでは説明を省略したが、主制御部140は、記憶部120の履歴情報121を任意時に電子マネー管理端末300に送信する。また、電子マネー管理端末300の制御部320は、電子マネー端末100から受信した履歴情報121を記憶部330に記憶することにより、各非接触ICカード10の電子マネー残高12cを管理する。 【0038】 また、電子マネー管理端末300の制御部320は、1日が経過する毎に利用額情報331の利用限度額331cの値を設定限度額331bの値に更新する。 【0039】 さらに、主制御部140は、電子マネーの決済処理が正常終了したときに、利用予定額をプリペイドカード発行機に送信する。一方、プリペイドカード発行機は、電子マネー端末100から利用予定額を受信すると、利用予定額に応じたプリペイドカードを発行して外部に排出する。 【0040】 さらにまた、上記フローでは、ステップS5において利用限度額331cを表示部101に表示させているが、利用限度額331cを表示させずに「利用予定額をボタンで選択してください」等のメッセージのみを表示させるようにしてもよい。これにより、利用者に対して利用予定額の速やかな入力を促すことが可能になるとともに、利用予定額が入力されると、電子マネーの決済処理が行われるか否かが速やかに判別される。 【0041】 このように、本実施形態の電子マネー端末100によれば、リーダライタ110を介して検出された非接触ICカード10から利用者ID12bを読出すとともに、利用者ID12bに対応する電子マネーの利用限度額331cを電子マネー管理端末300から取得し、各選択ボタン102を用いて利用予定額を入力するように指示したときに入力された利用予定額が利用限度額331c以下であった場合に、電子マネーの決済処理を行う主制御部140を備えたので、電子マネー残高12cから減算される金額を利用限度額331c以下に抑えることができ、利用者が遊技にのめり込んで金銭を使いすぎることを抑制することができる。また、利用予定額が入力されると、電子マネーの決済処理が行われるか否かを速やかに判別することができるので、電子マネーの決済処理までの時間を短縮することができ、利用者の利便性を向上させることができる。 【0042】 また、利用限度額331cを取得したときに利用限度額331cを表示する表示部101を備えたので、利用者が利用予定額を入力する前に電子マネーの決済処理が行われるか否かを確認することができることから、利用者が電子マネーの決済処理を円滑に行うことができる。 【0043】 さらに、非接触ICカード10に電子マネー残高12cを記憶するICカード記憶部12を設けたので、複数の非接触ICカード10毎の電子マネー残高12cを記憶するための記憶手段を電子マネー端末100に設ける必要がないことから、電子マネー端末100の構成を簡単にすることができ、電子マネー端末100の製造コストを低減させることができる。 【0044】 さらにまた、主制御部140を、電子マネーの決済処理が正常終了した場合に、利用限度額331cから利用予定額を減算した金額を新たな利用限度額331cとして電子マネー管理端末300に記憶するように構成したので、電子マネー管理端末300が各非接触ICカード10の利用限度額331cを集中して管理することが可能となり、遊技場に複数の電子マネー端末100を設けた場合でも電子マネーの利用予定額を利用限度額331c以下に確実に抑えることができる。 【0045】 また、主制御部140を、利用限度額331cが更新された後に、各選択ボタン102を用いて新たな利用予定額を入力可能とするように指示し、各選択ボタン102によって入力された新たな利用予定額が更新した利用限度額331c以下であった場合に、新たな利用限度額331cを電子マネー管理端末300に記憶する前に電子マネーの決済処理を行うように構成したので、電子マネー管理端末300に更新した利用限度額331cを記憶する前に、更新した利用限度額331cに基づいて電子マネーの決済処理を連続して行うことが可能となる。従って、電子マネーの決済処理を連続して行う場合に電子マネー管理端末300から利用限度額331cを取得する必要がないので、ネットワーク200の通信トラフィック及び電子マネー管理端末300の負荷を軽減することができるとともに、電子マネーの決済処理を短時間で行うことができる。 【0046】 以下に、本発明の第2の実施形態に係る電子マネー端末100について図6、図8及び図9を参照して説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、電子マネー管理端末300が複数の非接触ICカード10の電子マネー残高332を管理するように構成した点にある。他の構成及び動作については第1の実施形態と同様なので、ここでは相違点のみを説明する。 【0047】 本実施形態の電子マネー管理端末300の記憶部330には、前述の利用額情報331と、各非接触ICカード10の利用者ID12bにそれぞれ対応する電子マネー残高332とが記憶されている。なお、非接触ICカード10のICカード記憶部12には、カードID12aと利用者ID12bが記憶されている。 【0048】 また、電子マネー管理端末300の制御部320は、電子マネー端末100の主制御部140から所定の残高更新要求信号を受信すると、電子マネー残高332を更新するようになっている。 【0049】 次に、本実施形態の電子マネー端末100の動作について図6のフローを参照しながら第1の実施形態と異なる点のみ説明する。まず、主制御部140は、ステップS3において非接触ICカード10から利用者ID12bを読出すと、通信装置130及びネットワーク200を介して電子マネー管理端末300から利用限度額331c及び電子マネー残高332を取得する(ステップS4)。具体的には、主制御部140は、利用者ID12bとともに所定の利用限度額要求信号及び所定の残高要求信号を電子マネー管理端末300に送信する。一方、電子マネー管理端末300の制御部320は、利用者ID12b、利用限度額要求信号及び残高要求信号を受信すると、利用者ID12bと同一の利用者ID331aに対応する利用限度額331cを記憶部330の利用額情報331から読出すとともに、利用者ID12bに対応する電子マネー残高332を読出す。そして、制御部320は、読出した利用限度額331c及び電子マネー残高332を電子マネー端末100に送信する。 【0050】 また、本実施形態における電子マネーの決済処理(ステップS10)について具体的に説明すると、主御部140は、電子マネー残高332から利用予定額を減算するための残高更新要求信号を、利用者ID12bとともに電子マネー管理端末300に送信する。一方、電子マネー管理端末300の制御部320は、電子マネー端末100から利用者ID12b及び残高更新要求信号を受信すると、利用者ID12bに対応する電子マネー残高332から利用予定額を減算するとともに、減算後の電子マネー残高332を電子マネー端末100に送信する。なお、この後に主制御部140が履歴レコードを生成する点は第1の実施形態と同様である。 【0051】 このように、本実施形態の電子マネー端末100によれば、電子マネー残高332を記憶する記憶部330を電子マネー管理端末300に設けたので、電子マネー残高332を記憶する手段を電子マネー端末100に設ける必要がないことから、電子マネー端末100の構成を簡単にすることができ、電子マネー端末100の製造コストを低減させることができる。また、電子マネー管理端末300が電子マネー残高332を管理しているので、電子マネー残高332を非接触ICカード10に記憶する必要がないことから、記憶容量の小さい非接触ICカード10を用いた場合でも電子マネーサービスを提供することが可能となる。 【0052】 なお、上記実施形態は本発明の一具体例に過ぎず、本発明が上記実施形態のみに限定されることはない。例えば、前記実施形態では、本願請求項で言う読出手段、利用限度額取得手段、入力指示手段及び決済処理手段を主制御部140で構成したものを示したが、上記各手段をリーダライタ100のリーダライタ制御部113で構成するようにしてもよい。この場合、リーダライタ制御部113は、インタフェース部111及び主制御部140を介して表示部101、各選択ボタン102、音声出力部103、記憶部120及び通信装置130を制御するように構成されており、上記実施形態における主制御部140と同様に動作するようになっている。 【0053】 これにより、リーダライタ110を介して検出された非接触ICカード10から利用者ID12bを読出すとともに、利用者ID12bに対応する電子マネーの利用限度額331cを電子マネー管理端末300から取得し、各選択ボタン102を用いて利用予定額を入力するように指示したときに入力された利用予定額が利用限度額331c以下であった場合に、電子マネーの決済処理を行うリーダライタ制御部113を備えたので、電子マネー残高12cから減算される金額を利用限度額331c以下に抑えることができ、利用者が遊技にのめり込んで金銭を使いすぎることを抑制することができる。また、利用予定額が入力されると、電子マネーの決済処理が行われるか否かを速やかに判別することができるので、電子マネーの決済処理までの時間を短縮することができ、利用者の利便性を向上させることができる。さらに、リーダライタ制御部113が電子マネーの決済処理を行うので、電子マネーの決済処理に関する主制御部140の負荷を軽減させることができることから、例えば動画像を用いた操作案内等の高度な出力処理を主制御部140に行わせることが可能となり、利用者の利便性をより向上させることができる。 【0054】 また、前記実施形態では、更新した利用限度額331を電子マネー管理端末300に送信するようにしたものを示したが、主制御部140を、連続して電子マネーの決済処理が行われた場合に、利用予定額の総和を電子マネー管理端末300に送信するように構成してもよい。この場合、電子マネー管理端末300の制御部320は、記憶部330に記憶された利用限度額331cから利用予定額の総和を減算し、減算後の利用限度額331cを記憶する。 【0055】 さらに、前記実施形態では、非接触ICカード10を情報記憶媒体として用いたものを示したが、他にもRFID(Radio Frequency Identification)タグやICチップを搭載した携帯電話等を情報記憶媒体として用いてもよい。 【0056】 さらにまた、前記実施形態では、利用者ID12bを識別情報として用いたものを示したが、カードID12aを識別情報として用いてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0057】 【図1】本発明の第1の実施形態を示す遊技場用電子マネー端末の斜視図 【図2】遊技場用電子マネー端末の機能構成図 【図3】非接触ICカードの機能構成図 【図4】履歴情報のデータ構造の一例を示す図 【図5】利用額情報のデータ構造の一例を示す図 【図6】電子マネーの決済処理の動作を説明するフロー図 【図7】表示部に表示される内容を示す図 【図8】本発明の第2の実施形態を示す遊技場用電子マネー端末の機能構成図 【図9】非接触ICカードの機能構成図 【符号の説明】 【0058】 10…非接触ICカード、12…ICカード記憶部、12a…カードID、12b…利用者ID、12c…電子マネー残高、100…電子マネー端末、101…表示部、102…選択ボタン、110…リーダライタ、113…リーダライタ制御部、140…制御部、300…電子マネー管理端末、330…記憶部、331c…利用限度額、332…電子マネー残高。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001845 【氏名又は名称】サンデン株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月25日(2006.8.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100069981 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 精孝
【識別番号】100087860 【弁理士】 【氏名又は名称】長内 行雄
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| 【公開番号】 |
特開2008−48974(P2008−48974A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−229516(P2006−229516) |
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