| 【発明の名称】 |
入賞装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】松下 睦孝
|
| 【要約】 |
【課題】遊技球の不正な入賞を抑制し得ると共に、賞球確認作業も効率的に行ない得る入賞装置を提供する。
【構成】始動入賞装置20を、開放時に遊技球の上方入賞口への入賞を許容する第1,第2羽根部材26,28と、装置本体38に設けられるソレノイド52と、第1,第2羽根部材26,28とソレノイド52のプランジャ52aとに連繋されて第1,第2羽根部材26,28を開閉させる揺動部材56とから構成する。揺動部材56は、第1,第2アーム部材76,78と、両アーム部材76,78を連結する第1,第2連結部材100,102とから構成される。第1アーム部材76は、第1連結部材100におけるプランジャ52aとの当接部100cから第1アーム部材76との連繋部100bまでの間の部位で切断され、第1羽根部材26の遊技球略1球分の強制開放が許容される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技盤に取付けられた装置本体に開閉可能に配設され、開放状態にあって遊技球の入賞口への入賞を許容すると共に閉成状態にあって遊技球の入賞口への入賞が阻止される一対の第1,第2開閉部材と、前記装置本体に配設される駆動装置と、前記第1,第2開閉部材と駆動装置のプランジャとに連繋され、該プランジャの往復動作に連動して第1,第2開閉部材を開閉作動させる揺動部材とを備え、前記揺動部材は、前記第1,第2開閉部材の夫々に連繋する一対の第1,第2アーム部材と、両第1,第2アーム部材を夫々連結して前後に位置する第1,第2連結部材とからなり、前記駆動装置の非作動時において、前記プランジャが前記第1連結部材に当接して前記揺動部材における第1,第2開閉部材を開放させる開放方向への揺動が規制される一方、前記駆動装置の作動時においては、前記プランジャが前記第2連結部材に係合して前記揺動部材を前記開放方向へ揺動させるよう構成した入賞装置において、 前記第1連結部材を、前記プランジャとの当接部から前記第1アーム部材との連繋部までの間の部位で切断することで、前記揺動部材がプランジャにより揺動規制された状態にあって、前記揺動部材が第1開閉部材における遊技球略1球分の強制開放に対応する量だけ撓むのを許容するようにした ことを特徴とする入賞装置。 【請求項2】 前記プランジャは、前記揺動部材の上方に延在し、前記駆動装置の非作動時において、前記第2連結部材の前方に位置する前記第1連結部材における幅方向中央位置に形成された当接部の上面に当接すると共に、駆動装置の作動時において、該プランジャは後退移動して、第2連結部材に係合するようになっている請求項1記載の入賞装置。 【請求項3】 前記当接部の上面は、前記プランジャの当接状態において該プランジャの移動方向に対して平行に設定されると共に、該当接部の上面後端部は下方に向けて湾曲形成されている請求項2記載の入賞装置。 【請求項4】 前記駆動装置はソレノイドであって、前記揺動部材に、前記入賞口に入賞した遊技球が通過し得るスペースが前記第1,第2アーム部材および前記第1,第2連結部材によって画成され、前記第2連結部材における前記プランジャとスペースとの間に磁気遮蔽部材を設けた請求項2または3記載の入賞装置。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、遊技盤に設置された開閉部材が開閉することで、遊技球の入賞口への入賞が許容・阻止される入賞装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 代表的な遊技機であるパチンコ式遊技機は、機内にセットされる遊技盤の遊技領域に、各種図柄を変動および停止表示することで図柄変動ゲームを行なう液晶式やドラム式等の図柄表示装置が配設され、該図柄表示装置の下方位置に、図柄表示装置での図柄変動ゲームを開始させる契機となる始動入賞装置(入賞装置)が配設されている。そして、前記遊技領域を流下する遊技球(パチンコ球)が、前記始動入賞装置に1箇所あるいは上下の位置関係で2箇所に設けた入賞口に入賞することで、図柄表示装置での図柄変動ゲームを開始させると共に、少数の遊技球を賞球として払出すよう構成されている。 【0003】 前記入賞装置は、羽根とよばれる一対の開閉部材を開閉自在に備え、該開閉部材が開閉作動することで、遊技球の入賞口への入賞を制御するものが一般的である。この種の入賞装置は、常には、開閉部材が閉状態となって遊技球の入賞が阻止されると共に、所定条件のもとで駆動装置が開閉部材を開放作動して、遊技球の入賞口への入賞を許容するようになっている。 【0004】 ところで、このような入賞装置に対し、遊技機の隙間から遊技領域内へ侵入させた針金等で前記開閉部材を強制的に開放し、遊技球を入賞させる不正行為(所謂、ゴト行為)が近年多発しており、問題となっている。そこで、このような不正行為に対処するものとして、例えば、特許文献1に示す入賞装置が提案されている。特許文献1の入賞装置は、開閉部材の閉成時に、該開閉部材の駆動源であるソレノイド以外の外力が開閉部材に加えられた場合には、該開閉部材に設けられた操作子がソレノイドのプランジャに当接規制されて、開閉部材の強制開放が阻止されるようになっている。 【特許文献1】特開2003−340020号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 このように、特許文献1に示す入賞装置は、ソレノイドのプランジャに前記操作子が当接規制されることで、ソレノイドの非作動時における開閉部材の開放を完全に不能とし得る。ところが、遊技機の検査工程で実施される入賞装置の賞球確認作業においては、ソレノイドの非作動時に開閉部材を開放させて遊技球を入賞させることが必要である。しかるに、特許文献1の如く開閉部材の強制的な開放を全く不能にしてしまうと、賞球確認をするには、開閉部材の上部に設けた貫通孔を介して遊技球を入賞させる他なく、作業が非常に非効率となってしまう。また、前記貫通孔が遊技球等で塞がれてしまい、開閉部材の開放時にしか遊技球を入賞させることができない場合、賞球確認ができなくなる畏れがある。 【0006】 そこで本発明は、従来の入賞装置に内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、開閉部材の強制開放による遊技球の不正な入賞を抑制し得ると共に、賞球確認作業も効率的に行ない得る入賞装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る入賞装置は、 遊技盤(10)に取付けられた装置本体(38)に開閉可能に配設され、開放状態にあって遊技球(S)の入賞口(46)への入賞を許容すると共に閉成状態にあって遊技球(S)の入賞口(46)への入賞が阻止される一対の第1,第2開閉部材(26,28)と、前記装置本体(38)に配設される駆動装置(52)と、前記第1,第2開閉部材(26,28)と駆動装置(52)のプランジャ(52a)とに連繋され、該プランジャ(52a)の往復動作に連動して第1,第2開閉部材(26,28)を開閉作動させる揺動部材(56)とを備え、前記揺動部材(56)は、前記第1,第2開閉部材(26,28)の夫々に連繋する一対の第1,第2アーム部材(76,78)と、両第1,第2アーム部材(76,78)を夫々連結して前後に位置する第1,第2連結部材(100,102)とからなり、前記駆動装置(52)の非作動時において、前記プランジャ(52a)が前記第1連結部材(100)に当接して前記揺動部材(56)における第1,第2開閉部材(26,28)を開放させる開放方向への揺動が規制される一方、前記駆動装置(52)の作動時においては、前記プランジャ(52a)が前記第2連結部材(102)に係合して前記揺動部材(56)を前記開放方向へ揺動させるよう構成した入賞装置において、 前記第1連結部材(100)を、前記プランジャ(52a)との当接部(100a)から前記第1アーム部材(76)との連繋部(100b)までの間の部位で切断することで、前記揺動部材(56)がプランジャ(52a)により揺動規制された状態にあって、前記揺動部材(56)が第1開閉部材(26)における遊技球略1球分の強制開放に対応する量だけ撓むのを許容するようにしたことを特徴とする。 請求項1の発明によれば、駆動装置の非作動時に、プランジャが揺動部材を規制して第1,第2開閉部材を閉成状態に維持するので、該第1,第2開閉部材の強制的な開放を抑制し得る。しかも、第1連結部材について、プランジャとの当接部から第1アーム部材との連繋部までの間で切断したので、プランジャにより揺動部材が規制された状態であっても、第1開閉部材を遊技球略1球分だけ強制的に開放することが可能となる。従って、遊技機の検査工程で実施される入賞装置の賞球確認を効率的に行なうことができる。しかも第1,第2開閉部材のうち、強制開放し得るのは第1開閉部材だけであり、該第1開閉部材の開放量は遊技球の略1球分に制限されるので、不正な目的で第1開閉部材が開放されたとしても、入賞口に入賞し得る遊技球の数量を僅かに抑制することができる。 【0008】 請求項2に係る入賞装置では、プランジャ(52a)は、前記揺動部材(56)の上方に延在し、前記駆動装置(52)の非作動時において、前記第2連結部材(102)の前方に位置する前記第1連結部材(100)における幅方向中央位置に形成された当接部(100a)の上面に当接すると共に、駆動装置(52)の作動時において、該プランジャ(52a)は後退移動して、第2連結部材(102)に係合するようにしたことを要旨とする。 請求項2の発明によれば、前述した特許文献1に示す如き従来の入賞装置に対し、第1連結部材を切断すると云った簡単な構成で第1開閉部材の遊技球略1球分の強制開放を実現することができる。すなわち、新たな部材等を設けたり、複雑な加工を施したりする必要がなく、従来の入賞装置を応用することができるので、製造コストを低廉に抑えることができる。 【0009】 請求項3に係る入賞装置では、当接部(100a)の上面は、前記プランジャ(52a)の当接状態において該プランジャ(52a)の移動方向に対して平行に設定されると共に、該当接部(100a)の上面後端部は下方に向けて湾曲形成されていることを要旨とする。 請求項3の発明によれば、当接部の上面をプランジャの移動方向に対して平行になるよう設定すると共に、当接部の上面後端部を下方へ湾曲させたので、プランジャが後退および前進する際に当接部に引っ掛かり、第1,第2開閉部材が開放されなくなると云った不具合を防止し得る。 【0010】 請求項4に係る入賞装置では、前記駆動装置はソレノイド(52)であって、前記揺動部材(56)に、前記入賞口(46)に入賞した遊技球が通過し得るスペース(90)が前記第1,第2アーム部材(76,78)および前記第1,第2連結部材(100,102)によって画成され、前記第2連結部材(102)における前記プランジャ(52a)とスペース(90)との間に磁気遮蔽部材(102b)を設けたことを要旨とする。 請求項4の発明によれば、第2連結部材のスペース内側に磁気遮蔽部材を設けたので、該スペース内を通過する遊技球にプランジャの磁力が作用するのを抑制し得る。従って、スペース内の遊技球がプランジャに吸着したり、遊技球の流通が滞ったりすることで、入賞装置内で球詰まりが発生するのを防止することができる。 【発明の効果】 【0011】 本発明に係る入賞装置によれば、第1,第2開閉部材の強制開放を抑制し得ると共に、検査工程における賞球確認作業を効率的に行ない得る。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 次に、本発明に係る入賞装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお実施例では、遊技球を使用して遊技を行なう一般的な遊技機に本発明の入賞装置を設けた場合を説明する。また、以下の説明において前・後および左・右とは、特に断りのない限り、図1に示すように遊技機の遊技盤を正面側から見た場合において指称するものとする。 【実施例】 【0013】 図1は遊技機に設けられる遊技盤10の正面図を示す。実施例の遊技盤10は、略矩形状に形成されて、その前面側に略円形状に湾曲するレール12が取付けられており、該レール12により画成される遊技領域14に、図示しない発射装置によって遊技球Sを打出すようになっている。また、前記遊技領域14の略中央上方位置には、各種の特別図柄を変動して特別図柄変動ゲームを行なう液晶式やドラム式等の特別図柄表示装置16を備えた装飾部材18が配設されると共に、該装飾部材18の下方位置に、遊技領域14を流下する遊技球Sが入賞可能な始動入賞装置(入賞装置)20が配設されており、該始動入賞装置20に遊技球Sが入賞することで、特別図柄表示装置16での特別図柄変動ゲームが開始される。そして、特別図柄変動ゲームの結果、前記特別図柄表示装置16に特定の図柄組合わせ(例えば、同一図柄の三つ揃)が表示されることで、遊技者に有利な特別遊技(所謂大当り)が発生するよう構成されている。更に、前記装飾部材18の右上には、各種の普通図柄を変動して普通図柄変動ゲームを行なうLED表示式の普通図柄表示装置22が設けられており、前記遊技領域14における装飾部材18の左位置に配設された始動通過口24に遊技球Sが通過することで、普通図柄表示装置22での普通図柄変動ゲームが開始されるようになっている。そして、普通図柄変動ゲームの結果、前記普通図柄表示装置22に当り図柄が表示(例えば○が点灯)されることで、前記始動入賞装置20の第1,第2羽根部材(第1,第2開閉部材)26,28(後述)が開放状態になるよう構成されている。 【0014】 前記遊技盤10の遊技領域14における始動入賞装置20の下方位置には、特別遊技の発生時に開放して遊技球Sの入賞を許容する特別入賞装置30が配設されており、該特別入賞装置30に遊技球Sが入賞することで、遊技機裏側に配設した球払出装置(図示せず)により、機表側に設けた球皿(図示せず)に賞球が払出されるようになっている。なお、遊技盤10には、遊技球Sが入賞可能な一般入賞装置32が複数箇所に設けられると共に、遊技領域14の最下方位置には、始動入賞装置20や特別入賞装置30、一般入賞装置32に入賞しない遊技球Sを排出するアウト口34を設けてある。 【0015】 次に、前記始動入賞装置20について説明する。実施例に係る始動入賞装置20は、前記遊技盤10に配設した際に、該遊技盤10の前面側に臨む入賞部36と、遊技盤10より裏側に配設される装置本体38とから構成される(図2参照)。前記入賞部36は、図3に示すように、前記遊技盤10に取着される取付部材40と、該取付部材40の前側に一体成形されて、上方入賞口42を備えた規制部材44と、取付部材40の前側における規制部材44の下方に設けられて、遊技領域14を流下する遊技球Sが入賞可能な下方入賞口(入賞口)46を有する飾り部材48と、取付部材40および飾り部材48の間に配設されて下方入賞口46を開閉する第1羽根部材26および第2羽根部材28とから構成される。なお、前記規制部材44に設けられる上方入賞口42は、遊技球Sが通過可能な開口寸法を有するものの、図3に示すように、該上方入賞口42の上方位置に臨む遊技盤に設けられた複数の遊技釘104により、上方入賞口42に対して上方からの遊技球Sの入賞は不能とされる。すなわち、遊技球Sは、始動入賞装置20に対し、前記第1,第2羽根部材26,28の開放時において下方入賞口46のみから入賞し得るよう設定されている。 【0016】 前記入賞部36を構成する飾り部材48は、図2に示す如く、その前面部66が前記取付部材40より所定間隔離間した状態で配設され、飾り部材48と取付部材40との間に第1,第2羽根部材26,28を収容するための収容部70が画成されている。また、飾り部材48は全体が上方に開口しており、この上方開口が前記下方入賞口46として機能する。なお、図3に示すように、前記規制部材44の下端と飾り部材48の上端との離間間隔(最近接距離)は、遊技球Sの直径よりも小さくなるよう設定されている。すなわち、規制部材44と飾り部材48との最近接距離を小さく設定することで、遊技球Sが下方入賞口46における飾り部材48の中央部上方側から入賞するのを規制している。なお、前記飾り部材48における下方入賞口46の左右に離間する位置には、前記羽根部材26,28を支持する一対の支軸48a,48aが後方へ向けて延在するよう形成してある(図2参照)。 【0017】 前記第1羽根部材26および第2羽根部材28は、前記下方入賞口46を挟む左右両側に位置する一対の部材であって、互いに左右対称な形状で上方に向かって徐々に薄肉となる所謂フラップ状に形成されている。各羽根部材26,28の下部位置には、図2に示す如く、前後方向に貫通する軸孔26b,28bが形成されており、該軸孔26b,28bに前記飾り部材48の支軸48a,48aを挿通することで、第1,第2羽根部材26,28が飾り部材48に揺動可能に組付けられる。そして、第1,第2羽根部材26,28の上端部(先端部)が、相互に近接する方向および相互に離間する方向へ揺動することで、前記下方入賞口46を開閉するようになっている。 【0018】 すなわち、第1,第2羽根部材26,28の上端部を相互に離間させた開放状態(図3の2点鎖線参照)では、該第1,第2羽根部材26,28と前記規制部材44との間から下方入賞口46への遊技球Sの入賞が許容される。但し、前述したように、規制部材44と飾り部材48とは幅方向中央部で最も近接しているので、第1,第2羽根部材26,28が開放位置にあっても遊技球Sは飾り部材48の中央部上方側から入賞することはできず、遊技球Sは下方入賞口46に対して左右斜め上方から入賞するように設定されている。また、第1,第2羽根部材26,28の上端部を相互に近接させた閉成状態(図3の実線参照)では、該第1,第2羽根部材26,28の上端部が規制部材44の直下に位置し、両羽根部材26,28および規制部材44によって下方入賞口46への遊技球Sの入賞が規制される。但し、後述するように、閉成状態にある第1,第2羽根部材26,28のうち、右側の第1羽根部材26に関しては、ソレノイド52が非励磁状態であっても遊技球略1球分だけ強制的開放させることが可能となっている。なお、閉成時における第1,第2羽根部材26,28の両上端部の離間距離は、遊技球Sの直径よりも大きく設定されている。また、前記第1,第2羽根部材26,28における軸孔26b,28bの近傍には、前記取付部材40に開設した開口部(図示せず)を介して取付部材40の裏側まで延在する突起部26a,28aが夫々形成されており、該突起部26a,28aに対して後述する揺動部材56が係合するようになっている(図4参照)。 【0019】 前記装置本体38には、図2および図4に示すように、前後方向に動作するプランジャ52aを往復駆動させるソレノイド(駆動装置)52と、前記第1,第2羽根部材26,28とプランジャ52aとに連繋され、該プランジャ52aの往復動作に連動して第1,第2羽根部材26,28を開閉作動させる揺動部材56とが配設されて、1つのユニットを構成している。また、装置本体38における前記揺動部材56の下方側には、図5に示すように、前記飾り部材48の下方入賞口46に連通して、該下方入賞口46に入賞した遊技球Sを遊技盤10の裏側へ転動させる案内路60が形成されている。前記ソレノイド52におけるプランジャ52aの前端部に、円盤状の係合板52bが設けられると共に、該係合板52bとソレノイド52本体との間にバネ等からなる弾性部材74が介装されている(図4参照)。そして、前記ソレノイド52に通電していない非励磁状態(非作動時)においては、弾性部材74の弾性力によりプランジャ52a(係合板52b)が前方に向けて付勢されるのに対し、ソレノイド52に通電した励磁状態(作動時)においては、弾性部材74の弾性力に抗してプランジャ52a(係合板52b)が後方移動するようになっている。そして、ソレノイド52が励磁状態となることで、前記揺動部材56を介して第1,第2羽根部材26,28が開放され、またソレノイド52が非励磁状態となることで、揺動部材56を介して第1,第2羽根部材26,28が閉成されるよう構成される。なお、実施例においては、図5に示す如く、ソレノイド52は揺動部材56の上方に位置し、前記プランジャ52aが該揺動部材56の上方を前後にスライドするよう構成される。 【0020】 前記揺動部材56は、図4,図5,図6および図7に示すように、前端が上下の二股状に形成されて前記第1羽根部材26に形成した突起部26aの後端が突入係合する第1アーム部材76と、同じく前端が上下の二股状に形成されて前記第2羽根部材28に形成した突起部28aの後端が突入係合する第2アーム部材78と、両アーム部材76,78を後部上側でアーチ状に連結する一対の第1,第2連結部材100,102とから構成される。また、前記第1,第2アーム部材76,78の相互に離間する側面には、外側に向けて揺動軸76a,78aが夫々突設されており、該揺動軸76a,78aを装置本体38に設けた所要の軸孔(図示せず)に挿通することで、揺動部材56は該揺動軸76a,78aを軸として前端が上下動するよう揺動可能に配設される。更に、揺動部材56の第1,第2連結部材100,102と第1,第2アーム部材76,78とによってスペース90が画成され、該スペース90の下方側を前記案内路60が前後方向に延在するよう構成される。ここで、前記揺動軸76a,78aを第1,第2アーム部材76,78の外側面に離間して設けたことにより、前記スペース90を画成することが可能となっている。 【0021】 図7に示すように、前記第1連結部材100には、その幅方向中央に当接部100aが形成されており、図6(a)に示すように、ソレノイド52の非励磁状態において前記プランジャ52aの係合板52bが該当接部100aに当接して揺動部材56の揺動を規制するようになっている。また、図6(b)に示すように、前記ソレノイド52を励磁してプランジャ52aが後退すると、前記係合板52bと当接部100aとの係合が解除されて揺動部材56の揺動が許容されるよう構成されている。図6(a)に示すように、前記当接部100aの上面は、揺動部材56がプランジャ52aによって規制された姿勢において、該プランジャ52aのスライド方向に対して平行になるよう設定される。また、当接部100aの上面後端部は、下方に向けて湾曲形成されており、前記プランジャ52aの前後の進退移動時に干渉しないよう設定される。更に、前記第1連結部材100は、前記当接部100aの第1アーム部材76側に偏倚した部位で切断されて、切欠100cを形成してある。すなわち、前記切欠100cは、当接部100aから第1アーム部材76との連繋部100bまでの間の第1連結部材100に形成される。 【0022】 前記第1連結部材100の後方に位置する第2連結部材102には、その幅方向中央部位に被係合部102aが設けられている。この被係合部102aは、図6(b)に示すように、前記ソレノイド52を励磁してプランジャ52aが後退した際に係合板52bが係合する部位であって、係合状態でプランジャ52aが更に後退することで揺動部材56が揺動するよう構成される。また、第2連結部材102における被係合部102aの下面には、図6に示す如く、磁気遮蔽部材102bが設けられている。この磁気遮蔽部材102bは、前記スペース90を通過する遊技球Sとプランジャ52aとの間に介在して、該プランジャ52aの磁力が遊技球Sに及ぶのを抑制するべく機能する。 【0023】 上述したように、前記第1,第2連結部材100,102により第1,第2アーム部材76,78を連結すると共に、第1連結部材100における第1アーム部材76側に前記切欠100cを設けた構成により、揺動部材56は、前記プランジャ52aにより揺動が規制された状態にあって、第1羽根部材26における遊技球略1球分の強制開放に対応する量だけ撓むのを許容されている。すなわち、前記プランジャ52aにより揺動が規制された状態にあって、前記第1羽根部材26を強制的に開放させると、前記揺動部材56(主として前記第2連結部材102)が弾性変形して撓むと共に、前記第1連結部材100が切断されていることから第1アーム部材76についての揺動は許容される。これにより、第1羽根部材26を遊技球略1球分だけ開放させることが可能となる。一方、前記プランジャ52aによる揺動規制状態にあって、第2羽根部材28を開放しようとしても、該プランジャ52aにより第1連結部材100の左側(前記当接部100aから第2アーム部材78との連繋部100dまでの部位)は規制されているので、第2連結部材102はあまり撓むことはなく、第2アーム部材78は揺動不能となる。これにより、第2羽根部材28の開放は規制されることとなる。なお、前記揺動部材56の弾性変形量は、第1連結部材100が切断されている前提において、第1羽根部材26を遊技球略1球分だけ強制開放し得る値に設定される。 【0024】 〔実施例の作用〕 次に、実施例に係る始動入賞装置20の作用につき説明する。先ず、実施例の始動入賞装置20が設けられた遊技機の遊技手順を概略的に説明すると、前記遊技盤10に設けたレール12に沿って遊技領域14に打出された遊技球Sは、遊技盤10上に設けた遊技釘等に接触して流下方向を変更しながら流下する。そして、前記遊技領域14を流下する遊技球Sが前記始動通過口24を通過すると、前記普通図柄表示装置22において普通図柄変動ゲームが開始される。普通図柄変動ゲームの結果、前記普通図柄表示装置22に当り図柄が表示されると、前記始動入賞装置20の第1,第2羽根部材26,28が開放状態になり、前記下方入賞口46への遊技球Sの入賞が許容される。前記下方入賞口46に遊技球Sが入賞すると、前記特別図柄表示装置16において所要の特別図柄変動ゲームが開始されると共に、前記球払出装置により所定数の賞球(例えば、4個の賞球)が払出される。そして、特別図柄変動ゲームの結果、特別図柄表示装置16に特定の図柄組合わせ(大当り図柄)が表示されると、前記特別遊技が発生する。その後、前記第1,第2羽根部材26,28は、前記下方入賞口46へ規定数の遊技球Sが入賞することで、あるいは、所定の開放時間が経過することで閉成される。なお、前記規制部材44の上方入賞口42の上方には、遊技釘104が植設されているので、遊技球Sの上方入賞口42への入賞は規制される。 【0025】 前記ソレノイド52の非励磁状態にあっては、始動入賞装置20の第1,第2羽根部材26,28は閉成位置に維持される。すなわち、図6(a)に示すように、前記プランジャ52aは、係合板52bが揺動部材56の当接部100aの上面に当接したまま停止状態にある。これにより、前記揺動部材56の揺動が規制され、前記第1,第2羽根部材26,28の強制開放は基本的に抑制されることとなる。また、普通図柄表示装置22の当り図柄の表示に伴なう始動入賞装置20の具体的な動作としては、前記ソレノイド52が非励磁状態から励磁状態になると、図6(a)に示す如く、前記プランジャ52aの係合板52bが前記当接部100aに当接した状態から、図6(b)に示すように、該プランジャ52aが後方へスライドする。これにより、前記当接部100aと係合板52bとの当接が解除されると共に、係合板52bが前記第2連結部材102の被係合部102aに係合し、前記揺動部材56が揺動軸76a,78aを中心に前端が上昇する方向(図6における時計回り方向)へ揺動する。このとき、前記当接部100aの上面形状は、揺動部材56が規制状態にある姿勢において、プランジャ52aのスライド方向と平行になるよう設定されているので、該当接部100aが係合板52bに干渉することはない。更に、前記当接部100aの上面後端部は下方へ湾曲した形状とされているので、プランジャ52aはスムーズに当接部100aから離脱し得る。 【0026】 前記プランジャ52aにより揺動部材56が揺動されて前記第1,第2アーム部材76,78が上昇することで、両アーム部材76,78に係合する突起部26a,28aが持ち上げられ、第1,第2羽根部材26,28を開放させる。第1,第2羽根部材26,28が開放すると、前記下方入賞口46への遊技球Sの入賞が許容される。下方入賞口46に入賞した遊技球Sは、前記取付部材40に開設した図示しない開口部を介して遊技盤10の裏側へ転動する。そして、図5に示すように、遊技球Sは前記案内路60を介して後方へ案内され、前記スペース90を通過して下方へ排出される。このとき、スペース90を通過する遊技球Sとプランジャ52aとの間に磁気遮蔽部材102bが介在しているので、該プランジャ52aの磁力が遊技球Sに作用し難くなっている。これにより、スペース90を通過する遊技球Sがプランジャ52aに吸着してしまい、スペース90内で球詰まりが起きるのを防止し得る。 【0027】 ところで、ソレノイド52の非励磁状態にあって、第1,第2羽根部材26,28の強制開放を完全に遮断してしまうと、遊技機の検査工程で実施される始動入賞装置20の賞球確認を行なうことができなくなる弊害が生ずる。すなわち、ソレノイド52に通電することなく前記賞球確認を行なうためには、通常、前記規制部材44の上方入賞口42に遊技球Sを通過させて下方入賞口46へ入賞させる方法が考えられる。しかしながら、実施例においては、前記規制部材44の上方に遊技釘104が設けられ、上方入賞口42への入賞が規制されているので、規制部材44を介しての入賞確認は不能とされている。また、前記第1,第2羽根部材26,28の間の隙間に遊技球Sを前方側から入れようとしても、前記規制部材44と飾り部材48との離間間隔は、遊技球Sの直径よりも小さく設定されているので、この方法で遊技球Sを入賞させることも不可能である。すなわち、実施例の如き構成の始動入賞装置20にあっては、賞球確認を行なう場合、第1,第2羽根部材26,28を強制開放させて遊技球Sを入賞させる他なく、ソレノイド52が非励磁状態にある場合において第1,第2羽根部材26,28の強制開放を不能とすると、遊技球Sの賞球確認は事実上不可能となる。そこで、実施例に係る始動入賞装置20にあっては、ソレノイド52の非励磁状態においても、第1羽根部材26に対する遊技球1球分の強制開放が許容されている。すなわち、前記第1連結部材100は、当接部100aから第1アーム部材76との連繋部100bまでの間で切断されているので、プランジャ52aによる規制状態にあって第1羽根部材26を強制開放すると、主として前記第2連結部材102が弾性変形して第1アーム部材76の揺動が許容される。従って、前記第1連結部材100に連結する第1羽根部材26を遊技球略1球分のみ開放させることができ、賞球確認を効率的に行なうことが可能となる。 【0028】 しかも、第1羽根部材26を強制開放し得る量は遊技球略1球分に設定されているので、仮に針金等で第1羽根部材26を強制的に開放させたとしても、前記下方入賞口46に遊技球Sを1球ずつしか入賞させることができない。すなわち、ゴト行為によって不正獲得される賞球数を、僅かに抑えることができる。また、前記第1連結部材100における第2アーム部材78側は、プランジャ52aによって完全に規制された状態にあるので、前記第2連結部材102が撓むことがなく、第2アーム部材78は揺動不能となる。従って、前記プランジャ52aによる規制状態にあって第2羽根部材28を強制開放させたとしても、該第2羽根部材28を不正に開放することは防止される。 【0029】 以上に示したように、実施例に係る始動入賞装置20は、ソレノイド52の非作動時に、プランジャ52aが揺動部材56を揺動規制して第1,第2羽根部材26,28を閉成状態に維持するので、該第1,第2羽根部材26,28の強制開放を抑制し得る。また、前記規制部材44の上方に遊技釘104を設けて上方入賞口42への入賞を規制し、更に、第1,第2羽根部材26,28の前方側からの遊技球Sの入賞も、規制部材44および飾り部材48の離間間隔が小さいために規制されている。すなわち、実施例に係る始動入賞装置20においては、第1,第2羽根部材26,28を強制開放させる他、遊技球Sを入賞させることは不可能とされている。このような状況下にあって、実施例に係る始動入賞装置20では、第1連結部材100について、プランジャ52aとの当接部100aから第1アーム部材76との連繋部100bまでの間で切断したので、プランジャ52aにより揺動部材56が規制された状態であっても、第1羽根部材26を遊技球略1球分だけ強制的に開放することが可能となる。従って、遊技機の検査工程で実施される始動入賞装置20の賞球確認を効率的に行なうことができる。しかも第1,第2羽根部材26,28のうち、強制開放し得るのは第1羽根部材26のみであり、該第1羽根部材26の開放量は遊技球の略1球分に制限されるので、不正な目的で第1羽根部材26が開放されたとしても、入賞し得る遊技球の数量は僅かである。なお、前記規制部材44の下面と第1,第2羽根部材26,28の上端とが近接するよう構成したので、近年の図柄表示装置の大型化に伴なう始動入賞装置20の上下幅の縮小化を図ることが可能となる。 【0030】 また、実施例によれば、第1連結部材100を切断すると云った簡単な構成で、第1羽根部材26の強制開放が実現されている。すなわち、新たな部材等を設けたり、複雑な加工を施したりする必要がなく、従来の始動入賞装置を応用することができるので、製造コストを低廉に抑えることができる。 【0031】 実施例に係る始動入賞装置20は、当接部100aの上面をプランジャ52aの移動方向に対して平行になるよう構成し、また、当接部100aの上面後端部を下方へ湾曲させたので、プランジャ52aが前後にスライドする際に当接部100aと引っ掛かるのを防止し得る。すなわち、プランジャ52aが当接部100aに干渉され、第1,第2羽根部材26,28が開放されなくなると云った不具合を好適に防止し得る。 【0032】 更に、前記第2連結部材102のスペース90側に磁気遮蔽部材102bを設けたので、該スペース90を通過する遊技球Sにプランジャ52aの磁力が作用するのを抑制し得る。従って、スペース90内の遊技球Sがプランジャ52aに吸着したり、遊技球Sの流通が滞ったりすることで、始動入賞装置20内で球詰まりが発生するのを防止することができる。 【0033】 なお、実施例で示した始動入賞装置20においては、左右の羽根部材のうち、右側の第1羽根部材26を強制開放し得る構成とされていたが、この「右側」の第1羽根部材26を強制開放し得る構成は、例えば図9に示すような、近年多く提案されている遊技領域110の右側全体を覆うようにしてセンター役物112が配設された遊技機に対して殊に有用である。この種の遊技機では、前記センター役物112の右側を通過するよう遊技球Sを発射(所謂、右打ち)したとしても、図9の矢印に示すように、遊技球Sは遊技領域110における右側の領域110aを通過して全てアウト口114から排出されるようになっている。すなわち、図9に示す遊技機において遊技球Sが始動入賞装置20に入賞するケースとしては、遊技盤116(センター役物112)の左側を遊技球Sが落下した場合に限定される。 【0034】 また、図9に示す遊技機とは異なり、センター役物の右側を通過した遊技球Sであっても、始動入賞装置20に入賞し得るよう設定されたタイプの遊技機(図示せず)も提案されている。しかしながら、この種の遊技機で右打ちを行なったとしても、遊技球Sがセンター役物の右側を通過して始動入賞装置に入賞するのは、釘等によって変則的に跳ね返されて偶発的に入賞した場合に限られ、殆どの遊技球Sはアウト口から排出されるようになっている。すなわち、この種の遊技機において、センター役物の右側を通過した遊技球Sが始動入賞装置へ入賞することは極めて稀であり、始動入賞装置への入賞は、図9で示した遊技機と同様に、主としてセンター役物の左側を通過した遊技球Sにより実現される。 【0035】 そして、前述した何れのタイプの遊技機において、センター役物112の左側を通過した遊技球Sが始動入賞装置20の右側(すなわち、第1羽根部材26側)から入賞する例としては、釘等によって遊技球Sが始動入賞装置20を飛び越えた後に、該始動入賞装置20の右側から入賞する場合や、センター役物112に設けられたワープゾーン118を介して遊技球Sがステージ120上を転動した後、始動入賞装置20の右側から入賞するような場合が挙げられる。しかしながら、遊技球Sが始動入賞装置20を飛び越えて右側から入賞する場合は、左側から入賞する場合に比べて極めて確率的に低く、基本的に遊技球Sは始動入賞装置20の左側から入賞されることとなる。すなわち、前述した2種のタイプの遊技機において、遊技球Sは、始動入賞装置20の左側からの入賞が前提とされている。従って、実施例の如く、右側の羽根部材(第1羽根部材26)を強制開放可能とすることで、仮に針金等を遊技領域110に侵入させて第1羽根部材26を不正に開放させたとしても、第1羽根部材26(右側)から入賞し得る遊技球Sの数は極めて少なく、左側の羽根部材(第2羽根部材28)を不正に開放された場合に比べて被る被害を小さくすることができる。すなわち、近年提案されている大型のセンター役物112が配設された遊技機においては、実施例で示したような、右側の羽根部材(第1羽根部材26)を強制開放可能とした始動入賞装置20が殊に好適に採用される。 【0036】 〔変更例〕 なお、本発明に係る入賞装置としては、実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。実施例では、入賞装置を、特別図柄変動ゲームを開始させる契機となる始動入賞装置20として採用した場合を示したが、本発明に係る入賞装置はこれに限られるものでなく、例えば、図1に示す一般入賞装置32に開閉部材を設けたような、入賞することで単に賞球が払出されるものとして本発明に係る入賞装置を採用することが可能である。また、本実施例の始動入賞装置20は、閉成した第1,第2羽根部材26,28と規制部材44とにより遊技球Sの下方入賞口46への入賞を阻止するよう構成したが、例えば、閉成時の第1,第2羽根部材26,28が遊技球Sの直径寸法よりも狭くなるまで近接するよう配置し、規制部材44や遊技釘104等を設けなくとも遊技球Sの入賞を阻止し得る構成としてもよい。更に、規制部材44に上方入賞口42を開設せずに、該規制部材44を板状の部材としてもよい。この場合においても、板状の規制部材44と前記飾り部材48との離間間隔は、遊技球Sの直径よりも小さく設定され、遊技球Sを第1,第2羽根部材26,28の前方側から入賞し得ないよう設定される。更にまた、実施例で示した第1,第2羽根部材26,28の形状は、所謂フラップ状に形成されてものであったが、例えば、各羽根部材が三日月状に湾曲した形状等、その他の形状であってもよい。 【0037】 実施例では、前記第1連結部材100について、第1アーム部材76側で、かつ前記当接部100aに近接する部位で切断したが、該当接部100aから前記連繋部100bまでの間であれば、何れの箇所で切断してもよい。また、実施例では、始動入賞装置20の第1羽根部材26を強制開放可能とし、第2羽根部材28を強制開放不能としていたが、逆の構成であってもよい。この場合、第1連結部材100の切断位置(すなわち、前記切欠100cの形成位置)は、前記当接部100aから前記第2アーム部材78との連繋部100dまでの間に設けられる。すなわち、第1連結部材100を切断する部位は、前記当接部100aから強制開放を望む羽根部材側に偏倚した箇所であればよい。更に、前記当接部100aは、必ずしも、前記第1連結部材100の幅方向中央位置に設ける必要はなく、左右に偏倚させてもよい。 【0038】 実施例においては、ソレノイド52およびプランジャ52aが前記揺動部材56の上方に位置し、該プランジャ52aが後方へスライドすることで該揺動部材56を開放方向へ揺動させる構成とした。しかしながら、例えば、図8に示すように、ソレノイド52およびプランジャ52aを揺動部材56の下方側に配設する構成としてもよい。この場合、ソレノイド52の非励磁状態にあっては、図8(a)に示す如く、プランジャ52aが後退した状態にあり、また、ソレノイド52が励磁されると、図8(b)に示すように、プランジャ52aは前方へスライドする構成が採用される。また、前記弾性部材74は、図8(a)に示す如く状態を自然状態とするものが採用され、前記プランジャ52aは、図8(b)に示す如く、弾性部材74の弾性力に逆らって前方へスライドされる。更に、前記第1,第2連結部材100,102の配設位置は、実施例の場合と前後が逆となる。 【0039】 実施例や図8に示す変更例では、第1,第2羽根部材26,28を作動する駆動源としてソレノイド52を採用したが、駆動装置としてはソレノイド52に限定されず、モータとラック−ピニオンの組合わせ等、従来公知の各種の手段を採用できる。また、第1,第2連結部材100,102およびプランジャ52aの連繋構造についても、実施例の構造に限られず、所要に応じて変更すればよい。 【図面の簡単な説明】 【0040】 【図1】実施例に係る始動入賞装置を取付けた遊技盤を示す正面図である。 【図2】実施例に係る始動入賞装置の平面図である。 【図3】実施例に係る始動入賞装置の正面図である。 【図4】始動入賞装置の要部を示す概略平面図である。 【図5】始動入賞装置を示す側面図である。 【図6】始動入賞装置の作用を示す概略説明図であって、(a)は第1,第2羽根部材の閉成状態を示し、(b)は第1,第2羽根部材の開放状態を示す。 【図7】揺動部材および第1,第2羽根部材を示す平面図である。 【図8】変更例に係る始動入賞装置の作用を示す概略説明図であって、(a)は第1,第2羽根部材の閉成状態を示し、(b)は第1,第2羽根部材の開放状態を示す。 【図9】遊技球が主として始動入賞装置の左側から入賞するよう設定された遊技盤の例を示す正面図である。 【符号の説明】 【0041】 10 遊技盤,26 第1羽根部材(第1開閉部材) 28 第2羽根部材28(第2開閉部材),38 装置本体 46 下方入賞口(入賞口),52 ソレノイド(駆動装置),52a プランジャ 56 揺動部材,76 第1アーム部材,78 第2アーム部材 90 スペース,100 第1連結部材,100b 連繋部 102 第2連結部材,102b 磁気遮蔽部材,S 遊技球
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000135210 【氏名又は名称】株式会社ニューギン
|
| 【出願日】 |
平成18年8月24日(2006.8.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076048 【弁理士】 【氏名又は名称】山本 喜幾
【識別番号】100141645 【弁理士】 【氏名又は名称】山田 健司
|
| 【公開番号】 |
特開2008−48900(P2008−48900A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−228102(P2006−228102) |
|