| 【発明の名称】 |
パチンコ発射機構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】久保田 正人
|
| 【要約】 |
【課題】本発明は、1個のみの共用ストッパーを用いて槌の球発射及び球発射待機時の停止を行い、構成を簡略化することを目的とする。
【構成】本発明によるパチンコ発射機構造は、取付板(1)の槌(3)の下方位置に、第1、第2ストッパー部(5,4)を有する1個のみの共用ストッパー(20)を設け、槌(3)の球発射時および球発射待機時における停止を行う構成である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 取付板(1)に回動自在に設けられた槌(3)と、前記槌(3)の下端に延設された延長部(3A)と、前記槌(3)の下方位置に設けられた1個のみの共用ストッパー(20)と、前記槌(3)の上方位置に設けられパチンコ球(7)を案内するための球発射レール(6)と、を備え、 前記槌(3)により前記パチンコ球(7)を発射した時には前記延長部(3A)が前記共用ストッパー(20)に当接し、前記発射後、前記槌(3)が逆方向に回動した時には前記槌(3)の後面(3a)が前記共用ストッパー(20)に当接することを特徴とするパチンコ発射機構造。 【請求項2】 前記共用ストッパー(20)には、円弧状に形成され弾性を有する第1、第2ストッパー部(5,4)が互いに異なる角度位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載のパチンコ発射機構造。 【請求項3】 前記共用ストッパー(20)は、前記取付板(1)に設けられたストッパーホルダー(21)に設けられ、前記ストッパーホルダー(21)の長孔(24)に設けられたねじ(23)をゆるめることにより、前記長孔(24)の範囲内で前記共用ストッパー(20)の取付位置が変えられることを特徴とする請求項1又は2記載のパチンコ発射機構造。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、パチンコ発射機構造に関し、特に、1個のみの共用ストッパーを用いて球発射時と球発射待機時の槌の動作の停止を行うことにより、発射機構造を大幅に簡略化し、球飛び調整等の自由度を向上させるための新規な改良に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、用いられていたこの種のパチンコ発射機構造としては、例えば、特許文献1及び2に示される構造を挙げることができ、代表的な構造としては図3及び図4に示される通りである。 すなわち、図3及び図4において符号1で示されるものは取付板であり、この取付板1のほぼ中央位置には、軸支部2を介してアーム状をなす槌3が矢印Aの方向に沿って往復回動可能に設けられている。 【0003】 前記槌3の下方位置には前記取付板1に設けられた待機時ストッパーとしての第2ストッパー4が位置しており、この第2ストッパー4は前記槌3の後面3aに当接することにより、前記槌3の球発射待機状態を保つように構成されている。 【0004】 前記槌3の上方位置には、打球時ストッパーとしての第1ストッパー5が取付板1に設けられており、この第1ストッパー5の上方には傾斜して取付板1に設けられた球発射レール6が位置し、この球発射レール6の下端には、パチンコ球7を受け止めるための球ストッパー8が設けられている。 【0005】 前述の図3の球発射待機状態において、パチンコ球7が球発射レール6上を滑落し、球ストッパー8によってパチンコ球7が停止している状態下で、槌3が図示しないモータ等のアクチュエータによって回動すると、図4で示されるように、槌3の先端部3bが球7を打球し、打球方向Bに沿って球7が飛ばされる。 前述の場合、前記槌3は前記第1ストッパー5に当接し、槌3の停止が行われ、球発射後の槌3はその自重によって図3のように元の球発射待機状態となる。 【0006】 【特許文献1】特開2000−157666号公報 【特許文献2】特開2000−279582号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 従来のパチンコ発射機構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。 すなわち、槌による球発射及び球発射待機の姿勢を規制するために、一対の互いに離間した位置のストッパーを必要とし、取付板上の構造を簡略化することができなかった。 また、一対のストッパーを用いるため、槌による球発射状態を調整しようとすると、一対のストッパーの位置を微妙に調整しなければならず、その調整には多大の労力を必要としていた。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明によるパチンコ発射機構造は、取付板に回動自在に設けられた槌と、前記槌の下端に延設された延長部と、前記槌の下方位置に設けられた1個のみの共用ストッパーと、前記槌の上方位置に設けられパチンコ球を案内するための球発射レールと、を備え、前記槌により前記パチンコ球を発射した時には前記延長部が前記共用ストッパーに当接し、前記発射後、前記槌が逆方向に回動した時には前記槌の後面が前記共用ストッパーに当接する構成であり、また、前記共用ストッパーには、円弧状に形成され弾性を有する第1、第2ストッパー部が互いに異なる角度位置に設けられている構成であり、また、前記共用ストッパーは、前記取付板に設けられたストッパーホルダーに設けられ、前記ストッパーホルダーの長孔に設けられたねじをゆるめることにより、前記長孔の範囲内で前記共用ストッパーの取付位置が変えられる構成である。 【発明の効果】 【0009】 本発明によるパチンコ発射機構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。 すなわち、槌の下方位置に設けた1個のみの共用ストッパーによって一対のストッパーの作用をなくしているため、ストッパーは1個のみで済むことになり、発射機構造を従来よりも大幅に簡略化し、コストダウンを達成することができる。 また、1個のみの共用ストッパーの位置を長孔を介して調整することができ、発射及び待機の両方の調整を1個の共用ストッパーの位置調整で行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 本発明は、1個のみの共用ストッパーを用いて球発射時と球発射待機時の槌の動作の停止を行うことにより、発射機構造を大幅に簡略化し、球飛び調整等の自由度を向上させるようにしたパチンコ発射機構造を提供することを目的とする。 【実施例】 【0011】 以下、図面と共に本発明によるパチンコ発射機構造の好適な実施の形態について説明する。 尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。 図1及び図2において符号1で示されるものは取付板であり、この取付板1のほぼ中央位置には、軸支部2を介してアーム状をなす槌3が矢印Aの方向に沿って往復回動可能に設けられている。 【0012】 前記槌3の下方位置には、前記取付板1に設けられ第1、第2ストッパー5、4を有する1個のみの共用ストッパー20が位置しており、この共用ストッパー20は取付板1に設けられたストッパーホルダー21に取付けられている。 【0013】 前記共用ストッパー20に設けられた各ストッパー5、4は、いずれもこの共用ストッパー20の外周に円弧状に互いに異なる角度位置で対称に配設され、かつ、ゴム、熱可塑性エラストマー等の弾性を有する材料で形成されている。 【0014】 前記ストッパーホルダー21は、一対のねじ22、23により前記取付板1に設けられており、一方のねじ23は、このストッパーホルダー21に形成されたストッパーホルダー21及び共用ストッパー20の調整機構としての長孔24を介して取付けられている。 【0015】 前記槌3は、その端部に延長して形成された延長部3Aが前記第1ストッパー部5に当接し、前記槌3の後面3aが前記第2ストッパー部4に当接するように構成されている。 【0016】 次に、動作について説明する。まず、槌3によるパチンコ球7の発射状態を調整する場合は、各ねじ22、23をゆるめ、長孔24を用いてストッパーホルダー21を左右にわずかに回動させると、共用ストッパー20の各ストッパー部5、4の位置を微小調整することができる。 【0017】 前述の共用ストッパー20の位置を調整した後、図1の状態のようにパチンコ球7が球発射レール6上を滑落し、球ストッパー8によってパチンコ球7が停止している状態下で、槌3が図示しないモータ等のアクチュエータによって回動すると、図2で示されるように、槌3の先端部3bが球7を打球し、打球方向Bに沿って球7が飛ばされる。 【0018】 前述の場合、前記槌3は延長部3Aが第1ストッパー部5に当接し、槌3の停止が行われ、球発射後の槌3はその自重によって図1のように元の球発射待機状態となる。 従って、前述の槌3による球発射の状態を変更する必要がある場合には、前記各ねじ22、23をゆるめ、前述と同様の動作によって共用ストッパー20の位置を調整して打球の状態を調整することができる。 【図面の簡単な説明】 【0019】 【図1】本発明によるパチンコ発射機構造を示す正面図である。 【図2】図1の球発射状態を示す正面図である。 【図3】従来構成の正面図である。 【図4】図3の球発射状態を示す正面図である。 【符号の説明】 【0020】 1 取付板 2 軸支部 3 槌 3a 後面 3b 先端部 3A 延長部 4 第2ストッパー部 5 第1ストッパー部 6 球発射レール 7 パチンコ球 8 球ストッパー 20 共用ストッパー 21 ストッパーホルダー 22、23 ねじ 24 長孔
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000203634 【氏名又は名称】多摩川精機株式会社
|
| 【出願日】 |
平成18年8月24日(2006.8.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100110423 【弁理士】 【氏名又は名称】曾我 道治
【識別番号】100084010 【弁理士】 【氏名又は名称】古川 秀利
【識別番号】100094695 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴木 憲七
【識別番号】100111648 【弁理士】 【氏名又は名称】梶並 順
|
| 【公開番号】 |
特開2008−48873(P2008−48873A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−227547(P2006−227547) |
|