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【発明の名称】 遊技機
【発明者】 【氏名】安部 一哲

【要約】 【課題】テレビを視聴している遊技者の注意を再び遊技に向けさせる。

【構成】外部からテレビ放送信号を受信し、受信したテレビ放送信号に基づいて、テレビ映像をディスプレイ26aに表示する。そして、遊技に基づいて、ディスプレイ26aに表示されるテレビ映像を非表示にし、テレビ映像が非表示にされた後、所定期間、遊技に対応する遊技映像をディスプレイ26aに表示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技の結果に基づいて、有価価値を払い出す遊技機において、
ディスプレイと、
外部からテレビ放送信号を受信する放送受信手段と、
受信した前記テレビ放送信号に基づいて、テレビ映像を前記ディスプレイに表示するテレビ映像表示手段と、
前記遊技に基づいて、前記ディスプレイに表示されるテレビ映像を非表示にするテレビ映像非表示手段と、
前記テレビ映像非表示手段によりテレビ映像が非表示にされた後、所定期間、前記遊技に対応する遊技映像を前記ディスプレイに表示する遊技映像表示手段と
を備えていることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
受信した前記テレビ放送信号を記憶する録画手段と、
前記テレビ映像非表示手段が前記テレビ映像を非表示にすると、前記録画手段を制御し、前記テレビ放送信号の記憶を開始する録画開始手段と、
前記録画手段に記憶されたテレビ放送信号に基づいて、テレビ映像をディスプレイに表示する再生手段と、
遊技者の操作により、又は、前記所定期間の終了により、前記再生手段を制御し、前記テレビ映像の表示を開始する再生開始手段と
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記遊技に基づいて、前記ディスプレイにノイズを発生させるノイズ発生手段をさらに備え、
前記テレビ映像非表示手段は、
前記ノイズ発生手段がノイズを発生させた後、前記ディスプレイを非表示にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技中にテレビを視聴できる遊技機、例えば、パチスロ遊技装置、パチンコ遊技装置、その他の遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
遊技機としてのパチスロ機は、複数種類の図柄が記された複数の回転リールが回転し、一定時間経過後自動的に或いは遊技者の停止操作により、各回転リールの回転が停止するようになっている。このとき、各回転リールの図柄が予め設定された入賞ライン上に、所定の組み合せ(入賞図柄)で停止した場合にメダル等の有価価値が払出されるようになっている。この入賞図柄は、遊技機の内部的な抽籤処理に当籤(以下、内部当籤という)することにより決定される。
【0003】
このような遊技機を遊技する場合、遊技者は、回転リールの停止操作をするという単純な操作を行うだけであるため、長時間遊技をした場合など、遊技に飽きてしまう場合があった。そこで、例えば、特許文献1のように、遊技者が遊技を行いながら見たいテレビ番組が視聴できるような遊技機が提案されている。遊技機にテレビを備えることで、遊技者は、遊技しながら好きなテレビ番組をみることができるため、遊技に飽きることがなく、また、見たいテレビ番組を見るために遊技を中断することもなくなるため、遊技場(ホール)の管理者にとっても、利益が減少してしまうおそれを低減することができる。
【0004】
【特許文献1】特開平8―131610号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の遊技機により、遊技中にテレビを視聴できるようになったが、遊技者の中には、テレビに熱中しすぎて、報知された遊技情報を見逃したり、大量のメダルが獲得できるようなチャンスを逃してしまったりしてしまうおそれがあるため、遊技を行いながらテレビを視聴することを懸念する者もいる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、テレビを視聴している遊技者の注意を再び遊技に向けさせることができる遊技機を提供することである。
【課題を解決するための手段及び効果】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、遊技の結果に基づいて、有価価値を払い出す遊技機において、ディスプレイと、外部からテレビ放送信号を受信する放送受信手段と、受信したテレビ放送信号に基づいて、テレビ映像をディスプレイに表示するテレビ映像表示手段と、遊技に基づいて、ディスプレイに表示されるテレビ映像を非表示にするテレビ映像非表示手段と、テレビ映像非表示手段によりテレビ映像が非表示にされた後、所定期間、遊技に対応する遊技映像をディスプレイに表示する遊技映像表示手段とを備えている。
【0008】
この構成によると、ディスプレイに表示されているテレビ映像が、遊技に基づいて非表示にされた後、その遊技に対応する遊技映像がディスプレイに表示されるようになっている。これにより、遊技者がテレビ映像に見入っている最中であっても、遊技映像に切り替わることで、遊技者の注意を遊技に再び向けさせることができる場合がある。また、テレビ映像が非表示にされた後、遊技情報が表示されるようになっているため、遊技者は、遊技映像を表示する前に、テレビ映像が非表示にすることで、遊技者に、映像が切り替わるということをほのめかすことができる場合がある。そして、これにより、遊技者が、遊技映像を見逃してしまい、獲得できるはずの有価価値を取りこぼしたりするといった失敗を低減できる場合がある。
【0009】
また、本発明は、受信したテレビ放送信号を記憶する録画手段と、テレビ映像非表示手段がテレビ映像を非表示にすると、録画手段を制御し、テレビ放送信号の記憶を開始する録画開始手段と、録画手段に記憶されたテレビ放送信号に基づいて、テレビ映像をディスプレイに表示する再生手段と、遊技者の操作により、又は、所定期間の終了により、再生手段を制御し、テレビ映像の表示を開始する再生開始手段とを備えている。
【0010】
この構成によると、ディスプレイのテレビ映像が非表示にされると、テレビ放送信号が記憶され、その記憶されたテレビ放送信号に基づくテレビ映像を再生できるようになっている。これにより、視聴できなかったテレビ映像を視聴できるようになる場合がある。
【0011】
さらに、本発明は、遊技に基づいて、ディスプレイにノイズを発生させるノイズ発生手段をさらに備え、テレビ映像非表示手段は、ノイズ発生手段がノイズを発生させた後、ディスプレイを非表示にする。
【0012】
この構成によると、ディスプレイに表示されているテレビ映像が、非表示にされる前に、ノイズが発生するようになっている。これにより、いきなりテレビ映像が非表示にされる場合との対比において、遊技者により一層ディスプレイに注目させることができ、その結果、遊技映像に注目させることができる場合がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施の形態を図1ないし図9に基づいて以下に説明する。
【0014】
(遊技機の構成)
本実施形態にかかる遊技機は、所謂『パチスロ機』であり、複数の図柄の変動表示を入賞ライン上に停止して表示される図柄に基づいて特定の入賞態様が成立するように、遊技者の操作の検知により変動表示を停止可能に構成されている。尚、遊技機は、コインやメダル、遊技球等の他、遊技者に付与された、若しくは付与される有価価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下の説明においては、遊技媒体や有価価値としてメダルを用いて説明する。
【0015】
図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、液晶表示装置5が設置されている。液晶表示装置5は、後述するが、液晶表示装置5の背面側に配置された3個のリール3L・3C・3Rの複数の図柄が視認可能に構成されており、キャラクタ等による演出画像等を表示することが可能となっている。尚、本実施形態においては、液晶表示装置5が、リール3L・3C・3Rの前面に設けられている場合について説明するが、本発明において、液晶表示装置5が設けられる位置は、特に限定されるものではない。
【0016】
液晶表示装置5の背面側には、変動表示手段としての3個のリール3L・3C・3Rが設けられている。3個のリール3L・3C・3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄からなる図柄列が記されている。図柄列は、「00」〜「20」のコードナンバーが付された複数種類の図柄からなっている。具体的には、「赤7」、「青7」、「下チリ」、「ベル」、「スイカ」、「Replay」及び「上チリ」の図柄からなっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。上記の図柄列中における「赤7」、「青7」は、特定の入賞態様を構成するものとして設定されている。ここで、特定の入賞態様とは、後述のBB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)のボーナスが成立する入賞態様を意味する。
【0017】
リール3L・3C・3Rの各図柄は、図2に示すように、キャビネット2の正面から液晶表示装置5を介して、リール3L・3C・3Rの図柄が縦方向に3つずつ、合計9つの図柄が視認できるようになっている。また、視認可能な9つの図柄の停止位置に対応して、5本の入賞ラインが設定されている。即ち、上下方向に3つ並ぶ図柄を水平に横切るトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向に横切るクロスダウンライン8a、クロスアップライン8eが設けられている。
【0018】
これらの入賞ラインは、後述の1−BETボタン11、最大BETボタン12を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、1枚賭け時は1本(センターライン8cのみ)、2枚賭け時(1−BETボタン11を2回操作(押圧)又は、メダルを2枚投入)は3本(センターライン8cに加え、センターライン8b、ボトムライン8d)、最大枚数(本実施例では3枚)賭け時は5本(2枚賭け時の3本に加え、クロスダウンライン8a、クロスアップライン8e)が有効化される。入賞ライン8a〜8eは、役の入賞の成否に関わる。具体的には、所定の役に対応する図柄組み合せを構成する図柄が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立することとなる。以下の説明において、有効化された入賞ラインを有効ラインと言う場合がある。
【0019】
液晶表示装置5の左側の背面側には、遊技開始表示ランプ25、当り表示ランプ(所謂「WINランプ」)17、メダル投入ランプ24、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cの各種ランプと、払出枚数表示部18、クレジット表示部19及び役物作動(ボーナス)回数表示部20の各種表示部とが設けられている(図2参照)。これらランプ及び表示部も、リール3L・3C・3Rと同様に、キャビネット2の正面から液晶表示装置5を介して、視認できるようになっている。
【0020】
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲーム(単位遊技)を行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。尚、一のゲームは、全てのリールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
【0021】
WINランプ17は、BB又はRBに内部当籤した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。尚、内部当籤とは、入賞成立が可能な役をCPU31により抽籤することであり、内部当籤した入賞可能な役を内部当籤役といい、詳しくは後述する。メダル投入ランプ24は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、入賞ライン8a〜8eの少なくとも1本が有効化されたときに点灯する。
【0022】
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、クレジット表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、ボーナス回数表示部20は、RBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。
【0023】
液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられ、台座部10の左側には、1−BETボタン11及び最大BETボタン12が設けられている。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚をゲームへの賭け枚数とし、2回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚をゲームへの賭け枚数とする。最大BETボタン12は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数(本実施例では、3枚)をゲームへの賭け枚数とする。このBETボタン11・12を操作することで、上述の入賞ライン8a〜8eが有効化されるようになっている。
【0024】
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算ボタン14(以下、C/Pボタン14と言う)が設けられている。このC/Pボタン14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、遊技機1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM33等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
【0025】
C/Pボタン14の右側には、遊技者の操作によりリール3L・3C・3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個のリール3L・3R・3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L・7C・7Rが設けられている。
【0026】
キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L・21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L・21Rの間には、入賞図柄の組み合せ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。また、スピーカ21L・21Rや配当表パネル23の上方にはLEDランプ29が設けられており、遊技状態に応じた演出に伴い、点滅等するようになっている。
【0027】
また、台座部10の略中央で、液晶表示装置5の前方には、テレビ番組が視聴可能なテレビ装置26が配設されている。テレビ装置26は、ディスプレイ26aと、スピーカ26bと、チャンネル26cと、ボリューム26dと、再生終了ボタン26eとを有している。
【0028】
ディスプレイ26aには、テレビ映像や遊技映像が表示される。遊技映像とは、遊技に関する情報等を報知する映像であって、例えば、図3(d)に示すように、ボーナスに内部当籤した場合の映像である。スピーカ26bは、テレビ映像や遊技映像に合わせた音声を出力する。チャンネル26cは、操作することで好きなテレビ番組を選局できる。このチャンネル26cにより選局すると、図3(a)に示すように、ディスプレイ26aの左上に、現在視聴しているチャンネル(図中では「CH5」)が表示されるようになっている。ボリューム26dは、テレビ装置26の音量を調節可能にする。また、再生終了ボタン26eは、詳しくは後述するが、録画されたテレビ映像の再生を終了することができる。
【0029】
このテレビ装置26は、平時は、図3(a)に示すように、テレビ映像が表示されている。そして、遊技機1で実行される遊技に基づいて、テレビ映像にノイズが発生し(図3(b))、テレビ映像が非表示になる(図3(c))。その後、図3(d)に示すように、遊技映像に切り替えられる。この遊技映像が表示されることで、テレビ映像を見ていた遊技者に、再び遊技に注目させることができるようになる。
【0030】
(液晶表示装置)
ここで、液晶表示装置5の構造について説明する。液晶表示装置5は、図4及び図5に示すように、保護ガラス52と表示板53とからなる正面パネル51、透明液晶パネル54、導光板55、反射フィルム56、所謂白色光源である蛍光ランプ57a・57b、58a・58b、ランプホルダ59a〜59h、及び、透明液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり、TCPは、透明液晶パネル54の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。この液晶表示装置5は、既に述べたように、リール3L・3C・3Rより手前側に設けられている。また、このリール3L・3C・3Rと液晶表示装置5とは、所定の間隔をあけて設けられている。
【0031】
保護ガラス52及び表示板53は、透明な部材で構成されている。表示板53には、上述のBETランプ9a〜9c等に対応する位置に絵柄等が形成されている。すなわち、表示板53の絵柄等が形成されている領域が、正面パネル51における絵柄形成領域51bであり、表示板53の絵柄等が形成されていない領域が、正面パネル51における表示窓51aである(図2参照)。なお、正面パネル51に絵柄形成領域51bを形成せず、正面パネル51の全面を表示窓51aとしてもよい。この場合、表示板53に絵柄を形成しないか、又は、表示板53を省略すればよい。なお、表示板53の裏面側に配置される各種ランプ及び各種表示部を動作させる電気回路等は図示していない。
【0032】
透明液晶パネル54は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されて形成されている。この透明液晶パネル54の表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示(表示面側に透過した光が外部より視認可能である)となる構成である。ノーマリーホワイトに構成された透明液晶パネル54を採用することにより、液晶を駆動することができない事態が生じた場合であっても、リール3L・3C・3Rに表示された図柄等の識別情報の可変表示及び停止表示を視認することができ、遊技を継続することができる。すなわち、そのような事態が発生した場合でも、リール3L・3C・3Rに表示された識別情報(例えば、図柄)の変動表示態様及び停止表示態様を中心とした遊技を行うことができる。
【0033】
導光板55は、蛍光ランプ57a・57bからの光を透明液晶パネル54へ導き出す(透明液晶パネル54を照明する)ためのものであり、透明液晶パネル54の裏側に設けられ、例えば、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透明部材(導光機能を有する)で構成されている。
【0034】
反射フィルム56は、例えば、白色のポリエステルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものが用いられ、導光板35に導入された光を導光板55の正面側へ向けて反射させる。この反射フィルム56は、反射領域56A及び非反射領域(透過領域)56Bにより構成されている。
【0035】
蛍光ランプ57a・57bは、導光板55の上端部及び下端部に沿って配置され、両端はランプホルダ59により支持されている。この蛍光ランプ57a・57bから照射される光は、反射フィルム56の反射領域56Aで反射して透明液晶パネル54を照明する。
【0036】
蛍光ランプ58a・58bは、反射フィルム56の裏側の上方位置及び下方位置にリール3L・3C・3Rに向かって配置されている。この蛍光ランプ58a・58bから出てリール3L・3C・3Rの表面で反射して非反射領域56Bへ入射した光は、透明液晶パネル54を照明する。
【0037】
このように、液晶表示装置5においては、蛍光ランプ57a・57bから照射され、反射フィルム56の反射領域56Aで反射した光と、蛍光ランプ58a・58bから照射され、リール3L・3C・3Rの表面で反射して非反射領域56Bへ入射した光とが、透明液晶パネル54を照明する。従って、反射フィルム56の非反射領域56Bに対応する液晶表示装置5の領域は、液晶を駆動しているか否かによって、透明/非透明の状態に切り替わる領域であり、反射フィルム56の反射領域56Aに対応する液晶表示装置の領域は、液晶を駆動しているか否かに拘わらず非透明状態となる。
【0038】
遊技機1では、液晶表示装置5の一部の領域のみが、透明/非透明の状態に切り替わる領域であるが、本発明の遊技機において、液晶表示装置の表示画面は、その全領域が透明/非透明の状態に切り替わる領域であってもよい。この場合、遊技機1において、液晶表示装置5の全領域を透過状態又は非透過状態に切り替わる領域とする場合、反射フィルム56を全て非反射領域56Bとするか、反射フィルム56を省略すればよい。
【0039】
(遊技機の電気的構成:主制御回路)
上記の遊技機1は、図6に示すように、主基板に設けられた主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72とで動作が制御されている。主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。
【0040】
上記のCPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生する。サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。そして、CPU31は、これらの乱数発生器36及びサンプリング回路37でサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、内部当籤役を決定するようになっている。
【0041】
尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ち、CPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
【0042】
上記のマイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(BETランプ9a・9b・9c、WINランプ17、メダル投入ランプ24、遊技開始表示ランプ25)と、各種表示部(払出枚数表示部18、クレジット表示部19、ボーナス回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す上述のホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L・3C・3Rを回転駆動するステッピングモータ49L・49C・49Rとがある。
【0043】
さらに、ステッピングモータ49L・49C・49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
【0044】
また、主制御回路71は、制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段に接続されている。主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11S、最大BETスイッチ12S、C/Pスイッチ14S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路47、払出完了信号回路44がある。これらもI/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
【0045】
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L・7C・7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路47は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L・3C・3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路44は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
【0046】
また、主制御回路71のRAM33には、種々の情報が一時的に格納される。例えば、実行中の遊技状態や、投入されたメダルの枚数等が格納される。一方、主制御回路71のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽籤テーブル、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群等の各種のデータテーブルや、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。
【0047】
(遊技機1の電気的構成:副制御回路)
上記の主制御回路71は、副制御回路72にコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、図7に示すように、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御、スピーカ21L・21Rからの音やLEDランプ29からの光の出力制御、及びテレビ装置26の駆動制御を行う。この副制御回路72は、主制御回路71を構成する主基板とは別の副基板上に構成され、マイクロコンピュータ(以下『サブマイクロコンピュータ』という)73を主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示制御手段としての画像制御回路81、スピーカ21L・21Rにより出音される音を制御する音源IC78、増幅器としてのパワーアンプ79、LEDランプ29を駆動するLED駆動回路77を備えている。
【0048】
サブマイクロコンピュータ73は、主制御回路71から送信された制御指令に従って制御動作を行うサブCPU74と、副基板側記憶手段としてのプログラムROM75と、ワークRAM76とを含む。尚、副制御回路72は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されている。プログラムROM75は、サブCPU74で実行する処理ルーチン等の制御プログラムや、データテーブル等を格納している。また、ワークRAM76は、上記制御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時記憶手段として構成される。
【0049】
画像制御回路81は、画像制御IC82、画像制御ワークRAM83、画像ROM86、及びビデオRAM87で構成される。画像制御IC82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに基づき、画像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容を決定する。画像制御ワークRAM83は、画像制御プログラムを画像制御IC82で実行するときの一時記憶手段(バッファ)として構成される。画像ROM86は、画像を形成するためのドットデータを格納する。ビデオRAM87は、画像制御IC82で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。LED駆動回路77は、サブCPU74からの制御指令に基づいて、LEDランプ29を制御する。音源IC78は、パワーアンプ79を制御し、スピーカ21L・21Rの音量を調節することができる。
【0050】
また、サブCPU74には、テレビ装置26が接続されており、テレビ装置26は、内部当籤役をテレビ装置26側に報知する内部当籤信号をサブCPU74から受信する。そして、その内部当籤信号に基づいて、表示する映像を切り替える。このテレビ装置26は、副制御回路72から電源が供給され、駆動するようになっている。テレビ装置26は、図示しないアンテナにより受信されたテレビ放送信号の所定のチャンネルで放送された映像と音声を出力するものであり、制御装置90、表示制御回路91、音声制御回路92、チューナ93、書込・読込回路94、ディスク装置95、ディスプレイ26a、スピーカ26b、チャンネル26c、ボリューム26d、及び再生終了ボタン26eによって構成される。
【0051】
制御装置90は、図9に示す処理ルーチン等の制御プログラムを実行するCPUや、そのプログラムやデータテーブル等を格納するROM、上記制御プログラムをCPUで実行するときの一時記憶手段としてのRAMを有するマイクロコンピュータを主たる構成要素とし、テレビ装置26の各部を制御する。
【0052】
この制御装置90は、チャンネル26cの操作内容に従ってチューナ93の駆動制御を行い、所定のチャンネルの電波を受信するため、アンテナで受信されたデジタル放送電波の復調、分離、デコード等の各種処理を実行する。そして、制御装置90は、チューナ93における各種処理により解析されたデータをもとに、映像に係る映像データと、音声に係る音声データとを生成し、表示制御回路91および音声制御回路92へ出力する。なお、制御装置90は、サブCPU74からの内部当籤信号を受信すると、表示しているテレビ映像にノイズを発生させるようになっている。
【0053】
また、制御装置90は、また、画像を形成するためのドットデータを格納する画像ROMやビデオRAM等を有している。そして、サブCPU74からの信号に基づき、画像制御プログラムに従ってディスプレイ26aでの表示内容を決定し、遊技映像を形成し、ディスプレイ26aに表示する。
【0054】
チューナ93は、アンテナで受信されたデジタル放送の電波を復調し、さらに分離、デコード等の各種処理を行って解析を行う。アンテナで受信されるデジタル放送電波は、放送局側においてエンコード、多重化および変調等の各種処理を経て送信されているため、チューナ93の解析によって、放送中の番組のデータが出力される。なお、ここで出力されるデータは制御装置90によって処理可能な形態のデータである。
【0055】
表示制御回路91は、チューナ93から入力されたデータや、ディスク装置95に記憶されたデータをもとに制御装置90によって生成された映像データを、ディスプレイ26aの表示画面上に映像を表示させる。
【0056】
音声制御回路92は、チューナ93から入力されたデータや、ディスク装置95に記憶されたデータをもとに制御装置90によって生成された音声データを、スピーカ26bから出力させる。
【0057】
書込・読込回路94は、制御装置90により、受信したテレビ放送信号から復調された映像信号及び音声信号を、ディスク装置95に書き込んだり、ディスク装置95に書き込まれた映像信号及び音声信号を読み込んだりする。このディスク装置95は、ハードディスクやDVD等の記憶装置である。
【0058】
(遊技状態)
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『RB遊技状態』及び『BB一般遊技状態』からなる3種類の遊技状態を出現させる。これら「3種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
【0059】
『一般遊技状態』は、基本的に、所謂「出球率」(遊技に賭けられた単位有価価値に対して遊技者に付与される有価価値)の期待値が「1」よりも小さい遊技状態であり、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も不利な遊技状態である。
【0060】
『BB一般遊技状態』は、『一般遊技状態』において、BBに内部当籤し、BBに入賞した場合に発生する。BBの入賞は、『一般遊技状態』において「赤7−赤7−赤7」又は「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『BB一般遊技状態』は、30回の小役ゲーム又は3回のRB(レギュラーボーナス)を消化すると終了する。なお、『BB一般遊技状態』は、所定枚数のメダルの払い出しが完了すれば終了するようにしてもよい。
【0061】
『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』よりも出玉率の期待値が高く、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も有利な遊技状態である。『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』又は『BB一般遊技状態』においてRB(レギュラーボーナス)に入賞した場合に発生する。RBの入賞は、一般遊技状態又はBB一般遊技状態において「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。なお、『BB一般遊技状態』においてRBの入賞が成立することを、一般に『JACIN』と称し、その後のゲームを『JACゲーム』と称す。なお、各遊技状態間の移行は、ボーナス図柄の組み合せが入賞ライン上に表示されたとき等により移行する。
【0062】
(図柄組み合せと払い出し枚数)
次に、遊技状態と入賞成立を示す図柄組み合せとメダルの払い出し枚数との関係について説明する。一般遊技状態においては、『BB』と、『RB』と『再遊技(リプレイ)』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『上チリの小役』と『下チリの小役』とに入賞する可能性がある。『BB』は、「赤7−赤7−赤7」、又は、「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『RB』は、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。これらのメダルの払い出し枚数は「0枚」である。また、『再遊技(リプレイ)』は、「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、スイカ、ベル、上チリ、下チリの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚、6枚のメダルが払い出される。
【0063】
BB一般遊技状態では、『RB』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『上チリの小役』と『下チリの小役』とに入賞する可能性がある。また、RB遊技状態においては、『再遊技』、『スイカ』、『ベル』、『上チリ・下チリ』の小役に入賞する可能性がある。スイカ、ベル、上下チリの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚のメダルが払い出される。
【0064】
(主制御回路71の動作)
上記の構成において、図8に示すメインルーチンのフローチャートを参照して、主制御回路71のCPU31の制御動作について説明する。
【0065】
初めに、CPU31は、遊技開始時の初期化を行う(A1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等を行う。続いてゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容を消去する(A2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次回のゲームに必要なパラメータの書き込み、次回のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。次に、CPU31は、投入メダルセンサ22SやBETスイッチ11S・12Sからの入力があるまで待機状態となる(A3)。この後、メダル投入信号を副制御回路72に送信すると共に、スタートレバー6の操作によりスタートスイッチ6Sがオンされたか否かを判定する(A4)。
【0066】
スタートスイッチ6Sがオンされてない場合には(A4:NO)、A4を繰り返すことにより入力待ちの状態となり、スタートスイッチ6Sがオンされた場合には(A4:YES)、遊技開始信号を副制御回路72に送信すると共に、抽籤用の乱数を抽出する(A5)。そして、遊技状態監視処理を実行することによって、今回のゲームにおける遊技状態を確認する(A6)。即ち、今回のゲームの遊技状態をBB一般遊技状態、RB遊技状態及び一般遊技状態の何れかにセットする。
【0067】
そして、確率抽籤処理を行い(A7)、内部当籤役を決定する。続いて、停止テーブル群選択処理が実行される(A8)。具体的には、内部当籤役の種類を用いて特定の停止テーブル群を選択する。かかる停止テーブル群は、後のA10において、リール3L・3C・3Rを停止させる際に使用される。ここで、内部当籤役や、遊技状態、停止テーブル群、内部当籤役に対応する図柄に係る情報を含む遊技情報信号を副制御回路72へ送信する。続いて、リール回転処理が行われる(A9)。具体的には、リール3L・3C・3Rを回転させ、所定速度(例えば、定速回転)に達した際に、リール停止許可信号を副制御回路72に送信する。リール停止許可信号には、所定速度に達した後、リール位置検出回路47が内部当籤役に対応する図柄が有効ライン(具体的には、センターライン8c)に位置したときに検出する検出信号が含まれる。
【0068】
次に、リール回転停止処理が実行される(A10)。即ち、何れかの停止ボタン7L・7C・7Rが操作されたタイミングや自動停止タイマの値が「0」になったタイミングで滑りコマ数を決定するための滑りコマ数決定処理を行う。具体的には、A9において決定(選択)された停止テーブル、停止操作位置及び停止制御位置に基づいて滑りコマ数を決定する。『滑りコマ数』は、停止ボタンが操作された後、リールが停止するまでの間に移動する図柄の数である(リールが停止するまでの間における図柄の移動量(移動距離)を示す)。なお、本実施の形態では『滑りコマ数』は「0」とする。即ち、停止ボタン7L・7C・7Rが操作されると同時にリールが停止する。続いて、滑りコマ数分、停止操作された停止ボタンに対応するリールを回転させてから停止させる。尚、停止ボタン7L・7C・7Rが操作され、対応するリールが停止する毎にリール停止信号(左、中、右)を副制御回路72に送信する。また、全てのリールが停止したときに、全リール停止信号を副制御回路72に送信する。
【0069】
次に、CPU31は入賞判定を行う(A11)。入賞判定とは、透過液晶パネル54を介して視認可能なリールの9つの図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)を識別する。具体的には、センターライン8cに沿って並ぶ図柄のコードナンバー及び入賞判定テーブルに基づいて入賞役を識別する。そして、入賞信号を副制御回路72に送信する。この後、獲得したメダルのクレジット又は払出しを行う(A12)。具体的には、入賞成立によりメダルを獲得する場合は、払出枚数表示部18にメダルの獲得枚数を表示する。そして、遊技者がC/Pボタン14を切り替えることにより、獲得したメダルを遊技機1内にクレジットするか、メダル払出口15からメダルを払い出すかを選択することができる。尚、クレジットしたメダルは、次ゲームでBETボタン11・12を押すことによりメダルを賭けることができる。
【0070】
次に、現在の遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』であるか否かを判定する(A13)。遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』でない場合には(A13:NO)、A2に戻る。遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』である場合には(A13:YES)、ボーナス(BB,RB)の『遊技数チェック処理』を行う(A14)。この『遊技数チェック処理』では、RB遊技状態が発生した回数、BB一般遊技状態のゲーム回数、RB遊技状態における入賞回数、及びRB遊技状態におけるゲーム回数をチェックすると共に、BB一般遊技状態及びRB遊技状態間における遊技状態の移行(セット)を行う。
【0071】
次に、ボーナスの終了時であるか否かを判定する(A15)。具体的には、BBの入賞が成立した後では、3回目のRB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか、又はBB一般遊技状態においてゲーム回数が30回であるか否かを判別する。また、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことによりRBの入賞が成立した後では、RB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか否かを判別する。この結果、ボーナスの終了時でないと判定した場合には(A15:NO)、A2に戻る。一方、ボーナスの終了時であると判定した場合には(A15:YES)、ボーナス終了信号を副制御回路72に出力し(A16)、A2に戻る。
【0072】
(テレビ装置の動作)
次に、図9に示す処理ルーチンのフローチャートを参照して、上記の副制御回路72に接続されるテレビ装置26の制御動作について説明する。
【0073】
テレビ装置26の制御装置90は、遊技機1の電源が投入されると、図3(a)に示すように、テレビ映像を表示する(S1)。このテレビ映像は、遊技者により操作されるチャンネル26cの操作内容に従って受信したチャンネルのテレビ放送信号に基づいて生成される。そして、BBに内部当籤したか否かを判定する(S2)。具体的には、サブCPU74から内部当籤信号を受信すると、その信号に基づいて判定する。BBに内部当籤していない場合(S2:NO)、S1に戻り、テレビ映像を表示し続ける。
【0074】
BBに内部当籤した場合(S2:YES)、現在表示しているテレビ番組の録画を開始する(S3)。そして、図3(b)に示すように、表示しているテレビ映像にノイズを発生させる(S4)。そして、図3(c)に示すように、テレビ映像を非表示にする(S5)。続いて、図3(d)に示すように、遊技映像を表示する(S6)。この遊技映像は、「BBの入賞チャンス」の文字を表示して、BBに内部当籤していることを報知する映像である。このように、テレビ映像から遊技映像に切り替える際に、ノイズを発生させ、テレビ映像を非表示にすることで、遊技者に、「今から映像が切り替わる」ということを明確に認識させることができる。そして、遊技映像により一層注目させることができる。なお、遊技映像を表示する際、ディスプレイ26aの左上に「TV録画中」の文字を表示する。このように、視聴できない間の番組を録画しておくことを報知することで、途中でテレビ映像を切り替えられ、不満に思う遊技者に対して、安堵感を与えることができる。
【0075】
次に、遊技映像の表示を終了するか否かを判定する(S7)。ここにおける終了条件は、所定時間遊技映像を表示したら終了するようにしてもよいし、表示してから単位遊技が消化されると終了するようにしてもよい。遊技映像の表示を終了しない場合(S7:NO)、S7を繰り返す。遊技映像の表示を終了する場合(S7:YES)、S3で録画を開始したテレビ番組のテレビ映像を再生する(S8)。なお、録画したテレビ映像を再生している間も、録画している。即ち、テレビ番組を録画しながら再生する、所謂「追っかけ再生」を行っている。
【0076】
次に、再生終了ボタン26e又はチャンネル26cが操作されたか否かを判定する(S9)。何れも操作されていない場合(S9:NO)、録画を再生してから所定時間、遊技が行われていないかを判定する(S10)。遊技が行われている場合(S10:NO)、S9に戻る。所定時間、遊技が行われていない場合(S10:YES)、遊技者は、遊技機1を離れたか、遊技を続ける意思がないものとし、録画を終了し(S11)、S1に戻り、再び、リアルタイムのテレビ映像を表示する。また、再生終了ボタン26e又はチャンネル26cが操作されていない場合(S9:NO)、録画を終了し(S11)、S1に戻り、再び、リアルタイムのテレビ映像を表示する。即ち、録画したテレビ映像を再生する場合、再生終了ボタン26e又はチャンネル26cを操作しないまま、遊技を続けている限り、録画したテレビ映像が再生されるようになっている。
【0077】
(本実施形態の概要)
以上、説明したように、本実施の形態は、遊技の結果に基づいて、有価価値(メダル)を払い出す遊技機において、ディスプレイ26aと、外部からテレビ放送信号を受信する放送受信手段(チューナ93)と、受信したテレビ放送信号に基づいて、テレビ映像をディスプレイに表示するテレビ映像表示手段(制御装置90、表示制御回路91)と、遊技に基づいて、ディスプレイに表示されるテレビ映像を非表示にするテレビ映像非表示手段(制御装置90、表示制御回路91)と、テレビ映像非表示手段によりテレビ映像が非表示にされた後、所定期間、遊技に対応する遊技映像(図3(d)の映像)をディスプレイに表示する遊技映像表示手段(制御装置90、表示制御回路91)とを備えた構成にされている。
【0078】
この構成によると、ディスプレイに表示されているテレビ映像が、遊技に基づいて非表示にされた後、その遊技に対応する遊技映像がディスプレイに表示されるようになっている。これにより、遊技者がテレビ映像に見入っている最中であっても、遊技映像に切り替わることで、遊技者の注意を遊技に再び向けさせることができる場合がある。また、テレビ映像が非表示にされた後、遊技情報が表示されるようになっているため、遊技者は、遊技映像を表示する前に、テレビ映像が非表示にすることで、遊技者に、映像が切り替わるということをほのめかすことができる場合がある。そして、これにより、遊技者が、遊技映像を見逃してしまい、獲得できるはずの有価価値を取りこぼしたりするといった失敗を低減できる場合がある。
【0079】
また、本実施の形態は、受信したテレビ放送信号を記憶する録画手段(制御装置90、書込・読込回路94、ディスク装置95)と、テレビ映像非表示手段がテレビ映像を非表示にすると、録画手段を制御し、テレビ放送信号の記憶を開始する録画開始手段と、録画手段に記憶されたテレビ放送信号に基づいて、テレビ映像をディスプレイに表示する再生手段(制御装置90、表示制御回路91)と、遊技者の操作(再生終了ボタン26eの操作)により、又は、所定期間の終了により、再生手段を制御し、テレビ映像の表示を開始する再生開始手段(制御装置90、表示制御回路91)とを備えた構成にされている。
【0080】
この構成によると、ディスプレイのテレビ映像が非表示にされると、テレビ放送信号が記憶され、その記憶されたテレビ放送信号に基づくテレビ映像を再生できるようになっている。これにより、視聴できなかったテレビ映像を視聴できるようになる場合がある。
【0081】
さらに、本実施の形態は、遊技に基づいて、ディスプレイにノイズを発生させるノイズ発生手段(制御装置90、表示制御回路91)をさらに備え、テレビ映像非表示手段は、ノイズ発生手段がノイズを発生させた後(図3(b)に示す図)、ディスプレイを非表示にする構成とされている。
【0082】
この構成によると、ディスプレイに表示されているテレビ映像が、非表示にされる前に、ノイズが発生するようになっている。これにより、いきなりテレビ映像が非表示にされる場合との対比において、遊技者により一層ディスプレイに注目させることができ、その結果、遊技映像に注目させることができる場合がある。
【0083】
(本実施の形態の変形例)
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
【0084】
例えば、テレビ番組を録画する記憶装置をハードディスクやDVD等のディスク装置としているが、フラッシュメモリなどを用いてもよい。また、DVD等にテレビ番組を録画した場合、DVDを取出し可能に構成してもよい。この場合、遊技終了後に遊技者がそのDVDを持ち帰ったりすることができ、新たなサービスを提供できるようになる。
【0085】
また、上述の実施の形態では、テレビ装置26に、制御回路90を設け、その制御回路90でテレビ装置26の各機器を制御しているが、副制御回路72でテレビ装置26の各機器を制御するようにしてもよい。なお、テレビ装置26に制御回路90を設けることで、テレビ装置26のみを遊技機本体から着脱し、再利用などが容易になる場合がある。
【0086】
また、所定時間、遊技が行われていない場合、テレビ装置26の電源を落し、テレビ映像を視聴できないようにしてもよい。さらに、テレビ装置26に表示する遊技映像は、ボーナスに当籤したことを報知する映像以外に、小役の内部当籤役を報知する映像であってもよいし、BB一般遊技状態が遊技可能な残りの遊技回数を報知する映像であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】実施例の遊技機の斜視図。
【図2】実施例の遊技機の液晶表示装置の正面図。
【図3】(a)テレビ映像を表示しているテレビ装置を示す図(b)ノイズを発生させた表示しているテレビ装置を示す図(c)テレビ映像を非表示しているテレビ装置を示す図(d)遊技映像を表示しているテレビ装置を示す図。
【図4】液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。
【図5】液晶表示装置の一部の構成の展開図である。
【図6】実施例の電気回路の構成を示すブロック図。
【図7】図6に示した副制御回路の電気回路の構成を示すブロック図。
【図8】メインルーチンのフローチャートを示す図。
【図9】テレビ装置の動作処理ルーチンのフローチャートを示す図。
【符号の説明】
【0088】
1 遊技機
2 キャビネット
2a パネル表示部
3L,3C,3R リール
5 液晶表示装置
6 スタートレバー
7L,7C,7R 停止ボタン
10 台座部
11 1−BETボタン
12 最大BETボタン
14 C/Pボタン
15 メダル払出口
16 メダル受け部
21L,21R スピーカ
22 メダル投入口
26 テレビ装置
【出願人】 【識別番号】598098526
【氏名又は名称】アルゼ株式会社
【出願日】 平成18年8月23日(2006.8.23)
【代理人】 【識別番号】100089196
【弁理士】
【氏名又は名称】梶 良之

【識別番号】100104226
【弁理士】
【氏名又は名称】須原 誠


【公開番号】 特開2008−48853(P2008−48853A)
【公開日】 平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願番号】 特願2006−227195(P2006−227195)