| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】桜井 隆博
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| 【要約】 |
【課題】発射装置内に複数のパチンコ球が存在する状態をなくすことで、安定したパチンコ球の打ち出しを行わせる。
【構成】球送込装置に発射装置の装填位置に装填されるパチンコ球を検知する球検知センサを設ける。発射装置によるパチンコ球の打ち出しの後、待機時間T2が経過しても球検知センサがオンとなる場合には、装填位置にはパチンコ球がないと判定し、待機時間T2の経過後に球送込装置を駆動する。その後、打出準備時間T1の経過後に発射装置を駆動する。一方、待機時間T2の経過前に球検知センサがオフとなる場合には、装填位置にはパチンコ球があると判定し、待機時間T2経過後には球送込装置を駆動させずに、打出準備時間T1の経過後に発射装置を駆動する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技領域に向けて遊技球を打ち出す打出アームを備えた発射装置と、前記発射装置による遊技球の打ち出しの後に、該発射装置の装填位置に向けて遊技球を1球送り込む球送り装置と、前記発射装置、及び前記球送り装置の駆動制御を行う駆動制御手段と、を備えた遊技機において、 前記装填位置に遊技球が装填されたか否かを検知する球検知手段を有し、 前記駆動制御手段は、前記遊技球の打ち出しから次の遊技球の打ち出しまでの打出準備期間から、前記球送り装置の駆動開始から遊技球が前記装填位置に送り込まれるまでの球移動時間を減算した待機時間内に、前記球検知手段によって遊技球が検知されたか否か判定する判定手段と、前記判定手段によって前記待機時間内に前記遊技球が検知されたと判定された場合に、前記球送り装置の駆動制御を行わずに前記発射装置の駆動制御を行う駆動制御変更手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。 【請求項2】 前記打出アームは、前記装填位置にある遊技球を打ち出す打撃位置と、該打撃位置から退避する打撃待機位置との間で往復移動するように設けられているとともに、前記打撃位置に移動したときに前記装填位置にある遊技球に当接されることで、遊技球を遊技領域に向けて打ち出す打出杵を備えており、 前記球検知手段は、前記装填位置にある遊技球を検知する他に、前記打撃位置に移動した打出アームの打出杵を検知することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置される、例えばパチンコ機などの遊技機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 パチンコ店などの遊技場に設置される遊技機としてパチンコ機が挙げられる。このパチンコ機は、パチンコ球が打ち出される遊技領域と、この遊技領域の外周の一部に沿って設けられ、遊技の際に打ち出されたパチンコ球を遊技領域の上部に向けて案内する案内通路が形成された遊技盤が本体部材に組み付けられている。なお、この遊技盤の前面は、ガラス板を保持した前面扉によって被覆されることで、遊技領域を流下するパチンコ球、或いは案内通路を通過するパチンコ球の逸脱が防止される。例えば遊技領域内には、複数の釘、風車やセンター役物等の構造物が設けられる他、入賞チャッカー、始動チャッカー、アタッカなどの入賞装置が設けられた構成となっている。これら入賞装置にパチンコ球が入ると入賞となり、入賞に対する賞球として予め設定された数のパチンコ球を獲得することができる。なお、パチンコ球には一定の価値が与えられ、遊技を行うことで獲得したパチンコ球を種々の景品に交換することができる。 【0003】 このようなパチンコ機では、遊技領域にパチンコ球を1球ずつ打ち出す発射装置と、該発射装置にパチンコ球を1球ずつ送り込む球送込装置とを備えている。発射装置は、球送り装置によって送り込まれるパチンコ球がセットされる装填部と、装填部にセットされたパチンコ球を叩いて遊技領域に向けて打ち出すノックアームと、ノックアームを回動させるロータリーソレノイド等の駆動源とを備えている。例えば、パチンコ機における遊技を行う場合には、パチンコ機の前面に設けられた操作ハンドルを操作することで、駆動源の作動によるノックアームの回動動作が行われ、このノックアームの回動動作時に装填部にセットされたパチンコ球が遊技領域に向けて打ち出される。そして、パチンコ球の打ち出しが行われた後に、球送り装置が作動して新たなパチンコ球が装填部に送り込まれる。 【0004】 例えばパチンコ球の打ち出しを一定間隔で行うためには、球送り装置におけるパチンコ球の供給を一定間隔で行うことも重要となる。球送り装置によるパチンコ球の供給としては、例えばパチンコ球を打つ打撃位置と打撃準備位置との間で往復移動する打出杵が打撃準備位置にあるか否かを電気的に検知することが考えられる。この場合、打出杵が打撃準備位置にあることが検知されると、球送り装置が駆動してパチンコ球が供給される(例えば、特許文献1等)。また、この他に、球発射装置に用いる駆動源と、球送り装置に用いる駆動源とを同一の駆動源から構成することで、これら装置の同期をとることも考えられる(例えば、特許文献2等)。 【特許文献1】特開2004−242961号公報 【特許文献2】特開2003−339986号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 パチンコ球の打ち出しを行っている際には、操作ハンドルを誤って離してしまうなど、操作ハンドルの誤操作によっては打ち出されたパチンコ球が遊技領域まで到達しない、所謂ファール球となる場合がある。このようなファール球は、予め設けられた回収口へと案内されることになるが、ファール球の中には、発射装置の内部に再び戻ってきて入り込む球もある。しかしながら、発射装置内にファール球が入り込んだ場合であっても、球送り装置が駆動し発射装置内にパチンコ球の供給が行われてしまうことから、発射装置内には複数のパチンコ球が装填された状態となる。このように複数のパチンコ球が装填された場合には、打出杵によるパチンコ球の打ち出しが正常に行われなくなるとともに、発射装置内での球詰まりの原因となる。 【0006】 本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、発射装置内に複数のパチンコ球が存在する状態をなくすことで、安定したパチンコ球の打ち出しを行わせることができるようにした遊技機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技領域に向けて遊技球を打ち出す打出アームを備えた発射装置と、前記発射装置による遊技球の打ち出しの後に、該発射装置の装填位置に向けて遊技球を1球送り込む球送り装置と、前記発射装置、及び前記球送り装置の駆動制御を行う駆動制御手段と、を備えた遊技機において、前記装填位置に遊技球が装填されたか否かを検知する球検知手段を有し、前記駆動制御手段は、前記遊技球の打ち出しから次の遊技球の打ち出しまでの打出準備期間から、前記球送り装置の駆動開始から遊技球が前記装填位置に送り込まれるまでの球移動時間を減算した待機時間内に、前記球検知手段によって遊技球が検知されたか否か判定する判定手段と、前記判定手段によって前記待機時間内に前記遊技球が検知されたと判定された場合に、前記球送り装置の駆動制御を行わずに前記発射装置の駆動制御を行う駆動制御変更手段と、を備えたことを特徴とする。 【0008】 また、前記打出アームは、前記装填位置にある遊技球を打ち出す打撃位置と、該打撃位置から退避する打撃待機位置との間で往復移動するように設けられているとともに、前記打撃位置に移動したときに前記装填位置にある遊技球に当接されることで、遊技球を遊技領域に向けて打ち出す打出杵を備えており、前記球検知手段は、前記装填位置にある遊技球を検知する他に、前記打撃位置に移動した打出アームの打出杵を検知することを特徴とする。 【発明の効果】 【0009】 本発明の遊技機によれば、遊技領域に向けて遊技球を打ち出す打出アームを備えた発射装置と、前記発射装置による遊技球の打ち出しの後に、該発射装置の装填位置に向けて遊技球を1球送り込む球送り装置と、前記発射装置、及び前記球送り装置の駆動制御を行う駆動制御手段と、を備えた遊技機において、前記装填位置に遊技球が装填されたか否かを検知する球検知手段を有し、前記駆動制御手段は、前記遊技球の打ち出しから次の遊技球の打ち出しまでの打出準備期間から、前記球送り装置の駆動開始から遊技球が前記装填位置に送り込まれるまでの球移動時間を減算した待機時間内に、前記球検知手段によって遊技球が検知されたか否か判定する判定手段と、前記判定手段によって前記待機時間内に前記遊技球が検知されたと判定された場合に、前記球送り装置の駆動制御を行わずに前記発射装置の駆動制御を行う駆動制御変更手段と、を備えたから、例えば遊技球を打ち出した際に、上述したファール球が発射装置内に入り込んだ場合には、球送り装置の駆動を停止することから、発射装置内に複数の遊技球が存在する状態がなくなる。また、発射装置内に入り込んだファール球を利用して遊技球の打ち出しを行うことになるので、発射装置の駆動制御を変更しなくても、安定した遊技球の打ち出しを行うことができる。 【0010】 また、前記打出アームは、前記装填位置にある遊技球を打ち出す打撃位置と、該打撃位置から退避する打撃待機位置との間で往復移動するように設けられているとともに、前記打撃位置に移動したときに前記装填位置にある遊技球に当接されることで、遊技球を遊技領域に向けて打ち出す打出杵を備えており、前記球検知手段は、前記装填位置にある遊技球を検知する他に、前記打撃位置に移動した打出アームの打出杵を検知するから、遊技球が装填位置に無い場合でも、発射装置が駆動していることが確認することができる。これにより、球送り装置の駆動制御を変更するだけで良く、安定した遊技球の打ち出しを行わせることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 図1に示すように、パチンコ機(遊技機)2は、基体となる本体部材3に、上部扉4及び下部扉5からなる2枚の前面扉6が本体部材3に対して回動自在となるように、図示しないヒンジ部を介して組み付けられる。上部扉4の中央には開口4aが設けられており、この開口4aは上部扉4の裏側に取り付けられるガラス板20等の透光性を有する部材により遮蔽される。なお、上部扉4が閉じている状態では、遊技の際に遊技領域32(図2参照)を流下するパチンコ球(遊技球)90(図3参照)や、遊技領域32に設けられた構造物は、上記開口4aを遮蔽するガラス板20(図2参照)を介して視認される。なお、符号8は、本体部材3を遊技場等に固定するための固定枠である。 【0012】 下部扉5には、操作ハンドル10や、受容皿11等が設けられている。操作ハンドル10は、その内部に打出し用ボリューム81(図3参照)や、タッチセンサ82(図3参照)が設けられている。操作ハンドル10を回転操作することによって打出し用ボリューム81が回転する。この際、操作ハンドル10を掴んでいることをタッチセンサ82によって検知しているので、タッチセンサ82がオンとなる状態で操作ハンドル10が回転操作されると、後述する発射装置45(図2参照)が駆動して、打出し用ボリューム81の回転量に合わせた打ち出し強さでパチンコ球90を遊技領域32に向けて打ち出す。この打ち出しの後に、球送込装置70(図2参照)が駆動して、パチンコ球90を発射装置45に向けて送り込む。これにより、操作ハンドル10が操作されると、発射装置45によるパチンコ球90の打ち出し、及び球送込装置70によるパチンコ球90の送り込みが交互に行われる。 【0013】 受容皿11は、上面が開口された形状から構成されている。この受容皿11には、遊技を開始する際にパチンコ球90が供給される他に、遊技領域32を流下するパチンコ球90が、遊技領域32に設けられた入賞装置のいずれかに入賞したことを受けて払い出される賞球としてのパチンコ球90が受容される。なお、符号12は、払出口であり、この払出口12を介してパチンコ球90が払い出される。 【0014】 この受容皿11は送込通路15と連通しており、払出口12から払い出されたパチンコ球90は受容皿11の一端から他端に向けて転動した後、送込通路15へと転動する。そして、送込通路15の内部を案内される過程でパチンコ球90が1列に整列される。なお、符号16は仕切り板であり、払出口12から払い出されたパチンコ球90が直接送込通路15へと転動することを防止している。 【0015】 図2に示すように、上部扉4と下部扉5とを開けると、上部扉4の後面4bには、開口4aを塞ぐガラス板20が露呈される。また、下部扉5の後面5aには、送込通路15を形成する通路形成部21が露呈される。この通路形成部21の一端側には、後述する球送込装置(球送り装置)70が設けられている。 【0016】 一方、本体部材3の前面上部には遊技盤30が露呈される。この遊技盤30の前面には、ガイドレール31によって囲まれた遊技領域32と、該遊技領域32に向けて打ち出されたパチンコ球90が通過する案内通路33とが設けられている。このガイドレール31によって形成される遊技領域32には、その中央にセンター役物35と呼ばれる構造物が設けられ、そのセンター役物35の下方に、始動チャッカー36、入賞チャッカー37、アタッカ38等の入賞装置が設けられている。なお、これら構造物や、入賞装置については周知であるので、ここではその詳細は省略する。このような遊技領域32を流下するパチンコ球90は、上述した入賞装置に入賞する、或いは入賞しない場合には、アウト口40によって回収される。 【0017】 また、本体部材3の下部には、発射装置45が露呈される。この発射装置45は、上述した操作ハンドル10が操作された際に、その操作ハンドル10の操作量に応じた打ち出し強さでパチンコ球90を遊技領域32に向けて発射する。図3及び図4に示すように、発射装置45は、ノックアーム(打出アーム)50、ロータリーソレノイド51、第1ストッパ52、第2ストッパ53、装填部54及びベース板55とから構成されている。ノックアーム50は、装填部54に装填されたパチンコ球90を打ち出すために設けられている。このノックアーム50は、ロータリーソレノイド51の駆動軸51aに固定されており、ロータリーソレノイド51への給電が行われると、ノックアーム50は図3中A方向に回動し、ロータリーソレノイド51への給電が停止されると、ノックアーム50は図3中B方向に回動する。 【0018】 このノックアーム50は、略へ字状の長片50aと、この長片50aに対して所定の角度空けて設けられた短片50bとから構成され、長片50aの一端部と、短片50bの一端部とがV字状に連なるように設けられている。この長片50aと短片50bとが連なる箇所に図示しない挿通孔が設けられ、この挿通孔にロータリーソレノイド51の駆動軸51aが固定される。また、長片50aの先端部には、ノックアーム50が図3中A方向に回動したときに、装填部54に装填されたパチンコ球90を打ち出す略円柱形状の打出杵50cが設けられている。 【0019】 第1ストッパ52は、ロータリーソレノイド51への給電が行われたときに図3中A方向に回動するノックアーム50の短片50bが当接されることで、ノックアーム50の図3中A方向への回動を防止するために設けられている。このノックアーム50が第1ストッパ52と当接されたときに、ノックアーム50の長片50aに設けられた打出杵50cによって、装填部54に装填されたパチンコ球90が打ち出される。なお、この位置が、打撃位置となる。第2ストッパ53は、ロータリーソレノイド51への給電が停止された際に、図3中B方向に回動するノックアーム50の長片50aが当接される。なお、この位置が打撃待機位置となる。 【0020】 装填部54は、第1構成部材60と、第2構成部材61とから構成され、これら構成部材60、61の間隔が、ノックアーム50の打出杵50cの直径よりも広く、パチンコ球90の直径よりも狭い幅を空けてベース部材55に組み付けられている。また、この第1構成部材60と第2構成部材61とは、それら部材の間に形成される空間が、ノックアーム50の打出杵50cの回動軌跡上に位置するようにベース板55に組み付けられる。これにより、球送込装置70から送り込まれたパチンコ球90は、第1構成部材60と、第2構成部材61との間においてそれぞれの部材により支えられた保持状態でノックアーム50の打出杵50cの回動軌跡上にセット(装填)される。なお、以下では、パチンコ球90が、第1構成部材60と第2構成部材61との間においてそれぞれの部材により支えられたた保持状態となる位置を装填位置として説明する。なお、符号65は、第1構成部材60と、本体部材3に設けられた案内片64との間に設けられた移動通路である。 【0021】 第1構成部材60は、第2構成部材61と対面する壁面60aに凹部62が設けられており、この凹部62は、球送込装置70から送り込まれたパチンコ球90を装填位置に向けて送り込むために設けられている。 【0022】 球送込装置70は、上述したように、発射装置45の装填部54にパチンコ球90を送り込む装置である。詳細は記載しないが、球送込装置70は、導入口71と、送出口72とを備えており、送込通路15の下流側端部に位置するパチンコ球90を導入口71から球送込装置70の内部に1球ずつ受け入れた後、送出口72から発射装置45の装填部54に向けて1球ずつ送り出す。上述したように、球送込装置70は下部扉5の背面側に組み付けられ、下部扉5を閉じると、球送込装置70の送出口72と、発射装置45に設けられた第1構成部材60の凹部62とが対面するように位置する。 【0023】 この球送込装置70は、球検知センサ(球検知手段)75を備えている。球検知センサ75は、例えば投光部と受光部とを備えた反射型のフォトセンサが用いられ、パチンコ球90が装填位置にあるか否かを検知する。例えばパチンコ球90が装填位置にある場合には、球検知センサ75からの検知光はパチンコ球90の外周面で反射された後、球検知センサ75の受光部によって受光されないようになっているので、球検知センサ75はオフとなる。一方、パチンコ球90が装填位置にない場合には、球検知センサ75の投光部から投光された検知光は、ベース板55の反射部55a(図4参照)で反射した後、受光部によって受光されるので、球検知センサ75はオンとなる。この球検知センサ75のオン・オフを示す信号は、発射制御装置80に出力される。また、また、球検知センサ75は、発射装置45が作動した際に回動するノックアーム50の打出杵50cを検知し、打出杵50cが実際に装填位置まで回動したか否かも検知できるようになっている。なお、球検知センサ75は、透過型のフォトセンサ等パチンコ球90及びノックアームの打出杵50cを検出可能なセンサであれば他のセンサを用いることも可能である。 【0024】 発射制御装置(駆動制御手段)80は、操作ハンドル10の内部に設けられた打出し用ボリューム81や、タッチセンサ82からの出力を受けて、発射装置45及び球送込装置70の作動を制御する。この発射制御装置80には、パチンコ球90の打ち出しから次のパチンコ球90の打ち出しまでの経過時間T1(以下、打出準備時間T1)、パチンコ球90の打ち出しが終了してから球送込装置70が駆動するまでの経過時間T2(以下、待機時間T2)がそれぞれ記憶されており、後述するタイマ85によって、これら経過時間T1、T2が経過したときに、各装置を駆動制御する。これにより、発射装置45、球送込装置70が交互に駆動し、ノックアーム50によるパチンコ球90の打ち出し、装填部54へのパチンコ球90の送り込みが交互に行われる。 【0025】 なお、打出準備時間T1として、パチンコ球90の打ち出しから、次のパチンコ球90の打ち出しまでの経過時間としているが、詳細には、パチンコ球90を打ち出した後のノックアーム50が打撃位置から打撃準備位置へと回動したことで球検知センサ75がオンとなってから、パチンコ球90が装填位置にセットされることで球検知センサ75がオフとなるまでの経過時間である。また、待機時間T2は、上述した打出準備期間T1から、球送込装置70が駆動開始してからパチンコ球90が装填位置にセットされるまでの経過時間T3(以下、球移動時間T3)を減算した時間からなり、球移動時間T3は、例えば実験等から得られるデータに基づいて決定される。 【0026】 この発射制御装置80は、タイマ85、状態判定部86及び駆動制御部87を備えている。このタイマ85は、発射装置45が駆動することで球検知センサ75がオンとなってからの経過時間Tを計時する。なお、このタイマ85によって計時された経過時間Tは、打出準備時間T1が経過すると初期化される。 【0027】 状態判定部(判定手段)86は、タイマ85による経過時間T、及び球検知センサ75のオン・オフ状態を監視することで、発射装置45の装填部54の状態、つまり、装填位置にパチンコ球90があるか否かを判定する。例えば待機時間T2に到達する迄の間、球検知センサ75がオンとなっている場合には、装填位置にパチンコ球90がないと判定する。一方、例えば待機時間T2に到達する迄の間に球検知センサ75がオフになった場合には、装填位置にパチンコ球90があると判定する。これら判定結果は、駆動制御部87に出力される。 【0028】 駆動制御部(駆動制御変更手段)87は、タイマ85による経過時間Tが打出準備期間T1を経過したときに発射装置45を駆動させるとともに、状態判定部86による判定結果に基づいて球送込装置70の駆動の有無を制御する。例えば、待機時間T2が経過するまでに状態判定部86によって装填位置にパチンコ球90がないと判定された場合には、待機時間T2が経過した後に、球送込装置70を駆動させる。一方、待機時間T2が経過する前に状態判定部86によって装填位置にパチンコ球90があると判定された場合には、待機時間T2が経過しても球送込装置70の駆動を行わずに、打出準備期間T1を経過したときに発射装置45を駆動させる。 【0029】 次に、本実施形態の作用について、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。例えば、遊技者が操作ハンドル10を操作すると、タッチセンサ82がオンとなり、また打出し用ボリューム81が回転する。この回転の際に、装填位置にパチンコ球90がセットされているか否かが判定される。例えば球検知センサ75がオンとなる場合には、装填位置にパチンコ球90がセットされていないことから、発射制御装置80は、球送込装置70を駆動して、パチンコ球90を1球発射装置45の装填位置に送り込む。パチンコ球90が装填位置にセットされると、球検知センサ75がオフとなることから、発射制御装置80は発射装置45を駆動する。 【0030】 発射装置45が駆動されると、ロータリーソレノイド51に通電が行われ、ノックアーム50が打撃待機位置から打撃位置に向けて回動する。そして、ノックアーム50が打撃位置まで回動すると、ノックアーム50の打出杵50cが装填位置にあるパチンコ球90を遊技領域32に向けて打ち出す。ノックアーム50の打出杵50cが打撃位置まで移動すると、球検知センサ75によってノックアーム50の打出杵50cが検知されるので、このノックアーム50の打出杵50cが打撃位置から打撃待機位置に向けて回動する途中で、球検知センサ75の検知位置から退避する。これにより、球検知センサ75がオンとなる。 【0031】 球検知センサ75がオンとなると、タイマ85が作動して経過時間Tの計時が開始される。そして、例えば経過時間Tが待機時間T2を経過するまでの間に、球検知センサ75がオンのままである場合には、装填位置にはパチンコ球90がないと判定されるので、駆動制御部87は、待機時間T2が経過した後、球送込装置70を駆動して、パチンコ球90を1球装填位置に向けて送り込む。その後、タイマ85の計時によって経過時間Tが打出準備時間T1に到達した場合には、駆動制御部87は発射装置45を駆動させる。これにより、装填位置にセットされた次のパチンコ球90が打ち出される。このようにして、球送込装置70の駆動、発射装置45の駆動が交互に行われる。これにより、ノックアーム50の打出杵50cの検知を行うことで、球送込装置70を駆動するタイミングを調整することができる。 【0032】 一方、タイマ85による経過時間Tが待機時間T2に到達する前に球検知センサ75がオフとなる場合には、装填位置には例えばファール球となるパチンコ球90があると判定されるので、駆動制御部87は、待機時間T2が経過しても球送込装置70を駆動させない。そして、タイマ85の経過時間Tが打出準備時間T1に到達すると、駆動制御部87は発射装置45を駆動させる。つまり、球送込装置70は駆動しないことになり、ファール球となるパチンコ球90をそのまま、遊技を行うパチンコ球90として使用することができ、また、球送込装置70の駆動を一時停止させることで、発射装置45の装填部54に次のパチンコ球90を送り込ませることで複数のパチンコ球90がある状態がなくなることから、発射装置45の内部での球詰まりを防止することができるとともに、安定したパチンコ球90の打ち出しを行わせることができる。 【0033】 本実施形態では、操作ハンドル10を操作時に、球検知センサ75がオンとなる状態の場合に、球送込装置70、発射装置45の順で駆動させる形態としているが、これに限定する必要はなく、例えば、操作ハンドル10を操作した際に、球検知センサ75の状態に関係なく、発射装置45を駆動させることも可能である。つまり、ノックアーム50が打撃位置まで回動すると、ノックアーム50の打出杵50cが球検知センサ75によって検知されることになるから、仮に装填位置にパチンコ球がない場合であっても、実際に発射装置が駆動したことを検知した後に、球送り装置を駆動させることになる。これによれば、発射装置の駆動タイミングを変更せずに、球送り装置のみの駆動タイミングを調整すればよいので、これら装置の駆動制御を簡易なものにすることができる。 【0034】 本実施形態では、球検知センサ75を、装填位置にあるパチンコ球を検知できる位置に配置した構成としているが、球検知センサ75の他に、移動経路65の内部で、装填位置よりも上方となる位置に球検知センサ(以下、ファール球検知センサ)95(図4参照)を設け、待機時間T2の間に移動通路65の内部に打ち出されたパチンコ球をファール球検知センサ95によって検知したときに、球送込装置におけるパチンコ球の送り出しを一時中断させることも可能である。以下では、本実施形態と同一の箇所については、本実施形態と同一の符号を付して説明する。 【0035】 この場合、図6に示すように、発射装置45が駆動した後に球検知センサ75がオンとなると、タイマ85が作動する。タイマ85が作動し、待機時間T2が経過するまでの間に、ファール球検知センサ95がオフとなる場合には、球送り装置70の駆動を行わない。この場合、打出準備期間T1が経過したときに操作ハンドル10が操作されている場合に、発射装置45を駆動させ、パチンコ球90の打ち出しを行う。一方、待機時間T2が経過する過程でファール球検知センサ95がオンのままの場合には、待機時間T2が経過した後に球送り装置70を駆動させる。そして、打出準備時間T1が経過したときに、操作ハンドル10が操作されていれば発射装置45によるパチンコ球90の打ち出しが実行される。これにより、パチンコ球の打ち出し後の待機時間T2が経過するまでの間に、以前に打ち出したパチンコ球90が移動通路65に戻ってきた場合であっても、パチンコ球90を検知することができ、移動通路65の内部に戻ってきたパチンコ球95と球送り装置70によって送り込まれたパチンコ球90の双方のパチンコ球を同時に打ち出すことを確実に防止することができる。 【図面の簡単な説明】 【0036】 【図1】本発明のパチンコ機の外観を示す斜視図である。 【図2】前面扉を開放したときの本体部材の構成を示す斜視図である。 【図3】発射装置と、球送込装置とを示す斜視図である。 【図4】発射装置の構成を示す正面図である。 【図5】パチンコ球の打ち出しの流れを示すフローチャートである。 【図6】移動通路内にファール球検知センサを設けた場合のパチンコ球の打ち出しの流れを示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0037】 2 パチンコ機(遊技機) 15 送込通路 32 遊技領域 45 発射装置 50 ノックアーム(打出アーム) 50c 打出杵 70 球送込装置(球送り装置) 75 球検知センサ(球検知手段) 80 発射制御装置(駆動制御手段) 86 状態判定部(判定手段) 87 駆動制御部(駆動制御変更手段) 90 パチンコ球(遊技球)
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| 【出願人】 |
【識別番号】390031772 【氏名又は名称】株式会社オリンピア
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| 【出願日】 |
平成18年8月23日(2006.8.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075281 【弁理士】 【氏名又は名称】小林 和憲
【識別番号】100095234 【弁理士】 【氏名又は名称】飯嶋 茂
【識別番号】100117536 【弁理士】 【氏名又は名称】小林 英了
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| 【公開番号】 |
特開2008−48821(P2008−48821A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−226692(P2006−226692) |
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