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【発明の名称】 パチンコ遊技機
【発明者】 【氏名】加藤 健二郎

【要約】 【課題】遊技盤の入賞口をピアノ線によって操作する不正行為が行われることを完全に防止すること。

【構成】メインセット43の装着状態で枠側通路ガード74および皿側通路ガード76相互間を重ねたので、ピアノ線を枠側下通路73および皿側通路75相互間に挿入することができなくなる。しかも、メインセット43を内枠5から不正に引離して枠側下通路73および皿側通路75相互間にピアノ線を挿入しようとしたときには枠側通路ガード74および皿側通路ガード76相互間に隙間が形成される前にマイクロスイッチがオン状態からオフ状態に切換わり、スピーカから異常音が出力される。このため、枠側下通路73および皿側通路75相互間にピアノ線を挿入することが可能になる前にメインセット43の不正操作を発見することができるので、総じて遊技盤の入賞口を枠側下通路73および皿側通路75相互間からピアノ線によって操作する不正行為が行われることを完全に防止することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パチンコホールの台島に設置される外枠と、
前記外枠に設けられ、遊技盤を保持する内枠と、
前記内枠に前記内枠の前方に位置して設けられ、前記遊技盤内に発射するための遊技球を貯留する球受皿と、
前記内枠に前記内枠の後方に位置して着脱可能に設けられ、遊技球が転動可能な枠側通路および球タンク内に貯留された遊技球を球タンク内から枠側通路に供給する球供給装置を有する後枠と、
前記内枠に設けられ、前記後枠が前記内枠に装着された前記後枠の装着状態で前記枠側通路の出口に前記内枠および前記後枠相互間で接続された接続状態になる皿側通路と、
前記後枠が装着状態にあるか否を電気的に検出するものであって、前記後枠が装着状態で前記内枠から引離されたときには前記後枠の前記内枠に対する前後方向の移動量が予め決められた変位値に到達するまでは電気的な状態が切換わらずに変位値に到達した時点で電気的な状態が切換わる枠センサと、
前記枠センサからの出力信号に基づいて前記後枠が装着状態にあるか否かを判断するものであって前記後枠が装着状態にないことを判断したときにはこれを報知するためのコマンドを出力する制御回路と、
前記制御回路からコマンドが出力されることに基づいて前記後枠が装着状態にないことを報知する報知手段と、
前記枠側通路の出口および前記皿側通路の入口のそれぞれに前後方向へ延びるように設けられ、前記後枠の装着状態で相互に重なるラップ部を備え、
前記両ラップ部のそれぞれは、前記後枠が装着状態で前記内枠から引離されるときに前記両ラップ部相互間に隙間が形成される前に前記枠センサの状態が切換わるように前後方向の長さ寸法が前記枠センサの変位値と同等または前記枠センサの変位値よりも長く設定されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は球タンク内の遊技球を相互に接続された複数の通路を通して球受皿に供給する構成のパチンコ遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のパチンコ遊技機には窓枠の閉鎖状態で窓枠の突部を内枠の溝部内に嵌合する構成のものがある。この内枠は遊技盤が保持されたものであり、内枠の遊技盤は窓枠の閉鎖状態で前方から窓枠によって覆われる。この構成の場合、窓枠の閉鎖状態で外部から窓枠および内枠相互間にピアノ線を挿入しようとしたときにはピアノ線が突部にぶつかるので、ピアノ線を使用して遊技盤の入賞口を操作する違法行為を行うことが不能になる。
【特許文献1】実開平6−75573号公報
【特許文献2】特開平8−24418号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のパチンコ遊技機の場合、内枠の後方に後枠を装着し、球タンクから後枠の枠側通路および内枠の皿側通路のそれぞれを通して球受皿に遊技球を供給しているので、枠側通路および皿側通路相互間に接続部分が形成される。このため、ピアノ線を枠側通路および皿側通路相互間に挿入することができるので、遊技盤の入賞口を枠側通路および皿側通路相互間からピアノ線によって操作する不正行為が行われる可能性を完全に否定することができない。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的はピアノ線を枠側通路および皿側通路相互間に挿入して遊技盤の入賞口を操作する不正行為が行われることを完全に防止することができるパチンコ遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載のパチンコ遊技機は[1]外枠〜[9]ラップ部を備えたところに特徴を有している。
[1]外枠はパチンコホールの台島に設置されるものであり、図3の符号1は外枠の一例である。
[2]内枠は外枠に設けられたものであり、遊技盤を保持するものである。図2の符号5は内枠の一例であり、図2の符号25は遊技盤の一例である。
[3]球受皿は内枠に内枠の前方に位置して設けられたものであり、遊技盤内に発射するための遊技球を貯留するものである。図1の上皿23は球受皿の一例である。
[4]後枠は内枠に内枠の後方に位置して着脱可能に設けられたものである。図5のメインセット43は後枠の一例であり、図4に示すように、メインセット43を通して内枠5に複数のナイラッチ45を押込むことに基づいて装着状態になる。この後枠は枠側通路および球供給装置を有している。枠側通路は遊技球が転動可能なものであり、図5の枠側下通路73は枠側通路の一例である。球供給装置は球タンク内に貯留された遊技球を球タンク内から枠側通路に供給するものであり、図5の球払出し装置72は球供給装置の一例であり、図8の符号69は球タンクの一例である。
[5]皿側通路は内枠に設けられたものであり、図3の符号75は皿側通路の一例である。この皿側通路は後枠が装着状態になることに基づいて枠側通路の出口に内枠および後枠相互間で接続された接続状態になるものであり、図9の(a)は枠側下通路73および皿側通路75の両者を接続状態で示している。
[6]枠センサは後枠が装着状態にあるか否かを電気的に検出するものであり、図6のマイクロスイッチ58は枠センサの一例である。この枠センサは後枠が装着状態で内枠から引離されたときに後枠の内枠に対する前後方向の移動量が予め決められた変位値に到達するまでは電気的な状態が切換わらず、後枠の内枠に対する前後方向の移動量が変位値に到達した時点で電気的な状態が切換わるものである。図7の(b)はメインセット43が装着状態から引離されるときにメインセット43の内枠5に対する前後方向の移動量が予め決められた変位値Lに到達した時点を示すものであり、マイクロスイッチ58はメインセット43の前後方向の移動量が変位値Lに到達した時点でオン状態からオフ状態に切換わる。
[7]制御回路は枠センサからの出力信号に基づいて後枠が装着状態にあるか否かを判断するものであり、後枠が装着状態にないことを判断したときにはこれを報知するためのコマンドを出力する。図8のメイン制御回路82は制御回路の一例であり、マイクロスイッチ58がオフされることに基づいてメインセット43が装着状態にないことを判断し、スピーカ7を鳴動するためのコマンドを出力する。
[8]報知手段は制御回路からコマンドが出力されることに基づいて後枠が装着状態にないことを報知するものである。この報知手段は後枠が装着状態にないことをパチンコホールの店員に知らせることが可能なものであり、図2のスピーカ7は報知手段の一例である。
[9]ラップ部は枠側通路の出口および皿側通路の入口のそれぞれに前後方向へ延びるように設けられたものであり、後枠の装着状態で相互に重なるものである。このため、ピアノ線を後枠の装着状態で枠側通路の出口および皿側通路の入口相互間に挿入することができなくなる。図9の枠側通路ガード74は枠側通路の出口に設けられたラップ部に相当するものであり、図9の皿側通路ガード76は皿側通路75の入口に設けられたラップ部の一例であり、枠側通路ガード74および皿側通路ガード76のそれぞれは、図9の(a)に示すように、メインセット43の装着状態で径方向に相互に重なる筒状をなしている。
【0006】
両ラップ部のそれぞれの前後方向の長さ寸法は枠センサの変位値と同等または枠センサの変位値よりも長く設定されている。このため、後枠を内枠から不正に引離して枠側通路および皿側通路相互間にピアノ線を挿入しようとしたときには両ラップ部相互間に隙間が形成される前に枠センサの状態が切換わり、制御回路からコマンドが出力されることに基づいて後枠が装着状態にないことが店員に報知される。従って、後枠を不正操作して枠側通路および皿側通路相互間にピアノ線を挿入しようとしたときにはピアノ線を挿入することが可能になる前に後枠の不正操作を店員が発見することができるので、総じて遊技盤の入賞口を枠側通路および皿側通路相互間からピアノ線によって操作する不正行為が行われることを完全に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
【実施例1】
【0008】
図1の外枠1はパチンコホールの台島に設置されるものである。この外枠1は木材を前後面が開口する四角筒状に接合することから構成されたものであり、外枠1の前端面には下端部に位置して横長な長方形状の幕板2が固定されている。この外枠1の左側部には、図2に示すように、上ヒンジ金具3および下ヒンジ金具4のそれぞれを介して内枠5が装着されている。この内枠5は外枠1の前面を覆う閉鎖状態および外枠1の前面を開放する開放状態相互間で回動操作されるものであり、符号6は上ヒンジ金具3の軸および下ヒンジ金具4の軸を結んだ内枠5の回動中心を示している。この内枠5は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、内枠5には左上隅部および右上隅部のそれぞれに位置してスピーカ7が固定されている。
【0009】
内枠5の下端部には横長な長方形状のレール台板8が接合されており、レール台板8の前面には発射レール9が固定されている。この発射レール9は右から左へ向って上昇する傾斜状をなすものであり、垂直な破断線に沿う断面がV字状をなしている。この発射レール9の右端部にはストッパベース10が形成されている。このストッパベース10は発射レール9に対して直交する平板状をなすものであり、ストッパベース10には下端部に位置して貫通状の打球孔が形成され、打球孔の上方に位置して台形状のストッパ11が固定されている。
【0010】
レール台板8の前面には発射レール9の下方に位置して発射ソレノイド12が固定されている。この発射ソレノイド12はロータリーソレノイドからなるものであり、前後方向へ延びる出力軸を有している。この発射ソレノイド12の出力軸には打球槌13が連結されており、発射ソレノイド12のオフ状態では打球槌13が発射レール9から右方に離間する待機位置(図2の実線参照)に回動操作され、発射ソレノイド12のオン状態では打球槌13が発射レール9に接近する打球位置(図2の二点差線参照)に回動操作される。この打球槌13の先端部には突状の打球部14が形成されており、打球部14は打球槌13が打球位置に回動操作されることに基づいてストッパベース10の打球孔を通して発射レール9上に進入し、打球槌13が待機位置に回動操作されることに基づいて発射レール9上から退避する。
【0011】
内枠5の前面には、図2に示すように、幕板2の上方に位置して横長な長方形状の下皿板15が固定されており、下皿板15の前面には下皿16が接合されている。この下皿16は遊技球が貯留されるものであり、上面が開口する容器状をなしている。この下皿16の右方にはハンドル台17が配置されている。このハンドル台17は下皿板15に接合されたものであり、ハンドル台17には発射ハンドル18が装着されている。この発射ハンドル18は前後方向へ延びる軸を中心に回動可能にされたものであり、発射ハンドル18が予め決められた原位置から時計回り方向へ回動操作されたときには発射ソレノイド12に駆動電源が与えられることに基づいて打球槌13が待機位置および打球位置相互間で往復動を繰返す。
【0012】
内枠5の左側部には、図1に示すように、上ヒンジ金具19および下ヒンジ金具20の双方を介して前枠21が装着されており、前枠21は内枠5の前面を閉鎖する閉鎖状態および内枠5の前面を開放する開放状態相互間で内枠5と共通の軸6を中心に回動可能にされている。この前枠21の左上隅部および右上隅部のそれぞれには円形状のスピーカカバー22が固定されており、左上隅部のスピーカカバー22は前枠21の閉鎖状態で内枠5の左上隅部のスピーカ7の前方に配置され、右上隅部のスピーカカバー22は前枠21の閉鎖状態で内枠5の右上隅部のスピーカ7の前方に配置される。
【0013】
前枠21の前面には、図1に示すように、下皿16の上方に位置して上皿23が固定されている。この上皿23は遊技球が貯留される球受皿に相当するものであり、上面が開口する容器状をなしている。この上皿23内の遊技球は上皿23内から発射レール9上の右端部に1個単位で移送されるものであり、ストッパベース10は発射レール9上の右端部に移送された遊技球を係止することに基づいて遊技球が発射レール9の右端部から転落することを阻止する。この遊技球の移送は打球槌13が打球位置から待機位置に回動することに電気的に連動して移送機構が行うものであり、打球槌13の打球部14は打球槌13が待機位置から打球位置に回動することに基づいてストッパベース10が係止する遊技球を打球孔を通して叩き、打球部14が叩いた遊技球は発射レール9に沿って右から左へ転動した後に発射レール9の左端部から発射される。
【0014】
内枠5には、図2に示すように、レール台板8の上方に位置して空間状の遊技盤収納部24が形成されており、遊技盤収納部24内には遊技盤25が収納されている。この遊技盤収納部24内には、図3に示すように、左上隅部と右上隅部と左下隅部と右下隅部のそれぞれに位置して支え板26が突出している。これら各支え板26は内枠5に形成されたものであり、遊技盤25の左上隅部と右上隅部と左下隅部と右下隅部のそれぞれは後方から支え板26によって支えられている。この遊技盤25は透明な合成樹脂製の板からなるものであり、遊技盤25の前面には、図2に示すように、内レール27と外レール28と球止め部材29が固定されている。内レール27は上面が開口する円弧状をなすものであり、外レール28は内レール27の外周部に配置され、球止め部材29は内レール27の右端部および外レール28の右端部相互間の隙間を塞いでいる。
【0015】
遊技盤25には、図2に示すように、発射通路30が形成されている。この発射通路30は内レール27および外レール28相互間の左側部に形成された空間部を称するものであり、下端部および上端部のそれぞれが開口する円弧状をなしている。この発射通路30の下端部は発射レール9の左端部に隙間状の球回収口31を介して対向しており、遊技球が発射レール9の左端部から限度値を上回る強い勢いで発射されたときには球回収口31を飛び越えて発射通路30内に下端部から進入し、発射通路30に沿って円弧状の軌跡を描きながら上昇した後に発射通路30の上端部から放出される。この球回収口31は下皿16内に球回収通路を介して接続されたものであり、遊技球が発射レール9の左端部から限度値以下の弱い勢いで発射されたときには球回収口31内に落下し、球回収口31から球回収通路を通して下皿16内に排出される。
【0016】
前枠21には、図1に示すように、円形状の貫通孔32が形成されている。この貫通孔32の内周面には透明な窓33が固定されており、窓33は前枠21の閉鎖状態で遊技盤25の遊技領域34を前方から視覚的に認識可能に覆っている。この遊技領域34は、図2に示すように、内レール27と外レール28と球止め部材29によって囲まれた領域のうち発射通路30を除く円形状の部分を称するものであり、発射通路30の上端部から放出された遊技球が転動可能な最大範囲に相当する。この遊技領域34内には複数の障害釘が固定されており、発射通路30の上端部から遊技領域34内に放出された遊技球は障害釘に当りながら遊技領域34内を転動する。
【0017】
遊技盤25には、図2に示すように、遊技領域34内に位置して始動口35および特別入賞口36が固定されている。始動口35は上面が開口するポケット状をなすものであり、遊技領域34内を転動する遊技球は始動口35内に上面から入賞可能にされている。特別入賞口36は前面が開口する四角筒状をなすものである。この特別入賞口36には扉37が下端部の水平な軸38を中心に回動可能に装着されており、扉37は特別入賞口ソレノイドに連結されている。この扉37は特別入賞口ソレノイドの断電状態で垂直な閉鎖状態になることに基づいて特別入賞口36の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖するものであり、図2は扉37を閉鎖状態で示している。この扉37は特別入賞口ソレノイドの通電状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉37の開放状態では遊技領域34内を転動する遊技球が扉37に乗って特別入賞口36内に前面から転がり込むことが許容される。遊技盤24には遊技領域34内に位置してアウト孔39が形成されている。このアウト孔39は内レール27の最低部に配置されたものであり、始動口35内および特別入賞口36内のいずれにも入賞しなかった遊技球は内レール27に沿ってアウト孔39内に転がり込む。
【0018】
内枠5の後面には、図3に示すように、上端部および下端部のそれぞれに位置してブラケット87が接合されている。これら各ブラケット87は内枠5の軸6と同一の左端部に配置されたものであり、各ブラケット87には、図12に示すように、前後方向へ延びる長孔88が形成されている。これら各ブラケット87の長孔88内には垂直な円柱状のシャフト89が挿入されており、各シャフト89にはブラケット90が接合されている。これら各ブラケット90は、図5に示すように、メインセット43に接合されたものであり、メインセット43はメインセット43のブラケット90を介して内枠5のブラケット87によって下方から支えられている。このメインセット43は両シャフト89を中心に内枠5に対して回動可能にされたものであり、両シャフト89のそれぞれが長孔88の内周面によって案内されることに基づいて内枠5に対して前後方向へ直線的に移動可能にされている。このメインセット43は後枠に相当するものであり、メインセット43が内枠5に対して上方へ持上げられたときには各シャフト89が長孔88内から抜けることに基づいて内枠5から完全に取外される。
【0019】
内枠5には、図3に示すように、左下隅部と右下隅部と左上隅部と右上隅部のそれぞれに位置して円形状の貫通孔40が形成されており、各貫通孔40の周縁部には、図4に示すように、後方へ突出する円筒状の内ガード41が形成されている。これら各内ガード41の外周面には円筒状の外ガード42が嵌合されている。これら外ガード42は、図5に示すように、メインセット43の左下隅部と右下隅部と左上隅部と右上隅部のそれぞれに形成されたものであり、メインセット43は各組の内ガード41および外ガード42相互間の嵌合力で内枠5に対して位置決めされている。
【0020】
メインセット43には、図4に示すように、各外ガード42の内周部に位置して円形状の貫通孔44が形成されており、各貫通孔44内には後方からナイラッチ45のプランジャ46が挿入されている。これら各プランジャ46は円柱状をなすものであり、各プランジャ46の外周面にはグロメット47が接合されている。これら各グロメット47は拡径状態および縮径状態相互間で弾性変形可能なものであり、内枠5の貫通孔40の前方で拡径状態になることに基づいて貫通孔40の周縁部に係合している。
【0021】
各ナイラッチ45のプランジャ46には、図4に示すように、鍔部48が形成されている。これら各鍔部48はメインセット43の貫通孔44に比べて径大な円環状をなすものであり、メインセット43の貫通孔44の周縁部に係合し、メインセット43および内枠5の両者は各ナイラッチ45のグロメット47および鍔部48相互間で挟持されている。これら各ナイラッチ45は固定部材に相当するものであり、各ナイラッチ45の鍔部48には頭部49が形成されている。これら各頭部49は作業者が手指で把持することが可能なものであり、作業者が各ナイラッチ45の頭部49を把持して引っ張ったときには各ナイラッチ45のグロメット47が内ガード41の内周面によって押圧されることに基づいて拡径状態から縮径状態になり、各ナイラッチ45のプランジャ46がグロメット47と共に内ガード41から抜取られる。
【0022】
メインセット43の下端部には、図5に示すように、メインセット43の下端面から下方へ突出する取付片50が形成されている。この取付片50には後方からナイラッチ45のプランジャ46が挿入されており、ナイラッチ45のプランジャ46は貫通孔51内に挿入されている。この貫通孔51は、図3に示すように、内枠5に形成されたものであり、取付片50のナイラッチ45はグロメット47が内枠5に係合し、鍔部48が取付片50に係合している。即ち、メインセット43は5個のナイラッチ45の挟持力で内枠5の後面に装着されたものであり、メインセット43が5個の全てのナイラッチ45を介して内枠5に締結された状態をメインセット43の装着状態と称する。このメインセット43の装着状態ではメインセット43が移動不能に拘束され、図12に実線で示すように、メインセット43の各シャフト89が長孔88内の前端部に位置する。このメインセット43は全てのナイラッチ45が内枠5から抜取られることに基づいて移動可能になるものであり、図12に二点差線で示すように、メインセット43の各シャフト89が長孔88内の後端部に到達するまでメインセット43が直線的に移動操作された状態をメインセット43の直動限度状態と称する。
【0023】
メインセット43には、図6に示すように、電装品ボックス52が接合されている。この電装品ボックス52は左下隅部のナイラッチ45の下方に配置されたものであり、電装品ボックス52には出入口53が形成されている。この電装品ボックス52内には水平な板状のスイッチベース54が出入口53を通して着脱可能に収納されている。このスイッチベース54にはL字板状のカバー55が形成されており、カバー55には切欠状の窓部56が形成されている。このカバー55はスイッチベース54が電装品ボックス52内に収納されることに基づいて電装品ボックス52の出入口53を塞ぐものであり、電装品ボックス52の出入口53はスイッチベース54が出入口53を通して電装品ボックス52内から取出されることに基づいて開放される。
【0024】
スイッチベース54の上面には、図6に示すように、円筒状をなす複数のスペーサ57が形成されており、複数のスペーサ57の上端面には自己復帰形のマイクロスイッチ58が接合されている。このマイクロスイッチ58は枠センサに相当するものであり、スイッチベース54と共に電装品ボックス52内に着脱可能に収納されている。このマイクロスイッチ58の左側面には後端部に位置して押ボタン59が装着されており、押ボタン59はマイクロスイッチ58の左側面から突出したオフ位置およびマイクロスイッチ58の内部に退避したオン位置相互間で直線的に移動可能にされている。この押ボタン59はリターンスプリングのバネ力でオフ位置に保持されており、押ボタン59に押圧力が作用したときには押ボタン59がリターンスプリングのバネ力に抗してオフ位置からオン位置に移動することに基づいてマイクロスイッチ58が電気的にオンされ、押ボタン59から押圧力が除去されたときには押ボタン59がリターンスプリングのバネ力でオン位置からオフ位置に復帰することに基づいてマイクロスイッチ58がオフされる。
【0025】
マイクロスイッチ58には、図6に示すように、金属板製のスイッチレバー60が垂直な軸61を中心に回動可能に装着されている。このスイッチレバー60はマイクロスイッチ58の押ボタン59を操作するものであり、スイッチレバー60が前後方向へ真直ぐに延びるオン状態に回動したときには押ボタン59がリターンスプリングのバネ力に抗してオフ位置からオン位置に押込まれることに基づいてマイクロスイッチ58がオンされる。このスイッチレバー60から操作力が除去されたときには押ボタン59がオン位置からオフ位置に突出することに連動してスイッチレバー60が回動し、スイッチレバー60が後から前へ向ってマイクロスイッチ58の左側面から離れるように傾斜するオフ状態に復帰する。
【0026】
スイッチベース54の上面には、図6に示すように、垂直な円筒状のレバーホルダ62が形成されており、レバーホルダ62には操作レバー63が固定されている。この操作レバー63は金属製の板バネからなるものであり、直状の操作部64と三角形状の傾斜部65とストッパ66と頂上部67を有している。傾斜部65はカバー55の窓部56を通して電装品ボックス52の外部に突出するものであり、ストッパ66はカバー55に操作レバー63の弾性力で係合することに基づいて傾斜部65の窓部56に対する突出量を一定値に規制している。このストッパ66がカバー55に係合した操作レバー63のオフ状態では操作レバー63の操作部64がスイッチレバー60から離間し、スイッチレバー60がオフ状態に保持されることに基づいてマイクロスイッチ58が電気的にオフされる。
【0027】
内枠5には、図3に示すように、左下隅部に位置して金属板製のスイッチ操作部68が接合されている。このスイッチ操作部68は垂直な板状をなすものであり、図7の(a)に示すように、メインセット43の装着状態で操作レバー63の頂上部67をスイッチレバー60側である右側へ押圧し、操作レバー63は頂上部67がスイッチ操作部68によって右側へ押圧されることに基づいてオン状態に弾性変形する。この操作レバー63がオン状態に弾性変形した状態ではスイッチレバー60が操作レバー63の操作部64によってオン状態に回動操作され、マイクロスイッチ58の押ボタン59がスイッチレバー60によってオン位置に押込まれることに基づいてマイクロスイッチ58がオンされる。
【0028】
メインセット43の直動限度状態では、図7の(c)に示すように、メインセット43の操作レバー63が内枠5のスイッチ操作部68から離間することに基づいてスイッチ操作部68から操作レバー63に作用していた押圧力が消滅し、操作レバー63がオン状態からオフ状態に弾性復帰する。このため、マイクロスイッチ58の押ボタン59がオン位置からオフ位置に突出し、スイッチレバー60が押ボタン59によって押圧されることに基づいてオン状態からオフ状態に回動する。
【0029】
図7はメインセット43を装着状態から直動限度状態に引離すときの操作レバー63の挙動を示すものであり、メインセット43の装着状態では、図7の(a)に示すように、操作レバー63の頂上部67がスイッチ操作部68にオン点Ponで接触している。この状態でメインセット43が姿勢を崩さずに内枠5から引離されたときには頂上部67のスイッチ操作部68に対する接触位置が移動する。この頂上部67がスイッチ操作部68から外れたときには、図7の(b)に示すように、傾斜部65が頂上部67に換わってスイッチ操作部68に接触するので、メインセット43が内枠5から引離されることに応じて操作レバー63の突出量が大きくなる。メインセット43の直動限度状態では、図7の(c)に示すように、傾斜部65がスイッチ操作部68から完全に外れることに基づいて操作レバー63が完全に突出し、操作レバー63のストッパ66がカバー55に係合する。図7の(b)のPoffはマイクロスイッチ58がオン状態からオフ状態に切換わるオフ点を示すものであり、操作レバー63の頂上部67がオフ点Poffに到達していないときにはマイクロスイッチ58がオン状態になり、頂上部67がオフ点Poffに到達したときにはマイクロスイッチ58がオン状態からオフ状態に切換わる。これらオン点Ponおよびオフ点Poff相互間の直線的な距離Lはマイクロスイッチ58をオン状態からオフ状態に切換えるためのメインセット43の移動量である。この移動量Lはマイクロスイッチ58の変位値に相当するものであり、操作量Lm(図12参照)に比べて小さく設定されている。この操作量Lmはメインセット43を装着状態および直動限度状態相互間で操作するときの前後方向の操作量を称するものであり、図12に示すように、シャフト89が長孔88の内周面に沿って移動することが可能な最大値に相当する。
【0030】
メインセット43の後面には、図8に示すように、上端部に位置して球タンク69が接合されている。この球タンク69は上面が開口する容器状をなすものであり、球タンク69内には遊技球が貯留されている。この球タンク69にはタンクレール70の右端部が接続されている。このタンクレール70は右から左へ向って下降する傾斜状をなすものであり、メインセット43の後面に球タンク69の下方に位置して接合されている。このメインセット43の後面には左端部に位置してダクト状の枠側上通路71が接合されている。この枠側上通路71の上端部はタンクレール70の左端部に接続され、枠側上通路71の下端部は球払出し装置72の入口に接続されている。この枠側上通路71は球タンク69内の遊技球がタンクレール70を通して充填されるものであり、枠側上通路71内の遊技球は球払出し装置72が駆動することに基づいて球払出し装置72の出口から排出される。この球払出し装置72はステッピングモータを駆動源として遊技球の排出動作を行うものであり、メインセット43の後面に接合されている。この球払出し装置72は球供給装置に相当するものである。
【0031】
メインセット43には、図5に示すように、ダクト状の枠側下通路73が接合されている。この枠側下通路73の上端の入口は球払出し装置72の出口に接続されており、球払出し装置72から排出された遊技球は枠側下通路73に沿って落下する。この枠側下通路73は枠側通路に相当するものであり、メインセット43の前面には枠側下通路73の下端の出口に位置して枠側通路ガード74が形成されている。この枠側通路ガード74は枠側下通路73を取囲む筒状をなすものであり、前後方向へ真直ぐに延びている。この枠側通路ガード74はラップ部に相当するものである。
【0032】
内枠5の左下隅部には、図2に示すように、皿側通路75が接合されている。この皿側通路75は遊技盤25を貫通して前後方向へ真直ぐに延びるダクト状をなすものであり、皿側通路75の後端の入口は、図9の(a)に示すように、メインセット43の装着状態で枠側下通路73の出口に接続された接続状態になり、図9の(b)に示すように、メインセット43の直動限度状態で枠側下通路73の出口から遮断された非接続状態になり、枠側下通路73および皿側通路75相互間の接続状態では枠側下通路73に沿って落下する遊技球が枠側下通路73の出口から皿側通路75の入口に進入することが許容される。
【0033】
内枠5の後面には皿側通路75の入口に位置して皿側通路ガード76が形成されている。この皿側通路ガード76は皿側通路75を取囲む筒状をなすものであり、前後方向へ真直ぐに延びている。この皿側通路ガード76は、図9の(a)に示すように、メインセット43の装着状態で枠側通路ガード74の内周面に嵌合されるものであり、図9の(b)に示すように、メインセット43の直動限度状態では枠側通路ガード74の内周面から外れる。
【0034】
枠側通路ガード74および皿側通路ガード76のそれぞれはラップ部に相当するものであり、枠側通路ガード74の前後方向の長さ寸法Lgおよび皿側通路ガード76の前後方向の長さ寸法Lgは相互に同一値に設定されている。これら枠側通路ガード74の前後方向の長さ寸法Lgおよび皿側通路ガード76の前後方向の長さ寸法Lgのそれぞれはメインセット43を装着状態から直動限度状態に操作するときのマイクロスイッチ58の変位量Lに比べて大きく設定されており、メインセット43が装着状態から直動限度状態になるときには枠側通路ガード74および皿側通路ガード76相互間に隙間が形成される前にマイクロスイッチ58がオン状態からオフ状態に切換わる。これら枠側通路ガード74の前後方向の長さ寸法Lgおよび皿側通路ガード76の前後方向の長さ寸法Lgのそれぞれはメインセット43を装着状態から直動限度状態に操作するための操作量Lmに比べて小さく設定されており、メインセット43を装着状態から直動限度状態に操作するときには枠側通路ガード74および皿側通路ガード76相互間に隙間が形成された後にメインセット43が直動限度状態になる。
【0035】
窓枠21には、図10に示すように、払出し口77が形成されている。この払出し口77は窓枠21の閉鎖状態で皿側通路74の前端の出口に接続された接続状態になるものであり、窓枠21の開放状態では皿側通路74の出口から遮断された非接続状態になる。この払出し口77は上皿23内の左端部に開口するダクト状をなすものであり、窓枠21の閉鎖状態では球払出し装置72から排出された遊技球が枠側下通路73および皿側通路75のそれぞれから払出し口77を通して上皿23の内部に供給される。
【0036】
メインセット43の後面には、図11に示すように、下端部に位置して払出し回路ボックス80が接合されており、払出し回路ボックス80内には払出し制御回路が収納されている。この払出し制御回路はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、遊技球が始動口35内および特別入賞口36内のいずれかに入賞したときには球払出し装置72のステッピングモータを駆動することに基づいて遊技球を球払出し装置72から枠側下通路73と皿側通路75と払出し口77を通して上皿23内に払出す。
【0037】
メインセット43の後面には払出し回路ボックス80の前方に位置してメイン回路ボックス81が接合されており、メイン回路ボックス81内にはメイン制御回路82が収納されている。このメイン制御回路82はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、遊技球が始動口35内に入賞することに基づいて大当りおよび外れの判定処理を行い、大当りを判定したときには特別入賞口ソレノイドを駆動することに基づいて特別入賞口36を開放する大当り遊技を行う。このメイン制御回路82にはマイクロスイッチ58が接続されており、メイン制御回路82はマイクロスイッチ58のオン状態でメインセット43が装着状態にあると判定する。このメイン制御回路82はマイクロスイッチ58のオフ状態でメインセット43が装着状態にないと判定するものであり、メインセット43が装着状態にないことを判定したときには開放コマンドを出力する。このメイン制御回路82は制御回路に相当するものである。
【0038】
遊技盤25の後面には、図2に示すように、図柄表示器83が接合されている。この図柄表示器83は液晶表示器から構成されたものであり、図柄表示器83の表示領域は前方から前枠21の窓33および遊技盤25のそれぞれを通して視覚的に認識可能にされている。この図柄表示器83の後面には、図8に示すように、図柄回路ボックス84が接合されている。この図柄回路ボックス84はメインセット43の開口部内に収納されたものであり、図柄回路ボックス84内には図柄制御回路が収納されている。この図柄制御回路はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、メイン制御回路が大当りを判定したときには大当りが判定されたことを遊技者に報知する装飾図柄遊技の映像を図柄表示器83の表示領域内に表示し、メイン制御回路が外れを判定したときには外れが判定されたことを遊技者に報知する装飾図柄遊技の映像を図柄表示器83の表示領域内に表示する。
【0039】
図柄回路ボックス84内には音制御回路が収納されている。この音制御回路はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、装飾図柄遊技の映像の進行内容に連動して両スピーカ7のそれぞれから効果音を出力する。この音制御回路は異常処理手段に相当するものであり、メイン制御回路82が開放コマンドを出力することに基づいて両スピーカ7のそれぞれから報知音を出力し、メインセット43が装着状態にないことを音で報知する。これら各スピーカ7は報知手段に相当するものである。
【0040】
メインセット43には、図11に示すように、前面が開口する容器状のセンタカバー85が装着されており、センタカバー85は図柄回路ボックス84を後方から覆っている。このセンタカバー85は複数のナイラッチ45を介してメインセット43に着脱可能に装着されたものであり、全てのナイラッチ45をメインセット43から抜取ることに基づいてメインセット43から取外される。このセンタカバー85には複数の放熱孔86が形成されており、図柄表示器83で発生する熱および図柄制御回路で発生する熱のそれぞれは複数の放熱孔86のそれぞれを通して外部に放出される。
【0041】
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
メインセット43の装着状態で枠側通路ガード74および皿側通路ガード76相互間を相互に重ねたので、ピアノ線を枠側下通路73の出口および皿側通路75の入口相互間に挿入することができなくなる。しかも、枠側通路ガード74の前後方向の長さ寸法Lgおよび皿側通路ガード76の前後方向の長さ寸法Lgのそれぞれをマイクロスイッチ58の変位値Lよりも長く設定した。このため、例えばメインセット43の左下隅部のナイラッチ45を内枠5から抜取った後にメインセット43を不正にこじ開けて枠側下通路73の出口および皿側通路75の入口相互間にピアノ線を挿入しようとしたときには両者の間に隙間が形成される前にマイクロスイッチ58がオン状態からオフ状態に切換わり、メイン制御回路82から開放コマンドが出力されることに基づいて両スピーカ7のそれぞれから報知音が出力される。従って、枠側下通路73の出口および皿側通路75の入口相互間にピアノ線を挿入することが可能になる前にメインセット43の不正操作を発見することができるので、総じて遊技盤25の始動口35および特別入賞口36のそれぞれを枠側下通路73および皿側通路75相互間からピアノ線によって操作する不正行為が行われることを完全に防止することができる。
【0042】
メインセット43を内枠5に回動可能および直動可能に装着したので、メインセット43を装着状態から直動限度状態に直線的に操作することで内枠5の図柄制御回路等の出張りを逃げた後にメインセット43を回動操作することができる。このメインセット43は左上隅部のナイラッチ45と右上隅部のナイラッチ45と左下隅部のナイラッチ45と右下隅部のナイラッチ45のいずれかを取外すことで内枠5に対して傾斜した状態に不正に引離すことが可能であるが、メインセット43が内枠5に対して傾斜した状態に不正に引離された場合にも枠側下通路73の出口および皿側通路75の入口相互間に隙間が形成される前にマイクロスイッチ58がオン状態からオフ状態に切換わる。このため、枠側下通路73の出口および皿側通路75の入口相互間にピアノ線を挿入することが可能になる前にメインセット43の不正操作を発見することができるので、遊技盤25の始動口35および特別入賞口36のそれぞれを枠側下通路73および皿側通路75相互間からピアノ線によって操作する不正行為が行われることを防止することができる。
【0043】
上記実施例1においては、メインセット43が装着状態から引離されたときに枠側通路ガード74および皿側通路ガード76相互間に隙間が形成される前にマイクロスイッチ58の状態が切換わるように枠側通路ガード74の前後方向の長さ寸法Lgおよび皿側通路ガード76の前後方向の長さ寸法Lgのそれぞれをマイクロスイッチ58の変位値Lと同等に設定しても良い。
【0044】
上記実施例1においては、枠側通路ガード74および皿側通路ガード76のそれぞれを一部が切除された筒状に形成しても良い。
【実施例2】
【0045】
メインセット43の前面には、図13に示すように、枠側下通路73の出口に位置して筒状の枠側ラップ部91が形成されている。この枠側ラップ部91はラップ部に相当するものであり、前後方向へ真直ぐに延びている。この枠側ラップ部91は、図13の(a)に示すように、メインセット43の装着状態で皿側ラップ部92の内周面に嵌合するものであり、枠側ラップ部91および皿側ラップ部92相互間はメインセット43の装着状態で径方向に重なる。この皿側ラップ部92は皿側通路75の後端部を称するものであり、図13の(b)に示すように、メインセット43の直動限度状態で枠側ラップ部91に対して外れる。この皿側ラップ部92はラップ部に相当するものである。
【0046】
枠側ラップ部91の前後方向の長さ寸法および皿側ラップ部92の前後方向の長さ寸法は相互に同一値に設定されている。これら枠側ラップ部91の前後方向の長さ寸法および皿側ラップ部92の前後方向の長さ寸法のそれぞれはメインセット43を装着状態から直動限度状態に操作するときのマイクロスイッチ58の変位量Lに比べて大きく設定されており、メインセット43が装着状態から引離されるときには枠側ラップ部91および皿側ラップ部92相互間に隙間が形成される前にマイクロスイッチ58がオン状態からオフ状態に切換わる。これら枠側ラップ部91の前後方向の長さ寸法および皿側ラップ部92の前後方向の長さ寸法のそれぞれはメインセット43を装着状態から直動限度状態に操作するための操作量Lmに比べて小さく設定されており、メインセット43を装着状態から引離すときには枠側ラップ部91および皿側ラップ部92相互間に隙間が形成された後にメインセット43が直動限度状態になる。
【0047】
上記実施例2においては、メインセット43が装着状態から引離されたときに枠側ラップ部91および皿側ラップ部92相互間に隙間が形成される前にマイクロスイッチ58の状態が切換わるように枠側ラップ部91の前後方向の長さ寸法および皿側ラップ部92の前後方向の長さ寸法のそれぞれをマイクロスイッチ58の変位値Lと同等に設定しても良い。
【0048】
上記実施例2においては、枠側ラップ部91および皿側ラップ部92のそれぞれを一部が切除された筒状に形成しても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、メイン制御回路82が開放コマンドを出力することに基づいて電飾LEDが予め決められた態様で発光する構成としても良い。この電飾LEDは装飾図柄遊技を光で演出するものであり、装飾図柄遊技中には図柄表示器83の表示内容に連動して点滅するものである。
【0049】
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、ベニヤ製の遊技盤を使用しても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、メインセット43を内枠5に複数のネジを介して着脱可能に装着しても良い。
【0050】
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、メインセット43が装着状態にあるか否かを検出する枠センサとして光電センサまたは磁気センサ等の近接スイッチを用いても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、球タンク69を内枠5に接合しても良い。
【0051】
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、メインセット43の各シャフト89を内枠5のブラケット87に回動可能および直動不能に装着しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】実施例1を示す図(パチンコ遊技機を示す前面図)
【図2】パチンコ遊技機を前枠の除去状態で示す前面図
【図3】パチンコ遊技機をメインセットの除去状態で示す後面図
【図4】内枠およびメインセット相互間の接合状態を示す図(図8のX線に沿う断面図)
【図5】メインセットを示す図
【図6】(a)は電装品ボックスの外観を示す斜視図、(b)はマイクロスイッチの外観を示す斜視図
【図7】操作レバーの挙動を示す図
【図8】パチンコ遊技機をセンタカバーの除去状態で示す後面図
【図9】枠側下通路および皿側通路相互間の接続状態を示す断面図
【図10】前枠を示す後面図
【図11】パチンコ遊技機を示す後面図
【図12】内枠のブラケットおよびメインセットのブラケットを示す図
【図13】実施例2を示す図9相当図
【符号の説明】
【0053】
1は外枠、5は内枠、7はスピーカ、23は上皿、25は遊技盤、43はメインセット、58はマイクロスイッチ、69は球タンク、72は球払出し装置、73は枠側下通路、74は枠側通路ガード、75は皿側通路、76は皿側通路ガード、82はメイン制御回路、91は枠側ラップ部、92は皿側ラップ部を示している。
【出願人】 【識別番号】000121693
【氏名又は名称】奥村遊機株式會社
【出願日】 平成18年8月22日(2006.8.22)
【代理人】 【識別番号】100071135
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 強


【公開番号】 特開2008−48770(P2008−48770A)
【公開日】 平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願番号】 特願2006−225312(P2006−225312)