| 【発明の名称】 |
センター役物及び該センター役物を備えた遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】大石 友哉
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| 【要約】 |
【課題】キャラクタ形状等の所定形状を有するレンズ部材の輪郭が二重に光って形状を認識し難くなる問題を生じさせない構成のセンター役物及び該役物を備えた遊技機を提供する。
【構成】センター飾りにおいて、イルカ形状のレンズ部材60,61が、LED62…の照射光の透過方向にて10〜20[mm]の範囲内の厚みを有し且つ全光透過率が92〜95[%]の範囲の透明材料により構成されている。このため、レンズ部材60,61の内側面で反射した光L1が該レンズ部材前側への射出時、レンズ部材60,61を透過する際に減衰して光度がやや低下することにより、レンズ部材60,61の外縁がくっきりと二重にならず、キャラクタ形状の輪郭のみを良好に視認し得るようになる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 図柄表示画面を露出させる開口部を備えたセンター役物において、 前記開口部の近傍に照明役物装置を備え、 該照明役物装置は、照明基板と、該照明基板に実装された複数の発光素子と、該発光素子に対向配置された状態で該発光素子の照射光を拡散するレンズ部材と、該レンズ部材の表面及び裏面を開放すると共に側面を囲繞した状態で支持する枠部材と、前記レンズ部材の前側に位置する半透明カバー部材と、を有し、 前記レンズ部材は、前記発光素子の照射光の透過方向にて所定寸法の厚みを有し且つ全光透過率が92〜95[%]の範囲の透明材料からなる、 ことを特徴とするセンター役物。 【請求項2】 前記レンズ部材の前記厚みは、10〜20[mm]の範囲内である、 請求項1記載のセンター役物。 【請求項3】 前記透明材料は、透明アクリル樹脂材である、 請求項1又は2記載のセンター役物。 【請求項4】 枠体状の筐体と、該筐体に開閉自在に支持される前扉と、該前扉に支持される遊技盤と、を備え、該遊技盤の遊技領域に遊技球を打ち出して遊技する遊技機であって、 請求項1ないし3のいずれか1項記載のセンター役物を前記遊技領域に備える、 ことを特徴とする遊技機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、センター役物、及びパチンコ機等の遊技機に係り、特に、照明役物装置を備えたセンター役物、及び該センター役物を備えた遊技機に関する。 【背景技術】 【0002】 一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技盤下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている。 【0003】 このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技盤の中央部分に設けられた液晶等の画像表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。 【0004】 このようなパチンコ機において、遊技領域の中央部分にセンター飾りを備え、このセンター飾りの側部にワープルートを備え、このワープルートから入球した遊技球を始動チャッカー側に導くように転動させるステージを備えたものが存在する(特許文献1参照)。 【0005】 このようなパチンコ機では、通常、遊技の進行中に、ワープルートから導入されてステージ上に案内された遊技球がステージ前端側に落下して特別図柄始動口(始動チャッカー)に入賞すると、大当たり抽選が行われると共に、該抽選結果に関連する特別図柄等の表示がセンター飾り中央部の画像表示装置の画面に表示される。 【0006】 【特許文献1】特開2001−327672号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 近年、上記センター飾りを有するパチンコ機では、センター飾りにおける開口部の周辺に照明役物装置を配置し、該装置に所定の発光動作を行わせたりすることで、遊技時の演出効果を高め、興趣を向上させるように構成したものが提案されている。 【0008】 ところで、上記照明役物装置に所定の発光動作を行わせるようにしたパチンコ機にあっては、発光素子として廉価な発光ダイオード(以下、LEDという)を用いることが通常であるが、LEDは指向性を有する光を照射するため、照明役物装置には、このような光をセンター飾りの前側に効率良く拡散して投射するような構成が必要となる。 【0009】 LEDの光を効果的に拡散する構造を備えたセンター飾りを作製する際、LEDの前側にレンズ部材や、該レンズ部材を透過した光を更に拡散させる半透明カバー等を配置することが考えられるが、その場合、レンズ部材の外縁形状が二重になってくっきりと現れる現象が発生することがある。その際、レンズ部材が或るキャラクタの形状をなしているような場合には、キャラクタの輪郭が二重に現出することで、前側から視認している遊技者にとってキャラクタ形状が分かりにくくなり、演出効果が半減するような不都合を生じる虞がある。 【0010】 そこで本発明は、センター飾り等のセンター役物に備えた照明役物装置の構造を改善することで、キャラクタ形状等の所定形状を有するレンズ部材の輪郭が二重に光って形状を認識し難くなる問題を生じさせない構成とし、もって上述した課題を解決したセンター役物及び該センター役物を備えた遊技機を提供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0011】 本発明者は、従来のレンズ部材の外縁側を透過する光(図7(a)のL1参照)が内側面で反射して該レンズ部材の前側に射出する際、該レンズ部材が薄いことに起因し、当該射出部分が上記内側面と共に明るく光って見えることで外縁が二重にくっきり視認される現象に着目した。そして、レンズ部材の光透過方向での厚みを、従来寸法に比して充分に厚く形成すれば(図7(b)の60,61参照)、レンズ部材の内側面で反射した光が該レンズ部材前側に射出する際、厚み方向に透過する光が減衰して光度を低下させることで、外縁が二重にくっきりとは視認し得ない状態となり、キャラクタ形状の外縁の輪郭のみを現出させ得るようにできることを着想した。更には、所定寸法以上に厚く形成しても必要以上に光度を低下させないレンズ部材の材質に関し鋭意探求し、試作を重ね、本発明を発明するに到った。 【0012】 上記目的を達成するため、請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図7参照)、図柄表示画面(35a)を露出させる開口部(36)を備えたセンター役物(23)において、 前記開口部(36)の近傍に照明役物装置(68)を備え、 該照明役物装置(68)は、照明基板(68a)と、該照明基板(68a)に実装された複数の発光素子(62)と、該発光素子(62)に対向配置された状態で該発光素子の照射光を拡散するレンズ部材(60,61)と、該レンズ部材の表面(60a,61a)及び裏面(60b,61b)を開放すると共に側面(60c,61c)を囲繞した状態で支持する枠部材(58,59)と、前記レンズ部材(60,61)の前側に位置する半透明カバー部材(68b)と、を有し、 前記レンズ部材(60,61)は、前記発光素子(62)の照射光の透過方向(A,B)にて所定寸法の厚み(a,b)を有し且つ全光透過率が92〜95[%]の範囲の透明材料からなることを特徴としている。 【0013】 また、請求項2に係る本発明は(例えば図6,図7参照)、請求項1記載のセンター役物(23)において、前記レンズ部材(60,61)の前記厚み(a,b)が、10〜20[mm]の範囲内であることを特徴としている。 【0014】 更に、請求項3に係る本発明は(例えば図7参照)、請求項1又は2記載のセンター役物(23)において、前記透明材料が透明アクリル樹脂材であることを特徴としている。 【0015】 そして、請求項4に係る本発明は(例えば図1参照)、枠体状の筐体(6)と、該筐体(6)に開閉自在に支持される前扉(7)と、該前扉(7)に支持される遊技盤(3)と、を備え、該遊技盤(3)の遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技する遊技機(1)であって、 請求項1ないし3のいずれか1項記載のセンター役物(23)を前記遊技領域(3a)に備えることを特徴としている。 【0016】 なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。 【発明の効果】 【0017】 請求項1に係る本発明によると、レンズ部材が、発光素子の照射光の透過方向に関して所定寸法の厚みを有する透明材料で形成されるので、レンズ部材の内側面で反射した光が該レンズ部材前側への射出時に、従来に比して厚いレンズ部材を透過する際に減衰して光度が低下することで、レンズ部材の外縁が二重にならず、キャラクタ形状の輪郭のみを視認し得るようにすることができる。これにより、センター役物に設けた照明役物装置により、キャラクタ等の輪郭を、二重にせず、くっきりした状態で照明することができ、前側から視認している遊技者にキャラクタ形状を明確に視認させ、演出効果を向上させることができる。しかも、透明材料の全光透過率が92〜95[%]の範囲にあるので、より廉価にするため発光素子の個数を削減する場合にあっても、数少ない発光素子から照射される光束を極めて有効にレンズ部材前方に照射でき、照明役物装置による照明効果を一層向上させることができる。 【0018】 請求項2に係る本発明によると、レンズ部材の厚みが10〜20[mm]の範囲内なので、レンズ部材の輪郭を有効に現出できる構成を、射出成型等で容易に実現することができる。 【0019】 請求項3に係る本発明によると、全光透過率92〜95[%]という極めて透過率の高い透明材料として、比較的簡単に入手できる透明アクリル樹脂材を使用することで、レンズ部材の製造を容易にできると共に、価格も廉価に実現することができる。 【0020】 請求項4に係る本発明によると、上記構造を有するセンター役物を遊技機に備えるので、全光透過率の極めて高いレンズ部材とその前側の半透明カバー部材とで光拡散して効果的に演出し得る照明役物装置を、複数の遊技機に適用することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。なお、後述する実施の形態では、本発明の遊技機を所謂1種1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。 【0022】 図1は、本実施形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図である。本パチンコ機1は、同図に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。 【0023】 図1に示すように、本実施形態におけるパチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、この筐体6に開閉自在に装着された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉自在に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における遊技盤3の上方及び下方左右にはスピーカー(図示せず)を有する放音装置12が配設されている。また、ガラス枠10における右側部には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等から遊技機本体が構成されている。 【0024】 前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。 【0025】 また、皿ユニット16の右部には、発射装置を操作して遊技球を遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル2が配設されている。更に、皿ユニット16の左下方には灰皿21、及び遊技者参加ボタン(所謂チャンスボタン)22が配設されている。なお、図1中の符号14は、発射ハンドル2の操作で発射された遊技球Baを遊技領域3aに導くガイドレールを示している。 【0026】 遊技領域3aには、ステージSを有するセンター飾り(センター役物)23が中央部分に配設されている。図1に示すように、センター飾り23の中央部分には開口部36が形成されている。遊技盤3には、画像表示装置35が、開口部36から画面(図柄表示画面)35aを露出させた状態で遊技盤裏面から装着されて配置されている。センター飾り23の下部左右には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる一般入賞口25a,25b,26a,26bが配設されており、センター飾り23の下方には、第1及び第2始動チャッカー27,28と、アタッカー5とが順次配設されている(図8も併せて参照)。図8は、センター飾り23の背面構造を示す背面図である。 【0027】 第1及び第2始動チャッカー27,28は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、第2始動チャッカー28は、始動チャッカー開閉ソレノイド70(図10参照)によって開放位置と閉止位置とに開閉動作させられる所謂チューリップ状に構成されている。第1始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘が打ち込まれている。第2始動チャッカー28は、直上方に配置された第1始動チャッカー27の底部により、図1に示す閉塞状態では遊技球を入賞しないように構成されている。 【0028】 アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。 【0029】 遊技領域3aには、センター飾り23の左右に風車31が配設されており、ステージSの下方における第1及び第2始動チャッカー27,28の左右には、普通図柄抽選のための普通図柄作動ゲート32aと、普通図柄抽選に寄与しないスルーゲート32bとが配設されている。普通図柄作動ゲート32aは、第2始動チャッカー28を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。 【0030】 そして、遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32a、一般入賞口25a,25b,26a,26b、第1及び第2始動チャッカー27,28等の周囲には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘が打ち込まれている。また、ワープ導入口37の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘39を含む多数の障害釘が打ち込まれている。遊技領域3aの最下部には、アウト口29が形成されている。 【0031】 このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを第1及び第2始動チャッカー27,28等に、ステージSを介して入球させ又はステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、第1始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて第1始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を第1及び第2始動チャッカー27,28方向に導く役割を担っている。 【0032】 次に、本パチンコ機1におけるセンター飾り23の構造について、図1とともに図2を併せて参照して詳細に説明する。なお、図2はセンター飾り23を遊技盤3から取り外して斜め上方から見下ろす状態で示す斜視図である。 【0033】 すなわち、図1及び図2に示すように、センター飾り23は、開口部36を中央部に有する略筒状の前枠体23aと、該前枠体23aの裏面に対し遊技盤3を介して接合される後枠体23bとを備えている。前枠体23aの周囲には、その複数箇所から外方に張り出すようにブラケット部4が形成されている。各ブラケット部4には、前枠体23aを遊技盤3にネジ止めするための貫通孔4aが形成されている。 【0034】 センター飾り23は、開口部36の上側に照明演出装置33を有すると共に、開口部36の左右上部に、気泡模様を演出用に表示する気泡表示演出装置48a,48bをそれぞれ有している。また、開口部36の下側には、海底景色状役物(図示せず)を内方に有するステージSと、該ステージSの左端部に形成され、ワープ導入口37から導入された遊技球をステージSに導く球放出口67とを有している。ステージSにおける画面35a寄りの中央部には、球放出口67から放出された遊技球を、第1始動チャッカー27の直上方に形成された球放出口56に導くための球落下口24が形成されている。この球落下口24に落下した遊技球は、通路24aを介して球放出口56からその下方の第1始動チャッカー27に向けて放出される。球放出口56は、放出落下させる遊技球が一対の命釘の間を通って第1始動チャッカー27にほぼ確実に(つまり、97〜99%の高確率で)入賞し得るように位置決め形成されている。 【0035】 ステージSは、一面に気泡状の模様が形成された背景プレート49と、球放出口67から放出された遊技球を最初に転動させる第1転動部50aと、この第1転動部50aから一段低く形成され、第1転動部50aを転動して球落下口24に導入されなかった遊技球を受け入れた後に遊技領域3a側に落下させる第2転動部50bとを有している。これら第1及び第2転動部50a,50bは、いずれも透明樹脂プレートからなり、その内部に上記海底景色状役物が設けられ、外部から視認可能にされている。 【0036】 この海底景色状役物は、第1及び第2転動部50a,50b内において通路24aの周囲に魚類(魚、貝、イルカ等)を模った不図示の海底パーツ(フィギア)を配置したものであり、通路24aは、これらフィギュアを内側から視認し得るような水族館の海底トンネルをイメージさせるように構成される。 【0037】 ついで、図3ないし図7を参照して、移動発光役物(照明役物装置)68に係る構成について説明する。なお、図3はセンター飾り23の正面図、図4は移動発光役物68の発光部を拡大して示す正面図、図5(a)は該発光部内側の発光構造を示す正面図、図5(b)は半透明カバー部材68bを取り外した状態で示す正面図、図6(a)はレンズ部材60,61を保持するホルダ部材Hを示す正面図、図6(b)はレンズ部材60,61を該ホルダ部材Hから取り外した状態で示す斜視図である。また、図7(a)は、従来の照明役物装置の構造を示す概略図、図7(b)は、本発明に係る照明役物装置としての移動発光役物68の構造を示す概略図である。 【0038】 図3に示すように、開口部36の近傍、即ち開口部36内方における画面35aの手前側には、移動発光役物68が配置されている。この移動発光役物68は、支持部材69に支持された状態で、モータ(図2参照)の駆動力を受けてセンター飾り23の左右幅方向の右側のホームポジションHPから所定の契機で画面35a前に進出して一定の発光駆動をした後、ホームポジションHPに戻るように制御される。このホームポジションHPは、気泡表示演出装置48bの背面側に設けられている。 【0039】 照明役物装置68は、図5(a)に示すように、同図上部が方形状をなし且つ同図下部が円形状をなす照明基板68aと、該照明基板68aの全域に実装された複数のLED(発光素子)62と、それらLED62…の中央側のものに対向配置された状態で該LED62の照射光を拡散するレンズ部材60,61と、を有している。更に照明役物装置68は、図6(b)に示すレンズ部材60,61の表面60a,61a及び裏面60b,61bを開放し、かつ側面60c,61cを囲繞して該側面60c,61cを遮光状態に支持する枠部材58,59と、レンズ部材60,61の前側に位置する半透明カバー部材68b(図5(b)参照)と、を有している。なお、図6(b)に示すレンズ部材60,61の表面60a,61aはいずれも平坦に見えるが、これらは実際には図7(b)に示すように、凸レンズ状に曲面として形成されている。 【0040】 レンズ部材60,61は、LED62の照射光の透過方向A,B(図6(b)参照)に関して所定寸法の厚みa,bを有し、かつ全光透過率92〜95[%]の範囲内にある透明材料から構成されている。この透明材料として、比較的廉価で入手が容易な透明アクリル樹脂材を採用している。この透明アクリル樹脂材には、屈折率1.48〜1.50のものを使用することが好ましい。また、レンズ部材60,61の厚みa,b(図6(b)参照)は、10〜20[mm]の範囲内に設定されている。全光透過率は、透明性を示す尺度の1つで、「特定の色温度を有する光源から出たあらゆる波長の光が、試料面を通過した全光量を対象に表される値」であり、「どの程度の光が通過するか」を示す。透明アクリル樹脂材の全光透過率は、塩化ビニル樹脂の全光透過率が84%、ポリカーボネート樹脂の全光透過率が87%、ガラスの全光透過率が90%であるのに比して極めて高い。このため、レンズ部材60,61の厚みa,bを10〜20[mm]として従来(例えば2〜3[mm]程度)より厚く形成しても、他の透明材料で構成する場合に比してLED62…の投射光を極めて有効に射出することができる。 【0041】 枠部材58,59は、図6(a)の紙面奥−手前方向に例えば10〜20[mm]の厚みを有する二頭のイルカを模ったもので、それぞれの内面58a,59aに沿って同形状のレンズ部材60,61が嵌め込まれている。枠部材58の同図下部に枠部材59が一体的に形成され、枠部材58の同図上部に、それぞれ上端部に固定用穴部72aを有する一対のブラケット部72が突出形成され、全体としてホルダ部材Hが構成されている。 【0042】 枠部材58,59にそれぞれレンズ部材60,61が嵌め込まれたホルダ部材Hが、発光素子62…の中央側のものに対向するように位置決めされ、その状態の照明基板68aに、図5(b)に示す半透明カバー部材68bが被覆される。更に、該カバー部材68bの同図上部に形成された一対の固定用穴部73aからビス状の固定部材(図示せず)が挿入されて、図4に示すように、移動発光役物68全体が組み立てられる。図4における符号60A,61Aは、それぞれ、透過したLED光によって半透明カバー部材68bに投射されたレンズ部材60,61を示している。 【0043】 ついで、本パチンコ機1の背面構造について図9を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。 【0044】 すなわち、図9に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、サブ制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配設されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。 【0045】 次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図10に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 【0046】 すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置8,11、画像表示装置35、及び移動発光役物68と、を備えている。 【0047】 遊技制御装置80は、図9に示した主制御基板40やサブ制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、サブ制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。 【0048】 遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、第1抽選手段83、第2抽選手段84、普通図柄抽選手段94、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び表示制御手段92を備えている。 【0049】 入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が第1及び第2始動チャッカー27,28、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。 【0050】 入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する第1及び第2始動チャッカー27,28、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。 【0051】 第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、入賞信号出力手段82から第1及び第2始動チャッカー27,28に対応する入賞信号の入力時、合計の最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちの何れか一方に当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して、大当たり抽選を実行する。 【0052】 そして第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」等の図柄が画像表示装置35の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。 【0053】 また第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で通常当たりが当選した場合に、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、通常当たりに対応する「222」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で外れた場合に、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「252」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。 【0054】 普通図柄抽選手段94は、第2始動チャッカー28を開閉動作させるための普通図柄抽選を、普通図柄作動ゲート32aへの遊技球通過を契機として行う。 【0055】 遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置8,11、移動発光役物68に放音、発光などの演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、第1及び第2抽選手段83,84での抽選結果に応じて、画像表示装置35に表示すべき大当たり抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段92に送る。 【0056】 保留手段87は、第1、第2抽選手段83,84のいずれかから出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、第1、第2始動チャッカー27,28への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、画面35a内の適宜の位置に、始動チャッカー27,28双方での合計が最大4個の保留球となるように点灯表示される。保留手段87は、合計の保留球数が4個になっているか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、第1、第2始動チャッカー27,28への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。 【0057】 そして保留手段87は、保留(記憶)している変動パターンに係る信号を順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための図柄変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、保留球の消費に応じて保留球数が4個未満となった場合、第1、第2抽選手段83,84で行われる第1、第2始動チャッカー27,28への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。 【0058】 作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送って該ソレノイド70を作動させ、第2始動チャッカー28を開放又は閉塞動作させる。更に作動制御手段88は、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送って該ソレノイド71を作動させ、第1、第2抽選手段83,84での抽選による大当たり発生時にアタッカー5を開放して所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。 【0059】 作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド70及びアタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド70にあって、第2始動チャッカー28の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段94にて行われる普通図柄抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、アタッカー5の閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時の全てのラウンドにおける入賞を完了した場合である。 【0060】 作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始をそれぞれに決定する。 【0061】 演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光駆動し、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。また演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、移動発光役物68を駆動して、遊技者の視覚に訴える演出を行う。 【0062】 表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。その際、表示制御手段92は、第1及び第2抽選手段83,84それぞれによる各抽選結果を、遊技制御手段86からの信号に従い、例えば、画像表示装置35の画面35aを左右2分割した形で左右の表示領域にそれぞれ時系列的に演出表示し、或いは、左右の表示領域を一体に使用した形で時系列的に演出表示する。 【0063】 また、始動チャッカー開閉ソレノイド70は、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、第2始動チャッカー28を開閉動作させる。アタッカー開閉ソレノイド71は、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、アタッカー5を開閉動作させる。 【0064】 放音装置12は、演出制御手段91の制御に従ってスピーカー(図示せず)を駆動させ、演出に応じた効果音を発する。演出用照明装置8,11は、演出制御手段91の制御に従ってその内蔵する電飾ランプ(図示せず)を発光駆動(点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。画像表示装置35は、表示制御手段92の制御に従って作動し、演出データや第1、第2抽選手段83,84での抽選結果に応じた演出表示を行う。移動発光役物68は、演出制御手段91の制御に従って、内蔵する複数のLED62を発光駆動(点灯、点滅)させると共に、モータ(図2参照)の駆動力を受けてセンター飾り23の開口部36の左右方向に移動して、一定の演出動作を行う。 【0065】 次に、本パチンコ機1による作用について、図11のフローチャートを参照しつつ説明する。 【0066】 すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、第1、第2始動チャッカー27,28や一般入賞口25a,25b,26a,26bに適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口29から遊技盤3背面側に排出される。 【0067】 遊技領域3aに打ち出された遊技球の一部がワープ導入口37に入球すると、その遊技球は、ステージS上を左右に転動し、タイミングよく球落下口24に導入されて落下したものは、通路24aを経由して球放出口56から放出される。この遊技球は、球放出口56から放出されて高い入賞確率(略100%)で第1始動チャッカー27に入賞する。当該遊技球は、殆どの場合、第1始動チャッカー27に入賞することになるが、障害釘(所謂命釘)への当接状況によっては入賞できないこともある。一方、球落下口24に導入されず第2転動部50bから遊技領域3a側に落下する遊技球は、第1始動チャッカー27とは異なる方向に落下するが、場合によっては、上記命釘の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、このジャンプ釘から左右方向に配列された道釘(図示せず)で弾き返されることで、命釘に絡んでその間を落下して第1始動チャッカー27に入賞することもある。 【0068】 ところで、第1及び第2始動チャッカー27,28や一般入賞口25a,25b,26a,26bの何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段87は、保留球Hが0<H<5であるか否かを常時判定しており、0<H<5を満たすと判定したときには、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段86を介して表示制御手段92に順次送信し、図柄変動禁止フラグをオンすると共に、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、当該保留球の消費に応じて保留球数HがH<4となった場合、第1、第2抽選手段83,84で行われる第1、第2始動チャッカー27,28への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。 【0069】 そして、大当たり抽選で当選した場合(ステップS3)、第1、第2抽選手段83,84のうち該当する側が当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりに対応する変動パターンが決定される。 【0070】 これにより、ステップS4において、画像表示装置35に表示されるべき当たり図柄がセットされ、第1抽選手段83又は第2抽選手段84は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、画像表示装置35に表示される外れ図柄がセットされ、第1抽選手段83又は第2抽選手段84は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。 【0071】 以上のようにして、遊技制御手段86が、画像表示装置35の画面35aに表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送信することに基づき、表示制御手段92は、画像表示装置35を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。 【0072】 そして、画面35a上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、当該ソレノイド71を作動させてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。 【0073】 ところで、画面35a上で大当たりが発生するまでの間、移動発光役物68は、決定された演出内容に対応して、左右移動動作と発光駆動とを行う。すなわち、移動発光役物68は、演出制御手段91の制御に従って作動するモータ75の駆動力を受け、ホームポジションHP(図3参照)から開口部36の例えば上部中央まで移動し停止した状態で、LED62…が発光を開始して、遊技者の視覚に訴える演出を行う。 【0074】 その際、イルカ形状のレンズ部材60,61は、LED62…の照射光の透過方向A,Bにて10〜20[mm]の範囲内の厚みに設定されているので、図7(b)に示すように、レンズ部材60,61の内側面で反射した光L1が該レンズ部材前側への射出時、従来のレンズ部材74(図7(a)参照)に比して厚いレンズ部材60,61を透過する際に減衰して光度がやや低下する。これにより、レンズ部材60,61の外縁がくっきりと二重にはならず、キャラクタ形状の輪郭のみを視認し得るようにできる。 【0075】 すなわち、図7(a)に示すように、従来のレンズ部材74では、その外縁側を透過する光L1が内側面で反射して該レンズ部材74の前側に射出する際、該レンズ部材74の薄さに起因して、その射出部分が上記内側面と共に明るく光って、外縁が二重にくっきり見えてしまう。これに対し、本実施形態のレンズ部材60,61では、光透過方向A,Bでの厚みa,bが従来に比して充分に厚く形成されるため、図7(b)に示すように、レンズ部材60,61の内側面で反射した光L1が該レンズ部材60,61前側に射出する際、厚み方向に透過する光L1が減衰して光度低下している。これにより、外縁が二重にくっきりとは視認し得ない状態となり、キャラクタ形状の外縁の輪郭のみを良好に現出させることができる。なお、図7における符号L2は、LED62からレンズ部材74,60,61に垂直に投射される光を示している。 【0076】 このため、センター飾り23に配置した移動発光役物68により、キャラクタ等の輪郭を、二重にせずにくっきりした状態で照明することができ、前側から視認している遊技者にキャラクタ形状を明確に視認させ、演出効果を向上させることができる。しかも、レンズ部材60,61をなす透明材料の全光透過率が、92〜95[%]の範囲にあるので、より廉価にするためLED62…の個数を削減する場合にあっても、数少ないLED62…から照射される光束を極めて有効にレンズ部材前方に照射でき、移動発光役物68による照明効果を一層向上させることができる。そして、全光透過率92〜95[%]という極めて透過率の高い透明材料として、比較的簡単に入手できる透明アクリル樹脂材を用いることで、レンズ部材60,61の製造を容易にでき、価格も廉価にすることができる。また、レンズ部材60,61の厚みが10〜20[mm]の範囲内にあるので、レンズ部材60,61の輪郭を有効に現出できる構成を、射出成型等で容易に実現できる。 【0077】 そして、本実施形態では、上述構成のセンター飾り23をパチンコ機1に備えるので、透明アクリル樹脂材からなるレンズ部材60,61とその前側の半透明カバー部材68bとで光拡散して効果的に演出し得る移動発光役物68を、複数のパチンコ機1に適用することができる。 【0078】 以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明のセンター役物及び遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したセンター役物及び遊技機も、本発明の範囲に含まれる。 【図面の簡単な説明】 【0079】 【図1】本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 【図2】センター飾りを遊技盤から取り外して斜め上方から見下ろす状態で示す斜視図である。 【図3】センター飾りの正面図である。 【図4】移動発光役物の発光部を拡大して示す正面図である。 【図5】(a)は該発光部内側の発光構造を示す正面図、(b)は半透明カバー部材を取り外した状態で示す正面図である。 【図6】(a)はレンズ部材を保持するホルダ部材を示す正面図、(b)はレンズ部材を該ホルダ部材から取り外した状態で示す斜視図である。 【図7】(a)は従来の照明役物装置の構造を示す概略図、(b)は本発明に係る照明役物装置としての移動発光役物の構造を示す概略図である。 【図8】センター飾りの背面図である。 【図9】本実施形態のパチンコ機の背面構造を示す背面図である。 【図10】本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 【図11】本パチンコ機による作用を説明するためのフローチャートである。 【符号の説明】 【0080】 1 遊技機(パチンコ機) 3 遊技盤 3a 遊技領域 6 筐体 7 前扉 23 センター役物(センター飾り) 35a 図柄表示画面(画面) 36 開口部 58,59 枠部材 60,61 レンズ部材 60a,61a レンズ部材の表面 60b,61b レンズ部材の裏面 60c,61c レンズ部材の側面 62 発光素子(LED) 68 照明役物装置(移動発光役物) 68a 照明基板 68b 半透明カバー部材 A,B 照射光の透過方向 a,b レンズ部材の厚み Ba 遊技球
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| 【出願人】 |
【識別番号】390031783 【氏名又は名称】サミー株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月11日(2006.8.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082337 【弁理士】 【氏名又は名称】近島 一夫
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| 【公開番号】 |
特開2008−43428(P2008−43428A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−220081(P2006−220081) |
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