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【発明の名称】 弾球遊技機
【発明者】 【氏名】磯村 光作

【要約】 【課題】監視時間や過剰な入賞と判断する入賞球数を監視履歴によって可変し、不正行為と判断されることなく不正行為を行うことを困難にする弾球遊技機を提供する。

【構成】警戒回数及び作動回数(監視履歴)に応じて、所定時間1、所定時間2、所定数1、所定数3、所定数4、第1監視作動時及び第2監視作動時の単位時間当たりの許容入賞数を選択するように構成しているため、不正行為をしていないにも関わらず不正報知処理1又は不正報知処理2が実行されにくい環境を作ることと、不正行為をしていないにも関わらず不正報知処理1又は不正報知処理2が実行されにくい環境を作ることとを両立し、監視履歴に応じた好適な監視を行うことが可能となる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技盤面上に設けられた入賞口への入賞を検出する入賞検出SWと、
該入賞検出SWの検出に起因して前記入賞検出SWの検出状況を監視する第1監視手段と、
該第1監視手段の作動中に前記入賞検出SWによる検出回数が所定数に達したこと又は前記第1監視手段の作動時間が経過したことを条件に前記入賞検出SWの検出状況を監視する第2監視手段と、
前記第1監視手段の作動中に前記入賞検出SWによる検出回数が所定数に達した回数を計数する警戒計数手段と、
前記第1監視手段の作動回数を計数し、前記警戒計数手段による計数値が変化するときに初期化される第1監視計数手段と、
該第1監視計数手段による計数値が所定値に達したとき、前記警戒計数手段による計数値を初期化する初期化手段と、を備え、
前記第2監視手段の作動中に前記入賞検出SWによる検出回数が所定数に達すること又は前記警戒計数手段による計数値が所定数に達することのいずれかの条件を満たした場合に、過度の入賞があったとして報知することを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】
前記警戒計数手段による計数値に応じて、前記警戒計数手段による計数値を初期化することとなる前記第1監視計数手段による計数値の設定をすることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
【請求項3】
前記第1監視計数手段及び/又は前記警戒計数手段による計数値に応じて、第1監視手段及び/又は第2監視手段の作動時間を設定することを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。
【請求項4】
前記第1監視計数手段及び/又は前記警戒計数手段による計数値に応じて、前記第1監視手段の作動中及び/又は第2監視手段の作動中において過剰入賞とみなす前記入賞検出SWの検出回数を設定することを特徴とする請求項1乃至3記載の弾球遊技機。
【請求項5】
前記第1監視計数手段及び/又は前記警戒計数手段による計数値に応じた区分が同一であることを条件に、前記第1監視手段の作動時間を、前記第2監視手段の作動時間よりも短く設定すると共に、前記第1監視手段の作動中における単位時間当たりの過剰入賞とみなす前記入賞検出SWの検出回数を、前記第2監視手段の作動中における単位時間当たりの過剰入賞とみなす前記入賞検出SWの検出回数よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1乃至4記載の弾球遊技機。
【請求項6】
前記第1監視手段及び前記第2監視手段は同時に作動しないことを特徴とする請求項1乃至5記載の弾球遊技機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技盤面上に遊技球を発射することにより遊技が行われる弾球遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、遊技盤面上に発射された遊技球が入賞口へ入賞したときに、予め設定された個数の賞球を払い出すように構成された弾球遊技機は提案されている。
入賞口と一言でいっても、入賞口が開閉して大きさが変化可能な可変入賞口(所謂、大入賞口など)や、入賞口が拡縮して大きさが変化可能な可変入賞口(所謂、普通電動役物など)や、入賞口の大きさが不変な入賞口(所謂、一般入賞口など)など、様々な種類がある。
【0003】
近年、上記したような様々な入賞口へ正しい遊技を行なうことなく遊技球を入賞させる不正行為が多数報告されている。
上記した入賞口が開閉するタイプの可変入賞口では、閉鎖状態時(開放状態から閉鎖状態へ状態変化後の所定時間を除く)には入賞が不可能な構成であるため、入賞可能時以外に入賞を検出することにより不正行為であると容易に判断する提案がなされている。
また、入賞口が拡縮して大きさが変化可能な可変入賞口や入賞口の大きさが不変な入賞口では、常時入賞可能な構成であるため、単位時間当たりの入賞数を計数し、過剰な入賞があった場合に不正行為であると判断する提案がなされている。
当然、不正行為の発生と判断した場合には、視覚的又は聴覚的に報知する提案もなされている。
【0004】
上記したように単位時間当たりの入賞数を計数し、過剰入賞があった場合に不正行為であると判断する場合、予め定められた数値と単位時間当たりの入賞数の計数値とを比較して一致すれば不正行為であると判断する構成であり、即座に視覚的又は聴覚的に報知する。
このため、単位時間当たりの入賞数の計数値と比較する数値を設定する際に細心の注意が必要である。
この数値を小さく設定すると不正な遊技を行っていない遊技者に対して、不正行為を行ったかのような誤報がなされる可能性があり、大きく設定すると誤報は減るものの不正行為を行う遊技者に対して、不正行為が行われたとこを報知するすることが困難となる。
【0005】
適切な判断を行うようにするために、単位時間当たりの過剰な入賞が連続して得られたことを判断するように構成し、単位時間当たりの過剰な入賞が得られたときに即座に不正行為があったと判断する場合に比べて判断の精度を高くして、不正な遊技を行っていない遊技者に対しての不正行為を行ったかのような誤報がなされる可能性は低くし、より確実な判定を行う構成についても提案がなされている。
【特許文献1】特開2003−310999号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、不正行為を行う遊技者が監視時間(監視手段の作動時間)や過剰な入賞と判断する入賞球数を知ることで、不正行為と判断されることなく不正行為を行うことが可能となってしまうという問題があった。
そこで上記問題を解決し、不正と判断する条件を複数設定し、さらに監視時間や過剰な入賞と判断する入賞球数を監視履歴によって可変し、不正行為と判断されることなく不正行為を行うことを困難にする弾球遊技機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の弾球遊技機は、遊技盤面上に設けられた入賞口への入賞を検出する入賞検出SWと、該入賞検出SWの検出に起因して前記入賞検出SWの検出状況を監視する第1監視手段と、該第1監視手段の作動中に前記入賞検出SWによる検出回数が所定数に達したこと又は前記第1監視手段の作動時間が経過したことを条件に前記入賞検出SWの検出状況を監視する第2監視手段と、前記第1監視手段の作動中に前記入賞検出SWによる検出回数が所定数に達した回数を計数する警戒計数手段と、前記第1監視手段の作動回数を計数し、前記警戒計数手段による計数値が変化するときに初期化される第1監視計数手段と、該第1監視計数手段による計数値が所定値に達したとき、前記警戒計数手段による計数値を初期化する初期化手段と、を備え、前記第2監視手段の作動中に前記入賞検出SWによる検出回数が所定数に達すること又は前記警戒計数手段による計数値が所定数に達することのいずれかの条件を満たした場合に、過度の入賞があったとして報知することを特徴とする弾球遊技機。
【0008】
請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、前記警戒計数手段による計数値に応じて、前記警戒計数手段による計数値を初期化することとなる前記第1監視計数手段による計数値の設定をすることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の弾球遊技機は、請求項1又は2の弾球遊技機において、前記第1監視計数手段及び/又は前記警戒計数手段による計数値に応じて、第1監視手段及び/又は第2監視手段の作動時間を設定することを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の弾球遊技機は、請求項1乃至3記載の弾球遊技機において、前記第1監視計数手段及び/又は前記警戒計数手段による計数値に応じて、前記第1監視手段の作動中及び/又は第2監視手段の作動中において過剰入賞とみなす前記入賞検出SWの検出回数を設定することを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の弾球遊技機は、請求項1乃至4記載の弾球遊技機において、前記第1監視計数手段及び/又は前記警戒計数手段による計数値に応じた区分が同一であることを条件に、前記第1監視手段の作動時間を、前記第2監視手段の作動時間よりも短く設定すると共に、前記第1監視手段の作動中における単位時間当たりの過剰入賞とみなす前記入賞検出SWの検出回数を、前記第2監視手段の作動中における単位時間当たりの過剰入賞とみなす前記入賞検出SWの検出回数よりも大きく設定したことを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の弾球遊技機は、請求項1乃至5記載の弾球遊技機において、前記第1監視手段及び前記第2監視手段は同時に作動しないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の発明によれば、第1監視と第2監視の2つの監視手段を備え、第1監視手段の監視結果を間接的に、第2監視手段の監視結果を直接的に、不正行為と思われる過剰入賞があったことを報知する報知手段の作動条件としたことで、不正行為を行う困難性を高めながらも、誤報の可能性を極力小さくすることが可能となる。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、警戒計数手段による計数値に応じて警戒計数手段による計数値を初期化するための条件を変化させることができると共に、不正行為と思われる過剰入賞に対する監視態勢を警戒計数手段による計数値をはじめとする監視履歴によって変化させることができる。
例えば、警戒計数手段による計数値が大きいほど、警戒計数手段による計数値を初期化するための条件が厳しくなるため、警戒計数手段による計数値が所定数に達する可能性が高まることで、不正行為と思われる過剰入賞があったことが報知される可能性を高めることができる。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、第1監視計数手段及び/又は警戒計数手段による計数値に応じて第1監視手段及び第2監視手段の作動時間を変化させ、監視手段の作動時間を不定期とすることで監視期間と監視期間の狭間を狙うことを困難にし、不正行為と判断されることなく不正行為を行うことを困難にすることができると共に、不正行為と思われる過剰入賞に対する監視態勢を第1監視計数手段及び/又は警戒計数手段による計数値をはじめとする監視履歴によって変化させることができる。
例えば、第1監視計数手段による計数値が大きいほど第1監視手段作動時間が短く設定(過剰入賞となる検出回数は変化なし)される構成とすると、単位時間当たりの許容入賞数が大きくなるため警戒計数手段によるインクリメントが実行され難くなり、前記警戒計数手段による計数値が所定数に達することにより行われる過剰入賞報知が行われる可能性が低くなる。また、警戒計数手段による計数値が大きいほど第1監視手段の作動時間が長く設定(過剰入賞となる検出回数は変化なし)される構成とすると、単位時間当たりの許容入賞数が小さくなるため、警戒計数手段によるインクリメントが実行され易くなり、前記警戒計数手段による計数値が所定数に達することにより行われる過剰入賞報知が行われる可能性が高くなる。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、第1監視計数手段及び/又は前記警戒計数手段による計数値に応じて第1監視手段及び/又は第2監視手段の作動中において過剰入賞とみなす入賞検出SWの検出回数を設定することで、不正行為と思われる過剰入賞があったことが報知される可能性を変化させ、不正行為と判断されることなく不正行為を行うことを困難にすることができると共に、不正行為と思われる過剰入賞に対する監視態勢を第1監視計数手段及び/又は前記警戒計数手段による計数値をはじめとする監視履歴によって変化させることができる。
例えば、第1監視計数手段による計数値が大きいほど過剰入賞とみなす入賞検出SWの検出回数を大きく設定(作動時間は変化なし)される構成とすると、単位時間当たりの許容入賞数が大きくなるため警戒計数手段によるインクリメントが実行され難くなり、前記警戒計数手段による計数値が所定数に達することにより行われる過剰入賞報知が行われる可能性が低くなる。また、警戒計数手段による計数値が大きいほど過剰入賞とみなす入賞検出SWの検出回数を小さく設定(作動時間は変化なし)される構成とすると、単位時間当たりの許容入賞数が小さくなるため、警戒計数手段によるインクリメントが実行され易くなり、前記警戒計数手段による計数値が所定数に達することにより行われる過剰入賞報知が行われる可能性が高くなる。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、第1監視手段を第2監視手段よりも不正行為と思われる過剰入賞があったと判断する基準を厳しく設定し、第2監視手段の作動する機会を多くすることができ、適切な判断を行う構成とすることができる。
【0018】
請求項6記載の発明によれば、第1監視手段及び第2監視手段を同時に作動しないように構成し、作動時間を計時するタイマを複数設ける必要がなく、制御の煩雑化を避けて効率良く簡素化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0020】
図1に示す通り、パチンコ機1は、大きく長方形の外枠2と、前面枠3とからなり、外枠の左隣りにCRプリペイドカードユニット(以下、CRユニットという)58を設ける。前面枠3は、前面枠3の下方には球貯留部を備えた上皿4を設け、賞球或いは貸し球のための図示しない排出口と球抜きボタンとを備える。上皿4と下皿5とは連結し、上皿4が遊技球で満杯状態になれば下皿5に遊技球を誘導するよう構成する。
【0021】
下皿5の右側には発射ハンドル6を取り付ける。この発射ハンドル6は、発射停止スイッチ6a、タッチセンサ6b、回動リング6cとを備えている(図3参照)。前面枠3の適宜な位置に、遊技に関し押し下げ操作を行う遊技ボタン7を備える。
【0022】
図1を用いて遊技盤8について説明する。遊技盤8の外形はほぼ矩形で、その前面には図示しない外レールと内レール9とによって囲まれた略円形の遊技領域10を形成する。タッチセンサ6bに手が触れることを条件に、回動リング6cを時計方向に回動すると、回動リング6cを操作した操作量(回転角度)に応じた発射強度で遊技球を遊技盤8上に発射する。なお、図示されていない遊技釘を遊技盤8面上に形成される遊技領域10の各所に植設する。
【0023】
遊技盤8には、遊技領域10の中央部に、演出図柄を表示するLCDパネルユニット11a及びLCDパネルユニット11aの表示を制御する演出制御装置53から構成するキャラクタ表示装置11、特別図柄を表示する7セグメントLEDから構成する特別図柄表示装置12、普通図柄を表示する7セグメントLEDから構成する普通図柄表示装置13、複数のLEDを備える特別図柄保留表示器14、複数のLEDを備えた普通図柄保留表示器15、液晶枠飾り16を配置する(図3参照)。本実施形態では、特別図柄表示装置12及び普通図柄表示装置13は主制御装置50により直接制御する構成としている(図3参照)。
【0024】
液晶枠飾り16の左側に普通図柄始動スイッチ17aを備える普通図柄始動ゲート17を設け、液晶枠飾り16の右側には左右のバランスを良好にするためにダミーが配置されている。普通図柄始動スイッチ17aによる遊技球の検出により普通図柄表示装置13の普通図柄が変動開始し、所定時間後に停止表示する。本実施形態では、普通図柄始動ゲート17の普通図柄始動スイッチ17aによって遊技球が検出されても、遊技者に賞球を排出しない構成としている。
【0025】
液晶枠飾り16の下部には特別図柄始動スイッチ18aを備える普通電動役物18を設ける。特別図柄始動スイッチ18aによる遊技球の検出により特別図柄表示装置12の特別図柄を変動開始し、所定時間後に停止表示する。普通電動役物18は、普通電役ソレノイド18bの駆動による羽根部材18cの開閉によって入賞が容易な状態と入賞が困難な状態とに変化するように構成されている。本実施形態では、普通電動役物18の特別図柄始動スイッチ18aによって遊技球が検出されると、遊技者に3個の賞球を排出する構成としている。
【0026】
普通電動役物18の下方に大入賞口19を設ける。大入賞口19に入球した全ての遊技球を検出するカウントスイッチ19aを設ける。大入賞口19は、大入賞口ソレノイド19bによる蓋部材19cの開閉によって入賞可能な状態と入賞不可能な状態とに変化するように構成され、蓋部材19cが閉じた状態では、大入賞口19の前面を遊技球が通過する。一方、蓋部材19cが開いた入賞不可能な状態では、蓋部材19cは大入賞口19の下端にて遊技盤8面上から突出し、遊技球が蓋部材19cによって大入賞口19内に導かれる。本実施形態では、大入賞口19のカウントスイッチ19aによって遊技球が検出されると、遊技者に15個の賞球を排出する構成としている。
【0027】
キャラクタ表示装置11は特別図柄表示装置12による特別図柄の変動表示に同期して、演出図柄を変動表示し、遊技者に大当たり遊技状態に移行するかを報知する態様で停止表示する。特別図柄表示装置12上にて特別図柄が大当たりの表示態様で停止表示されると、キャラクタ表示装置11のLCDパネルユニット11aにて演出図柄が大当たりの表示態様で停止表示する。遊技者は、主にキャラクタ表示装置11のLCDパネルユニット11aにて表示される演出図柄の表示態様を視認することで、大当たり遊技状態に移行するか否かを認識する。
【0028】
遊技領域10のうち内レール9沿いに一般入賞口スイッチ20aを備える一般入賞口20を配置し、内レール9の最下部に対応する部分には、アウト穴21を開口させている。
【0029】
上皿4に貸し球の貸与を求めるための球貸ボタン22aと、カードの排出を求めるための精算ボタン22bと、カードの有効残高を表示する残高表示装置22cを設けたCR精算表示装置22を備える。
【0030】
パチンコ機1の電気回路を図3のブロック図を用いて説明する。パチンコ機1の電気回路は、図示する通り、主制御装置50、賞球制御装置51、発射制御装置52、演出制御装置53、サブ統合装置54等から構成する。
【0031】
主制御装置50は、遊技制御プログラムを記憶したROM、演算等を行うCPU、演算等の作業領域として働くRAM等を内蔵した8ビットワンチップマイコンを中心とした論理演算回路として構成し、この他、各装置又は各種スイッチ類及び各種アクチュエータ類との入出力を行うための外部入出力回路も設ける。主制御装置50の入力側に、普通図柄始動スイッチ17a、特別図柄始動スイッチ18a、カウントスイッチ19a、一般入賞口スイッチ20a等を接続する。主制御装置50の出力側には、普通電役ソレノイド18b、大入賞口ソレノイド19b、特別図柄表示装置12、普通図柄表示装置13、特別図柄保留表示器14、普通図柄保留表示器15、外部接続端子装置55等を接続する。
【0032】
図2に示す通り、パチンコ機1の遊技盤の裏面側に主制御装置50、演出制御装置53、サブ統合装置54が直接又は間接的に配置され、パチンコ機1の枠の裏面側に賞球制御装置51、発射制御装置52、電源基板56を配置する。電源基板56は電源中継基板57に接続する。電源中継基板57に電源コード100、CRユニット58に電源コード101が接続する。
【0033】
特別図柄始動スイッチ18aは普通電動役物18内、普通図柄始動スイッチ17aは普通図柄始動ゲート17内、一般入賞口スイッチ20aは一般入賞口20内、カウントスイッチ19aは大入賞口19内、に各々取り付ける。
【0034】
普通図柄始動スイッチ17aは普通図柄始動ゲート17を遊技球が通過したことを、特別図柄始動スイッチ18aは普通電動役物18に遊技球が入球したことを、カウントスイッチ19aは大入賞口19内に入賞する全ての遊技球を、一般入賞口スイッチ20aは一般入賞口20内に遊技球が入球したことを、各々検出する。
【0035】
主制御装置50の出力側に接続された普通電役ソレノイド18bは、普通電動役物18内に取り付けられ、普通電動役物18の羽部部材18cを開閉するために用いられる。大入賞口ソレノイド19bは、大入賞口19内に取り付けられ、蓋部材19cを開閉するために用いられる。特別図柄表示装置12は大入賞口19の蓋部材19cを開放することとなる大当たりの当否を示す特別図柄を表示し、普通図柄表示装置13は普通電動役物18の羽根部材18cを開閉することとなる当たりの当否を示す普通図柄を表示する。特別図柄保留表示器14及び普通図柄保留表示器15はそれぞれ普通図柄の保留数、特別図柄の保留数を表示する。外部接続端子装置55は、主制御装置50及び賞球制御装置51から外部(ホールコンピュータ)にデータを出力する。
【0036】
賞球制御装置51は、出力側にCRユニット58、賞球モータ51a及び外部接続端子装置55を接続し、入力側に主制御装置50、CRユニット58及び賞球払い出しスイッチ51bを接続する。主制御装置50と賞球制御装置51、CRユニット58と賞球制御装置51は双方向通信可能に接続する。
【0037】
賞球制御装置51は、特別図柄始動スイッチ18a、一般入賞口スイッチ20a又はカウントスイッチ19aによる遊技球の検出があった場合に、主制御装置50から送信される賞球コマンドに従って賞球モータ51aを駆動制御して、賞球として設定された遊技球数を遊技者に払い出す。また、CR精算表示装置22の球貸ボタン22aの操作があった場合に、CRユニット58から送信される球貸要求コマンドに従って賞球モータ51aを駆動制御して、貸し球として設定された遊技球数を遊技者に払い出す。
【0038】
賞球制御装置51は賞球払い出しスイッチ51bによる遊技球の検出によって、賞球として設定された遊技球数を払い出したか否かを判定しているが、賞球払い出しスイッチ51bによる遊技球の検出を主制御装置50に入力する構成としても良いし、主制御装置50及び賞球制御装置51の双方に入力する構成としても良い。
【0039】
発射制御装置52は、出力側に発射モータ23及びタッチランプ6dを接続し、入力側に発射停止スイッチ6a及びタッチセンサ6bを接続する。
【0040】
発射モータ23を駆動制御すると共に、遊技者が操作する回動リング6cの操作量に応じて発射強度を変化させる。遊技者が発射停止スイッチ6aを押下したとき発射を停止させ、回動リング6cの近傍に設けられたタッチセンサ6bがオン状態のときタッチランプ6dを点灯させる。
【0041】
キャラクタ表示装置11は、TFT基板、CF基板、画像信号に応じた所定の電圧を印加するコントローラ等からなる液晶パネル、及びバックライト等から構成するLCDパネルユニット11aと、LCDパネルユニット11aを駆動制御する演出制御装置53とから構成される。演出制御装置53は、32ビットワンチップマイコンを中心とした論理演算回路として構成する。
【0042】
サブ統合装置54は、主制御装置50から送信される演出コマンドを受信し、演出制御装置53に詳細コマンドを送り、その詳細コマンドに基づいて演出制御装置53がLCDパネルユニット11aを制御する。また、サブ統合装置54は賞球及び貸し球の払い出し表示、当たり表示、球不足表示及びエラー表示等を行う各種ランプ24、各種LED25等を点灯報知させ、更に、スピーカ26を駆動制御するものである。遊技ボタン7の検出信号を入力し、演出制御装置53に信号を送信する。
【0043】
主制御装置50から発射制御装置52、サブ統合装置54及び外部接続端子装置55への各種コマンドの送信は、主制御装置50からのみ送信する一方向通信の回路で構成する。この一方向通信の回路は主制御装置50の出力側に設けられ、外部接続端子装置55及びサブ統合装置54から何らかのコマンドが入力されても、主制御装置50に何ら影響を与えることはない。
また、主制御装置50と発射制御装置52、サブ統合装置54又は外部接続端子装置55の間には信号の受け渡しのみに利用される中継基板(図示しない)が設けられており、上記した一方向通信の回路をこの中継基板に設けるように構成しても差し支えない。
【0044】
以上説明した回路構成を有するパチンコ機1の主制御装置50が実行する過剰入賞監視処理1を図4、図5及び図6に示すフローチャートに従って説明する。なお、「ステップ」をSと略記する。
ここで、賞球制御装置51、発射制御装置52、演出制御装置53及びサブ統合装置54については、従来のパチンコ機に備えられるものと同様の役割を担い、構成も何ら特徴的な部分はないため、説明を割愛する。
【0045】
図4、図5及び図6によって示される過剰入賞監視処理1は、所定時間(2ms又は4ms)毎に発生するタイマ(INT)割り込み時に主制御装置50によって実行される処理である。
まず、第2監視手段の作動を意味する監視2フラグが0であるか否かを判断する(S1000)。
S1000における判断で肯定判断がなされれば、第1監視手段の作動を意味する監視1フラグが0であるか否かを判断する(S1005)。
S1005における判断で肯定判断がなされれば(S1005:yes)、一般入賞口スイッチ20aによって遊技球が検出されたか否かを判断する(S1010)。
【0046】
S1010における判断で否定判断がなされれば(S1010:no)、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
S1010における判断で肯定判断がなされれば(S1010:yes)、監視1フラグを1にセット(S1020)し、第1監視手段の作動時間をタイマによって計時を開始(S1030)し、第1監視手段の作動回数に1加算(S1040)し、作動回数が所定回数であるか否かを判断する(S1050)。
【0047】
S1050における判断で肯定判断がなされれば(S1050:yes)、警告回数をクリア(S1060)し、第1監視手段の作動中に一般入賞口に入賞した遊技球数として1を加算(S1070)し、リターンへと抜ける。
S1050における判断で否定判断がなされれば(S1050:no)、S1060での処理を飛ばして、第1監視手段の作動中に一般入賞口に入賞した遊技球数として1を加算(S1070)し、リターンへと抜ける。
【0048】
S1005における判断で否定判断がなされれば(S1005;no)、タイマが所定時間1であるかを判断する(S1080)。
S1080における判断で否定判断がなされれば(S1080:no)、一般入賞口スイッチ20aによって遊技球が検出されたか否かを判断する(S1090)。
S1090における判断で肯定判断がなされれば(S1090:yes)、第1監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数として1を加算(S1070)し、リターンへと抜ける。
S1090における判断で否定判断がなされれば(S1090:no)、S1070の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
【0049】
S1080における判断で肯定判断がなされれば(S1080:yes)、図5へ移行して監視1フラグを0にセット(S1100)し、タイマによる計時を停止してタイマ値をクリア(S1110)し、第1監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数が所定数1以上であるか否かを判断する(S1120)。
S1120における判断で肯定判断がなされれば(S1120:yes)、作動回数をクリア(S1130)し、警戒回数に1加算(S1140)し、警戒回数が所定回数であるかを判断する(S1150)。
【0050】
S1150における判断で肯定判断がなされれば(S1150:yes)、不正報知処理1を実行する(S1160)。
S1150における判断で否定判断がなされれば(S1150:no)、第1監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数が所定数2以上であるか否かを判断する(S1170)。
S1170における判断で肯定判断がなされれば(S1170:yes)、第2監視手段の作動を意味する監視2フラグを1にセット(S1180)し、第2監視手段の作動時間をタイマによって計時を開始(S1185)し、入賞数をクリア(S1190)し、リターンへと抜ける。
S1120における判断で否定判断がなされれば(S1120:no)、及びS1170における判断で否定判断がなされれば(S1170:no)、入賞数をクリア(S1190)し、リターンへと抜ける。
【0051】
S1000における判断で否定判断がなされれば(S1000:no)、図6へ移行して一般入賞口スイッチ20aによって遊技球が検出されたか否かを判断する(S1200)。
S1200における判断で肯定判断がなされれば(S1200:yes)、第2監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数として1を加算(S1210)し、タイマが所定時間2であるかを判断する(S1220)。
S1200における判断で否定判断がなされれば(S1200:no)、S1210での処理を飛ばしてタイマが所定時間2であるかを判断する(S1220)。
S1220における判断で肯定判断がなされれば(S1220:yes)、第2監視手段の作動を意味する監視2フラグを0にセット(S1230)し、タイマによる計時を停止してタイマ値をクリア(S1240)し、第2監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数が所定数3以上であるか否かを判断する(S1250)。
【0052】
S1250における判断で否定判断がなされれば(S1250:no)、入賞数をクリア(S1260)し、リターンへと抜ける。
S1260における判断で肯定判断がなされれば(S1250:yes)、不正報知処理2を実行する(S1270)。
S1220における判断で否定判断がなされれば(S1230:no)その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
【0053】
ここで、S1120における判定で用いられる所定数1と、S1170における判断で用いられる所定数2とは、所定数1≦所定数2の関係が成立する関係となっていればよい。
所定数1と所定数2とを同一の値とした場合、警戒回数=第2監視手段の作動回数となり、第1監視手段でいうところのS1040での処理と類似した働きとなる。
所定数1と所定数2とを異なる値とした場合、第2監視手段が作動するほどの過剰入賞数ではないが、問題がないとはいえない過剰入賞数を設定することが可能となり、過剰入賞に関する監視をより好適なものとすることができる。
【0054】
S1050、S1080、S1120、S1150、S1170、S1220又はS1250での判定で用いられる数値に関して、複数の数値を含んだテーブルによって各数値を構成し、所定条件を満足することで判定時に用いられる数値が変化するように構成することが望ましい。
このように、所定条件によって各数値を変化させることで、第1監視手段及び/又は第2監視手段の作動開始と作動終了を遊技者に判りにくくすることができ、不正行為を抑制することや、不正行為の発覚する可能性を高めることができる。
ここでいう所定条件とは、主制御装置50で抽出される各種乱数値でも、警戒回数や作動回数などの監視履歴でも差し支えないが、監視履歴から上記した処理での判定で用いられる数値を選択することで、そのときの状況に応じた監視態勢とすることができ、好適な監視を行うことが可能となる。
【0055】
また、S1160の不正報知処理1及びS1270の不正報知処理2は、視覚的及び/又は聴覚的な報知を行う構成であり、所定時間が経過することにより報知を終了する構成としてもよいが、遊技施設の従業員によるリセット動作が行われるまで報知を継続する構成とすることが望ましい。
その際、遊技球の発射を停止するために発射モータ23の駆動を停止することや、賞球を排出しないようにするために賞球モータ51aの駆動を停止することなど、不正対策になり得る構成を含めても良い。
不正報知処理1及び2内で入賞数をクリアする処理や警戒回数をクリアする処理を行うように構成しても、不正報知処理1及び2の実行後にリセットがなされた復帰時に入賞数をクリアする処理や警戒回数をクリアする処理を行うように構成しても何ら差し支えない。
【0056】
また、第1監視手段及び/又は第2監視手段が作動中であるとき、作動中であることを報知するランプ等を設けても何ら差し支えないが、作動中であることを報知しない構成の方が監視タイミングを予期できないため、不正行為を行い難くなるため好適である。
S1160での不正報知処理1と、S1270での不正報知処理2は、基本的には同様の報知として考えても何ら差し支えないが、不正報知処理1による報知なのか、不正報知処理2による報知なのかを判断できるようにすることが好適である。
また、単に不正の発生を報知するのではなく、不正報知処理1による報知なのか、不正報知処理2による報知なのかを判断できるように、音声、ランプ及び表示によって報知することが望ましい。
その際に不正に関する情報を遊技機に備えられた表示装置で表示するようにしても何ら差し支えない。
【0057】
図7は、図4、図5又は図6の各種判定において、複数の数値を含むテーブルから条件に応じて判定値として用いられる数値が選択されることを示している。
【0058】
図7(a)は、過剰入賞監視処理1を示す図4のS1050における判定で作動回数と比較される数値を警戒回数に応じて選択する場合のテーブルを示している。
警戒回数が大きくなるということは、一般入賞口に設計段階又は試射段階で得られた数値よりも多数の遊技球が入賞している状態が頻発している状況を意味し、不正行為が行われている可能性が高い状況である。
そのため、警戒回数が大きくなるに従って、比較される数値として大きな値が選択されるように構成されている。
【0059】
このように、警戒回数などの監視履歴に応じて、S1050における判定で作動回数と比較される数値を変化させることにより、警戒回数がリセットされ難くし、不正報知処理1を実行し易い環境とすることができる。
また、固定された回数ではなく状況に応じて変化するために、現在設定されているS1050における判定で作動回数と比較される数値が把握できず、不正行為自体を実行し難い構成とすることができる。
【0060】
図7(b)は、過剰入賞監視処理1を示す図4のS1080における判定でタイマの値と比較される数値、及び過剰入賞監視処理1を示す図6のS1220における判定でタイマの値と比較される数値を、警戒回数に応じて選択する場合のテーブルを示している。
警戒回数が大きくなるということは、一般入賞口に設計段階又は試射段階で得られた数値よりも多数の遊技球が入賞している状態が頻発している状況を意味し、不正行為が行われている可能性が高い状況である。
そのため、警戒回数が大きくなるに従って、比較される数値として大きな値が選択されるように構成されている。
【0061】
このように、警戒回数などの監視履歴に応じて、第1監視の作動時間及び/又は第2監視の作動時間を変化させることにより、第1監視及び/又は第2監視の開始・終了のタイミングが把握できず、不正行為自体を実行し難い構成とすることができる。
また、S1120の所定数1、S1170の所定数2及びS1250の所定数3が一定と値となっていれば、警戒回数が大きくなると単位時間当たりに許容される入賞数が減少するために、S1120、S1170及びS1250における判定で肯定判断が為される可能性が高くなり、不正報知処理1又は不正報知処理2が実行されやすい環境を作ることができる。
ここでは、第1監視手段の作動時間と第2監視手段の作動時間との関係として、2倍となっているが、この限りではない。
【0062】
図7(c)は、過剰入賞監視処理1を示す図4のS1080における判定でタイマ値と比較される数値、及び過剰入賞監視処理1を示す図6のS1220における判定でタイマ値と比較される数値を作動回数に応じて選択する場合のテーブルを示している。
作動回数が大きくなるということは、一般入賞口に設計段階又は試射段階で得られた数値に近似した数の遊技球が入賞している状態が連続している状況を意味し、不正行為が行われている可能性が低い状況である。
そのため、作動回数が大きくなるに従って、比較される数値として小さな値が選択されるように構成されている。
【0063】
このように、作動回数などの監視履歴に応じて、第1監視手段の作動時間及び/又は第2監視手段の作動時間を変化させることにより、第1監視手段及び/又は第2監視手段の開始・終了のタイミングが把握できず、不正行為自体を実行し難い構成とすることができる。
また、S1120の所定数1、S1170の所定数2及びS1250の所定数3が一定と値となっていれば、作動回数が大きくなると単位時間当たりに許容される入賞数が増加するために、S1120、S1170及びS1250における判定で肯定判断が為される可能性が低くなり、不正行為をしていないにも関わらず不正報知処理1又は不正報知処理2が実行される誤報が発生する可能性を低くすることができる。
ここでは、第1監視手段の作動時間と第2監視手段の作動時間との関係として、2倍となっているが、この限りではない。
【0064】
図7(d)は、過剰入賞監視処理1を示す図4のS1120における判定で作動回数と比較される数値、及び過剰入賞監視処理1を示す図6のS1250における判定で入賞数と比較される数値を、警戒回数及び作動回数の組み合わせに応じて選択する場合のテーブルを示している。
警戒回数が大きくなると所定数1及び所定数3と比較される数値として小さな値が、作動回数が大きくなると所定数1及び所定数3と比較される数値として大きな値が選択されるように構成されている。
【0065】
このように、警戒回数や作動回数などの監視履歴に応じて、第1監視手段の作動時に入賞が許容される許容入賞数及び/又は第2監視手段の作動時に入賞が許容される許容入賞数を変化させることにより、不正報知処理1及び/又は不正報知処理2の作動契機となる入賞数が把握できず、不正行為自体を実行し難い構成とすることができる。
また、S1080の所定時間1及びS1220の所定時間2が一定と値となっていれば、警戒回数や作動回数に応じて第1監視手段及び/又は第2監視手段の作動時に単位時間当たりに入賞が許容される入賞数が増減するため、監視履歴に適した監視環境を作ることができる。
【0066】
ここでは、所定数1と所定数3との関係として、所定数3は所定数1の2倍強となっているが、この限りではない。
また、警戒回数及び作動回数の両数値に応じた表を示しているが、この限りではなく、警戒回数の数値にのみ応じたものとしても、作動回数の数値にのみ応じたものとしても何ら差し支えない。
ここでは、S1170の処理で入賞数と比較される所定数2に関する記載をしていないが、図5の説明でも記載したように、所定数1≦所定数2の関係が成立する関係となっていれば何ら差し支えない。
【0067】
図8(a)は、図7(a)、(b)、(c)及び(d)の全てを考慮し、警戒回数及び作動回数(監視履歴)に応じて、所定時間1、所定時間2、所定数1、所定数3、第1監視作動時及び第2監視作動時の単位時間当たりの許容入賞数を選択する場合のテーブルを示している。
図7(a)、(b)、(c)及び(d)の全ての要素を含んでいるため、不正行為をしていないにもかかわらず不正報知処理1又は不正報知処理2が実行されにくい環境を作ることと、不正行為をしていないにもかかわらず不正報知処理1又は不正報知処理2が実行されにくい環境を作ることとを両立し、監視履歴に応じた好適な監視を行うことが可能となる。
【0068】
ここでは、所定数1と所定数3との関係として、所定数3は所定数1の2倍強となっているが、この限りではない。
また、警戒回数及び作動回数の両数値に応じた表を示しているが、この限りではなく、警戒回数の数値にのみ応じたものとしても、作動回数の数値にのみ応じたものとしても問題なく、想定できる範囲で区分数を変更することにより対応しても何ら差し支えない。
図8(b)は、実施例1には登場しない所定数4が記載されているため、所定数4が関係する実施例3の説明にて詳細に説明する。
【実施例2】
【0069】
実施例2は、実施例1の図4、図5及び図6に示した過剰入賞監視処理1の図4及び図5を変更した過剰入賞監視処理2に関し、実施例1の説明で利用した図4及び図5を除く図面に関しては、同一であるため実施例1での説明を援用することで説明を割愛する。
図9は図4と、図10は図5と各々対応しており、その対応関係を明確にするために可能な範囲でステップ番号の下3桁を対応する図面と同一とし、ステップ番号を2000番台として記載し、詳細に説明する。
【0070】
まず、第2監視手段の作動を意味する監視2フラグが0であるか否かを判断する(S2000)。
S2000における判断で肯定判断がなされれば、第1監視手段の作動を意味する監視1フラグが0であるか否かを判断する(S2005)。
S2005における判断で肯定判断がなされれば(S2005:yes)、一般入賞口スイッチ20aによって遊技球が検出されたか否かを判断する(S2010)。
【0071】
S2010における判断で否定判断がなされれば(S2010:no)、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
S2010における判断で肯定判断がなされれば(S2010:yes)、監視1フラグを1にセット(S2020)し、第1監視手段の作動時間をタイマによる計時を開始(S2030)し、第1監視手段の作動回数に1加算(S2040)し、作動回数が所定回数であるか否かを判断する(S2050)。
【0072】
S2050における判断で肯定判断がなされれば(S2050:yes)、入賞記憶数をクリア(S2055)し、警告回数をクリア(S2060)し、第1監視手段の作動中に一般入賞口に入賞した遊技球数として1を加算(S2070)し、リターンへと抜ける。
S2050における判断で否定判断がなされれば(S2050:no)、S2060での処理を飛ばして、第1監視手段の作動中に一般入賞口に入賞した遊技球数として1を加算(S2070)し、リターンへと抜ける。
【0073】
S2005における判断で否定判断がなされれば(S2005;no)、タイマが所定時間1であるかを判断する(S2080)。
S2080における判断で否定判断がなされれば(S2080:no)、一般入賞口スイッチ20aによって遊技球が検出されたか否かを判断する(S2090)。
S2090における判断で肯定判断がなされれば(S2090:yes)、第1監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数として1を加算(S2070)し、リターンへと抜ける。
S2090における判断で否定判断がなされれば(S2090:no)、S2070の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
【0074】
S2080における判断で肯定判断がなされれば(S2080:yes)、図10へ移行して監視1フラグを0にセット(S2100)し、タイマによる計時を停止してタイマ値をクリア(S2110)し、第1監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数が所定数1以上であるか否かを判断する(S2120)。
S2120における判断で肯定判断がなされれば(S2120:yes)、作動回数をクリア(S2130)し、警戒回数に1加算(S2140)し、警戒回数が+1された際の入賞数を記憶する入賞数記憶処理を実行(S2145)し、警戒回数が所定回数であるかを判断する(S2150)。
【0075】
S2150における判断で肯定判断がなされれば(S2150:yes)、不正報知処理1を実行する(S2160)。
S2150における判断で否定判断がなされれば(S2150:no)、第1監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数が所定数2以上であるか否かを判断する(S2170)。
S2170における判断で肯定判断がなされれば(S2170:yes)、第2監視手段の作動を意味する監視2フラグを1にセット(S2180)し、第2監視手段の作動時間をタイマによって計時を開始(S2185)し、入賞数をクリア(S2190)し、リターンへと抜ける。
S2120における判断で否定判断がなされれば(S2120:no)、及びS2170における判断で否定判断がなされれば(S2170:no)、入賞数をクリア(S2190)し、リターンへと抜ける。
【0076】
S2000における判断で否定判断がなされれば(S2000:no)、図6へ移行して処理を行うが、実施例1と同様であるため割愛する。
【0077】
ここで、S2120における判定で用いられる所定数1と、S2170における判断で用いられる所定数2とは、所定数1≦所定数2の関係が成立する関係となっていればよい。
所定数1と所定数2とを同一の値とした場合、警戒回数=第2監視手段の作動回数となり、第1監視手段でいうところのS2040での処理と類似した働きとなる。
所定数1と所定数2とを異なる値とした場合、第2監視手段が作動するほどの過剰入賞数ではないが、問題がないとはいえない過剰入賞数を設定することが可能となり、過剰入賞に関する監視をより好適なものとすることができる。
【0078】
S2050、S2080、S2120、S2150又はS2170での判定で用いられる数値に関して、複数の数値を含んだテーブルによって各数値を構成し、所定条件を満足することで判定時に用いられる数値が変化するように構成することが望ましい。
このように、所定条件によって各数値を変化させることで、第1監視手段の作動開始と作動終了を遊技者に判りにくくすることができ、不正行為を抑制することや、不正行為の発覚する可能性を高めることができる。
ここでいう所定条件とは、主制御装置50で抽出される各種乱数値でも、警戒回数や作動回数などの監視履歴でも差し支えないが、監視履歴から上記した処理での判定で用いられる数値を選択することで、そのときの状況に応じた監視態勢とすることができ、好適な監視を行うことが可能となる。
【0079】
また、S2160の不正報知処理1は、視覚的及び/又は聴覚的な報知を行う構成であり、所定時間が経過することにより報知を終了する構成としてもよいが、遊技施設の従業員によるリセット動作が行われるまで報知を継続する構成とすることが望ましい。
その際、遊技球の発射を停止するために発射モータ23の駆動を停止することや、賞球を排出しないようにするために賞球モータ51aの駆動を停止することなど、不正対策になり得る構成を含めても良い。
不正報知処理1及び2内で入賞数をクリアする処理や警戒回数をクリアする処理を行うように構成しても、不正報知処理1及び2の実行後にリセットがなされた復帰時に入賞数をクリアする処理や警戒回数をクリアする処理を行うように構成しても何ら差し支えない。
【0080】
また、第1監視手段が作動中であるとき、作動中であることを報知するランプ等を設けても何ら差し支えないが、作動中であることを報知しない構成の方が監視タイミングを予期できないため、不正行為を行い難くなるため好適である。
S2160での不正報知処理1と、S1270での不正報知処理2は、基本的には同様の報知として考えても何ら差し支えないが、不正報知処理1による報知なのか、不正報知処理2による報知なのかを判断できるようにすることが好適である。
また、単に不正の発生を報知するのではなく、不正報知処理1による報知なのか、不正報知処理2による報知なのかを判断できるように、音声、ランプ及び表示によって報知することが望ましい。
その際に不正に関する情報を遊技機に備えられた表示装置で表示するようにしても何ら差し支えない。
【0081】
ここで、図4及び図5と、図9及び図10との決定的な差異は、S2055とS2145で行われる入賞数に関する記憶や、その記憶のクリアに関する処理が含まれる点であり、S2140の警戒回数を増やす処理をしたときの入賞数をS2145によって所定回数分記憶し、その記憶をS2055の処理が行われるまで蓄積しておき、不正報知処理1及び/又は不正報知処理2が実行された際に利用することが可能となる。
S2145によって記憶される所定回数は、S2150の処理時に比較される数値の最大値であれば問題なく、警戒回数と比較される数値が変化する場合には、その変化に応じて所定回数も変化しても何ら差し支えない。
【0082】
次に、不正報知処理1及び不正報知処理2においてLCDパネルユニット11a上に表示を行う際の表示態様を示す図を図11に示し、図11(a)の不正報知処理1の報知時、図11(b)の不正報知処理2の報知時を各々詳細に説明する。
図11(a)は、「過剰入賞」である旨を表示した上で、「報1」と表示することで不正報知処理1による報知であることを示し、図10のS2140の処理で計数した警戒回数を表示すると共に、S2145の処理で記憶した警戒回数を増やすこととなった第1監視作動中の入賞数記憶を表示している。
また、不正報知時は通常の遊技を妨げる構成としているため、遊技を再開するためには係員を呼ぶ必要がある旨も文字で表示している。
【0083】
図11(b)は、「過剰入賞」である旨を表示した上で、「報2」と表示することで不正報知処理2による報知であることを示す、図10のS2140の処理で計数した警戒回数を表示すると共に、S2145の処理で記憶した警戒回数を増やすこととなった第1監視作動中の入賞数記憶を表示し、図6のS1220の処理で計数した第2監視作動中の過剰入賞数(入賞数から許容入賞数を減じた数値)も表示している。
また、不正報知時は通常の遊技を妨げる構成としているため、遊技を再開するためには係員を呼ぶ必要がある旨も文字で表示している。
【0084】
不正報知処理1又は不正報知処理2が実行されるような不正行為との判断であっても、不正行為と判定しつつも遊技が継続されている状態は遊技施設の従業員が気がつくまで不正行為を実施可能とするため好ましくない。不正行為と判断した場合には遊技できない状況とすることが望ましい。
具体的には、図9、図10及び図6に示される過剰入賞監視処理2の説明でもしたように、遊技球の発射を停止するために発射モータ23の駆動を停止することや、賞球を排出しないようにするために賞球モータ51aの駆動を停止することなど、通常の遊技を妨げ構成を採用することが望ましく、通常の遊技を妨げる構成を採用する場合には、遊技施設の従業員によるリセット動作が行われるまで報知を継続する構成とすることが望ましい。
また、不正行為と判断された後に入賞した遊技球に関する賞球は、不正放置処理1又は2の終了後(所定時間経過後又はリセット後)に払い出すように構成しても良いし、入賞自体を無視するように構成しても何ら差し支えない。
【0085】
図9及び図10のようにS2055及びS2145の処理を加えることにより、表示装置上の表示でも報知するように構成でき、且つ、表示装置上での報知の際に監視履歴として警戒回数や蓄積して記憶していた入賞数を表示することが可能となる。
図11(a)又は(b)で表示している情報は上記した情報に限らず、上記した情報の一部を表示する構成としても、他の情報を表示しても何ら差し支えない。
また、遊技を妨げる構成でない場合には、遊技を再開するためには係員を呼ぶ必要がある旨も文字を表示する必要はなく、復帰までの時間を計時(デクリメント表示など)するような表示としても、入賞が多いために異常を感知している警告をするような文言としても何ら差し支えない。
【0086】
ここで、不正報知処理1及び不正報知処理2において上記した通常の遊技を妨げる構成とする必要はない。
例えば、一般入賞口に設計段階又は試射段階で得られた数値より若干多くの遊技球が入賞している状態が連続すると報知するような不正報知処理1及び不正報知処理2ではあるが、本実施例では監視時間(所定時間1、所定時間2)や許容入賞数(所定数1、所定数2、所定数3)に差が設けられており、第2監視による不正報知(不正報知処理2)の方が若干監視体制が甘くなっているため、第1監視による不正報知(不正報知処理1)時に遊技を妨げる構成を搭載せずに所定時間が経過するまで視覚的及び/又は聴覚的な報知を行う構成とし、第2監視による不正報知(不正報知処理2)時に遊技を妨げる構成を搭載するようにしても何ら差し支えない。
【実施例3】
【0087】
実施例3は、実施例2の図9、図10及び図6に示した過剰入賞監視処理2の図10を変更したものであり、実施例2の説明で利用した図10を除く図面に関しては、同一であるため実施例2の説明を援用することで説明を割愛する。
図12は図10と対応しており、その対応関係を明確にするために可能な範囲でステップ番号の下3桁を対応する図面と同一とし、ステップ番号を3000番台として記載し、詳細に説明する。
【0088】
図9のS2080における判断で肯定判断がなされると、図12へ移行して監視1フラグを0にセット(S3100)し、タイマによる計時を停止してタイマ値をクリア(S3110)し、第1監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数が所定数1以上であるか否かを判断する(S3120)。
S3120における判断で肯定判断がなされれば(S3120:yes)、作動回数をクリア(S3130)し、警戒回数に1加算(S3140)し、入賞数を記憶する処理である入賞球記憶処理を行い(S3145)、警戒回数が所定回数であるかを判断する(S3150)。
【0089】
S3150における判断で肯定判断がなされれば(S3150:yes)、不正報知処理1を実行する(S3160)。
S3150における判断で否定判断がなされれば(S3150:no)、第1監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数が所定数2以上であるか否かを判断する(S3170)。
S3170における判断で肯定判断がなされれば(S3170:yes)、入賞数が所定数4未満であるかを判断する(S3175)。
S3175における判断で否定判断がなされれば(S3175:no)、不正報知処理3を実行する(S3176)。
【0090】
S3175における判断で肯定判断がなされれば(S3175:yes)、第2監視手段の作動を意味する監視2フラグを1にセット(S3180)し、第2監視手段の作動時間をタイマによって計時を開始(S3185)し、入賞数をクリア(S3190)し、リターンへと抜ける。
S3120における判断で否定判断がなされれば(S3120:no)、及びS3170における判断で否定判断がなされれば(S3170:no)、入賞数をクリア(S3190)し、リターンへと抜ける。
【0091】
ここで、S3120における判断で用いられる所定数1と、S3170における判断で用いられる所定数2とは、所定数1≦所定数2の関係が成立する関係となっていればよい。
所定数1と所定数2とを同一の値とした場合、警戒回数=第2監視の作動回数となり、第1監視でいうところのS3040での処理と類似した働きとなる。
所定数1と所定数2とを異なる値とした場合、第2監視が作動するほどの過剰入賞数ではないが、問題がないとはいえない過剰入賞数を設定することが可能となり、過剰入賞に関する監視をより好適なものとすることができる。
S3175におkる判断で用いられる所定数4は、設計段階又は試射段階で得られた数値より極めて大きな数値としているが、通常の遊技を実施している場合には絶対に得られない数値とすることが望ましい。
【0092】
また、S3160の不正報知処理1及びS3176の不正報知処理3では、視覚的及び/又は聴覚的な報知を行う構成であり、所定時間が経過することにより報知を終了する構成としてもよいが、遊技施設の従業員によるリセット動作が行われるまで報知を継続する構成とすることが望ましい。
その際、遊技球の発射を停止するために発射モータ23の駆動を停止することや、賞球を排出しないようにするために賞球モータ51aの駆動を停止することなど、不正対策になり得る構成を含めても良い。
不正報知処理1及び不正報知処理3内で入賞数をクリアする処理や警戒回数をクリアする処理を行うように構成しても、不正報知処理1の実行後にリセットがなされた復帰時に入賞数をクリアする処理や警戒回数をクリアする処理を行うように構成しても何ら差し支えない。
【0093】
S3120、S3150、S3170又はS3175での判定で用いられる数値に関して、複数の数値を含んだテーブルによって各数値を構成し、所定条件を満足することで判定時に用いられる数値が変化するように構成することが望ましい。
このように、所定条件によって各数値を変化させることで、第1監視手段の作動開始と作動終了を遊技者に判りにくくすることができ、不正行為を抑制することや、不正行為の発覚する可能性を高めることができる。
また、第1監視手段が作動中であるとき、作動中であることを報知するランプ等を設けても何ら差し支えないが、作動中であることを報知しない構成の方が監視タイミングを予期できないため、不正行為を行い難くなるため好適である。
【0094】
ここで、図10と図12との決定的な差異は、S3175で行われる入賞数と所定数4との比較や、S3176で行われる不正報知処理3を実行する処理が含まれる点である。
実施例2では第1監視作動中に一般入賞口へ極めて多くの入賞がなされたことを検出していても(明らかに不正行為と判断できる入賞数が検出されても)、警戒回数を+1して第2監視フラグを1にセットすることしかできなかった。
しかし、実施例3では不正報知処理3の処理を加えることにより、第1監視作動中に一般入賞口へ極めて多くの入賞がなされた場合に即座に不正報知処理3を実行する構成であるため、さらなる監視体制の強化を可能としている。
【0095】
次に図12での処理に関係するものとして図8(b)示し、詳細に説明する。
図8(b)は、図7(a)、(b)、(c)及び(d)の全てを考慮し、警戒回数及び作動回数(監視履歴)に応じて、所定時間1、所定時間2、所定数1、所定数3、所定数4、第1監視作動時及び第2監視作動時の単位時間当たりの許容入賞数を選択する場合のテーブルを示している。
図7(a)、(b)、(c)及び(d)の全ての要素を含んでいるため、不正行為をしていないにも関わらず不正報知処理1又は不正報知処理2が実行されにくい環境を作ることと、不正行為をしていないにも関わらず不正報知処理1又は不正報知処理2が実行されにくい環境を作ることとを両立し、監視履歴に応じた好適な監視を行うことが可能となる。
【0096】
ここで注意すべき点は、所定数4が一定の数値で固定されており、監視時間が同一な所定数1に比べて極めて大きな値となっている点である。
このように、極めて大きな値とすることで、不正報知処理3は一般入賞口に設計段階又は試射段階で得られた数値を遥かに超える遊技球が入賞している状態となると報知するように構成され、本実施例では設計値の約2倍の数値としているため、誤報の可能性が非常に低い(確実に不正行為と判断できる)構成とすることができる。
【0097】
次に、不正報知処理3においてLCDパネルユニット11a上に表示を行う際の表示態様を示す図を図13に示して詳細に説明する。
図13は図11(a)、(b)と同様に、「過剰入賞」である旨を表示した上で、「報3」と表示することで不正報知処理1による報知であることを示し、図12のS3140の処理で計数した警戒回数を表示すると共に、S3145の処理で記憶した警戒回数を増やすこととなった第1監視作動中の入賞数記憶を表示し、図6のS1220の処理で計数した第2監視作動中の入賞数から許容入賞数を減じた数値も表示している。
また、不正報知時は通常の遊技を妨げる構成としているため、係員を呼ぶ必要がある旨も文字で表示している。
【0098】
不正報知処理3が実行されるような不正行為との判断であっても、不正行為と判定しつつも遊技が継続されている状態は遊技施設の従業員が気がつくまで不正行為を実施可能とするため好ましくない。不正行為と判断した場合には遊技できない状況とすることが望ましい。
具体的には、図9、図12及び図6の過剰入賞監視処理2の説明でもしたように、遊技球の発射を停止するために発射モータ23の駆動を停止することや、賞球を排出しないようにするために賞球モータ51aの駆動を停止することなど、通常の遊技を妨げ構成を採用することが望ましく、通常の遊技を妨げる構成を採用する場合には、遊技施設の従業員によるリセット動作が行われるまで報知を継続する構成とすることが望ましい。
【0099】
図9及び図12のようにS2055及びS3145の処理を加えることにより、表示装置上の表示でも報知するように構成でき、且つ、表示装置上での報知の際に監視履歴として警戒回数や蓄積して記憶していた入賞数を表示することが可能となる。
図13で表示している情報は上記した情報に限らず、上記した情報の一部を表示する構成としても、他の情報を表示しても何ら差し支えない。
また、遊技を妨げる構成でない場合には、遊技を再開するためには係員を呼ぶ必要がある旨も文字を表示する必要はなく、警告するような文言としても何ら差し支えない。
【0100】
ここで、不正報知処理1、不正報知処理2及び不正報知処理3において上記した通常の遊技を妨げる構成とする必要はない。
例えば、一般入賞口に設計段階又は試射段階で得られた数値より若干多くの遊技球が入賞している状態が連続すると報知するような不正報知処理1又は不正報知処理2では誤報の可能性が多少あるため、遊技を妨げる構成を搭載せずに所定時間が経過するまで視覚的及び/又は聴覚的な報知を行う構成とし、一般入賞口に設計段階又は試射段階で得られた数値を遥かに超える遊技球が入賞している状態となると報知するような不正報知処理3では誤報の可能性が非常に低い(確実に不正行為と判断できる)ため、遊技を妨げる構成を搭載するようにしても何ら差し支えない。
【実施例4】
【0101】
実施例4は、実施例1の図4、図5及び図6に示した過剰入賞監視処理1を変更した過剰入賞処理3に関し、実施例1の説明で利用した図4、図5及び図6を除く図面に関しては、同一であるため実施例1の説明を援用することで割愛する。
図14は図4と、図15は図5と、図16と図6と各々対応しており、その対応関係を明確にするために可能な範囲でステップ番号の下3桁を対応する図面と同一とし、ステップ番号を4000番台として記載する。
【0102】
まず、第2監視手段の作動を意味する監視2フラグが0であるか否かを判断する(S4000)。
S4000における判断で肯定判断がなされれば、第1監視手段の作動を意味する監視1フラグが0であるか否かを判断する(S4005)。
S4005における判断で肯定判断がなされれば(S4005:yes)、一般入賞口スイッチ20aによって遊技球が検出されたか否かを判断する(S4010)。
【0103】
S4010における判断で否定判断がなされれば(S4010:no)、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
S4010における判断で肯定判断がなされれば(S4010:yes)、監視1フラグを1にセット(S4020)し、第1監視手段の作動時間をタイマによる計時を開始(S4030)し、第1監視手段の作動回数に1加算(S4040)し、作動回数が所定回数であるか否かを判断する(S4050)。
【0104】
S4050における判断で肯定判断がなされれば(S4050:yes)、警告回数をクリア(S4060)し、第1監視手段の作動中に一般入賞口に入賞した遊技球数として1を加算(S4070)し、リターンへと抜ける。
S4050における判断で否定判断がなされれば(S4050:no)、S4060での処理を飛ばして、第1監視手段の作動中に一般入賞口に入賞した遊技球数として1を加算(S4070)し、リターンへと抜ける。
【0105】
S4005における判断で否定判断がなされれば(S4005;no)、入賞数が所定数1であるかを判断する(S4075)。
S4075における判断で否定判断がなされれば(S4075:no)、タイマが所定時間1であるかを判断する(S4080)。
S4080における判断で否定判断がなされれば(S4080:no)、一般入賞口スイッチ20aによって遊技球が検出されたか否かを判断する(S4090)。
S4090における判断で肯定判断がなされれば(S4090:yes)、第1監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数として1を加算(S4070)し、リターンへと抜ける。
S4090における判断で否定判断がなされれば(S4090:no)、S1070の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
【0106】
S4075における判断で肯定判断がなされれば(S4075:yes)、図15へ移行して監視1フラグを0にセット(S4100)し、タイマによる計時を停止してタイマ値をクリア(S4110)し、作動回数をクリア(S4130)し、警戒回数に1加算(S4140)し、警戒回数が所定回数であるかを判断する(S4150)。
S4150における判断で肯定判断がなされれば(S4150:yes)、不正報知処理1を実行する(S4160)。
S4150における判断で否定判断がなされれば(S4150:no)、第2監視手段の作動を意味する監視2フラグを1にセット(S4180)し、第2監視手段の作動時間をタイマによって計時を開始(S4185)し、入賞数をクリア(S4190)し、リターンへと抜ける。
【0107】
S4080における判断で肯定判断がなされれば(S4080:yes)、図15へ移行して監視1フラグを0にセット(S4100)し、タイマによる計時を停止してタイマ値をクリア(S4110)し、入賞数をクリア(S4190)してリターンへと抜ける。
S4000における判断で否定判断がなされれば(S4000:no)、図16へ移行して一般入賞口スイッチ20aによって遊技球が検出されたか否かを判断する(S4200)。
S4200における判断で肯定判断がなされれば(S4200:yes)、第2監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数として1を加算(S4210)し、第2監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数が所定数3以上であるか否かを判断する(S4215)。
S4200における判断で否定判断がなされれば(S4200:no)、S4210の処理を飛ばして、第2監視手段の作動中において一般入賞口に入賞した遊技球数が所定数3以上であるか否かを判断する(S4215)。
【0108】
S4215における判断で肯定判断がなされれば(S4215:yes)、第2監視手段の作動を意味する監視2フラグを0にセット(S4230)し、タイマによる計時を停止してタイマ値をクリア(S4240)し、不正報知処理2を実行する(S4270)。
S4215における判断で否定判断がなされれば(S4215:no)、タイマが所定時間2であるかを判断する(S4220)。
S4220における判断で肯定判断がなされれば(S4220:yes)、第2監視手段の作動を意味する監視2フラグを0にセット(S4230)し、タイマによる計時を停止してタイマ値をクリア(S4240)し、入賞数をクリア(S4260)し、リターンへと抜ける。
S4220における判断で否定判断がなされれば(S4220:no)その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
【0109】
ここで、S4120における判定で用いられる所定数1と、S4170における判断で用いられる所定数2とは、所定数1≦所定数2の関係が成立する関係となっていればよい。
所定数1と所定数2とを同一の値とした場合、警戒回数=第2監視手段の作動回数となり、第1監視手段でいうところのS4040での処理と類似した働きとなる。
所定数1と所定数2とを異なる値とした場合、第2監視手段が作動するほどの過剰入賞数ではないが、問題がないとはいえない過剰入賞数を設定することが可能となり、過剰入賞に関する監視をより好適なものとすることができる。
【0110】
S4050、S4075、S4080、S4150、S4215又はS4220での判定で用いられる数値に関して、複数の数値を含んだテーブルによって各数値を構成し、所定条件を満足することで判定時に用いられる数値が変化するように構成することが望ましい。
このように、所定条件によって各数値を変化させることで、第1監視手段及び/又は第2監視手段の作動開始と作動終了を遊技者に判りにくくすることができ、不正行為を抑制することや、不正行為の発覚する可能性を高めることができる。
ここでいう所定条件とは、主制御装置50で抽出される各種乱数値でも、警戒回数や作動回数などの監視履歴でも差し支えないが、監視履歴から上記した処理での判定で用いられる数値を選択することで、そのときの状況に応じた監視態勢とすることができ、好適な監視を行うことが可能となる。
【0111】
また、S4160の不正報知処理1及びS4270の不正報知処理2は、視覚的及び/又は聴覚的な報知を行う構成であり、所定時間が経過することにより報知を終了する構成としてもよいが、遊技施設の従業員によるリセット動作が行われるまで報知を継続する構成とすることが望ましい。
その際、遊技球の発射を停止するために発射モータ23の駆動を停止することや、賞球を排出しないようにするために賞球モータ51aの駆動を停止することなど、不正対策になり得る構成を含めても良い。
不正報知処理1及び2内で入賞数をクリアする処理や警戒回数をクリアする処理を行うように構成しても、不正報知処理1及び2の実行後にリセットがなされた復帰時に入賞数をクリアする処理や警戒回数をクリアする処理を行うように構成しても何ら差し支えない。
【0112】
また、第1監視手段及び/又は第2監視手段が作動中であるとき、作動中であることを報知するランプ等を設けても何ら差し支えないが、作動中であることを報知しない構成の方が監視タイミングを予期できないため、不正行為を行い難くなるため好適である。
S4160での不正報知処理1と、S4270での不正報知処理2は、基本的には同様の報知として考えても何ら差し支えないが、不正報知処理1による報知なのか、不正報知処理2による報知なのかを判断できるようにすることが好適である。
また、単に不正の発生を報知するのではなく、不正報知処理1による報知なのか、不正報知処理2による報知なのかを判断できるように、音声、ランプ及び表示によって報知することが望ましい。
その際に不正に関する情報を遊技機に備えられた表示装置で表示するようにしても何ら差し支えない。
【0113】
ここで、実施例1の過剰入賞監視処理1と実施例4の過剰入賞監視処理3との決定的な差異は、S4075及びS4215で行われる入賞数と所定数1又は3との比較を実行するタイミングが異なる点である。
実施例1では第1監視手段及び/又は第2監視手段の作動中に一般入賞口へ極めて多くの入賞がなされたことを検出していても(明らかに不正行為と判断できる入賞数が検出されても)、所定時間1又は所定時間2が経過するまでは処理を継続する構成としていた。
【0114】
しかし、実施例4では入賞数と所定数1との比較を実行するタイミングをタイマ値と所定時間1とを比較する処理よりも前に行うように構成することにより、警戒回数を増やすこととなる第1監視手段の作動中に過剰入賞を検出したとき、所定時間1の経過を待たずに判断を下す構成としている。
同様に、実施例4では、入賞数と所定数3との比較を実行するタイミングをタイマ値と所定時間2とを比較する処理よりも前に行うように構成することにより、不正報知処理2を実行することとなる第2監視手段の作動中に過剰入賞を検出したとき、所定時間2の経過を待たずに判断を下す構成としている。
【0115】
このため、実施例4では、第1監視手段の作動中に一般入賞口への入賞が所定数1に達した際に、即座に警戒回数を+1する処理を実行して、必要な場合には不正報知処理1を実行することが可能となり、且つ、第2監視手段の作動中に一般入賞口への入賞が所定数3に達した際に、即座に不正報知処理2を実行することが可能となり、不正行為による被害を最小限に抑えるという効果を発揮する。
また、実施例4では、所定時間1及び所定時間2を複数の数値を含むテーブルから選択する方法を採用しなくても、終了の契機をランダムなタイミングで発生する一般入賞口への入賞とすることで不定期的な監視を行う構成とすることができ、不正行為と判断されることなく不正行為を行うことを困難にすることができる。
【0116】
実施例1、実施例2、実施例3及び実施例4では、第1監視手段による監視時間(所定時間1)が経過、又は第1監視手段の作動中に許容個数(所定数1又は所定数1ー1個)を超える入賞を検出した際に第1監視手段の作動を終了し、その後に第2監視手段が作動する構成としているため、第1監視手段と第2監視手段が同時に作動することはない。
そのため、タイマを2つ同時に動かす構成(第1監視手段と第2監視手段とを同時に作動させる構成)に比べて、主制御装置50の処理を軽減することができ、での処理を簡素化することが可能となっている。
【実施例5】
【0117】
ここまで説明した実施例1乃至実施例4においては、第1監視手段及び第2監視手段に該当する過剰入賞監視処理1乃至3を、主制御装置50にて行うように構成しているが、実施例5では一般入賞口スイッチ20aからの信号を主制御装置50が受信した際に、サブ統合装置54に対して一般入賞口スイッチ20aからの入賞検出があったことを意味する所定の信号を送信するように構成し、過剰入賞監視処理1,2又は3をサブ統合装置54にて行うような構成とする。
その際、サブ統合装置54から賞球制御装置51に、賞球を排出しないようにするために賞球モータ51aの駆動を停止するための信号を送信できない構成であるため、賞球の払い出しを停止することはできない。同様に、発射制御装置52にも、遊技球の発射を停止するために発射モータ23の駆動を停止するための信号を送信できない構成であるため、遊技球の発射も停止することはできない。
【0118】
遊技を妨げる構成を搭載することはできないものの、主制御装置50での処理を簡素化することが可能となるとともに、状況に応じて報知態様を変化させるなど、多用な報知とすることができるという効果を奏する。
【実施例6】
【0119】
ここまで説明した実施例1乃至5においては、一般入賞口スイッチ20aを主制御装置50に入力する構成としているが、実施例6では一般入賞口スイッチ20aを賞球制御装置51に入力する構成とする。
ここでいう賞球制御装置51に入力するとは、一般入賞口スイッチ20aによる入賞の検出信号が、賞球制御装置51に入力されていれば良く、他の制御装置に入力されることを妨げるものではないが、賞球制御装置51にのみ入力されていることが望ましい。
例えば、一般入賞口スイッチ20aからの入力が主制御装置50と賞球制御装置51になされる構成であっても問題ない。
ここでは、賞球制御装置51にのみ一般入賞口スイッチ20aからの信号が入力される構成として説明する。
【0120】
当然、この場合には、第1監視手段及び第2監視手段に該当する過剰入賞監視処理1乃至3を、賞球制御装置51にて行い、不正報知処理1乃至3が実行される際に、不正報知処理1,2,3のいずれによる報知であるかを示す信号をサブ統合装置54に送信(主制御装置50を介しても可)し、サブ統合装置54によって音声、ランプ、表示等の手段を用いて報知するとともに、必要に応じて賞球を排出しないようにするために賞球モータ51aの駆動を停止し、遊技球の発射を停止するために発射モータ23の駆動を停止するための信号を発射制御装置52に送信(主制御装置50を介しても可)する。
遊技を妨げる構成を搭載することも実行しつつ、主制御装置50での処理を簡素化することができるという効果を奏する。
【0121】
上記した実施例1乃至6の構成は必要に応じて適宜組み合わせて構成することが可能であり、例えば、第1監視手段では所定時間1が経過したか否かを判断する前に入賞数が所定数1以上であるか否かを判断する構成としながら、第2監視手段では入賞数が所定数3以上であるか否かを判断する前に、所定時間2が経過したか否かを判断する構成としても何ら差し支えない。
このように、実施例1乃至6を適宜組み合わせることで、実施例1乃至6の個々の効果を奏する構成とすることで、より好適な監視態勢とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0122】
【図1】実施例1に係るパチンコ機1を示す正面図である。
【図2】実施例1に係るパチンコ機1を示す背面図である。
【図3】実施例1に係るパチンコ機1の電気的構成を示す電機ブロック図である。
【図4】実施例1に係る過剰入賞監視処理1−1を示すフローチャートである。
【図5】実施例1に係る過剰入賞監視処理1−2を示すフローチャートである。
【図6】実施例1に係る過剰入賞監視処理1−3を示すフローチャートである。
【図7】実施例1に係る監視履歴に応じた各種設定を示す表である。
【図8】実施例1に係る監視履歴に応じた各種設定を示す表である。
【図9】実施例2に係る過剰入賞監視処理2−1を示すフローチャートである。
【図10】実施例2に係る過剰入賞監視処理2−2を示すフローチャートである。
【図11】実施例2に係る不正報知処理1及び2の表示態様を示す図である。
【図12】実施例3に係る過剰入賞監視処理2−2’を示すフローチャートである。
【図13】実施例3に係る不正報知処理3の表示態様を示す図である。
【図14】実施例4に係る過剰入賞監視処理3−1を示すフローチャートである。
【図15】実施例4に係る過剰入賞監視処理3−2を示すフローチャートである。
【図16】実施例4に係る過剰入賞監視処理3−3を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0123】
1 : パチンコ機 2 : 外枠
3 : 前面枠 4 : 上皿
5 : 下皿 6 : 発射ハンドル
6a : 発射停止スイッチ 6b : タッチセンサ
6c : 回動リング 6d : タッチランプ
7 : 遊技ボタン 8 : 遊技盤
9 : 内レール 10 : 遊技領域
11 : キャラクタ表示装置 11a: LCDパネルユニット
12 : 特別図柄表示装置 13 : 普通図柄表示装置
14 : 特別図柄保留表示器 15 : 普通図柄保留表示器
16 : 液晶枠飾り 17 : 普通図柄始動ゲート
17a: 普通図柄始動スイッチ 18 : 普通電動役物
18a: 特別図柄始動スイッチ 18b: 普通電役ソレノイド
18c: 羽根部材 19 : 大入賞口
19a: カウントスイッチ 19b: 大入賞口ソレノイド
19c: 蓋部材 20 : 一般入賞口
20a: 一般入賞口スイッチ 21 : アウト穴
22 : CR精算表示装置 22a: 球貸ボタン
22b: 精算ボタン 22c: 残高表示装置
23 : 発射モータ 24 : 各種ランプ
25 : 各種LED 26 : スピーカ
50 : 主制御装置 51 : 賞球制御装置
51a: 賞球モータ 51b: 賞球払い出しスイッチ
52 : 発射制御装置 53 : 演出制御装置
54 : サブ統合装置 55 : 外部接続端子装置
56 : 電源基板 57 : 電源中継基板
58 : CRユニット(CRプリペイドカードユニット)
100: 電源コード 101: 電源コード
【出願人】 【識別番号】395018239
【氏名又は名称】株式会社高尾
【出願日】 平成18年8月11日(2006.8.11)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−43380(P2008−43380A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−219067(P2006−219067)