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【発明の名称】 遊技媒体容器用報知装置及び遊技媒体容器
【発明者】 【氏名】近藤 誠

【氏名】鈴村 康浩

【要約】 【課題】遊技者が獲得した遊技媒体を収容している遊技媒体容器を容易に判別することができる遊技媒体容器用報知装置を提供する。

【構成】遊技機20に対応して、電力送信用発光器32b〜35bと情報送信用発光器37bが設けられている。玉箱70が遊技機20の容器配設領域に配設されると、太陽電池73は、電力送信用発光器32b〜35bから発光される光を受光して電力を発生する。また、情報受信用受光器77bは、情報送信用発光器37bから送信される遊技機20の遊技機情報を受信する。報知用発光器制御回路71は、情報受信用受光器77bで遊技機情報を受信すると、当該受信した遊技機情報を送信した情報送信用発光器37bに対応する遊技機20に対して少なくとも左右に隣接する遊技機20に対応する情報送信用発光器77bから送信された遊技機情報を情報受信用受光器77bが受信した場合と異なる報知態様で報知用発光器78b、79bを発光制御する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技媒体容器用報知装置であって、
遊技機に対応して設けられた遊技機側装置と、遊技媒体容器に設けられた遊技媒体容器側装置を備え、
遊技機側装置は、対応する遊技機の遊技機情報を送信する情報送信装置を有し、
遊技媒体容器側装置は、情報送信装置から送信された遊技機情報を受信可能な情報受信装置と、報知用発光器と、情報受信装置により受信した遊技機情報に基づいて報知用発光器を発光制御する報知用発光器制御装置を有し、
報知用発光器制御装置は、情報受信装置により遊技機情報を受信した場合、当該受信した遊技機情報を送信した情報送信装置に対応する遊技機に対して少なくとも左右に隣接する遊技機に対応する情報送信装置から送信された遊技機情報を受信した場合と異なる報知態様で報知用発光器を発光制御する、
ことを特徴とする遊技媒体容器用報知装置。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技媒体容器用報知装置であって、
報知用発光器制御装置は、情報受信装置により受信した遊技機情報に基づいて報知態様を決定し、決定した報知態様で報知用発光器を発光制御する、
ことを特徴とするよう遊技媒体容器用報知装置。
【請求項3】
請求項1に記載の遊技媒体容器用報知装置であって、
情報送信装置は、対応する遊技機の報知態様を示す報知態様情報を含む遊技機情報を送信し、
報知用発光器制御装置は、情報受信装置により受信した遊技機情報に含まれている報知態様情報で示される報知態様で報知用発光器を発光制御する、
ことを特徴とする遊技媒体容器用報知装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の遊技媒体容器用報知装置であって、
遊技媒体容器を配設する容器配設領域が遊技機に対応して設定されており、
情報送信装置は、対応する遊技機の容器配設領域に遊技媒体容器が配設されている状態で、当該情報送信装置から送信された遊技機情報を当該遊技媒体容器に設けられている情報受信装置により受信可能に配設されている、
ことを特徴とする遊技媒体容器用報知装置。
【請求項5】
請求項4に記載の遊技媒体容器用報知装置であって、
報知用発光器制御装置は、遊技媒体容器が容器配設領域に配設されている状態で、情報受信装置により遊技機情報を受信した場合、遊技媒体容器が容器配設領域から移動した後に報知用発光器を発光制御する、
ことを特徴とする遊技媒体容器用報知装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載の遊技媒体容器用報知装置であって、
情報送信装置は、光を発光する情報送信用発光器を有し、
情報受信装置は、情報送信用発光器から発光される光を受光可能な情報受信用受光器を有している、
ことを特徴とする遊技媒体容器用報知装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載の遊技媒体容器用報知装置であって、
遊技機側装置は、非接触でエネルギーを送信する電力送信装置を有し、
遊技媒体容器側装置は、電力送信装置から送信されたエネルギーを非接触で受信して電力を供給する電力受信装置を有し、
報知用発光器制御装置は、電力受信装置から供給される電力が設定値以上の時には、第1の状態で報知用発光器を発光制御し、電力受信装置から供給される電力が設定値未満の時には、第1の状態より報知用発光器での消費電力が少ない第2の状態で報知用発光器を発光制御する、
ことを特徴とする遊技媒体容器用報知装置。
【請求項8】
請求項7に記載の遊技媒体容器用報知装置であって、
遊技媒体容器を配設する容器配設領域が遊技機に対応して設定されており、
電力送信装置は、容器配設領域に遊技媒体容器が配設されている状態で、当該遊技媒体容器に設けられている電力受信装置が、当該電力送信装置から送信されるエネルギーを受信可能に配設されている、
ことを特徴とする遊技媒体容器用報知装置。
【請求項9】
請求項8に記載に遊技媒体容器用報知装置であって、
電力送信装置は、光エネルギーを送信する電力送信用発光器を複数有し、
電力受信装置は、電力送信用発光器から送信される光エネルギーを受信して電力を供給する電力受信用受光器を有しており、
複数の電力送信用発光器は、容器配設領域内の異なる位置に遊技媒体容器が配設された時に、当該遊技媒体容器に設けられている電力受信用受光器が、当該複数の電力送信用発光器のうちのいずれかから送信される光エネルギーを受信可能に配設されている、
ことを特徴とする遊技媒体容器用報知装置。
【請求項10】
遊技媒体容器用報知装置で用いられる遊技媒体容器であって、
情報受信装置と、報知用発光器と、報知用発光器制御装置を備え、
情報受信装置は、遊技機に対応して設けられた情報送信装置から送信される遊技機情報を受信可能であり、
報知用発光器制御装置は、情報受信装置により遊技機情報を受信した場合、当該受信した遊技機情報を送信した情報送信装置に対応する遊技機に対して少なくとも左右に隣接する遊技機に対応する情報送信装置から送信された遊技機情報を受信した場合と異なる報知態様で報知用発光器を発光制御する、
ことを特徴とする遊技媒体容器。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技媒体を収容する遊技媒体容器に好適な報知技術に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機、例えば、パチンコ機には、遊技玉を保持する上皿と下皿が設けられている。遊技者が発射レバーを操作すると、上皿に保持されている遊技玉が遊技領域に発射される。遊技領域に発射された遊技玉が始動入賞装置に入力することに起因して抽選が行われる。そして、抽選結果が当たりとなった場合(例えば、読み取った当たり判定用の乱数値が当たり値と一致した場合)には、大入賞口が開閉し、遊技領域に発射された遊技玉が大入賞口に入り易い大当たり遊技状態が発生する。
遊技領域に発射された遊技玉が入賞口(始動入賞口や大入賞口等)に入賞すると、入賞口に対応する数の遊技玉(払出玉)が上皿に払い出される。上皿が満杯になると、払出玉は下皿に払い出される。さらに、下皿も満杯になると、遊技者は、下皿の下方の容器配設領域に玉箱を配設し、下皿に保持されている遊技玉を玉箱に収容する(移す)。玉箱が満杯になると、満杯になった玉箱を容器配設領域から移動させて遊技機近傍の床に置くとともに、空の玉箱を容器配設領域に配設する。
従来、玉箱等の遊技媒体容器用の報知装置として、玉箱に発光器を設け、玉箱に収容されている遊技玉の量を発光器の点灯状態によって報知するものが知られている。(特許文献1参照)
【特許文献1】特開2001−224832号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
遊技者の遊技が終了すると、遊技者または遊技店の係員は、玉箱(遊技媒体容器)に収容されている遊技玉(遊技媒体)を計数機まで運んで計数する。ここで、隣接する遊技機で遊技を行っている他の遊技者も、獲得した遊技玉を玉箱に収容し、遊技機近傍の床に置いていることがある。この場合、遊技者が獲得した遊技玉が収容されている玉箱と他の遊技者が獲得した遊技玉が収容されている玉箱を間違える虞がある。特に、遊技者は、玉箱を遊技者の左右の近傍の床に置くことが多いため、遊技者が獲得した遊技玉が収容されている玉箱と、左右に隣接する遊技機で遊技を行っている他の遊技者が獲得した遊技玉が収容されている玉箱を間違える虞が高い。
前記した特許文献1に記載されている遊技媒体容器用報知装置は、玉箱に収容されている遊技玉の量を報知するものであり、各遊技者が獲得した遊技玉が収容されている玉箱を判別することができない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、各遊技者が遊技機で獲得した遊技媒体が収容されている遊技媒体容器を容易に判別することができる遊技媒体容器用の報知技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以下に説明する各発明は、遊技玉やコイン等の種々の遊技媒体を収容する遊技媒体容器に適用することができる。
前記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの遊技媒体容器用報知装置である。
本発明は、遊技機に対応して設けられた遊技機側装置と、遊技媒体を収容する遊技媒体容器側に設けられた遊技媒体容器側装置を備えている。
遊技機側装置は、対応する遊技機の遊技機情報を送信する情報送信装置を有している。遊技機情報は、遊技機に対応する報知態様を決めるために用いられる、遊技機に関連する情報を意味する。例えば、遊技機を示す遊技機識別情報(典型的には、遊技店における各遊技機の配設位置を示す台番号)を含む遊技機情報、遊技機に対応する報知態様を示す報知態様情報等を含む遊技機情報等が用いられる。
遊技媒体容器側装置は、情報受信装置と、報知用発光器と、報知用発光器制御装置を有している。情報受信装置は、情報送信装置から送信される遊技機情報を受信可能である。報知用発光器としては、例えば、可視光発光ダイオードや赤外発光ダイオード等の種々の発光器を用いることができる。報知用発光器制御装置は、情報受信装置が受信した遊技機情報に基づいて、報知用発光器を発光制御する。すなわち、情報受信装置により遊技機情報を受信した場合、当該受信した遊技機情報を送信した情報送信装置に対応する遊技機に対して少なくとも左右に隣接する遊技機に対応する情報送信装置から送信される遊技機情報を受信した場合と異なる報知態様で報知用発光器を発光制御する。なお、遊技機に対して左右いずれか一方側にのみ遊技機が隣接している場合には、「遊技機に対して少なくとも左右に隣接する遊技機」は、遊技機に対して左右いずれか一方側に隣接する遊技機が対応する。
床に置かれている玉箱を計数機が設置されている場所まで運ぶ際に、遊技者あるいは遊技店の係員が、遊技者が獲得した遊技媒体が収容されている遊技媒体容器と最も間違える虞が高いのは、遊技者が遊技を行っている(あるいは遊技を行っていた)遊技機に対して左右に隣接する遊技機で遊技を行っている(あるいは遊技を行っていた)遊技者が獲得した遊技媒体が収容されている玉箱である。このため、少なくとも左右に隣接する遊技機それぞれで獲得した遊技媒体が収容される遊技媒体容器に設けられている報知用発光器の報知態様を変えることによって、遊技者が獲得した遊技媒体が収容されている遊技媒体容器と、左右に隣接する遊技機で遊技を行っている他の遊技者が獲得した遊技媒体が収容されている遊技媒体容器を間違える虞は非常に低くなる。
なお、「少なくとも左右に隣接する遊技機」には、「左右に隣接する遊技機」、「左右に隣接する遊技機と、後方に隣接する遊技機」、「左右に隣接する遊技機と、後方及び斜め後方に隣接する遊技機」等が包含される。
報知用発光器を異なる報知態様で発光制御する態様としては、例えば、報知用発光器の点灯色を変える態様、報知用発光器の点滅周期を変える(連続点灯と点滅点灯の組み合わせを含む)態様、点灯あるいは点滅させる報知用発光器の数を変える態様等を用いることができる。報知用発光器の数は、異なる報知態様で発光制御することができればよく、1個でもよいし複数個でもよい。報知用発光器の配設位置は、遊技者や遊技店の係員等が見やすい位置を選択するのが好ましい。
情報送信装置及び情報受信装置としては、光学式、磁気式、電磁誘導式等の種々の伝送方式の送信装置及び受信装置を用いることができる。
情報送信装置は、少なくとも左右に隣接する遊技機それぞれで獲得した遊技媒体を収容する遊技媒体容器に設けられている報知用発光器を異なる報知態様で発光制御するための遊技機情報を送信する。このため、情報送信装置に対応する遊技機で獲得した遊技媒体を収容する遊技媒体容器の情報受信装置により、当該情報送信装置から送信される遊技機情報が受信されるように構成するのが好ましい。例えば、情報送信装置の送信方向や送信範囲を選択する。
遊技媒体容器の報知用発光器を発光制御する期間としては、適宜の期間を設定することができる。例えば、情報受信装置により遊技機情報を受信した時点から、当該受信した遊技機情報と異なる遊技機情報を情報受信装置により受信するまでの期間を設定することができる。あるいは、情報受信装置により遊技機情報を受信した時点から、情報受信装置により報知終了情報を受信するまでの期間を設定することができる。報知終了情報は、例えば、計数機に設けられている情報送信装置から送信することができる。
本発明では、少なくとも左右に隣接する遊技機それぞれで獲得した遊技媒体が収容される遊技媒体容器では、報知用発光器が異なる報知態様で発光制御される。このため、遊技者あるいは遊技店の係員は、遊技媒体容器に設けられている報知用発光器の報知態様を認識することにより、遊技者が獲得した遊技媒体が収容されている遊技媒体容器を、隣接する遊技機で遊技を行っている遊技者が獲得した遊技媒体が収容されている遊技媒体容器と間違えることなく、容易に判別することができる。
【0005】
本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの遊技媒体容器用報知装置である。
本発明では、遊技機に対応する情報送信装置は、対応する遊技機を示す遊技機識別情報を含む遊技機情報を送信する。そして、報知用発光器制御装置は、情報受信装置により受信した遊技機情報に含まれている遊技機識別情報に基づいて、報知態様を決定し、決定した報知態様で報知用発光器を発光制御する。
遊技機識別情報としては、各遊技機を識別可能な情報が用いられる。典型的には、遊技店内における各遊技機の配設位置を示す台番号が用いられる。そして、遊技機識別情報に基づいて、少なくとも左右に隣接する遊技機それぞれで獲得した遊技媒体が収容される遊技媒体容器の報知用発光器の報知態様が異なるように、報知態様を決定する。例えば、遊技店内に配設されている各遊技機の遊技機識別情報と報知態様との対応関係を記憶装置等に記憶しておき、遊技機識別情報と報知態様との対応関係と受信した遊技機識別情報に基づいて、報知態様を決定する。あるいは、通常、各遊技機の台番号は遊技機の左右方向に連続する数字が用いられる。すなわち、偶数の台番号の遊技機と奇数の台番号の遊技機が左右方向に交互に配置される。この場合、台番号が偶数である時に偶数台番号用の報知態様を決定し、台番号が奇数である時には奇数台番号用の報知態様を決定することにより、少なくとも左右に隣接する遊技機それぞれで獲得した遊技媒体が収容される遊技媒体容器の報知用発光器の報知態様を変えることができる。勿論、少なくとも左右に隣接する遊技機で獲得した遊技媒体が収容される遊技媒体容器での報知態様を変えることができれば、報知態様の数は2以上であってもよい。なお、左右に隣接する遊技機の台番号が連続していない時には、他の方法を用いる。
本発明では、報知用発光器の報知態様を報知用発光器制御回路で決定することができる。
【0006】
本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの遊技媒体容器用報知装置である。
本発明では、遊技機に対応する情報送信装置は、少なくとも左右に隣接する遊技機それぞれで獲得した遊技媒体が収容される遊技媒体容器での報知用発光器の報知態様が異なるように設定された、対応する遊技機の報知態様を示す報知態様情報を含む遊技機情報を送信する。そして、報知用発光器制御装置は、情報受信装置により受信した遊技機情報に含まれている報知態様情報で示される報知態様で報知用発光器を発光制御する。
各遊技機の報知態様を示す報知態様情報としては、例えば、遊技機の台番号が偶数である時には偶数台番号用の報知態様を示す報知態様情報を用い、遊技機の台番号が奇数である時には奇数台番号用の報知態様を示す報知態様情報を用いることができる。勿論、左右に隣接する遊技機で獲得した遊技媒体が収容される遊技媒体容器での報知態様を変えることができれば、報知態様の数は2以上であってもよい。
本発明では、報知用発光器の報知態様を遊技機側から指定することができる。
【0007】
本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの遊技媒体容器用報知装置である。
本発明では、情報送信装置から送信する遊技機情報によって、当該情報送信装置に対応する遊技機で獲得した遊技媒体を収容する遊技媒体容器での報知態様が決まる。このため、情報送信装置から送信される遊技機情報は、当該情報送信装置に対応する遊技機で獲得した遊技媒体が収容される遊技媒体容器に設けられている情報受信装置で受信されるように構成するのが好ましい。
ここで、遊技機、例えば、パチンコ機では、遊技により獲得した遊技媒体を保持する下皿に保持されている遊技媒体を遊技媒体容器に収容する(移す)際に、遊技媒体容器を配設する容器配設領域が設定されている。例えば、天板上の、下皿の下方(厳密には、下皿の下部に設けられている、開閉部材によって開閉可能な開口部の下方)が容器配設領域として設定される。
本発明では、情報送信装置は、対応する遊技機の容器配設領域に遊技媒体容器が配設されている状態で、当該遊技媒体容器に設けられている情報受信装置が、当該情報送信装置から送信される遊技機情報を受信可能に配設されている。例えば、遊技媒体容器が、遊技機の容器配設領域に配設された場合に、当該遊技機に対応する情報送信装置から送信される遊技機情報を受信可能となるように、情報送信装置の送信方向や送信範囲、情報受信装置の受信方向や受信範囲を設定する。
本発明では、遊技媒体容器が遊技機の容器配設領域に配設されている状態で、当該遊技媒体容器の情報受信装置が、当該遊技機に対応する情報送信装置から送信される遊技機情報を受信可能に構成されているため、遊技媒体容器に設けられている報知用発光器を適切に発光制御することができる。
【0008】
本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの遊技媒体容器用報知装置である。
遊技者が獲得した遊技媒体が収容されている遊技媒体容器と他の遊技者が獲得した遊技媒体が収容されている遊技媒体容器を間違える虞が高いのは、床に置かれている遊技媒体容器を運ぶ際等、すなわち、遊技媒体容器が遊技機の容器配設領域から移動した後である。
本発明では、報知用発光器制御装置は、遊技媒体容器が遊技機の容器配設領域に配設されている状態で、遊技媒体容器の情報受信装置により遊技機情報を受信した場合、遊技媒体容器が容器配設領域から移動した後に報知用発光器を発光制御する。遊技媒体容器が遊技機の容器配設領域から移動したことを判別する方法としては、例えば、遊技媒体容器の情報受信装置が、当該遊技機に対応する情報送信装置から送信される遊技機情報(例えば、遊技機の台番号)を受信している状態から受信しない状態に変化したことによって(あるいは、情報受信装置が一定期間以上遊技機情報を受信しなかったことによって)判別することができる。
「遊技媒体容器が遊技機の容器配設領域から移動した後」としては、遊技媒体容器が容器配設領域から移動した時点を選択することもできる。
本発明では、遊技媒体容器の報知用発光器が、当該遊技媒体容器が遊技機の容器配設領域から移動した後に発光制御される。これにより、遊技媒体容器の電力消費を低減することができる。
【0009】
本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりの遊技媒体容器用報知装置である。
本発明では、情報送信装置は、光を発光する情報送信用発光器を有し、情報受信装置は、情報送信用発光器から発光される光を受光可能な情報受信用受光器を有している。情報送信用発光器としては、例えば、可視光発光ダイオード、赤外発光ダイオード等の発光素子が用いられる。情報受信用受光器としては、例えば、可視光フォトダイオード、赤外フォトダイオード等の受光素子が用いられる。光を用いて遊技機情報を送受信する場合には、情報送信用発光器からの光の発光方向や発光範囲と、情報受信用受光器での光の受光方向や受光範囲を調整することによって、情報送信用発光器から発光する光を、情報送信用発光器に対応する遊技機で獲得した遊技媒体が収容される遊技媒体容器(例えば、容器配設領域に配設されている遊技媒体容器)の情報受信用受光器が受光するように容易に設定することができる。
なお、情報送信用発光器を、当該情報送信装置から送信される遊技機情報を情報受信用受光器で受光した遊技媒体容器での報知用発光器の報知態様と同じ態様で発光制御することができる。この場合には、遊技媒体容器の報知用発光器の報知態様と遊技機に対応する情報送信用発光器の発光態様を比較することにより、床に置かれている遊技媒体容器の中から、当該遊技機で遊技を行っている遊技者が獲得した遊技媒体が収容されている遊技媒体容器を容易に判別することができる。
本発明では、遊技機情報の送受信を簡単に、適切に行うことができる。
【0010】
本発明の第7発明は、請求項7に記載されたとおりの遊技媒体容器用報知装置である。
通常、遊技媒体容器には、電池やコンデンサ等の電力を供給する電力蓄積装置が設けられている。この電力蓄積装置は適宜の時期に充電を行う必要がある。
本発明では、遊技機側には、非接触でエネルギーを送信する電力送信装置(あるいは、エネルギー送信装置)が設けられ、遊技媒体容器側には、電力送信装置から送信されるエネルギーを非接触で受信して電力を供給する電力受信装置が設けられている。これにより、充電端子の接続作業等を要することなく、遊技媒体容器に電力を供給することができる。エネルギーを非接触で送信する方法としては。電磁誘導作用により送信する方法、電波や光により送信する方法等を用いることができる。
また、本発明では、報知用発光器制御装置は、電力受信装置から供給される電力が設定値以上の時には、第1の状態で報知用発光器を発光制御する。一方、電力受信装置から供給される電力が設定値未満の時には、第1の状態より報知用発光器での消費電力が少ない第2の状態(低消費電力モード)で報知用発光器を発光制御する。「第1の状態で報知用発光器を発光制御する」態様としては、例えば、報知用発光器を連続して点灯させる態様を用いることができ、また、「第2の状態で報知用発光器を発光制御する」態様としては、例えば、報知用発光器を一定時間毎に間欠的に点灯させる態様を用いることができる。これにより、遊技媒体容器の報知用発光器の発光制御による報知効果を高めながら、電力蓄積装置の電力消費を抑制することができる。なお、「電力受信装置から供給される電力が設定値以上の時」は、電力受信装置から供給される電流が設定値以上であることにより判別することができ、「電力受信装置から供給される電力が設定値未満の時」は、電力受信装置から供給される電流が設定値未満であることにより判別することができる。
【0011】
本発明の第8発明は、請求項8に記載されたとおりの遊技媒体容器用報知装置である。
本発明では、電力送信装置は、容器配設領域に遊技媒体容器が配設されている状態で、当該遊技媒体容器に設けられている電力受信装置が、当該電力送信装置から送信されるエネルギーを受信可能に配設されている。
本発明では、遊技媒体容器が遊技機の容器配設領域に配設されると、自動的に、非接触で遊技媒体容器にエネルギーが送信される。これにより、遊技媒体容器に電力を供給するための作業負担をより軽減することができる。
【0012】
本発明の第9発明は、請求項9に記載されたとおりの遊技媒体容器用報知装置である。
本発明では、電力送信装置は、光エネルギーを送信する電力送信用発光器を有し、電力受信装置は、電力送信用発光器から送信される光エネルギーを受信して電力を供給する電力受信用受光器を有している。電力送信用発光器としては、例えば、可視光発光ダイオード、赤外発光ダイオード等の発光素子が用いられる。電力受信用受光器としては、例えば、太陽電池等の光エネルギーを電気エネルギーに変換する素子が用いられる。
光を用いて電力を送受信する場合には、1個の電力送信用発光器から容器配設領域全体に光を照射するのは困難である。このため、本発明では、複数の電力送信用発光器を、容器配設領域内の異なる位置に遊技媒体容器が配設された時に、当該遊技媒体容器に設けられている電力受信用受光器が、当該複数の電力送信用発光器のうちのいずれかから発光される光エネルギーを受光可能に配設している。これにより、遊技媒体容器を容器配設領域内に位置決めする必要がない。
なお、遊技機に対応する電力送信用発光器を、当該遊技機に対応する情報送信装置から送信される遊技機情報を情報受信用受光器により受光した遊技媒体容器での報知用発光器の報知態様と同じ態様で発光制御することができる。この場合には、遊技媒体容器の報知用発光器の報知態様と遊技機に対応する電力送信用発光器の発光態様を比較することにより、床に置かれている遊技媒体容器の中から、当該遊技機で遊技を行っている遊技者が獲得した遊技媒体が収容されている遊技媒体容器を容易に判別することができる。
【0013】
本発明の第10発明は、請求項10に記載されたとおりの遊技媒体容器である。
本発明は、第1発明〜第9発明の遊技媒体容器用報知装置に好適に用いることができる遊技媒体容器である。
本発明の遊技媒体容器は、容器本体に、情報受信装置と、報知用発光器と、報知用発光器制御装置が設けられている。情報受信装置は、遊技機に対応して設けられている情報送信装置から送信される遊技機情報を受信可能である。報知用発光器制御装置は、情報受信装置により遊技機情報を受信した場合、当該受信した遊技機情報を送信した情報送信装置に対応する遊技機に対して少なくとも左右に隣接する遊技機に対応する情報送信装置から送信された遊技機情報を受信した場合と異なる報知態様で報知用発光器を発光制御する。例えば、情報送信装置から、対応する遊技機を示す遊技機識別情報を含む遊技機情報が送信される場合には、報知用発光器制御回路は、受信した遊技機情報に含まれている遊技機識別情報に基づいて、少なくとも左右に隣接する遊技機で獲得した遊技媒体が収容される遊技媒体容器では報知態様が異なるように報知態様を決定し、決定した報知態様で報知用発光器を発光制御する。あるいは、情報送信装置から、対応する遊技機の報知態様を示す報知態様情報を含む遊技機情報が送信される場合には、報知用発光器制御回路は、受信した遊技機情報に含まれている報知態様情報で示される報知態様で報知用発光器を発光制御する。
本発明を用いることにより、遊技者が獲得した遊技媒体が収容されている遊技媒体容器を容易に判別することができる。
【発明の効果】
【0014】
請求項1〜9に記載の遊技媒体用報知装置、請求項10に記載の遊技媒体容器を用いれば、遊技者が遊技機で獲得した遊技媒体が収容されている遊技媒体容器を容易に判別することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
本発明をパチンコ機に適用した場合の実施の形態を図1〜図4に示す。なお図1は、パチンコ機を正面(遊技者側)から見た図である。図2は、パチンコ機の天板上の玉箱配設領域(以下、「容器配設領域」という)に玉箱を配設した状態を示す図である。図3は、パチンコ機の制御系の概略ブロック図である。図4は、本実施の形態の概略ブロック図である。
遊技店には、複数の島が設けられている。各島には、天板10上に、複数の遊技機20と、玉貸操作が可能な遊技機端末装置60が並設されている。
パチンコ機(以下、「遊技機」という)20、天板10上に配設される基枠30と、基枠30に回動可能に取り付けられている本体枠40と、本体枠40に回動可能に取り付けられている遊技盤50を有している。遊技盤50には、ガイドレール51によって遊技領域52が形成されている。遊技領域52には、普通図柄始動装置54、特別図柄始動入賞装置54、大入賞装置55、表示装置(液晶表示装置)56が設けられている。遊技機20には、これ以外の種々の装置が設けられている。
普通図柄始動装置53は、遊技玉が始動ゲートを通過したことを検出する普通図柄始動玉検出装置53aを有している。
特別図柄始動入賞装置54は、始動入賞口と、始動入賞口を開閉する始動入賞口開閉部材54aと、遊技玉が始動入賞口に入賞したことを検出する始動入賞玉検出装置54bを有している。
大入賞装置55は、大入賞口と、大入賞口を開閉する大入賞開閉部材55aと、遊技玉が大入賞口に入賞したことを検出する大入賞玉検出装置55bを有している。
また、本体枠40には、遊技玉を保持する上皿42及び下皿43、遊技玉を遊技領域52に発射させる際に遊技者が操作する発射レバー41を有している。
なお、図示は省略しているが、上皿42及び下皿43には、保持されている遊技玉を排出する開口部(上皿開口部、下皿開口部)と、開口部を開閉する開閉部材(上皿開閉部材、下皿開閉部材)を開閉動作させる操作部(上皿操作部、下皿操作部)が設けられている。通常、上皿開口部は上皿42の遊技玉排出側に設けられ、下皿開口部は下皿43の下部に設けられる。
【0016】
遊技機20の制御系の概略図を図3に示す。遊技機20は、主制御回路110、払出制御回路120、副制御回路130、表示制御回路160等を有している。
主制御回路110には、普通図柄始動玉検出装置53aから出力される普通図柄始動玉検出信号、特別図柄始動玉検出装置54bから出力される特別図柄始動玉検出信号、大入賞玉検出装置55bから出力される大入賞玉検出信号等の入力信号が入力される。主制御回路110は、入力信号と記憶回路111に記憶されている情報(例えば、制御プログラムや各種の乱数発生プログラム等)に基づいて主制御信号を出力する。
例えば、主制御回路110は、普通図柄始動玉検出信号が入力されると、普通図柄当たり判定用乱数を読み取り、普通図柄の当たり値と一致するか否かを判定する(普通図柄の抽選を行う)。そして、普通図柄の抽選結果と普通図柄の変動表示時間を示す主制御信号を副制御回路130に出力する。普通図柄当たり判定用乱数が普通図柄の当たり値と一致した場合には、普通図柄の変動表示時間経過後に、特別図柄始動入賞装置54の始動入賞口開閉部材54aを一定期間開制御する。
また、主制御回路110は、始動入賞玉検出信号が入力されると、特別図柄当たり判定用乱数を読み取り、特別図柄の当たり値と一致するか否かを判定する(特別図柄の抽選を行う)。また、特別図柄当たり判定用乱数が当たり値と一致する場合(特別図柄の抽選結果が当たりである場合)には特別図柄当たり変動表示時間判定用乱数を読み取り、特別図柄当たり判定用乱数が特別図柄の当たり値と一致しない場合(特別図柄の抽選結果がはずれである場合)には特別図柄外れ変動表示時間判定用乱数を読み取る。そして、特別図柄の抽選結果と特別図柄変動表示時間(特別図柄当たり変動表示時間あるいは特別図柄はずれ変動表示時間)を示す主制御信号を副制御回路130に出力する。
また、主制御回路110は、特別図柄当たり判定用乱数が特別図柄の当たり値と一致する場合には、特別図柄当たり変動表示時間経過後に、大入賞装置55の大入賞口開閉部材55aを開閉制御して大当たり遊技状態を発生させる。大当たり遊技状態では、大入賞口開閉部材55aの開閉制御は、設定された期間あるいは設定数の遊技玉が大入賞口に入賞するまで行われる。
また、主制御回路110は、特別図柄始動入賞玉検出信号あるいは大入賞玉検出信号が入力されると、始動入賞口あるいは大入賞口に対応する数(払出数)を示す主制御信号(払出制御信号)を払出制御回路120に出力する。
【0017】
払出制御回路120は、主制御回路110から入力された主制御信号と記憶回路121に記憶されている情報に基づいて払出装置122を制御し、払出装置122から遊技玉を払い出す。払出装置122から払い出された遊技玉は、上皿42に排出される。上皿42が満杯になると、下皿43に排出される。
副制御回路130は、主制御回路110から入力された主制御信号と記憶回路131に記憶されている情報に基づいて、副制御信号を出力する。
例えば、副制御回路130は、主制御信号で示される普通図柄の抽選結果に基づいて普通図柄変動表示パターンを決定し、決定した普通図柄変動表示パターンを示す副制御信号を表示制御回路160に出力する。
また、副制御回路130は、主制御信号で示される特別図柄の抽選結果と変動表示時間(特別図柄当たり変動表示時間、特別図柄はずれ変動表示時間)に基づいて特別図柄変動表示パターン(特別図柄当たり変動表示パターン、特別図柄はずれ変動表示パターン)を決定し、決定した特別図柄変動表示パターンを示す副制御信号を表示制御回路160に出力する。
また、副制御回路130は、決定した普通図柄変動表示パターンあるいは特別図柄変動表示パターンに基づいてスピーカ140やランプ(例えば、LED)を制御し、音や光による演出を行う。
表示制御回路160は、副制御回路130から入力された副制御信号と記憶回路161に記憶されている情報に基づいて、表示制御信号をVDP(ビデオディスプレイプロセッサ)162に出力する。VDP162は、表示制御回路160から入力される表示制御信号に基づいて表示画面の画像情報を作成し、作成した表示画面の画像情報に基づいて表示装置53を駆動する。
【0018】
遊技機端末装置60は、遊技機20に対応して設けられており、玉貸処理と、遊技機20の遊技情報を管理装置80に送信する処理を行う。遊技機端末装置60は、遊技機端末処理回路61、紙幣検出装置62、硬貨検出装置63、カード情報検出装置64、排出装置65を有している。遊技機端末装置60には、これ以外の種々の装置が設けられている。
紙幣検出装置62は、紙幣投入口62aに投入された紙幣の金額を検出する。
硬貨検出装置63は、硬貨投入口63aに投入された硬貨の金額を検出する。
カード情報検出装置64は、カード挿入口64aに挿入された会員カードに記憶されている会員識別情報あるいはプリペイドカードに記憶されている預入金情報を検出する。
排出装置65は、排出口65aから遊技機20の上皿42に遊技玉を排出する。
遊技機端末処理回路61は、紙幣投入口62aに投入された紙幣の金額あるいは硬貨投入口63aに投入された硬貨の金額あるいはカード挿入口64aに挿入されたプリペイドカードに記憶されている預入金と、玉貸ボタン(図示省略)の操作に基づいて、排出口65aから上皿42に遊技玉を排出する。
なお、カード挿入口64aに挿入された会員カードに記憶されている会員識別情報に対応して遊技情報データベース90aに記憶されている貯玉数と再プレイボタンの操作に基づいて、排出口65aから上皿42に遊技玉を排出可能に構成することもできる。貯玉は、遊技者が預けた遊技玉であり、翌日以降に引き出して再プレイすることができる。通常、貯玉を用いて再プレイする場合には、手数料が必要である。
【0019】
各遊技機端末装置60の遊技機端末処理回路61は、LAN等の通信回線を介して管理装置80に接続されている。
遊技機端末処理回路61は、カード情報検出装置64で検出した、カード挿入口64aに挿入された会員カードに記憶されている会員識別情報、遊技領域52に発射された遊技玉の数(アウト玉数)、遊技領域52に発射された遊技玉が入賞口に入賞したことに起因して払い出された遊技玉の数(セーフ玉数)、大当たり遊技状態の発生時刻等の遊技情報を管理装置80に送信する。アウト玉数、セーフ玉数等の遊技情報は、遊技機20に設けられている主制御回路110、払出制御回路120、副制御回路130等から遊技機端末処理回路61に出力される。
管理装置80は、CPU等により構成され、遊技情報管理手段80aを有している。また、管理装置80がアクセス可能な記憶装置90が設けられている。記憶装置90は、遊技情報データベース90aを有している。遊技情報データベース90aには、遊技情報が各遊技者に対応させてあるいは各遊技機に対応させて記憶される。遊技情報管理手段80aは、遊技機端末装置60(遊技機端末処理回路61)から受信した遊技情報を用いて遊技情報データベースベース90aを更新する。
【0020】
遊技機20が大当たり遊技状態となると、設定期間あるいは設定数の遊技玉が大入口に入賞するまで大入賞口開閉部材54aが開閉制御される。一般的には、大当たり遊技状態では設定数の遊技玉が大入賞口に入賞するため、遊技者は、設定数の遊技玉の大入賞口への入賞に対応する数の遊技玉を獲得することができる。遊技機20の上皿42及び下皿43が満杯になると、遊技者は、下皿43に保持されている遊技玉を玉箱70に収容する(移す)操作を行う。
下皿43に保持されている遊技玉を玉箱70に収容する場合には、玉箱70を容器配設領域に配設する。容器配設領域としては、通常、図1及び図2に一点鎖線で示すように、天板10上の、下皿43に設けられている下皿開口部の下方領域が設定される。そして玉箱70を天板10上の容器配設領域に配設した状態で、下皿開閉部材を開閉する下皿操作部を操作して下皿開口部を開き、下皿43に保持されている遊技玉を玉箱70に収容する。玉箱70が満杯になると、満杯になった玉箱70は容器配設領域から移動され、遊技機20の近傍の床に置かれる。その後、空の玉箱70が容器配設領域に配設される。
ここで、隣接する遊技機で遊技を行っている他の遊技者も、獲得した遊技玉を収容した玉箱70を床に置くことがある。このように、複数の遊技者それぞれが獲得した遊技玉が収容されている玉箱が床に置かれている場合、遊技者の遊技が終了し、遊技者または遊技店の係員が、玉箱を計数機まで運ぶ際に、遊技者が獲得した遊技玉が収容されている玉箱(以下、「遊技者の玉箱」という)と、他の遊技者が獲得した遊技玉が収容されている玉箱(以下、「他の遊技者の玉箱」という)を間違える虞がある。遊技者の玉箱と間違える虞があるのは、遊技者が遊技を行っていた(あるいは、行っている)遊技機に対して左右、後方、斜め後方に隣接する遊技機で遊技機を行っていた(あるいは、行っている)遊技者の玉箱であり、間違える虞が特に高いのは、遊技者が遊技を行っていた(あるいは、行っている)遊技機に対して左右に隣接する遊技機で遊技機を行っていた(あるいは、行っている)遊技者の玉箱である。なお、島の端に配設されている遊技機では、左右いずれか一方側にのみ隣接する遊技機が存在する。
本実施の形態では、各遊技者が同じ遊技機で獲得した遊技玉が収容されている玉箱70を容易に判別することができるようにするために、玉箱に報知用発光器を設け、少なくとも左右に隣接する遊技機で獲得した遊技玉が収容されている玉箱に設けられている報知用発光器の報知態様が異なるように、報知用発光器を発光制御するように構成している。
【0021】
本発明の玉箱用報知装置の一実施の形態が、図1、図3及び図4に示されている。本実施の形態の玉箱用報知装置は、概略、玉箱70に設けられている玉箱側装置と、遊技機20に対応して設けられている遊技機側装置により構成されている。
玉箱側装置は、図4に示されているように、報知用発光器制御回路71、記憶回路72、太陽電池73、コンデンサ74、情報送受信装置75、報知用発光器78b、79b、報知用発光器78b、79bを駆動する駆動回路78a、79aを有している。情報送受信装置75は、送信回路76a、情報送信用発光器76b、受信回路77a、情報受信用受光器77bを有している。送信回路76aは、送信情報を含む光を情報送信用発光器76aから発光させ、受信回路77aは、情報受信用受光器77bで受光した光信号に含まれている送信情報を判別する。
また、遊技機側装置は、電力送信用発光器32b、33b、34b、35b、電力送信用発光器32b、33b、34b、35bをそれぞれ駆動する駆動回路32a、33a、34a、35a、情報送受信装置36を有している。情報送受信装置36は、送信回路37a、情報送信用発光器37b、受信回路38a、情報受信用受光器38bを有している。送信回路37aは、送信情報(例えば、対応する遊技機20の遊技機情報)を含む光信号を情報送信用発光器37bから発光させ、受信回路38aは、情報受信用受光器38bで受光した光信号に含まれている送信情報を判別する。電力送信用発光器32b、33b、34b、35bと情報送受信装置36は、インターフェース基板31に配設され、遊技機20の下皿43の下方に配設されている。すなわち、玉箱70が遊技機20の配設領域(下皿43の下方)に配設された状態で、遊技機20側から玉箱70側への電力の送信及び送信情報(遊技機情報)の送信が可能となるように配設されている。電力送信用発光器32b、33b、34b、35bと情報送受信装置36をインターフェース基板31に配設することにより、電力送信用発光器32b、33b、34b、35bと情報送受信装置36の配設作業が容易となる。特に、複数の電力送信用発光器32b、33b、34b、35bの配設作業が容易となる。
なお、遊技機20側から玉箱70側に送信情報(例えば、遊技機情報)を送信するだけで、玉箱70側から遊技機20側に送信情報(例えば、応答情報)を送信しない場合には、情報送信用発光器76b、情報受信用受光器38bは省略することができる。
本実施の形態では、遊技機側装置の各装置を、遊技機端末処理回路61により制御している。勿論、遊技機側装置の各装置を制御する処理回路を別途設けることもできる。
玉箱70に設けられている報知用発光器78b、79bは、玉箱70に収容されている遊技玉がいずれの遊技機で獲得したものであるかを報知する。本実施の形態では、玉箱70に収容されている遊技玉が、少なくとも左右に隣接する遊技機のいずれで獲得したものであるかを報知する。報知用発光器78b、79bは、玉箱70の、遊技者や遊技店の係員が容易に認識することができる箇所に設けるのが好ましい。また、玉箱70に設ける報知用発光器の数は、2個に限定されず、1個でもよいし、3個以上でもよい。
玉箱70は移動して用いられるため、玉箱70には、各装置に電力を供給するための電力蓄積装置が設けられている。本実施の形態では、コンデンサ74が電力蓄積装置として用いられている。勿論、電力蓄積装置としては、コンデンサに限定されず電池を用いることもできる。
【0022】
玉箱70に電力蓄積装置として用いられているコンデンサ74は、適宜の時期に充電する必要がある。本実施の形態では、コンデンサ74を充電するための作業負担を軽減するために、玉箱70が容器配設領域に配設されている時に、遊技機20側から玉箱70側に電力を自動的に供給されるように構成されている。また、充電端子の接続作業等を不要とするために、遊技機20側から玉箱70側に非接触で電力が送信されるように構成されている。非接触で電力を送信する方法としては、電磁誘導作用により送信する方法、電波や光により送信する方法が知られている。本実施の形態では、光により電力を送信する方法を用い、遊技機20側に、光信号を発光する電力送信用発光器を設け、玉箱70側に、電力送信用発光器から発光される光信号を受光して電気エネルギーに変換する電力受信用受光器を設けている。また、本実施の形態では、玉箱70側の電力受信用受光器として太陽電池73を用いている。勿論、電力受信用受光器としては、太陽電池に限定されず、受光した光信号を電気エネルギーに変換する種々の受光器を用いることができる。電力送信用発光器としては、例えば、可視光発光ダイオードや赤外発光ダイオード等を用いることができる。
ここで、遊技機20側から玉箱70側に光により電力を送信する場合、電力送信用発光器の発光範囲が狭く設定される。このため、電力送信用発光器が1個だけ設けられている場合には、玉箱70に設けられている電力受信用受光器(本実施の形態では、太陽電池73)が、遊技機20側に設けられている電力送信用発光器から発光される光信号を受光するように(電力送信用発光器に対向するように)、玉箱70を容器配設領域内に正確に位置決めする必要がある。しかしながら、遊技者は、遊技に集中しているため、玉箱70が容器配設領域内の電力送信用発光器と対向する位置に正確に位置決めされることは期待できない。この場合、玉箱70に設けられているコンデンサ74が放電し、報知用発光器78b、79bの発光制御が行われなくなる。そこで、本実施の形態では、電力送信用発光器として複数の電力送信用発光器32b〜35bを用い、各電力送信用発光器32b〜35bを、玉箱70が容器配設領域内の異なる配設位置に配設された場合でも、玉箱70の太陽電池73が電力送信用発光器32b〜35bのいずれかから発光される光信号を受光することができるように配設している。本実施の形態では、電力送信用発光器32b〜35bを、玉箱70が天板10上の容器配設領域に配設された時に太陽電池73が配置される位置と略同じ高さの位置に、遊技機20に対して左右方向(図1の左右方向)に沿って配設している。
【0023】
なお、一般的に、玉箱70は、直方体の箱形状に形成され、対向する壁面に把手(把持部)が設けられている。そして、玉箱70は、対向する壁面に設けられている把手が遊技者から見て左右に配置されるように天板10上に配設される。ここで、玉箱70が容器配設領域に配設された時に、太陽電池73や情報受信用受光器77b等が設けられている壁面(把手を結ぶ線と交差する方向に形成されている壁面)がインターフェース基板31と対向していない場合には、遊技機20側から玉箱70側に電力や情報を送信することができない。このため、太陽電池73や情報受信用受光器77b等が設けられている壁面がインターフェース基板31と対向するように玉箱70を容器配設領域に配設させるための案内部材を設けたり、玉箱70に矢印等の表示を行うのが好ましい。あるいは、太陽電池73や情報受信用受光器77b等を、玉箱70の対向する壁面(把手を結ぶ線と交差する方向に形成されている壁面)に設けることによって、玉箱の配設方向に関係なく、遊技機20側から玉箱70側に電力や情報を送信できるようにすることもできる。
【0024】
本実施の形態では、玉箱70に収容されている遊技玉が、どの遊技機20で獲得したものであるか、特に、少なくとも左右に隣接する遊技機20のいずれで獲得したものであるかを、玉箱70に設けられている報知用発光器78b、79bの報知態様によって報知する。すなわち、玉箱70の報知用発光器制御回路71は、報知用発光器78b、79bを、玉箱70に収容されている遊技玉を獲得した遊技機20に応じた報知態様で発光制御する。この場合、報知用発光器制御回路71は、玉箱70に収容されている遊技玉を獲得した遊技機あるいは玉箱70に収容されている遊技玉を獲得した遊技機に対応する報知態様を判別する必要がある。
このため、本実施の形態では、遊技機20に対応して情報送信用発光器37bを設けるとともに、情報送信用発光器37bから、遊技機30に対応する報知態様に関連する、遊技機20の遊技機情報を含む光信号を発光する。
遊技機情報としては、例えば、遊技機を示す遊技機識別情報、典型的には、遊技店内における遊技機の配設位置を示す台番号を含む遊技機情報を用いることができる。この場合、報知用発光器制御回路71は、情報送信用発光器37bから送信された遊技機識別情報に基づいて、少なくとも、遊技機識別情報を送信した情報送信用発光器37bに対応する遊技機20に対して左右に隣接する遊技機20で獲得した遊技玉が収容される玉箱70での報知用発光器78b、79bの報知態様と異なる報知態様を決定する。例えば、遊技店内の各遊技機の遊技機識別情報と遊技店内の配設位置との対応関係に基づき、少なくとも左右に隣接する遊技機では異なるように、遊技機識別情報と報知態様の対応関係を定める。そして、遊技機識別情報と報知態様との対応関係と、情報受信用受光器77bで受信した遊技機識別情報に基づいて、報知態様を決定する。
遊技機識別情報として遊技機の台番号を用いる場合には、例えば、情報受信用受光器77bで受光した光に含まれている台番号が偶数である時には偶数台番号用の報知態様を決定し、奇数である時には奇数台番号用の報知態様を決定する。なお、台番号に欠番が存在している場合や、連続していない場合には、他の方法を用いて報知態様を決定する。
また、遊技機情報としては、例えば、遊技機に対して設定されている報知態様を示す報知態様情報を含む遊技機情報を用いることができる。例えば、遊技店内の各遊技機の遊技機識別情報と遊技店内の配設位置との対応関係に基づき、少なくとも左右に隣接する遊技機では異なるように、遊技機識別情報と報知態様の対応関係を定める。そして、遊技機識別情報と報知態様との対応関係と、遊技機の遊技機識別情報に基づいて、当該遊技機に対応する報知態様を決定し、決定した報知態様を示す報知情報を含む遊技機情報を、当該遊技機に対応する情報送信用発光器67bから送信する。あるいは、遊技機の台番号が偶数である時には、当該遊技機に対応する情報送信用発光器37bから、偶数台番号用の報知態様を示す報知態様情報を含む遊技機情報を送信する。一方、遊技機の台番号が奇数である時には、当該遊技機に対応する情報送信用発光器37bから、奇数台番号用の報知態様を示す報知態様情報を含む遊技機情報を送信する。この場合、報知用発光器制御回路71は、情報受信用受光器77bにより受信した遊技機情報に含まれている報知態様情報で示される報知態様を判別する。なお、台番号に欠番が存在している場合や、連続していない場合には、他の方法を用いて報知態様を決定する。
【0025】
本実施の形態では、情報送信用発光器37bから送信する遊技機情報により玉箱70の報知用発光器78b、79bの報知態様が決定あるいは判別される。このため、情報送信用発光器67bから送信される遊技機情報は、情報送信用発光器67bに対応する遊技機20で獲得した遊技玉を収容する玉箱70の情報受信用受光器37bのみが受信するように構成するのが好ましい。
本実施の形態では、情報送信用発光器67bは、玉箱70が遊技機20の容器配設領域に配設されている状態で、玉箱70の情報受信用受光器77bが、情報送信用発光器37bから送信される遊技機情報を受信可能となるように配設されている。例えば、情報送信用発光器37bの送信方向や送信範囲を設定している。
【0026】
本実施の形態では、玉箱70が本発明の「遊技媒体容器」に対応し、報知用発光器制御回路71が本発明の「報知用発光器制御装置」に対応し、送信回路37aと情報送信用発光器37bにより本発明の「遊技機側に設けられた情報送信装置」が構成され、受信回路77aと情報受信用受光器77bにより本発明の「遊技媒体容器側に設けられた情報受信装置」に対応し、報知用発光器78b、79bが本発明の「報知用発光器」に対応し、電力送信用発光器32b、33b、34b、35bが本発明の「電力送信装置」に対応し、太陽電池73が本発明の「電力受信装置」に対応する。
【0027】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
遊技機20に対応する遊技機端末処理回路61は、例えば、送信回路37aを適宜の時間間隔で動作させ、遊技機20に対応する情報送信用発光器37bから、対応する遊技機20の遊技機情報を含む光信号を発光させる。遊技機情報としては、例えば、対応する遊技機20の遊技機識別情報(台番号)を含む遊技機情報あるいは対応する遊技機20の報知態様を示す報知態様情報を含む遊技機情報が用いられる。
遊技機20側から玉箱70側への遊技機情報の送信と、玉箱70側から遊技機20側に送信される情報の受信を行う場合には、例えば、送信回路37aを動作させて情報送信用発光器37bから遊技機情報を含む光信号を発光させる動作と、受信回路38aを動作させて情報受信用受光器38bにより受光した光信号に含まれている情報を判別する動作を交互に行う。
また、遊技機20に対応する遊技機端末処理回路61は、駆動回路32a〜35aを適宜の時間間隔で動作させ、電力送信用発光器32b〜38bから電力送信用の光信号を発光させる。
なお、玉箱70が容器配設領域に配設されている時に電力送信用発光器32b〜354bから電力送信用の光信号を発光させるように構成することもできる。玉箱70が容器配設領域に配設されていることは、例えば、送信回路37aを動作させて情報送信用発光器37bから遊技機情報を含む光信号を送信した後、受信回路38aを動作させ、遊技機情報を含む光信号の送信に応答して、玉箱70から送信された応答情報を含む光信号を情報受信用受光器38bで受光することによって判別することができる。
一方、玉箱70の報知用発光器制御回路71は、受信回路77aを適宜の時間間隔で動作させ、情報受信用受光器77bにより受光した光信号に含まれている遊技機情報が含まれているか否かを判別する。
【0028】
この状態で玉箱70が遊技機20の容器配設領域(図1、図2の一点鎖線参照)に配設されると、玉箱70の太陽電池73は、電力送信用発光器32b〜35bのいずれかから発光された光信号を受光する。これにより、太陽電池73は、受光した光信号を電気エネルギーに変換し、各装置に電力を供給する。
また、玉箱70の情報受信用受光器77bは、情報送信用発光器37bから送信された光信号を受光し、受信回路77aは、情報受信用受光器77bで受光した光信号に含まれている遊技機情報を判別する。報知用発光器制御回路71は、情報受信用受光器77bで受光した光信号に含まれている遊技機情報を受信回路77aにより判別すると(遊技機情報を受信すると)、判別した(受信した)遊技機情報を記憶回路72に記憶する。また、受信した遊技機情報に対応する報知態様で報知用発光器78b、79bを発光制御する。例えば、情報送信用発光器37bから遊技機識別情報を含む遊技機情報が送信される場合には、受信した遊技機情報に含まれている遊技機識別情報に基づいて、前述した方法等を用いて報知態様を決定する。そして、報知用発光器78b、79bを決定した報知態様で発光制御する。あるいは、情報送信用発光器37bから報知態様情報を含む遊技機情報が送信される場合には、受信した遊技機情報に含まれている報知態様情報で示される報知態様で報知用発光器78b、79bを発光制御する。
なお、情報受信用受光器77bで受光した光信号に遊技機情報が含まれている場合(遊技機情報を受信した場合)、送信回路76aを動作させ、情報送信用発光器76bから応答情報(例えば、玉箱70を示す玉箱識別情報等)を含む応答情報を遊技機20側に送信するように構成することもできる。このように構成した場合には、玉箱70が容器配設領域に配設されていることを判別することができる。あるいは、玉箱70の記憶回路72に記憶されている情報を判別することができる。
ここで、報知用発光器制御回路71は、電力送信用発光器32b〜35bのいずれかから発光されている光信号を太陽電池73が受光している場合には、通常モード(本発明の「第1の状態」に対応する)で報知用発光器78b、79bの発光を制御する。例えば、報知用発光器78b、79bを、前述した報知態様で連続して発光制御する。
【0029】
玉箱70が満杯になると、遊技者は、玉箱70を遊技機20の容器配設領域から移動させ、床に置く。そして、空の玉箱70を、遊技機20の容器配設領域に配設する。容器配設領域に配設された玉箱70では、前述した報知態様で報知用発光器78b、79bを発光制御する。
容器配設領域から移動した玉箱70では、情報受信用受光器77bは、情報送信用発光器37bから送信される光信号を受信しなくなる。ここで、報知用発光器制御回路71は、先に受信した遊技機情報を記憶回路72に記憶している。このため、情報受信用受光器77bが遊技機情報を受信しなくなっても、報知用発光器制御回路71は、先に受信した遊技機情報に対応する報知態様で報知用発光器78b、79bを発光制御する。
また、容器配設領域から移動した玉箱70では、太陽電池73が電力送信用発光器32b〜35bのいずれかから発光される光信号を受光しなくなる。このため、太陽電池73から供給される電力が減少し、コンデンサ74から各装置に電力が供給される。
この場合、報知用発光器制御回路71は、太陽電池73が電力送信用発光器32b〜35bから発光される光を受光することができなくなると、すなわち、玉箱70が容器配設領域から移動すると、通常モードでの報知用発光器78b、79bの消費電力より少ない省電力モード(節電モード)(本発明の「第2の状態」に対応する)で報知用発光器78b、79bを発光制御する。例えば、間欠的に(一定期間間隔で)報知用発光器78b、79bを前述した報知態様で発光制御する。このように、コンデンサ73に蓄積されている電力が各装置に供給されている状態では、省電力モードで報知用発光器78b、79bを発光制御することにより、コンデンサ73の残容量の低下を抑制することができ、報知用発光器78b、79bの発光制御を長時間行うことができる。
太陽電池73が電力送信用発光器32b〜35bから発光される光信号を受光していないことは、例えば、太陽電池73から供給される電力が設定値未満になったことにより判別することができる。また、太陽電池73が電力送信用発光器32b〜35bから発光される光信号を受光していることは、例えば、太陽電池73から供給され電力が設定値以上であることにより判別することができる。あるいは、情報受信用受光器77bが、情報送信用発光器37bから発光される遊技機情報を含む光信号を受光しているか否かによって判別する方法を用いることもできる。いずれの方法を用い場合も、玉箱70が遊技機20の容器配設領域に配設されているかあるいは容器配設領域から移動したかを判別する構成の概念に包含される。
なお、太陽電池73から供給される電力が設定値以上であることは、例えば、太陽電池73から供給される電流が設定値以上であることにより判別することができ、太陽電池73から供給される電力が設定値未満であることは、例えば、太陽電池73から供給される電流が設定値未満であることにより判別することができる。
【0030】
そして、遊技者が遊技を終了すると、遊技玉を計数するために、遊技者あるいは遊技店の係員は、床に置かれている玉箱70の中から、遊技者が獲得した遊技玉が収容されている玉箱70を計数機の場所まで運ぶ。このとき、遊技者が遊技を行っていた(あるいは遊技を行っている)遊技機で獲得した遊技玉が収容されている玉箱70の報知用発光器78b、79bの報知態様は、少なくとも、当該遊技機に対して左右に隣接する遊技機で遊技を行っている(あるいは、遊技を行っていた)遊技者が獲得した遊技玉が収容されている玉箱70の報知用発光器78b、79bの報知態様と異なっている。このため、遊技者あるいは遊技店の係員は、遊技者が獲得した遊技玉が収容されている玉箱を、他の遊技者が獲得した遊技玉が収容されている玉箱70と間違えることなく、容易に判別することができる。
【0031】
報知用発光器制御回路71は、情報受信用受光器77bで、記憶回路72に記憶している遊技機情報と異なる遊技機情報(例えば、異なる遊技機識別情報を含む遊技機情報、異なる報知態様情報を含む遊技機譲歩)を受信すると、受信した遊技機情報を記憶回路72に記憶する。そして、記憶回路72に記憶した遊技機情報に対応する報知態様で報知用発光器78b、79bを発光制御する。
なお、玉箱70に収容されている遊技玉を計数した場合には、玉箱70の報知用発光器78b、79bの発光制御を停止させるように構成することができる。
例えば、玉貸機の容器配設領域に、報知停止情報を送信する情報送信用発光器を設けることができる。この場合、玉箱70が玉貸機の容器配設領域に配設されると、玉貸機に設けられている情報送信用発光器から送信される報知停止情報を含む光信号を情報受信用受光器77bにより受光し、情報受信用受光器77bにより受光した光信号に含まれている報知停止情報を受信回路75で判別する(報知停止情報を受信する)。報知用発光器制御回路71は、報知停止情報を受信すると、記憶回路72に記憶されている遊技機情報を消去し、報知用発光器78b、79bの発光制御を停止する。
【0032】
以上説明したように、本実施の形態では、玉箱70が遊技機20の容器配設領域に配設されて遊技機情報を受信すると、玉箱70に設けられている報知用発光器78b、79bが、当該受信した遊技機情報を送信した遊技機に対して少なくとも左右に隣接する湯鬱気に対応する遊技機情報を受信した場合と異なる報知態様で発光制御される。これにより、遊技者が同じ遊技機で獲得した遊技玉が収容されている玉箱を、他の遊技者が獲得した遊技玉が収容されている玉箱と間違えることなく、容易に判別することができる。
【0033】
なお、前述した実施の形態に対し以下のような構成を適宜選択して用いることができる。
例えば、遊技機20に対応する電力送信用発光器32b〜35bあるいは情報送信用発光器37bを、当該遊技機20に対応する報知態様(当該遊技機20で獲得した遊技玉が収容される玉箱70の報知用発光器78b、79bの報知態様)と同じ報知態様で発光制御する構成を用いることができる。この場合、床に置かれている玉箱の報知用発光器78b、79bの報知態様と、遊技機20に対応する電力送信用発光器32b〜35bあるいは情報送信用発光器37bの報知態様を比較することによって、床に置かれている玉箱70に収容されている遊技玉が、いずれの遊技機30で獲得した遊技玉であるかを、あるいは、床に置かれている玉箱の70中から、いずれかの遊技機30で獲得した遊技玉が収容されている玉箱70を容易に判別することができる。
また、遊技機20の上部に設けられている呼出ランプを、当該遊技機20に対応する報知態様(当該遊技機20で獲得した遊技玉が収容される玉箱70の報知用発光器78b、79bの報知態様)と同じ報知態様で発光制御する構成を用いることができる。この場合にも、前記と同様の効果を奏することができる。
また、遊技機20が大当たり遊技状態にある場合に、遊技機20に対応する電力送信用発光器32b〜35bあるいは情報送信用発光器37bの少なくとも一方を、大当たり遊技状態を示す報知態様で発光制御する構成を用いることができる。この場合、遊技機20に対応する電力送信用発光器32b〜35bあるいは情報送信用発光器37bを用いて、遊技機20が大当たり遊技状態であることを示す演出を行うことができる。
あるいは、遊技機20が大当たり遊技状態にある場合に、遊技機20に対応する情報送信用発光器37bから大当たり遊技状態情報を含む遊技機情報を光信号により送信するように構成し、玉箱60の報知用発光器制御回路71は、受信回路77aにより、情報受信用受光器77bで受光した光信号に大当たり遊技状態情報を含む遊技機情報が含まれていることを判別している間(大当たり遊技状態情報を受信している間)、報知用発光器78b、79bを大当たり遊技演出用の報知態様で発光制御するように構成することもできる。この場合、遊技機20の容器配設領域に配設されている玉箱70の報知用発光器78b、79bを用いて、遊技機20が大当たり遊技状態であることを示す演出を行うことができる。
また、以上では、玉箱70が容器配設領域に配設されて、情報受信用受光器77bで遊技機情報を受信すると、玉箱70の報知用発光器78b、79bを前記した報知態様で発光制御した。ところで、前述したように、玉箱を間違える虞が高いのは、床に置かれている玉箱を計数機が設けられている箇所まで運ぶ時、すなわち、玉箱70が遊技機の容器配設領域から移動した後である。このため、玉箱70が容器配設領域に配設され、情報受信用受光器77bで受光した光信号に含まれている遊技機情報を受信回路77aが判別した場合(遊技機情報を受信した場合)、玉箱70が遊技配設領域から移動した後に、報知用発光器制御回路71により報知用発光器78b、79bを前記した報知態様で発光制御する構成を用いることもできる。玉箱70が、遊技機の容器配設領域から移動したことは、例えば、玉箱70の情報受信用受光器77bで受光した光信号に遊技機情報が含まれている状態から遊技機情報が含まれていない状態に変化したこと(遊技機情報を受信している状態から受信しない状態に変化したことにより判別することができる。遊技機情報を受信している状態から受信しない状態に変化したことを判別する方法としては、例えば、遊技機情報を受信した後、一定期間以上遊技機情報を受信しなかったことにより判別する方法を用いることができる。また、玉箱70が容器配設領域から移動した後に報知用発光器78b、79bの発光制御を開始する時点は、玉箱70が容器配設領域から移動した時点(遊技機情報を受信している状態から受信しない状態に変化した時点)を含め、種々の時点を選択することができる。
【0034】
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、遊技媒体を収容する遊技媒体容器には、遊技玉以外の種々の遊技媒体を収容することができる。
遊技機情報等を送受信する情報送信装置や情報受信装置としては、光以外の種々の伝送媒体を用いる送信装置や受信装置を用いることができる。
情報送信装置から送信する遊技機情報は、遊技機を示す遊技機識別情報や遊技機に対応する報知態様を示す報知態様情報を含む遊技機情報に限定されない。
非接触で電力を送受信する電力送信装置及び電力受信装置としては、光以外の種々の方法で電力を送受信する送信装置及び受信装置を用いることができる。さらに、接触により電力を送信する方法を用いることもできる。
情報の送受信や電力の送受信を遊技媒体容器が容器配設領域に配設されている状態で行うように構成したが、容器配設領域以外の箇所で行うように構成することもできる。
遊技媒体容器に収容されている遊技媒体がいずれの遊技機で獲得したものであるかを報知用発光器を用いて報知したが、報知用発光器以外の種々の報知器を用いて報知することができる。
また、情報送信用発光器37bから、遊技機20の遊技情報(例えば、台番号等の遊技機識別情報、遊技者識別情報、大当たり発生時刻、セーフ玉数等)を遊技媒体容器70に送信して遊技媒体容器70の記憶回路72に記憶させ、計数機等において遊技媒体容器70の記憶回路72に記憶されている遊技情報を読み出し、読み出した遊技情報と記憶装置90の遊技情報データベース90aに記憶されている遊技情報と比較することによって不正な遊技を判別することもできる。あるいは、管理装置80の異常時等に、遊技媒体容器70の記憶回路72に記憶されている情報に基づいて遊技者が獲得した遊技媒体の数等を判別することもできる。
また、実施の形態では遊技媒体容器用報知装置について説明したが、本発明は、遊技媒体容器用報知装置に用いる遊技媒体容器あるいは遊技機側装置として構成することでもできる。
また、本発明は、実施の形態で説明した個々の構成を単独であるいは複数の構成を選択して組み合わせて用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施の形態を適用したパチンコ機を正面から見た図である。
【図2】玉箱を容器配設領域に配設した状態を示す図である。
【図3】パチンコ機の制御系の概略構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【符号の説明】
【0036】
10 天板
20 パチンコ機(遊技機)
31 インターフェース基板
32a、33a、34a、35a、78a、79a 駆動回路
32b、33b、34b、35b 電力送信用発光器
36、75 情報送受信装置
37a、76a 送信回路
37b、76b 情報送信用発光器
38a、77a 受信回路
38b、77b 情報受信用受光器
41 発射レバー
42 上皿
43 下皿
53 普通図柄始動装置
54 特別図柄始動入賞装置
55 大入賞装置
56 表示装置
60 遊技機端末装置
61 遊技機端末処理回路
62 紙幣検出装置
63 硬貨検出装置
64 カード情報検出装置
65 排出装置
65a 排出口
70 玉箱
71 報知用発光器制御回路
72 記憶回路
73 太陽電池
74 コンデンサ
78b、79b 報知用発光器
【出願人】 【識別番号】000106690
【氏名又は名称】サン電子株式会社
【出願日】 平成18年7月26日(2006.7.26)
【代理人】 【識別番号】100106725
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 敏行

【識別番号】100105120
【弁理士】
【氏名又は名称】岩田 哲幸


【公開番号】 特開2008−29391(P2008−29391A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−203288(P2006−203288)