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【発明の名称】 回転灯装置及びこの回転灯装置を備えた遊技機
【発明者】 【氏名】志村 一樹

【要約】 【課題】部品の共用化が図れ、製作すべき部品の種類が少なくなり、製造コストが低減されるようになる回転灯装置及びこの回転灯装置を備えた遊技機の提供。

【構成】反射板64X, 64Yを旋回駆動する旋回駆動機構部68を内部に収納するケース部61と、白熱電球65及び反射板64X, 64Yを内部に収納する風防部63X, 63Yとの間に介装される接続部62を設け、接続部62X, 62Yを介してケース部61と風防部63X, 63Yとを接続する。これにより、複数種類の反射板64X, 64Y及び風防部63X, 63Yに対して一種類のケース部61で対応することができ、反射板64X, 64Yのサイズが異なる複数種類の回転灯装置60X, 60Yを製造するようにしても、主要部品の共用化が図れ、製作すべき部品の種類が少なくなり、回転灯装置60X, 60Yの製造コストを低減することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照射光を発する光源と、この光源の周囲を旋回可能に設けられた反射板とを備え、前記反射板を旋回させることにより、前記光源が発する照射光を周囲に旋回させる回転灯装置であって、
前記反射板を旋回駆動する原動機を備えた旋回駆動機構部と、
前記旋回駆動機構部を内部に収納するケース部と、
前記光源及び前記反射板を内部に収納するとともに、前記光源が発する照射光を外部へ照射可能な透光性を有する材質からなる風防部とを備え、
前記ケース部及び前記風防部の間に接続部が介装され、この接続部により、前記ケース部及び前記風防部が相互に接続されていることを特徴とする回転灯装置。
【請求項2】
照射光を周囲に旋回させながら当該照射光の照射を行うために、照射光を発する光源と、この光源の周囲を旋回可能に設けられた反射板とが設けられている回転灯装置を備え、この回転灯装置で照射光を旋回させる演出が行えるようになっている遊技機であって、
前記反射板を旋回駆動する原動機を備えた旋回駆動機構部と、
箱状に形成されて、前記旋回駆動機構部を内部に収納するケース部と、
容器状に形成されて、前記光源及び前記反射板を内部に収納するとともに、前記光源が発する照射光を外部へ照射可能な透光性を有する材質からなる風防部とが前記回転灯装置に設けられ、
前記ケース部及び前記風防部の間に接続部が介装され、この接続部により、前記ケース部及び前記風防部が相互に接続されていることを特徴とする遊技機。
【請求項3】
前記旋回駆動機構部に備えられている前記原動機及び前記光源への電力を入り切りするスイッチング素子を備えるとともに、外部から受信する指令信号に応じて前記スイッチング素子を動作させて、前記原動機及び前記光源を作動させる制御回路部が前記ケース部に内蔵されていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、照射光を発する光源と、この光源の周囲を旋回可能に設けられた反射板とを備え、前記反射板を旋回させることにより、前記光源が発する照射光を周囲に旋回させる回転灯装置、及び、この回転灯装置を備えた遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、人々に娯楽を提供する遊技機として、スロットマシンやパチンコ機等が利用されている。
このうち、スロットマシンは、複数種類の図柄が記されるとともに回転駆動可能に設けられた複数の回転リールを備えたものであり、遊技者は、複数の回転リールに設けられた複数種類の図柄を所定の組合せに揃える遊技を遊技者に行わせるものとなっている。
すなわち、遊技者がメダルをスロットマシンに投入した後、スタートレバーを操作すると、複数の回転リールが一斉に回転駆動され、この後、ストップボタンを適宜押圧操作すると、ストップボタンに対応した回転リールが適宜停止するようになっている。そして、回転リールが停止した際に、リール窓内に表示された複数の図柄が特定の組合せに揃ったときに入賞となり、入賞すると、入賞した役に応じた数のメダルがスロットマシンから遊技者に払い出されることとなる。
【0003】
このような遊技機では、遊技が行われる毎に内部で遊技の当否に係る当否抽選が内部で行われ、この当否抽選で当選することにより、所定の当選役に対応した当選フラグが成立し、遊技者は、当該当選役への入賞が可能となる。換言すると、遊技者は、当否抽選で当選することにより初めて、リール窓内に所定の組合せの図柄を停止させることができるようになっている。具体的には、遊技者は、遊技毎に行われる当否抽選で、大きな利益が得られる特別入賞に対応した当選役であるボーナスゲームに当選して、ボーナスゲームに対応する当選フラグを成立させなければ、ボーナスゲームに入賞することができない。
そして、遊技機は、このように大きな利益の得られる可能性がある当選フラグが成立すると、当選フラグが成立したことを遊技者に報知する演出を行うようになっている。
【0004】
ここで、遊技機は、当選フラグ成立を報知する報知演出を行うにあたり、当該遊技機に設けられている装飾用のランプを点滅動作又は連続点灯動作させる、当該遊技機に設けられている液晶表示装置の液晶パネルに報知演出用の画像を表示させる、あるいは、遊技機の近傍、又は、遊技機に直接設けられた回転灯装置を動作させ、以上により報知演出を行うようになっている。
報知演出を行うために設けられる回転灯装置としては、一般的な回転灯装置が利用できる。例えば、照射光を発するランプと、このランプの照射光を反射する凹面鏡として形成された反射板と、この反射板を旋回駆動するモータを備えた旋回駆動機構部と、箱状に形成されて、旋回駆動機構部を内部に収納するケースと、容器状に形成されて、ランプ及び反射板を内部に収納するとともに、透明な材質から形成された風防とを備え、ケース及び風防の内部に旋回駆動機構部、ランプ及び反射板を内部に収納した状態で、ケースに風防が接続されている回転灯装置が利用できる(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平11−345507号(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述のような回転灯装置では、ケースに風防が直接接続されているので、サイズが異なる風防は、ケースに接続することができない。このため、サイズの異なる複数種類用の反射板を用意するとともに、これらの反射板の各々に対応したサイズ違いの風防を複数種類用意すると、ケースについても、サイズ違いのものを複数種類用意する必要があるので、反射板のサイズが異なる複数種類の回転灯装置を、そのバリエーションとして用意しようとすると、回転灯装置を製造するにあたり、主要部品の共用化が図れず、製作すべき部品の種類が増え、回転灯装置の製造コストが高くなる、という問題がある。
また、このような回転灯装置が装着された遊技機を設計・製造する場合、回転灯装置は、そのケースが遊技機に取り付けられることとなるが、反射板のサイズが相違する回転灯装置が装着された複数種類の遊技機を、そのバリエーションとして製造しようとすると、遊技機の各バリエーションは、回転灯装置が取り付けられる部位の寸法や、回転灯装置の取り付けに要する取付用部品が相違する。このため、回転灯装置が装着された遊技機については、反射板のサイズが相違する複数種類のバリエーションを製造しようとすると、回転灯装置の単体を製造する際と同様に、部品の共用化が図れず、製作すべき部品の種類が増え、遊技機の製造コストが高くなる、という問題がある。
【0006】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品の共用化が図れ、製作すべき部品の種類が少なくなり、製造コストが低減されるようになる回転灯装置及びこの回転灯装置を備えた遊技機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載された発明は、照射光を発する光源(65)と、この光源(65)の周囲を旋回可能に設けられた反射板(64,64X,64Y)とを備え、前記反射板(64,64X,64Y)を旋回させることにより、前記光源(65)が発する照射光を周囲に旋回させる回転灯装置(60,60X,60Y)であって、前記反射板(64,64X,64Y)を旋回駆動する原動機(68A) を備えた旋回駆動機構部(68)と、前記旋回駆動機構部(68)を内部に収納するケース部(61)と、前記光源(65)及び前記反射板(64,64X,64Y)を内部に収納するとともに、前記光源(65)が発する照射光を外部へ照射可能な透光性を有する材質からなる風防部(63,63X,63Y)とを備え、前記ケース部(61)及び前記風防部(63,63X,63Y)の間に接続部(62,62X,62Y)が介装され、この接続部(62,62X,62Y)により、前記ケース部(61)及び前記風防部(63,63X,63Y)が相互に接続されていることを特徴とする。
【0008】
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1記載の回転灯装置を備えた遊技機であり、具体的には、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2記載の発明は、照射光を周囲に旋回させながら当該照射光の照射を行うために、照射光を発する光源(65)と、この光源(65)の周囲を旋回可能に設けられた反射板(64,64X,64Y)とが設けられている回転灯装置(60,60X,60Y)を備え、この回転灯装置(60,60X,60Y)で照射光を旋回させる演出が行えるようになっている遊技機(1)であって、前記反射板(64,64X,64Y)を旋回駆動する原動機(68A) を備えた旋回駆動機構部(68)と、箱状に形成されて、前記旋回駆動機構部(68)を内部に収納するケース部(61)と、容器状に形成されて、前記光源(65)及び前記反射板(64,64X,64Y)を内部に収納するとともに、前記光源(65)が発する照射光を外部へ照射可能な透光性を有する材質からなる風防部(63,63X,63Y)とが前記回転灯装置(60,60X,60Y)に設けられ、前記ケース部(61)及び前記風防部(63,63X,63Y)の間に接続部(62,62X,62Y)が介装され、この接続部(62,62X,62Y)により、前記ケース部(61)及び前記風防部(63,63X,63Y)が相互に接続されていることを特徴とする。
【0009】
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項2に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記旋回駆動機構部(68)に備えられている前記原動機(68A) 及び前記光源(65)への電力を入り切りするスイッチング素子を備えるとともに、外部から受信する指令信号に応じて前記スイッチング素子を動作させて、前記原動機(68A) 及び前記光源(65)を作動させる制御回路部(70)が前記ケース部(61)に内蔵されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
(請求項1の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、反射板を旋回駆動する旋回駆動機構部を内部に収納するケース部と、光源及び反射板を内部に収納する風防部との間に介装される接続部を設け、接続部を介してケース部と風防部とを接続するようにしたので、用意すべき複数種類の風防部のそれぞれに接続可能な複数種類の接続部を用意すれば、サイズの異なる反射板及び風防部の複数種類が部品として存在しても、複数種類の反射板及び風防部に対して一種類のケース部で対応することができ、反射板のサイズが異なる複数種類の回転灯装置を製造するようにしても、主要部品の共用化が図れ、製作すべき部品の種類が少なくなり、回転灯装置の製造コストを低減することができる。
【0011】
(請求項2の効果)
前述のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、反射板を旋回駆動する旋回駆動機構部を内部に収納するケース部と、光源及び反射板を内部に収納する風防部との間に接続部を設け、接続部を介してケース部と風防部とを接続するようにしたので、用意すべき複数種類の風防部のそれぞれに対応して複数種類の接続部を用意することにより、サイズの異なる反射板及び風防部を複数種類が部品として用意されていても、複数種類の反射板及び風防部に対して一種類のケース部で対応することができる。
【0012】
従って、反射板のサイズが相違する回転灯装置が装着された複数種類の遊技機を製造するようにしても、回転灯装置が取り付けられる部位の寸法や、回転灯装置の取り付けに要する取付用部品は、一種類のケース部に対応させればよいので、遊技機及び回転灯装置の両方について部品の共用化が図れ、製作すべき部品の種類が少なくなり、遊技機の製造コストを低減することができる。
(請求項3の効果)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0013】
すなわち、請求項2記載の発明によれば、外部から受信する指令信号に応じて原動機及び光源を作動させる制御回路部を設けたので、遊技機側から回転灯装置へは、当否抽選で当選した旨をしらせる信号等、遊技で必要な信号を送ることで、回転灯装置の制御が行えるようになり、回転灯装置を制御するための特殊な信号や専用の信号を別途設定する必要がなくなる。
このため、遊技機は、回転灯装置を装着する遊技機及び回転灯装置を装着しない遊技機の両方について、遊技を制御するための制御装置を構成する部品を含むハードウェア及びソフトウェアの共用化が図れ、これにより、製作すべき部品の種類が少なくなり、遊技機の製造コストを低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、本発明を実施するための最良の形態である一の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(図面の説明)
図1〜図5は、本実施形態を示すものであり、図1は、本実施形態に係る遊技機であるスロットマシンの全体を示す正面図、図2は、本実施形態に係る回転灯装置を示す斜視図、図3は、本実施形態に係る回転灯装置を示す断面図、図4は、本実施形態に係る回転灯装置を示す分解斜視図、図5は、本実施形態に係る反射板のサイズ違いの回転灯装置を示す断面図である。
【0015】
(スロットマシン1の概要)
本実施形態に係るスロットマシン1は、複数の回転リール40の各々に記された複数種類の図柄が所定の組合せとなるように、回転している回転リール40を停止させる遊技を行うものである。このスロットマシン1には、図1に示すように、当該スロットマシン1の各種装置を収納するとともに、正面形状が長方形となった筐体2が備えられている。
筐体2は、正面全体が開口された箱状の部材である。そして、筐体2には、その開口を塞ぐための前扉3が回動可能に設けられている。
前扉3の上下方向における中央部分は、スロットマシン1の遊技操作を行うための操作部4となっている。
【0016】
操作部4には、図1中右側から、前扉3の施錠を行う鍵が差し込まれる鍵穴3Aと、遊技用メダルが投入されるメダル投入口18と、回転リール40の回転を停止させるストップスイッチ50と、メダル投入口18に投入されたメダルのうち該遊技に賭けるメダルの枚数を設定するためのベットスイッチ16と、回転リール40の回転を開始させるスタートスイッチ30と、貯留されているメダルを払い戻させるための精算スイッチ17とが設けられている。
操作部4の下方には、文字及び図の少なくとも一方からなる標章、例えば、スロットマシン1の機種名を鮮明に表示するための下パネル3Bが設けられている。この下パネル3Bの裏側には、下パネル3Bを後方から照らす図示しないバックライト装置が設けられている。さらに、下パネル3Bの下方には、払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け3Cが設けられている。
【0017】
また、操作部4の上方には、横方向に細長い長方形状に形成された図柄表示窓13が設けられている。図柄表示窓13は、筐体2の内部に収納された回転リール40の図柄41を遊技者に見せるための窓である。
図柄表示窓13の上方左右の角隅近傍には、種々の音声を出力するためのスピーカ42が設けられている。また、図柄表示窓13の中央部上方には、本発明に基づく回転灯装置60が設けられている。これらの回転灯装置60、スピーカ42及び図柄表示窓13の周囲には、回転灯装置60、スピーカ42及び図柄表示窓13の図1中左方、上方、右方を囲むように、逆U字形に配列された装飾ランプ部43が設けられている。
【0018】
これらの装飾ランプ部43、回転灯装置60及びスピーカ42は、各遊技毎にスロットマシン1の内部で行われる当否抽選で、所定の当選役に対応した当選フラグが成立した際に行われる演出を行うための演出手段44となっている。
この演出手段44は、遊技者に当選フラグが成立すると、例えば、ボーナスフラグが成立すると、装飾ランプ部43を点灯又は点滅させる、回転灯装置60を作動させて、その照射光を旋回させる、及び、スピーカ42から当選音を発生させる等のいずれか一つを単独で作動させる、若しくは、これら二つ以上、又は、全部を同時に作動させることにより、遊技者に当選フラグの成立を報知する報知演出を行うようになっている。
【0019】
筐体2の内部には、前述の三個の回転リール40を回転可能に支持するとともに、各回転リール40を回転駆動する図示しないモータを備えたリールユニット45と、メダル投入口18に投入されたメダルを検知する投入スイッチ15と、この投入スイッチ15を通過してきたメダルを貯留する容器であるとともに、入賞時には遊技者にメダルを払い出すホッパーユニット46とが設けられている。
このうち、リールユニット45は、図示しない枠体と、この枠体に支持された前述の図示しない三個のモータと、各々のモータの出力軸に結合された三個の回転リール40とを備えたものである。
【0020】
ホッパーユニット46は、内部に貯留しているメダルを入賞時に遊技者に払い出すために、メダル受け3Cに臨むように開口された払い出し口46A を通じてメダルをメダル受け3Cへ排出するものである。
(回転灯装置60)
次に、本実施形態に係る回転灯装置60について説明する。
図2〜図4には、本実施形態に係る回転灯装置60が示されている。図2〜図4において、回転灯装置60は、略白色の照射光を発する光源である白熱電球65と、この白熱電球65の周囲を旋回可能に設けられた反射板64とを備えたものとなっている。そして、回転灯装置60は、反射板64を旋回させることにより、白熱電球65が発する照射光を周囲に旋回させながら、当該照射光を周囲に照射するようになっている。
【0021】
回転灯装置60には、図2〜図4に示すように、白熱電球65及び反射板64に加えて、反射板64を旋回駆動するための旋回駆動機構部68と、旋回駆動機構部68を内部に収納するケース部61と、白熱電球65及び反射板64を内部に収納する風防部63と、ケース部61及び風防部63の間に介装されている接続部62とが設けられている。
反射板64は、旋回駆動機構部68に回転自在に設けられるとともに、その回転軸の上に焦点が設けられている凹面鏡である。白熱電球65及び反射板64は、反射板64の焦点位置と、白熱電球65の発光するフィラメントの中心位置とがほぼ一致するように、回転灯装置60に取り付けられている。
【0022】
旋回駆動機構部68は、反射板64を旋回駆動する原動機として、電力で作動するモータ68A を有するものとなっている。
この旋回駆動機構部68には、図3及び図4の如く、前述のモータ68A に加えて、モータ68A の出力軸に取り付けられたピニオンギア68B と、モータ68A の駆動力を減速するための減速ギア68C と、モータ68A の駆動力で回転駆動される回転基部68D と、モータ68A を支持する平板状の支持ベース板68E と、回転基部68D を下方から回転自在に支持するホルダ部68F とが設けられている。
このうち、減速ギア68C は、大型の歯車と小型の歯車が同軸位置になるように一体化されたものであり、大型の歯車がモータ68A の取り付けられたピニオンギア68B と噛み合っている。
【0023】
回転基部68D は、平たい円形リング状に形成されたものである。この回転基部68D の円形リング状の内周縁部分には、減速ギア68C の小型の歯車と噛み合うための歯車部68G が設けられている。
具体的に説明すると、円形リング状に形成された回転基部68D の内周縁部分は、モータ68A 側に突出する円筒状に形成され、この円筒状の外周面には、減速ギア68C の小型の歯車と噛み合う多数の歯が形成されている。回転基部68D の歯車部68G は、これらの歯により形成されたものとなっている。
回転基部68D の外周縁近傍の部分には、図3の如く、複数の嵌合凹部68H が設けられている。一方、反射板64の回転基部68D 側に配置された端部は、円盤状に広がったターンテーブル部64A とされている。このターンテーブル部64A の回転基部68D 側を臨む面には、回転基部68D 側に複数設けられた嵌合凹部68H に対応して、複数の突起部64B が突設されている。反射板64は、その突起部64B のそれぞれが回転基部68D の対応する嵌合凹部68H に嵌合され、これにより回転基部68D に対して回り止めされ、この状態で、回転基部68D にネジ留めされている。
【0024】
また、回転基部68D の内周面には、図3中下方を向いた突出面を備えた段付部68I が形成されている。一方、ホルダ部68F の外周面には、図3中上方を向いた突出上面を備えた鍔部68J が突設されている。そして、回転基部68D の段付部68I は、その内径D1(図4参照)がホルダ部68F 本体の外周面の直径D2(図4参照)よりも僅かに小さくなるように設定されている。これにより、回転基部68D は、ホルダ部68F に設けられた鍔部68J の上に段付部68I を載せると、この状態で、ホルダ部68F に回転自在に支持されるようになっている。
そして、ホルダ部68F には、図4中上方の面から支持ベース板68E へ向かって延びる一対の脚部68K が設けられている。ホルダ部68F は、リング状の回転基部68D の内部に脚部68K を挿通させ、且つ、その鍔部68J に回転基部68D の段付部68I を支持させた状態で、脚部68K の先端が支持ベース板68E に接合されている。
【0025】
支持ベース板68E の風防部63側の面には、図3及び図4の如く、白熱電球65を支持するソケット67の基端が取り付けられている。このソケット67は、筒状の本体内部に図示しない一対の電極が形成されたものである。白熱電球65は、ソケット67の電極と電気的に接続して電力供給を受けるようになっている。
ここで、反射板64の円盤状に広がったターンテーブル部64A 及びホルダ部68F には、中央部分にソケット67の先端部分を挿通させる挿通孔64C, 68Lが設けられている。
白熱電球65は、ホルダ部68F の挿通孔68L 及び反射板64の挿通孔64C の内部に挿通されたソケット67の内部に、その電極部65A が嵌合するようになっている。
【0026】
ケース部61は、図2の如く、平面形状がU字形状に形成された底板部61D と、この底板部61D の周縁に沿って立設された側壁部61C とを備えた箱状に形成されたものであり、内部に旋回駆動機構部68を収納するようになっている。なお、底板部61D は、U字形状の半円形状に膨出した部分が他の部分から斜めに起き上がり、その断面形状が「へ」の字形に形成されたものである。
ケース部61には、図2〜図4の如く、スロットマシン1にネジ留めするために、図4中上方の面及び側面のそれぞれから突出する複数の耳部61A が設けられている。これらの耳部61A の各々には、スロットマシン1の被取付部位に螺合させるための図示しないネジが略水平方向に挿通されるネジ挿通孔61B が形成されている。
【0027】
このケース部61の内部には、図3及び図4の如く、前述の旋回駆動機構部68に加えて、旋回駆動機構部68のモータ68A 及び白熱電球65を制御するための制御回路部が形成された回路基板70が収納されている。この回路基板70の制御回路部は、旋回駆動機構部68のモータ68A 及び白熱電球65への電力を入り切りするための図示しないスイッチング素子を備え、外部から指令信号、具体的には、スロットマシン1から演出指令信号を受信し、この演出指令信号に応じてモータ68A 及び白熱電球65を作動させるものとなっている。
風防部63は、上方図4中上方となる一端側が開口された円筒状の側壁部63A と、この側壁部63A の他端側を塞ぐ半球状のドーム部63C とを備えた容器状に形成され、内部に白熱電球65及び反射板64を収納するようになっている。この風防部63の内法は、白熱電球65の周囲を反射板64が回転可能となるように設定されている。
【0028】
また、風防部63を形成する材料の材質は、白熱電球65が発する照射光を外部へ照射できるように、透明赤色の合成樹脂となっている。
さらに、側壁部63A の開口に近接する内周面、換言すると、風防部63の開口に近接する内周面には、螺旋状に延びるネジ溝からなる雌ネジ部63B が形成されている。これにより、風防部63の開口近傍部分は、雌ネジ部63B を備えた雌ネジとなっている。そして、この雌ネジ部63B が、風防部63を接続部62に接続する接続部分(螺合部分)となっている。
接続部62は、ケース部61及び風防部63の間に介装されて、ケース部61及び風防部63を相互に接続するものである。
【0029】
この接続部62には、ケース部61に設けられている側壁部61C と対応する側壁部62A が形成されている。接続部62の側壁部62A は、その上端面の外周側が段差となった段付部62B を備えている。
この接続部62の段付部62B に対応して、ケース部61の側壁部61C は、その上端面の内周側が段差となった段付部61D (図3にのみ示す)を備えている。
また、接続部62の側壁部62A には、ケース部61と螺合するネジ62C (図3にのみ示す)を挿通させる挿通孔62D が形成されている複数の突起部62E が設けられている。
接続部62は、その段付部62B をケース部61側の段付部61D の内側に嵌合させた状態で、その突起部62E の挿通孔62D に挿通されたネジ62C をケース部61に螺合させることにより、ケース部61に接続されている。
【0030】
また、接続部62には、風防部63の側壁部63A と対応する円筒状の側壁部62F が形成されている。この側壁部62F の外周面には、ネジ溝が形成され、これにより、側壁部62F が雄ネジとなっている。
接続部62は、雄ネジとなっている側壁部62F の先端縁が風防部63の開口内部に嵌め込まれた状態で、風防部63及び接続部62の一方を他方に対して相対的に回転させ、雄ネジとなっている側壁部62F を風防部63の雌ネジ部63B に螺合することにより、風防部63との接続がなされるようになっている。
以上のように、ケース部61及び風防部63は、接続部62を介して相互に接続されるようになっている。
【0031】
ここで、前述した回転灯装置60に加えて、図5(A)に示すように、風防部63及び反射板64よりも大きいサイズの風防部63X 及び反射板64X を備えた回転灯装置60X 、及び、図5(A)に示すように、風防部63及び反射板64よりも小さいサイズの風防部63Y 及び反射板64Y を備えた回転灯装置60Y の三種類を製作するにあたり、ケース部61及び旋回駆動機構部68を共用することができる。
すなわち、回転灯装置60X を製作する際には、図5(A)の如く、風防部63X 及び反射板64X に対応した接続部62X を介して風防部63X をケース部61に接続することができ、回転灯装置60X に対しても、回転灯装置60と同一種類のケース部61及び旋回駆動機構部68をそのまま利用できる。
【0032】
また、回転灯装置60Y を製作する際には、図5(B)の如く、風防部63Y 及び反射板64Y に対応した接続部62Y を介して風防部63Y をケース部61に接続することができ、回転灯装置60Y に対しても、回転灯装置60と同一種類のケース部61及び旋回駆動機構部68をそのまま利用できる。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、反射板64,64X,64Yを旋回駆動する旋回駆動機構部68を内部に収納するケース部61と、白熱電球65及び反射板64,64X,64Yを内部に収納する風防部63,63X,63Yとの間に介装される接続部62,62X,62Yを設け、接続部62,62X,62Yを介してケース部61と風防部63,63X,63Yとを接続するようにしたので、用意すべき複数種類の風防部63,63X,63Yのそれぞれに接続可能な複数種類の接続部62,62X,62Yを用意すれば、サイズの異なる反射板64,64X,64Y及び風防部63,63X,63Yの複数種類が部品として存在しても、複数種類の反射板64,64X,64Y及び風防部63,63X,63Yに対して一種類のケース部61で対応することができ、反射板64,64X,64Yのサイズが異なる複数種類の回転灯装置60,60X,60Yを製造するようにしても、主要部品の共用化が図れ、製作すべき部品の種類が少なくなり、回転灯装置60,60X,60Yの製造コストを低減することができる。
【0033】
また、複数種類の反射板64,64X,64Y及び風防部64,64X,64Yに対して一種類のケース部61で対応できるようにしたので、反射板64,64X,64Yのサイズが相違する回転灯装置60,60X,60Yが装着された複数種類のスロットマシ1を製造するようにしても、回転灯装置60,60X,60Yが取り付けられる部位の寸法や、回転灯装置60,60X,60Yの取り付けに要する取付用部品は、一種類のケース部61に対応させればよいので、スロットマシン1及び回転灯装置60の両方について部品の共用化が図れ、製作すべき部品の種類が少なくなり、スロットマシン1の製造コストを低減することができる。
さらに、スロットマシン1からの演出指令信号を受信し、受信した演出指令信号に応じてモータ68A 及び白熱電球65を作動させる制御回路部をケース部61の内部に設けたので、スロットマシン1側から回転灯装置60,60X,60Yへは、当否抽選で当選した旨をしらせる信号等、遊技で必要な信号を送ることで、回転灯装置60,60X,60Yの制御が行えるようになり、回転灯装置60,60X,60Yを制御するための特殊な信号や専用の信号を別途設定する必要がなくなる。
【0034】
このため、スロットマシン1は、回転灯装置60,60X,60Yを装着するもの、及び、回転灯装置60,60X,60Yを装着しないものの両方について、遊技を制御するための制御装置を構成する部品を含むハードウェア及びソフトウェアの共用化が図れ、これにより、製作すべき部品の種類が少なくなり、スロットマシン1の製造コストを低減することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、回転灯装置の光源としては、白熱電球65に限らず、水銀灯等のディスチャージランプ、あるいは、発光ダイオードや有機EL素子等の固体発光素子でもよい。
【0035】
また、原動機としては、電力で駆動するモータに限らず、圧搾空気で駆動するエアー・アクチュエータでもよく、原動機の具体的な構造は、実施あたり適宜選択できる。
さらに、遊技機としては、スロットマシンに限らず、パチンコ機等でもよく、本発明は、回転灯装置を備えた遊技機全般に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態に係る遊技機であるスロットマシンの全体を示す正面図である。
【図2】前記実施形態に係る回転灯装置を示す斜視図である。
【図3】前記実施形態に係る回転灯装置を示す断面図である。
【図4】前記実施形態に係る回転灯装置を示す分解斜視図である。
【図5】前記実施形態に係る反射板のサイズ違いの回転灯装置を示す断面図である。
【符号の説明】
【0037】
1 遊技機としてのスロットマシン
60,60X,60Y 回転灯装置
61 ケース部
62,62X,62Y 接続部
63,63X,63Y 風防部
64,64X,64Y 反射板
65 光源としての白熱電球
68 旋回駆動機構部
68A 原動機としてのモータ
70 制御回路部が形成されている回路基板
【出願人】 【識別番号】390031772
【氏名又は名称】株式会社オリンピア
【出願日】 平成18年7月13日(2006.7.13)
【代理人】 【識別番号】100118315
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 博道


【公開番号】 特開2008−18040(P2008−18040A)
【公開日】 平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願番号】 特願2006−192477(P2006−192477)