| 【発明の名称】 |
バランス訓練装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】河本 実
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| 【要約】 |
【課題】被験者が着座した座席を揺動機構が揺動させることで、前記被験者に乗馬を模した運動負荷を付与し、被験者のバランス能力を訓練するバランス訓練装置において、新たな騎乗姿勢を提案することができるとともに、置き場所に困らないようにする。
【構成】脚台を無くして前記揺動機構を盤4を介して床面40に直置きすることで、その揺動機構(盤4)の底面から座席2上面までの高さが、図6(a)で示すように被験者41が前方へ脚42を伸ばして着座した状態で踵43が前記床面40に接触しない程度、または図6(b)で示すように被験者41が脚42を畳んで着座した状態でつま先44が前記床面40に接触しない程度の低背(ロープロファイル)に形成する。したがって、バランス訓練装置の新たな騎乗姿勢の提案によって、新たな運動効果を期待できるとともに、前記脚台を無くすことで、持ち運び可能とし、置き場所に困らないようにできる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被験者が着座した座席を揺動機構が揺動させることで、前記被験者に運動負荷を付与するバランス訓練装置において、 前記揺動機構は床面に設置され、該揺動機構の底面から座席上面までの高さが、被験者が前方へ伸脚して着座した状態で踵が前記床面に接触しない程度、または被験者が脚を畳んで着座した状態でつま先が前記床面に接触しない程度の低背に形成されることを特徴とするバランス訓練装置。 【請求項2】 前記揺動機構の底面には、座席と同程度以上の面積を有する盤が取付けられることを特徴とする請求項1記載のバランス訓練装置。 【請求項3】 被験者が着座した座席を揺動機構が揺動させることで、前記被験者に運動負荷を付与するバランス訓練装置において、 前記揺動機構の底面に取付けられ、前記座席と同程度以上の面積を有する盤を備えることを特徴とするバランス訓練装置。 【請求項4】 前記揺動機構は、 前記床面に設置される基台と、 前記基台の左右方向の中央部において、前後方向の両端部付近から立設される一対の軸支板と、 前記軸支板の遊端に設けられるボルトによって前後方向の軸線回りに揺動自在に支持される可動架台と、 前記可動架台の左右方向の両端部から立設される左右一対の軸支板と、 前記座席が搭載される台座と、 一端がピンによって前記左右一対の軸支板の前後の端部において左右軸線回りにそれぞれ揺動自在に連結され、他端がピンによって前記可動架台に左右軸線回りにそれぞれ揺動自在に連結されることで、前記可動架台に対して前記台座を前後方向に揺動自在に支持する左右一対の前リンクおよび後リンクと、 前記可動架台の略中央部に縦置きされる薄型のモータと、 前記モータを内部に収容し、前記可動架台に搭載される箱体と、 前記モータによって回転駆動されるとともに、前記箱体の側壁によって左右軸線回りに回転自在に支持され、その一端部に偏心軸を有する第1の駆動軸と、 一端が前記偏心軸に連結され、他端が前記前リンクまたは後リンクの少なくとも一方に連結され、前記偏心軸の偏心回転を前記台座の前後揺動に変換するアームリンクと、 前記第1の駆動軸によって連動して回転駆動されるとともに、前記箱体の側壁によって水平軸線回りに回転自在に支持され、その一端部に偏心軸を有する第2の駆動軸と、 両端に自在軸受けを有し、一端が前記第2の駆動軸の偏心軸に連結され、他端が前記基台に連結され、前記偏心軸の偏心回転を前記箱体から台座の左右揺動に変換する偏心ロッドとを備えて構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のバランス訓練装置。 【請求項5】 前記盤の左右両側部には、ベルトを通すことができるとともに、持ち運び用の把手を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のバランス訓練装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、被験者が着座した座席を揺動させることで、前記被験者に乗馬を模した運動負荷を付与し、バランス能力を訓練するバランス訓練装置に関する。 【背景技術】 【0002】 上記のように、被験者が着座した座席を揺動させることで、前記被験者に乗馬を模した運動負荷を付与し、バランス能力を訓練するバランス訓練装置は、子供から老人まで利用可能な手軽な運動器具として、当初のリハビリ目的の医療施設から、一般家庭へと普及してきている。そのようなバランス訓練装置の典型的な従来技術としては、たとえば本件出願人が先に提案した特許文献1がある。 【特許文献1】特開2004−216072号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上述の従来技術には、座席下に収納されたコンパクトな構造の揺動機構が示されている。しかしながら、前記揺動機構は高い脚台の上に取付けられ、被験者は、従来通りの脚を垂下させた状態で、或いは鐙に載せた状態での比較的楽な騎乗姿勢で揺動されるようになっている。また、そのような脚台のために、収納ができずに設置に専用スペースを確保しなければならず、被験者側からすれば、使いたくても置けないという問題があった。 【0004】 本発明の目的は、新たな騎乗姿勢を提案することができるとともに、置き場所に困らないバランス訓練装置を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明のバランス訓練装置は、被験者が着座した座席を揺動機構が揺動させることで、前記被験者に運動負荷を付与するバランス訓練装置において、前記揺動機構は床面に設置され、該揺動機構の底面から座席上面までの高さが、被験者が前方へ伸脚して着座した状態で踵が前記床面に接触しない程度、または被験者が脚を畳んで着座した状態でつま先が前記床面に接触しない程度の低背に形成されることを特徴とする。 【0006】 上記の構成によれば、被験者が着座した座席を揺動機構が揺動させることで、前記被験者に乗馬を模した運動負荷を付与し、被験者のバランス能力を訓練するバランス訓練装置において、脚台を無くして前記揺動機構を床面に直置きとし、その揺動機構の底面から座席上面までの高さを、被験者が脚を前へ投げ出して着座した状態で踵が前記床面に接触しない程度、または被験者が脚を畳んで着座した状態でつま先が前記床面に接触しない程度の低背、すなわちロープロファイルに形成する。 【0007】 したがって、従来のように脚を垂下させた状態で、或いは鐙に載せた状態で揺動する場合に比べて、たとえば前方へ伸脚した状態で揺動すると被験者の腹筋をより強化することができ、脚を畳んだ状態で揺動すると被験者の太腿をより強化することができ、バランス訓練装置の新たな騎乗姿勢の提案によって、新たな運動効果を期待することができる。また、椅子などに搭載して使用することで、従来と同様に被験者が脚を垂下させた状態で揺動を行うことができる。さらにまた、脚台を無くして、かつ低背に形成することで、持ち運び性も向上し、従来のように設置に専用スペースを確保しなければならなかった構成に比べて、置き場所に困らず、普及を促進することができるとともに、車に積んで旅先で使用するなど、新たな使用方法を提案することもできる。 【0008】 また、本発明のバランス訓練装置では、前記揺動機構の底面には、座席と同程度以上の面積を有する盤が取付けられることを特徴とする。 【0009】 上記の構成によれば、揺動機構が、該揺動機構より大きな座席を揺動させても、被験者の体重から座席の重量等を、床面に対して安定に保持することができる。 【0010】 さらにまた、本発明のバランス訓練装置は、被験者が着座した座席を揺動機構が揺動させることで、前記被験者に運動負荷を付与するバランス訓練装置において、前記揺動機構の底面に取付けられ、前記座席と同程度以上の面積を有する盤を備えることを特徴とする。 【0011】 上記の構成によれば、被験者が着座した座席を揺動機構が揺動させることで、前記被験者に乗馬を模した運動負荷を付与し、被験者のバランス能力を訓練するバランス訓練装置において、脚台を無くして、揺動機構の底面に座席と同程度以上の面積を有する盤を取付け、前記揺動機構を床面に略直置きとする。 【0012】 したがって、従来のように脚を垂下させた状態で、或いは鐙に載せた状態で使用することはできず、被験者は脚を前へ投げ出した状態で、または脚を畳んだ状態で騎乗することになり、前方へ伸脚した状態で揺動すると被験者の腹筋をより強化することができ、脚を畳んだ状態で揺動すると被験者の太腿をより強化することができ、バランス訓練装置の新たな騎乗姿勢の提案によって、新たな運動効果を期待することができる。また、椅子などに搭載して使用することで、従来と同様に被験者が脚を垂下させた状態で揺動を行うことができる。さらにまた、脚台を無くして、かつ低背に形成することで、持ち運び性も向上し、従来のように設置に専用スペースを確保しなければならなかった構成に比べて、置き場所に困らず、普及を促進することができるとともに、車に積んで旅先で使用するなど、新たな使用方法を提案することもできる。また、揺動機構が、該揺動機構より大きな座席を揺動させても、被験者の体重から座席の重量等を、床面に対して安定に保持することができる。 【0013】 また、本発明のバランス訓練装置では、前記揺動機構は、前記床面に設置される基台と、前記基台の左右方向の中央部において、前後方向の両端部付近から立設される一対の軸支板と、前記軸支板の遊端に設けられるボルトによって前後方向の軸線回りに揺動自在に支持される可動架台と、前記可動架台の左右方向の両端部から立設される左右一対の軸支板と、前記座席が搭載される台座と、一端がピンによって前記左右一対の軸支板の前後の端部において左右軸線回りにそれぞれ揺動自在に連結され、他端がピンによって前記可動架台に左右軸線回りにそれぞれ揺動自在に連結されることで、前記可動架台に対して前記台座を前後方向に揺動自在に支持する左右一対の前リンクおよび後リンクと、前記可動架台の略中央部に縦置きされる薄型のモータと、前記モータを内部に収容し、前記可動架台に搭載される箱体と、前記モータによって回転駆動されるとともに、前記箱体の側壁によって左右軸線回りに回転自在に支持され、その一端部に偏心軸を有する第1の駆動軸と、一端が前記偏心軸に連結され、他端が前記前リンクまたは後リンクの少なくとも一方に連結され、前記偏心軸の偏心回転を前記台座の前後揺動に変換するアームリンクと、前記第1の駆動軸によって連動して回転駆動されるとともに、前記箱体の側壁によって水平軸線回りに回転自在に支持され、その一端部に偏心軸を有する第2の駆動軸と、両端に自在軸受けを有し、一端が前記第2の駆動軸の偏心軸に連結され、他端が前記基台に連結され、前記偏心軸の偏心回転を前記箱体から台座の左右揺動に変換する偏心ロッドとを備えて構成されることを特徴とする。 【0014】 上記の構成によれば、1つのモータで前後左右の揺動を作成することができるとともに、縦置きの薄型モータによって前記のような低背を実現することができる。 【0015】 さらにまた、本発明のバランス訓練装置では、前記盤の左右両側部には、ベルトを通すことができるとともに、持ち運び用の把手を有することを特徴とする。 【0016】 上記の構成によれば、前記把手にベルトを通して椅子などに固定することができる。また、前記把手を把持すると、馬の背を模した座席の短手方向が上下方向となり、長手方向が前後方向となるので、持ち運びの際に把持した側とは反対側を引き摺ってしまうことを防止することができ、容易に持ち運びを行うことができる。 【発明の効果】 【0017】 本発明のバランス訓練装置は、以上のように、被験者が着座した座席を揺動機構が揺動させることで、前記被験者に乗馬を模した運動負荷を付与し、被験者のバランス能力を訓練するバランス訓練装置において、脚台を無くして前記揺動機構を床面に直置きとし、その揺動機構の底面から座席上面までの高さを、被験者が脚を前へ投げ出して着座した状態で踵が前記床面に接触しない程度、または被験者が脚を畳んで着座した状態でつま先が前記床面に接触しない程度の低背に形成する。 【0018】 それゆえ、従来のように脚を垂下させた状態で、或いは鐙に載せた状態で揺動する場合に比べて、たとえば前方へ伸脚した状態で揺動すると被験者の腹筋をより強化することができ、脚を畳んだ状態で揺動すると被験者の太腿をより強化することができ、バランス訓練装置の新たな騎乗姿勢の提案によって、新たな運動効果を期待することができる。また、椅子などに搭載して使用することで、従来と同様に被験者が脚を垂下させた状態で揺動を行うことができる。さらにまた、脚台を無くして、かつ低背に形成することで、持ち運び性も向上し、従来のように設置に専用スペースを確保しなければならなかった構成に比べて、置き場所に困らず、普及を促進することができるとともに、車に積んで旅先で使用するなど、新たな使用方法を提案することもできる。 【0019】 また、本発明のバランス訓練装置は、以上のように、前記揺動機構の底面に、座席と同程度以上の面積を有する盤を取付ける。 【0020】 それゆえ、揺動機構が、該揺動機構より大きな座席を揺動させても、被験者の体重から座席の重量等を、床面に対して安定に保持することができる。 【0021】 さらにまた、本発明のバランス訓練装置は、以上のように、被験者が着座した座席を揺動機構が揺動させることで、前記被験者に乗馬を模した運動負荷を付与し、被験者のバランス能力を訓練するバランス訓練装置において、脚台を無くして、揺動機構の底面に座席と同程度以上の面積を有する盤を取付け、前記揺動機構を床面に略直置きとする。 【0022】 それゆえ、従来のように脚を垂下させた状態で、或いは鐙に載せた状態で使用することはできず、被験者は脚を前へ投げ出した状態で、または脚を畳んだ状態で騎乗することになり、前方へ伸脚した状態で揺動すると被験者の腹筋をより強化することができ、脚を畳んだ状態で揺動すると被験者の太腿をより強化することができ、バランス訓練装置の新たな騎乗姿勢の提案によって、新たな運動効果を期待することができる。また、椅子などに搭載して使用することで、従来と同様に被験者が脚を垂下させた状態で揺動を行うことができる。さらにまた、脚台を無くして、かつ低背に形成することで、持ち運び性も向上し、従来のように設置に専用スペースを確保しなければならなかった構成に比べて、置き場所に困らず、普及を促進することができるとともに、車に積んで旅先で使用するなど、新たな使用方法を提案することもできる。また、揺動機構が、該揺動機構より大きな座席を揺動させても、被験者の体重から座席の重量等を、床面に対して安定に保持することができる。 【0023】 また、本発明のバランス訓練装置は、以上のように、前記揺動機構を、前記床面に設置される基台と、前記基台の左右方向の中央部において、前後方向の両端部付近から立設される一対の軸支板と、前記軸支板の遊端に設けられるボルトによって前後方向の軸線回りに揺動自在に支持される可動架台と、前記可動架台の左右方向の両端部から立設される左右一対の軸支板と、前記座席が搭載される台座と、一端がピンによって前記左右一対の軸支板の前後の端部において左右軸線回りにそれぞれ揺動自在に連結され、他端がピンによって前記可動架台に左右軸線回りにそれぞれ揺動自在に連結されることで、前記可動架台に対して前記台座を前後方向に揺動自在に支持する左右一対の前リンクおよび後リンクと、前記可動架台の略中央部に縦置きされる薄型のモータと、前記モータを内部に収容し、前記可動架台に搭載される箱体と、前記モータによって回転駆動されるとともに、前記箱体の側壁によって左右軸線回りに回転自在に支持され、その一端部に偏心軸を有する第1の駆動軸と、一端が前記偏心軸に連結され、他端が前記前リンクまたは後リンクの少なくとも一方に連結され、前記偏心軸の偏心回転を前記台座の前後揺動に変換するアームリンクと、前記第1の駆動軸によって連動して回転駆動されるとともに、前記箱体の側壁によって水平軸線回りに回転自在に支持され、その一端部に偏心軸を有する第2の駆動軸と、両端に自在軸受けを有し、一端が前記第2の駆動軸の偏心軸に連結され、他端が前記基台に連結され、前記偏心軸の偏心回転を前記箱体から台座の左右揺動に変換する偏心ロッドとを備えて構成する。 【0024】 それゆえ、1つのモータで前後左右の揺動を作成することができるとともに、縦置きの薄型モータによって前記のような低背を実現することができる。 【0025】 さらにまた、本発明のバランス訓練装置は、以上のように、前記盤の左右両側部に、ベルトを通すことができるとともに、持ち運び用の把手を設ける。 【0026】 それゆえ、前記把手にベルトを通して椅子などに固定することができる。また、前記把手を把持すると、馬の背を模した座席の短手方向が上下方向となり、長手方向が前後方向となるので、持ち運びの際に把持した側とは反対側を引き摺ってしまうことを防止することができ、容易に持ち運びを行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0027】 図1は本発明の実施の一形態に係るバランス訓練装置1の全体構成を示す斜視図であり、図2はその一部分を切り欠いて示す斜視図である。このバランス訓練装置1は、大略的に、馬の背や鞍を模した形状で被験者が着座する座席2と、前記座席2内に設けられ、座席2を揺動させる揺動機構3と、それらを支える盤4とを備えて構成される。 【0028】 図3は前記揺動機構3の一構成例を示す右側面図であり、図4はその平面図であり、図5はその正面図である。先ず、前記揺動機構3は、その底面が、前記座席2と同程度以上の面積を有する盤4に取付けられる。盤4は、樹脂などの軽量で剛性を有する材料から成り、前記揺動機構3の前記底面におけるボルトの頭部などの突起を吸収するための凹所が適宜形成されている。この盤4の左右両側部には、ベルトを通すことができるとともに、持ち運び用の把手4aが設けられている。 【0029】 前記揺動機構3は、前記盤4にねじ止めなどによって固定される基台11と、前記基台11の左右方向の中央部において、前後方向の両端部付近から立設される一対の軸支板12,13と、前記軸支板12,13の遊端に設けられるボルト14,15によって前後方向の軸線回りに揺動自在に支持される前後の揺板16,17と、前記揺板16,17が取付けられる可動架台18と、前記可動架台18の左右方向の両端部から立設される左右一対の軸支板19,20と、前記座席2が搭載される台座21と、一端がピン22,23によって前記軸支板19,20の前後の端部において左右軸線回りにそれぞれ揺動自在に連結され、他端がピン24,25によって前記可動架台に左右軸線回りにそれぞれ揺動自在に連結されることで、前記可動架台に対して前記台座21を前後方向に揺動自在に支持する左右一対の前リンク26および後リンク27と、前記可動架台18の略中央部に縦置きされる薄型のモータ28と、前記モータ28を内部に収容し、前記可動架台18に搭載される箱体29と、前記モータ28によって回転駆動されるとともに、前記箱体29の側壁29a,29bによって左右軸線回りに回転自在に支持され、その一端部に偏心軸30aを有する第1の駆動軸30と、一端が前記偏心軸30aに連結され、他端が前記前リンク26または後リンク27の少なくとも一方(図3〜図5では後リンク27)に連結され、前記偏心軸30aの偏心回転を前記台座21の前後揺動に変換するアームリンク31と、前記第1の駆動軸30によって連動して回転駆動されるとともに、前記箱体29の側壁29a,29bによって水平軸線回りに回転自在に支持され、その一端部に偏心軸32aを有する第2の駆動軸32と、両端に自在軸受けを有し、一端が前記第2の駆動軸32の偏心軸32aに連結され、他端が前記基台11に連結され、前記偏心軸32aの偏心回転を前記箱体29から台座21の左右揺動に変換する偏心ロッド33とを備えて構成される。前記モータ28の出力軸28aにはウォーム28bが圧入されており、このウォーム28bは第1の駆動軸30の大径の歯車30bに噛合している。第1の駆動軸30の小径の歯車30cは、前記第2の駆動軸32の歯車32bに噛合している。こうして、1つのモータ28によって、前後x方向の揺動と、左右y方向の揺動とを作成することができるようになっている。 【0030】 前記基台11上において、前記揺動機構3を取り囲むように、取付け壁34がねじ止めなどによって設けられている。この取付け壁34は、軸直角断面がL字状の金具の折り曲げ形成などから成り、前記座席2の底部から延設された伸縮自在のカバー35を釦止めなどによって係止する。座席2の前部には、揺動速度や運動時間などを入力操作することができる操作部36が設けられている。 【0031】 図6は、上述のように構成されるバランス訓練装置1の使用状態を説明するための側面図である。注目すべきは、本実施の形態では、脚台を無くして前記揺動機構3を盤4を介して床面40に略直置きとし、さらにその揺動機構3も前記のような構成、特に縦置きの薄型モータ28を採用することによって、その揺動機構3(盤4)の底面から座席2上面までの高さが、図6(a)で示すように被験者41が前方へ脚42を伸ばして(脚42を前へ投げ出して)着座した状態で踵43が前記床面40に接触しない程度、または図6(b)で示すように被験者41が脚42を畳んで着座した状態でつま先44が前記床面40に接触しない程度の低背、すなわちロープロファイルに形成されることである。 【0032】 したがって、従来のように脚42を垂下させた状態で、或いは鐙に載せた状態で揺動する場合に比べて、たとえば前方へ脚42を伸ばした状態で揺動すると被験者41の腹筋をより強化することができ、脚42を畳んだ状態で揺動すると被験者41の太腿をより強化することができ、バランス訓練装置の新たな騎乗姿勢の提案によって、新たな運動効果を期待することができる。 【0033】 また、前記のように脚台を無くして、かつ低背に形成することで、持ち運び性も向上し、従来のように設置に専用スペースを確保しなければならなかった構成に比べて、置き場所に困らず、普及を促進することができるとともに、車に積んで旅先で使用するなど、新たな使用方法を提案することもできる。 【0034】 さらにまた、図7で示すように、椅子45などに搭載して使用することで、従来と同様に被験者41が脚42を垂下させた状態で揺動を行うことができる。その際、前記揺動機構3の底面に座席2と同程度以上の面積を有する盤4が取付けられていることで、前記椅子45上などの比較的安定が悪い設置場所において、揺動機構3が座席2を揺動させても、被験者41の体重から座席2の重量等を、床面40に対して安定に保持することができる。また、前記盤4をベルト46によって前記椅子45などに固定することで、安定性を一層向上することができる。そして、そのベルト46を通すことができる前記把手4aを盤4の左右両端部に設けることで、前記把手4aを把持すると、馬の背を模した座席2の短手方向が上下方向となり、長手方向が前後方向となるので、持ち運びの際に把持した側とは反対側を引き摺ってしまうことを防止することができ、容易に持ち運びを行うことができる。 【図面の簡単な説明】 【0035】 【図1】本発明の実施の一形態に係るバランス訓練装置の全体構成を示す斜視図である。 【図2】図1の一部分を切り欠いて示す斜視図である。 【図3】揺動機構の一構成例を示す右側面図である。 【図4】前記揺動機構の平面図である。 【図5】前記揺動機構の正面図である。 【図6】バランス訓練装置の使用状態を説明するための側面図である。 【図7】バランス訓練装置の使用状態を説明するための側面図である。 【符号の説明】 【0036】 1 バランス訓練装置 2 座席 3 揺動機構 4 盤 4a 把手 11 基台 12,13 軸支板 14,15 ボルト 16,17 揺板 18 可動架台 19,20 軸支板 21 台座 22,23;24,25 ピン 26 前リンク 27 後リンク 28 モータ 29 箱体 29a,29b 側壁 30 第1の駆動軸 30a,32a 偏心軸 31 アームリンク 32 第2の駆動軸 33 偏心ロッド 34 取付け壁 40 床面 41 被験者 42 脚 43 踵 44 つま先 45 椅子 46 ベルト
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月25日(2006.8.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067828 【弁理士】 【氏名又は名称】小谷 悦司
【識別番号】100096150 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 孝夫
【識別番号】100099955 【弁理士】 【氏名又は名称】樋口 次郎
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| 【公開番号】 |
特開2008−48926(P2008−48926A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−228625(P2006−228625) |
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