| 【発明の名称】 |
ふりこ式運動健康器具とその機能形態 |
| 【発明者】 |
【氏名】高松 健治
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| 【要約】 |
【課題】正中線上の一点である首の付け根を固定点として腰を左右に振り股関節を真横に動かして、日常動作に必要な股関節を使っての重心移動を円滑にする運動を、特別な指導を受けず誰でも一人で適切におこなえるよう、ふりこの原理を応用した運動健康器具を提供する。
【構成】歩行などの動作や姿勢において股関節が重要な役割をもっていることは医学書でも明らかなことであり、器具により理想的な姿勢に近づけてからだの重心を安定させた状態で股関節を真横に動かして全身の運動をおこなうことで、からだ全体の関節や筋肉などあらゆる組織の代謝が盛んになり、またそれと同時に、からだの重心を正中線上で左右へ繰り返し移動することで股関節を使った重心移動が円滑になり、歩行や日常動作でのバランスが向上し脳や身体への負担が軽くなり、あらゆる身体機能の向上につながることは常識でも考えられることである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 (イ)土台(1)に支柱(2)を立て、支柱の上端に作用軸(3)を付ける。 (ロ)作用軸(3)には、頭当て(4)と尻当て(5)、上端に取っ手(6)を付ける。 (ハ)頭当て(4)は、後頭部から耳の後方までを覆う形状にする。 (ニ)尻当て(5)は、臀部全体と大転子の中間までを覆う形状にする。 (ホ)作用軸(3)は頭当て(4)の下部で、支柱(3)と固定点(7)でつながる。 (ヘ)作用軸(3)は、固定点(7)上で左右に動く。 (ト)作用軸(3)は支柱との連結部(8)上で前後に傾斜でき、前かがみの姿勢に合わせたり後ろに沿ったりできる。 (チ)尻当て(5)の後部にグリップ(9)を付ける。 (リ)支柱(2)と作用軸(3)には、身長の調節機能を付ける。 以上のごとく構成された運動健康器具。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、正中線上の一点に固定点を置き、腰を左右に振り股関節を動かし全身を運動させる健康器具である。 【背景技術】 【0002】 特によい姿勢で側方へ股関節を動かして全方向への動きを滑らかにすることがからだに、なんらかの影響があるだろうということは発明者が高齢者へのリハビリ中に発見したことで、歩行や日常動作時における股関節を使っての重心移動の円滑化や、ねこ背、側弯(ソクワン)などの姿勢の矯正、また、腰痛、肩こり、膝痛、生理痛などの個人的実験をくり返し、これらの臨床例は数百人に及んでいる。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 この運動を一人でおこなうと、次のような欠点があった。 (イ)日常で股関節を使って重心移動していないため、股関節を動かせず、からだごと左右に移動させるだけになる。 (ロ)固定点を正中線上の一点にすることが難しく、股関節を使って重心を移動することができない。 (ハ)からだを捻ってしまい、腰を左右に振れず股関節を動かせない。 本発明は、これらの課題を解決し、指導を受けておこなう運動と同じ内容を一人で、安全かつ確実にできるようになされたものである。 しかし、その運動効果が医学的に証明されるものかどうかは、今後の問題に属すべきことで、本願の主眼とすべきところではない。 【課題を解決するための手段】 【0004】 しかし、股関節の特長として、すべての方向に運動できる必要があり、このことがさまざまな動作を可能にしており、この多様な運動をおこなうために多数の筋肉が関連している。 また、人間は二足歩行であることから、歩行などの動作の際にからだの重心を一定の位置に保つ機能(平衡感覚)を持ち、360°の方向にバランスよく対応しなければ安全に生活できない。平衡感覚は、からだからのさまざまな情報を元に内耳で処理され脳に連携している。人間の重心は、理想的な姿勢(解剖学的基本肢位)の際に正中線上をとおり安定性が極めて高く、動作時にも脳や身体への負担がもっとも少ない。そして、重心は正中線上の首の付け根を通り、股関節で二本の脚に分散している。 したがって、器具の作用軸に上半身を密着させて運動すると、理想的な姿勢に近い状態で腰を左右に振ることができる。すると、正中線を軸としてからだがもっとも安定した状態で、股関節を真横に動かして重心移動ができる。そうすると、からだに必要以上の負担をかけることなく全身の運動になるので、股関節だけでなくからだ全体のあらゆる関節や筋肉がはたらき、骨や脳にも適度な刺激が入る。 以上のことから、器具で運動することで股関節の動きに関連するものはもちろん、全身のあらゆる組織や骨、脳などの細胞の代謝を盛んにし、日常動作で股関節を使っての重心移動の円滑化や、さまざまな身体機能の向上につながることは常識でも考えられる。 【発明の効果】 【0005】 また、姿勢は年齢と共に前傾することが老化とされ、からだの異常にもつながっている。最近では、この姿勢の崩れが低年齢化し、問題になっている。 姿勢を作っているのは背骨と筋肉などの軟部組織であり、背骨には組織と脳をつなぐ脊髄神経が通っている。姿勢の崩れは背骨の異常につながり、筋力や脳などのあらゆる組織のはたらきにも影響することは明らかである。 そしてまた、股関節本来のあらゆる運動のうち、一般的に日常でよく使用しているのは、伸展(図2)と屈曲(図3)であり、逆にあまり使わないのは、外転(図4)と内転(図5)すなわち真横への動きである。 関節が運動する際に筋肉は、主働筋と拮抗筋として対で作用したり、協同筋や固定筋として補助したりして複雑な動きを可能にしている。また、筋肉や関節は使うことで円滑性や柔軟性が保たれ、逆に長い間使わないでいると共に拘縮して運動性が著しく制限されることは生理解剖学的に明らかである。 そして股関節には、複雑な動きを可能にするため多くの筋肉が関連していることは前にも述べたが、姿勢の維持に重要なはたらきをもつ筋肉が含まれていることも、解剖学的に明らかなことである。 したがって、理想的な姿勢に近い状態で股関節を外転および内転させて真横に動かし全身の運動をすることが、からだになんらかの影響を与えるであろうことは、医学者の証明をまたず考えられることである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 しかしてこの場合、脳や身体に必要以上の負担をかけずに運動することが主要となる。そのための本発明の形態を、以下のとおり説明する。 (イ)作用軸(3)に頭当て(4)と尻当て(5)を設け身体を合わせることで理想的な姿勢に近づき、重心が正中線上になるので、からだへの負担が最も少ない状態で運動できる。 (ロ)頭当て(4)は後頭部を覆う形状にし、尻当て(5)は尻(臀部)から大転子までを覆う形状にすることで、身体を捻らず適切に腰を左右に振れる。 (ハ)固定点(7)を首の付け根にすることで、からだの重心が正中線上になり、効率よく腰を左右に振ることができるので股関節が真横によく動き、頭部の揺れも最小限になるので、からだへの負担がもっとも少ない。 したがって、人体に大きな影響を与えようとすれば、作用軸(3)の固定点(7)と機能形態が主要なことになる。 以下、本発明を図の具体例を用いて詳細に説明する。 【実施例1】 【0007】 身長を支柱(2)と作用軸(3)で合わせてから土台(1)の上に立ち、作用軸(3)の頭当て(4)尻当て(5)にそれぞれ身体を密着させてグリップ(9)を両手で持ち、作用軸(3)のふりこの動きに合わせて腰を左右に振る運動する。このとき、股関節は一方が外転し、もう一方は内転する。 【実施例2】 【0008】 取っ手(6)を両手で持ち、実施例1をおこなう。 【実施例3】 【0009】 土台(1)の上に立ち作用軸(3)に背中を当て、グリップ(9)を両手で持ち作用軸(3)に沿って上方に上げる運動をする。 【実施例4】 【0010】 作用軸(3)を連結部(8)で傾斜させ、自分の姿勢に合わせたり身体を反らしたりして実施例1をおこなう。 【図面の簡単な説明】 【0011】 【図1】 本発明の斜視図である。 【図2】 股関節の伸展運動の正面図である。 【図3】 股関節の屈曲運動の正面図である。 【図4】 股関節の外転運動の正面図である。 【図5】 股関節の内転運動の正面図である。 【図6】 器具で骨盤部を左方へ運動した際の、後方からの正面図である。 【図7】 作用軸に身体を合わせて静止した際の、左側面図である。 【符号の説明】 【0012】 (1) 土台 (2) 支柱 (3) 作用軸 (4) 頭当て (5) 尻当て (6) 取っ手 (7) 固定点 (8) 連結部 (9) グリップ
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| 【出願人】 |
【識別番号】506303627 【氏名又は名称】ラ・フィール株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月10日(2006.8.10) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−43697(P2008−43697A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−243421(P2006−243421) |
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