| 【発明の名称】 |
ゴルフパター用練習機 |
| 【発明者】 |
【氏名】谷本 俊雄
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| 【要約】 |
【課題】正しい振り子運動によるパターストロークを身につけることのできるゴルフパター用練習機を提供する。
【構成】ゴルフパター用練習機1は、樹脂製の2つのガイドレール2,2を備えたものである。ガイドレール2は、側面が略三角形の形状を有する板状部材であり、第1端部7から第2端部8にかけて円弧状に湾曲しながら上り勾配のスロープ4を有している。スロープ4には、第1端部7から第2端部8にかけて薄板状の金属板5が設けられている。2つのガイドレール2,2は、互いに間隔wを空けて平行に、固定部材3によって固定されている。固定部材3は樹脂製の薄板状部材であり、ガイドレール2の第2端部8側に切り欠き部12を設けてその切り欠き部12に固定部材3を嵌めこみ、スロープ4と金属板5とによって挟まれるようにしてネジ13によって固定されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1端部及び第2端部を有するガイドレールを少なくとも1つ備え、 前記ガイドレールは、前記第1端部から前記第2端部に向かって上り勾配の傾斜をなすスロープを有するゴルフパター用練習機。 【請求項2】 前記スロープは、曲率半径が500〜2000mmの円弧状に湾曲している、請求項1に記載のゴルフパター用練習機。 【請求項3】 前記スロープは、一定の傾きを有する、請求項1に記載のゴルフパター用練習機。 【請求項4】 前記スロープは、500〜2000mmの範囲で曲率半径が変化するように円弧状に湾曲している、請求項1に記載のゴルフパター用練習機。 【請求項5】 前記スロープは、傾きが変化する、請求項1に記載のゴルフパター用練習機。 【請求項6】 前記スロープは、 曲率半径が500〜2000mmの円弧状の少なくとも1つの湾曲と、 少なくとも1つの一定の傾きと が組み合わされている、請求項1に記載のゴルフパター用練習機。 【請求項7】 前記ガイドレールを2つ以上備え、 各ガイドレールが互いに間隔を空けて固定されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のゴルフパター用練習機。 【請求項8】 前記ガイドレールのそれぞれの前記第1端部と接続する固定部材を備える、請求項7に記載のゴルフパター用練習機。 【請求項9】 前記ガイドレールを2つ有したガイドレール組立部材を備え、 前記2つのガイドレールは、それぞれの第1端部同士が接続されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のゴルフパター用練習機。 【請求項10】 前記2つのガイドレールのうち、一方のガイドレールの第1端部から第2端部までの長さが、他方のガイドレールの第1端部から第2端部までの長さよりも短い、請求項9に記載のゴルフパター用練習機。 【請求項11】 前記ガイドレール組立部材を2つ以上備え、 各ガイドレール組立部材が互いに間隔を空けて固定されている、請求項9または10に記載のゴルフパター用練習機。 【請求項12】 前記スロープは、すべり部材を備える、請求項1〜11に記載のゴルフパター用練習機。 【請求項13】 パターヘッドを保持できると共に前記スロープに沿って移動できる台車を備える、請求項1〜11に記載のゴルフパター用練習機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、ゴルフパター用練習機に関する。 【背景技術】 【0002】 従来のゴルフパター用練習機が、例えば、特許文献1に開示されている。このゴルフパター用練習機を図15及び16に示す。ゴルフパター用練習機100は、ゴルフボール109をセットするボールセット部101を含み曲面状に形成されたガイド板102と、ガイド板102をその幅方向の両側で固定支持する一対の支持部103,103とを備えている。ガイド板102には、ボールセット部101に対してゴルフボール109の進行方向とは反対側に、図示しないパターをスイングしたときのパターヘッドのテイクバックの大きさを読み取るための目盛り部104が設けられている。また、一方の支持部103には、パターで打ったゴルフボール109の転がり速度を測定するために、2つのセンサ105,106を備えた距離表示部107が設けられている。さらに、ガイド板102には、距離表示部107において算出されたゴルフボール109の転がり距離を表示するための数値表示部108が設けられている。 【0003】 利用者は、ゴルフボール109をボールセット部101の後方端部101aに置いた後、ゴルフパター用練習機100の側方に立ち、目盛り部104の基準線104aの位置にパターヘッドが位置するように構え、パターヘッドを後方にテイクバックして、ゴルフボール109をパッティングする。ゴルフボール109は支持部103,103間を転がり、距離表示部107は、ゴルフボール109がセンサ105,106間を転がる時間を計測することによってゴルフボール109の転がり距離を算出し、数値表示部108にその算出値を表示させる。これにより、利用者は、パターヘッドのテイクバックの大きさとゴルフボール109の転がり距離とを互いに関連する数値として認識しながら練習することができる。 【0004】 ところが、芝生の状態はゴルフ場ごとに異なるため、全てのゴルフ場においてテイクバックの大きさとゴルフボールの転がり距離との関係が同じになることはない。パッティングにおいて最も重要なことは、ゴルフボールを転がる方向に回転させること、すなわちゴルフボールに正回転を与えることである。この点について、多くのアマチュアゴルファーはインパクトでフェイス面がスクエア(飛球線に対して直角)になっておらず、左または右を向いていることで、ゴルフボールの回転が正回転になっていないことが多い。これは、多くのアマチュアゴルファーがパターヘッドを地面と水平に真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出すものだと誤解していることが最大の理由である。パターヘッドを低く長く地面と水平に(パターヘッドが地を這うように)移動させるストロークが正しいと誤解し、これを実践している。この打ち方では、パターヘッドがゴルフボールを水平に押し進めることで、ゴルフボールと芝生との間に摩擦抵抗が生じ、転がりの良い正回転は生まれない。また、スイング軸を移動させたり、両腕と肩のラインで形成された五角形を無理に崩して振ったりしない限り、パターヘッドを低く長く地面と水平にストロークすることは、身体の骨格構造上、無理な動きであり、再現性に乏しい。 【0005】 一方、ほぼ全てのプロゴルファーは、首の付け根(頚椎)を基点にして、これとパターヘッドのソール部分間が円弧(円弧の曲率半径は身長やアドレスにもよるが、概ね1200〜1500mm、平均1300mm前後)を描くように、パターヘッドを振り子運動させるストロークを行い、パターヘッドが最下点に達したとき、または最下点に達した直後にゴルフボールを打っている。その結果、テイクバックでフェイス面は下を向き、フォローでは上を向く振り子運動になる。この動きによって、転がりの良い正回転が生まれる。また、自然にフェイス面がスクエアに保たれることで、方向性も良くなる。 【0006】 ゴルフボールにこのような正回転を与えるためには、正しい振り子運動によるパターストロークを身につけることが必要である。既に述べたように、パターヘッドを水平に移動する場合には、ゴルフボールとパターヘッドとが密接している間は、フェイス上の密接点は移動せず、パターヘッドがゴルフボールを押し込むようなインパクトとなるため、ゴルフボールは回転せず、密接が開放された後に衝突エネルギーの方向によってゴルフボールに回転が生じる。つまり、パターヘッドを水平に移動させるインパクトでは、ゴルフボールに与えられた衝突エネルギーは芝生の抵抗によって急激に減少し、またパターヘッド自体は単にゴルフボールに衝突エネルギーを与えるに過ぎず、パターヘッドがゴルフボールに正回転を与えることはできない。これに対して、曲率半径が1300mmの円弧を描くような振り子運動のインパクトでは、ゴルフボールとパターヘッドとが密接している間は、密接点はパターヘッドの中央部から下部へと移動する。このような密接点の移動現象によって、フェイス面とゴルフボールとの間にギア効果が生じ、ゴルフボールは正回転する。 【0007】 【特許文献1】特開2005−152075号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 しかしながら、ゴルフボールに正回転を与えるような正しい振り子運動によるパターストロークを身につけることを目的としたゴルフパター用練習機は開発されていない。仮にこの目的のために従来のゴルフパター用練習機100を用いようとすると、図16から明らかなように、ゴルフボール109がガイド板102の最下点102aよりも前方に位置しており、また、ガイド板102の曲面も正しい振り子運動に相当する形状ではないため、間違ったパターストロークを身につけてしまうといった問題点があった。ゴルフパター用練習機100からガイド板102を取り外し、支持部103,103の斜面を利用してパターストロークの練習をしようとしても、この斜面も正しい振り子運動に相当する形状ではなく、さらに、図16において、右側端部からゴルフボール109が置かれている部分までは水平であるため、同様の問題点が生じてしまう。これは、特許文献1には、パッティングにおいてゴルフボールに正回転を与えることが重要である旨の記載がないことから、ガイド板102及び支持部103の形状を最適なものに設計することができないからである。 【0009】 この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、正しい振り子運動によるパターストロークを身につけることのできるゴルフパター用練習機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 この発明に係るゴルフパター用練習機は、第1端部及び第2端部を有するガイドレールを少なくとも1つ備え、前記ガイドレールは、前記第1端部から前記第2端部に向かって上り勾配の傾斜をなすスロープを有する。 前記スロープは、曲率半径が500〜2000mmの円弧状に湾曲していてもよい。 前記スロープは、一定の傾きを有してもよい。 前記スロープは、500〜2000mmの範囲で曲率半径が変化するように円弧状に湾曲していてもよい。 前記スロープは、傾きが変化してもよい。 前記スロープは、曲率半径が500〜2000mmの円弧状の少なくとも1つの湾曲と、少なくとも1つの一定の傾きとが組み合わされていてもよい。 前記ガイドレールを2つ以上備え、各ガイドレールが互いに間隔を空けて固定されていてもよい。 前記ガイドレールのそれぞれの前記第1端部と接続する固定部材を備えてもよい。 前記ガイドレールを2つ有したガイドレール組立部材を備え、前記2つのガイドレールは、それぞれの第1端部同士が接続されていてもよい。 前記2つのガイドレールのうち、一方のガイドレールの第1端部から第2端部までの長さが、他方のガイドレールの第1端部から第2端部までの長さよりも短くてもよい。 前記ガイドレール組立部材を2つ以上備え、各ガイドレール組立部材が互いに間隔を空けて固定されていてもよい。 前記スロープは、すべり部材を備えてもよい。 パターヘッドを保持できると共に前記スロープに沿って移動できる台車を備えてもよい。 【発明の効果】 【0011】 この発明によれば、ゴルフパター用練習機が、第1端部及び第2端部を有するガイドレールを少なくとも1つ備え、ガイドレールは、第1端部から第2端部に向かって上り勾配の傾斜をなすスロープを有しているので、ユーザーは、パターヘッドがスロープに沿うようにして素振りをし、または実際にゴルフボールをパッティングすることにより、テイクバックでフェイス面は下を向き、フォローでは上を向くようになるので、正しい振り子運動によるパターストロークを身につけることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 実施の形態1. この実施の形態1に係るゴルフパター用練習機の斜視図を図1に示す。ゴルフパター用練習機1は、樹脂製の2つのガイドレール2,2を備えたものである。ガイドレール2は、側面が略三角形の形状を有する板状部材であり、一方の端部である第1端部7と他方の端部である第2端部8とを有している。ガイドレール2は、第1端部7から第2端部8にかけて円弧状に湾曲しながら上り勾配のスロープ4を有している。すなわち、ゴルフパター用練習機1を地面に置いたときに、地面に対する第1端部7の高さh1は最も低く、第2端部8に向かって高さが徐々に増加し、第2端部8の高さh2が最も高くなっている。スロープ4の曲率半径は、500〜2000mmであり、好ましくは1000〜1600mm、さらに好ましくは1200〜1400mmである。第1端部7の高さh1は、0.5〜5mmであり、好ましくは1.0〜4.0mm、さらに好ましくは1.5〜3.0mmである。第2端部8の高さh2は、10〜150mm、好ましくは30〜100mm、さらに好ましくは40〜80mmである。また、スロープ4には、第1端部7から第2端部8にかけて薄板状の金属板5が設けられている。これにより、スロープ4が補強されると共に滑らかな湾曲形状を確保している。 【0013】 ゴルフパター用練習機1は、2つのガイドレール2,2が互いに間隔wを空けて平行に、固定部材3によって固定されている。ここで、間隔wは、40〜120mm、好ましくは50〜90mm、さらに好ましくは55〜70mmである。固定部材3は樹脂製の薄板状部材であり、ガイドレール2の第2端部8側に切り欠き部12を設けてその切り欠き部12に固定部材3を嵌めこみ、スロープ4と金属板5とによって挟まれるようにしてネジ13によって固定されている。 【0014】 次に、この発明の実施の形態1に係るゴルフパター用練習機の使用方法について説明する。尚、この使用方法の説明において、ユーザーは右利きであることを前提としており、左利きのユーザーは、以下の説明において、左右を逆にして理解する必要がある。 ユーザーは、まず、ガイドレール2の第1端部7が右側に、第2端部8が左側に位置するように、ガイドレール2に対向するように立つ。次に、図2に示されるように、パター9のパターヘッド9aが第1端部7の近傍に位置するように構える。その後、パターヘッド9aを後方にテイクバックして、第1端部7の近傍にゴルフボールが置かれていることを想定しながら素振りを行う。この際、パター9のシャフト9bが同一平面上を動くように、肩の回転を使って振り子運動をすることが重要である。これにより、パターヘッド9aは、ユーザーの首の付け根を中心とした円弧Aの軌跡を描くようになり、その結果、インパクト後にフェイス面が上を向くようになる。もし、このような正しいパターストロークができておらず、パターヘッド9aが地面に対して平行に動くような場合には、パターヘッド9aがガイドレール2のスロープ4に接触してしまう。 【0015】 正しいパターストロークができるようになったら、ユーザーは、ゴルフボール6を、各ガイドレール2の第1端部7,7の間に位置するように置く。次に、身につけた正しいパターストロークで、ゴルフボール6をパッティングする。素振りどおりの正しいパターストロークでゴルフボール6をパッティングすることができた場合には、ゴルフボール6は正回転をしながら矢印Bの方向へ真っ直ぐ転がるため、ゴルフボール6は、2つのガイドレール2,2に接触することなくそれらの間を転がり、第2端部8,8を超えて転がり続ける。一方、正しいパターストロークでゴルフボール6をパッティングすることができなかった場合には、パターヘッド9aがガイドレール2のスロープ4に接触してしまうか、あるいは、ゴルフボール6が真っ直ぐ転がらないので、ゴルフボール6がガイドレール2に接触してしまう。以上の方法で練習を行うことにより、正しい振り子運動によるパターストロークでパッティングができるようになる。 【0016】 このように、ゴルフパター用練習機1は、第1端部7及び第2端部8を有するガイドレール2であって、第1端部7から第2端部8に向かって上り勾配の傾斜をなすスロープ4を有する2つのガイドレール2,2を備え、各ガイドレール2が互いに間隔を空けて平行に固定されている。このゴルフパター用練習機1を用いてパターの練習を行うことにより、インパクト後にパターヘッド9aがガイドレール2のスロープ4に接触せずにフェイス面が上を向くようになるので、インパクト中にフェイス面とゴルフボール6との間にギア効果を生じさせてゴルフボール6に正回転を与えることができるようになる。すなわち、ユーザーは、正しい振り子運動によるパターストロークを身につけることができる。 また、スロープ4は、曲率半径が500〜2000mmの円弧状に湾曲していることにより、パターヘッド9aがスロープ4に沿って移動するようなパターストロークを練習できるので、正しい振り子運動によるパターストロークを身につけることができる。 【0017】 実施の形態1では、ゴルフパター用練習機1が2つのガイドレール2,2を有していたが、この形態に限定するものではない。例えば、図3に示されるゴルフパター用練習機10のように、1つのガイドレール2から構成されるものであってもよい。尚、ガイドレール2は、倒れにくくなるように、適当な幅を有するように形成する必要がある。 また、ガイドレールは1つまたは2つに限定するものではなく、3つ以上であってもよく、各ガイドレールが互いに間隔を空けて平行に固定されていれば、ゴルフパター用練習機1と同様の効果を得ることができる。尚、必ずしもガイドレール同士が互いに平行になるように固定する必要はなく、第1端部7,7間の間隔が第2端部8,8間の間隔よりも小さくてもよく、逆に大きくてもよい。 【0018】 実施の形態1では、スロープが円弧状に湾曲していたが、これに限定するものではない。図4に示されるゴルフパター用練習機15のように、ガイドレール16のスロープ18が、第1端部7から第2端部8に向かって一定の傾きで上り勾配を有するように形成されていてもよい。スロープ18が円弧状に湾曲していなくても、インパクト後のフェイス面が上を向くようなパターストロークを練習することができるので、ゴルフパター用練習機1と同様の効果を得ることができる。 また、スロープが、500〜2000mmの範囲で一定の曲率半径を有する円弧状に湾曲していたり、一定の傾きを有していたりすることに限定するものではない。スロープが、500〜2000mmの範囲で曲率半径が変化するように円弧状に湾曲したものや、傾きが変化するもの、あるいは、曲率半径が500〜2000mmの円弧状の少なくとも1つの湾曲と、少なくとも1つの一定の傾きとが組み合わされているものであってもよい。すなわち、スロープが第1端部7から第2端部8に向かって上り勾配の傾斜となっていれば、一定の曲率半径を有する円弧状の湾曲または一定の傾きを有するものでなくてもよい。 【0019】 実施の形態2. 次に、この発明の実施の形態2に係るゴルフパター用練習機を説明する。尚、以下の実施の形態において、図1及び2の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。 この発明の実施の形態2に係るゴルフパター用練習機は、実施の形態1に対して、2つのガイドレール2,2の固定方法を変更したものである。 【0020】 図5に示されるように、ゴルフパター用練習機20は、樹脂製の2つのガイドレール21,21を備えたものである。ガイドレール21は、側面が略三角形の形状を有する板状部材であり、一方の端部である第1端部25と他方の端部である第2端部26とを有している。ガイドレール21は、第1端部25から第2端部26にかけて円弧状に湾曲しながら上り勾配のスロープ22を有している。2つのガイドレール21,21は、それぞれの第1端部25,25が薄板状の固定部材23で接続されることにより、互いに間隔を空けて平行に固定されている。固定部材23には、ゴルフボールをセットするボールセット部24が設けられている。尚、スロープ22の曲率半径は、実施の形態1と同じである。 【0021】 ゴルフパター用練習機20の使用方法については、実施の形態1と同じであるので、ユーザーは、ゴルフパター用練習機20を用いることによって、正しい振り子運動によるパターストロークを身につけることができる。 また、実施の形態1におけるゴルフパター用練習機10では、第2端部8側で固定部材3によって2つのガイドレール2,2を固定しているので、ゴルフボール6が固定部材3の下を通れるようにするために、ガイドレール2の長さ(第1端部7から第2端部8までの長さ)が、ある程度必要であった。これに対し、ゴルフパター用練習機20では、第1端部25,25を固定部材23によって接続することによって2つのガイドレール21,21を固定しているので、第2端部26の高さをゴルフボールの直径よりも大きくする必要がない。これにより、実施の形態1に対して、ガイドレール21の長さ(第1端部25から第2端部26までの長さ)を短くすることができる。 【0022】 実施の形態3. 次に、この発明の実施の形態3に係るゴルフパター用練習機を説明する。この発明の実施の形態3に係るゴルフパター用練習機は、実施の形態1に対して、ガイドレール2の形状を変更したものである。 【0023】 図6に示されるように、ゴルフパター用練習機40は、樹脂製の2つのガイドレール42,42と、ガイドレール42と同形状の2つの樹脂製のガイドレール43,43とを備えたものである。ガイドレール42は、側面が略三角形の形状を有する板状部材であり、一方の端部である第1端部45と他方の端部である第2端部46とを有している。ガイドレール43も同様に、第1端部47と第2端部48とを有している。ガイドレール42は、第1端部45から第2端部46にかけて円弧状に湾曲しながら上り勾配のスロープ44を有している。ガイドレール43は、第1端部47から第2端部48にかけて円弧状に湾曲しながら上り勾配のスロープ49を有している。スロープ44,49にはそれぞれ、第1端部45,47から第2端部46,48にかけて薄板状の金属板5が設けられている。ガイドレール42とガイドレール43とは、第1端部45,47に対して左右対称となるように、それぞれの第1端部45,47とが接続されて、1つのガイドレール組立部材41を構成している。2つのガイドレール組立部材41,41が互いに間隔を空けて平行に、固定部材3によって固定されている。尚、スロープ44,49の曲率半径、第1端部45,47の高さ、第2端部46,48の高さ、及び2つのガイドレール組立部材41,41の間隔は、実施の形態1と同じである。 【0024】 次に、この発明の実施の形態3に係るゴルフパター用練習機の使用方法について説明する。 ユーザーは、まず、一方のガイドレール組立部材41に対向するように立つ。次に、図7に示されるように、パター9のパターヘッド9aが第1端部45,47の近傍に位置するように構える。次に、パターヘッド9aがスロープ49に沿うように後方にテイクバックした後、パター9のシャフト9bが同一平面上を動くように、肩の回転を使って振り子運動をする。正しい振り子運動によるパターストロークができている場合には、パターヘッド9aがスロープ49及び44に沿って移動し、パターヘッド9aがユーザーの首の付け根を中心とした円弧Aの軌跡を描く。これにより、インパクト後にフェイス面が上を向くようになる。もし、このような正しいパターストロークができておらず、パターヘッド9aが地面に対して平行に動くような場合には、パターヘッド9aがスロープ44または49に接触してしまう。 【0025】 正しいパターストロークができるようになったら、ユーザーは、ゴルフボール6を、各ガイドレール42の第1端部45,45の間に位置するように置く。次に、身につけた正しいパターストロークで、ゴルフボール6をパッティングする。素振りどおりの正しいパターストロークでゴルフボール6をパッティングすることができた場合には、ゴルフボール6は正回転をしながら矢印Cの方向へ真っ直ぐ転がるため、ゴルフボール6は、2つのガイドレール42,42に接触することなくそれらの間を転がり、第2端部46,46を超えて転がり続ける。一方、正しいパターストロークでゴルフボール6をパッティングすることができなかった場合には、パターヘッド9aがガイドレール42のスロープ44またはガイドレール43のスロープ49に接触してしまうか、あるいは、ゴルフボール6が真っ直ぐ転がらないので、ゴルフボール6がガイドレール42に接触してしまう。以上の方法で練習を行うことにより、正しい振り子運動によるパターストロークでパッティングができるようになる。 【0026】 このように、ゴルフパター用練習機40は、2つのガイドレール42,43からなるガイドレール組立部材41を2つ備え、2つのガイドレール42,43は、それぞれの第1端部45,47同士が接続されて、第1端部45,47に対して左右対称に固定されている。このゴルフパター用練習機40を用いてパターの練習を行うことにより、インパクト後にパターヘッド9aのフェイス面が上を向くようになるので、正しい振り子運動によるパターストロークを身につけることができる。 【0027】 実施の形態3では、2つのガイドレール42,43からなるガイドレール組立部材41を2つ備えた構成であったが、この構成に限定するものではない。ガイドレール組立部材41が1つのものであってもよいし、3つ以上のガイドレール組立部材41からなり、各ガイドレール組立部材41が互いに間隔を空けて平行となるように固定されているものであってもよい。尚、ガイドレール組立部材41,41同士は、必ずしも互いに平行に固定されていなくてもよい。 また、ガイドレール42の形状とガイドレール43の形状とが同一でなくてもよい。例えば、図8に示されるゴルフパター用練習機50のように、ガイドレール組立部材51が、ガイドレール52とガイドレール52よりも短い長さのガイドレール53とからなるものであってもよい。ガイドレール53の長さ(第1端部57から第2端部58までの長さ)は、ガイドレール52の長さ(第1端部55から第2端部56までの長さ)の1/3〜1/2程度であれば十分である。 【0028】 実施の形態4. 次に、この発明の実施の形態4に係るゴルフパター用練習機を説明する。この発明の実施の形態4に係るゴルフパター用練習機は、実施の形態1に対して、スロープ4にすべり部材を設けたものである。 図9に示されるように、ゴルフパター用練習機60は、ガイドレール2のスロープ4に、すべり部材である円柱形状のコロ61を、第1端部7近傍から、第1端部7及び第2端部8の中間付近まで、回転可能に等間隔で複数備えている。その他の構成については、実施の形態1と同じである。 【0029】 ゴルフパター用練習機60は主に、正しい振り子運動によるパターストロークを強制的に身につける練習に使用される。この練習は、以下の要領で行われる。まず、ユーザーは、実施の形態1と同様に、ガイドレール2に対向するように立ち、図示しないパターのパターヘッドが第1端部7に最も近いコロ61の上に乗るように構える。次に、パターのシャフトが同一平面上を動くように肩の回転を使って振り子運動をする。すると、パターヘッドが隣のコロ61へ次々と移動するようになる。この結果、パターヘッドはガイドレール2のスロープ4に沿った円弧を描くようになるため、ユーザーは、正しい振り子運動によるパターストロークを強制的に身につけることができる。 【0030】 実施の形態4では、すべり部材として円柱形状のコロ61を使用したが、これに限定するものではない。例えば、ボール形状のものを回転可能にスロープ4に設けてもよく、パターヘッドがスロープ4に沿って滑りやすくなるものであれば、どのようなものであってもよい。 また、実施の形態4では、実施の形態1のゴルフパター用練習機1のスロープ4にコロ61を設けたが、これに限定するものではなく、実施の形態1の変形例のゴルフパター用練習機10または15、実施の形態2のゴルフパター用練習機20、実施の形態3のゴルフパター用練習機40またはその変形例のゴルフパター用練習機50のスロープにすべり部材を設けてもよい。 【0031】 実施の形態5. 次に、この発明の実施の形態5に係るゴルフパター用練習機を説明する。この発明の実施の形態5に係るゴルフパター用練習機は、実施の形態1に対して、スロープ4に沿って移動可能な台車を設けたものである。 図10に示されるように、ゴルフパター用練習機70は、ガイドレール2のスロープ4に沿って移動可能な台車71を備えている。台車71は、金属板5に接するように設けられた矩形薄板状の載置部材71aと、載置部材71aに対して垂直に設けられた矩形薄板状のストッパー部材71bとを備えている。図11に示されるように、ガイドレール2の両側面には、スロープ4に沿って第1端部7から第2端部8にかけて窪み部73が設けられている。また、載置部材71aの下面には下方に延びると共に窪み部73に係合可能な爪部72が設けられている。爪部72が窪み部73に係合することにより、台車71がスロープ4に沿って移動可能となっている。その他の構成については、実施の形態1と同じである。 【0032】 ゴルフパター用練習機70も、実施の形態4と同様に、主に正しい振り子運動によるパターストロークを強制的に身につける練習に使用される。この練習は、以下の要領で行われる。まず、ユーザーは、実施の形態1と同様に、ガイドレール2に対向するように立ち、図示しないパターのパターヘッドが2つの台車71,71それぞれの載置部材71a,71aに均等に乗るように構える。次に、パターのシャフトが同一平面上を動くように肩の回転を使って振り子運動をする。すると、パターヘッドがストッパー部材71b,71bを押すことによって、台車71,71がパターヘッドを保持したまま、スロープ4に沿って第2端部8へ向かって移動する。この結果、パターヘッドはガイドレール2のスロープ4に沿った円弧を描くようになるため、ユーザーは、正しい振り子運動によるパターストロークを強制的に身につけることができる。 【0033】 実施の形態5では、台車71に設けられた爪部72とガイドレール2に形成された窪み部73とが係合することによって台車71がスロープ4に沿って移動できるようにしたが、このような形態に限定するものではなく、台車71がスロープ4に沿って移動できるような構成であれば、どのようなものであってもよい。また、台車についても、実施の形態5の台車71の形態に限定するものではなく、パターヘッドを保持できるような形状であれば、どのような形状であってもよい。 さらに、実施の形態5では、実施の形態1のゴルフパター用練習機1のスロープ4に沿って移動可能な台車を設けたが、これに限定するものではなく、実施の形態1の変形例のゴルフパター用練習機10または15、実施の形態2のゴルフパター用練習機20、実施の形態3のゴルフパター用練習機40またはその変形例のゴルフパター用練習機50のスロープに沿って移動可能な台車を設けてもよい。 【0034】 実施の形態1〜5では、ガイドレールの幅が一定であったが、これに限定するものではない。厳密に言うと、テイクバックやフォローにおいて、パターヘッドは若干インサイドに入るので、ガイドレールの幅が第1端部側よりも第2端部側が大きくなるようになっていてもよい。 【0035】 実施の形態1〜5では、樹脂製のガイドレールを使用したが金属製のガイドレールであってもよい。また、樹脂製の場合には、射出成形または真空成形によって製造されたものであってもよく、金属製の場合には、鋳造等であってもよい。 また、ガイドレールは、ワイヤーで製造したものであってもよく、スロープを紐で製造したものであってもよく、スロープをレーザービームで構成してもよい。図12〜14にこれらの具体的な構成を示す。 【0036】 図12には、実施の形態1のゴルフパター用練習機1の形状に相当するものであって、ワイヤーによって製造されたゴルフパター用練習機80を示している。ゴルフパター用練習機80は、略三角形状の2つのガイドレール81,81を備えている。ガイドレール81は第1端部82及び第2端部83を有し、第1端部82から第2端部83に向かって上り勾配のスロープ84が形成され、スロープ84は円弧状に湾曲している。2つのガイドレール81,81は、第1端部82同士を固定するワイヤー85と、第2端部同士を固定するワイヤー86とによって、互いに間隔を空けて平行に固定されている。このようなゴルフパター用練習機80でも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。 【0037】 図13には、実施の形態1のゴルフパター用練習機1の形状に相当するものであって、ワイヤー及び紐によって製造したゴルフパター用練習機90を示している。ゴルフパター用練習機80は、略三角形状の2つのガイドレール91,91を備えている。ガイドレール91はL字状のワイヤーからなる本体部92を有し、本体部92は第1端部93及び第2端部94を有している。また、本体部92の両端を結ぶと共に下方に滑らかに垂れるように紐95を設けることによって、スロープ96が構成されている。2つのガイドレール91,91は、第1端部93同士を固定するワイヤー97と、第2端部同士を固定するワイヤー98とによって、互いに間隔を空けて平行となるように固定されている。このようなゴルフパター用練習機90でも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。 【0038】 図14には、実施の形態1の変形例であるゴルフパター用練習機10の形状に相当するものであって、レーザー発生器によって構成したゴルフパター用練習機200を示している。ゴルフパター用練習機200は、レーザー発生器201と、レーザー発生器201を支持する支持部材202とを備えている。支持部材202は、レーザー発生器201の電源となる図示しないバッテリーを収容した電源部203を備えている。レーザー発生器201は、支持部材202に対して、レーザー204の方向が変更可能となっている。レーザー204が地面210に対して適当な角度をなすように調整することにより、レーザー204は、一定の傾きを有するスロープを構成する。また、レーザー204と地面210との交差点205が第1端部を構成し、支持部材202が第2端部を構成することにより、レーザー発生器201と、支持部材202と、レーザー204とはガイドレールを構成する。このようなゴルフパター用練習機200でも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。尚、電源部203は、バッテリーの代わりに、家庭用電源を用いることができるように、コンセントにしてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0039】 【図1】この発明の実施の形態1に係るゴルフパター用練習機の斜視図である。 【図2】実施の形態1に係るゴルフパター用練習機の側面図である。 【図3】実施の形態1に係るゴルフパター用練習機の変形例の斜視図である。 【図4】実施の形態1に係るゴルフパター用練習機の別の変形例の斜視図である。 【図5】実施の形態2に係るゴルフパター用練習機の斜視図である。 【図6】実施の形態3に係るゴルフパター用練習機の斜視図である。 【図7】実施の形態3に係るゴルフパター用練習機の側面図である。 【図8】実施の形態3に係るゴルフパター用練習機の変形例の斜視図である。 【図9】実施の形態4に係るゴルフパター用練習機の斜視図である。 【図10】実施の形態5に係るゴルフパター用練習機の斜視図である。 【図11】図10のXI−XI線に沿った断面図である。 【図12】この発明に係るゴルフパター用練習機の変形例の斜視図である。 【図13】この発明に係るゴルフパター用練習機の別の変形例の斜視図である。 【図14】この発明に係るゴルフパター用練習機のさらに別の変形例の斜視図である。 【図15】従来のゴルフパター用練習機の斜視図である。 【図16】従来のゴルフパター用練習機の側面図である。 【符号の説明】 【0040】 1,10,15,20,30,40,50,60,70,80,90,200 ゴルフパター用練習機、2,16,21,31,42,43,52,53,81,91 ガイドレール、7,25,34,45,47,55,57,82,93 第1端部、8,26,35,46,48,56,58,83,94 第2端部、4,18,22,32,44,49,84,96 スロープ、23 固定部材、41,51 ガイドレール組立部材、61 コロ(すべり部材)、71 台車。
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| 【出願人】 |
【識別番号】503467610 【氏名又は名称】株式会社イーアンドエフ
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| 【出願日】 |
平成18年8月16日(2006.8.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100110423 【弁理士】 【氏名又は名称】曾我 道治
【識別番号】100084010 【弁理士】 【氏名又は名称】古川 秀利
【識別番号】100094695 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴木 憲七
【識別番号】100111648 【弁理士】 【氏名又は名称】梶並 順
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| 【公開番号】 |
特開2008−43519(P2008−43519A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−221837(P2006−221837) |
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