| 【発明の名称】 |
トレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システム、およびそれに用いる無段階負荷調節機構 |
| 【発明者】 |
【氏名】小林 眞
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| 【要約】 |
【課題】医師などの処方に基づいて、トレーニングマシン使用者に最適な負荷量を正確かつ迅速に設定することができ、また、要すれば、使用者の体格に合うように当該トレーニングマシンの座席等の位置を自動的に調節することができるトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システムを提供すること。
【構成】トレーニングマシン使用者に最適な負荷量等が磁気カードやICチップ、ICタグなどのメモリ媒体Mに記録され、かつ、このデータを読み取り可能なリーダー手段2を備え、この負荷値データに基づいてウエイトムーバー3を駆動可能な制御コントローラ4が配設されており、 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ウエイト1を運動させることによって、筋肉に負荷を加えることができるトレーニングマシンにおいて、少なくともトレーニングマシン使用者に最適な負荷量に自動的に調節可能なシステムであって、 トレーニングマシン使用者に最適な負荷量が磁気カードやICチップ、ICタグなどのメモリ媒体Mに記録され、かつ、このデータを読み取り可能なリーダー手段2を備え、この負荷値データに基づいてウエイトムーバー3を駆動可能な制御コントローラ4が配設されており、 前記ウエイトムーバー3が駆動することによって、設定した負荷量に対応する所定位置に前記ウエイト1が移動して、当該ウエイト1の運動軌道が変化することにより、ウエイト運動による負荷量を調節可能に構成したことを特徴とするトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システム。 【請求項2】 トレーニングマシン使用者の体格データがメモリ媒体Mに記録され、この体格データに基づいて、トレーニングマシンにおける座板、背板、ハンドル、バー、グリップなどの接触部材の位置を移動可能な移動手段5が配設されており、 この移動手段5が駆動することによって、設定された体格データに基づく所定位置に前記接触部材がそれぞれ移動することにより、使用者の体格に合致するポジションに調節可能に構成したことを特徴とする請求項1記載のトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システム。 【請求項3】 ウエイトムーバー3が制御モータ31であって、この制御モータ31によりウエイト1の所定位置に移動せしめるためのスクリューシャフト6Aあるいはこれに螺合するネジナット部材6Bを回転可能であることを特徴とする請求項1または2記載のトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システム。 【請求項4】 運動中のトレーニングマシン使用者の呼吸数、心拍数、血圧値、心筋電圧のごとき生理的変動量を計測して、当該測定値が正常範囲を超えたときに、ウエイト1の運動を制止する制動手段7に制止信号が発信されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システム。 【請求項5】 端末コンピュータからインターネットやLAN回線などの電気通信回線を介して、ウエイトムーバー3に対して負荷値データおよび/または体格データを遠隔送信できるように構成したことを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システム。 【請求項6】 トレーニングマシン使用者が行う単位動作毎にビープ音を発するとともに、当該動作回数をカウント可能であることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載のトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システム。 【請求項7】 トレーニングマシン使用者が行った各器具の各動作回数および/または実施日時が運動履歴データとしてメモリ媒体Mに記録されることを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載のトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システム。 【請求項8】 ウエイト1を運動させることによって、筋肉に負荷を加えることができるトレーニングマシンにおいて、 前記ウエイト1に貫設したネジ孔11、あるいはウエイト1に添設したネジナット部材6Bにスクリューシャフト6Aが螺挿された状態で長手の振子フレーム8に格納されている一方、 この振子フレーム8の一方の端部には、前記スクリューシャフト6Aに直交する方向に枢軸81が突設されており、この枢軸81を揺動軸として当該振子フレーム8が揺動可能であっ て、 ウエイトムーバー3の駆動による前記スクリューシャフト6Aまたはネジナット部材6Bの正逆回転によってウエイト1が振子フレーム8の長手方向にスライド移動して、当該ウエイト1の重心と枢軸81とのスパンが増減されることによって、ウエイト1の揺動時のモーメント量を変化できるとともに、このモーメント量に比例して前記枢軸81の回転抗力が増減変化することにより、当該枢軸81の外周に捲回固定されたベルト部材9の引張抗力を調節可能にしたことを特徴とするトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システムに用いる無段階負荷調節機構。 【請求項9】 ウエイト1を昇降動させることによって、筋肉に負荷を加えることができるトレーニングマシンにおいて、 前記ウエイト1には挿通孔12が貫設されており、この挿通孔12にガイドシャフト82が挿通された状態で長手の振子フレーム8に格納されている一方、 この振子フレーム8の上端部近傍の外側面には、前記ガイドシャフト82に直交する方向に支軸83が形成されており、この支軸83を回転軸として当該振子フレーム8が揺動可能であって、かつ、同振子フレーム8の外側面には、ネジナット部材6Bが枢設され、このネジナット部材6Bに前記スクリューシャフト6Aが螺挿されており、 ウエイトムーバー3の駆動による当該スクリューシャフト6Aあるいはネジナット部材6Bの正逆回転によって当該ネジナット部材6Bを介して振子フレーム8の傾斜角度が変化するとともに、この傾斜角度に比例して前記ウエイト1の鉛直成分の荷重分力が増減変化することによって、当該ウエイト1に固定されたベルト部材9の引張抗力を調節可能にしたことを特徴とするトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システムに用いる無段階負荷調節機構。 【請求項10】 ウエイトムーバー3がスクリューシャフト6Aあるいはこれに螺合するネジナット部材6Bを自動回転せしめる制御モータ31であることを特徴とする請求項8または9記載のトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システムに用いる無段階負荷調節機構。 【請求項11】 ウエイト1にガイド溝13が形成され、振子フレーム8のガイドレール84に沿ってスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項8〜10の何れか一つに記載のトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システムに用いる無段階負荷調節機構。 【請求項12】 スクリューシャフト6Aがボールネジであることを特徴とする請求項8〜11の何れか一つに記載のトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システムに用いる無段階負荷調節機構。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、トレーニングマシンの改良、更に詳しくは、医師などの処方に基づいて、トレーニングマシン使用者に最適な負荷量を正確かつ迅速に設定することができ、また、要すれば、使用者の体格に合うように当該トレーニングマシンの座席等の位置を自動的に調節することができるトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システム、およびそれに用いる無段階負荷調節機構に関するものである。 【背景技術】 【0002】 近年、フィットネスクラブなどにおいて各種のトレーニングを行う場合には、医師や管理栄養士、トレーナーなどの専門家が、対象者の健康状態などを個別的に診断して必要とされる運動の種類や負荷値、運動量などを処方し、詳細な運動メニューが設定され、例えば、筋力を増強するために与えるべき負荷量が設定される。 【0003】 ところで、かかる筋力増強トレーニングには、トレーニングマシンが用いられており、一般的には、重量なウエイトを持ち上げることによって筋肉に負荷をかける方式のものが多く採用されている。 【0004】 具体的には、ウエイトを重力に抗して鉛直方向にスライドして昇降させる構造になっており、例えば、「5kg」や「10kg」などの所定重量のウエイトが複数配置され、目的重量になるように組み合わせてピンなどの掛止具を差し込み、引っ掛けた分のウエイトの数によって荷重を変更して、持ち上げる際の負荷調節をするものである(例えば、特許文献1参照)。 【0005】 しかしながら、かかる重量調節の構造では、各ウエイトの重量単位で段階的にしか荷重を設定変更することができず、中間重量にあたる荷重に微調整をすることができないという不満があった。 【0006】 したがって、設定可能な負荷重量の範囲を広げるためには、不可避的に多くのウエイトが必要になるという問題もあるし、更にまた、各ウエイトが分離独立しているため、操作する際に誤って手指を挟む危険性もあった。 【0007】 また、トレーニングマシンは、複数人が共有で使用することが多く、使用者によって体格が各々異なることから、トレーニング前に、その都度マシンの座板、背板、ハンドル、バー、グリップなどの使用者の身体に接触する部材の位置を、座高や腕、足の長さなどに合わせなければならず、この作業には時間も手間もかかり、非常に面倒であった。 【特許文献1】特開平10−118222号公報(第2−4頁、図1) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 本発明は、従来のトレーニングマシンに上記問題があったことに鑑みて為されたものであり、医師などの処方に基づいて、トレーニングマシン使用者に最適な負荷量を正確かつ迅速に設定することができ、また、要すれば、使用者の体格に合うように当該トレーニングマシンの座席等の位置を自動的に調節することができるトレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システムを提供することを技術的課題とする。 【0009】 また、本発明は、複数の荷重ウエイトの必要がなく、簡素な構造で負荷重量を広範囲にわたり、かつ、無段階的に設定することができ、しかも、安全に取り扱うことも可能な無段階負荷調節機構を提供することを技術的課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。 【0011】 即ち、本発明は、ウエイト1を運動させることによって、筋肉に負荷を加えることができるトレーニングマシンにおいて、少なくともトレーニングマシン使用者に最適な負荷量に自動的に調節可能なシステムであって、 トレーニングマシン使用者に最適な負荷量が磁気カードやICチップ、ICタグなどのメモリ媒体Mに記録され、かつ、このデータを読み取り可能なリーダー手段2を備え、この負荷値データに基づいてウエイトムーバー3を駆動可能な制御コントローラ4が配設されており、 前記ウエイトムーバー3が駆動することによって、設定した負荷量に対応する所定位置に前記ウエイト1が移動して、当該ウエイト1の運動軌道が変化することにより、ウエイト運動による負荷量を調節可能に構成するという技術的手段を採用することによって、トレーニングマシンにおける個人仕様自動調節システムを完成させた。 【0012】 また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、トレーニングマシン使用者の体格データがメモリ媒体Mに記録され、この体格データに基づいて、トレーニングマシンにおける座板、背板、ハンドル、バー、グリップなどの接触部材の位置を移動可能な移動手段5が配設されており、 この移動手段5が駆動することによって、設定された体格データに基づく所定位置に前記接触部材がそれぞれ移動することにより、使用者の体格に合致するポジションに調節可能に構成するという技術的手段を採用した。 【0013】 更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ウエイトムーバー3が制御モータ31であって、この制御モータ31によりウエイト1の所定位置に移動せしめるためのスクリューシャフト6Aあるいはこれに螺合するネジナット部材6Bを回転可能にするという技術的手段を採用した。 【0014】 更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、運動中のトレーニングマシン使用者の呼吸数、心拍数、血圧値、心筋電圧のごとき生理的変動量を計測して、当該測定値が正常範囲を超えたときに、ウエイト1の運動を制止する制動手段7に制止信号を発信するようにするという技術的手段を採用した。 【0015】 更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、端末コンピュータからインターネットやLAN回線などの電気通信回線を介して、ウエイトムーバー3に対して負荷値データおよび/または体格データを遠隔送信できるように構成するという技術的手段を採用した。 【0016】 更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、トレーニングマシン使用者が行う単位動作毎にビープ音を発するとともに、当該動作回数をカウント可能にするという技術的手段を採用した。 【0017】 更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、トレーニングマシン使用者が行った各器具の各動作回数および/または実施日時を運動履歴データとしてメモリ媒体Mに記録するという技術的手段を採用した。 【0018】 また、本発明は、ウエイト1を運動させることによって、筋肉に負荷を加えることができるトレーニングマシンにおいて、 前記ウエイト1に貫設したネジ孔11、あるいはウエイト1に添設したネジナット部材6Bにスクリューシャフト6Aが螺挿された状態で長手の振子フレーム8に格納されている一方、 この振子フレーム8の一方の端部には、前記スクリューシャフト6Aに直交する方向に枢軸81が突設されており、この枢軸81を揺動軸として当該振子フレーム8が揺動可能であっ て、 ウエイトムーバー3の駆動による前記スクリューシャフト6Aまたはネジナット部材6Bの正逆回転によってウエイト1が振子フレーム8の長手方向にスライド移動して、当該ウエイト1の重心と枢軸81とのスパンが増減されることによって、ウエイト1の揺動時のモーメント量を変化できるとともに、このモーメント量に比例して前記枢軸81の回転抗力が増減変化することにより、当該枢軸81の外周に捲回固定されたベルト部材9の引張抗力を調節可能にするという技術的手段を採用することによって、トレーニングマシンにおける個人使用自動調節システムに用いる無段階負荷調節機構を完成させた。 【0019】 また、本発明は、ウエイト1を昇降動させることによって、筋肉に負荷を加えることができるトレーニングマシンにおいて、 前記ウエイト1には挿通孔12が貫設されており、この挿通孔12にガイドシャフト82が挿通された状態で長手の振子フレーム8に格納されている一方、 この振子フレーム8の上端部近傍の外側面には、前記ガイドシャフト82に直交する方向に支軸83が形成されており、この支軸83を回転軸として当該振子フレーム8が揺動可能であって、かつ、同振子フレーム8の外側面には、ネジナット部材6Bが枢設され、このネジナット部材6Bに前記スクリューシャフト6Aが螺挿されており、 ウエイトムーバー3の駆動による当該スクリューシャフト6Aあるいはネジナット部材6Bの正逆回転によって当該ネジナット部材6Bを介して振子フレーム8の傾斜角度が変化するとともに、この傾斜角度に比例して前記ウエイト1の鉛直成分の荷重分力が増減変化することによって、当該ウエイト1に固定されたベルト部材9の引張抗力を調節可能にするという技術的手段を採用することによって、トレーニングマシンにおける個人使用自動調節システムに用いる無段階負荷調節機構を完成させることもできる。 【0020】 また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ウエイトムーバー3をスクリューシャフト6Aあるいはこれに螺合するネジナット部材6Bを自動回転せしめる制御モータ31にするという技術的手段を採用した。 【0021】 更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ウエイト1にガイド溝13を形成し、振子フレーム8のガイドレール84に沿ってスライド可能に構成するという技術的手段を採用した。 【0022】 更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、スクリューシャフト6Aをボールネジにするという技術的手段を採用した。 【発明の効果】 【0023】 本発明の自動調節システムにあっては、トレーニングマシン使用者に最適な負荷量等を磁気カードやICチップ、ICタグなどのメモリ媒体に記録し、かつ、このデータを読み取り可能なリーダー手段を備え、この負荷値データに基づいてウエイトムーバーを駆動可能な制御コントローラを配設し、 前記ウエイトムーバーを駆動することによって、設定した負荷量に対応する所定位置に前記ウエイトを移動して、当該ウエイトの運動軌道を変化させることにより、ウエイト運動による負荷量を調節することできる。 【0024】 したがって、医師などの処方に基づいて、トレーニングマシン使用者に最適な負荷量を正確かつ迅速に設定することができ、運動療法に大いに貢献するものである。 【0025】 また、トレーニングをする際に、使用者の体格に合わせて、マシンの部材を適切な位置に迅速に移動調節することができるので、無駄な時間や手間を省くことができる。 【0026】 更にまた、本発明の調節機構によれば、複数の荷重ウエイトを必要とせずとも、簡素な構造で負荷重量を広範囲にわたり設定することができる。更にまた、スクリューシャフトの回転によってウエイトの位置を変更することにより、モーメント量を変化させることを巧みに利用し、無段階的に荷重を微調節して設定することができる。 【0027】 このように、ウエイトを逐一交換する必要がないので、安全に取り扱うこともできることから、非常に使い勝手が良く、産業上の利用価値は頗る大きいと云える。 【発明を実施するための最良の形態】 【0028】 本発明を実施するための最良の形態を具体的に図示した図面に基づいて更に詳細に説明すると、次のとおりである。 【0029】 〔システム実施例〕 本発明のシステムを図1から図7に基づいて説明する。ここで、本システムは、ウエイト1を運動させることによって、筋肉に負荷を加えることができるトレーニングマシンにおいて、トレーニングマシン使用者に最適な負荷量や、体格に合致するマシンポジションに自動的に調節可能なものである。なお、本実施例のシステムに用いる負荷調節機構については後述する。 【0030】 しかして、本発明における調節システムにあっては、まず、トレーニングマシン使用者に最適な負荷量等を磁気カードやICチップ、ICタグなどのメモリ媒体Mに記録して、かつ、このデータを読み取り可能なリーダー手段2を備え、この負荷値データに基づいてウエイトムーバー3を駆動可能な制御コントローラ4を配設する。 【0031】 次に、前記ウエイトムーバー3を駆動させることによって、設定した負荷量に対応する所定位置に前記ウエイト1を移動することができる。本実施例では、必要に応じて、ウエイトムーバー3を制御モータ31にして、この制御モータ31によりウエイト1の所定位置に移動せしめるためのスクリューシャフト6Aあるいはこれに螺合するネジナット部材6Bを回転可能にすることができる。 【0032】 このようにして、当該ウエイト1の運動軌道を変化させることができるので、ウエイト運動による負荷量を増減調節できる。 【0033】 なお、本実施例では、トレーニングマシン使用者の体格データをメモリ媒体Mに記録して、この体格データに基づいて、トレーニングマシンにおける座板、背板、ハンドル、バー、グリップなどの接触部材の位置を移動可能な移動手段5を配設し、 この移動手段5を駆動させることによって、設定された体格データに基づく所定位置に前記接触部材がそれぞれ移動することにより、使用者の体格に合致するポジションに調節可能に構成することもできる。 【0034】 また、本実施例では、必要に応じて、運動中のトレーニングマシン使用者の呼吸数、心拍数、血圧値、心筋電圧のごとき生理的変動量を計測して、当該測定値が正常範囲を超えたときに、ウエイト1の運動を制止する制動手段7に制止信号を発信するように構成することもできる。 【0035】 更にまた、本実施例では、必要に応じて、端末コンピュータからインターネットやLAN回線などの電気通信回線を介して、ウエイトムーバー3に対して負荷値データ/または体格データを遠隔送信できるように構成することも可能である。 【0036】 更にまた、本実施例では、必要に応じて、トレーニングマシン使用者が行う単位動作毎にビープ音を発するとともに、当該動作回数をカウント可能にすることもできる。 【0037】 更にまた、本実施例では、必要に応じて、トレーニングマシン使用者が行った各器具の各動作回数および/または実施日時が運動履歴データとしてメモリ媒体Mに記録することができる。 【0038】 次に、本発明の自動調節システムに用いる負荷調節機構の実施例について、以下に説明する。 【0039】 〔負荷調節機構の第1実施例〕 本発明のシステムに用いるトレーニングマシンの負荷調節機構の第1実施例を図1から図4に基づいて説明する。なお、本発明の負荷調節機構は、図1に示すように、ウエイト1を往復運動させることによって、筋肉に負荷を加えることができるトレーニングマシンにおいて採用されるものである。 【0040】 本実施例における負荷調節機構を構成するにあっては、まず、前記ウエイト1にはネジ孔11を貫設し、このネジ孔11にスクリューシャフト6Aを螺挿した状態で長手の振子フレーム8に格納する。 【0041】 また、前記振子フレーム8の一方の端部(図2中、右側)には、前記スクリューシャフト6Aに直交する方向に枢軸81を突設し、この枢軸81を揺動軸として当該振子フレーム8を揺動可能に構成する。したがって、ウエイト1は枢軸81を中心とする円軌道に沿ってシーソー運動をすることとなる。 【0042】 そして、ウエイトムーバー3を用いて、スクリューシャフト6Aを正逆回転することによってウエイト1を振子フレーム8の長手方向にスライド移動して、当該ウエイト1の重心と枢軸81とのスパンを増減することができる。 【0043】 なお、図3に示すように、ウエイト1に前記スクリューシャフト6Aに螺合するネジナット部材6Bを添設して、このネジナット部材6Bの正逆回転によってウエイト1を振子フレーム8の長手方向にスライド移動して、当該ウエイト1の重心と枢軸81とのスパンを増減することもできる。 【0044】 このようにして、ウエイト1の揺動時のモーメント量を変化させることができるのである。即ち、スパンを大きくして、ウエイト1を枢軸81から遠い距離にすれば、枢軸81におけるモーメント量を大きくすることができる。したがって、このモーメント量に比例して前記枢軸81の回転抗力を増減変化することができる。 【0045】 その結果、当該枢軸81の外周に捲回固定されたベルト部材9の引張抗力を調節可能となる。よって、トレーニングマシン使用者の希望に合わせて、負荷を自由に変更することができるのである。このように構成したことによって、ウエイト1を逐一交換する必要がなく、モーメント量の調節だけで負荷を調節することができ、しかも、負荷の微調整も可能となる。 【0046】 本実施例では、ウエイト1が円軌道に沿ってシーソー運動をすることとなるため、上側に持ち上げるに連れて負荷が減少するので、トレーニングマシン使用者の身体状況や鍛練箇所、トレーニング内容に合わせて、徐々に筋肉にかかる負担を軽減させるべきものに好適である。 【0047】 なお、この際、図4に示すように、ウエイト1の軌道を水平レベルから上下対称的(本図では上下約45度の範囲)に揺動できるようにすることにより、カム軸を用いて、伝達荷重を略均等ならしめることができる。 【0048】 また、本実施例では、スクリューシャフト6Aを自動的に回転せしめるウエイトムーバー3として制御モータ31を採用することもでき、当該スクリューシャフト6Aを高速で回転させてウエイト1を移動し、速やかに荷重調節をすることができる。 【0049】 更にまた、本実施例では、ウエイト1にガイド溝13を形成して、振子フレーム8のガイドレール84に沿ってスライド可能に構成することができ、ウエイト1がフレーム内で回転して誤って脱落したりすることを防止し、安全性を向上させることができる。 【0050】 更にまた、本実施例では、スクリューシャフト6Aをボールネジにすることもでき、摩擦抵抗を減少することによって、移動をスムースに行うこともできる。 【0051】 〔負荷調節機構の第2実施例〕 次に、本発明の第2実施例を図5から図7に基づいて説明する。本実施例では、前記ウエイト1に挿通孔12を貫設し、この挿通孔12にガイドシャフト82が挿通された状態で長手の振子フレーム8に格納されている(図5参照)。 【0052】 そして、この振子フレーム8の上端部近傍の外側面には、前記ガイドシャフト82に直交する方向に支軸83を形成し、この支軸83を回転軸として当該振子フレーム8を揺動自在に構成する。 【0053】 また、振子フレーム8の外側面には、ネジナット部材6Bを首振り自在に枢設して、このネジナット部材6Bにスクリューシャフト6Aを螺挿する。 【0054】 次いで、図6および図7に示すように、前記スクリューシャフト6Aあるいはネジナット部材6Bの正逆回転によって当該ネジナット部材6Bを介して振子フレーム8の傾斜角度を変化させることができる。この際、かかる螺合位置が弧状に変動するけれども、ネジナット部材6Bの取付基端部が回転可能であり、かつ、スクリューシャフト6Aも回転可能な支点51に支持されているため、かかる変動軌道に滑らかに連動させることができる。 【0055】 したがって、振子フレーム8の傾斜角度に比例して前記ウエイト1の鉛直成分の荷重分力を増減変化させることができる。即ち、図6の場合には鉛直成分が大きくなるために、負荷は大きくなるし、図7の場合には、鉛直成分が小さくなるため、負荷を小さくすることができる。 【0056】 このように傾斜角度を変更することで、当該ウエイト1に固定されたベルト部材9の引張抗力を調節することができるのである。なお、本実施例のトレーニングマシンは、第1実施例とは異なり、ウエイト1が直線軌道に沿って往復運動するため、一定の負荷を得ることができる。 【0057】 また、本実施例においても、第1実施例と同様、ウエイト1にガイド溝13を形成して、振子フレーム8のガイドレール84に沿ってスライド可能に構成することや、スクリューシャフト6Aをボールネジにすること、あるいは、スクリューシャフト6Aを自動的に回転せしめる制御モータ31を配設することを適宜併せて採用することは当然に可能である。 【0058】 〔トレーニングマシン例その1〕 上記のごとく構成された無段階負荷調節機構は、例えば、図8に示すような、胸筋、上腕筋強化のためのトレーニングマシン(リアデルトなど)に適用することができ、左右両側に配設されたバーを内側に寄せ合わせる際に、ベルト部材9を介して引張抗力をかけることができる。 【0059】 なお、このトレーニングマシンをは、背板位置や座高位置を、適宜、調整可能に構成することができ、コントロールパネルとしてリーダー手段2を設置して、トレーニングマシン使用者に最適な負荷量および/または体格データを記録したメモリ媒体Mをかざすことにより、適切な荷重およびポジションに自動的に調節することができる。また、このコントロールパネルには、手動のポジション調節スイッチや荷重表示手段などを設けることもできる。 【0060】 〔トレーニングマシン例その2〕 また、上記調節システムおよび調節機構は、例えば、図9に示すような、腹筋、胸筋強化のためのトレーニングマシン(アブクランチなど)に適用することもでき、前方に配設されたバーを押し下げる際に、ベルト部材9を介して引張抗力をかけることができる。なお、このトレーニングマシンにおいても、前記同様に背板位置や座高位置を、適宜、調整可能に構成することができる。 【0061】 〔トレーニングマシン例その3〕 更にまた、上記のごとく構成された調節システムおよび調節機構は、例えば、図8に示すような、上腕筋強化のためのトレーニングマシン(プルダウンなど)に適用することもでき、頭上に配設されたバーを引き下げる際に、ベルト部材9を介して引張抗力をかけることができる。なお、このトレーニングマシンにおいても、前記同様に背板位置や座高位置を、適宜、調整可能に構成することができる。 【0062】 本発明は、概ね上記のように構成されるが、図示の実施例に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、振子フレーム8の形状は、ウエイト1およびスクリューシャフト6Aを格納できるものであるならば、図示の形状に限らず、他の形状に設計変更することが可能であり、本発明の技術的範囲に属する。 【図面の簡単な説明】 【0063】 【図1】本発明の第1実施例のトレーニングマシンを表わす説明斜視図である。 【図2】本発明の第1実施例のトレーニングマシンの使用状態を表わす説明斜視図である。 【図3】本発明の第1実施例のトレーニングマシンの変形例を表わす説明斜視図である。 【図4】本発明の第1実施例のトレーニングマシンの使用状態を表わす説明側面図である。 【図5】本発明の第2実施例のトレーニングマシンを表わす説明斜視図である。 【図6】本発明の第2実施例のトレーニングマシンの使用状態を表わす説明側面図で 【図7】本発明の第2実施例のトレーニングマシンの使用状態を表わす説明側面図である。 【図8】本発明の負荷調節機構を適用したトレーニングマシンを表わす全体斜視図である。 【図9】本発明の負荷調節機構を適用したトレーニングマシンを表わす全体斜視図である。 【図10】本発明の負荷調節機構を適用したトレーニングマシンを表わす全体斜視図である。 【符号の説明】 【0064】 1 ウエイト 11 ネジ孔 12 挿通孔 13 ガイド溝 2 リーダー手段 3 ウエイトムーバー 31 制御モータ 4 制御コントローラ 5 移動手段 6A スクリューシャフト 61 支点 6B ネジナット部材 7 制動手段 8 振子フレーム 81 枢軸 82 ガイドシャフト 83 支軸 84 ガイドレール 9 ベルト部材 M メモリ媒体
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| 【出願人】 |
【識別番号】394024477 【氏名又は名称】福井コンピュータ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月31日(2006.7.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076484 【弁理士】 【氏名又は名称】戸川 公二
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| 【公開番号】 |
特開2008−29688(P2008−29688A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−207979(P2006−207979) |
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