| 【発明の名称】 |
低圧室の筐体開閉安全装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山野邉 洋一郎
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| 【要約】 |
【課題】低圧室の筐体開閉時の安全装置を提供できるようにしたものである。
【構成】凹部を有した圧力容器用鏡板からなる2個の筐体(2)、(4)の該凹部を互いに対向させて筐体内部に居住空間(1)と座席(22)、(23)を設け、該筐体(2)、(4)の外周端部の突合せ部の間にパッキン(6)を配して開閉可能にして密着させる低圧室において、前記座席(22)、(23)にそれぞれ着席センサー(24a)、(24b)と前記座席(22)、(23)の両側にそれぞれ両手操作用押しボタンスイッチ(25a)、(25b)、(25c)、(25d)を設け、前記座席(22)、(23)に着席した全員が前記押しボタンスイッチ(25a)、(25b)、(25c)、(25d)を両手操作したときにのみ筐体(2)、(4)を閉じることができる二重安全装置を設けた低圧室の筐体開閉安全装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 凹部を有した圧力容器用鏡板からなる2個の筐体(2)、(4)の該凹部を互いに対向させて筐体内部に居住空間(1)と座席(22)、(23)を設け、該筐体(2)、(4)の外周端部の突合せ部の間にパッキン(6)を配して開閉可能にして密着させる低圧室において、前記座席(22)、(23)にそれぞれ着席センサー(24a)、(24b)と前記座席(22)、(23)の両側にそれぞれ両手操作用押しボタンスイッチ(25a)、(25b)、(25c)、(25d)を設け、前記座席(22)、(23)に着席した全員が前記押しボタンスイッチ(25a)、(25b)、(25c)、(25d)を両手操作したときにのみ筐体(2)、(4)を閉じることができる二重安全装置を設けることを特徴とする低圧室の筐体開閉安全装置。 【請求項2】 筐体(2)、(4)の開閉前並びに開閉中に、前記筐体(2)、(4)内部の居住空間(1)に設けたスピーカー(26)又はディスプレーテレビ(27)により、音声或いは映像又は両方の手段によって前記筐体(2)、(4)が開閉動作開始或いは開閉動作中であることを低圧室入室者にガイダンスすることを特徴とする請求項1記載の低圧室の筐体開閉安全装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、高地の気圧環境を平地で実現するための低圧室に関するものである。 【背景技術】 【0002】 近年、高地環境における人の生理的意義の研究が盛んになってきている。ここで、高地とは、低酸素分圧環境を意味し、例えば平地で1気圧のとき高度1800m、2400mではそれぞれ0.80気圧、0.74気圧となる。そして、高地でトレーニングを続けると長距離種目やマラソンなどで好成績をあげている事実が伝えられている。また、日常的に運動しない人にとっても高地に滞在することにより心肺機能をはじめとする生理機能の順応力が起こり、平地と同じ生活負荷であれば高地の方が相対的に高くなり、酸素運搬機能などの向上により細胞内のエネルギー代謝の効率化が期待される。 【0003】 そこで、身体を鍛える運動を気圧利用をもって行うようにした運動用気密室(例えば、特許文献1参照)や、標高の高い土地で行う実際の高地トレーニングに代えて平地で高地訓練を可能とする減圧訓練施設(例えば、特許文献2参照)や、運動選手が長期滞在できる減圧施設(例えば、特許文献3参照)、さらに、地下又は半地下に設置された運動用大規模減圧訓練施設(例えば、特許文献4、5参照)がそれぞれ提案されているものの、これらは何れも運動することを前提とした大規模低圧室の構造に関するものである。 【0004】 さらにまた、疑似高地トレーニングを提案した減圧訓練施設(例えば、特許文献6参照)が提案されているものの、これらも運動することを前提とした大規模低圧室の構造に関するものである。 【特許文献1】 特公平02−42992号公報 【特許文献2】 特開平08−112373号公報 【特許文献3】 特開平11−336373号公報 【特許文献4】 特許第2919111号公報 【特許文献5】 特開2000−54666号公報 【特許文献6】 実開平02−118571号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 従来、アパートやマンションその他の狭小住宅の一角に低圧室を設置しようとすると、直方体形の低圧室は六面体の平面構成の筐体構造によらざるを得なかったが、このような六面体の平面構成による筐体構造では、各平面は耐圧力を確保するために平板の片側或いは両側にリブを縦横に配するリブ構造が不可欠となり、しかも大型で固定式である。従って、六面体の平面構成の筐体構造による低圧室の製作では、リブ材料の準備、リブ部溶接作業並びにリブ部塗装作業が不可欠となり、直方体形の低圧室は製作コスト縮減には限界があった。 【0006】 本発明は、筐体の外周端部に必要に応じて筐体フランジを有して内部に凹部を具えた対をなす筐体を向かい合せに配して構成することにより、従来の平面構成における平板リブを皆無にし、リブ材料の不要化、リブ部溶接作業の不要化、リブ部塗装の不要化を可能にした低コスト低圧室の筐体開閉時の安全装置を提供できるようにしたものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記課題を解決するため、請求項1の発明は、凹部を有した圧力容器用鏡板からなる2個の筐体(2)、(4)の該凹部を互いに対向させて筐体内部に居住空間(1)と座席(22)、(23)を設け、該筐体(2)、(4)の外周端部の突合せ部の間にパッキン(6)を配して開閉可能にして密着させる低圧室において、前記座席(22)、(23)にそれぞれ着席センサー(24a)、(24b)と前記座席(22)、(23)の両側にそれぞれ両手操作用押しボタンスイッチ(25a)、(25b)、(25c)、(25d)を設け、前記座席(22)、(23)に着席した全員が前記押しボタンスイッチ(25a)、(25b)、(25c)、(25d)を両手操作したときにのみ筐体(2)、(4)を閉じることができる二重安全装置を設けた低圧室の筐体開閉安全装置であることを特徴とする。 【0008】 請求項2の発明は、筐体(2)、(4)の開閉前並びに開閉中に、前記筐体(2)、(4)内部の居住空間(1)に設けたスピーカー(26)又はディスプレーテレビ(27)により、音声或いは映像又は両方の手段によって前記筐体(2)、(4)が開閉動作開始或いは開閉動作中であることを低圧室入室者にガイダンスする請求項1記載の低圧室の筐体開閉安全装置であることを特徴とする。 【発明の効果】 【0009】 本発明によって、低圧室入室者の安全を完全に確保でき、しかも、低圧室の登録商標「シャトルけあふ」というネーミングの如く、宇宙往還機に搭乗するという感覚的効果もあり商品価値がよりいっそう高まった。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 図1に本発明の実施形態を示した正面図を、図2に図1のA−A線方向の断面図を、図3に図1のB−B線方向の断面図をそれぞれ示す。 【実施例】 【0011】 凹部を有した圧力容器用鏡板からなる2個の筐体(2)、(4)の該凹部を互いに対向させて筐体内部に居住空間(1)と座席(22)、(23)を設け、該筐体(2)、(4)の外周端部の突合せ部の間にパッキン(6)を配して開閉可能にして密着させる低圧室において、前記座席(22)、(23)にそれぞれ着席センサー(24a)、(24b)と前記座席(22)、(23)の両側にそれぞれ両手操作用押しボタンスイッチ(25a)、(25b)、(25c)、(25d)を設け、前記座席(22)、(23)に着席した全員が前記押しボタンスイッチ(25a)、(25b)、(25c)、(25d)を両手操作したときにのみ筐体(2)、(4)を閉じることができる二重安全装置を設けた。 【0012】 他の実施形態について説明する。 筐体(2)、(4)の開閉前並びに開閉中に、前記筐体(2)、(4)内部の居住空間(1)に設けたスピーカー(26)又はディスプレーテレビ(27)により、音声或いは映像又は両方の手段によって前記筐体(2)、(4)が開閉動作開始或いは開閉動作中であることを低圧室入室者にガイダンスできるようにした。 【産業上の利用可能性】 【0013】 従来の低圧室は、該低圧室に入室するための気密扉が必要であったが、本発明の低圧室では筐体自体が開閉し、且つ、開閉するときの挟まれ事故防止のための安全装置が設けられているので、低圧室入室者は安全に該低圧室に入室することができるようになった。 【図面の簡単な説明】 【0014】 【図1】本発明の実施形態を示した正面図である。 【図2】図1のA−A線方向の断面図である。 【図3】図1のB−B線方向の断面図である。 【符号の説明】 【0015】 1 居住空間 2 筐体 3 筐体フランジ 4 筐体 5 筐体フランジ 6 パッキン 7 筐体支持金具 8 筐体支持金具 9 ガイドレール 10 ガイドレール 11 ガイドベアリング 12 ガイドベアリング 13 取付金具 14 架台 15 筐体開口部 16 フランジ 17 パッキン 18 透明窓板 19 ボルト 20 フランジ 21 床板 22 座席 23 座席 24a 着席センサー 24b 着席センサー 25a 両手操作ボタン 25b 両手操作ボタン 25c 両手操作ボタン 25d 両手操作ボタン 26 スピーカー 27 ディスプレーテレビ
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| 【出願人】 |
【識別番号】502071757 【氏名又は名称】山野邉 洋一郎
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| 【出願日】 |
平成18年7月23日(2006.7.23) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−23296(P2008−23296A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月7日(2008.2.7) |
| 【出願番号】 |
特願2006−222774(P2006−222774) |
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