| 【発明の名称】 |
足首訓練装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】中務 亜紀
【氏名】松村 吉浩
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| 【要約】 |
【課題】足関節の拘縮や循環不良の予防・改善とともに、外反母趾や内反小趾、更にハンマートゥ性外反母趾等の予防・改善が図れる足首訓練装置を提供することにある
【構成】足載せ板1は、中央よりやや後方の下面に設けた球状の凹部1cに上部を嵌めた球体2を介してベース台7上に載置される。ベース台7は、上面に球体2の下部を回転自在に嵌める凹部7aを設けてある。足載せ板1は前後部位1a、1bに分かれ、両部位1a、1bはヒンジ部3で互いを回転自在に枢支してある。また前部位1aの上面には足指To間に介在して足指To間を拡開させる風船状の4つの突出部4を設けてある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 使用者が足を載せて搭乗する足載せ板と、該足載せ板を底屈方向と背屈方向とに少なくとも動作させる第1の機構部と、足載せ板に載せた使用者の足指の間を拡開させる拡開手段とを備えていることを特徴とする足首訓練装置。 【請求項2】 前記足載せ板には、足指の屈曲・伸展させる第2の機構部を付設していることを特徴とする請求項1記載の足首訓練装置。 【請求項3】 前記第1の機構部は、前記足載せ板に使用者が加える力により受動的に動作するとともに、前記力に抗する負荷を有することを特徴とする請求項1又は2記載の足首訓練装置。 【請求項4】 前記第1の機構部を駆動する駆動手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の足首訓練装置。 【請求項5】 前記使用者の体の傾き又は足の運動を検知する検知手段と、該検知手段の出力に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項4記載の足首訓練装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、加齢による足首の背屈力の低下や足関節の膠着を防ぐための足首訓練装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 高齢になると、足首の背屈力の低下や足関節の拘縮(膠着)により歩幅が減少し、歩行速度が低下することは知られている通りである。また、足首の背屈角度が小さくなると、つま先を上げることができなくなって、躓き易くなるが、これによる転倒を防ぐため、摺り足歩行と呼ばれる歩行になるといわれている。 【0003】 このような加齢による足首の背屈力の低下や足関節の膠着を防ぐために足関節を他動運動することによって足関節の拘縮や循環不良を予防・改善する装置が従来提供されている(例えば、特許文献1)。 【特許文献1】特開2005−237762公報(段落番号0006、図1) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 上述の特許文献1の装置は、患者である使用者の足関節の拘縮や循環不良の予防・改善することができるものの、足指についてのトラブルの予防・改善に対しては配慮されておらず、足首の訓練を含めて足全般についてのトラブルの予防・改善も図れる装置が希求されていた。 【0005】 本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、足関節の拘縮や循環不良の予防・改善とともに、外反母趾や内反小趾、更にハンマートゥ性外反母趾等の予防・改善が図れる足首訓練装置を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、使用者が足を載せて搭乗する足載せ板と、該足載せ板を底屈方向と背屈方向とに少なくとも動作させる第1の機構部と、足載せ板に載せた使用者の足指の間を拡開させる拡開手段とを備えていることを特徴とする。 【0007】 請求項1の発明によれば、使用者の足を載せた足載せ板が底屈方向、背屈方向に第1の機構部により動くことで、使用者の足関節の拘縮や循環不良の予防・改善が図れる訓練が行え、しかも拡開手段で足指の間を拡開させることができるので、足指の柔軟性を高めて外反母趾や内反小趾、更にハンマートゥ性外反母趾等の予防・改善も1台の装置で行える。 【0008】 請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記足載せ板には、足指の屈曲・伸展させる第2の機構部を付設していることを特徴とする。 【0009】 請求項2の発明によれば、請求項1の作用効果に加えて、足指の屈曲・伸展運動も同時に行える。 【0010】 請求項3の発明では、請求項1又は請求項2の発明において、前記第1の機構部は、前記足載せ板に使用者が加える力により受動的に動作するとともに、使用者に対して前記足載せ板を通じて負荷を与えることを特徴とする。 【0011】 請求項3の発明によれば、使用者の自己運動により、足首の底屈・背屈運動の訓練が行える。 【0012】 請求項4の発明では、請求項1又は2の発明において、前記第1の機構部を駆動する駆動手段を備えていることを特徴とする。 【0013】 請求項4の発明によれば、自己運動が難しい使用者にとっても、底屈・背屈運動の訓練ができて、足関節の拘縮や循環不良の改善が図れる。 【0014】 請求項5の発明では、請求項4の発明において、前記使用者の体の傾き又は足の運動を検知する検知手段と、該検知手段の出力に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段を備えていることを特徴とする。 【0015】 請求項5の発明によれば、使用者に無理な力が加わらないように駆動手段を制御して適切な他動運動が可能となる。 【発明の効果】 【0016】 本発明は、使用者の足を載せた足載せ板が底屈方向、背屈方向に第1の機構部により動くことで、使用者の足関節の拘縮や循環不良の予防・改善が図れる訓練が行え、しかも拡開手段で足指の間を拡開させることができるので、足指の柔軟性を高めて外反母趾や内反小趾、更にハンマートゥ性外反母趾等の予防・改善も1台の装置で行えるという効果がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 以下本発明を実施形態により説明する。 (実施形態1) 本実施形態の足首訓練装置は、図1に示すように、使用者の足Ftを上面に載せる左右両側の足載せ板1を備えるとともに、各足載せ板1には、足載せ板1の中央よりやや後方の下面に設けた球状の凹部1cに上部を嵌めて足載せ板1を動かすための第1の機構部を構成する球体(又は半球体)2と、載せられた足Ftの足指Toの付け根付近を境として分けている足載せ板1の前後部位1a、1bを互いに回転自在に枢支する第2の機構部を構成するヒンジ部3と、前部位1aの上面に設け、使用者M(図2において簡略に示している)の足Ftの足指To間に介在して足指To間を拡開させる風船状の4つの突出部4と、足載せ板1に載せた使用者の足Ftの甲部分と、足指Toの基部付近を足載せ板1に固定するためのバンド5a、5bとを備えている。 【0018】 球体2の下部は図2(a)〜(c)に示すように床面に置かれるベース台7に設けた略半球状の凹部7aに回転自在に嵌めるようになっている。 【0019】 またヒンジ部3は、バネ等による付勢手段が備わり、足載せ板1の前部位1aに下向きの力が加わらない状態では、前部位1aが後部位1bと同一平面となるように保持している。 【0020】 また風船状の突出部4内に空気を出し入れすることで、足指Toの内転・外転運動を行うための空気吸排部6を具備している。 【0021】 この空気吸排部6は例えば小型の電動ポンプと排気弁とで構成し、加圧した空気を送ることで突出部4を膨張させて足指To間を拡げ、また足指To間を狭める方向に突出部4の加圧よりも大きな力が足指Toに加えられると排気弁から排気されて突出部4が縮まるようになっている。 【0022】 ここで、足関節の運動としては、図3(a)に示すように足首の関節を足底側に曲げる底屈運動及び、関節を足の甲側に曲げる背屈運動と、図3(b)に示すように足の中央線から内側に動かす内転及び外側に動かす外転の各運動と、図3(c)に示すように外がえし(回内)、内がえし(回外)があるが、本実施形態の足首訓練装置はこれらの運動を可能としたものである。 【0023】 而して本実施形態の足首訓練装置を用いて足首訓練を行う場合、まず図2(a)に示すようにベース台7上に球体2を介して配置した左右の足載せ板1に使用者Mは夫々に対応する足Ftを載せ、図1(a)に示すようにバンド5a、5bで足載せ板1に夫々固定するとともに、図1(e)に示すように足指To間に突出部4を挟み込む。 【0024】 この状態で使用者Mは図2(a)に示すように起立姿勢を取った上で、左右の足載せ板1、1に交互に力を加えることで、左右交互に底屈・背屈運動や、回内・回外運動、内転・外転運動の訓練が行える。 【0025】 つまり、図1(a)に示すように球体2を中心として足載せ板1を矢印aに示すように水平方向で左右に回転させるように足Ftを動かすことで、回内・回外運動が行える。 【0026】 また図1(b)に示すように球体2を中心として足載せ板1を矢印bに示すように垂直方向で左右に回転させるように足Ftを動かすことで、外転・内転運動が行える。更に図1(c)に示すように球体2を中心として足載せ板1を矢印cで示すように垂直方向で前後方向に回転させるように足Ftを動かすことで、底屈・背屈運動が行える。 【0027】 また、更に図1(d)に示すように背屈状態で足先に力を入れたり、緩めることで、ヒンジ部3を中心として上下方向に足載せ板1の前部位1aを回転させ、これにより足指Toを屈曲・伸展させる訓練も行えることになる。 【0028】 尚上述の運動時において、球体2は、使用者Mが足載せ板1に加える力によって受動的に動くことになるが、ベース台7の凹部7aとの摩擦によって使用者Mに力に応じた負荷を与えるようになっている。 【0029】 更に上述の運動と同時に図1(e)に示す突出部4内の空気の吸排気によって足指Toの内転・外転運動を同時に行うこともできる。 【0030】 上述のように起立姿勢で訓練を行う場合、使用者Mの上半身の安定を図るために、周囲に手摺りを設置し、使用者Mはこの手摺りを把持しながら訓練するようにしても良い。 【0031】 また図2(c)に示すように椅子Cに座って座位姿勢にて訓練すれば、脚に体重がかからず、使用者Mの負担を低減できる。特に膝痛等の疾患を持っている使用者も無理なく訓練することができ、膝痛を軽減する効果も期待できる。 【0032】 以上のように本実施形態の足首訓練装置を用いれば、使用者Mの自己運動によって足関節の拘縮や循環不良の予防・改善や、靴により拘束されていた足指の柔軟性を高めるストレッチ効果により、外反母趾や内反小趾、更にハンマートゥ性外反母趾等の予防や改善も図れることになる。 【0033】 尚足指To間を拡開する手段としては、上述のように空気の出入りによって膨張したり縮む突出部4以外に、足指Toが閉じないように一定の位置に固定するような手段であっても足指の柔軟性を高める効果がある。つまり例えば足載せ板1に突出させた突起部でも良く、また各足指Toが各別に嵌って各足指To間を拡開させる凹部を足載せ板1に形成しても良い。 【0034】 また本実施形態の足首訓練装置全体(或いは足載せ板1)を図4に示すように容器8内に入れ、該容器8内にお湯や、蒸気を入れることで温熱効果を得る要にしても良い。この場合、温熱効果により、血行を促進することで、足Ftがリラックスして関節が柔らかくなり、そのためストレッチや訓練がより効果的に行えることになる。 【0035】 この場合足載せ板1に角質を削るためのヤスリ(図示せず)のようなものを備えておけば、お湯や蒸気で柔らかくなった足Ftの角質を除去することができる。特に足裏のかかと部や、足指Toの付け根にヤスリを取り付けることが好ましい。 【0036】 ヤスリは足載せ板1に固定し、使用者Mが足を擦りつけて用いるようにしても良いが、駆動部を設けて回転運動するようにすれば、使用者Mに負担をかけることなく楽に角質除去が行える。 【0037】 尚また、本実施形態の足踏み板1は使用者Mが加える力により受動的に動く構成であるが、電動機構等によって駆動するようにすれば、使用者Mは他動的な訓練も行えることになる。 【0038】 (実施形態2) ところで、実施形態1ではベース台7上に球体2を介して足載せ板1を支持させ、球体2を中心として上述のように足載せ板1を動かすことができるようにしたものあるが、本実施形態は図5に示すように各足載せ板1に対応したベース台7をバネ等の付勢手段(図示せず)により上向きに付勢された駆動体9上に設置し、使用者Mが左右の足載せ板1に交互に下向きの力(この場合使用者の体重)をかけることで、左右の足載せ板1を上下に動かせるようにした点に特徴がある。駆動体9、9は本実施形態の装置本体10の上面から出没自在に設けられたもので、装置本体10内に付勢手段により上向きに付勢され、付勢力を越える下向きの力が加わると下方に移動し、付勢力が下向きの力よりも大きい場合には上方へ移動するようになっている。 【0039】 而して本実施形態では、上述の実施形態1での運動以外に足踏み運動をも行え、膝関節・股関節をはじめとする全身の訓練ができることになる。 【0040】 また、本実施形態の場合、図6に示すように足載せ板1上に角度センサ11aを設けて使用者Mの足Ftの姿勢を検出し、更に、球体2又は足載せ板1にロードセル11bを取り付けて使用者Mが発揮している力を検出し、これら角度センサ11a及びロードセル11bの検出データから使用者Mの運動状態や身体状態(筋力の程度や関節可動域)を演算部12で分析し、使用者Mの状況や目的にあった訓練メニューを表示器やプリンタなど出力部13を通じて提案する機能を備えても良い。 【0041】 また足載せ板1の球体2を動かす他動用の駆動機構部14を設け、これら角度センサ11aやロードセル11bの検出データから、駆動機構部14を演算部12に設けた制御機能によって制御して使用者Mに無理な力が加わらない適切な他動訓練が行えるようにしても良い。 【図面の簡単な説明】 【0042】 【図1】実施形態1の使用状態を示し、(a)は足載せ板に足を固定した状態の上面図、(b)は正面図、(c)及び(d)は側面図、(e)は足載せ板に足を固定した状態の一部省略せる拡大上面図である。 【図2】実施液体1の訓練例の説明図である。 【図3】実施形態1を用いて行う足首の運動説明図である。 【図4】実施形態1の別の使用例の説明図である。 【図5】実施形態2の訓練状態を示す概略図である。 【図6】実施形態2に用いる回路構成図である。 【符号の説明】 【0043】 1 足載せ板 1a 前部位 1b 後部位 1c 凹部 2 球体 3 ヒンジ部 4 突出部 5a,5b バンド 6 空気吸排部 7 ベース台 7a 凹部 Ft 足 To 足指
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月25日(2006.7.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清
【識別番号】100085604 【弁理士】 【氏名又は名称】森 厚夫
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| 【公開番号】 |
特開2008−23258(P2008−23258A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月7日(2008.2.7) |
| 【出願番号】 |
特願2006−202374(P2006−202374) |
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