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【発明の名称】 ゴルフ等のスウィングフォームのチェクと解析を行うプログラム
【発明者】 【氏名】久 保 克 巳

【氏名】小林 匡 治

【要約】 【課題】現在広く普及している汎用コンピュータを使用して、ゴルファー等が自宅で、自己のスイングフォームのチェックと解析を行うことが出来るプログラムを実現することが求められている。

【構成】本発明は、動画記録装置から出力されるストリーミングデータを画像ファイルとして保存し、パーソナルコンピュータの表示画面にスイングプレーラインを設定して、指定された複数の画像を静止画像及び又はコマ送り画像としてスイングプレーラインと共に表示画面に表示させることによりゴルフ等のスウィングフォームのチェクと解析が行えるようにした汎用コンピュータで使用できるプログラムを実現したものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
汎用のDVカメラ等の動画記録装置が接続された汎用のパーソナルコンピュータに使用するためのプログラムで、
動画記録装置から出力されるストリーミングデータを抜き出しメモリに保持する手段、
メモリに保持されたストリーミングデータのショットを中心にしてショット開始時から終了時までの画像ストリームから連続静止画を取得して画像ファイルとして保存する手段、
画像ファイルより再生する静止画の枚数と表示時間間隔と表示倍率指定してパーソナルコンピュータの表示画面に再生する手段、
画像ファイルを再生しているパーソナルコンピュータの表示画面にスイングプレーラインを設定する手段、
とを具備し、指定された複数の画像を静止画像又はコマ送り画像としてスイングプレーラインと共に汎用のパーソナルコンピュータの表示画面に表示させることによりゴルフ等のスウィングフォームのチェクと解析を行うようにしたことを特徴とするゴルフ等のスウィングフォームのチェクと解析を行うプログラム。
【請求項2】
汎用のDVカメラ等の動画記録装置が接続された汎用のパーソナルコンピュータに使用するためのプログラムで、
動画記録装置から出力されるストリーミングデータを抜き出し画像ストリームと音声ストリームのデータを分離し画像メモリと音声メモリに保持する手段、
音声メモリの音声ストリームのデータからゴルフのショット音を検出する手段、
画像メモリに保持されたストリーミングデータから音声ストリームのデータのショット音が検出された前後の画像ストリームから連続静止画を取得して画像ファイルとして保存する手段、
画像ファイルより再生する静止画のデータを指定して呼び出す表示インデックス手段、
表示インデックス手段に画像データを呼び出す間隔を設定する呼出間隔の設定手段、
表示する画像データの倍率を設定する表示倍率設定手段、
画像ファイルを再生している汎用のパーソナルコンピュータの表示画面にスイングプレーラインを設定する手段、
とを具備し、指定された画像を静止画像及び又はコマ送り画像としてスイングプレーラインと共に汎用のパーソナルコンピュータの表示画面に表示させることによりゴルフ等のスウィングフォームのチェクと解析を行うことを特徴とするゴルフ等のスウィングフォームのチェクと解析を行うプログラム。
【請求項3】
汎用のDVカメラ等の動画記録装置が接続された汎用のパーソナルコンピュータに使用するためのプログラムで、
動画記録装置から出力されるストリーミングデータを抜き出しメモリに保持する手段、
メモリに保持されたストリーミングデータからショットを中心にしてショット開始時から終了時までの画像ストリームから連続静止画を取得して画像ファイルとして保存する手段、
画像ファイルより、任意の画像を指定してパーソナルコンピュータの表示画面に再生する表示インデックス手段、
表示インデックスにより指定された各画像データの中の頭の位置等の追跡させたい指定部位を設定するGUI手段、
各画像データの中GUIで設定された画像データ中の各位置をつなげることで、トラッキング(軌跡)データを作成する手段、
表示画面にトラッキング(軌跡)データを表示する手段、
とを具備し、各画像データの中GUIで設定された画像データ中の位置のトラッキング(軌跡)を静止画像及び又はコマ送り画像としてスイングプレーラインと共に汎用のパーソナルコンピュータの表示画面に表示させることを特徴とするゴルフ等のスウィングフォームのチェクと解析を行うプログラム。
【請求項4】
汎用のDVカメラ等の動画記録装置が接続された汎用のパーソナルコンピュータに使用するためのプログラムで、
動画記録装置から出力されるストリーミングデータを抜き出しメモリに保持する手段、
メモリに保持されたストリーミングデータからショットを中心にしてショット開始時から終了時までの画像ストリームから連続静止画を取得して画像ファイルとして保存する手段、
画像ファイルより、任意の画像を指定してパーソナルコンピュータの表示画面に再生する表示インデックス手段、
表示インデックスにより指定された各画像データの中の頭の位置等の追跡させたい指定部位を設定するGUI手段、
各画像データに対してGUI手段により指定された指定部位の位置を測定するために行う一致度の計算処理手段、
一致度の計算処理手段により算出された各画像データの指定部位の位置の中心の移動軌跡を自動的つなげることで、トラッキング(軌跡)データを作成する手段、
表示画面にトラッキング(軌跡)データを表示する手段、
とを具備し、各画像データの中GUIで設定された画像データ中の位置のトラッキング(軌跡)を静止画像及び又はコマ送り画像としてスイングプレーラインと共に汎用のパーソナルコンピュータの表示画面に表示させることを特徴とするゴルフ等のスウィングフォームのチェクと解析を行うプログラム。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4において、メモリに保持されたストリーミングデータからショットを中心にしてショット開始時から終了時までの画像ストリームから連続静止画を取得して画像ファイルとして保存するために、
マイクロフォンの検出した音声ストリームから、所定の時間間隔の切り取った音声データを数値データの形で配列へ格納し、その配列の平均をとって、時系列音声データバッファへ追加する手段、
時系列音声データバッファはFIFO型バッファを用いることで、直近データのみが常に格納される。
時系列音声データバッファから、最近の時間平均をメディアン法を用いて取得して、その値からの差分値がある一定以上あった場合に、ショット音と認識するようにした手段、
によりショット音を検出して
メモリに保持されたストリーミングデータからショット音を中心にしてショット開始時から終了時までの画像ストリームから連続静止画を取得して画像ファイルとして保存するようにしたことを特徴とするゴルフ等のスウィングフォームのチェクと解析を行うプログラム。
【請求項6】
請求項4において、各画像データに対してGUI手段により指定された指定部位の位置を測定するために行う一致度の計算処理手段として、SSDA法、正規化相関値法、等の評価値を用いることを特徴とするゴルフ等のスウィングフォームのチェクと解析を行うプログラム

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルファー等が自宅のパソコンを用いて、ゴルフ等のスウィング連続画像を作成・保存して、スウィング連続画像より自己のフォームのチェックと解析を行うプログラムに関するものである。
本発明のゴルフ等のスウィングフォームのチェク解析を行うプログラムは、例えばゴルフスイング等ショットを伴う動作のフォームのショットの瞬間に対し、その前をも含む所定の複数の時間関係を有する複数の時点におけるフォーム画像と設定されたスイングプレーラインをディスプレイに表示して自己のスイングフォームのチェックと解析を容易に行うことを可能にしたものである。
【背景技術】
【0002】
ゴルフ等のスポーツにおいてはプレー中の一連の動きを把握して正しいスイングフォームを身に付けることが非常に重要である。このため、初心者は専門の指導者について自己のフォームのチェックを受けながら正しいスイングフォームを身に付ける努力をすることにより技術の向上を図ることが広く行われている。
多くのゴルファー等は自身のスイングをチェックするためにビデオカメラ、ビデオテープレコーダ及びCRTディスプレイを使用し、ビデオカメラでスイングを撮影し、それをビデオカメラで再生し、ディスプレイに再生するようにし自己のフォームを客観的に観ることによりフォームの修正を行うようにしている。
又、ショットを伴う動作のフォームを撮影しフォームのチェックを行うための各種のスイングチェッカー装置も実用化されている。
【0003】
【特許文献1】特許公開2005−270534号公報,
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ビデオカメラで取った映像によりスイングの一連の動きを把握するために自分のスイングを確認する時、その個所をみつけ静止画で再生するのは非常に時間がかかるだけでなく、そのスウィングフォームが正しいものであるかどうかのチェクと解析を自分で行うことは困難である。又、映像そのものを時系列に長期に保存することは非常にコストが掛かる等の問題があった。
又、従来のビデオスイングチェッカーは、装置が大がかりであり、大型になるために、持ち運びが困難なためにゴルフ練習場などに固定的に設置して使用されているので実際にラウンドを回っているときのスイングを解析することは出来なかった。又、従来のビデオスイングチェッカーは、装置が高価になるという欠点があり、しかも、操作がかなり煩雑という問題もあり、個人がこのような装置を購入して使用することは行われていない。
このような問題点を解決するために、現在広く普及している汎用コンピュータを使用して、ゴルファー等が自宅で、自己のスイングフォームのチェックと解析を行うことが出来るプログラムを実現することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記の問題を解決するために開発されたもので、
動画記録装置から出力されるストリーミングデータを抜き出し画像メモリに保持する手段、画像メモリに保持されたストリーミングデータのショット時前後の画像ストリームから連続静止画を取得して画像ファイルとして保存する手段、画像ファイルより、静止画の枚数と表示時間間隔と表示倍率指定して汎用のパーソナルコンピュータの表示画面に再生する手段、画像ファイルを再生している汎用のパーソナルコンピュータの表示画面にスイングプレーラインを設定する手段、とを具備し、指定された複数の画像を静止画像及び又はコマ送り画像としてスイングプレーラインと共に汎用のパーソナルコンピュータの表示画面に表示させることによりゴルフ等のスウィングフォームのチェクと解析が行えるようにした汎用コンピュータで使用できるプログラムを実現したものである。
本発明のゴルフ等のスウィングフォームのチェク解析を行うプログラムは、DVカメラ等の動画記録装置が接続された汎用のパーソナルコンピュータで使用出来るので、大規模な設備投資を必要とせずにゴルファーが自宅のパソコンを用いて、ゴルフ等のスウィング連続画像を作成・保存・閲覧でき、また、スウィング連続画像を解析することが可能になる。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、現在広く普及している汎用コンピュータを使用して、ショットの瞬間の前をも含む所定の複数の時間関係を有する複数の時点における複数のフォーム画像を静止画像又はコマ送り画像としてディスプレイに表示させることが出来るので、ショットの瞬間を基準時点として、その前をも含むそれと所定の時間関係のフォーム画像がディスプレイ上に表示されるので、ゴルファー等が自宅で、自己のスイングフォームのチェックと解析を行うことが出来る。
又、ゴルフスイングのショット前後の連続画面を自動的に静止画として抽出し管理出来るので、自分でのスイングの確認だけでなく、インターネットを利用した遠隔地間でのスイング指導サービスやゴルフコンペにおけるインターネットアルバムサービスなど多種多様の利用が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説明する。
図1は、本発明のゴルフ等のスウィングフォームのチェク解析を行うプログラムが使用される環境を説明するための図である。
図1において、DVは、DVカメラ等の汎用動画記録装置である。汎用動画記録装置DVは、シャッター速度が1/1000〜1/2000秒程度の高速に設定され、周囲の明るさが変化しても安定した画像を撮像し出力するようにレンズ絞が適正露光を保持するように設定されている。又、音声信号検出用のマイクロフォンを備えていおり、ショット音を有効に検出する。
PCは汎用のパーソナルコンピュータである。LNは、汎用動画記録装置DVを汎用のパーソナルコンピュータPCに接続するためのデジタルラインで、USBやIEE1394規格のケーブルが使用される。
本発明のゴルフ等のスウィングフォームのチェク解析を行うプログラムは図1に示すような環境の汎用のパーソナルコンピュータPCにインストールして使用されるもので、汎用動画記録装置をパーソナルコンピュータに接続して、動画ストリームと音声ストリームを取得し、これを処理することによりショットの瞬間の前をも含む所定の複数の時間関係を有する任意の時点におけるフォーム画像を静止画像又はコマ送り画像としてディスプレイに表示させることにより、ゴルファー等が汎用のパーソナルコンピュータにより自己のスイングフォームのチェックと解析を行うことが出来るようにたものである。
【0008】
図2は、本発明のゴルフ等のスウィングフォームのチェク解析を行うプログラムの中の動画ストリームを取得するプログラムの処理フローを説明したフローチャートの実施例を示したもので、図3は動画ストリームを取得するプログラムの動画の数のパラメータ設定ファイルを示したものである。
動画ストリームを取得するプログラムは図2に示すような、Step1からStep10により実行される。
(Step1)で、汎用コンピュータPCを起動し、
(Step2)で、動画記録装置DVを接続する。
(Step3)で汎用コンピュータPCのOSが動画記録装置DVを認識しているか確認し、ディスプレイに動画像を表示する状態に設定する。
(Step4)で、汎用コンピュータPCの静止画取り込みアプリケーション起動)し、
(Step5)で、動画記録装置DVのストリームデータを取得し、
(Step6)で、ストリームデータから、動画ストリームと音声ストリームを分離)する。
【0009】
(Step7)で、画像データをFIFO型バッファのメモリに格納(画像リスト前半部)蓄積する。
この時のFIFO型バッファに蓄積される画像リスト前半部の画像データの枚数は図3に示したパラメータ設定ファイルにより、例えば 前半=60 と設定される。
(Step8)で、ショット音が認識(ユーザー手動スイッチでも可とする)されると
(Step9)で、画像リスト後半部をFIFO型バッファのメモリに格納蓄積する。
この時のFIFO型バッファのメモリに格納蓄積される画像リスト後半部の画像データの枚数は図3に示したパラメータ設定ファイルにより、例えば 後半=30 と設定される。
(Step10)で、FIFO型バッファに蓄積された画像リスト前半部と後半部を指定フォルダに画像ファイルとして保存する。
以上のステップにより動画ストリームの取得が終了する。
【0010】
Step8のショット音認識処理の方法は、
音声ストリームから、ある時間間隔の切り取った音声データを数値データの形で配列へ格納し、その配列の平均をとって、時系列音声データバッファへ追加する。
時系列音声データバッファはFIFO型バッファを用いることで、直近データのみが常に格納される。時系列音声データバッファから、最近の時間平均をメディアン法を用いて取得して、その値からの差分値がある一定以上あった場合に、ショット音と認識するようにしたアルゴリズムにより実行される。
例えば、参照データ数=2 に該当する個数の連続データの相加平均が、時間平均に対して、例えば 閾値=22000 を超えたときショット音と認識する。
ここで、時間平均でメディアン法を用いるのは、突発性雑音に影響されないためである。また、直近データの平均からの差分値を用いることで、風などの環境音があってもショット音を認識できる。
動画ストリームを取得するプログラムでは、図3に示すように、ショット音の前後に取得する動画ストリームの数がパラメータ設定ファイルにより任意に設定出来る。
尚、画像リストをFIFO型バッファりメモリ上に格納蓄積する方法は、必ずしもショット音を使用する必要はなく、手動で画像ファイルリストの保存を設定することも可能である。
【0011】
図4は、図2の処理フローによりFIFO型バッファでメモリ上に格納された動画ストリームの画像データと音声信号の関係を示した図である。
図4において、(a)は、FIFO型バッファのメモリ上の動画ストリームを示し、(b)は音声ストリームを示している。
図4の(a)に示すように、FIFO型バッファのフォルダーには音声信号のショット音認識時の前と後の画像ファイルリストを保存されている。音声信号のショット音認識時の以前の画像ファイルは、スウィングの開始時点からショットまでの画像データであり、音声信号のショット音認識時の以後の画像ファイルは、ショット以後のスウィングの終了時点までの画像データである。
【0012】
図5は、図4の(a)に示したFIFO型バッファに蓄積された動画ストリームの画像データを使用してスウィング連続画像動画の表示を行うプログラムの処理フローを説明したフローチャートの実施例を示したものである。
スウィング連続画像動画表示プログラムは複数枚画像を指定して、読み込む機能、動画表示ボタンを押して指定時間間隔で連続表示を行う機能、画像の表示倍率を指定する機能、指定した瞬間の画像を表示する機能、スウィングプレーンラインを引く機能の各種の機能を持っている。
図5において、1は、図4に示した動画ストリームの画像データのリスト構造体で、2は図4に示した動画ストリームの各画像データを示している。
3は連続表示スイッチで、これがセットされることにより画像データを呼び出す表示インデックスを更新し連続表動作を行う。
4は、画像データを呼び出す間隔を設定するタイマー呼出間隔の設定機構である。 5は、タイマーによるインデックス更新機能で、連続表示スイッチ3がセットされるとタイマー呼出間隔4で設定されたタイミングで画像データを呼び出す表示インデックスを更新する。
【0013】
6は、表示する画像データを呼び出す表示インデックスて゛ある。7は、表示する画像データの倍率を設定する表示倍率設定機構、 8は画像データ上にスイングプレーンラインを指定するスイングプレーンラインGUIである。9は画像データ上表示されるスイングプレーンライン座標である。10はパーソナルコンピュータの表示画面である。

図2の処理フローによりFIFO型バッファでメモリ上に格納された図4の(a)に示す動画ストリームの画像データから連続画像ファイルを複数枚指定してメモリ上へ読み込み、1のリスト構造体に登録する。画像データ2は、このリスト構造体が管理する。
現在、画面に表示される画像は、1のリストの中の1枚であるが、そのインデックスを6の表示インデックス変数で指定する。
【0014】
動画表示を行う場合は、4のタイマーの設定によって、ある時間間隔ごとに、5のインデックス更新の操作を呼び出し、表示インデックスを増加させる。このようにして、表示する画像が切り替わり、指定速度における動画表示が可能となる。3の連続表示スイッチは、5のインデックス更新の操作をタイマー時間間隔ごとに呼び出すかどうかを決めるスイッチであり、これがOFFのときは呼び出さない。
画像表示を行う際は、7の表示倍率を指定して、任意の大きさに拡大したり縮小して表示することが可能である。
動画表示を行いながら、9のスイングプレーンラインをオーバーレイ表示を行う。ライン指定方法は、8のスイングプレーンライン指定GUI により、マウスで2点を指定して、描く座標位置を決めることができる。
動画表示を行いながら、9の軌跡データオーバーレイ表示によりスイングプレーンラインの軌跡データのオーバーレイ表示を行う。
【0015】
図6は、図5のスウィング連続画像動画の表示を行うプログラムにより実行されるパーソナルコンピュータの表示画面上のスウィング連続画像の表示状態を示したものである。
スウィング連続画像の表示画面では、表示画面上の設定ボタンA,B,C,D,Eにより、
A:複数枚画像を指定して、読み込む設定
B:動画表示ボタンを押すことで、指定時間間隔で連続表示を行う設定
C:画像は表示倍率を指定できる設定
D:指定した瞬間の画像を表示する設定
E:スウィングプレーンラインを引く設定(緑の線で表示)
を行うことができる。
【0016】
図6のスウィング連続画像動画表示画面に示すように、図5のスウィング連続画像動画の表示を行うプログラムによりパーソナルコンピュータの表示画面上に、指定した複数枚画像を時間順にコマ送りで表示することが出来るので、刻々変化する自己のフォームをコマ送り画像によってのチェックをすることが出来るだけでなく、表示画面の画像上に任意のスイングプレーンラインを引くことにより、自己のフォームの測定をすることが出来る。
例えば、スイングプレーンラインを後方連続画像のを右肘とボールのなす角度に引くことにより、スイングプレーン角度の測定が出来る。又、スイングプレーンラインを進入角度とフォロー角度に対応して引くことにより、ドローとフェードの測定が出来る。
ゴルフスイングを解析するためには、スイング中の頭、腰等のぶれや、クラブヘットのスイング軌跡のトラッキングを追跡表示することが出来れば有効である。
本発明では、図4に示した動画ストリームの画像データの頭、腰、クラブヘット等の任意に指定し、その軌跡のトラッキングを追跡表示する機能について以下に説明する。
【0017】
図7は、トラッキング位置ユーザー指定、表示機能の処理フローを説明したフローチャートの実施例を示したものである。
トラッキング位置ユーザー指定、表示機能は、ゴルフクラブの軌道を表示するために、1枚1枚、ユーザーインターフェースを用いて手動により頭の位置等の画像データ中の追跡させたい頭、腰等のぶれや、クラブヘットが指定可能で、かつ、指定したデータをすべてのスウィング連続画像上で表示できる機能である。
図7において、1は、図4に示した動画ストリームの画像データリストで、2は図4に示した動画ストリームの各画像データを示している。
11は、表示する画像データを指定する表示インデックス、
12は表示インデックスにより指定された画像データの表示である。
13は頭の位置等の画像データ中の追跡させたい指定部位をマウス等で設定するGUI、 14はGUIで設定された画像データ中の追跡させたい部位の位置である。
15は、GUIで設定された画像データ中の位置をつなげることで、トラッキング(軌跡)データを作成する機能を示している。
【0018】
図4の(a)に示す動画ストリームの画像データから連続画像ファイルを複数枚指定してメモリ上へ読み込み、1のリストに登録する。画像データ2は、このリストが管理する。データ構造として、1枚の画像データに対して、1つの位置データが保持される。この位置データが追跡結果としての位置を示す。この位置データをすべてつなげることで、軌跡データを作成できる。
例えば、ゴルフクラブの軌道を表示するためには、1枚1枚の画像データに対して、ゴルフクラブの位置データを、13の指定部位をマウス等のGUIにより手動によりゴルフクラブの位置等の画像データ中の追跡させたい指定位置を指定する。各画像データの指定位置はデータ構造として、1枚の画像データに対して、1つの位置データが保持される。この位置データが追跡結果としての位置を示す。この位置データをすべてつなげることで、軌跡データを作成できる。この軌跡データを連続画像上で表示することにより、指定位置、例えばゴルフクラブの軌跡を連続的に表示することが出来る。
【0019】
図8はトラッキング位置自動計測、表示機能の処理フローのプログラムを説明したフローチャートの実施例を示したものである。
図8は図7の実施例で、ユーザーインターフェースを用いて手動によりゴルフクラブ等の画像データ中の追跡させたい指定部位を指定していた作業を自動化したものである。
トラッキング位置自動計測、表示機能は画像を1枚指定して、スウィング中の頭の軌跡、クラブスウィングの軌跡等の指定部位の軌跡を追跡するために、スウィング連続画像の中から、1枚を選び、追跡させたい部位の領域を矩形等で指定することで、スウィング連続画像の中の指定した領域の中心の移動軌跡を自動的に計測して表示するようにしたものである。
図8において、1は、図4に示した動画ストリームの画像データリストで、2は図4に示した動画ストリームの各画像データを示している。
21は、追跡させたい頭、腰等の局所領域の位置を画像データ中に設定するGUI、 22は画像データ中の追跡させたい部位の領域のテンプレートデータである。
23は、各画像データ2に対して指定部位の位置を測定するために行う一致度の計算処理である。24は、一致度の計算処理の結果算出された最適な位置 の評価値である。
25は、24の計算結果を画像データごとに持たせて、その位置をつなげることで、トラッキング(軌跡)データを作成する機能を示している。
【0020】
図4の(a)に示す動画ストリームの画像データから連続画像ファイルを複数枚指定してメモリ上へ読み込み、1のリストに登録する。画像データ2は、このリストが管理する。GUI21により、画像データ2の1つの画像に対して追跡したい局所領域(頭、腰、クラブ)を指定して、これをテンプレートデータ22として登録する。
画像データ2の連続する各画像に対してテンプレートデータ22と一致している位置を、コンピュータによって自動的に計測する。
一致度を測るための計算方法を以下に示す。
領域の一致度を評価する手段として、SSDA法、正規化相関値法、等の評価値を用いることが出来る。
SSDA法では、次の評価値の計算を行う。
【0021】
【数1】


最も一致した場合の評価値は0、一致しない場合は大きな数になる。
正規化相関法では、次の評価値の計算を行う。(最も一致した場合の評価値は1、一致しない場合はマイナスの値になる)
【数2】


最も一致した場合の評価値は1、一致しない場合はマイナスの値になる。
【0022】
画像データ2の各画像に対してテンプレートデータ22と一致している位置を、コンピュータによって自動的に計測した結果、データ構造として、1枚の画像データに対して、1つの位置データが保持される。この位置データが追跡結果としての位置を示し、この位置データをすべてつなげることで、軌跡データを作成できる。
この軌跡データを連続画像上で表示することにより、指定位置の軌跡を連続的に表示することが出来る。
図9は、図7又は図8により求められたゴルフヘットの軌跡データを連続画像上で表示した例を示したものである。
図9に示すように、スイング中の頭、腰、クラブヘット等の任意の位置の軌跡のトラッキングが表示できるので、スイング中の頭、腰等のぶれや、フルスイングの解析を容易に行うことが可能になった。
【0023】
以上の説明より明らかなように、本発明により、現在広く普及している汎用コンピュータを使用して、ショットの瞬間の前をも含む所定の複数の時間関係を有する複数の時点における複数のフォーム画像を静止画像又はコマ送り画像としてディスプレイに表示させることが出来るので、ショットの瞬間を基準時点として、その前をも含むそれと所定の時間関係のフォーム画像がディスプレイで表示されるので、ゴルファー等が自宅で、自己のスイングフォームのチェックと解析を行うことが出来る。
又、ゴルフスイングのショット前後の連続画面を自動的に静止画として抽出し管理出来るので、自分でのスイング確認だけでなく、インターネットを利用した遠隔地間でのスイング指導サービスやゴルフコンペにおけるインターネットアルバムサービスなど多種多様の利用が可能となる。

【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明はゴルフ業界、汎用コンピュータ、インターネット等の各種の産業で利用可能である。

【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明のゴルフ等のスウィングフォームのチェク解析を行うプログラムが使用される環境を説明するための図である。
【図2】本発明のゴルフ等のスウィングフォームのチェク解析を行うプログラムの中の動画ストリームを取得するプログラムの処理フローを説明したフローチャートの実施例を示したもので、
【図3】動画ストリームを取得するプログラムの取得する動画の数のパラメータ設定ファイルを示したものである。。
【図4】図2の処理フローによりFIFO型バッファでメモリ上に格納された動画ストリームの画像データと音声信号の関係を示した図である。
【図5】スウィング連続画像動画の表示を行うプログラムの処理フローを説明したフローチャートの実施例を示したものである。
【図6】パーソナルコンピュータの表示画面上のスウィング連続画像の表示状態を示したものである。
【図7】トラッキング位置ユーザー指定、表示機能の処理フローを説明したフローチャートの実施例を示したものである。
【図8】トラッキング位置自動計測、表示機能の処理フローのプログラムを説明したフローチャートの実施例を示したものである。
【図9】ゴルフヘットの軌跡データを連続画像上で表示した例を示したものである。
【符号の説明】
【0026】
DV・・・DVカメラ等の汎用動画記録装置
PC・・・汎用のパーソナルコンピュータ
LN・・・デジタルライン
A・・・複数枚画像を指定して、読み込む設定
B・・・動画表示ボタンを押すことで、指定時間間隔で連続表示を行う設定
C・・・画像は表示倍率を指定できる設定
D・・・指定した瞬間の画像を表示する設定
E・・・スウィングプレーンラインを引く設定
1・・・動画ストリームの画像データのリスト
2・・・動画ストリームの各画像データ
3・・・連続表示スイッチ
4・・・画像データを呼び出す間隔を設定するタイマー呼出間隔の設定機構
5・・・タイマーによるインデックス更新機能
6・・・表示する画像データを呼び出す表示インデックス
7・・・表示する画像データの倍率を設定する表示倍率設定機構
8・・・画像データ上にスイングプレーンラインを指定するスイングプレーンラインGUI。9・・・画像データ上表示されるスイングプレーンライン座標
10・・・パーソナルコンピュータの表示画面で
11・・・表示する画像データを指定する表示インデックス
12・・・表示インデックスにより指定された画像データの表示
13・・・画像データ中の追跡させたい指定部位をマウス等で設定するGUI
14・・・GUIで設定された画像データ中の追跡させたい部位の位置
15・・・トラッキング(軌跡)データを作成する機能
21・・・追跡させたい頭、腰等の局所領域の位置を画像データ中に設定するGUI
22・・・画像データ中の追跡させたい部位の領域のテンプレートデータ
23・・・指定部位の位置を測定するために行う一致度の計算処理
24・・・一致度の計算処理の結果算出された最適な位置
25・・・トラッキング(軌跡)データを作成する機能

【出願人】 【識別番号】506249646
【氏名又は名称】株式会社 ケーシー・エンタープライズ
【識別番号】398047054
【氏名又は名称】株式会社カイ
【出願日】 平成18年7月20日(2006.7.20)
【代理人】 【識別番号】100066924
【弁理士】
【氏名又は名称】小沢 信助


【公開番号】 特開2008−23036(P2008−23036A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−198247(P2006−198247)